JP5082787B2 - 基板収容ケースおよびそれを用いた液圧制御装置 - Google Patents

基板収容ケースおよびそれを用いた液圧制御装置 Download PDF

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本発明は、電子部品が配置された基板を収容する基板収容ケース、およびその基板収容ケースや流体通路を開閉する電磁弁を備える液圧制御装置に関し、特に車両用ブレーキ装置の液圧制御装置に好適である。
図19は従来の車両用ブレーキ装置の液圧制御装置における基板およびカバーを取り外した状態の正面図、図20は図19のJ−J線に沿う断面図である。図19、図20に示すように、従来の車両用ブレーキ装置の液圧制御装置は、ブレーキ液が流通する流体通路を開閉する電磁弁2、電子部品が配置された基板5、電磁弁2のソレノイド21を収容するとともに基板5を固定する樹脂製のケース3等を備えている。
基板5は、表面に電子部品が配置されるとともにコネクタ端子6の一端側が接合され、複数の装着穴が形成されている。ケース3は、ソレノイド21が収容されるソレノイド収容部32とコネクタ端子6の他端側が収容されるコネクタ収容部33とが連結部34にて連結され、基板5の装着穴に嵌入して基板5を固定する複数の基板保持部35、36が形成されている。この基板保持部35、36は、連結部34とソレノイド収容部32側に設けられている。ケース3における反ボデー側に樹脂製のカバー4が溶着によって気密的に接合され、ケース3とカバー4とによって形成された基板収容室41に基板5が収容されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−368452号公報
しかしながら、車両用ブレーキ装置の液圧制御装置は、例えば車両のエンジンルーム内に搭載されるためエンジンの発生熱により樹脂製のケース3が変形し、特にソレノイド収容部32からオーバハングしているコネクタ収容部33の反りが大きくなる。
具体的には、ケース3は、コネクタ収容部33がソレノイド収容部32に対して連結部34の軸Kを中心として回転するように変形する。したがって、コネクタ端子6と基板5とのハンダ接合部8はF方向に変位する。
このハンダ接合部7のF方向の変位のうち、x方向変位は、連結部34に設けられた基板保持部35により規制される。また、y方向変位に対しては、連結部34に設けられた基板保持部35と基板5との間で摩擦抵抗が発生する。結果として、ハンダ接合部8にはx方向y方向ともに応力が生じ、ハンダクラックが発生しやすくなる。
また、ケース3の成形時に連結部34付近に残留応力が発生し、この残留応力により軸K付近を中心にしてケース3に歪み(反り)が発生するため、寸法精度の高いケース3を製作することが困難である。したがって、ケース3とカバー4の溶着部のシール性が低くなる虞がある。
本発明は上記点に鑑みて、コネクタ端子と基板との接合部におけるハンダクラックの発生を防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、表面に電子部品が配置されるとともにコネクタ端子(6)の一端側が接合された基板(5)が取着される樹脂製のケース本体(3)を備え、ケース本体(3)は、基板(5)が収容される基板収容室(41)と、コネクタ端子(6)の他端側が収容されるコネクタ収容部(33)と、同コネクタ収容部(33)に対して基板(5)の板面方向に並んで配置されるとともに部品が収容される部品収容部(32)と、両収容部(32、33)を連結するようにしてこれらに一体形成されるとともに基板(5)の板面に垂直な方向の外形寸法が両収容部(32、33)よりも小さい連結部(34)とを有してなる基板収容ケースにおいて、一端側が基板(5)に接合されるとともに他端側がコネクタ収容部(33)に収容されるバスバー(7)を備え、このバスバー(7)は、両収容部(32、33)および連結部(34)の並び方向(Z)と垂直で且つ基板(5)の板面と平行な仮想直線を基準仮想直線(L)としたとき、この基準仮想直線(L)に対して非平行で且つ基板(5)の板面に対して非平行な補強板部(732)を有し、この補強板部(732)は、連結部(34)の樹脂部分にインサート成形されていることを特徴とする。
これによると、熱負荷によるケース本体(3)の変形が補強板部(732)によって抑制されるため、接合部に発生する応力が軽減されて、接合部におけるハンダクラックの発生が防止される。
また、ケース本体成形時のケース本体(3)の歪みが補強板部(732)によって抑制されるため、寸法精度の高いケース本体(3)を製作することができる。
請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の基板収容ケースにおいて、バスバー(7)は、基板(5)に接合される基板側端子部(71)と、コネクタ収容部(33)に収容されるコネクタ側端子部(72)と、基板側端子部(71)とコネクタ側端子部(72)とを連結するバスバー本体板部(73)とを有し、このバスバー本体板部(73)を、基板(5)の板面に対して平行な非補強板部(731)と補強板部(732)とから構成することができる。
