JP5082123B2 - 室内照明灯 - Google Patents

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Description

本発明は、室内照明灯に関し、さらに詳しくは、光源点灯の際の操作性及び応答性に優れると共に、光源の誤消灯を防止することができる室内照明灯に関する。
従来より、車両等の天井に装備される室内照明灯として、例えば、プッシュボタン、スライドレバー等の可動操作部材を有する機械式スイッチを備え、この可動操作部材を直接操作して光源の点灯・消灯を切り替えるものが一般に知られている。しかし、この従来の室内照明灯では、夜間の暗がりや運転中等の場合には機械式スイッチの可動操作部材の位置が分かり難く手探りで探す手間がある。また、機械式スイッチの可動操作部材を押す等の操作が必要であるため、必要なときに直ぐに光源を点灯させ難いといった問題がある。
そこで、上記問題を解決する従来の室内照明灯として、人体の接触及び/又は接近を検知するタッチセンサを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
上記特許文献1には、機械式スイッチであるメインスイッチと、このメインスイッチの周囲に配設される感圧スイッチ(タッチセンサ)とを備え、メインスイッチから離れた場所の感圧スイッチを押圧しても光源を点灯させ得るようにした室内照明灯が開示されている(特許文献1の〔0018〕〜〔0024〕及び図2等参照)。なお、上記特許文献1には、メインスイッチ及び感圧スイッチのうちの一方又は両方を有効にする選択スイッチを更に備え、使用者の好み等に応じて各スイッチを使い分けることが開示されている(特許文献1の〔0036〕〜〔0038〕及び図11等参照)。
また、上記特許文献2には、静電容量型スイッチ(タッチセンサ)を備える室内照明灯が開示されている。
特開2005−29164号公報 特開2007−230450号公報
しかし、上記特許文献1及び2では、タッチセンサの検知結果に基づいて光源を点灯制御及び消灯制御するように構成されているため、光源が一旦点灯された後、使用者が誤ってタッチセンサを作動させて光源を消灯させてしまう恐れがある。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、光源点灯の際の操作性及び応答性に優れると共に、光源の誤消灯を防止することができる室内照明灯を提供することを目的とする。
本発明は、以下の通りである。
1.光源を有する照射部と、
人体の接触及び/又は接近を検出する前記光源点灯用のタッチセンサと、
可動操作部材を有する前記光源消灯用のスイッチと、
前記光源、前記タッチセンサ及び前記スイッチに電気的に接続され、且つ、前記タッチセンサの検出結果に基づいて前記光源を消灯制御せず且つ前記光源を点灯制御すると共に、前記スイッチの前記可動操作部材の操作状態に基づいて前記光源を点灯制御せず且つ前記光源を消灯制御する光源制御部と、を備えることを特徴とする室内照明灯。
2.前記スイッチは、前記可動操作部材の位置の変化に応じて接続状態が切り替わる接点部を有し、前記光源制御部は、前記接点部の接続状態が切り替えられたときに前記光源を消灯制御する上記1.記載の室内照明灯。
3.前記タッチセンサの検知部は前記可動操作部材に設けられている上記1.又は2.記載の室内照明灯。
4.前記タッチセンサは静電容量型センサであり、前記検知部としての電極部は、樹脂製の前記可動操作部材の表面側に設けられる金属メッキ層からなる上記3.記載の室内照明灯。
5.前記可動操作部材は、前記照射部を囲うように設けられたリング形状を有し、且つ、該照射部の外周に沿って回転自在に支持されている上記3.又は4.記載の室内照明灯。
6.前記可動操作部材の表面色は前記照射部の表面色と異なっている上記5.記載の室内照明灯。
7.前記可動操作部材の表面側には複数の凹部及び/又は凸部が形成されている上記5.又は6.記載の室内照明灯。
本発明の室内照明灯によると、光源制御部によって、タッチセンサの検出結果に基づいて光源が点灯制御され、スイッチの可動操作部材の操作状態に基づいて光源が消灯制御される。これにより、夜間の暗がりや運転中等の場合でもタッチセンサにより光源を容易且つ確実に点灯させることができ、光源点灯の際の操作性を高めることができる。また、光源点灯の際に機械式スイッチのように可動操作部材を押す等の操作が必要でないため、必要なときに直ぐに光源を点灯させることができ、光源点灯の際の応答性を高めることができる。さらに、タッチセンサではなく機械式スイッチの操作により光源を消灯させるようにしたので、使用者が誤ってタッチスイッチに接触及び/又は近接しても点灯状態の光源が消灯されず、光源の誤消灯を防止することができる。
また、前記タッチセンサの検知部が前記可動操作部材に設けられている場合は、同じ部位である検知部及び可動操作部材により光源を点灯及び消灯できるため、使用者がそれらの位置を把握し易く、操作性をより高めることができる。また、タッチセンサ及びスイッチの構成部材を別々に設けるものに比べて、タッチセンサ及びスイッチのための設置場所を省スペース化でき、室内照明灯の小型化を図ることができる。
また、前記タッチセンサが静電容量型センサであり、前記検知部としての電極部が、樹脂製の前記可動操作部材の表面側に設けられる金属メッキ層からなる場合は、静電容量型センサの採用により、非接触センサを簡易且つ安価に構成できる。また、樹脂製の可動操作部材の採用により、タッチセンサの電極部として機能する金属製の可動操作部材を採用するものに比べて、軽量化を図ることができる。さらに、金属メッキ層の金属色により可動操作部材の位置をより容易に把握でき、また美観を高め意匠性を向上させることができる。
