JP2021194042A - エアセル制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアセルを制御するときに、利用者が所望するエアセルの制御を容易に切り替えることが可能なエアセル制御装置を提供すること。【解決手段】複数のセルを膨縮させることにより体位変換の制御を行う制御部1000を有するエアセル制御装置であって、前記複数のセルのそれぞれに対応するスイッチと、前記制御部は、前記スイッチが選択された場合には、選択されたスイッチに対応するセルの動作を切り替える。【選択図】図6

Description

本開示は、エアセル制御装置に関する。
エアマットレスにおいて、利用者の体位を変換する体位変換用のエアセルを有するマットレスが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、スタッフや利用者がベッド装置や、マットレスを操作するための操作装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2017−42454号公報 特表2015−520002号公報
本開示の目的の1つは、エアセルを制御するときに、利用者が所望するエアセルの制御を容易に切り替えることが可能なエアセル制御装置を提供することである。
本開示のエアセル制御装置は、複数のセルを膨縮させることにより体位変換の制御を行う制御部を有するエアセル制御装置であって、前記複数のセルのそれぞれに対応するスイッチと、前記制御部は、前記スイッチが選択された場合には、選択されたスイッチに対応するセルの動作を切り替えることを特徴とする。
本開示のマットレスによれば、エアセルを制御するときに、利用者が所望するエアセルの制御を容易に切り替えることが可能となる。
本実施形態におけるシステムの概要を示す図である。 本実施形態におけるベッド装置のボトムの構成を示す図である。 本実施形態におけるマットレスの構成を示す図である。 本実施形態におけるエアセルの構成を示す図である。 本実施形態におけるサブセルの構成を示す図である。 本実施形態における機能構成を示す図である。 本実施形態における操作装置を説明するための図である。 本実施形態における制御パターンを説明するための図である。 本実施形態における操作装置を説明するための図である。 本実施形態における操作装置を説明するための図である。 本実施形態における操作アプリケーションの一例を示す図である。 マットレスの構成の別の状態を示す図である。 マットレスの構成の別の状態を示す図である。
以下、図面を参照して本開示を実施するための一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本開示を説明するための一例であり、特許請求の範囲に記載した発明の技術的範囲が、以下の記載に限定されるものではない。
従来から、複数のエアセルから構成されているエアマットレスのうち、体位変換用のエアセル(サブセル)を備えたエアマットレスがある。
体位変換用のエアセルは、動作モードに応じて膨縮動作を繰り返すことにより、利用者の体位変換を行う。しかし、動作モードに応じて膨縮するサブセルは決まっており、任意のサブセルを切り替えるということはできなかった。
例えば、利用者は、疼痛があるために体位変換用セル(サブセル)のうち1箇所を膨らませたくない場合であっても、その箇所の体位変換用セル(サブセル)だけ制御を切り替えるといったことはできなかった。
また、利用者は、操作装置のスイッチを押して動作パターンを切り替える場合、今までの操作装置は、直感的に操作できるものがなかった。具体的には、利用者は操作装置で体位変換用セルの動作を切り替えようとすると、複雑の操作をする必要があり、操作回数が多くなってしまう。また、利用者は、複雑な操作をすることで、誤操作も多くなってしまうおそれがあった。
このような課題を解決するためマットレス等について、以下詳細な実施形態に基づいて説明する。なお、以下の実施形態は、本開示の一例であり、当該内容に発明が限定されるものではない。
[1.全体の構成]
図1は、本実施形態におけるベッドシステム1を模式的に説明する図である。ベッドシステム1は、図1(a)に示すように、ベッド装置であるベッド本体20にマットレス10が載置されている。
なお、マットレス10は、本実施形態ではエアセルで構成されたエアマットレスである。マットレス10は、エアマットレス以外にも、例えば、ウレタンマットレスであってもよいし、ウレタンとエアセルとを組み合わせたハイブリッド型のマットレスであってもよい。また、マットレス10は、ポリエステル繊維構造体、ゲル、スプリングなどの寝具に使われる弾性体であってもよい。
ベッドシステム1は、利用者Pが利用する。例えば、ベッド本体20(マットレス10)に横たわったときに、図1(a)の左側が頭側、右側が足側となる。また、利用者Pは、標準的なサイズを想定すれば、利用者Pの背中が背ボトムの位置となり、利用者の腰が湾曲ボトムや、腰ボトムの位置となる。具体的には、標準的な利用者の場合、大転子の位置が、マットレス10(ベッド本体20)の足側端部から概ね980mmの位置になる。
ここで、利用者は、ベッドシステムを利用するもののうち、例えばベッド装置(マットレス)を実際に利用する者をいう。例えば、利用者は、病院や施設に入院する患者、要介護者や、家庭においてベッド装置(マットレス)に横たわる者をいう。
また、本実施形態において、スタッフと言った場合は、利用者をサポートする者をいう。例えば、スタッフは、病院における医師、看護師や、施設における介護スタッフ、家庭における利用者の家族等を含むものである。
また、本実施形態において、操作者といった場合は、ベッドシステムを操作する者をいう。操作者は主にスタッフであるが、利用者が操作する場合は操作者に利用者が含まれる。
一般的なベッド本体20のサイズとしては、標準的な利用者(身長140〜170cm程度)を想定し、短手である幅方向が910mm、長手である長さ方向が1910mmである。ベッド本体のサイズは、実施形態を説明するための一例であり、例えばより小さいミニサイズ(ベッド本体の長さ方向が1800mm)や、より大きいロングサイズ(例えば、ベッド本体の長さが2050mm)といったサイズであってもよい。また、ベッド本体20のサイズが変われば、利用者の位置も相対的に変化する。
ベッド本体20や、マットレス10の大きさに応じて、利用者の部位の場所(位置)が変化する。ベッド本体20(マットレス10)の大きさが変化した場合の利用者の位置は、当業者であれば本開示の内容に基づいて容易に理解することが可能である。
また、本実施形態における利用者の体位は、利用者の位置と、利用者の姿勢を含むものである。利用者の位置は、マットレス10における位置(寝位置)である。利用者の姿勢は、利用者がマットレス10において寝ているときの姿勢(寝姿勢)をいう。また、体位は、例えば端座位や長座位といった寝ていないときの姿勢を含んでもよい。
[2.ベッド本体の構成]
ベッド本体20の構成について、図1及び図2を参照して説明する。
ベッド本体20は、上からボトム22と、上部フレーム24と、下部フレーム26とを備えており、上部フレーム24と、下部フレーム26との間に昇降機構28を有している。