請求項3に記載の発明のように、請求項2に記載の基板収容ケースにおいて、バスバー(7)は、少なくとも連結部(34)の樹脂部分においては、非補強板部(731)および補強板部(732)をともにインサート成形することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項2に記載の基板収容ケースにおいて、バスバー(7)は、少なくとも連結部(34)の樹脂部分においては、非補強板部(731)および補強板部(732)のうち補強板部(732)のみがインサート成形されていることを特徴とする。
これによると、非補強板部(731)はケース本体(3)から露出しているため、インサート成形時に非補強板部(731)を利用してバスバー(7)を容易に保持することができる。
請求項5に記載の発明のように、請求項2ないし4のいずれか1つに記載の基板収容ケースにおいて、バスバー本体板部(73)において連結部(34)に位置する部分は、並び方向(Z)に見た状態での断面形状をコ字形状にすることができる。
請求項6に記載の発明では、請求項2ないし4のいずれか1つに記載の基板収容ケースにおいて、バスバー本体板部(73)において連結部(34)に位置する部分は、並び方向(Z)に見た状態での断面形状がL字形状であることを特徴とする。
これによると、断面形状がコ字形状である態様と比較して、形状が簡素であるため低コスト化を図ることができる。
請求項7に記載の発明では、請求項1に記載の基板収容ケースにおいて、バスバー(7)は、基板(5)に接合される基板側端子部(71)と、コネクタ収容部(33)に収容されるコネクタ側端子部(72)と、基板側端子部(71)とコネクタ側端子部(72)とを連結するバスバー本体板部(73)とを有し、このバスバー本体板部(73)は、少なくとも連結部(34)に位置する部分が、補強板部(732)のみにて構成されていることを特徴とする。
これによると、バスバー本体板部(73)において連結部(34)に位置する部分は、上述の並び方向(Z)に見た状態での断面形状がI字形状となるため、断面形状がコ形状またはL字形状である態様と比較して、形状が簡素であるため低コスト化を図ることができる。
請求項8に記載の発明では、請求項7に記載の基板収容ケースにおいて、バスバー本体板部(73)は、その全てが補強板部(732)のみにて構成されていることを特徴とする。
これによると、バスバー(7)の形状が簡素であるため低コスト化を図ることができる。
請求項9に記載の発明では、請求項1ないし8のいずれか1つに記載の基板収容ケースにおいて、補強板部(732)は、連結部(34)における並び方向(Z)の全域に渡って連続して延びていることを特徴とする。
これによると、熱負荷によるケース本体(3)の歪みが最も発生しやすい部位に補強板部(732)が配置されて、ケース本体(3)の歪みが確実に抑制される。
請求項10に記載の発明では、請求項1ないし9のいずれか1つに記載の基板収容ケースにおいて、ケース本体(3)における基板(5)が取着される側に樹脂製のカバー(4)が接合されて、ケース本体(3)とカバー(4)とによって基板収容室(41)が形成されていることを特徴とする。
これによると、寸法精度の高いケース本体(3)に対してカバー(4)が接合されるため、ケース本体(3)とカバー(4)の接合部のシール性が向上する。
請求項11に記載の発明のように、流体通路が形成されたボデー(1)と、ボデー(1)外に露出したソレノイド(21)を有し流体通路を開閉する電磁弁(2)とを備える液圧制御装置に、請求項1ないし10のいずれか1つに記載の基板収容ケースを用いることができる。
請求項12に記載の発明のように、請求項11に記載の液圧制御装置は、車両に搭載され、流体通路をブレーキ液が流通する液圧制御装置として用いることができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係る基板収容ケースを用いた液圧制御装置における基板およびカバーを取り外した状態の正面図、図2は図1のケースのA−A断面図、図3は図2のB−B線に沿う断面図である。
本実施形態の液圧制御装置は、ブレーキ液圧を制御して車両の制動力を制御する車両用ブレーキ装置の液圧制御装置として用いられる。なお、図1の上下方向は、車両搭載状態での上下方向を示している。
図1〜図3に示すように、液圧制御装置は、ブレーキ液が流通する流体通路(図示せず)が形成された金属製のボデー1を備えている。このボデー1には、流体通路を開閉する複数個の電磁弁2、ブレーキ液を吸入・吐出するポンプ(図示せず)、このポンプを駆動する電動機(図示せず)等が取付けられている。
