JP5082979B2 - 電気浸透流ポンプの制御方法及び制御装置並びに燃料電池システム - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、電気浸透流現象を用いた電気浸透流ポンプにおいて、送液する液体中の気泡によって影響されずに液体を安定して送液することができるようにすることを課題とする。
電気浸透流現象により液体を流す電気浸透流ポンプを制御する制御方法であって、
前記電気浸透流ポンプによって前記液体を順方向に一定の流量で流している期間中に、前記電気浸透流ポンプによる前記液体の流れの方向を前記順方向に対して逆方向とし、所定の第1の期間経過後、順方向に戻す制御動作を間欠的に行うことを特徴とする電気浸透流ポンプの制御方法が提供される。
前記制御動作は、前記電気浸透流ポンプによる前記液体の流れの方向を逆方向にした後に順方向に戻す動作を、連続して複数回繰り返して行うことを特徴とする請求項1に記載の電気浸透流ポンプの制御方法が提供される。
前記制御動作は、前記電気浸透流ポンプによる液体の流れの方向を逆方向にした後に順方向に戻した後の所定の第2の期間において、前記電気浸透流ポンプによる液体の流量を、前記一定の流量より増加させる動作を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気浸透流ポンプの制御方法が提供される。
前記電気浸透流ポンプは電気浸透材及びその両面に設けられた電極を有し、
前記液体の流れの方向を順方向とし、流量を前記一定の流量に設定するときに、前記両電極間に第1の電圧を印加し、
前記制御動作において、前記液体の流れの方向を逆方向にするとき、前記両電極間に印加する電圧を、前記第1の電圧の極性に対して逆の極性を有する電圧に設定し、
前記液体の流れの方向を順方向に戻した後の前記第2の期間において、前記両電極間に印加する電圧を、前記第1の電圧と同じ極性を有し、前記第1の電圧の絶対視より大きい値を有する第2の電圧に設定することを特徴とする請求項3に記載の電気浸透流ポンプの制御方法が提供される。
電気浸透流現象により液体を流す電気浸透流ポンプを制御する制御装置であって、
前記電気浸透流ポンプによって前記液体を順方向に一定の流量で流している期間中に、前記電気浸透流ポンプによる前記液体の流れの方向を前記順方向に対して逆方向とし、所定の第1の期間経過後に順方向に戻す制御動作を、間欠的に行うように制御することを特徴とする電気浸透流ポンプの制御装置が提供される。
前記制御動作において、前記電気浸透流ポンプによる前記液体の流れの方向を逆方向に設定した後に順方向に戻す動作を、連続して複数回繰り返して行うように制御することを特徴とする請求項5に記載の電気浸透流ポンプの制御装置が提供される。
前記制御動作において、前記電気浸透流ポンプによる前記液体の流れの方向を逆方向に設定した後に順方向に戻した後の所定の第2の期間において、前記電気浸透流ポンプによる前記液体の流量を、前記一定の流量より増加させるように制御することを特徴とする請求項5又は6に記載の電気浸透流ポンプの制御装置が提供される。
前記電気浸透流ポンプは電気浸透材及びその両面に設けられた電極を有し、
前記液体の流れの方向が順方向に設定され、流量が前記一定の流量に設定されているときに、前記両電極間に第1の電圧を印加し、前記制御動作において、前記液体の流れの方向を逆方向にする際に、前記両電極間に印加する電圧を、前記第1の電圧の極性に対して逆の極性を有する電圧に設定し、前記液体の流れの方向を順方向戻した後の前記第2の期間において、前記両電極間に印加する電圧を、前記第1の電圧と同じ極性を有し、前記第1の電圧の絶対視より大きい値を有する第2の電圧に設定することを特徴とする請求項7に記載の電気浸透流ポンプの制御装置が提供される。
前記電気浸透流ポンプは電気浸透材及びその両面に設けられた電極を有し、
前記両電極間に印加する電圧の絶対値を設定する駆動信号を出力する駆動信号出力手段と、
