以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
本発明の実施形態のプログラムタイマーは、図1に示すように、プログラムタイマー本体100と、設定器200と、電波受信ユニット300とから構成され、図2にプログラムタイマー本体100と設定器200の斜視図を示し、プログラムタイマー本体100は壁面などに取り付けられ、設定器200はプログラムタイマー本体100に着脱自在に取り付けられる。そして、プログラムタイマー本体100は、設定器200で設定したプログラムや、外部に設けた人体検知センサーまたは呼出スイッチ等からの外部割込入力に応じて、報知音声の出力制御や外部機器の動作制御を行う。なお、図2は設定器200をプログラムタイマー本体100から外した状態である。
プログラムタイマー本体100は、アナログ時計部101を前面上部に備え、その下方の右側にチャイム音などの報知音声を発生するスピーカを内蔵するスピーカ部102を設け、左側に設定器200を収納する収納部103を形成している。また、外部機器を制御する制御出力を2回路(夫々「回路1」、「回路2」と呼ぶ)備えており、収納部103の下方のスイッチ104a,104bは、夫々の回路の制御出力を手動で切り換える制御出力手動操作スイッチであり、スイッチ104cは、アナログ時計部101を手動で調節するためのアナログ時計調整スイッチである。さらに、制御出力手動操作スイッチ104a,104bの上部には、それぞれのスイッチの操作による制御出力の状態を表示する発光ダイオード等からなる制御出力状態表示器105a,105bを設けている。
プログラムタイマー本体100のハウジング106は合成樹脂製であり、壁面への取付時に壁面側に臨むボディ106aと、アナログ時計部101が取り付けられた上カバー106bと、収納部103及びスピーカの音出孔107が形成された下カバー106cとで構成されている。また、上カバー106bはボディ106aに対して開閉自在になっている。収納部103には、収納された設定器200の前面を閉塞する開閉自在な設定器カバー108が取り付けられている。
設定器200を収納する収納部103は、矩形状の収納凹部103aが形成され、収納凹部103aの開口縁の上下には設定器200を着脱する場合に指が挿入される切欠き部103b,103bを形成している。収納凹部103aの底面中央には、プログラムタイマー本体100を設定器200に電気的に接続するためのコネクタ109を設け、コネクタ109の周りには矩形筒状のコネクタガイド110を突設して、設定器200に設けられたコネクタ207(図4、図5参照)をコネクタ109に導くようにしている。コネクタ109の両側には、設定器200を収納する場合に所定位置に案内するガイドボス112,112を突設している。また、コネクタ109の上下には、設定器200を機械的に保持する係止片111,111を突設している。係止片111の先端は係止爪111aが内向きに形成されて、係止爪111aの先端面の外周は曲成または面取りされている。
次に、図3は標準電波機能付の設定器200の正面図である。設定器200は矩形箱状に形成され、前面の上部右寄りに液晶ディスプレイからなる表示部201を設け、その下部に各種設定用スイッチ202(202a〜202s)、録音用ジャック203を配置し、左側部にはスライド式のモード切換スイッチ204を配置している。
図3における表示部201の表示は、モード切換スイッチ204が通常(時刻表示)モードにおける表示であり、時/分を表示する略中央の時刻表示部201aとその上部に設けられた曜日表示部201bとを備え、さらには標準電波受信機能付のため後述する電波受信ユニット300をプログラムタイマー本体100に接続するので、受信ユニット接続状態表示部201cと電波強度表示部201dと受信完了表示部201eとを備えて、現在時刻(曜日、時、分、秒)、受信ユニット接続状態、電波強度、受信完了を表示している。また、この設定器200の上下面には、設定器200を収納部103から取り外す場合に切欠き部103bに露出して操作される取外し釦205を設けている。また、プログラムタイマー本体100から取外された場合にも動作可能とするために、ニッケル・水素電池、リチウム電池、乾電池、太陽電池などを電源として備えている。
なお、標準電波機能なしの設定器200の場合は、各種設定用スイッチ202に受信曜日確認、強制受信の設定はないが、サマータイム/解除の設定を備える。また、表示部201の表示は、受信ユニット接続状態表示部201c、電波強度表示部201d、受信完了表示部201eの表示がないものになる。
図4は、設定器200の裏面を示す斜視図である。設定器200の裏面略中央には矩形状の凹部に形成されたガイド受け206が形成され、ガイド受け206の底面にはコネクタ207を設け、ガイド受け206の上下には挿通孔208、208が穿設され、ガイド受け206の両側にはガイド孔209,209が穿設されている。また、電源スイッチ210、設定器スピーカー部211も配置され、一方の側面には外部電池接続用コネクタ212が配置されている。また、設定器200のハウジング220の前面と裏面は、裏面から螺挿したねじ213によって4箇所で固定される。
次に、設定器200をプログラムタイマー本体100に取り付ける構造について説明する。図5は、設定器200をプログラムタイマー本体100に取り付けた状態の要部の断面図であり、図6は、設定器200をプログラムタイマー本体100に取り付けた状態での保持構造を示す部分破断図である。
取外し釦205は、設定器200の上下面を手で摘んだときに押圧されるつまみ部205aと、このつまみ部205aから夫々ハウジング220内に突設された平板状の操作片205bとからなり、つまみ部205aがハウジング220の上下面に穿設した開口214を挿通して取り付けられる。操作片205bは、ハウジング220内部に上下方向に延設されたガイド部215によって上下方向でスライド自在に保持され、その略中央には開口面が略D字状の係止孔205cを形成してあるとともに、両側部には抜止め片205dを形成してある。そして、取外し釦205は、図示しないばねにより、夫々上下面から外側に突出する方向に付勢されて、抜止め片205dの端部が開口214の開口縁にハウジング220内から当接することで抜け止めが施されている。
そして、設定器200の裏面には、取外し釦205の係止孔205cに対向して挿通孔208を形成しており、設定器200を収納部103に収納したときに、係止片111は挿通孔208を介して取外し釦205の係止孔205c内に挿入される。ここで、係止片111の挿入時には、この係止片111先端の係止爪111aが、係止孔205cの開口縁に当接するように、係止孔205cと係止片111との位置を部分的にずらせてある。そして、係止片111が係止孔205cの開口縁に当接した状態で、さらに設定器200を収納部103内に押し込むと、係止爪111aの先端面を曲成しているので、その先端面に沿って取外し釦205がばねに抗して内側に移動し、これにより係止片111は挿通孔208内にさらに挿入される。このとき、ばねで取外し釦205が外側に付勢されるので、係止片111の係止爪111aが係止孔205cの開口縁に係止する状態になり、設定器200は抜け止め状態で収納部103内に収納され、設定器200のコネクタ207はプログラムタイマー本体100のコネクタ109に嵌合して電気的に接続される。
設定器200を収納部103から外す場合には、切欠き部103b内に指を挿入して、両取外し釦205,205を内側に押し込むことにより、係止孔205cの位置を移動させて係止爪111aと係止孔205cの開口縁との係止状態を解除して、挿通孔208を係止片111が挿通できる状態とし、設定器200を前方に引き外せばよい。なお、挿通孔208の開口縁部は薄肉とし、係止片111との係脱が良好に行えるようにしてある。
また、収納部103の夫々のガイドボス112,112は、収納凹部103aの上下方向における中心線上に形成してあり、これらガイドボス112に対応して設定器200の裏面に形成されたガイド孔209(図4参照)も、設定器200の上下の中心線上に形成してあり、ガイドボス112がガイド孔209に導かれて設定器200は収納部103の所定位置に収納される。
さらに、コネクタガイド110の上下方向の幅は、収納凹部103aの上下方向における中心線に対して上側の幅と下側の幅とを異なる寸法に形成してある。このようにすれば、設定器200が上下逆に収納部103に収納されることがない。なお、コネクタガイド110に対応して、設定器200の裏面に凹設されたガイド受け206は、設定器200を正規の状態(上下が正しい状態)で収納部103に収納するときは、コネクタガイド110がガイド受け206に確実に嵌まるように形成してあることは言うまでもない。
また、プログラムタイマー本体100のコネクタ109は、図5に示すようにハウジング106内部に設けられたプリント基板113に対して垂直に連結された子基板114に取り付けられている。
次に、プログラムタイマーの概略構成について図1を用いて説明する。図1に示すプログラムタイマーは、プログラムタイマー本体100と、設定器200と、標準電波受信機能のための電波受信ユニット300とで構成され、プログラムタイマー本体100と設定器200とは、コネクタ145,253を介して電気的に接続され、プログラムタイマー本体100と電波受信ユニット300とは端子台146,305間を接続した配線で電気的に接続される。