ボデー1の側面には、電磁弁2のソレノイド21がカシメ等によって固定されている。このソレノイド21はボデー1外に露出しており、ソレノイド21を覆うようにして樹脂製のケース本体3がねじ(図示せず)によって固定されている。
ソレノイド21のコイル線(図示せず)はソレノイド端子22にハンダにて接合されており、このソレノイド端子22はケース本体3にインサート成形された導通部材23の露出部分に接合されている。
ケース本体3における反ボデー側には、樹脂製のカバー4が溶着等によって接合されている。ケース本体3とカバー4とによって形成された基板収容室41に、板状の基板5が収容されている。この基板5には、表面に電子部品(図示せず)が配置され、ケース本体3にインサート成形された多数のコネクタ端子6の一端側がハンダにて接合され、さらにソレノイド端子22が導通部材23等を介して接合されている。
ケース本体3には、ソレノイド21が収容される空間を形成する略直方体のソレノイド収容部32と、コネクタ端子6の他端側が収容される空間を形成する略直方体のコネクタ収容部33と、ソレノイド収容部32とコネクタ収容部33とを連結する板状の連結部34とが、一体に形成されている。
両収容部32、33と連結部34は、基板5の板面方向に並んで配置されている。以下、両収容部32、33と連結部34の並び方向を収容部等並び方向Zという。また、連結部34における基板5の板面に垂直な方向の外形寸法は、両収容部32、33における基板5の板面に垂直な方向の外形寸法よりも小さくなっている。
ケース本体3には、連結部34近傍に、基板5側に向かって突出する2個のコネクタ側基板保持部35が形成され、連結部34よりもソレノイド収容部32側に、基板5側に向かって突出する2個のソレノイド側基板保持部36が形成されている。そして、コネクタ側基板保持部35およびソレノイド側基板保持部36が基板5の装着穴(図示せず)に嵌入されて、基板5がケース本体3に固定されている。
さらに、ポンプを駆動する電動機に給電するための2本のバスバー7を備えている。バスバー7は、銅または銅合金等の導電性金属板をプレス加工等にて所定形状に成形した電気配線部材である。
バスバー7の一端側には、基板5の板面に対して略垂直に延びる基板側端子部71が形成され、基板側端子部71は連結部34よりもソレノイド収容部32側にて基板5にハンダ接合されている。バスバー7の他端側には、基板5の板面に対して略垂直に延びるコネクタ側端子部72が形成され、コネクタ側端子部72はコネクタ収容部33に収容されている。
基板側端子部71とコネクタ側端子部72とはバスバー本体板部73にて連結されている。このバスバー本体板部73は、基板5の板面に対して平行な板面の非補強板部731と、収容部等並び方向Zと略平行で且つ基板5の板面に対して略垂直な板面の補強板部732を有している。
非補強板部731はバスバー本体板部73の全域に渡って設けられている。換言すると、非補強板部731は基板側端子部71からコネクタ側端子部72に至るまで設けられている。補強板部732はバスバー本体板部73の一部の領域に設けられている。そして、バスバー本体板部73において補強板部732が設けられている領域は、収容部等並び方向Zに見た状態での断面形状がコ字形状になっており、コ字形状の中間部が非補強板部731になっている。また、コ字形状の両側の板部が補強板部732になっており、補強板部732は非補強板部731から基板5側に向かって延びている。
バスバー本体板部73は、ケース本体3にインサート成形されており、少なくとも連結部34の樹脂部分においては、非補強板部731および補強板部732がともにインサート成形されている。より詳細には、連結部34における収容部等並び方向Zの幅を連結部幅Wとすると、バスバー本体板部73のうち補強板部732は、連結部幅Wの全域に渡って連続して延びている。
本実施形態においては、ケース本体3の成形時に連結部34付近に残留応力が発生し、この残留応力により曲げモーメントが発生し、この曲げモーメントにより連結部34を中心にしてケース本体3に歪みが発生しようとする。ここで、補強板部732の板面は曲げモーメントの作用線を含む平面に対して平行であるため、補強板部732は曲げモーメントに対する剛性が高くなっており、曲げモーメントを補強板部732によって確実に受け止めることができる。したがって、ケース本体成形時のケース本体3の歪みを補強板部732によって抑制することができ、寸法精度の高いケース本体3を製作することができる。そして、寸法精度の高いケース本体3に対してカバー4が接合されるため、ケース本体3とカバー4の接合部のシール性が向上する。
また、ケース本体3が車両のエンジン(図示せず)の発生熱により変形しようとしても、ケース本体3の変形が補強板部732によって抑制されるため、コネクタ端子6と基板5との接合部に発生する応力を軽減して、接合部におけるハンダクラックの発生を防止することができる。
