JP3073193U - エアクッションの構造 - Google Patents

エアクッションの構造

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JP3073193U JP2000003148U JP2000003148U JP3073193U JP 3073193 U JP3073193 U JP 3073193U JP 2000003148 U JP2000003148 U JP 2000003148U JP 2000003148 U JP2000003148 U JP 2000003148U JP 3073193 U JP3073193 U JP 3073193U
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仁 修 蔡
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仁 修 蔡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】様々な大きさの対象物に対応でき、生産コスト
が低く、使用者の必要に合わせて一部を取り外すことが
可能なエアクッションの構造を提供すること。 【解決手段】各エアクッションユニットには、空気が充
満したエアクッション体があり、空気吹き込み口で必要
な分だけ空気の出し入れができるようにし、底板上に粘
着テープで数個のエアクッションを所望の大小に組み合
わせられるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、椅子やベットなどに用いられるエアクッションに係り、従来のエア クッションの欠点に改善を加え、組合わせ式としたエアクッションの構造に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的な椅子のクッション、ベットのマットレスなどは、布の中にスポンジや 綿などの軟らかいものが詰まり、座った時や横になった時に心地良いようになっ ている。しかしながら、従来の椅子のクッションやベットのマットレスは、使用 を重ねるとだんだんスポンジや綿が硬くなっていくだけでなく、通気性の効果が ないため寝たきりの患者にとり床ずれや皮膚の病気を招く原因となることがある 。
【0003】 それゆえ、図10に示すような充気式のエアクッション(30)が設計された。そ れは、プラスチック状の底板(30)の上に多数の相互通気効果のあるエアクッシ ョン体(34)が設置されたもので、エアクッション体(34)の中に詰まった圧縮 空気が使用者の重量を軽減する効果があり、更に従来のものと比べ通気性がよく 、床ずれなどの病気を予防する効果がある。
【0004】 たとえば、米国特許第 5,502,855号公報中で、ブロック状の椅子クッションを 提供しているが、それはいくつかの区間に隔てられた膨張可能なブロックの構造 を利用し、全てのブロックの下部またはクッション縁の周囲の最上部に連結する 共通多層区に導管が備わり、クッションの前縁から外まで隔てられ、さらに充気 管が多層区とそれぞれの切断バルブに連接するか或いは全ての導管用のパイプに 合わさり取り付けられ、ブロックは充気または放出の選択ができるというもので ある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このエアクッション(30)の実使用に当たっては、下に示すよ うな欠点が挙げられる。
【0006】 第一に、エアクッション(30)を実使用するに当たり、エアクッション体(34 )は底板(32)の上に構成されているため、異なるサイズや数量のエアクッショ ン(30)を製造したい時、全ての型を再度新開発、製造する必要があり、それゆ えエアクッション(30)の生産、製造のコストを大幅に増加させてしまうこと。
【0007】 第二に、エアクッション(30)の本体は、一定の型から作られた製品であるた め、製造する際、型のサイズに規定があり、それゆえサイズの大きいベットのマ ットレスなどの製造は不可能で、従来は比較的サイズの小さい椅子のクッション としての使用のみで、充気式エアクッション(30)の使用範囲は限られてしまう こと。
【0008】 第三に、エアクッション(30)の製造完成後にサイズ及び底板上にあるエアク ッション体(34)は固定された状態になっており、更に各エアクッション体(34 )は互いに連結しているため、エアマット(30)は折りたたんで使用することが できず、サイズが比較的小さい椅子やキャスター付椅子には使用が適さず、エア クッション(30)は底板(32)と同じサイズまたは比較的大きいサイズの物にし か使用ができず、エアクッション(30)の使用用途はかなり大きく制限されてし まうこと。
【0009】 第四に、エアマット(30)は、床ずれ等の発病を防ぐ効果があるが、一旦使用 者の病気が悪化した場合、このエアクッション(30)は患者の使用に適さず、ま た更に病状を悪化させる恐れがあるため、エアクッション(30)の使用範囲は限 られてしまうこと等があげられる。