プログラムタイマー本体100は、制御出力手動操作スイッチ104a,104b等の手動スイッチの操作を判定するスイッチ操作判定手段130と、外部に設けた人体検知センサーまたは呼出スイッチ等からの外部割込入力の有無を判定する外部割込入力判定手段131と、制御出力手動操作スイッチ104a,104b等の手動スイッチの操作または上記外部割込入力の判定に応じた出力状態を選択するとともに選択した出力状態を表示する出力選択・表示手段132と、スイッチ操作判定手段130、外部割込入力判定手段131、設定器200からの各出力に基づいて行なう内蔵スピーカー(スピーカ部102)、外部スピーカー、照明等の動作制御の判定や、スピーカから出力させるメロディ、チャイム音、アナウンス等の報知音声の選択等の判定を行う出力判定手段133と、出力判定手段133の判定結果を記憶する出力状態判定記憶手段134と、現在時刻を計時する時計手段135と、この出力判定手段133の判定結果及び時計手段135の計時出力に基づいて「回路1」の制御出力手段137、「回路2」の制御出力手段138、報知音声出力手段139、アナログ時計出力手段140(時計手段135とでアナログ時計部101を構成する)を制御する出力制御手段136とを基本構成として備えている。
また、プログラムタイマー本体100の本体電源形成手段147は、交流電源入力手段143からの商用電源を入力としてプログラムタイマー本体100の各手段に電源を供給するとともに設定器200の設定器電源形成手段248、電波受信ユニット300の受信ユニット電源形成手段304にも電源を供給する。
また、手動スイッチ操作表示手段141は、発光ダイオード等からなる制御出力状態表示器105a,105bを構成する。
さらに、電波受信ユニット300からの信号を受けて時計手段135での時刻の生成を行うとともに電波の状態を判断する時刻生成・電波受信判定手段142を備えている。
設定器200は、報知数設定手段231、報知音声信号番号設定手段232、再生・録音・編集操作手段233を含みモード切換スイッチ204及び各種設定スイッチ202を用いて時計設定、プログラム設定・呼出、報知音声信号の再生・録音・編集を行なうプログラム設定手段230aと、電波受信・確認操作手段252を含み標準電波受信時の電波受信処理を行なうプログラム設定手段230bと(以下、プログラム設定手段230a,230bを併せてプログラム設定手段230と称す)、プログラム設定手段230aで設定されたプログラムを記憶するプログラム記憶手段234と、報知数表示手段236、報知音声信号番号表示手段237を含む表示手段235と、プログラム設定手段230aの設定状態及びプログラム記憶手段234の記憶内容を表示手段235に表示するための表示制御手段238と、各種設定スイッチで構成されて時間に関する各種設定を行なう時計設定手段239と、時刻を計時する時計手段240と、複数の報知音声信号と各報知音声信号に対応した報知音声信号番号とを記憶する報知音声信号記憶手段241と、報知音声制御手段242を通して報知音声信号記憶手段241に報知音声信号を入力する報知音声入力手段243と、報知音声制御手段242を通して報知音声信号記憶手段241から呼び出した報知音声信号を報知音声に変換して出力する報知音声確認手段244(設定器スピーカー部211)と、プログラム記憶手段234のプログラムと時計手段240で発生する時刻とに基づいて所定の動作制御、報知音声信号(メロディ、チャイム音、アナウンス等)の選択判断をするプログラム判断手段245と、プログラム判断手段245の判断結果及びプログラムタイマー本体100の出力判定手段133の判定結果による制御や、モード切換スイッチ204の操作に応じて報知音声信号記憶手段241に記憶している報知音声信号の再生処理や、外部の報知音声アナログ信号をデジタル信号に変換して報知音声信号記憶手段241に記憶させる録音処理や、報知音声信号記憶手段241に記憶している報知音声信号の編集処理を制御する報知音声制御手段242と、電波受信ユニット300の受信状況をプログラムタイマー本体100を介して受け取る電波受信制御手段246と、電波受信制御手段246で得た電波状況を記憶する電波受信記憶手段247と、設定器200の各手段に電源を供給する設定器電源形成手段248とを基本的な機能構成として備えている。
電波受信ユニット300は、標準電波を受信する電波受信手段301と、標準電波から時刻信号を得る時刻信号判定手段302と、電波の受信状態、受信信頼度を表示する受信状態表示手段303と、電波受信ユニット300の各手段に電源を供給する受信ユニット電源形成手段304とを備えている。
さらに、プログラムタイマー本体100の時計手段135と設定器200の時計手段240との動作を同期させるために、プログラムタイマー本体100は時計手段135の信号を基に同期信号を出力する同期出力発生手段144を備えて、設定器200は同期出力発生手段144からの同期信号を判定する同期入力判定手段249と、時計手段240の信号を基に同期スタート信号を出力する同期スタート信号発生手段250と、設定器200がプログラムタイマー本体100に取り付けられたときにコネクタが接続されたことを判定するコネクタ接続判定手段251とを備えている。
以下、プログラムタイマー本体100と設定器200との各時計手段の同期動作について詳述する。まず、設定器200がプログラムタイマー本体100に接続されると、設定器200ではコネクタ接続判定手段251の判定出力からプログラムタイマー本体100に接続されたことを判断する。その後、時計手段240による計時結果で30秒が経過した時点で、同期スタート信号発生手段250からプログラムタイマー本体100の同期出力発生手段144に対して同期スタート信号を送る。同期スタート信号を受けた同期出力発生手段144では、内蔵カウンタのカウント値を0にクリアし、その後は所定時間毎(例えば1分毎)に同期信号を設定器200に対して送る。設定器200ではこの同期信号に応じて時計手段240の計時時刻を所定時間毎(例えば1分毎)に修正する。以後、設定器200がプログラムタイマー本体100に対して接続されている間は上記修正動作が継続される。
そして、設定器200では、制御出力手段137,138から外部機器への制御出力のオン動作の時刻をプログラムで設定するのであるが、制御出力手段137,138から外部機器への制御出力のオン動作のタイミングを、アナログ時計手段の計時時刻がプログラムでの設定時刻になったときに正確に一致させるためには、制御出力手段137,138から実際に制御信号が出力される時点より少し前に、設定器200のプログラム判断手段245からの出力をプログラムタイマー本体100に与える必要がある。そこで、プログラム判断手段245の出力をプログラムタイマー本体100に与えるのに要する時間ΔTは次のように設定される。
ΔT>t1+t2+t3
(t1:プログラムタイマー本体100で同期入力を検知するのに要する時間, t2:設定器200で同期入力を受け付けてから実際に出力を行うまでの処理時間, t3:プログラムタイマー本体100で同期入力を検知してから設定器200で実際に出力を行うまでに発生する設定器200の時計手段240とプログラムタイマー本体100の計時手段135との各計時時刻の互いのずれ)
なお、プログラムタイマー本体100及び設定器200は、水晶発振回路(例えば図18における水晶発振回路155)から与えられるサブクロックを同期入力としている。
いま、例えばプログラムタイマー本体100及び設定器200が30ms毎に与えられる同期入力を2度受け付けたときに同期入力を検知するとすれば、同期入力を検知するのに要する時間t1は、30ms≦t1≦60msとなる。また、設定器200のプログラム判断手段245の内部処理時間をα(≦10ms)とすると、設定器200で同期入力を受け付けてから実際に出力を行うまでの処理時間t2は、30ms+α≦t2≦60ms+αとなる。さらに、毎正分(秒針が12を指すとき)から30秒を経過した時点で、1分毎に上述した時刻修正を行うとすれば、設定器200の時計手段240とプログラムタイマー本体100の時計手段135との計時時刻ずれt3は、−5ms≦t3≦5msとなる。ここで、5msは、プログラムタイマー本体100の水晶発振回路を構成する水晶振動子の発振誤差の最大値である。
以上から、ΔT>125msとなる。よって本実施形態では、制御出力手段137,138から外部機器への制御出力をオンさせるプログラムの設定時刻に対して、設定時刻の500ms前に設定器200のプログラム判断手段245からプログラムタイマー本体100に出力を与えるようにしている。
次にプログラムタイマーの各種設定について説明する。設定器200は、図3に示すように、表示部201における表示状態の切換や、報知音声信号記憶手段241に記憶した報知音声信号の発生プログラムを含む制御プログラムの設定や、その制御プログラムに基づいたプログラムの実行や、録音・再生・編集等のモードの切換を行うモード切替スイッチ204を備えている。
また、本実施形態のプログラムタイマーでは、外部機器を異なるプログラムで各々動作制御する2つの制御出力手段137,138を備えており、設定器200では、それぞれの制御出力手段137,138の出力制御を行う制御プログラムの設定、確認、変更を行えるようにしている。また、以下の説明ではそれぞれの制御出力手段137,138による制御可能な2つの回路をそれぞれ「回路1」,「回路2」と呼ぶ。