ボトム22は、図1(b)に示すように、利用者がベッド本体20に横臥したときの頭側から足側にかけて、背ボトム22a(back section)と、腰ボトム(seat section)として湾曲ボトム22bと、膝ボトム22c(upper leg section)と、足ボトム22d(lower leg section)とを有している。ここで、ボトム22の各ボトムは、それぞれ単体又は連動して回動可能である。
なお、湾曲ボトム22bは、背ボトム22aの上昇と共に、ボトムが湾曲することで利用者を支持することができる。また、湾曲ボトム22bは、背ボトム22aの上昇/下降とともに、湾曲しながら伸縮する仕組みであってもよい。なお、湾曲ボトムは、出願人がキューマラインボトム(キューマボトム)として、製品化しているものである。
また、一例として、背ボトム22aの長さ(ベッド本体20の長手方向に水平の長さ)は、約640mm、湾曲ボトム22bの長さは約340mm、膝ボトム22cの長さは375mm、足ボトム22dの長さは約555mである。
各ボトムは、例えば駆動装置(アクチュエータ)が接続されている。ボトム22は、駆動装置が動作することで、回動可能となっている。なお、ボトム22は、各ボトムに駆動装置を接続しなくても、例えばリンク機構を利用することで、1つの駆動装置で複数のボトムを動作させることが可能である。また、ボトム22は、隣接するボトムを連結することで、連動して動作する。
また、ベッド本体20は、各ボトムを回動することで、背上げ動作、膝上げ動作、足下げ動作といった動きを実現する。また、ベッド本体20は、背上げ動作と、膝上げ動作(足下げ動作)とを連動してもよい。
図1(b)に示すように、ベッド本体20は、背ボトム22aが湾曲ボトム22b側を中心側として回動して上昇することで、背上げ動作を実現する。このとき、背ボトム22aが上がった角度α(水平から背ボトム22aが持ち上がった角度α)を背上げ角度αという。
また、背ボトム22aが上昇すると、湾曲ボトム22bは背ボトム22aと連動して湾曲する。湾曲ボトム22bは、湾曲することにより、利用者の腰に添う形状となり、利用者を支持することができる。背ボトム22aと、湾曲ボトム22bとは、例えばお互いの連結部により連結している。
また、ベッド本体20は、膝ボトム22cを湾曲ボトム22b側の端部を中心に回動することで、膝上げ動作を実現する。このとき、膝ボトム22cが上がった角度β(水平から膝ボトム22c上がった角度β)を膝上げ角度βという。
なお、足ボトム22dは、膝ボトム22cの動きと連動してもよい。この場合、膝上げ角度の代わりに足上げ角度(足下げ角度)を利用してもよい。
なお、図1(c)に示すように、ベッド本体20は、湾曲ボトム22bの代わりに腰ボトム22eにより構成されてもよい。この場合、一例として、背ボトム22aの長さは約785mm、腰ボトム22eの長さは約195mmとなる。腰ボトム22eは、一般的に回動せず、利用者の腰部(臀部)を支持している。
ボトム22は、上部フレーム24により支持されている。上部フレーム24は、ボトム22を支持する形状であればよい。また、下部フレーム26は、ボトム22を支持する上部フレーム24を支持する形状であればよい。
昇降機構28は、上部フレーム24の高さを調整するものであり、ベッド本体20の高さを調整する。ここで、ベッド本体20の高さは一般的には設置されている面(地上面)から上部フレーム24までの高さ(床高)をいう。なお、ベッド本体20の高さとしては、地上面からボトム22までの高さであってもよい。
昇降機構28は、例えば、リンク機構や、アクチュエータとった駆動装置(駆動機構)により実現する。
図2は、ベッド本体20の動作を説明する図である。ベッド本体20は、各ボトムを駆動するための駆動部を有している。
背ボトム駆動部32は、背ボトム22aを上昇させることができる。例えば、背ボトム駆動部32は、アクチュエータであり、アクチュエータのロッド先端にリンク機構を介して背ボトム22aを接続する。
膝ボトム駆動部34は、膝ボトム22cを上昇させることができる。例えば、膝ボトム駆動部34は、アクチュエータであり、アクチュエータのロッド先端にリンク機構を介して膝ボトム22cを接続する。
また、各駆動部は、駆動制御部40と接続している。駆動制御部40は、背ボトム駆動部32、膝ボトム駆動部34を制御するボトム制御部42と、高さ駆動部36を制御する高さ制御部44として機能する。
ボトム制御部42は、背ボトム駆動部32を制御することにより、背上げ機能を実現し、背ボトム22aを上昇させる。具体的には、ボトム制御部42は、背ボトム駆動部32の一例であるアクチュエータのロッドを進出させる。背ボトム駆動部32は、アクチュエータのロッドが進出したことにより、リンク機構を介して駆動力を背ボトム22aに加える。背ボトム22aは、駆動力が加わったことにより、背ボトム22aの頭側を支点として回動し、足側が上昇する。
このとき、背ボトム22aに連結されている湾曲ボトム22bも併せて上昇する。例えば、湾曲ボトム22bの一端側が背ボトム22aと連結し、他端側が上部フレーム24に連結している。また、湾曲ボトム22bは湾曲可能であり、背ボトム22aの上昇と共に湾曲しつつ背ボトム22a側の端部が上昇してもよい。また、湾曲ボトム22bは伸縮可能に構成されてもよい。
ボトム制御部42は、膝ボトム駆動部34を制御することにより、膝上げ機能を実現し、膝ボトム22cを上昇させる。具体的には、ボトム制御部42は、膝ボトム駆動部34の一例であるアクチュエータのロッドを進出させる。膝ボトム駆動部34は、アクチュエータのロッドが進出したことにより、リンク機構を介して駆動力を膝ボトム22cに加える。膝ボトム22cは、駆動力が加わったことにより、膝ボトム22cの湾曲ボトム22b側を支点として回動し、足ボトム22d側が上昇する。
このとき、足ボトム22dが、膝ボトム22cと連動して回動してもよい。例えば、足ボトム22dが、膝ボトム22cとリンク機構を介して接続している場合、膝ボトム22cの足ボトム22d側が上昇することで、足ボトム22dの膝ボトム22c側の一端が上昇する。足ボトム22dは、一端が上昇することで、ベッド本体20の足側にある他端が下降する。このとき、足ボトム22dの他端は、上部フレーム24より下に下降するが、上部フレーム24に連結してもよい。
また、高さ制御部44は、高さ駆動部36を制御することにより、ベッド本体20の上昇、下降の機能を実現し、上部フレーム24を高くしたり低くしたりすることができる。
例えば、高さ駆動部36は、上部フレーム24と、下部フレーム26との間に設けられている。そして、高さ駆動部36の一例としてアクチュエータの一端を下部フレーム26に設ける。そして、高さ駆動部36は、アクチュエータのロッドが進出することで、リンク機構を介して上部フレーム24が押し上げられて上昇する。これにより、ベッド本体20の床高が上昇する。
なお、駆動制御部40により、各駆動部に対して上述した動作と逆の動作をする制御を行えば、逆の動作となる。すなわち、駆動部は、アクチュエータのロッドを退入させることで、背下げ動作、膝下げ動作、床高の下降といった動作を行う。
[3.マットレスの構成]
マットレス10の構成について説明する。図3は、マットレス10の構成を模式的に示した分解図である。