また、前記可動操作部材が、前記照射部を囲うように設けられたリング形状を有し、且つ、該照射部の外周に沿って回転自在に支持されている場合は、可動操作部材としてプッシュボタン、スライドレバー等を有する機械式スイッチに比べて、光源点灯の際に使用者が誤って可動操作部材を回動作動させてしまうことを抑制できる。また、手探りで照射部を見つけた後に、その周囲に位置する可動操作部材を容易に見つけて、そのまま回転操作できるため、操作性を高めることができる。さらに、照射部及び可動操作部材の意匠を円形として、見る向きが変わっても美観が変化することがない形状にすることができ、デザインの自由度が高まって意匠性を高めることができる。
また、前記可動操作部材の表面色が前記照射部の表面色と異なっている場合は、表面色の違いにより照射部と可動操作部材とを容易に識別でき、可動操作部材の位置をより容易に把握することができる。
さらに、前記可動操作部材の表面側に複数の凹部及び/又は凸部が形成されている場合は、複数の凹部及び/又は凸部により使用者が可動操作部材をより確実に掴んで回転させることができる。また、表面形状の違いにより照射部と可動操作部材とを容易に識別でき可動操作部材の位置をより容易に把握することができる。特に、手さぐりでも可動操作部材を容易に探し当てることができる。
1.室内照明灯
本実施形態1.に係る室内照明灯は、以下に述べる照射部、タッチセンサ、スイッチ及び光源制御部を備える。この室内照明灯は、例えば、照射部及びスイッチの可動操作部材を支持するハウジングを更に備えることができる。
なお、上記室内照明灯の用途としては、例えば、車両、船舶、飛行機等の乗り物の室内照明、家具の埋め込み照明等を挙げることができる。また、上記室内照明灯の種類としては、例えば、マップランプ、バニティランプ、トランクランプ、スポットランプ、ルームランプ等を挙げることができる。
上記「照射部」は、光源を有する限り、その構成、形状、個数等は特に問わない。この照射部の室内側への露出部分の形状は任意に選択することができるが、その露出部分の形状が円形(特に真円形)であることが好ましい。美観に優れるためである。また、この照射部は、例えば、ハウジングに対して1又は2つの回転軸で回転自在に支持されていることができる。これにより、光源の照射方向を任意の方向に広角で変更することができる。さらに、照射部が光源を備えるため、照射部の照射方向を変えても光軸等の光学系の変化が生じず、一様な照射能力を得ることができる。特に、LED等の指向性が高い光源を用いても、問題がなく好ましい。
上記光源は、電気的に発光するものである限り、その種類、形状、個数等は特に問わない。この光源は、例えば、LEDであることができる。これにより、光源としてバルブを使用するものに比べて、スポット性を高め且つ小型化を図ることができる。
上記「タッチセンサ」は、人体の接触及び/又は接近を検出する限り、その構成、種類、個数等は特に問わない。このタッチセンサは、通常、光源点灯用のセンサである。このタッチセンサの種類としては、例えば、静電容量型、圧電素子型、光電型、超音波型等を挙げることができる。これらのうち、非接触センサを簡易且つ安価に構成できるといった観点から、静電容量型であることが好ましい。この静電容量型のタッチセンサは、例えば、タッチセンサの検知部としての電極部と、この電極部及び人体の間の静電容量の変化を検出する静電容量回路とを有することができる。
上記「スイッチ」は、可動操作部材を有する限り、その構成、形状、個数等は特に問わない。このスイッチは、通常、光源消灯用のスイッチである。また、このスイッチは、例えば、可動操作部材の位置の変化に応じて接続状態が切り替わる接点部を有することができる。この接点部は、例えば、可動操作部材に設けられる接点(例えば、スイッチプレート等)と、この接点が接触する電子基板上の接点パターンとを有することができる。
上記可動操作部材としては、例えば、回転操作部材、プッシュボタン、スライドレバー等を挙げることができる。これらのうち、誤作動を抑制できるといった観点から、回転操作部材であることが好ましい。この回転操作部材は、例えば、予め設定される複数の回転位置の間で回転自在且つ位置決め可能に設けられていることができる。なお、この回転操作部材の回転方向、回転角度範囲の制限の有無等は特に問わない。
上記「光源制御部」は、上記光源、タッチセンサ及びスイッチに電気的に接続され、且つ、タッチセンサの検出結果に基づいて光源を消灯制御せず且つ点灯制御すると共に、スイッチの可動操作部材の操作状態に基づいて光源を点灯制御せず且つ消灯制御する限り、その構成、光源制御形態、タイミング等は特に問わない。
上記光源制御部は、例えば、上述の静電容量型タッチセンサを構成する静電容量回路から電極部と人体との間の静電容量の変化の検出信号が入力されたときに光源を点灯制御すると共に、上記スイッチを構成する接点部の接続状態が切り替えられたときに光源を消灯制御するように構成されていることができる。この消灯制御の形態としては、例えば、(1)回転操作部材の回転位置が変化する毎に光源を消灯する形態、(2)回転操作部材が複数の回転位置のうちの予め設定された所定の消灯用回転位置に位置されたときに光源を消灯する形態等を挙げることができる。
ここで、上記タッチセンサの検知部は、例えば、上記可動操作部材に設けられていることができる。このとき、上記照射部がハウジングに対して1又は2つの回転軸で回転自在に支持されている場合には、点灯状態の照射部の向きを変える際に使用者が可動操作部材、即ちタッチセンサの検知部に触れてしまうこともあるが、スイッチの可動操作部材を操作しない限り点灯状態が変化しないため、照射部の誤消灯を防止することができる。