ハイレベルとローレベルを有して前記両電極間に印加する電圧の極性を設定する切替信号を出力する切替信号出力手段と、
前記駆動信号及び前記切替信号が供給され、前記駆動信号及び前記切替信号の信号レベルに基づく電圧レベルと極性を有する電圧を生成し、前記両電極間に印加して、前記電気浸透流ポンプにおける前記液体の流れの方向と流量を制御する正逆転回路と、
を備えることを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載の電気浸透流ポンプの制御装置が提供される。
水素と水の電気化学反応によって発電する燃料電池を有する発電部と、
組成に水素を含む液体燃料が貯留される燃料貯留部と、
燃料貯留部より、電気浸透流現象により前記液体燃料を前記発電部に向けて送る電気浸透流ポンプと、
前記電気浸透流ポンプを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記電気浸透流ポンプによって前記液体を順方向に一定の流量で流している期間中に、前記電気浸透流ポンプによる前記液体燃料の流れの方向を前記順方向に対して逆方向にし、所定の第1の期間経過後に順方向に戻す制御動作を、間欠的に行うように制御することを特徴とする燃料電池システムが提供される。
前記制御装置は、前記制御動作において、前記電気浸透流ポンプによる前記液体燃料の流れの方向を逆方向に設定した後に順方向に戻す動作を、連続して複数回繰り返して行うように制御することを特徴とする請求項10に記載の燃料電池システムが提供される。
前記制御装置は、前記制御動作において、前記電気浸透流ポンプによる前記液体燃料の流れの方向を逆方向に設定した後に順方向に戻した後の所定の第2の期間において、前記電気浸透流ポンプによる前記液体燃料の流量を、前記一定の流量より増加させるように制御することを特徴とする請求項10又は11に記載の燃料電池システムが提供される。
前記電気浸透流ポンプは電気浸透材及びその両面に設けられた電極を有し、
前記制御装置は、前記液体の流量が前記一定の流量に設定されているときに、前記両電極間に第1の電圧を印加し、前記制御動作において、前記液体の流れの方向を逆方向にする際に、前記両電極間に印加する電圧を、前記第1の電圧の極性に対して逆の極性を有する電圧に設定し、前記液体の流れの方向を順方向戻した後の前記第2の期間において、前記両電極間に印加する電圧を、前記第1の電圧と同じ極性を有し、前記第1の電圧の絶対視より大きい値を有する第2の電圧に設定することを特徴とする請求項12に記載の燃料電池システムが提供される。
前記電気浸透流ポンプは電気浸透材及びその両面に設けられた電極を有し、
前記制御装置は、
前記両電極間に印加する電圧の絶対値を設定する駆動信号を出力する駆動信号出力手段と、
ハイレベルとローレベルを有して前記両電極間に印加する電圧の極性を設定する切替信号を出力する切替信号出力手段と、
前記駆動信号及び前記切替信号が供給され、前記駆動信号及び前記切替信号の信号レベルに基づく電圧レベルと極性を有する電圧を生成し、前記両電極間に印加して、前記電気浸透流ポンプにおける前記液体の流れの方向と流量を制御する正逆転回路と、
を備えることを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の燃料電池システムが提供される。
図1は電気浸透流ポンプ1を示した斜視図であり、図2は電気浸透流ポンプ1を示した分解斜視図であり、図3は電気浸透流ポンプ1を示した縦断面図であり、図4は、電気浸透流ポンプ1により流れる液体の、第1の実施形態における流量の変化を示すタイミングチャートである。この電気浸透流ポンプ1においては、ハウジング3に電気浸透材2が組み付けられ、ハウジング3内が電気浸透材2によって上流室31と下流室71の2室に区画されている。