モード切替スイッチ204は、表示器の左側方に設けられ、上下方向にスライド操作されるスライドスイッチ204aを用いて構成され、スライドスイッチ204aのスライド位置によって各種モードを選択している。このモード切換スイッチ204では、(1)時刻表示部201aで時刻表示(曜日、時、分等を表示)を行わせる通常(時刻表示)モードと、(2)年月日または時分秒を表示させるとともに年月日または時分秒を設定・変更させる時計調整モードと、(3)「回路1」の週間プログラムを設定するために必要な表示とスイッチの操作を受け付ける「回路1」週間プログラム設定モードと、(4)「回路1」の週間プログラムの設定内容の確認・変更あるいは設定内容の取消を行うために必要な表示とスイッチの操作を受け付ける「回路1」週間プログラム呼出モードと、(5)「回路1」の休日プログラムを設定するために必要な表示とスイッチの操作を受け付ける「回路1」休日プログラム設定モードと、(6)「回路1」の休日プログラムの設定内容の確認・変更あるいは設定内容の取消を行うために必要な表示とスイッチの操作を受け付ける「回路1」休日プログラム呼出モードと、(7)「回路2」の週間プログラムを設定するために必要な表示とスイッチの操作を受け付ける「回路2」週間プログラム設定モードと、(8)「回路2」の週間プログラムの設定内容の確認・変更あるいは設定内容の取消を行うために必要な表示とスイッチの操作を受け付ける「回路2」週間プログラム呼出モードと、(9)「回路2」の休日プログラムを設定するために必要な表示とスイッチの操作を受け付ける「回路2」休日プログラム設定モードと、(10)「回路2」の休日プログラムの設定内容の確認・変更あるいは設定内容の取消を行うために必要な表示とスイッチの操作を受け付ける「回路2」休日プログラム呼出モードと、(11)デジタル信号で記憶した報知音声信号(チャイム音、メロディ、アナウンス)の再生、アナログ信号の報知音声信号をデジタル信号に変換して記憶する録音、デジタル信号で記憶した報知音声信号の編集、報知音声信号記憶手段241に記憶した複数の報知音声信号間の出力レベルの調整を行うために必要な表示とスイッチの操作を受け付ける再生・録音・編集モードとのモード切換を行う。
また、各種設定用スイッチ202は、上記(2)時計調整モードにおいて、年/時を設定・変更するための年/時設定スイッチと、月/分を設定・変更するための月/分設定スイッチと、日/秒を設定・変更するための日/秒設定スイッチと、年・月・日または時・分・秒を設定する設定スイッチとがスイッチ202n〜202p,202sに各々割り当てられている。
また、上記(3)「回路1」週間プログラム設定モード、(4)「回路1」週間プログラム呼出モード、(5)「回路1」休日プログラム設定モード、(6)「回路1」休日プログラム呼出モード、(7)「回路2」週間プログラム設定モード、(8)「回路2」週間プログラム呼出モード、(9)「回路2」休日プログラム設定モード、(10)「回路2」休日プログラム呼出モードの各プログラムの設定時に、曜日設定を行う曜日設定スイッチがスイッチ202a〜202gに各々割り付けられ、これら曜日設定スイッチに並設して設けられて1回だけ休日プログラムを実行する場合に操作される一回実行スイッチがスイッチ202hに割り付けられ、設定されたプログラムを選択的に呼び出して表示部に表示させるための呼出スイッチがスイッチ202mに割り付けられ、報知音声信号番号(以下メロディ番号と称す)を設定するメロディ設定スイッチがスイッチ202qに割り付けられ、報知音声信号を繰返し報知する報知数を設定する報知数設定スイッチがスイッチ202rに割り付けられ、設定したプログラムを記憶させる場合に操作される設定スイッチがスイッチ202sに割り付けられ、設定したプログラムを消去する場合に操作される取消スイッチがスイッチ202iに割り付けられる。さらに、上記(2)時計調整モードと同様に、年/時設定スイッチ、月/分設定スイッチがスイッチ202n,202oに各々割り付けられ、時計調整モードにおける日/秒設定スイッチ(スイッチ202p)が、制御出力手段137,138を介して外部機器を動作させる時間を設定する出力時間設定スイッチとして割り付けられる。
また、モード切替スイッチ204の位置に関係なく、制御出力手段137,138を介して10秒前から外部機器を動作させる場合に操作される10秒前起動スイッチがスイッチ202k,202lに各々割り付けられる。
さらに、本実施形態のプログラムタイマーは、モード切替スイッチ204の上記(11)再生・録音・編集モードでは、再生モード設定スイッチがスイッチ202a(日曜日の曜日設定スイッチ)に割り付けられ、録音モード設定スイッチがスイッチ202b(月曜日の曜日設定スイッチ)に割り付けられ、編集モード設定スイッチがスイッチ202c(火曜日の曜日設定スイッチ)に割り付けられ、開始または一時停止スイッチがスイッチ202d(水曜日の曜日設定スイッチ)に割り付けられ、停止スイッチがスイッチ202e(木曜日の曜日設定スイッチ)に割り付けられ、残時間表示スイッチがスイッチ202f(金曜日の曜日設定スイッチ)に割り付けられ、前消スイッチがスイッチ202g(土曜日の曜日設定スイッチ)に割り付けられ、後消スイッチがスイッチ202h(1回実行設定スイッチ)に割り付けられ、全消スイッチがスイッチ202i(取消スイッチ)に割り付けられ、秒送りスイッチがスイッチ202n(年/時設定スイッチ)に割り付けられる。また、設定器200をプログラムタイマー本体100に取り付けた状態ではレベル合わせスイッチがスイッチ202r(報知数設定スイッチ)に割り付けられる。
さらにまた、本実施形態のプログラムタイマーには、標準電波受信機能付の場合と標準電波受信機能なしの場合とがあり、標準電波受信機能付の場合は、設定器200をプログラムタイマー本体100に取り付けた状態において、上記(1)通常(時刻表示)モードで、受信曜日確認スイッチがスイッチ202aに割り付けられ、強制受信設定スイッチがスイッチ202bに割り付けられる。標準電波受信機能なしの場合は、サマータイム/解除設定スイッチがスイッチ202sに割り付けられる。
スイッチ202m〜スイッチ202rは、上下方向でシーソ動作が自在な押しボタンとこの押しボタンの操作でオン・オフされる2個のスイッチとで構成されて、プログラム設定手段230内では押しボタンの上側を押すと1ずつ加算され、逆に下側を押すと1ずつ減算されて、押しボタンを押し続けると連続的に加算あるいは減算され、その加算値、減算値に応じた処理を行なう。また、スイッチ202a〜202iは、押しボタンとスイッチとから構成される周知のプッシュスイッチである。これらのスイッチは、プリント基板に実装されている。
図3は、標準電波受信機能付のプログラムタイマーの場合で、設定器200をプログラムタイマー本体100に取り付けた状態において、上記(1)通常(時刻表示)モードでの表示部201の状態を示している。この(1)通常(時刻表示)モードでは、表示部201には、時刻表示部201a、曜日表示部201bに表示される現在時刻(時刻、曜日)の他に、電波受信ユニット300が正しく接続されてプログラムタイマー本体100から正常に電源が供給され、且つ電波受信ユニット300から正常に信号が送出されているときに受信ユニット接続状態表示部201cが点灯し、電波受信ユニット300からの電界強度と電波信頼度のデータを基に電波状態を4段階に判定して表示する電波強度表示部201dが点灯し、強制受信操作または自動受信動作時に電波受信ユニット300で受信した標準電波から時刻信号が得られた場合に受信完了表示部201eが点灯し、強制受信操作または自動受信動作時に標準電波から時刻信号が得られなかった場合には消灯する。また、この(1)通常(時刻表示)モードでは、強制受信設定スイッチ202bを押すと、受信完了表示部201eが点滅する。さらに、電波受信ユニット300が正しく接続されていない場合、または電波受信ユニット300から正常に信号が送出されていない場合は、受信ユニット接続状態表示部201cが点滅する。
図7は、標準電波受信機能付の場合の受信曜日確認中の表示部201を示す図である。設定器200をプログラムタイマー本体100に取り付けた状態において、(1)通常(時刻表示)モードで受信曜日確認スイッチ202aを押すと、受信曜日確認中表示部201fと当日より一週間前までの標準電波から時刻信号が得られた曜日(曜日表示部201b)を点滅して表示する。この曜日の点滅表示は、受信曜日確認スイッチ202aを押してから所定時間(例えば30秒間)のみ行い、この所定の時間を過ぎると現在の曜日の表示に戻る。また、この曜日を点滅して表示しているときに受信曜日確認スイッチ202aを押すと、点滅している曜日が消灯して現在時刻の現在の曜日が点灯する。
図8(a)(b)は、上記(2)時計調整モード時の表示部201を示す図である。設定器200をプログラムタイマー本体100に取り付けた状態または設定器200をプログラムタイマー本体100から外した状態において、モード切換スイッチ204を時計調整モードの位置にすると、年、月、日と時、分、秒の設定ができる。以下、2004年7月7日14時56分00秒に設定する場合について説明する。
まず、モード切換スイッチ204を時計調整モードの位置にすると、図8(a)において「‘」、「年」、「月」、「日」の表示が点滅して、年・月・日の設定状態になり、年/時設定スイッチ202nで04年、月/分設定スイッチ202oで7月、日/秒設定スイッチ202pで7日を設定する。年・月・日の設定を終了して設定スイッチ202sを押すと、図8(b)の時・分・秒の設定状態に移り、「時」、「分」、「秒」の表示が点滅して、年/時設定スイッチ202nで14時、月/分設定スイッチ202oで56分、日/秒設定スイッチ202pで00秒を設定する。日/秒設定スイッチ202pは、押している間は00秒で停止し、離された時点から自動的に1秒、2秒、・・・と時計のカウントを開始する。(2)時計調整モードでは設定スイッチ202sを押すごとに、年・月・日の設定状態(図8(a))と時・分・秒の設定状態(図8(b))とが交互に切り替わる。