マットレス10は、全体がカバー(トップカバー100及びボトムカバー102)で覆われている。トップカバー100及びボトムカバー102は着脱可能に構成されている。なお、トップカバー100と、ボトムカバー102とが一体に形成されていてもよい。
また、マットレス10のカバーの中は、上層からトップウレタン110と、メインセル120と、サブセル130と、ボトムクッション140とを含んでいる。
トップウレタン110は、エアセルの上に載置されるものであり、例えば、ウレタンシートにより構成されている。また、トップウレタン110と、側地であるトップカバー100の間にグライドシート115を設けている。グライドシート115は、摩擦抵抗が低くなる素材であり、トップカバー100と、トップウレタン110とを滑り易くするために設けられる。なお、グライドシート115は必要に応じて設ければよい。
メインセル120は、複数のエアセルが集まったエアセル群により構成されている。メインセル120は、送風チューブ(不図示)を介してポンプ180と接続している。メインセル120は、本体セルと表すこともある。
ポンプ180は、エアセルそれぞれに接続されている。例えば、ポンプ180は、メインセル120を構成するセルを1又は複数の系統(グループ)にわけ、送風チューブを接続する。そして、ポンプ180からメインセル120に給気することで、メインセル120を膨張させる。また、ポンプ180とメインセル120の間にも設けられている弁を解放したり、強制的に排気したりすることで、メインセル120から排気し、メインセル120を収縮させることができる。
すなわち、ポンプ180は、通常通り空気を吐出することでエアセルに給気することができる。また、ポンプ180は負圧による吸引する動作も行うことができる。すなわち、ポンプ180を負圧に切り替えることで、エアセルから空気を強制的に吸引することができる。
また、ポンプは、マットレス10におけるポンプ収納区画に収納されてもよい。例えば、図3では、マットレス10の隅部近傍にポンプを収容するための区画104が設けられている。なお、区画104は、ポンプカバーが設けられている。このように、ポンプ部が、マットレス10の中の一区画に設けられていることから、マットレス10として一体感がある状態にすることができる。
なお、ポンプ180は、マットレス10とは別に構成してもよい。この場合、マットレス10にポンプ180を収納する区間を有さなくてもよい。
また、ポンプ180は、制御装置と併せてポンプユニット182と構成されてもよい。ポンプユニット182は、ポンプ180、ポンプ180を制御する制御装置、動作に必要な情報やプログラムを記憶する記憶装置を含んでいる。例えば、ポンプユニット182に含まれる制御装置は、操作装置から入力された信号に応じて、ポンプ180の動作を制御することができる。
ここで、制御装置は、単なるCPUのような制御部だけでなく、他の制御する装置を含めてもよい。例えば、制御装置は、ポンプ180がダイヤフラムポンプや電磁ポンプである場合、当該ポンプを制御する電磁バルブや、それらを制御する駆動回路、ドライバ回路等が含まれてもよい。
また、制御装置に操作信号を出力する操作装置200(操作パネル)が接続されていてもよい。
なお、ポンプ180を制御する制御装置は、何れかにあればよい。本実施形態では、ポンプユニット182として、ポンプと一体に構成されているが、例えば操作装置200が制御装置の機能を有していてもよい。
サブセル130は、利用者の体位を変換したり、利用者の身体を支持したりするために利用されるエアセルである。サブセル130は、サポートセル、体位変換用セル、SFセルと表すこともある。サブセル130は、本実施形態では、メインセル120の下に配置されるが、メインセル120の上に配置されてもよいし、ボトムクッション140の下に配置されてもよい。サブセル130は、例えば、ベッド長手方向に沿って複数配置される。例えば、利用者の左右対象の位置に配置されてもよい。
ボトムクッション140は、メインセル120の下に配置される支持部材である。例えば、ウレタン、硬綿等の部材によって構成される。このボトムクッション140には、利用者の寝位置等を検知するセンサ部150が設けられている。
センサ部150は、静電容量センサを利用したセンサである。センサ部150は、陽極152と、GND基板の入ったケースが貼り付けられたGNDシート156とを有している。GNDシート156は、グランド(GND)電極として機能してもよい。
また、陽極152をボトムクッション140の上に配置するために、センサカバー154を設けている。例えば、センサカバー154は、陽極152を収納可能な形状、例えば、ポケットを有している。そして、陽極152をセンサカバー154のポケットに収納することで、陽極152の位置決めが行われる。
なお、センサカバー154は、陽極152をボトムクッション140(又はボトムクッションのカバ−)に固定するための防水カバーである。なお、陽極152の位置を決められればよいため、例えば他の方法で陽極152を固定してもよい。例えば、ボトムクッション140に陽極152を固定する部材や、凹みを形成してもよい。また、ボトムクッション140と陽極152とが動かないように一体に形成してもよい。
また、陽極152は、基板の入った部材であり、本開示では長円形のケースに格納されている。そして、陽極152は、裏側(設置したときに下側であるボトムクッション140に接する側)に導電シートを貼り付けて構成されている。
陽極152は、他の形状であってもよい。例えば、陽極152は、円形や、楕円形、矩形(長方形、正方形)、多角形といった何れかの形状であればよい。また、陽極152は、裏側に導電シートを設けている。なお、導電シートは、陽極152の裏側全体を覆うように構成してもよいし、陽極152の一部を覆うように構成してもよい。
また、陽極152と、GNDシート156とは、ボトムクッション140を挟んでいる。ここで、GNDシート156は、全体又は一部が導電シートにより機能する。すなわち、GNDシート156は全体が導電シートとして機能する素材(例えば、導電性インクが印刷されたシートや導電性繊維からなるシート)で構成されてもよい。また、GNDシート156は、何らかで構成されたシートの一部に導電シートが貼り付けられたり、埋め込まれたりしてもよい。
ここで、利用者がマットレス10の上に載ると、ボトムクッション140が変形することで、陽極152と、GNDシート156との距離が変化し、静電容量が変化する。この静電容量が変化したことを、後述する判定部1010が取得することで、利用者の体位や、位置を取得することができる。
なお、センサ部150に容易にアクセスできるように、ボトムカバー102は、センサ部150用の開口部(例えば、ファスナーを設けた開口部)を有していてもよい。
また、陽極152は、例えば利用者の臀部近傍になるように配置してもよい。すなわち、腰ボトム22eの上や、湾曲ボトム22bの足側近傍の位置に配置してもよい。また、本実施形態では、陽極152は左右2つに設けているが、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
[4.セルの構成]
[4.1 メインセルとサブセルの構成]
つづいて、各セル(メインセル120、サブセル130)の構成について図4を参照して説明する。
