JP5081400B2 - 人体用エアゾール容器の押釦 - Google Patents

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本発明は、頭髪用品、人体用品、医薬品、その他の内容物を充填して人体等に噴射するための人体用のエアゾール容器用押釦に関するものである。
従来より、人体の汗や臭いを抑えるための制汗消臭剤を充填した人体用のエアゾール容器が存在する。このようなエアゾール容器は、内部に充填した制汗消臭剤を人体の肌に噴射することにより、制汗消臭剤中の噴射剤の蒸発潜熱によって、使用者の肌の表面温度を下げ、清涼感を高めるものである。この噴射剤としては、圧縮ガスを除く液化石油ガス、ジメチルエーテル、イソペンタンなどが存在する。そして、より高い清涼感を得るために、エアゾール容器に充填するエアゾール内容物の噴射剤の量を増やしたり、イソペンタンのような揮発しにくい噴射剤を用いる方法が従来より採用されている。
しかし、噴射剤の量を増やすと、肌表面の一部から急激に気化熱が奪われるため、清涼感よりも「痛い」という感覚が強くなり、使用者にとっては使用感の悪いものとなるおそれがあった。また、イソペンタンを噴射剤として使用した場合、良好な清涼感を得るためには、イソペンタンをエアゾール内容物の噴射剤の全量に対して約30%以上配合する必要があるため、コストが高くつくものとなっていた。
そこで、特許文献1に示す如く、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることを目的としたエアゾール容器用の押釦が公知となっている。特許文献1に記載の押釦は、エアゾール内容物の噴射孔の先端に、この噴射孔とは別体に形成した吐出部材を組み付けて成るものである。そして、前記吐出部材には、噴射方向に拡径した吐出孔を複数個形成し、この吐出孔から噴出するエアゾール内容物の噴射圧力を弱め、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えようとするものである。
特開2004−161339号公報
しかしながら、特許文献1に示すエアゾール容器用の押釦は、上記の如く吐出部材に、噴射方向に拡径した複数の吐出口を設けるとともに、この吐出部材を噴射孔に組み付けなければならないため、構造が複雑で製造に手間がかかり、製造コストが高くつくものとなっていた。
そこで、本発明は上述の如き課題を解決しようとするものであって、使用者に良好な清涼感を与えることができるとともに、製造容易且つ廉価なエアゾール容器用の押釦を得ようとするものである。
本発明は上述の如き課題を解決するため、エアゾール容器のステムと連通する連通路を設け、この連通路と連通するエアゾール内容物の噴射孔を、軸方向中央部に中子を設けることにより環状の筒状に形成し、連通路を介して噴射孔からエアゾール内容物を環状に分散して噴射可能とし、連通路と噴射孔との連通は、連通路と噴射孔との間に複数個の導入口を形成して行うとともに、上記エアゾール内容物は、噴射剤として使用される、液化石油ガス、ジメチルエーテル、イソペンタンのうち、少なくとも1種類を含有するものである。
また、噴射孔は、内周面と中子の外周面との間隔を0.3mm〜1.0mmとしたものであっても良い。
本発明は上述の如く構成したものであって、噴射孔を環状の筒状に形成し、この噴射孔からエアゾール内容物を環状に分散して噴射可能とすることにより、使用者に良好な清涼感を与えることを可能とするとともに、簡易な構成で製造容易且つ廉価なエアゾール容器用の押釦を得ることができる。
以下、本発明の実施例1を図1及び図2に於いて説明すると、図1に示す如く、(1)は押釦であって、上面に、使用者の手指を載置して押圧するための波形の押圧部(2)を設けている。また、内側中央に、エアゾール容器のステム(図示せず)と連通する連通路(3)を設けている。そして、この連通路(3)と垂直方向に、エアゾール内容物を噴射する噴射孔(5)を設けている。この噴射孔(5)は、基端側を連通路(3)と連通するとともに、先端側を外部と連通している。