なお、本実施形態では、連結部幅Wの全域に渡って補強板部732を設けたが、補強板部732を連結部幅W内の一部の領域のみに設けても、ケース本体成形時のケース本体3の歪みを補強板部732によって抑制することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図4は本実施形態に係る基板収容ケースを用いた液圧制御装置におけるケースの平面図、図5は図4のC−C線に沿う断面図である。第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、補強板部732は非補強板部731から基板5(図3参照)側に向かって延びているが、図4、図5に示すように、補強板部732は非補強板部731から反基板側に向かって延びていてもよい。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図6は本実施形態に係る基板収容ケースを用いた液圧制御装置におけるケースの平面図、図7は図6のD−D線に沿う断面図である。上記各実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
上記第1、第2実施形態では、少なくとも連結部34の樹脂部分においては非補強板部731および補強板部732がともにインサート成形されていたが、本実施形態では、図6、図7に示すように、少なくとも連結部34の樹脂部分においては非補強板部731および補強板部732のうち補強板部732のみがインサート成形されている。これによると、非補強板部731はケース本体3から露出しているため、インサート成形時に非補強板部731を利用してバスバー7を容易に保持することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。図8は本実施形態に係る基板収容ケースを用いた液圧制御装置におけるケースの平面図、図9は図8のE−E線に沿う断面図である。上記各実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
上記第1〜3実施形態では、バスバー本体板部73において補強板部732が設けられている領域は、収容部等並び方向Zに見た状態での断面形状がコ字形状になっているが、本実施形態では、図8、図9に示すように、バスバー本体板部73において補強板部732が設けられている領域は、収容部等並び方向Zに見た状態での断面形状がL字形状になっている。これによると、断面形状がコ字形状である態様と比較して、形状が簡素であるため低コスト化を図ることができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。図10は本実施形態に係る基板収容ケースを用いた液圧制御装置におけるケースの平面図、図11は図10のG−G線に沿う断面図である。上記各実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
上記第1〜4実施形態のバスバー本体板部73は、少なくとも連結部34の樹脂部分においては非補強板部731と補強板部732とから構成されているが、本実施形態では、図10、図11に示すように、バスバー本体板部73は、少なくとも連結部34の樹脂部分においては、収容部等並び方向Zと略平行で且つ基板5(図3参照)の板面に対して略垂直な板面の補強板部732のみにて構成されており、基板側端子部71と補強板部732との間、およびコネクタ側端子部72(図3参照)と補強板部732との間は、基板5の板面に対して平行な板面の非補強板部731のみにて構成されている。
これによると、バスバー本体板部73において連結部34に位置する部分は、収容部等並び方向Zに見た状態での断面形状がI字形状となるため、断面形状がコ字形状またはL字形状である態様と比較して、形状が簡素であるため低コスト化を図ることができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態について説明する。図12は本実施形態に係る基板収容ケースを用いた液圧制御装置における基板およびカバーを取り外した状態の正面図、図13は図12のケースのH−H断面図、図14は図12のI−I線に沿う断面図である。上記各実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
上記第1〜5実施形態のバスバー7は、基板5の板面に対して平行な板面の非補強板部731を有しているが、本実施形態では、図12〜図14に示すように、バスバー7は、全域において基板5の板面に対して略垂直な板面の平板にて構成されている。これによると、バスバー7の形状が簡素であるため低コスト化を図ることができる。
なお、バスバー7の板面は、基板5の板面に対して垂直でなくてもよく、換言すると、基板5の板面に対して非平行であればよい。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態について説明する。図15は本実施形態に係る基板収容ケースにおけるバスバーを収容部等並び方向Z(図3参照)に見たときの断面図である。