図9(a)〜(c)は、上記(3)「回路1」週間プログラム設定モード時の表示部201を示す図である。設定器200をプログラムタイマー本体100に取り付けた状態または設定器200をプログラムタイマー本体100から外した状態において、モード切換スイッチ204を「回路1」週間プログラム設定モード位置にすると、制御出力手段137の出力を制御する週間プログラムの設定ができる。月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日の各8時30分に「回路1」を1分間「入」にするとともに、メロディ番号1の報知音声信号のメロディを3回報知する週間プログラムを設定する場合について以下説明する。
まず、モード切換スイッチ204を「回路1」の週間プログラム設定モード位置にすると、図9(a)に示すように週間プログラムの曜日表示部201b(日〜土)が点灯し、週間プログラムの設定時刻の時・分表示部201gと出力時間表示部201hとメロディ番号表示部201iの各表示「−」が1Hzで点滅し、プログラム番号表示部201jは未入力の最も小さい番号の週間プログラム番号を表示した週間プログラム設定初期表示となる。
そして、図9(b)に示すように、年/時設定スイッチ202nで8時を設定し、月/分設定スイッチ202oで30分を設定し、日曜日の曜日設定スイッチ202aと土曜日の曜日設定スイッチ202gとで設定曜日の日と土の曜日を消灯して設定曜日の月、火、水、木、金の曜日(曜日表示部201b)を点灯させる。それぞれの曜日設定スイッチ202a〜202gの1押し毎に点灯(選択)と消灯(非選択)を繰り返す。次に、出力時間設定スイッチ202pで出力時間表示部201hを1分、メロディ番号設定スイッチ202qでメロディ番号表示部201iを1番に設定する。プログラムの設定時刻の時・分表示部201gと出力時間表示部201hとメロディ番号表示部201iの点滅は、各設定を入力するとそれぞれ点灯に変わる。メロディ番号を設定すると報知数表示部201kが点灯して、報知数の初期設定の1を表示し、報知数設定スイッチ202rで報知数3を設定する。本実施形態では、報知数の最大数を9としており、報知数は、設定時間や選択した報知音声に応じて設定すればよく、報知音声を聞き逃すことのないようにすればよい。そして、設定スイッチ202sを押すと、設定した週間プログラムの内容をプログラム記憶手段234に書き込み、次の週間プログラム設定初期表示(図9(a))となる。
また、このプログラム設定初期表示から曜日設定スイッチ202a〜202g、年/時設定スイッチ202n、月/分設定スイッチ202o、出力時間設定スイッチ202p、メロディ番号設定スイッチ202q、または報知数設定スイッチ202r等の有効スイッチのいずれかを押すと、一つ前の週間プログラムの内容を表示する。
また、上記週間プログラムの設定を続けて週間プログラムの最大設定可能数に達した場合、新たな週間プログラムの内容を設定して設定スイッチ202sを押すと、図9(c)に示すようにプログラム番号表示部201jに「Full」を表示する。
そして、報知音声制御手段242は、プログラム記憶手段234に記憶された各プログラムにしたがって、設定した曜日において現在時刻が設定時刻と一致した場合に、設定したメロディ番号に対応する報知音声信号を報知音声信号記憶手段241から呼び出し、この報知音声信号を設定した報知数繰り返して出力制御手段136に出力する。そして、出力制御手段136は、この報知音声信号に応じた報知音声を報知数繰り返して報知音声出力手段139から出力するとともに、「回路1」の制御出力手段137の出力を設定した出力時間だけオンさせる。
また、プログラム記憶手段234に記憶されている複数のプログラムの各設定時刻が互いに近い時間に設定されて、あるプログラムによる報知音声出力、または制御出力手段の出力オン期間が終了しないうちに、次のプログラムによる報知音声の出力開始時間、または制御出力手段の出力オン開始時間になった場合は、前のプログラムによる報知音声出力、制御出力手段の出力を次のプログラムの設定時刻で停止させて、次のプログラムによる報知音声の出力、制御出力手段出力を設定時刻通りに開始する。
なお、上記(7)「回路2」週間プログラム設定モードにおいても、上記(3)「回路1」週間プログラム設定モードと同様に設定できる。
次に上記(8)「回路2」週間プログラム呼出モードについて説明する。設定器200をプログラムタイマー本体100に取り付けた状態または設定器200をプログラムタイマー本体100から外した状態において、モード切換スイッチ204を「回路2」週間プログラム呼出モードの位置にすると、設定した週間プログラムの呼出、変更、取消ができる。以下、プログラム番号15で設定された「回路2」の週間プログラムの内容を呼出、変更、または、取消する場合について以下説明する。
まず、モード切換スイッチ204を「回路2」週間プログラム呼出モードの位置にすると、設定された週間プログラムのプログラム番号のうち最も小さい週間プログラムのプログラム番号とプログラム内容を表示する。「回路2」週間プログラムが設定されていない場合は、図10に示すようにプログラム番号表示部201jに「End」を表示する。次に、呼出スイッチ202mを押して、プログラム番号15の週間プログラム内容を表示させる。呼出スイッチ202mを1押しする毎に、設定されている次の週間プログラムのプログラム番号とプログラム内容を表示し、途中に空いているプログラム番号がある場合はそのプログラム番号を飛ばして次のプログラム番号とプログラム内容を表示して、最も大きいプログラム番号とプログラム内容を表示すると、次に「End」を表示する。
そして、プログラム番号15を呼び出して、上記週間プログラム設定モードと同様に年/時設定スイッチ202n、月/分設定スイッチ202o、出力時間設定スイッチ202p、メロディ番号設定スイッチ202q、曜日設定スイッチ202a〜202gの各スイッチを操作して週間プログラム内容を変更した後に設定スイッチ202sを押す。プログラム番号15の週間プログラムを取り消す場合は、プログラム番号15のプログラム番号とプログラム内容を表示しているとき、取消スイッチ202iを押すことにより、プログラム番号の15を表示したままで、プログラム番号15の週間プログラムの内容が取り消されて、プログラム番号15における週間プログラム入力初期表示となる(図9(a)のプログラム番号を「15」に変更した表示)。
プログラム番号15における週間プログラム入力初期表示において、設定スイッチ202sまたは呼出スイッチ202mを押すと、プログラム記憶手段234にプログラム番号15の週間プログラムが取り消しされたことを書き込み、次の設定された週間プログラムのプログラム番号とプログラム内容を表示する。
また、モード切換スイッチ204を他の位置に移動すると、モード切換スイッチ204の位置に応じて、時刻、プログラム、報知音声信号内容等を表示する。
なお、上記(4)「回路1」週間プログラム呼出モードにおいても、上記(8)「回路2」週間プログラム呼出モードと同様に設定できる。
図11(a)〜(c)は、上記(5)「回路1」休日プログラム設定モード時の表示部201を示す図である。設定器200を本体100に取り付けた状態または設定器200を本体100から外した状態において、モード切換スイッチ204を「回路1」休日プログラム設定モードの位置にすると、休日プログラムが設定できる。以下、5月5日を休日として、週間プログラムによる「回路1」の出力及び報知音声出力をしない休日プログラムを設定する場合について説明する。
まず、モード切換スイッチ204を「回路1」の休日プログラム設定モードの位置にすると、図11(a)に示すように、休日プログラム設定初期表示となって、月日が点灯して−−月−−日の表示となる。そして、休日プログラム設定初期表示で、月/分設定スイッチ202o、日/秒設定スイッチ202p、または1回実行スイッチ202h等のうちいずれかの有効スイッチを押すと1月1日を表示し、その後、図11(b)に示すように、月/分設定スイッチ202oで5月、日/秒設定スイッチ202pで5日を設定する。そして、設定スイッチ202sを押すと、図11(a)に示す休日プログラム設定初期表示の−−月−−日の表示となる。また、1回実行スイッチ202hの1押し毎に、図11(c)に示す1回実行表示部201pの点灯(選択)と消灯(非選択)を繰り返す。
なお、上記(9)「回路2」休日プログラム設定モードにおいても、上記(5)「回路1」休日プログラム設定モードと同様に設定できる。
次に上記(6)「回路1」休日プログラム呼出モードについて説明する。設定器200をプログラムタイマー本体100に取り付けた状態または設定器200をプログラムタイマー本体100から外した状態において、モード切換スイッチ204を「回路1」休日プログラム呼出モードの位置にすると、設定した休日プログラムの呼出、変更、または取消ができる。以下、5月5日を休日に設定した「回路1」休日プログラムについて、呼出、変更、取消する場合について説明する。
モード切換スイッチ204を「回路1」休日プログラム呼出モードの位置にすると、設定された休日プログラムの最も早い月・日を表示する。休日プログラムが設定されていない場合は、図10に示すようにプログラム番号表示部201jに「End」を表示する。次に、呼出スイッチ202mを押して、休日プログラムの5月5日を表示させる。呼出スイッチ202mを1押しする毎に、早い月日の休日プログラムの月・日から順に表示し、最後にEndを表示する。