この制御装置80は、コントローラであるマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)81と、ドライバ82と、正逆転回路83と、を有する。なお、ドライバ82がなく、ドライバ82の機能がマイコン81に内蔵されていてもよいし、正逆転回路83がなく、正逆転回路83の機能がマイコン81に内蔵されていてもよいし、ドライバ82及び正逆転回路83の両方の機能がマイコン81に内蔵されていてもよい。
ドライバ82及び正逆転回路83は、具体的には、例えば図6に示す回路構成によって構成される。図6に示すように、ドライバ82は、オペアンプOP1及び抵抗R1,R2を有する非反転増幅器84と、オペアンプOP2を有するボルテージフォロワ(インピーダンス変換器)85とを有する。正逆転回路83は、インバータInv、n型のトランジスタ(FET)Tr1〜Tr4、p型のトランジスタ(FET)Tr5,Tr6及び抵抗R3,R4を備える。ドライバ82の入力(オペアンプOP1の非反転入力端子)には、マイコン81から駆動信号(例えば1〜5Vの電圧レベルによる信号)が入力される。駆動信号は非反転増幅器84によって増幅され、インピーダンス変換がボルテージフォロワ85によって行われ、増幅された駆動信号がボルテージフォロワ85の出力より出力される。
正逆転回路83に入力される切替信号がハイであると、トランジスタTr1,Tr2,Tr5がオンとなり、電気浸透流ポンプ1の電極板60・電極膜22が接地される。また、ドライバ82の出力(ボルテージフォロワ85の出力)が電気浸透流ポンプ1の電極板40・電極膜21に入力され、増幅された駆動信号による電圧が電気浸透流ポンプ1の電極板40・電極膜21に印加される。そのため、電極膜21が電極膜22よりも高電圧であるので、電気浸透流ポンプ1によって液体が順方向に流れる。
一方、正逆転回路83に入力される切替信号がローであると、トランジスタTr3,Tr4,Tr6がオンとなり、電気浸透流ポンプ1の電極板40・電極膜21が接地される。また、ドライバ82の出力が電気浸透流ポンプ1の電極板60・電極膜22に入力され、増幅された駆動信号による電圧が電気浸透流ポンプ1の電極板60・電極膜22に印加される。そのため、電極膜22が電極膜21よりも高電圧であるので、電気浸透流ポンプ1によって液体が逆方向に流れる。
本実施形態においては、マイコン81は、定常運転時(図7(a)のT1の期間)においては、図7(b)に示すように駆動信号を第1のレベル(L1)に設定し、図7(c)に示すように切替信号をハイレベルに設定する。これにより、図7(a)に示すように、電気浸透流ポンプ1の電極膜21と電極膜22との間に第1の電圧V1が印加されて、液体が第1の流量(R1)で順方向に流れる。次いで、マイコン81は、図7(a)の期間T2に対応する期間に、駆動信号を第2のレベル(L2)に設定し、切替信号をローにする。そうすると、図7(a)に示すように、電極膜21と電極膜22との間に印加される電圧が負電圧の第2の電圧V2となり、電極膜22が電極膜21よりも高電圧になって、液体が第2の流量(R2)で逆流する。次いで、マイコン81は、図7(a)の期間T3に対応する期間に、駆動信号を第3のレベル(L3)に上げ、切替信号をローからハイに戻す。これにより、図7(a)に示すように、電極膜21と電極膜22との間に印加される電圧が第1の電圧V1より高い第3の電圧V3となり、液体が流れる方向は順方向となり、液体の流量は第1の流量より増加した高い第3の流量(R3)となる。その後の定常運転時(図7(a)のT1*の期間)においては、マイコン81は、駆動信号のレベルを、T1の期間のときと同じ第1のレベル(L1)に戻す。これにより、再び、液体は第1の流量(R1)で順方向に流れる。このように、マイコン81は、切替信号をハイにしている期間に駆動信号のレベルを制御して、液体が順方向に流れる時の流量が調整される。なお、切替信号のハイ・ローと、電極膜21,22の電圧の高低との関係は逆であってもよい。
また、液体が逆流した後に順方向の流れに戻った時に、液体の流量が上昇するので、液体が逆流したものとしても、全体として均一な流量で液体を流すことができる。