上述のように検知部が可動操作部材に設けられている場合、静電容量型タッチセンサとしては、例えば、(1)上記検知部としての電極部が樹脂製の可動操作部材の表面側の全領域又は一部領域に設けられた金属メッキ層からなる形態、(2)上記検知部としての電極部が金属製の可動操作部材からなる形態等を挙げることができる。上記(1)形態では、可動操作部材の室内側への露出表面側及び非露出表面側の全領域に金属メッキ層が設けられていることが好ましい。この露出表面側の金属メッキ層によりタッチセンサの検知領域を広範囲に設定できると共に、非露出表面側の金属メッキ層と上記静電容量回路とを容易に配線接続できるためである。また、上記金属メッキ層としては、例えば、クロムメッキ、金メッキ等を挙げることができる。
上述のように検知部が可動操作部材に設けられている場合、スイッチの可動操作部材は、例えば、照射部を囲うように設けられたリング形状を有し、且つ照射部の外周に沿って回転自在に支持されていることができる。
この場合、上記可動操作部材の表面色は、例えば、照射部(例えば、レンズホルダ等)の表面色と異なっていることができる。この可動操作部材の表面色は、例えば、上記金属メッキ層による金属色であることができる。この金属色としては、例えば、クロムメッキの青味を帯びた銀白色、金メッキの黄金色等を挙げることができる。また、この照射部の表面色は、例えば、各種の樹脂色であることができる。
この場合、上記可動操作部材の表面側には、例えば、複数の凹部及び/又は複数の凸部が形成されていることができる。これら複数の凹部及び/又は凸部としては、例えば、ディンプル部、リブ部、ダイヤカット部等を挙げることができる。この場合、照射部(例えば、レンズホルダ等)の表面側に可動操作部材の上記凹部及び/又は凸部と同じ形状の凹部及び/又は凸部を設けるようにしてもよいが、照射部との識別性といった観点から、照射部の表面側に可動操作部材と異なる形状の凹部及び/又は凸部を設けたり、照射部の表面側に凹部及び/又は凸部を設けなかったりすることが好ましい。
この場合、例えば、上記照射部、可動操作部材及びハウジングのそれぞれの室内側への露出部分の形状が円形(好ましくは、真円形)であることができる。これにより、照射部、可動操作部材及びハウジングが同じ円形となる意匠を得ることができ、従来の長方形状の室内照明具と異なった意匠となり、意匠性を向上させることができる。この場合、上記照射部、可動操作部材及びハウジングが同心円状に配設されることが好ましい。各要素の統一感が得られ、従来の長方形状室内照明具と異なった意匠となり、意匠性を向上できるためである。
2.室内照明灯
他の実施形態2.に係る室内照明灯としては、例えば、上述の実施形態1.に係る室内照明灯において、上記照射部を構成する筒状の支持部(例えば、レンズホルダ等)の内側に位置し且つこの支持部を第1回転軸回りに回転自在に支持する支持リングと、この支持リングの内側に位置し且つこの支持リングを第1回転軸と交差(好ましくは、直交)する第2回転軸回りに回転自在に支持する支持柱を有する上記ハウジングと、を備えることを特徴とするものを挙げることができる。これにより、支持リングが外部に露出することなく、照射部の可動角度範囲をより広角にすることができる。
上記実施形態2.の室内照明灯では、例えば、上記支持柱の上記支持リングを支持する軸配設面は、支持リングの支持先端側から基端側に向かって支持リングの軸心寄りに傾斜していることができる。これにより、支持部及び支持リングが回転して支持柱に接触するときの角度を、軸配設面が垂直面である場合より大きくでき、照射部の可動角度範囲をより広角にすることができる。
上記実施形態2.の室内照明灯では、例えば、上記支持柱の上記支持リングを支持する軸配設面の反対側の面である軸配設裏面に、支持柱の立設方向に延びるリブが設けられていることができる。これにより、支持部及び支持リングの回転する角度を狭くなることなく、支持柱の強度を高めることができる。
上記実施形態2.の室内照明灯では、例えば、上記支持柱の軸配設裏面は、支持リングの支持先端側から基端側に向かって支持リングの軸心寄りに傾斜していることができる。これにより、照射部が回転しても支持柱により接触しにくくなり、照射部の回転角度を、軸配設裏面が垂直面である場合より大きくでき、照射部の可動角度範囲をより広角にすることができる。
3.室内照明灯
更に他の実施形態3.に係る室内照明灯としては、例えば、上述の実施形態1.又は2.に係る室内照明灯において、上記照射部が、少なくとも1軸で連結構造体を介して上記ハウジングに支持されており、前記連結構造体は、互いに相対回転可能な第1連結部材及び第2連結部材と、これらの連結部材の間に介在されると共に相対回転時に摩擦により負荷を与えるシムと、を備える連結構造体であって、前記シムは、円板形状で外周面を摩擦面とする基盤部と、該基盤部より大径の円板形状であり、その外周面が摩擦面であり且つ該基盤部に連続して段状に設けられる大径部と、該大径部側から軸方向に突出した角柱形状の固定部と、を有し、前記第1連結部材は、前記基盤部が回転可能に嵌合する基盤部受け部と、前記大径部が回転可能に嵌合する大径部受け部と、を備えた段状のシム受け孔を有し、前記第2連結部材は、前記固定部に回転不能に嵌合する固定部受け部を有することを特徴とするものを挙げることができる。上記シムの材質としては、例えば、エラストマー、ゴム、樹脂等を挙げることができる。
これにより、上記シムが、その基盤部及び大径部の外周面を摩擦面として第1連結部材に回転可能に保持されるので、従来のように摩擦面を内周面とするものに比べて、摩擦面をより広く確保することができ、シムの小型化及び部品点数や工数を低減できる。また、摩擦面が段状に形成されているので、シムが脱落することを防止でき、またシムの誤組付けを防止できる。しかも、シムの基盤部及び大径部が円板形状なので、円柱面あるいは球面にシムを取り付ける場合に、従来のように四角形のものに比べて、取付けに必要な平面の面積を小さくすることができ、連結構造体の小型化を図ることができる。