メインセル120は、1又は複数の系統に分かれてポンプ180に送風チューブを介して接続する。例えば、図4では、メインセル120は、系統A〜系統Cに分かれてポンプ180と接続する。具体的には、セル120Aは、送風チューブ184を介してポンプ180から空気が給気及び/又は排気される。そして、セル120Aは、系統Aに接続されており、他の系統Aのセルと同じように圧力が変化する。
ポンプ180は、例えば切替弁によって給排気する系統を切り替えることができる。ポンプ180は、系統毎に順次切り替えて空気を給気、排気してもよいし、各系統を連通して空気を全体に給気、排気してもよい。また、ポンプ180から、系統毎に送風チューブを接続してもよいし、全てのエアセルに別の送風チューブを接続してもよい。
また、図4では、系統をA〜Cと3系統に分けているが、他の系統に分けてもよい。複数の系統に分けることが好ましい。また、一部の領域を別の系統としてもよい。例えば、ポンプ180は、利用者Pの頭側だけ、足側だけ別系統として空気を給排気してもよい。また、メインセル120は、全て同一系統で構成されてもよい。
サブセル130は、利用者Pの上半身(肩)を中心にサポートする上側サブセル130Sと、利用者Pの下半身(腰や大腿部)を中心にサポートする下側サブセル130Wを含んでいる。
また、サブセル130は、利用者Pの左右に配置される。上側サブセル130Sは、利用者が仰臥位のときの左側に位置する上側左サブセル130SLと、上側右サブセル130SRとを含んでいる。また、下側サブセル130Wは、利用者が仰臥位のときの左側に位置する下側左サブセル130WLと、下側右サブセル130WRとを含んでいる。
そして、サブセル130は、メインセル120とは、別系統でポンプ180に接続されている。例えば、上側左サブセル130SLに給排気する系統SSL、下側左サブセル130WLに給排気する系統SWL、上側右サブセル130SRに給排気する系統SSR、下側右サブセル130WRに給排気する系統SWRを有している。ポンプ180は、サブセル130にそれぞれ送風チューブを接続してもよいし、切替弁により給気、排気するサブセル130を切り替えてもよい。
なお、サブセル130の系統は、他の系統として構成してもよい。例えば、サブセル130は、上側左サブセル130SLと、下側右サブセル130WRといった対角にあるサブセルを同系統としてもよい。また、サブセル130は、上側左サブセル130SLと、下側左サブセル130WLといった左右の同じ側にあるサブセルを同系統としてもよい。
また、ポンプ180は、各系統に給排気する系統毎に別の送風チューブを接続し、それぞれ別に給排気してもよいし、切替弁を利用して切り替えて給排気してもよい。また、ポンプ180は、送風チューブと切替弁とを組み合わせて接続してもよい。
また、ポンプ180は、1つのポンプで構成されてもよいし、複数のポンプで構成されてもよい。
[4.2 サブセルの位置]
図5は、サブセル130と、ボトム22と、メインセルとの位置を説明するための図である。図5は、マットレス10を上面視した図である。上半身側に配置された上側サブセル130S(上側左サブセル130SL、上側右サブセル130SR)は、主に背ボトム22aから湾曲ボトム22bに亘って配置される。また、下半身側に配置された下側サブセル130W(下側左サブセル130WL、下側右サブセル130WR)は、湾曲ボトム22b、膝ボトム22c、足ボトム22dに亘って配置される。
ここで、上半身側に配置されるサブセル130(上側左サブセル130SL、上側右サブセル130SR)は、サブセル130が有する外側のR形状(図7では、マットレス10の中心よりに位置する側)が、利用者の腰椎の両脇から肩甲骨外側縁に向かって沿うようにV字型に配置される。すなわち、マットレス10(ベッド本体20)を平面視したときに、マットレス10の中心部から、マットレスの外側(頭側の隅部)に向けて斜めになるように配置され、V字状となる。
ここで、利用者の腰椎の両脇から肩甲骨にかけての範囲は、ベッド本体20の幅方向が910mmの場合、好ましくは背ボトム22aの長手方向25%、短手方向中心から12%〜45%の範囲となる。
具体的には、図5において、利用者の大転子の位置M01は足側端部から980mmと想定した場合、利用者の肩甲骨の位置M02は、大転子から465mmとなる。したがって、サブセル130のR形状(凸形状)は、以下の範囲(矩形領域M06)に含まれることが好ましい。
・一辺を肩甲骨位置M02から背ボトム22aの湾曲ボトム22b側の端部まで長さ(約160mm)
・他辺をマットレス10の中心から12%(中心から約59mm(M03からM04の長さ))の位置から45%の位置の長さ(約148mm(M04からM05の長さ))
また、湾曲ボトム22bではなく、腰ボトム22eを備えたベッド本体20に設置する場合、腰椎の両脇から肩甲骨にかけての範囲を、好ましくは背ボトム22aの長手方向40%、短手方向の中心から12%〜45%とする。
この場合、背ボトムの肩甲骨位置M02から背ボトム22aの腰ボトム22e側の端部まで長さは、約320mmとなる。
また、下側サブセル130Wは、利用者の臀部近傍に配置されることが好ましい。下側サブセル130Wは、利用者の腰、臀部、大腿部に亘って利用者に接することとなる。下側サブセル130Wの凹部(位置M07)が、概ね湾曲ボトム22b(又は腰ボトム)から膝ボトム22cにかけての位置になるように配置される。このように、凹部(位置M07)は、利用者の臀部近傍に位置するように配置されることが好ましい。
[5.機能構成]
図6は、ベッドシステム1(マットレス10)の機能構成を示す図である。図6(a)で示す機能は、マットレス10を制御する機能を説明するものであり、マットレス10を制御する制御装置により実現される。なお、図6(a)で示す機能は、ベッド本体20と、マットレス10とが連携されている場合は、ベッド本体20の制御装置で実現してもよい。
制御部1000は、マットレス10の全体を制御するための機能部である。制御部1000は、記憶部1300に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば1又は複数の演算装置(例えば、CPU(Central Processing Unit))により構成される。
また、制御部1000は、エアセルであるメインセル120や、サブセル130を制御することもできる。ここで、制御部1000がエアセルを制御するとは、エアセルの圧力を制御することをいう。また、エアセルの圧力が変化することにより、エアセルは膨張/収縮する。すなわち、制御部1000は、エアセルの大きさ(膨らみ)を制御することができる。
例えば、制御部1000が、ポンプ180を制御することで、各エアセルに空気を給気したり、排気したりする。これにより、制御部1000が、各エアセルの圧力を上昇させたり、低下させたりする制御のことをいう。また、制御部1000は、エアセルの圧力を低下させるときは、弁を解放することで排気してもよいし、ポンプ180を制御することで強制的に排気してもよい。
また、制御部1000は、記憶部1300からプログラムを読み出して実行することにより、判定部1010、体位変換部1020として機能してもよい。