また、上記噴射孔(5)の軸方向中央部には、内周壁(6)と一定の間隔を介して円柱状の中子(7)を設けている。この中子(7)は、噴射孔(5)の一端側から他端側まで設けられており、先端を連通路(3)から外方に突出させている。このように、噴射孔(5)の中央部に中子(7)を配置することにより、図1及び図2に示す如く、噴射孔(5)は環状の筒状に形成されるものとなる。そして、本実施例1では、この噴射孔(5)の内周面(6)と中子(7)の外周面(10)との形成間隔を0.5mmとしている。
尚、噴射孔(5)の内周面(6)と中子(7)の外周面(10)との形成間隔は、0.3mm〜1.0mmとするのが好ましい。尚、0.3mm未満では、金型の製作が難しいため製造が困難となり、1.0mmより大きければ、噴射圧力等の影響によって噴射孔(5)内にエアゾール内容物が残留しやすくなり、液だれが生じやすいものとなる。
また、図2に示す如く、噴射孔(5)と連通路(3)との間には、噴射孔(5)と連通路(3)とを連通する導入口(11)を180度対称に2箇所貫通形成している。このように、導入口(11)を等間隔に2箇所形成配置することにより、噴射孔(5)からエアゾール内容物をバランス良く噴射させることが可能となる。そしてこの導入口(11)は、図2に示す如く略正方形の場合を示し、縦0.5mm、横0.5mmとしている。このように、本発明の押釦(1)は、噴射孔(5)を環状の筒状に形成したものであって、簡易な構成としているため、煩雑な作業や特別な技術を必要とすることなく、製造容易で廉価な製品を得ることができる。
上記の如く形成したものにおいて、手指で押釦(1)の押圧部(2)を押圧すると、連通路(3)に連通しているステムが押し下げられて、エアゾール容器内のバルブ機構(図示せず)が開弁する。これにより、エアゾール容器内に収納していたエアゾール内容物は、ステムから連通路(3)、導入口(11)を介して噴射孔(5)から外部に噴射される。この時、上記の如く噴射孔(5)を環状の筒状に形成しているため、エアゾール内容物は、この噴射孔(5)から環状に噴射されるものとなる。従って、エアゾール内容物が中央に集中しにくいものとなり、肌に噴射した際に痛みを感じることが少なく、良好な清涼感を得ることが可能となる。
また、前記実施例1では、導入口(11)を2箇所形成しているが、本発明の実施例2では、図3及び図4に示す如く、導入口(11)を等間隔に3箇所形成している。本実施例2も前記実施例1と同様に、導入口(11)を等間隔に形成配置しているため、噴射孔(5)からエアゾール内容物をバランス良く噴射させることができる。
尚、上記実施例1、2では噴射剤として液化石油ガス及びイソペンタンを使用しているが、他の異なる実施例では、噴射剤として液化石油ガス、イソペンタン、ジメチルエーテルのうち、少なくとも1種類を含有したものを使用することも可能である。
本発明の実施例1を示す押釦の断面図。 実施例1の噴射孔の正面図。 本発明の実施例2を示す押釦の断面図。 実施例2の噴射孔の正面図。
3 連通路
5 噴射孔
6 内周面
7 中子
10 外周面
11 導入口

Claims (2)

  1. エアゾール容器のステムと連通する連通路を設け、この連通路と連通するエアゾール内容物の噴射孔を、軸方向中央部に中子を設けることにより環状の筒状に形成し、連通路を介して噴射孔からエアゾール内容物を環状に分散して噴射可能とし、連通路と噴射孔との連通は、連通路と噴射孔との間に複数個の導入口を形成して行うとともに、上記エアゾール内容物は、噴射剤として使用される、液化石油ガス、ジメチルエーテル、イソペンタンのうち、少なくとも1種類を含有することを特徴とする人体用エアゾール容器の押釦。
  2. 噴射孔は、内周面と中子の外周面との間隔を0.3mm〜1.0mmとしたことを特徴とする請求項1の人体用エアゾール容器の押釦。
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