上記実施形態3.の室内照明灯では、例えば、前記シムの前記固定部の根元周囲には角柱形状の凹部からなる固定凹部が更に設けられると共に、前記第2連結部材の固定部受け部の先端が前記固定凹部に回転不能に嵌合することができる。これにより、シムと第2連結部材とは、固定部の外周面と固定部受け部の内周面との嵌合に加え、固定凹部の内周面と固定部受け部の外周面との嵌合により固定されるので、これらシムと第2連結部材の固定力を高め、且つ破損しにくいものとすることができる。
上記実施形態3.の室内照明灯では、例えば、前記シム受け孔は、その深さが前記基盤部及び前記大径部の厚さの和である貫通孔であることができる。これにより、シム受け孔を容易に形成又は加工することができ、連結構造体を小型且つ簡易な構造にできる。
4.室内照明灯
更に他の実施形態4.に係る室内照明灯としては、例えば、上述の実施形態1.〜3.のいずれかに係る室内照明灯において、上記照射部を回転又は移動自在に支持し且つ上記スイッチの可動操作部材を支持する上記ハウジングと、上記スイッチの接点部と上記光源とを接続するワイヤハーネスと、を備え、上記照射部は、ワイヤハーネスの光源側の一部を固定する光源側固定手段を有する光源側固定部材(例えば、LEDホールドプレート等)を備え、上記ハウジングは、ワイヤハーネスのスイッチ側の一部を固定するスイッチ側固定手段を有するスイッチ側固定部材(例えば、アウタープレート等)を備え、上記照射部をハウジングに対して回転又は移動させる際に、上記ワイヤハーネスを、上記光源側固定手段と上記スイッチ側固定手段との間で変形させる一方、上記光源側固定手段と一方の端部との間及び上記スイッチ側固定手段と他方の端部の間では変形させないようにしたことを特徴とするものを挙げることができる。これにより、ワイヤハーネスの変形時でも端部のコネクタ部分に外力が作用せず、ワイヤハーネスの各コネクタへの取付部における断線を防止することができる。
上記実施形態4.の室内照明灯では、例えば、上記光源側及びスイッチ側固定手段は、いずれもクランプ構造からなることができる。これにより、簡易な構造で強い固定力を得ることができる。上記クランプ機構は、例えば、弾性変形可能に設けられた押さえ部と、この押さえ部の両端側に配設される各固定部と、を備え、非弾性変形状態の上記記押さえ部と各固定部との間隔(S1,S2)がワイヤハーネスの直径より小さな値に設定されていることができる。これにより、押さえ部と各固定部との間の2箇所でワイヤハーネスを噛み込ませることができるので、ワイヤハーネスの固定をより確実に行うことができる。
上記実施形態4.の室内照明灯では、例えば、上記スイッチ側固定部材は、上記ワイヤハーネスが移動可能に挿通された通過孔を有し、上記光源側固定手段が上記通過孔の近傍に配設されていることができる。これにより、照射部の回転時又は移動時に、各固定手段の間のワイヤハーネスは通過孔を移動するように変形して撓むため、他の部材に噛み込む可能性を抑制できる。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例では、本発明に係る「室内照明灯」として、乗用車の天井の前部座席上方でありバックミラーの周辺部に配設される室内照明灯を例示する。
(1)室内照明灯の構成
本実施例に係る室内照明灯1は、図1〜図3に示すように、光源2を有する照射部4と、静電容量型センサである光源点灯用のタッチセンサ50(図13参照)と、樹脂製でリング状のスイッチノブ26(本発明係る「可動操作部材」として例示する。)を有する光源消灯用のスイッチ5と、照射部4を支持する樹脂製の支持リング8と、支持リング8を支持するハウジング6と、光源2を点灯及び消灯制御する光源制御部55(図13参照)とを備えている。これらハウジング6、スイッチノブ26及び照射部4は、同心円状に配設されている。
上記照射部4は、LEDである光源2を具備するLEDユニット11と、光源2からの光線の拡散を防止するLEDホルダー12及びレンズ3と、これらを一体化するLEDホールドプレート13とを備えている。このレンズ3は、中心孔が形成された樹脂製で椀状のレンズホルダ7の内側に固定されている。そして、照射部4の中心側は、上記スイッチノブ26の中心孔から室内側に露出しており、その露出部分の形状が真円形となっている。
上記ハウジング6は、樹脂製のアウターベゼル9と、その裏側に蓋のように取り付けられる樹脂製のアウタープレート10とを備えている。
上記レンズホルダ7の内側に配設される円環状の支持リング8には、図1及び図3に示すように、遠心側に突出した回転軸端14と、回転軸端14に対向するシム受け孔15とが設けられている。また、この支持リング8には、図2及び図3に示すように、回転軸端14から円周方向に90度ずれて位置する軸受16と、この軸受16に対向するシム受け孔17とが設けられている。これらシム受け孔15,17にはエラストマー製のシム18,19がそれぞれ回転可能に設けられている。
上記シム18は、図8及び9に示すように、円板形状で外周面を摩擦面とする基盤部18aと、基盤部18aより大径の円板形状で外周面を摩擦面とすると共に基盤部18aに連続して中心軸が一致し且つ段状に設けられる大径部18bと、大径部18b側から軸方向に突出した角柱形状の固定部18cと、この固定部18cの根元周囲に形成された角柱形状の凹部からなる固定凹部18dと、を備えている。なお、シム19も同様の構造であるため、同じ符号a〜dを付した19a〜19dとして説明を省略する。
上記支持リング8のシム受け孔15には、シム18の基盤部18aが摩擦を生じながら回転可能に嵌合する基盤部受け部15aと、大径部18bが摩擦を生じながら回転可能に嵌合する大径部受け部15bとが設けられており、内周面が段状になっている。このように内周面が段状になっているので、シム18の脱落を防止することができる。なお、シム受け孔17も同様の構造であるので、同じ符号a〜bを付した17a〜17bとして説明を省略する。