休日プログラムの5月5日を7月19日に変更する場合、休日プログラム設定モードと同じように月/分設定スイッチ202oで5月を7月に、日/秒設定スイッチ202pで5日を19日に変更した後に、設定スイッチ202sまたは呼出スイッチ202mを押すと、プログラム記憶手段234に休日プログラムが変更されたことを書き込み、次の休日プログラムの月・日を表示する。
休日プログラムを取り消す場合は、取り消す休日プログラムの月・日を表示しているときに取消スイッチ202iを押すことにより、その休日プログラムが取り消されて、図11(a)に示す休日プログラム設定初期表示の−−月−−日の表示となる。そして、休日プログラム設定初期表示において、設定スイッチ202sまたは呼出スイッチ202mを押すと、プログラム記憶手段234に休日プログラムが取り消しされたことを書き込み、次の設定された休日プログラムの月・日を表示する。また、モード切換スイッチ204を他の位置に移動させると、プログラム記憶手段234に休日プログラムが取り消しされたことを書き込むとともに、モード切換スイッチ204の位置に応じて、時刻、プログラム、報知音声信号内容等を表示する。
また、休日プログラム設定初期表示の−−月−−日の表示において、月/分スイッチ202o、日/秒スイッチ202p、または一回実行スイッチ202hを押すと、1月1日の表示となる。
なお、上記(10)「回路2」休日プログラム呼出モードにおいても、上記(6)「回路1」休日プログラム呼出モードと同様に設定できる。
図12(a)〜(e)は、上記(11)再生・録音・編集モードでの報知音声再生時の表示部201を示す図である。ここで、再生・録音・編集時には設定器200の消費電力が大きいので、CN1a,CN1cを介してプログラムタイマー本体100が内蔵する電池等の外部電池から外部電池接続用コネクタ212を介して設定器200へ電源供給できる。そこで、設定器200をプログラムタイマー本体100に取り付けた状態または設定器200をプログラムタイマー本体100から外して外部電池を接続した状態において、モード切換スイッチ204を再生・録音・編集モードの位置にすると、報知音声信号記憶手段241に記憶された報知音声信号を再生、録音または、編集することができる。
報知音声信号記憶手段241には複数の報知音声信号と、各報知音声信号に対応したメロディ番号とが記憶されており、本実施形態では、1番〜4番のメロディ番号に各々対応した4曲のメロディの報知音声信号を報知音声信号記憶手段241に記憶している例で説明するが、出荷段階において、報知音声信号記憶手段241の記憶容量一杯に記憶させても良く、または本実施形態のように4曲程度のメロディの報知音声信号を記憶させても良く、あるいは報知音声信号記憶手段241を空にして報知音声信号を記憶させなくても良い。
設定器200をプログラムタイマー本体100から外して外部電池を接続した状態において、外部電池の容量が不足している場合は、図12(d)に示すように電池消耗表示部201lを表示して、モード切換スイッチ204以外のスイッチ操作は受け付けない。また、設定器200をプログラムタイマー本体100から外して外部電池を接続していない状態において、モード切換スイッチ204を再生・録音・編集モードの位置にすると、図12(e)に示すように電池未接続表示部201mを表示して、モード切換スイッチ204以外のスイッチ操作は受け付けない。
次に、4曲のメロディのうちメロディ番号2の報知音声信号によるメロディを再生する場合について説明する。モード切換スイッチ204を再生・録音・編集モードの位置にすると、図12(a)に示すように「録音」、「再生」、「編集」の表示部201nが点滅する再生・録音・編集モードの初期表示となる。
次に、再生スイッチ202aを押すと、表示部201nの「再生」のみが表示され、メロディ番号表示部201iにはメロディ番号として「1」を表示し、メロディ時間表示部201qにメロディのトータル時間を表示する再生の初期表示となる。そして、メロディ番号設定スイッチ202qで、再生したい報知音声信号のメロディ番号を選択すると、図12(b)に示すように、選択したメロディ番号と、そのメロディのトータル時間とを表示する。
メロディ番号設定スイッチ202qは、1押し毎に、1⇔2⇔3⇔4⇔1となり、8曲まで録音した場合は、メロディ番号表示部201iの表示は8が最大となり、未録音のメロディ番号があれば、そのメロディ番号は表示しない。
そして、図12(b)の表示状態において、開始/一時停止スイッチ202dを押すと再生を開始し、図12(c)に示すように、再生中は表示部201nに「再生」の表示が点滅し、バー状の録音レベル表示部201oが報知音声信号の信号レベルに応じて点灯し、メロディ時間表示部201qに再生時間を表示する。また、再生中に停止スイッチ202eを押すと報知音声信号の再生を停止して、図12(b)の表示になる。また、再生中に開始/一時停止スイッチ202dを押すと、報知音声信号の再生を一時停止して、図12(b)に示す表示部201nの「再生」表示とメロディ時間表示部201qの再生時間表示とが点滅する再生待機中表示となる。この再生待機中に再生を再開する場合は、開始/一時停止スイッチ202dを再び押す。また、再生待機中表示の状態において、停止スイッチ202eを押すと、再生待機中表示の状態を解除して図12(b)の表示状態に戻る。
さらに、再生中は、開始/一時停止スイッチ202dと停止スイッチ202e以外のスイッチ入力は受け付けないようにしている。さらにまた、再生中、再生待機状態等の再生モード状態において、モード切換スイッチ204を他の位置に移動すると、その時点で再生モードを解除して、モード切換スイッチ204の位置に応じて、時刻、プログラム、報知音声信号内容等を表示する。
また、図12(b)の表示状態において、録音スイッチ202bを押すと後述する録音の初期表示に移行し、編集スイッチ202cを押すと後述する編集の初期表示に移行する。
図13(a)〜(f)は、上記(11)再生・録音・編集モードでの報知音声録音時の表示部201を示す図である。上記再生モードと同様に、1番〜4番のメロディ番号に各々対応した4曲のメロディの報知音声信号を報知音声信号記憶手段241に記憶している例で、CDラジカセ等を使用してラジカセ側のヘッドフォン出力に一端を接続したミニジャック付コードの他端を設定器200の録音用ジャック203に接続することで、録音したいメロディの入ったCDのメロディを報知音声信号として録音する場合について以下説明する。
まず、設定器200をプログラムタイマー本体100に取り付けた状態または設定器200をプログラムタイマー本体100から外して外部電池を外部電池接続用コネクタ212を介して接続した状態においてミニジャック付コードでラジカセ側のヘッドフォン出力と設定器100の録音用ジャック203とを接続して、モード切換スイッチ204を再生・録音・編集モードの位置にすると、図12(a)に示すように「録音」、「再生」、「編集」の表示部201nが点滅する再生・録音・編集モードの初期表示となる。
次に、録音スイッチ202bを押すと、図13(a)に示すようにメロディ時間表示部201qに−−分−−秒の表示がされるとともに表示部210nには「録音」のみが表示され、メロディ番号表示部201iにはメロディ番号として本実施形態では「5」を表示し、録音の初期表示となる。再生・録音・編集モードの初期表示から録音スイッチ202bを押して録音の初期表示に切換えた直後は、録音していない最も小さいメロディ番号を表示する。また、録音していないメロディ番号(本実施形態では、5〜8まで)においてのみ録音することができるようにしており、録音済みのメロディ番号は表示しない。さらに、録音の初期表示の状態において、録音用ジャック203から報知音声信号が入力されている場合は、図13(b)に示すように、その報知音声信号の信号レベルに応じてバー状の録音レベル表示部201oが点灯する。
全てのメロディ番号において報知音声信号が録音されていた場合は、録音エラーとして、図13(c)に示すようにメロディ時間表示部201q「−−分−−秒」、メロディ番号表示部201i「−」を2Hzで点滅させて表示する。この録音エラー表示の解除は、再生スイッチ202a、編集スイッチ202c、またはモード切換スイッチ204を操作することで行なう。
そして、図13(a)に示す録音時の初期表示の状態において、メロディ番号設定スイッチ202qで、録音したい報知音声のメロディ番号を選択すると(この場合は「6」)、図13(d)に示す録音時のメロディ選択後表示になる。
メロディ番号設定スイッチ202qは、1押し毎に、5⇔・・・⇔8となり、未録音のメロディ番号のみを表示する。さらに、図13(b)に示す録音の初期表示状態、また図13(d)に示す録音時のメロディ選択後表示の状態において、再生スイッチ202aを押すと再生の初期表示に、編集スイッチ202cを押すと編集の初期表示に移行する。
そして、開始/一時停止スイッチ202dを押すと録音を開始し、録音中は、図13(e)に示すように、表示部201nに「録音」の表示が点滅し、バー状の録音レベル表示部201oが報知音声信号の信号レベルに応じて点灯し、メロディ時間表示部201qに録音時間を表示する。また、録音中に停止スイッチ202eを押すと報知音声信号の録音を停止して、図13(d)に示す録音時のメロディ選択後表示になる。また、録音中に開始/一時停止スイッチ202dを押すと、報知音声信号の録音を一時停止して、表示部201nの録音表示とメロディ時間表示部201qの時間表示が点滅する録音待機中表示となる。報知音声信号の録音の一時停止中に録音を再開する場合は、開始/一時停止スイッチ202dを押す。この録音待機中表示の状態において停止スイッチ202eを押すと、録音待機中表示の状態を解除して、図13(d)に示す録音時のメロディ選択後表示録音の表示に戻る。また、録音中は、開始/一時停止スイッチ202dと停止スイッチ202e以外のスイッチは受け付けないようにしている。