判定部1010は、測定部1602により測定された情報や、検知部1600により検知した情報に基づき、利用者の状態を判定する。
判定部1010は、利用者の状態として、例えば利用者が在床しているか否か、利用者の位置(寝位置)、利用者の姿勢(寝姿勢)を含む利用者の体位を判定することができる。
例えば、判定部1010は、利用者が仰臥位、腹臥位、側臥位(右側臥位、左側臥位)であるかを判定してもよい。また、判定部1010は、利用者の寝位置がマットレスのどの位置にいるかを判定してもよい。また、判定部1010は、利用者の姿勢として座位(端座位、長座位)を判定してもよい。
更に、判定部1010は、マットレス上に利用者がいるか否か(利用者の有無)を判定する。すなわち、判定部1010は、利用者がマットレス10(ベッド本体20)に在床しているかを判定する。
体位変換部1020は、サブセル130を制御することにより、利用者の体位を変換する。例えば、図7のようにサブセル130が配置されている場合、下側右サブセル130WR→上側右サブセル130SR→上側左サブセル130SL→下側左サブセル130WLと、順次サブセルの膨張・収縮の制御を行う。このように、各サブセル130の膨縮を繰り返すことにより、小枕法による体位変換を行うことができる。
記憶部1300は、マットレス10の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部1300は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
記憶部1300は、制御テーブル1310を記憶してもよい。制御テーブル1310は、例えばサブセル130の膨縮するタイミングである制御パターンを記憶する。体位変換部1020は、制御テーブル1310に記憶してある制御パターンに基づいて、サブセル130の膨縮動作のタイミングを制御する。
操作部1400は、操作者からの操作入力を受け付ける。例えば、1又は複数の操作ボタンや操作スイッチを備えている操作用リモコンや、操作画面が表示可能な接続された端末装置(例えば、スマートフォンやタブレットといった情報処理装置、他の医療システムで利用される端末装置等)等である。なお、本実施形態では操作装置200であってもよい。
操作部1400は、マットレス10を操作することができるが、併せてベッド本体20を操作できてもよい。また、操作部1400は、ベッド本体20の操作部に、マットレス10の操作が可能な操作スイッチとして追加されてもよい。
ここで、操作スイッチは、ユーザが操作を入力可能なものであればよい。例えば、操作スイッチは、ボタンや、切替えスイッチといったハードウェアスイッチ(ハードウェアキー)で実現してもよい。また、操作スイッチは、表示部1500と一体に構成されたタッチパネルを利用し、ソフトウェアにより表示されるソフトウェアスイッチ(ソフトウェアキー)で実現してもよい。
表示部1500は、操作者にマットレスの状態や、操作の状態を表示する。表示部1500は、LEDランプや、7セグメントを利用したLED、液晶ディスプレイ、有機ELパネル等といった何れかの表示装置である。また、表示部1500は、端末装置が接続される場合は当該端末装置の表示装置を利用する。また、表示部1500は、操作部1400に設けられてもよいし、タッチ操作可能なタッチパネルとして、操作部1400と一体に構成されてもよい。
報知部1550は、利用者や操作者に報知を行う。報知部1550は、例えばスピーカ等によりアラーム音や、警告音を出力したり、表示部1500に警告表示を行ったり、振動装置により振動を行ったり、発光装置によりフラッシュを行ったりすることで、種々の報知を行う。
検知部1600は、種々の状態を検知するセンサである。例えば、検知部1600は、圧力センサによりエアセルの圧力を検知したり、角度センサによりマットレス10の状態からベッド本体20の状態を検知したりすることができる。各センサは、マットレス10に内蔵されてもよいし、外部に設けてもよい。また、ベッド本体20に設けられたセンサが検知した値を取得してもよい。本実施形態では、例えばセンサ部150である。
なお、図6(a)の構成は、その他に必要な機能を備えてもよい。例えば、他の端末装置と通信を行うための通信部を備えてもよい。また、必要に応じた構成だけを備えてもよい。例えば、マットレス10は、少なくとも制御部1000、記憶部1300を有していればよく、操作部1400、表示部1500、報知部1550、検知部1600は必要に応じて備えればよい。
また、図6(a)は、システム1(マットレス10)の全体を説明する図である。例えば、具体的な構成の一例を図6(b)に示す。図6(b)のマットレス10は、ポンプユニット182に制御装置と、ポンプ(図3のポンプ180)とを含んでいる。そして、制御装置は、ポンプ180を制御することで、エアセルに空気を吐出したり、エアセルから空気を吸気したりし、エアセルの圧力を制御する。
また、ポンプユニット182は、制御装置として制御部1000及び記憶部1300を有している。また、ポンプユニット182は、操作装置200と、検知部1600と接続する。
操作装置200は、操作装置200自体を制御する制御部2000と、操作部2100と、表示部2200と、報知部2300とを有している。操作装置200は、制御部1000に操作信号を出力する。また、操作装置200は、制御部1000から受信した信号に基づき、表示を行ったり、報知を行ったりする。
また、検知部1600は、例えばセンサ部150であり、必要に応じて追加することが可能である。
ポンプユニット182、操作装置200、検知部1600は、必要な情報が送受信される。例えば、操作装置に制御部1000や、記憶部1300を備えている場合は、操作装置200が、直接ポンプ180を制御してもよい。
また、操作装置の代わりに、スマートフォン等の端末装置で実現してもよい。端末装置が、操作装置200として実現するようなアプリケーションをインストールし、実行することで実現可能となる。同様に、他の構成もマットレスと、他の制御装置とどちらで実現してもよい。
また、ポンプユニット182は、ベッド本体20と接続してもよい。ベッド本体20と接続することにより、例えばボトムの制御を行ったり、ボトム角度を検出したりすることが可能となる。
なお、ポンプユニット182は、制御装置(制御部1000及び記憶部1300)が、ポンプ180の制御基板に一体として構成されてもよいし、ポンプ180と接続した別構成であってもよい
[6.操作装置の構成]
マットレス10に対する操作指示を行うための操作装置200の構成について図7を参照して説明する。なお、図7の操作装置200は、例えば図7における操作部1400に相当するものであり、制御部1000に対して操作信号を出力する。
操作装置200は、有線又は無線でマットレス10(制御部1000)に接続される。なお、操作装置200は、スマートフォンやタブレットといった端末装置にアプリケーションをインストールし、制御部1000と通信をすることにより、実現してもよい。
また、操作装置200は、表示部2200を備えている。表示部2200は、各種情報を表示することが可能なディスプレイで構成されているが、例えばLED等を利用したランプで実現されてもよい。表示部2200は、ユーザに各種情報を伝えることができる。表示部2200は、ユーザに各種情報を報知する報知手段の一例であり、その他にも音声出力装置や、振動装置等によって実現されてもよい。