【0010】 そこで、本考案では従来のエアクッションの欠点を考え、その欠点を改善した ものを提供し、様々な大きさの対象物にも対応でき、従来より生産コストを下げ 、使用者の必要に合わせエアクッションの一部の取り外しを可能としたものであ る。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案のエアクッションは、底板上に多数のエアク ッションユニットが組合わさり設置されたもので、各エアユニットは底板片を備 え、この底板片上には数個のエアユニット体を設置する。エアクッションユニッ トの数量を変えて異なるサイズや大きさの底板に組合わせると、異なるサイズや 形の組合わせ式のエアクッションが完成する。様々なサイズや大きさの対象物に 使用でき、エアクッションの使用範囲は広がり色々なものに対応できる。
【0012】 また、本考案の更なる特徴は、主に多くのエアクッションユニットが組合わさ り構成されるものなので、同じモデルの型を利用して多数のエアクッションユニ ットを生産し、異なる大きさの底板に組合わせ、異なるサイズのエアクッション の構成もできるので、エアクッション生産にかかるコストを引き下げることも可 能にする。
【0013】 本考案のまた更なる特徴は、多数のエアクッションユニットが粘着層、例えば 粘着テープによって底板上に貼り付けられるため、使用者のニーズに合わせ、部 分的にエアクッションユニットを取り外すことも可能なエアクッションが構成で き、患者や特別必要のある人のニーズに合わせることができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
図1、2に示す如く組合わせ方式のエクッションは、底板(10)と、底板(10) 上の多数のクッションユニット(12)とから主にから構成されている。各クッシ ョンユニット(12)には、底板片(122)を備え、この底板片(122)上に数個エ アクッション体(124)があり、このエアクッション体(124)には、空気を 充填できるようになっている。一つ一つのエアクッションユニット(12)にある エアクッション体の数は、4個の場合が最適であるが、必ず4個とは限らずエアク ッション体のサイズにより、2個、4個、6個あるいは、9個という組合わせをする ことが可能であり、最も良い形に組合わせできるのが優れた点である。本考案の 実施の形態は、4個の場合を例としている。
【0015】 エアクッションユニット(12)の各エアクッション体(124)は、連結してい るものとそうでないものがあり、連結している場合には、図6に示すようにエア クッションユニット(12)の底部に空気吹き込み口(125)が設けられている。 また、各エアクッションユニット(12)の底部の底端には、粘着テープ(126) 等の粘着部があり、各エアクッションユニット(12)は底板(10)の形とサイズ により底板(10)上に組合わさり、完全なエアクッションが構成されるようにな っている。
【0016】 このように多数のエアクッションユニット(12)が特定のサイズの底板(10) 上に組合わさりエアクッションが結集構成されたものが、一定サイズの外カバー の中に収められ、底板(10)のサイズと形により椅子またはキャスター付椅子の クッションになる(図3参照)。また、このエアクッションを結集したものは、 ベットのマットレス(図4参照)などにもなり、エアクッションが結集構成され たものの使用範囲は広がり、更に異なるサイズ、形のエアクッションは多数のエ アクッションユニット(12)が組合わさり、底板(10)のサイズまたは形が異な るだけなので、それゆえ同じサイズのエアクッションユニット(12)を大量生産 して、その後異なるサイズの底板(10)を使い、違った組合わせのエアクッショ ンを作ることが可能で、異なるサイズのエアクッションを製造する時に必要であ った型の数量と費用を大幅にダウンでき、エアクッション全体の生産コストを下 げる効果もある。
【0017】 更にエアクッションには、型やサイズの制限を受けないため、ベットのマット レスなど比較的大きなサイズ物用のエアクッションも構成でき、それゆえエアク ッション構成の使用範囲を更に広げることができる。
【0018】 また、使用者に床ずれ、或いは痔などの病気がある場合には、エアクッション と患部が触れる部分のエアクッションユニットを底板(10)から取り外すことが でき、例えば図3、4に示すように、患部が悪化しないようにエアクッションを設 置できるため、床ずれ等の病気を持つ患者が使用するのに適し、エアクッション の適用範囲は広く、融通性のあるものとなる。
【0019】 また、別に例えば使用者が車の事故等で、坐骨を損傷した場合など座ったり横 になった時、体が傾いてしまうなど姿勢が悪くなり、見た目が悪いだけでなく、 胸部を圧迫したり呼吸を妨げる恐れもあり身体の健康への悪い影響につながる可 能性もある。それゆえ、底板(10)上に使用者が坐骨に損傷を受けた位置とエア クッションが触れる部分に先ずブロック(16)を設置し、図5に示すようにその 後エアクッションユニット(12)をブロック(16)上に組合わせ設置すると、そ の部分のエアクッションユニット(12)は他より高く突き出るためそれにより使 用者の歪んだ姿勢を水平に正しく保つことができ、またブロック(16)は使用者 個々の必要に応じ組合わせ設置することができ、その数量は1個または更に多く も可能で、更に各ブロック(16)は異なる厚さにも設置でき、そのブロック上に 設置されたエアクッションユニット(12)も高い位置で設置できるため、使用者 の必要に応じ随時調整できるため、座った時の姿勢を矯正でき身体の健康にも良 い。