図8は、電気浸透流ポンプ1により流れる液体の、第2の実施形態における流量の変化と、図6の構成において、液体の流量をそのように制御するための制御信号(駆動信号、切替信号)の変化を示すタイミングチャートである。第2実施形態と第1実施形態とは、電気浸透流ポンプ1及び制御装置80の構成が同様であるが、マイコン81によって出力される切替信号の波形が異なり、液体を間欠的に逆流させる態様が異なる。
次に、制御装置80及び電気浸透流ポンプ1の用途について説明する。図9は電気浸透流ポンプ1を用いた燃料電池システムを示したブロック図である。
電気浸透流ポンプ1及び制御装置80は、図9に示すような燃料電池システム900に用いることができる。この燃料電池システム900は電子機器に備え付けられ、燃料電池システム900により電気エネルギーが電子機器本体1000に供給され、電子機器本体1000が動作する。
CH3OH+H2O→3H2+CO2・・・(1)
H2+CO2→H2O+CO・・・(2)
2CO+O2→2CO2・・・(3)
2 電気浸透材
21、22 電極膜
40、60 電極板
80 制御装置
81 マイクロコンピュータ
82 ドライバ
83 正逆転回路
Claims (14)
- 電気浸透流現象により液体を流す電気浸透流ポンプを制御する制御方法であって、
前記電気浸透流ポンプによって前記液体を順方向に一定の流量で流している期間中に、前記電気浸透流ポンプによる前記液体の流れの方向を前記順方向に対して逆方向とし、所定の第1の期間経過後、順方向に戻す制御動作を間欠的に行うことを特徴とする電気浸透流ポンプの制御方法。 - 前記制御動作は、前記電気浸透流ポンプによる前記液体の流れの方向を逆方向にした後に順方向に戻す動作を、連続して複数回繰り返して行うことを特徴とする請求項1に記載の電気浸透流ポンプの制御方法。
- 前記制御動作は、前記電気浸透流ポンプによる液体の流れの方向を逆方向にした後に順方向に戻した後の所定の第2の期間において、前記電気浸透流ポンプによる液体の流量を、前記一定の流量より増加させる動作を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気浸透流ポンプの制御方法。
- 前記電気浸透流ポンプは電気浸透材及びその両面に設けられた電極を有し、
前記液体の流れの方向を順方向とし、流量を前記一定の流量に設定するときに、前記両電極間に第1の電圧を印加し、
前記制御動作において、前記液体の流れの方向を逆方向にするとき、前記両電極間に印加する電圧を、前記第1の電圧の極性に対して逆の極性を有する電圧に設定し、
前記液体の流れの方向を順方向に戻した後の前記第2の期間において、前記両電極間に印加する電圧を、前記第1の電圧と同じ極性を有し、前記第1の電圧の絶対視より大きい値を有する第2の電圧に設定することを特徴とする請求項3に記載の電気浸透流ポンプの制御方法。 - 電気浸透流現象により液体を流す電気浸透流ポンプを制御する制御装置であって、
前記電気浸透流ポンプによって前記液体を順方向に一定の流量で流している期間中に、前記電気浸透流ポンプによる前記液体の流れの方向を前記順方向に対して逆方向とし、所定の第1の期間経過後に順方向に戻す制御動作を、間欠的に行うように制御することを特徴とする電気浸透流ポンプの制御装置。 - 前記制御動作において、前記電気浸透流ポンプによる前記液体の流れの方向を逆方向に設定した後に順方向に戻す動作を、連続して複数回繰り返して行うように制御することを特徴とする請求項5に記載の電気浸透流ポンプの制御装置。
- 前記制御動作において、前記電気浸透流ポンプによる前記液体の流れの方向を逆方向に設定した後に順方向に戻した後の所定の第2の期間において、前記電気浸透流ポンプによる前記液体の流量を、前記一定の流量より増加させるように制御することを特徴とする請求項5又は6に記載の電気浸透流ポンプの制御装置。
- 前記電気浸透流ポンプは電気浸透材及びその両面に設けられた電極を有し、