また、操作装置200は記憶部2400を備えている。記憶部2400は、操作装置200が各処理を実現するときに実行するプログラムや、実行に必要なデータを記憶する。また、記憶部2400は、制御テーブル1310を記憶してもよい。
操作装置200は、各種操作スイッチを有している。以下、操作スイッチの動作について簡単に説明する。
・AUTOスイッチ202(第1操作スイッチ)
AUTOスイッチ202は、制御部1000に自動制御処理が実行可能な状態に設定をするスイッチである。ここで、実行可能な状態とは、制御部1000が、該当する処理(プログラム)を所定のタイミングで実行することができる状態になることである。例えば、制御部1000は、所定時間毎に定期的に当該処理を実行してもよい。また、制御部1000は、所定の条件、例えば、利用者の姿勢が所定の姿勢になっている、利用者の位置が所定の位置にいる(例えば、マットレスの端に位置する)、エアセルの圧力等のマットレスの状態(例えば、所定の閾値以上又は所定の閾値以下の状態)になっている場合に、当該処理が実行されてもよい。
制御部1000は、自動制御処理を実行可能な状態に設定すると、メインセル120の圧力を自動で調整することができる。例えば、制御部1000は、利用者の位置や、重さ、姿勢に応じて、各エアセルを自動で膨縮することで、エアセルの圧力を制御する。
・バックサポートスイッチ204(第2操作スイッチ)
バックサポートスイッチ204は、制御部1000にバックサポート処理を実行可能な状態に設定するスイッチである。バックサポート処理を実行可能な状態に設定されると、検知部1600は背角度が30度以上になったことを検知したときに、制御部1000に指示を出し、通常は体位変換を行う4つのサブセル130を上側サブセル130S、下側サブセル130Wの順番に同時に2個ずつ全て膨張させて、利用者の体幹を保持する。4つのサブセル130がすべて膨らむことで、利用者が背上げの姿勢において腰椎から肩甲骨にかけてと骨盤の周辺にサポート感が得られる。また、接触面積が増えることにより体圧分散性が向上し体圧値が約10%低減する。
・設定スイッチ206(第3操作スイッチ)
設定スイッチ206は、値を増減させたり、モードを切り替えたりするためのスイッチである。例えば、設定スイッチ206Uが選択されると、値が増加したり、エアセルの圧力が高くなったりする。また、設定スイッチ206Lが選択されると、値が減少したり、エアセルの圧力が低くなったりする。設定スイッチ206Uは、一般的な増加スイッチ、設定スイッチ206Lは、一般的な減少スイッチである。
・圧切替スイッチ210(第4操作スイッチ)
圧切替スイッチ210は、エアセル(メインセル120)の圧切替(Alternating Pressure(AP))の動作である圧切替動作を行うためのスイッチである。圧切替動作とは、制御部1000が、メインセルを系統ごとに大気圧近くまで排気し、数分間収縮状態を維持したのち再び給気して膨張させるという動作を所定の周期で繰り返すものである。ここで、制御部1000が繰り返す周期は、例えば1系統につき5分程度の周期で、3系統であれば15分程度の周期である。なお、本実施形態のエアセルの系統は3系統であるが、2系統や、4系統といった複数の系統であればよい。
例えば、ユーザが圧切替スイッチ210を選択することで、制御部1000は、メインセル120を系統ごとに順次膨縮させて圧切替を行う。圧切替により、利用者の身体に継続的にかかるエアセルの内圧を取り除くことができる。
・操作音スイッチ212(第5操作スイッチ)
操作音スイッチ212は、操作装置200の操作音の有無を切り替えたり、マットレス10の警告音を停止するためのスイッチである。
・除湿スイッチ214(第6操作スイッチ)
除湿スイッチ214は、制御部1000に除湿処理を実行させるスイッチである。除湿処理を実行すると、マットレス10の内部(トップカバー100及びボトムカバー102で覆われている部分)に制御部1000が定期的に空気を吐出することでマットレス10の内部に溜まった湿気をマットレス10の外部に排出する。なお、マットレス10は、定期的に空気を吐出するために別の換気用のチューブを設けてもよい。
・特定モードスイッチ220(第7操作スイッチ)
特定モードスイッチ220は、制御部1000に特定の処理を実行させるスイッチである。例えば、本実施形態では、しっかりモード処理を実行するためのスイッチ(しっかりモードスイッチ)である。なお、しっかりモードは、リハビリモードや、ハードモードとよばれることもあり、リハビリモードスイッチ、ハードモードスイッチと表してもよい。また、特定モードスイッチ220は、特定の処理を実行するトリガーとなるスイッチであり、他の処理を実行してもよい。
制御部1000は、しっかりモード処理を実行すると、メインセル120を高圧にし、マットレス10の内圧を高める。これにより、リハビリ動作、体位変換、端座位姿勢の安定、移乗等を行う場合にマットレス10が安定する。例えば、特定モードスイッチ220が選択されると、制御部1000は、全てのメインセル120を膨張状態とする制御を行う。具体的には、メインセル120のエアセルの圧力が最大(又は最大近傍や、利用者が安定する閾値以上の内圧)となるように、メインセル120を膨張させる。すなわち、制御部1000は、ポンプ180を制御し、ポンプ180に空気を吐出させることでメインセル120を所定の内圧又は内圧の最大近傍まで膨張させる。
・スモールフロースイッチ230(第8操作スイッチ、体位変換スイッチ)
スモールフロースイッチ230は、制御部1000に体位変換処理を実行させるスイッチである。体位変換処理が実行されると、制御部1000は、制御テーブル1310に基づいて、サブセル130の膨縮動作を順次繰り返す処理を実行する。
・サブセルスイッチ240(第9操作スイッチ)
サブセルスイッチ240は、サブセル130が膨縮動作を行うか否かを設定可能なスイッチである。具体的には、サブセルスイッチ240として、上側右サブセル130SRに対応するサブセルスイッチ240B、下側右サブセル130WRに対応するサブセルスイッチ240A、上側左サブセル130SLに対応するサブセルスイッチ240C、下側左サブセル130WLに対応するサブセルスイッチ240Dを設けている。なお、サブセル130WRをサブセルA、サブセル130SRをサブセルB、サブセル130SLをサブセルC、サブセル130WLをサブセルDという。
なお、操作装置200において、サブセルスイッチ240は、サブセルの位置と、設置される場所との対応が解るように配置されている。例えば、サブセルスイッチ240は、人体の各部位を示すための図と、各部位に配置されるサブセルを示している。
例えば、操作装置200は、上側サブセルに対応する位置のサブセルスイッチ240を、利用者の上半身を示す場所に配置している。例えば、上側右サブセル130SRに対応するサブセルスイッチ240Bは、人体を示す図において、人体の右肩部近傍を示す位置にある。これは、図5で示したように、上側右サブセル130SRは利用者の右上半身(右の肩胛骨〜肩辺り)に配置されているため、この上側右サブセル130SRの位置が、図7の操作装置200で示された図で表されている。