【0020】 或いは図7に示すように、本考案の実施の形態のエアクッションユニットを配 設した底板片で作られたベットクッションを使用する場合には、脊椎彎曲など背 骨に問題のある人が使用する際、部分的にエアクッションユニットを取り外すこ ともでき、患者が仰向けに寝た時に効果的である。
【0021】 更に図8と図9に示すものは、網状外カバー15に関するもので、エアクッショ ンの外表はカバーで覆われており網線が備える弾性と穴の特性を利用し、エアク ッションは更に通気がよくなるため、長期使用が必要な者或いは皮膚に特別問題 がある者の使用に適する。また、本考案の実施の形態は、エアクッションユニッ トごとに空気吹き込み口があり、直接気体を出し入れでき、使用者個々の必要に 応じ空気量を加減できる。
【0022】 また、本考案の上記実施の形態は、底板(10)上に底板片(122)と数個のエ アクッション体(124)が組合わさった多数のエアクッションユニット(12)か ら構成されるもので、このようなエアクッションの構成は下に示すような優れた 点がある。
【0023】 例えば、異なるサイズのエアクッションは、多数の同じエアクッションユニッ ト(12)を生産し、異なるサイズの底板(10)に組合わせ設置するのことができ るので、違うサイズや形の型を作って異なるサイズのエアクッションを作る必要 がなく、エアクッション全体の生産コストを引き下げることが可能になることで ある。
【0024】 また、エアクッション体(124)に破損や空気漏れが生じた場合やエアクッシ ョンの空気漏れがひどく使用不可能な場合であっても、破損部分のエアクッショ ン体(124)のエアクッションユニット(12)を取り換えるだけでエアクッショ ンの断続使用ができ、エアクッションの寿命を延長可能にしたこと等である。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、使用可能な範囲は広く、多数のエアクッ ションユニットが組合わさりエアクッションが構成されるので、従来のものより 生産コストが大幅にダウンでき、また必要に応じエアクッションユニットの取り 外しもできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態のを示す一部を局部的に拡
大して示す斜視図である。
【図2】本考案の実施の形態を示す断面図である。
【図3】本考案の実施の形態のエアクッションを椅子の
クッションとして用いた様子を示す斜視図である。
【図4】本考案の実施の形態のエアクッションをベット
のマットレスとして用いた様子を示す斜視図である。
【図5】本考案の実施例の形態を示す拡大断面図であ
る。
【図6】本考案のエアクッションユニットの空気吹き込
みを示す斜視図である。
【図7】本考案のエアクッションユニットの異なる組合
わせ例を示す斜視図である。
【図8】本考案の実施の形態の分解斜視図である。
【図9】本考案の実施の形態の組合わせ例を示す斜視図
である。
【図10】従来のエアクッション構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
(10):底板 (12):エアクッションユニット (15):網状外カバー (16):ブロック (124):エアクッション体 (122):底板片 (125):空気吹き込み口 (126):粘着テープ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板上に多数の独立型のエアクッションユ
    ニットを設け、各エアクッションユニットには、底板片
    と該底板片上に数個の単独、或いは連結した内部に空気
    を充填できるエアクッション体とを備え、前記底板片の
    底部は前記底板との結合用に粘着構造になっていること
    を特徴とするエアクッションの構造。
  2. 【請求項2】前記底板片と底板との間には、結合用の粘
    着層が設けられている設置したことを特徴とする請求項
    1記載のエアクッションの構造。
  3. 【請求項3】前記底板上に複数のエアクッションユニッ
    トの組み合わせを設置したことを特徴とする請求項1記
    載のエアクッションの構造。
  4. 【請求項4】前記エアクッションユニットごとに空気吹
    き込み口が設けてあり、息を吹き込むことによる空気の
    補充と空気の放出とができることを特徴とする請求項1
    記載のエアクッションの構造。
  5. 【請求項5】前記空気吹き込み口は、エアクッションユ
    ニットの底部に設置してあることを特徴とする請求項4
    記載のエアクッションの構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021194042A (ja) * 2020-06-09 2021-12-27 パラマウントベッド株式会社 エアセル制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021194042A (ja) * 2020-06-09 2021-12-27 パラマウントベッド株式会社 エアセル制御装置
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