前記液体の流れの方向が順方向に設定され、流量が前記一定の流量に設定されているときに、前記両電極間に第1の電圧を印加し、前記制御動作において、前記液体の流れの方向を逆方向にする際に、前記両電極間に印加する電圧を、前記第1の電圧の極性に対して逆の極性を有する電圧に設定し、前記液体の流れの方向を順方向戻した後の前記第2の期間において、前記両電極間に印加する電圧を、前記第1の電圧と同じ極性を有し、前記第1の電圧の絶対視より大きい値を有する第2の電圧に設定することを特徴とする請求項7に記載の電気浸透流ポンプの制御装置。 - 前記電気浸透流ポンプは電気浸透材及びその両面に設けられた電極を有し、
前記両電極間に印加する電圧の絶対値を設定する駆動信号を出力する駆動信号出力手段と、
ハイレベルとローレベルを有して前記両電極間に印加する電圧の極性を設定する切替信号を出力する切替信号出力手段と、
前記駆動信号及び前記切替信号が供給され、前記駆動信号及び前記切替信号の信号レベルに基づく電圧レベルと極性を有する電圧を生成し、前記両電極間に印加して、前記電気浸透流ポンプにおける前記液体の流れの方向と流量を制御する正逆転回路と、
を備えることを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載の電気浸透流ポンプの制御装置。 - 水素と水の電気化学反応によって発電する燃料電池を有する発電部と、
組成に水素を含む液体燃料が貯留される燃料貯留部と、
燃料貯留部より、電気浸透流現象により前記液体燃料を前記発電部に向けて送る電気浸透流ポンプと、
前記電気浸透流ポンプを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記電気浸透流ポンプによって前記液体を順方向に一定の流量で流している期間中に、前記電気浸透流ポンプによる前記液体燃料の流れの方向を前記順方向に対して逆方向にし、所定の第1の期間経過後に順方向に戻す制御動作を、間欠的に行うように制御することを特徴とする燃料電池システム。 - 前記制御装置は、前記制御動作において、前記電気浸透流ポンプによる前記液体燃料の流れの方向を逆方向に設定した後に順方向に戻す動作を、連続して複数回繰り返して行うように制御することを特徴とする請求項10に記載の燃料電池システム。
- 前記制御装置は、前記制御動作において、前記電気浸透流ポンプによる前記液体燃料の流れの方向を逆方向に設定した後に順方向に戻した後の所定の第2の期間において、前記電気浸透流ポンプによる前記液体燃料の流量を、前記一定の流量より増加させるように制御することを特徴とする請求項10又は11に記載の燃料電池システム。
- 前記電気浸透流ポンプは電気浸透材及びその両面に設けられた電極を有し、
前記制御装置は、前記液体の流量が前記一定の流量に設定されているときに、前記両電極間に第1の電圧を印加し、前記制御動作において、前記液体の流れの方向を逆方向にする際に、前記両電極間に印加する電圧を、前記第1の電圧の極性に対して逆の極性を有する電圧に設定し、前記液体の流れの方向を順方向戻した後の前記第2の期間において、前記両電極間に印加する電圧を、前記第1の電圧と同じ極性を有し、前記第1の電圧の絶対視より大きい値を有する第2の電圧に設定することを特徴とする請求項12に記載の燃料電池システム。 - 前記電気浸透流ポンプは電気浸透材及びその両面に設けられた電極を有し、
前記制御装置は、
前記両電極間に印加する電圧の絶対値を設定する駆動信号を出力する駆動信号出力手段と、
ハイレベルとローレベルを有して前記両電極間に印加する電圧の極性を設定する切替信号を出力する切替信号出力手段と、
前記駆動信号及び前記切替信号が供給され、前記駆動信号及び前記切替信号の信号レベルに基づく電圧レベルと極性を有する電圧を生成し、前記両電極間に印加して、前記電気浸透流ポンプにおける前記液体の流れの方向と流量を制御する正逆転回路と、
を備えることを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の燃料電池システム。
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