また、下側サブセルに対応する位置のサブセルスイッチ240を、利用者の下半身を示す場所に配置している。例えば、下側左サブセル130WLに対応するサブセルスイッチ240Dは、人体を示す図において、人体の左臀部(腰部)近傍を示す位置にある。これは、図5で示したように、下側左サブセル130WLは、利用者の左下半身(左の腰部、臀部〜大腿部辺り)に配置されているため、この下側左サブセル130WLの位置が、図7の操作装置200で示された図で表されている。
なお、図7の操作装置200における人体を示す図と、サブセルスイッチ240の位置は模式的な関係を示しているに過ぎない。したがって、サブセルスイッチ240の位置は、サブセル130が配置される概ねの位置を表せばよい。すなわち、利用者やスタッフ等は、操作装置200により、相対的に人体のどの位置のサブセルが動作するかを確認することができる。
[7.制御テーブル設定処理]
具体的に、操作装置200を利用した制御テーブル1310の設定処理について説明する。なお、制御テーブル1310は、ポンプユニット182の記憶部1300に記憶されているが、操作装置200の記憶部2400に記憶されてもよい。
[7.1 サブセルの動作のON/OFF]
利用者やスタッフは、操作装置200のサブセルスイッチ240を選択することで、サブセルの動作を選択することができる。例えば、サブセルスイッチ240Dが、体位変換部1020により体位変換処理を実行中(すなわち、サブセルA〜Dが全て膨縮動作を行っているとき)に選択される。このとき、制御部1000は、サブセルDの動作を無効化(停止)する。ここで、サブセルの動作を無効化するとは、サブセルの膨縮動作を停止したり、膨縮動作の順番から除外したり、スキップしたりすることをいう。また、制御部1000は、サブセルの動作を無効化するときは、単に膨縮動作の順番から外すだけでなく、例えば、内圧を一定値にしてもよい。制御部1000は、無効化したサブセルの内圧は、無効化した時点のままであってもよいし、所定の内圧値であってもよいし、最大圧又は最大圧近傍であってもよいし、排気(例えば制御弁を解放)してもよい。また、制御部1000は、無効化したサブセルは吸引(陰圧に)してもよい。
これにより、制御部1000は、サブセルDに対する膨縮動作を行わない。この場合、制御部1000は、サブセルA〜Cだけで膨縮動作を行う。
図8(a)は、制御テーブル1310の一例を示す図である。制御テーブル1310は、サブセルA〜Dについて、それぞれ膨縮動作が有効(ON)か無効(OFF)かを記憶している。制御部1000は、「ON」のサブセルに対してはポンプ180を制御することで給排気をし、膨縮動作の制御を行う。すなわち、制御部1000は、設定された時間やタイミング毎に、給気したり、排気したりすることで、サブセルの大きさを変化させる。
それに対して、制御部1000は、「OFF」のサブセルに対しては、給排気を実行しない。制御部1000は、「OFF」に設定されたサブセルに対しては、膨縮動作の制御を行わない。なお、このとき、制御部1000は、「OFF」のサブセルの空気弁を解放し、排気してもよい。この場合、「OFF」のサブセルは、大気圧と同じになる。また、制御部1000は、「OFF」のサブセルに給気し、最大圧近傍としてもよい。すなわち、制御部1000は、「OFF」のサブセルに対して、給排気を繰り返すことにより膨縮する制御を行わない。
また、「OFF」となっているサブセルを再度選択することで、制御部1000は、再度サブセルを有効化してもよい。すなわち、制御部1000は、「OFF」のサブセルに対応するサブセルスイッチが選択された場合、「ON」に切り替える。
このように、利用者やスタッフは、操作装置200に設けられたサブセルスイッチを利用することで、容易にサブセルの動作が行われる/行われないことを切り替えることができる。すなわち、利用者は、膨縮動作をサブセルごとに実行/不実行の設定をすることができる。
また、操作装置200は、人体の絵が記載されており、サブセルスイッチは、実際にサブセルが設置されている位置に対応する場所に設けられてもよい。これにより、利用者やスタッフは、直感的に動作を切り替えるサブセルを選択することができる。
また、制御部1000は、利用者がサブセルスイッチ240を選択するために、通常と異なる操作を検出してもよい。例えば、利用者等により、サブセルスイッチ240が長押しにより選択されたり、他のスイッチと合わせて選択されたりすると、制御部1000は、対応するサブセルスイッチ240が選択されたとし、選択されたサブセルスイッチ240に対応するサブセルの動作を切り替える。
また、サブセルスイッチ240は発光手段等を備えてもよい。例えば、制御部2000は、サブセルの動作が有効なセルは発光状態とし、サブセルの動作が無効な場合は消灯状態とする。これにより、利用者はどこのセルが有効に動作するのか、すなわち、体位変換の動作において、膨縮されるセルがどのセルなのかを容易に把握することができる。
また、操作装置200は、サブセルスイッチ240を実際にサブセルが配置される位置に対応して設けることが好ましいが、別の位置に設けてもよい。例えば、図9に示すように、操作装置200Bの下に、サブセルスイッチ240を一列に配置してもよい。
[7.2 制御テーブルの作成]
操作装置200を利用して、制御テーブル1310が記憶する制御パターンを作成できるようにしてもよい。
例えば、図10は、制御テーブル1310を作成できる操作装置200Cの一例である。操作装置200Cは、図8の操作装置200に加えて、メモリ機能の関する操作スイッチが増えている。
パターンスイッチ250は、制御テーブル1310にサブセルの動作を記憶するときに、パターンの番号を選択するためのスイッチである。また、セットスイッチ260は、制御テーブル1310にサブセルの動作パターンを追加するときに利用するスイッチである。
例えば、以下の手順にて新たな動作パターンを記憶する。
(1)操作装置200において、利用者はパターンスイッチ250を選択する。例えば、制御部2000は、パターンスイッチ250Aが選択されると、(2)以降の動作パターンをパターン1と対応付けて記憶する。
(2)制御部2000は、サブセルスイッチが選択された順番で、動作パターンを設定する。ここで、制御部2000は、サブセルスイッチの押す順序だけを動作パターンとして設定してもよいし、時間やタイミングを設定してもよい。
(3)動作パターンの設定が終わった後、セットスイッチ260を選択する。
上述した手順の操作を行うことで、制御部1000は、制御テーブル1310を更新する処理を実行する。
図8(b)は、制御テーブル1310の一例である。例えば、パターン1は、サブセルA、サブセルB、サブセルC、サブセルDの順に選択されると、制御部1000は、その選択された順に制御テーブル1310に順序を記憶する。したがって、図8(b)のパターン1は、順番としてサブセルAが1、サブセルBが2、サブセルCが3、サブセルDが4と記憶している。
また、パターン3は、サブセルA、Bとが同時に動作し、サブセルC、Dとが同時に動作する。すなわち、パターン3は、サブセルAとサブセルBとが1、サブセルCとサブセルDとが2と記憶している。