図15に示すように、バスバー7は、収容部等並び方向Zに見た状態での断面形状がコ字形状で、且つ、補強板部732は非補強板部731に対して傾斜している。より詳細には、各補強板部732と非補強板部731とのなす角θは鋭角になっている。
そして、基板5(図3参照)がケース本体3(図3参照)に取り付けられた状態では、補強板部732は基板5の板面に対して傾斜している。換言すると、補強板部732は、基板5の板面に対して非平行になっている。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態について説明する。図16は本実施形態に係る基板収容ケースにおけるバスバーを収容部等並び方向Z(図3参照)に見たときの断面図である。
図16に示すように、バスバー7は、収容部等並び方向Zに見た状態での断面形状がコ字形状で、且つ、補強板部732は非補強板部731に対して傾斜している。より詳細には、各補強板部732と非補強板部731とのなす角θは鈍角になっている。
そして、基板5(図3参照)がケース3(図3参照)に取り付けられた状態では、補強板部732は基板5の板面に対して傾斜している。換言すると、補強板部732は、基板5の板面に対して非平行になっている。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態について説明する。図17は本実施形態に係る基板収容ケースにおけるバスバーを収容部等並び方向Z(図3参照)に見たときの断面図である。
図17に示すように、バスバー7は、収容部等並び方向Zに見た状態での断面形状がH形になっている。このような形状のバスバー7は、引き抜き成型や押し出し成型によって形成することができる。
(第10実施形態)
本発明の第10実施形態について説明する。図18は本実施形態に係る基板収容ケースにおけるバスバーを収容部等並び方向Z(図3参照)に見たときの断面図である。
図18に示すように、バスバー7は、収容部等並び方向Zに見た状態での断面形状がC形になっている。このような形状のバスバー7は、引き抜き成型、押し出し成型、あるいは曲げ加工によって形成することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、補強板部732を収容部等並び方向Zと略平行にしたが、補強板部732は収容部等並び方向Zに対して傾斜していてもよい。換言すると、補強板部732は、収容部等並び方向Zと垂直で且つ基板5の板面と平行な仮想直線を基準仮想直線L(図1、4、6、8、10、12参照)としたとき、この基準仮想直線Lに対して非平行であればよい。
上記各実施形態では、車両用ブレーキ装置の液圧制御装置を示したが、本発明は他の用途の液圧制御装置にも適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る基板収容ケースを用いた液圧制御装置における基板およびカバーを取り外した状態の平面図である。 図1のケースのA−A断面図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態に係る基板収容ケースを用いた液圧制御装置における基板およびカバーを取り外した状態の平面図である。 図4のC−C線に沿う断面図である。 本発明の第3実施形態に係る基板収容ケースを用いた液圧制御装置における基板およびカバーを取り外した状態の平面図である。 図6のD−D線に沿う断面図である。 本発明の第4実施形態に係る基板収容ケースを用いた液圧制御装置における基板およびカバーを取り外した状態の平面図である。 図8のE−E線に沿う断面図である。 本発明の第5実施形態に係る基板収容ケースを用いた液圧制御装置における基板およびカバーを取り外した状態の平面図である。 図10のG−G線に沿う断面図である。 本発明の第6実施形態に係る基板収容ケースを用いた液圧制御装置における基板およびカバーを取り外した状態の正面図である。 図12のケースのH−H断面図である。 図12のI−I線に沿う断面図である。 本発明の第7実施形態に係る基板収容ケースにおけるバスバーの断面図である。 本発明の第8実施形態に係る基板収容ケースにおけるバスバーの断面図である。 本発明の第9実施形態に係る基板収容ケースにおけるバスバーの断面図である。 本発明の第10実施形態に係る基板収容ケースにおけるバスバーの断面図である。 従来の車両用ブレーキ装置の液圧制御装置における基板およびカバーを取り外した状態の平面図である。 図19のJ−J線に沿う断面図である。
符号の説明
1…ボデー、2…電磁弁、3…基板収容ケースのケース本体、5…基板、6…コネクタ端子、7…バスバー、21…ソレノイド、32…ソレノイド収容部、33…コネクタ収容部、34…連結部、732…補強板部、Z…並び方向。

Claims (12)