また、録音中に報知音声信号記憶手段241の記憶容量がなくなった場合、録音は途中まで入った状態(報知音声信号記憶手段241に途中まで記憶した状態)で、図13(f)に示すように、メロディ時間表示部201qに表示した「FULL」を点滅させて録音待機状態となり、停止スイッチ202eを押すと、録音のメロディ選択後表示となる。
また、録音後、全てのメロディ番号が録音済みになった場合に、メロディ番号設定スイッチ202qを操作すると、図13(c)に示す録音エラー状態を表示する。さらに、録音中、録音待機中等の録音モード状態において、モード切換スイッチ204を他の位置に移動すると、その時点で録音を停止し、録音は途中まで入った状態(報知音声信号記憶手段241に途中まで記憶した状態)で、モード切換スイッチ204の位置に応じて、時刻表示、時刻設定、プログラム設定または呼出等の初期表示を表示する。
さらにまた、外部電池接続での録音中に外部電池が外された場合は、報知音声信号記憶手段241に途中まで記憶された報知音声信号は消去される。
図14(a)〜(f)は、上記(11)再生・録音・編集モードでの報知音声編集時の表示部201を示す図である。上記再生モードと同様に、1番〜4番のメロディ番号に各々対応した4曲のメロディの報知音声信号を報知音声信号記憶手段241に記憶している例で、メロディ番号5とメロディ番号6は上記録音モードで録音したもので、ここではメロディ番号6に録音した報知音声信号を編集する場合について以下説明する。
報知音声の編集とは、録音したメロディの不要部分を削除することであり、報知音声信号記憶手段241に記憶した各メロディの報知音声信号の前部分、後部分、または全部を削除することである。これは、報知音声を録音する場合にラジカセ等の外部機器や設定器200を操作する必要があるため、録音したいメロディ等の報知音声の所望の部分だけを報知音声信号記憶手段241に記憶させることが難しいために、録音後に行なう。
録音の通常の手順としては、設定器200を録音状態にしてから外部機器を操作して報知音声信号を設定器200に出力し、設定器200では所望の報知音声部分を録音し終えてから録音状態を解除して、その後外部機器を操作して報知音声信号の設定器200への出力を停止する。このため、使用したい報知音声部分の前と後に無音部分、雑音、または不要なメロディや報知音声が報知音声信号記憶手段241に記憶されてしまう。このように記憶した報知音声信号をこのまま使用すると、プログラムで設定した報知時刻に報知音声を報知させようとした場合に、例えば無音部分があると時刻通りに報知音声信号記憶手段241から報知音声信号を送出しても時刻通りに報知音声が出力されないことになり、あるいは雑音や不要な報知音声があると所望の報知音声以外の報知音声も報知されることになり、録音した報知音声信号は報知音声に不適切なものとなる。
上記課題を解決するために報知音声号記憶手段234に記憶した各報知音声の所望の部分の前後の無音部分、雑音、または不要な報知音声部分を削除するのである。
設定器200をプログラムタイマー本体100に取り付けた状態または設定器200をプログラムタイマー本体100から外して外部電池を接続した状態において、モード切換スイッチ204を再生・録音・編集モードの位置にすると、図12(a)に示すように「録音」、「再生」、「編集」の表示201nが点滅する再生・録音・編集モードの初期表示となる。次に、編集スイッチ202cを押すと、本実施形態では図14(a)に示すようにメロディ時間表示部201qにメロディのトータル時間が表示されるとともに表示部210nには「編集」のみが表示され、メロディ番号表示部201iにはメロディ番号として本実施形態では「5」を表示し、編集の初期表示となる。図12(a)に示す再生・録音・編集の初期表示から編集スイッチ202cを押して図14(a)に示す編集の初期表示に切換えた直後は、録音済みの最も小さいメロディ番号とその録音されたメロディのトータル時間を表示する。また、この実施形態では、出荷段階において報知音声信号記憶手段241に記憶している4曲のメロディは編集できないようにしているのでメロディ番号1〜4は表示されず、さらに録音していないメロディ番号の報知音声信号は編集できないためメロディ番号7と8も表示されない。
なお、録音メロディがない場合は、「録音エラー」として、図13(c)に示すように録音時間を「−− −−」、メロディ番号「−」を2Hzで点滅させて表示する(但し、表示部210nには「編集」のみが表示される)。この録音エラー表示の解除は、再生スイッチ202a、編集スイッチ202c、またはモード切換スイッチ204を操作することで行なう。
まず、メロディ番号設定スイッチ202qで、編集したい報知音声のメロディ番号を選択(本実施形態では「6」)すると、図14(b)に示すように編集時のメロディ選択後表示になる。さらに、図14(a)に示す編集の初期表示の状態、または図14(b)に示す編集時のメロディ選択後表示の状態において、再生スイッチ202aを押すと再生の初期表示に移行し、録音スイッチ202bを押すと録音の初期表示に移行する。
そして、図14(b)に示す編集時のメロディ選択後表示の状態において、開始/一時停止スイッチ202dを押すと編集再生を開始し、上記再生時と同様に編集再生中は表示部201nの「編集」の表示が点滅し、バー状の録音レベル表示部201oが報知音声信号の信号レベルに応じて点灯し、メロディ時間表示部201qに再生時間を表示する。また、編集再生中に停止スイッチ202dを押すと、報知音声信号の再生を停止して、図14(b)に示す編集時のメロディ選択後表示になる。
編集再生中に、開始/一時停止スイッチ202dを押すと、報知音声信号の再生を一時停止して、表示部201nの「編集」表示とメロディ時間表示部201qの再生時間表示が点滅する編集再生待機中表示となる。編集再生待機中に、編集再生を再開する場合は、開始/一時停止スイッチ202dを押す。また、編集再生待機中表示の状態において停止スイッチ202eを押すと、再生待機中表示の状態を解除して、図14(b)に示す編集再生時のメロディ選択後表示に戻る。また、編集再生中は、開始/一時停止スイッチ202dと停止スイッチ202e以外のスイッチ入力は受け付けないようにしている。
次に、報知音声信号記憶手段に記憶した各メロディの所望の報知音声部分の前部分に録音された不要な報知音声信号を削除する方法について説明する。メロディ番号設定スイッチ202qで、編集したい報知音声のメロディ番号を選択して図14(b)に示す編集時のメロディ選択後表示に移行して、開始/一時停止スイッチ202dを押して編集再生を開始する。編集再生中はメロディ時間表示部201qに再生時間を表示するので、残したい報知音声部分の先頭になれば開始/一時停止スイッチ202dを押して報知音声信号の再生を一時停止して、表示部201nの「編集」表示とメロディ時間表示部201qの再生時間表示が点滅する編集再生待機中表示に移行させる。
そして、前消スイッチ202gを押すと上記編集再生で再生した時点までの報知音声信号を報知音声信号記憶手段内で消去する。このとき、編集していることが分かるようにメロディ時間表示部201qの再生時間表示を点滅させて編集処理表示を所定の時間だけ行なった後に、図14(b)に示す編集時のメロディ選択後表示状態になる。ただし、メロディ時間表示部201qに表示されるメロディのトータル時間は編集後であるので、編集前の時間から上記消去した部分の時間を削除した時間となっている。
次に、報知音声信号記憶手段241に記憶した各メロディの所望の報知音声部分の後部分に録音された不要な報知音声信号を削除する場合について説明する。メロディ番号設定スイッチ202qで、編集したい報知音声のメロディ番号を選択して図14(b)に示す編集時のメロディ選択後表示に移行して、開始/一時停止スイッチ202qを押して編集再生を開始する。編集再生中はメロディ時間表示部201qに再生時間を表示するので、残したい報知音声部分の最後になれば開始/一時停止スイッチ202dを押して報知音声信号の再生を一時停止して、表示部201nの「編集」表示とメロディ時間表示部201qの経過時間表示が点滅する編集再生待機中表示に移行させる。
そして、後消スイッチ202hを押すと上記編集再生で再生していない時間部分の報知音声信号を報知音声信号記憶手段241内で消去する。このとき、編集していることが分かるようにメロディ時間表示部201qの再生時間表示を点滅させて編集処理表示を所定の時間だけ行なった後に、図14(b)に示す編集時のメロディ選択後表示状態になる。ただし、メロディ時間表示部201qに表示されるメロディのトータル時間は編集後であるので、編集前の時間から上記消去した部分の時間を削除した時間となっている。
また、消去部分を決める際に、報知音声信号の再生を一時停止させた時点が前消または後消したい時間の前または後である場合に、秒送りスイッチ202nを1回押す毎に経過時間の表示を1秒づつ進ませるまたは戻すことができる。さらに、秒送りスイッチ202nを長押しすると早進みまたは早戻りを行う。なお本実施形態においては、秒送りスイッチ202nによる報知音声信号の処理は、編集再生待機中表示の時のみ実行できるようにしている。この秒送りスイッチ202nによる報知音声信号記憶手段241内の処理は記憶ブロック単位に処理されるため、メロディ時間表示部201qの時間表示は1秒ずつ変化するが、報知音声信号記憶手段241内に記憶された報知音声信号としては約1秒間分の処理となる。