また、サブセルは、動作しないもの(無効化されているもの)があってもよい。例えば、パターン2では、サブセルBが動作しない。サブセルBは、最初から無効化していてもよいし、例えば、利用者の姿勢や寝位置により途中で無効化してもよい。
例えば、パターン2は、最初はパターン1と同じものが記憶されていたとする。このとき、利用者によりサブセルスイッチ240Bが選択される。これにより、サブセルBは無効化され、膨縮動作を行わない。また、制御部1000は、サブセルBが無効化されたため、残りのサブセルだけで膨縮動作(体位変換動作)を行うように制御テーブル1310を書き換える。
(アプリケーションによる実現)
また、上述したように、操作装置200は、アプリケーションで実現することが可能である。例えば、図11は、スマートフォン等の端末装置において、アプリケーションを実行した場合に表示される表示画面W100の一例である。
端末装置は、操作装置200の表示部1500や、各種操作スイッチを、表示画面W100上で表示する。表示画面W100は、タッチパネルで構成されている。ユーザは、表示画面W100に表示されているソフトウェアキーをタッチすることで、操作装置200と同等の操作指示を行うことができる。
なお、端末装置と、マットレス10(制御部1000)は、Bluetooth(登録商標)のような近距離無線通信、無線LAN、ワイヤレスUSBといった無線通信で接続される。なお、端末装置と、マットレス10とは、有線、無線にかかわらず、2つの装置が接続されて、通信可能であれば実現可能である。
[8.効果]
このように、本実施形態のエアセル制御装置によれば、体位変換動作を実行するためのサブセルのうち、利用者が任意のエアセルの動作の可否を切り替えることができる。これにより、例えば疼痛を抱える利用者が、痛みを感じる部分のエアセルの膨縮を避けながら体位変換機能を使用することができる。
また、本実施形態のエアセル制御装置によれば、直接膨縮動作を無効化(停止)したい箇所を選択して、動作をさせたい、動作をさせたくないことを切り替えることができる。
[9.変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の非一時的な記録媒体であれば何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
また、上述した実施形態における各装置の一部又は全部を典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現してもよい。各装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能であることは勿論である。
[9.1 マットレスの構成]
上述した実施形態は、マットレスはエアセルとして説明したが、それ以外の構成であってもよい。例えば、図12に示すように、上カバー100a、下カバー102aの間にあるマットレスはウレタンマットレス122であってもよい。このとき、サブセル130は、図9に示すようにウレタンマットレス122の下に配置する。なお、サブセル130は、ウレタンマットレス122の上に配置してもよい。
[9.2 サブセルの配置]
上述した実施形態では、サブセル130は、エアマットレスを構成するメインセル120の下や、メインセル120の上といったマットレス内の設けることとして説明した。しかし、サブセル130は、マットレスと別構成であってもよい。
例えば、図13は、サブセル130が、マットレス10の下に配置されるアンダーレイ型となっている。この場合、マットレス10は、既存のマットレスであればよく、手軽に上述した実施形態のサブセル130を配置することができる。これにより、専用のマットレスを用意しなくても、既存のマットレスに手軽にサブセルによる体位変換機能を提供することができる。なお、サブセル130は、既存のマットレスの上に敷くオーバーレイ型であってもよい。
すなわち、サブセル130は、1枚のシートで構成されてもよい。例えば、図10のサブセルシート190は、複数の空間を有している。この空間に、ポンプ180から空気が供給されることにより、空間が膨張し、サブセルとして機能する。すなわち、ポンプ180から、シートに設けられた空間に空気が給排気されることで、空間が膨縮するため、サブセルと同様の機能を有する。
このように、シート状にサブセルを一体に形成したサブセルシート190の場合、サブセルシート190をマットレス10の下に設置するだけで同様の効果が期待できる。また、サブセルシート190は、マットレス10の上に設置してもよい。
[9.3 ボトム構成]
また、上述した実施形態では、ベッド本体のボトムの構成として、背ボトム、湾曲ボトム、膝ボトム、足ボトムを備えるものを中心に説明したが、当該構成に限定されるものではない。例えば、一般的に湾曲ボトムは、背ボトムの機能を有していてもよいし、腰ボトムの機能を有していてもよい。また、ボトムの構成のうち、足ボトムは、膝ボトムと一体の構成であってもよい。また、背ボトムが、複数に分割されることで、湾曲ボトムと同じ効果(例えば、分割された背ボトムのうち、足側にある背ボトムが利用者の腰を支持する効果)を奏する構成であってもよい。湾曲ボトムは、腰ボトムと表すこともできる。
1 ベッドシステム
10 マットレス
20 ベッド本体
22 ボトム
22a 背ボトム、22b 湾曲ボトム
22c 膝ボトム、22d 足ボトム、22e 腰ボトム
24 上部フレーム
26 下部フレーム
28 昇降機構
32 背ボトム駆動部
34 膝ボトム駆動部
36 高さ駆動部
100 トップカバー
102 ボトムカバー
110 トップウレタン
115 グライドシート
120 メインセル
130 サブセル
140 ボトムクッション
150 センサ部
152 陽極
154 センサカバー
156 GNDシート
180 ポンプ
182 ポンプユニット
200 操作装置

Claims (4)

  1. 複数のセルを膨縮させることにより体位変換の制御を行う制御部を有するエアセル制御装置であって、
    前記複数のセルのそれぞれに対応するスイッチと、
    前記制御部は、前記スイッチが選択された場合には、選択されたスイッチに対応するセルの動作を切り替えることを特徴とするエアセル制御装置。
  2. 前記複数のセルの配置を示す表示がされた操作部を更に有し、
    前記スイッチは、前記操作部において、当該スイッチが対応するセルを示す位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載のエアセル制御装置。
  3. 前記制御部は、前記体位変換の制御中に、前記スイッチが選択されると、選択されたスイッチに対応するセル以外のセルを膨縮させることにより体位変換の制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアセル制御装置。
  4. 前記制御部は、
    前記スイッチが選択されたことに基づき制御パターンとして記憶し、
    前記制御パターンに記憶された順番に基づいて、前記複数のセルを膨縮させて体位変換の制御を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアセル制御装置。
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