上記レンズホルダ7の内面側には、図1及び図3に示すように、支持リング8の回転軸端14を軸支する軸受20と、シム18の固定部18c及び固定凹部18dに回転不能に嵌合する固定部受け部21とが設けられている。この固定部受け部21は、その内周面が固定部18cに嵌合すると共にその外周面が固定凹部18dに嵌合して固定される(図8及び図9参照)。そして、この支持リング8とレンズホルダ7とは、第1回転軸R1回りに相対的に回転可能であり且つシム18の作用で任意の角度で位置保持可能とされている。
ここで、第1連結部材としての上記支持リング8、第2連結部材としての上記レンズホルダ7及びシム18によって、第1連結構造体が構成されている。
上記アウタープレート10は、図2に示すように、中央孔が形成された円板状体である底部10aと、底部10aから互いに向かい合うように立設される一対の支持柱10b、10cと、底部10aの外周部であり且つアウターベゼル9の端部と接続される外周部10dとを備えている。これら一対の支持柱10b,10cのうちの一方の支持柱10bの先端側には、支持リング8の軸受16に軸支される回転軸端23が設けられている。また、他方の支持柱10cの先端側には、シム19の固定部19c及び固定凹部19dに回転不能に嵌合する固定部受け部24が設けられている。この固定部受け部24は、その内周面が固定部19cに嵌合すると共にその外周面が固定凹部19dに嵌合して固定される(図8及び図9参照)。そして、この支持リング8は、支持柱10b,10c、即ちアウタープレート10及びハウジング6に対して第2回転軸R2回りに回転可能であり且つシム19の作用で任意の角度で位置保持可能とされている。上記第1回転軸R1と第2回転軸R2とのなす角度は90度とされている(図4参照)。また、第1及び第2回転軸R1,R2での最大の回転角度範囲は56度とされている(図5参照)。
ここで、第1連結部材としての上記支持リング8、第2連結部材としての上記ハウジング6及びシム19によって、第2連結構造体が構成されている。
上記各支持柱10b,10cは、図2に示すように、支持リング8を支持する軸配設面10eと、軸配設面10eの反対側面である軸配設裏面10fとを有している。これら軸配設面10e及び軸配設裏面10fは、支持リング8の支持先端側から基端側に向かって支持リング8の軸心寄りに傾斜している。また、上記各支持柱10b,10cの軸配設裏面10eには、図4に示すように、支持柱10b,10cの立設方向に延びるリブ10gが設けられている。
上記スイッチ5は、図1及び図3に示すように、上記スイッチノブ26と、スイッチ5の接点となる金属製のスイッチプレート27と、スイッチプレート27に付勢するスイッチスプリング28と、このスイッチプレート27が接触する電子基板33上の接点パターンと、スイッチ5の回転時に節度感を出すためのピン29及びピンスプリング30と、を備えている。このスイッチプレート27及び電子基板33上の接点パターンによって、スイッチノブ26の回転位置の変化に応じて接続状態が切り替わる接点部56(図13参照)が構成されている。
上記スイッチノブ26の周縁側には、円周方向に等ピッチ間隔で複数(図中2つ)のフランジ31が設けられている。このフランジ31が、アウターベゼル9とアウタープレート10とにより形成される案内孔32に入って所定の回転角度内で案内されることによって、スイッチノブ26がハウジング6に対して回転自在に支持されることとなる。
上記ピンスプリング30により付勢されたピン29は、アウタープレート10に形成された複数(例えば、2つ)の凹部34のいずれかに入り込むようになっている。そして、スイッチノブ26を回転させることにより、ピンスプリング30の付勢力に抗してピン29が一方の凹部34から抜け出して他方の凹部34に入り込むことでスイッチ5の操作状態が変化した感触を得ることができる。これと同時に、スイッチプレート27が電子基板33に対して移動して接点部56の接続状態が切り替わり、この切り替わりを光源制御部55がとらえるようになっている。
上記アウターベゼル9は、図1及び図6に示すように、室内側に露出する真円形のフランジ39と、天井35の裏側に引っ掛かる爪36及び係合バネ37とを備えている。この係合バネ37は、爪36と対向する位置に配置されており、室内照明灯1の天井35への装着時に弾性変形を伴って天井35の裏面に引っ掛かって脱落を防止する構造となっている。
上記アウタープレート10の上面側には、図1及び図3に示すように、電子基板33が取り付けられている。この電子基板33とLEDユニット11とはワイヤハーネス38を介して電気的に接続されている。また、上記LEDホールドプレート13には、ワイヤハーネス38のLEDユニット11側の一部を照射部4に固定する光源側固定手段40と、光源側コネクタ41の近傍においてワイヤハーネス38の経路を規制するU字溝42とが設けられている。さらに、アウタープレート10には、ワイヤハーネス38のスイッチ側の一部を固定するスイッチ側固定手段43が設けられている。また、アウタープレート10には、ワイヤハーネス38が移動可能に貫通する通過孔46が形成されている。そして、光源側固定手段40は通過孔46の近傍に配置さている。
上記スイッチ側固定手段43は、図10及び図11に示すように、クランプ構造により構成されており、ワイヤハーネス38を下方へ押さえる押さえ部45と、この押さえ部45の両端側に配設され且つ押さえ部45との間でワイヤハーネス38を挟持する2箇所の固定部44とを備えている。この押さえ部45は、アウタープレート10に一体的に設けられており、弾性を有している。また、押さえ部45の先端部は、ワイヤハーネス38の側方へのずれを防止するように鉤状に下方向へ向かって突出している。また、各固定部44は、アウタープレート10の表面から突出するように一体的に設けられている。これら各固定部44の突出高さは、ワイヤハーネス38をスイッチ側コネクタ47に無理なく接続できるような高さに設定されている。これにより、ワイヤハーネス38の装着時においても、ワイヤハーネス38自体の屈曲による負荷がワイヤハーネス38のスイッチ側コネクタ47への接続部分に掛かることが防止される。