次に、報知音声信号記憶手段241に記憶した報知音声を、各メロディ番号毎に全部削除する場合について説明する。メロディ番号設定スイッチ202qで、削除したい報知音声のメロディ番号(本実施形態では「6」)を選択して、図14(b)に示す編集時のメロディ選択後表示に移行して、全消スイッチ202iを押すと、報知音声信号記憶手段241内のメロディ番号6の報知音声信号を全て消去し、メロディ時間表示部201qは、「−−分−−秒」の表示になる。この後、メロディ番号選択スイッチ202qによっても、消去したメロディ番号6は表示されない。全てのメロディ番号の報知音声信号が消去された場合は、図12(a)に示す再生・録音・編集初期表示状態になる。
全消スイッチ202iによる報知音声信号の消去処理は、編集モードにおいてのみ実行できる。但し、全ての録音されたメロディ番号の報知音声信号を一括して消去することは不可能であり、各メロディごとに消去する必要がある。
また、設定器200をプログラムタイマー本体100から外して外部電池を接続した状態において、前消、後消、全消の操作中に外部電池が外された場合は、処理中の編集処理を実行してから、電池未接続表示となる。また、編集再生中、編集待機中に外部電池が外された場合は、外部電池を外された時点で編集再生または編集待機中状態を解除して、図12(f)に示すように電池未接続表示部201mを点灯させる。さらに、前消、後消、全消の操作中に外部電池の容量が不足した場合は、図12(g)に示すように電池消耗表示を表示して、モード切換スイッチ204以外のスイッチ操作は受け付けない。
さらにまた、編集再生中、編集再生待機中状態等の編集モード状態においてモード切換スイッチ204を他の位置に移動すると、その時点で編集モードを解除して、モード切換スイッチ204の位置に応じて、時刻表示、時刻設定、プログラム設定または呼出等の初期表示を表示する。
図15は、事務所などにプログラムタイマーを設置し、このプログラムタイマーの制御により工場照明の点灯制御、あるいはスピーカ部から始業、終業及び休み時間などを知らせるチャイム音、あるいは休み時間などのBGMとして流すメロディーの発生制御を行う一構成例を示している。プログラムタイマー本体100及び設定器200、報知音声信号増幅装置400を事務所A内に設置し、事務所Aの出入口には人体感知センサ410、呼出スイッチ420を設定して来客検知を行なう。ここで、端子台TBAは、図16に示すように、上カバー106bを外したプログラムタイマー本体100の上部に設けられており、端子台TBAは、図17の端子台TB1,TB2,報知音声信号ジャック173を1つの端子台で構成したもので、端子台TB1は端子P1〜P12で構成され、端子台TB2は端子P13〜P17で構成される。また、マイクMはプログラムタイマー本体100の下面に設けたマイク信号入力ジャックに接続される。
そして、端子P1,P2間にはAC100Vの商用電源が接続されて電源供給され、端子P4はSG端子となる。なお、AC200V電源の場合は、端子P1,P3間に入力される。
工場C内の複数のスピーカ部500はプログラムタイマーからの各種報知音声信号出力を増幅する報知音声信号増幅装置400に接続され、プログラムタイマー本体100の報知音声信号ジャック173と報知音声信号増幅装置400との間は両端にジャックを設けた信号線430で接続されて報知音声信号を伝達している。そして、プログラムタイマーは「回路1」の制御出力端子P5,P6を用いて報知音声信号増幅装置400の駆動制御を行うことにより、スピーカ部500から各種の報知音声を吹鳴させるようにしている。
工場C内の工場照明530には、ブレーカーなどが設置された分電盤510、及び点灯制御用電磁接触器が設置された制御盤520を介してAC100Vの商用電源が供給され、プログラムタイマーは「回路2」の制御出力端子P7,P8を用いて制御盤520の電磁接触器の駆動制御を行うことにより、工場照明530の点灯制御を行う。
また、人体感知センサ410、呼出スイッチ420が外部割込入力端子P9,P10に接続されており、外部スピーカ出力端子P11,P12に接続された別事務所B内のスピーカ部600からの報知音声出力は、プログラムによる設定時間だけでなく、人体感知センサ410、呼出スイッチ420の無電圧接点出力による外部割込み制御によってもオン・オフされる。
別事務所B内の電波受信ユニット300は端子台TB2に接続されており、電波受信ユニット300の出力端子P21,P22がプログラムタイマー本体100の入力端子P13,P14に接続され、プログラムタイマー本体100の電源端子P15,P16から電波受信ユニット300の電源端子P23,P24にDC24Vが供給される。また、プログラムタイマー本体100のGND端子P17は電波受信ユニット300のGND端子P25に接続される。
次に、図17〜図19は、図1のプログラムタイマーの概略構成を具体回路で表したもので、図17にプログラムタイマー本体100の具体回路構成、図18に設定器200の具体回路構成、図19に電波受信ユニット300の具体回路構成を各々示す。
プログラムタイマー本体100−設定器200間はコネクタCN6a−CN6b(コネクタ109−207)を介して接続され、設定器200−電波受信ユニット300間は端子台TB2−TB3を介して接続される。
プログラムタイマー本体100は、電源基板100a、制御基板100b、スイッチ基板100cからなり、電源基板100a−制御基板100b間はコネクタCN3a−CN3bで接続され、制御基板100b−スイッチ基板100c間はコネクタCN4a−CN4b、コネクタCN5a−CN5bで接続される。
電源基板100aは、本体電源回路150、報知音声信号増幅回路165、リレー駆動回路169、受信回路171、報知音声信号ジャック173を実装し、コネクタCN7、CN8を介してトランス151の両端に接続している。
制御基板100bは、本体信号電源回路152、停電補償用電池153、本体制御回路154、水晶発振回路155、テスト周波数発振回路157、本体/設定器切換回路158、液晶160、キーマトリクス163、報知音声増幅回路164、増幅回路(マイク)168、本体I/O部172、リセット回路174を実装し、アナログ時計部159が接続している。
スイッチ基板100cは、手動出力切換スイッチ159、マイク信号入力ジャック167、リレー出力中表示回路170を実装している。
設定器200は、設定器基板200a上に実装された設定器電源回路250、停電補償用電池251、報知音声録音再生回路252、設定器制御回路253、本体/設定器切換回路254、クロック発振回路255,264,267、リセット回路256、テスト周波数発振回路257、液晶261、記憶回路262、操作部265、キーマトリクス266、増幅回路269、キー受付音発振回路271、設定器I/O部272、報知音声制御回路274と、録音信号入力ジャック268と、コネクタCN7を介して設定器基板200aに接続された設定器内蔵スピーカ270とを備える。
電波受信ユニット300は、受信ユニット電源回路350と、電波受信制御回路351と、バーアンテナ352と、受信部353と、通信回路354と、受信信頼度表示部355と、受信状態表示部356とを受信ユニット基板300a上に実装している。
まず、プログラムタイマー本体100について説明する。本体電源回路150は、商用電源からの電源を後述する各回路に供給するもので、商用電源を降圧するトランス151の出力を整流平滑する整流平滑回路及びさらに降圧する降圧回路とで構成され、本体信号電源回路152等の各回路、設定器200の設定器電源回路250、電波受信ユニット300の受信ユニット電源回路350にも電源を供給している。
本体信号電源回路152と設定器200の設定器電源回路250には、停電時などにおける非常電源として、ニッケル・水素電池などの停電補償用電池153,251を接続しているが、この停電補償用電池153,251の充放電は図示しない充放電切換回路で各々切り換えられる。つまり、充放電切換回路は、商用電源供給時には本体電源回路150の出力で停電補償用電池153,251を充電し、プログラムタイマー本体100に設定器200、電波受信ユニット300が取り付けられた状態で停電した時には、プログラムタイマー本体100の停電補償用電池153を外部電池として設定器電源回路250、受信ユニット電源回路350に電源供給する。なお、設定器200においては、プログラムタイマー本体100の停電補償用電池153が消耗すると自器の停電補償用電池251から電源供給を行なう。また、設定器200をプログラムタイマー本体100から取り外した場合は、充放電回路によって自器の停電補償用電池251から電源供給を行なうように動作する。
さらに、停電補償用電池153にはコネクタCN1aが接続されており、このコネクタCN1aは、設定器電源回路250及び受信ユニット電源回路350の各入力に接続されたコネクタCN1b,CN1cに接続可能で、停電補償用電池153を、設定器電源回路251または受信ユニット電源回路350に外部電池として容易に接続できるようにしている。例えば、設定器200の消費電力が大きくなる再生・録音・編集モード時にはCN1a,CN1cを介してプログラムタイマー本体100の停電補償用電池153から設定器電源回路250に電源供給する。さらに、電池切れを検出するために本体信号電源回路152、設定器電源回路250には電池電圧の検出回路を設けており、この電池容量のチェック時にも充放電切換回路を動作させる。