  1. 表面に電子部品が配置されるとともにコネクタ端子(6)の一端側が接合された基板(5)が取着される樹脂製のケース本体(3)を備え、
    前記ケース本体(3)は、前記基板(5)が収容される基板収容室(41)と、前記コネクタ端子(6)の他端側が収容されるコネクタ収容部(33)と、同コネクタ収容部(33)に対して前記基板(5)の板面方向に並んで配置されるとともに部品が収容される部品収容部(32)と、前記両収容部(32、33)を連結するようにしてこれらに一体形成されるとともに前記基板(5)の板面に垂直な方向の外形寸法が前記両収容部(32、33)よりも小さい連結部(34)とを有してなる基板収容ケースにおいて、
    一端側が前記基板(5)に接合されるとともに他端側が前記コネクタ収容部(33)に収容されるバスバー(7)を備え、
    このバスバー(7)は、前記両収容部(32、33)および前記連結部(34)の並び方向(Z)と垂直で且つ前記基板(5)の板面と平行な仮想直線を基準仮想直線(L)としたとき、この基準仮想直線(L)に対して非平行で且つ前記基板(5)の板面に対して非平行な補強板部(732)を有し、
    この補強板部(732)は、前記連結部(34)の樹脂部分にインサート成形されていることを特徴とする基板収容ケース。
  2. 前記バスバー(7)は、前記基板(5)に接合される基板側端子部(71)と、前記コネクタ収容部(33)に収容されるコネクタ側端子部(72)と、前記基板側端子部(71)と前記コネクタ側端子部(72)とを連結するバスバー本体板部(73)とを有し、
    このバスバー本体板部(73)は、前記基板(5)の板面に対して平行な非補強板部(731)と前記補強板部(732)とからなることを特徴とする請求項1に記載の基板収容ケース。
  3. 前記バスバー(7)は、少なくとも前記連結部(34)の樹脂部分においては、前記非補強板部(731)および前記補強板部(732)がともにインサート成形されていることを特徴とする請求項2に記載の基板収容ケース。
  4. 前記バスバー(7)は、少なくとも前記連結部(34)の樹脂部分においては、前記非補強板部(731)および前記補強板部(732)のうち前記補強板部(732)のみがインサート成形されていることを特徴とする請求項2に記載の基板収容ケース。
  5. 前記バスバー本体板部(73)において前記連結部(34)に位置する部分は、前記並び方向(Z)に見た状態での断面形状がコ字形状であることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1つに記載の基板収容ケース。
  6. 前記バスバー本体板部(73)において前記連結部(34)に位置する部分は、前記並び方向(Z)に見た状態での断面形状がL字形状であることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1つに記載の基板収容ケース。
  7. 前記バスバー(7)は、前記基板(5)に接合される基板側端子部(71)と、前記コネクタ収容部(33)に収容されるコネクタ側端子部(72)と、前記基板側端子部(71)と前記コネクタ側端子部(72)とを連結するバスバー本体板部(73)とを有し、
    このバスバー本体板部(73)は、少なくとも前記連結部(34)に位置する部分が、前記補強板部(732)のみにて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の基板収容ケース。
  8. 前記バスバー本体板部(73)は、その全てが前記補強板部(732)のみにて構成されていることを特徴とする請求項7に記載の基板収容ケース。
  9. 前記補強板部(732)は、前記連結部(34)における前記並び方向(Z)の全域に渡って連続して延びていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の基板収容ケース。
  10. 前記ケース本体(3)における前記基板(5)が取着される側に樹脂製のカバー(4)が接合されて、前記ケース本体(3)と前記カバー(4)とによって前記基板収容室(41)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の基板収容ケース。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1つに記載の基板収容ケースと、
    流体通路が形成されたボデー(1)と、
    前記ボデー(1)外に露出したソレノイド(21)を有し前記流体通路を開閉する電磁弁(2)とを備え、
    前記基板収容ケースの部品収容部(32)に前記ソレノイド(21)が収容されていることを特徴とする液圧制御装置。
  12. 車両に搭載され、前記流体通路をブレーキ液が流通することを特徴とする請求項11に記載の液圧制御装置。
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