上記固定部44及び押さえ部45の位置関係は、図12に示すように、ワイヤハーネス38の装着前、即ち外力が掛かっていない状態で、固定部44及び押さえ部45a、45bの最も近い部分の間隔(押さえ部45aのように、ワイヤハーネス38を押さえる面が各固定部44の対向空間の外側に存在する場合は間隔S1、押さえ部45bのように、ワイヤハーネス38を押さえる面が各固定部44の対向空間の内側に存在する場合は間隔S2)がワイヤハーネス38の直径より小さな値に設定されている。この場合、押さえ部45と各固定部44との間にワイヤハーネス38を挟むと、押さえ部45がワイヤハーネス38を各固定部44の対向空間内に押し込んで固定するようになる。
なお、上記光源側固定手段40は、上記スイッチ側固定手段43と同様にして、クランプ構造により構成されており、2箇所の固定部と、各固定部の間にワイヤハーネス38を押し込んで固定する弾性を有する押さえ部と、を備えている。そして、ワイヤハーネス38の装着前の状態で、固定部及び押さえ部の最も近い部分の間隔がワイヤハーネス38の直径より小さな値に設定されている(詳細は図示せず)。
上記タッチセンサ50は、図13に示すように、スイッチノブ26の室内側への露出表面側及び非露出表面側の全領域に設けられるクロムメッキ層からなる電極部51(本発明に係る「検知部」として例示する。)と、この電極部51に電気的に接続される電子基板33上の静電容量回路53とを有している。この静電容量回路53は、電極部51と人体との間の静電容量の変化を検出し、その検出信号を光源制御部55に出力するようになっている。また、この静電容量回路53と電極部51(クロムメッキ層)とは、電極部51に圧接される接点52aを有する配線52(図1参照)を介して電気的に接続されている。
上記光源制御部55は、光源2、タッチセンサ50を構成する静電容量回路53、及びスイッチ5を構成する接点部56に電気的に接続されている。この光源制御部55は、図示しないCPU、ROM及びRAMを有しており、RAMがデータの一時保存等に使用され、ROMに記憶された制御プログラムに従ってCPUが光源の点灯・消灯処理を実行する。即ち、この光源制御部は、図14に示すように、先ず、タッチセンサ50の静電容量回路53から電極部51と人体との間の静電容量の変化の検出信号が入力されたか否かを判定する(ステップS1)。その結果、検出信号が入力された場合(ステップS1でYES判定の場合)には光源2を点灯させる(ステップS2)。次に、スイッチ5の接点部56の接続状態が切り替えられたか否かを判定する(ステップS3)。その結果、接点部56の接続状態が切り替えられた場合(ステップS3でYES判定の場合)には光源2を消灯させる(ステップS4)。その後、ステップS1に戻り、上述の一連の光源の点灯・消灯処理が繰り返し実行される。なお、タッチセンサ50から検出信号が入力されない場合(ステップS1でNO判定の場合)、及びスイッチ5の接点部56の接続状態が切り替えられない場合(ステップS3でNO判定の場合)にもステップS1に戻り、上述の一連の光源の点灯・消灯処理が繰り返し実行される。
(2)室内照明灯の組立手順
次に、上記構成の室内照明灯1の組立手順について説明する。
先ず、図3に示すように、レンズ3にLEDホルダー12を装着し、そこにLEDユニット11を載せてLEDホールドプレート13で挟んで一体物を組み立てる。次に、LEDユニット11にワイヤハーネス38を接続する。次いで、その一体物をレンズホルダ7に装着して照射部4を組み立てる。そして、2つのシム18,19を取り付けた支持リング8をレンズホルダ7の内側に装着する。このとき、回転軸端14を軸受20に支持させると共に、シム18をシム受け孔15に支持させる。その後、支持リング8をアウタープレート10に装着する。このとき、アウタープレート10の回転軸端23を軸受16に支持させると共に、シム19をシム受け24に支持させる。
一方、アウターベゼル9の内側にスイッチノブ26を装着する。このとき、スイッチノブ26のフランジ31をアウターベゼル9の案内孔32に入れる。そして、スイッチプレート27とスイッチスプリング28を装着し、またピン29とピンスプリング30とを装着する。続いて、照射部4及び支持リング8を組み付けたアウタープレート10をアウターベゼル9に取り付ける。更に、アウタープレート10の外側に電子基板33をネジ止めし、ワイヤハーネス38を接続して、室内照明灯1が組み立てられる。
上述のように組み立てられた室内照明灯1を天井35に取り付ける際には、図6に示すように、アウターベゼル9の爪36を天井35の装着穴の縁に斜めに引っ掛け、それから反対側を持ち上げて係合バネ37を弾性変形させて天井35の裏に押し込む。これにより、爪36と係合バネ37が天井35の裏側に引っ掛かり室内照明灯1が天井35に取り付けられる。
(3)室内照明灯の作用
次に、上記構成の室内照明灯1の作用について説明する。
先ず、室内照明灯1を点灯させたい場合には、使用者がスイッチノブ26の近傍を手かざししたり、スイッチノブ26の表面に直接触れたりする。すると、タッチセンサ50が人体の接触及び/又は接近を検出し、その検出信号が入力された光源制御部55により光源2が点灯される。
次に、照射部4の照射方向を変えたい場合には、使用者が照射部4を把持して照射方向を変えるように外力を加える。すると、図7(A)〜(C)に示すように、照射部4がハウジング6に対して第1及び第2回転軸R1,R2を介して適宜回転する。これにより、可動範囲内で任意の位置を照射部4で照射できるようになる。ここで、第1及び第2回転軸R1,R2にはシム18,19を使用しているので、照射部4は任意の位置に位置決め保持される。
次いで、室内照明灯1を消灯させたい場合には、使用者がスイッチノブ26を回転操作してその回転位置を変える。すると、スイッチ5の接点部56の接続状態が切り替わり、この切り替わりをとらえた光源制御部55により光源2が消灯される。
(4)実施例の効果
以上より、本実施例の室内照明灯1では、光源制御部55によって、タッチセンサ50の検出結果に基づいて光源2を消灯制御せず且つ点灯制御すると共に、スイッチ5のスイッチノブ26の操作状態に基づいて光源2を点灯制御せず且つ消灯制御するように構成したので、夜間の暗がりや運転中等の場合でもタッチセンサ50により光源2を容易且つ確実に点灯させることができ、光源点灯の際の操作性を高めることができる。また、光源点灯の際に機械式スイッチのように可動操作部材を押す等の操作が必要でないため、必要なときに直ぐに光源を点灯させることができ、光源点灯の際の応答性を高めることができる。さらに、タッチセンサ50ではなく機械式スイッチ5の操作により光源2を消灯させるようにしたので、使用者が誤ってタッチスイッチ50に接触及び/又は近接しても点灯状態の光源2が消灯されず、光源2の誤消灯を防止することができる。
また、本実施例では、タッチセンサ50の電極部51をスイッチノブ26に設けたので、同じ部位である電極部51及びスイッチノブ26により光源2を点灯及び消灯できるため、使用者がそれらの位置を把握し易く、操作性をより高めることができる。また、タッチセンサ50及びスイッチ5の構成部材を別々に設けるものに比べて、タッチセンサ50及びスイッチ5のための設置場所を省スペース化でき、室内照明灯1の小型化を図ることができる。
また、本実施例では、タッチセンサ50として静電容量型タッチセンサを採用したので、非接触センサを簡易且つ安価に構成することができる。また、タッチセンサ50の電極部51を、樹脂製のスイッチノブ26の表面側に設けられるクロムメッキ層から構成したので、タッチセンサの電極部として機能する金属製のスイッチノブを採用するものに比べて、軽量化を図ることができる。さらに、樹脂製のレンズホルダ7及びハウジング6の表面色(各種の樹脂色)と質感が異なる金属色(青味を帯びた銀白色)であるクロムメッキ層によって、スイッチノブ26の位置をより容易に把握でき、また美観を高め意匠性を向上させることができる。
また、本実施例では、スイッチノブ26を、照射部4を囲うように設けられたリング形状とし、且つ、照射部4の外周に沿って回転自在となるようにハウジング6に支持したので、プッシュボタン、スライドレバー等を有する機械式スイッチに比べて、光源点灯の際に使用者が誤ってスイッチノブ26を回転作動させてしまうことを抑制できる。また、手探りで照射部4を見つけた後に、その周囲に位置するスイッチノブ26を容易に見つけて、そのまま回転操作することができるため、操作性を高めることができる。さらに、照射部4及びスイッチノブ26の意匠を円形として、見る向きが変わっても美観が変化することがない形状にすることができ、デザインの自由度が高まって意匠性を高めることができる。
また、本実施例では、照射部4、スイッチノブ26及びハウジング6の室内側への露出部分の形状を同じ円形としたので、従来一般の長方形状の室内照明灯と異なった意匠となり、意匠性を向上させることができる。さらに、照射部4、スイッチノブ26及びハウジング6を同心円状に配設したので、各要素の統一感が得られ、従来一般の長方形状の室内照明灯と異なった意匠となり、意匠性をさらに向上させることができる。
さらに、本実施例では、照射部4をハウジング6に対して2つの回転軸R1,R2で支持するようにしたので、照射部4の照射方向を任意の方向に広角で変更することができる。この場合、点灯状態の照射部4の向きを変える際にタッチセンサ50に人体を接触及び/又は近接させてしまうことがあるが、スイッチノブ26を操作しない限り点灯状態が変化することがなく、誤消灯を防止することができる。さらに、照射部4が光源2を備えるため、照射部4の照射方向を変えても光軸等の光学系の変化が生じず、一様な照射能力を得ることができる。特に、LED等の指向性が高い光源2を用いても、問題がなく好ましい。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、タッチセンサ50として静電容量型タッチセンサを例示したが、これに限定されず、例えば、圧電素子型、光電型、超音波型センサ等としてもよい。
また、上記実施例では、タッチセンサ50の検知部をスイッチノブ26に設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、タッチセンサ50の検知部をスイッチノブ26とは別部材であるレンズホルダ7やハウジング6等に設けるようにしてもよい。特に、静電容量型のタッチセンサを採用する場合には、タッチセンサ50の電極部51を、樹脂製のレンズホルダ7やハウジング6等の表面側に金属メッキ層を設けるようにしてもよい。
また、上記実施例では、タッチセンサ50の電極部51をスイッチノブ26の表面側の全領域に設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、タッチセンサ50の電極部51をスイッチノブ26の表面側の一部領域のみに設けるようにしてもよい。
また、上記実施例において、使用者によりタッチセンサ50が操作された際に、その操作状態を効果音で報知する効果音発生手段を更に備えるようにしてもよい。
また、上記実施例では、スイッチノブ26を有する機械式スイッチ5を例示したが、これに限定されず、例えば、プッシュボタンやスライドレバーを有するスイッチとしてもよい。
また、上記実施例では、スイッチノブ26を2つの回転位置の間で移動可能且つ位置決め可能に設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、スイッチノブ26を3つ以上の回転位置の間を移動可能且つ位置決め可能に設けるようにしてもよい。
また、上記実施例では、スイッチノブ26を所定の回転角度範囲内で回転するようにしたが、これに限定されず、例えば、スイッチノブ26の回転角度範囲に制限を設けないようにしてもよい。この場合、スイッチノブ26の回転方向に制限を設けてもよいし、制限を設けなくてもよい。
また、上記実施例において、スイッチノブ26を、バネ等の弾性体により2つの回転位置のうちの一方の回転位置に常時位置するように付勢しておき、使用者により回転操作されてスイッチノブ26が他方の回転位置に位置したときに光源2を消灯させるようにしてもよい。
また、上記実施例において、スイッチノブ26の回転位置としてドア連動用の回転位置を予め設定しておき、このドア連動用回転位置にスイッチノブ26が位置された際には、自動車のドアの開閉に連動して光源を点灯及び消灯させるようにしてもよい。また、スイッチ5とは別にドア連動のための専用スイッチを設けるようにしてもよい。この専用スイッチの設置場所としては、例えば、スイッチノブ26、レンズホルダ7、ハウジング6等を挙げることができる。
また、上記実施例では、その表面側に凹凸のないスイッチノブ26を例示したが、これに限定されず、例えば、スイッチノブ26の表面側に、ディンプル部58(図15参照)、リブ部、ダイヤカット部等の複数の凹部及び/又は凸部を設けるようにしてもよい。これにより、光源を消灯する際に使用者がスイッチノブ26をより確実に掴んで回転させることができる。また、その表面形状の違いによりレンズホルダ7及びハウジング6とスイッチノブ26とを容易に識別でき、スイッチノブ26の位置をより容易に把握することができる。特に、手さぐりでもスイッチノブ26を容易に探し当てることができる。
また、上記実施例では、スイッチノブ26の表面色とレンズホルダ7及び/又はハウジングの表面色とを異ならせるようにしたが、これに限定されず、例えば、スイッチノブ26の表面色とレンズホルダ7及び/又はハウジング6の表面色とを同じとしてもよい。例えば、スイッチノブ26とレンズホルダ7及び/又はハウジング6とを同じ樹脂色としたり、スイッチノブ26の表面側の金属メッキ層と同種の金属メッキ層をレンズホルダ7及び/又はハウジング6に設けたりしてもよい。
また、上記実施例では、照射部4をハウジング6に対して移動自在に支持するようにしたが、これに限定されず、例えば、照射部4、即ち光源2をハウジング6に対して固定支持するようにしてもよい。
さらに、上記実施例では、室内照明灯1を乗用車の天井35の1箇所にのみ設置するようにしたが、これに限定されず、例えば、複数箇所に設けるようにしてもよい。
室内照明灯として広く利用される。特に、車両、船舶、飛行機等の乗り物の室内照明灯として好適に利用される。
実施例に係る室内照明灯の第1回転軸に沿う縦断面図である。 実施例に係る室内照明灯の第2回転軸に沿う縦断面図である。 室内照明灯の分解組立図である。 支持柱を説明するための斜視図である。 照射部を最大に回転させた状態を示す縦断面図である。 室内照明灯を天井に装着する作業途中の状態を示す縦断面図である。 照射部の回転のパターンを示す斜視図であり、(A)は中立位置にある状態、(B)は第1回転軸を中心に回転させた状態、(C)は第2回転軸を中心に回転させた状態を示す。 実施例に係るシムを説明するための説明図であり、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は背面図である。 シムと支持リングとを示す分解組立図である。 スイッチ側及び光源側固定手段の位置関係を示す斜視図である。 スイッチ側固定手段の斜視図である。 スイッチ側固定手段の縦断面図である。 光源制御部を説明するためのブロック図である。 光源の点灯・消灯処理を説明するためのフローチャート図である。 その他の形態のスイッチノブを説明するための縦断面図である。
符号の説明
1;室内照明灯、2;光源、4;照射部、5;スイッチ、26;スイッチノブ、50;タッチセンサ、51;電極部、53;静電容量回路、55;光源制御部、58;ディンプル部。

Claims (7)

  1. 光源を有する照射部と、
    人体の接触及び/又は接近を検出する前記光源点灯用のタッチセンサと、
    可動操作部材を有する前記光源消灯用のスイッチと、
    前記光源、前記タッチセンサ及び前記スイッチに電気的に接続され、且つ、前記タッチセンサの検出結果に基づいて前記光源を消灯制御せず且つ前記光源を点灯制御すると共に、前記スイッチの前記可動操作部材の操作状態に基づいて前記光源を点灯制御せず且つ前記光源を消灯制御する光源制御部と、を備えることを特徴とする室内照明灯。
  2. 前記スイッチは、前記可動操作部材の位置の変化に応じて接続状態が切り替わる接点部を有し、前記光源制御部は、前記接点部の接続状態が切り替えられたときに前記光源を消灯制御する請求項1記載の室内照明灯。
  3. 前記タッチセンサの検知部は前記可動操作部材に設けられている請求項1又は2記載の室内照明灯。
  4. 前記タッチセンサは静電容量型センサであり、前記検知部としての電極部は、樹脂製の前記可動操作部材の表面側に設けられる金属メッキ層からなる請求項3記載の室内照明灯。
  5. 前記可動操作部材は、前記照射部を囲うように設けられたリング形状を有し、且つ、該照射部の外周に沿って回転自在に支持されている請求項3又は4記載の室内照明灯。
  6. 前記可動操作部材の表面色は前記照射部の表面色と異なっている請求項5記載の室内照明灯。
  7. 前記可動操作部材の表面側には複数の凹部及び/又は凸部が形成されている請求項5又は6記載の室内照明灯。
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