本体制御回路154は、中枢的な機能を果たす1つのマイクロコンピュータにプログラムタイマー本体100の制御機能と設定器200のの制御機能との2つの制御機能を内蔵しているため、本体制御機能として使用する場合と設定器制御機能として使用する場合とを切換える本体/設定器切換回路158をマイクロコンピュータの周辺構成として備える。さらに、本体制御回路用クロックを発振する水晶発振回路155、テスト周波数発振回路157、起動時などに本体制御回路154をリセットするリセット回路174も同様にマイクロコンピュータの周辺構成として備え、本体制御回路154はチャイム音などの鳴動制御、外部機器の制御またはアナログ時計部159の駆動制御等の信号処理を行う。
また、本体制御回路154は液晶駆動回路156を内蔵しており、手動出力切換スイッチ159(制御出力手動操作スイッチ104a,104b)の操作または外部割込入力の判定による出力の選択状態や、各プログラムの内容等を液晶160に表示する。
また、本体制御回路154には、各スイッチの操作入力や、設定器200、電波受信ユニット300、外部機器からの入力信号が与えられる。例えば、手動出力切換スイッチ159(制御出力手動操作スイッチ104a,104b)、アナログ時計調整スイッチ104cの操作入力や、設定器200の各スイッチからの入力信号や、手動出力切換スイッチ159によって外部機器を動作させたり報知音声を出力させるか否かを選択する外部割込出力選択スイッチからの入力信号や、報知音声の鳴動可否及びメロディ番号の選択を行なうメロディ選択スイッチの入力信号や、人体検知センサー410や呼び出しボタン420等の外部機器の無電圧接点出力に応じた外部割込入力信号や、外部割込入力信号に応じてメロディ番号の選択を行なう外部割込メロディ選択スイッチの入力信号等である。なお、外部割込出力選択スイッチ、メロディ選択スイッチ、外部割込メロディ選択スイッチは、プログラムタイマー本体100の内部に設けてある。また、スイッチ基板100cからの入力はキーマトリクス163を介して入力され、キーマトリクス163はマイクロコンピュータの周辺構成として備えている。
また、本体制御回路154は、手動出力切換スイッチ159(制御出力手動操作スイッチ104a,104b)、アナログ時計調整スイッチ104cの操作状態、外部割込入力の判定状態、メロディ選択スイッチ、外部割込出力選択スイッチ、外部割込メロディ選択スイッチの各設定状態を記憶する記憶回路162と、本体I/O部172と設定器I/O部272とを介して設定器200との間の通信を行う通信回路161とを内蔵している。
また、プログラムタイマー本体100には、設定器200の報知音声録音再生回路252からの報知音声信号を増幅して各種のチャイム音あるいはメロディ等の報知音声を増幅する報知音声増幅回路164を備え、報知音声増幅回路164は報知音声信号増幅回路165に接続し、報知音声信号増幅回路165はコネクタCN2を介して内蔵スピーカ166に接続している。
さらには、マイクMからのマイク音声信号は、マイク信号入力ジャック167、増幅回路(マイク)168を介して報知音声信号増幅回路165に入力しており、報知音声信号増幅回路165の出力は、内蔵スピーカ166とともに端子台TB1の外部スピーカ出力端子P11,P12に接続しており、外部スピーカ出力端子P11,P12にスピーカ部600等の外部スピーカを接続して報知音声を出力することができる。
プログラムタイマー本体100が回路1,回路2の各外部機器を制御する制御出力を発生するために備えるリレー駆動回路169は、2巻線タイプのラッチングリレーからなるリレーと、本体制御回路154の制御に応じてリレーの駆動制御を行うリレー駆動制御回路とで構成され、その制御出力は端子台TB1の端子P5〜P8から出力される。また、本体制御回路154には、2巻線タイプのラッチングリレーではなく1巻線タイプのステイブルリレーが使用できるようにステイブルリレー駆動手段を備えている。
また、手動出力切換スイッチ159(制御出力手動操作スイッチ104a,104b)の操作によるリレー駆動回路169の状態を表示する発光ダイオード等からなるリレー出力中表示回路170を備える。
また、駆動源としてモーターを備えたアナログ時計159を駆動するアナログ時計駆動回路171は、モーターを駆動制御するモーター駆動回路からなる。
なお、本体電源回路150と本体信号電源回路152とにより図1に示す本体電源形成手段147を構成し、液晶駆動回路156と液晶160により出力選択・表示手段132を構成し、記憶回路162を内蔵により出力判定状態記憶手段134を構成し、本体制御回路154によりスイッチ操作判定手段130、外部割込入力判定手段131、出力選択・表示手段132、出力判定手段133、出力判定状態記憶手段134、時計手段135、出力制御手段136、時刻生成・電波受信判定手段142、同期出力発生手段144を構成し、報知音声増幅回路164、報知音声信号増幅回路165、内蔵スピーカ166により報知音声を発生する報知音声出力手段139を構成し、リレー駆動回路169により制御出力手段137、制御出力手段138を構成し、リレー出力中表示回路170により手動スイッチ操作表示手段141を構成し、アナログ時計駆動回路171によりアナログ時計手段140を構成し、コネクタCN3aによりコネクタ145を構成し、端子台TB2により端子台146を構成している。
次に、設定器200について説明する。設定器制御回路253は、中枢的な機能を果たす1つのマイクロコンピュータにプログラムタイマー本体100の制御機能と設定器200の制御機能との2つの制御機能を内蔵しているため本体制御機能として使用する場合と設定器制御機能として使用する場合とを切換える本体/設定器切換回路254をマイクロコンピュータの周辺構成として備える。さらに、クロック発振回路255、起動時などに設定器制御回路253をリセットするリセット回路256、テスト周波数発振回路257も同様にマイクロコンピュータの周辺構成として備える。
さらに、設定器制御回路253は、操作部265(スイッチ202、モード切替スイッチ204)の操作状態を記憶する記憶回路258を内蔵するとともに、本体I/O部172と設定器I/O部272とを介してプログラムタイマー本体100との間の通信を行う通信回路259を内蔵している。
また、設定器制御回路253の入力部としてキーマトリックス266を備え、このキーマトリックス266は操作部265に接続される。
さらに、設定器200は、報知音声記憶部263に記憶したチャイム音やメロディやアナウンス等の複数の報知音声信号の再生、録音、編集や、報知音声信号間の出力レベルを調整するために記憶回路262に記憶した報知音声信号を呼び出して報知音声録音再生回路252へ出力する制御等の中枢的な機能を果たすマイクロコンピューターからなる報知音声制御回路273を備えており、その周辺回路としてクロック発振回路267,274と上述のリセット回路256とを設けている。
記憶回路262は、複数の報知音声信号を記憶する報知音声記憶部263と、操作部265によって設定されたプログラムを記憶するプログラム記憶部264とから構成される。
また、報知音声を外部機器から録音する場合は、設定器200の録音信号入力ジャック268から入力された報知音声信号が増幅回路269を介して報知音声録音再生回路252に入力され、報知音声録音再生回路252から報知音声制御回路273を介して報知音声記憶部263に記憶されることで行なわれる。
また、報知音声の再生時には、報知音声記憶部263に記憶した報知音声信号を呼び出して、報知音声制御回路273、報知音声録音再生回路252を介して設定器内蔵スピーカ270から報知音声を出力する。
また、キー受付音発振回路271を備えて、操作部265の操作に伴うキーマトリックス266動作時に受付音をスピーカー270から出力し、誤操作した場合には警報音をスピーカー270から出力するようになっている。
なお、設定器制御回路253により図1に示すプログラム設定手段230a,230b、表示制御手段238、時計設定手段239、時計手段240、報知音声制御手段242、プログラム判断手段245、電波受信制御手段246、同期入力判定手段249、同期スタート信号発生手段250、コネクタ接続判定手段251を構成し、LCD駆動回路260、液晶ディスプレイ(LCD)261により表示手段235を構成し、記憶回路262によりプログラム記憶手段234,報知音声信号記憶手段241を構成し、スピーカ270で報知音声確認手段244を構成している。
次に、電波受信ユニット300について説明する。電波受信制御回路351は、中枢的な機能を果たす1つのマイクロコンピュータで構成され、バーアンテナ352が受信部353を介して接続されるとともに、通信回路354を介してプログラムタイマー本体100に接続されている。そして、電波受信制御回路351は、受信部353がバーアンテナ352を介して受信した標準電波から時刻信号を得て、通信回路354を介してプログラムタイマー本体100に出力するのであるが、その受信信頼度は発光ダイオード等の受信信頼度表示部355で表示され、受信状態も発光ダイオード等の受信状態表示部356で表示される。
なお、電波受信制御回路351、バーアンテナ352、受信部353により図1に示す電波受信手段301、時刻信号判定手段302を構成し、受信信頼度表示部355、受信状態表示部356で電波状態表示手段303を構成する。
図20は、上記のように設定したプログラムを実行するメインルーチンの一部を示すフローチャートである。プログラムタイマーのメインルーチンは、時計制御(現在時刻、時計同期)処理(ステップS1)、設定器200の操作部入力検出・プログラム設定処理(ステップS2)、プログラムタイマー本体100のスイッチ操作判定・外部割込入力検出処理(ステップS3)、プログラムON(制御出力、報知音声出力ON)処理(ステップS4)、プログラムOFF(制御出力、報知音声出力OFF)処理(ステップS5)等で構成されている。
プログラムタイマー本体の手動操作判定・外部割込入力処理(ステップS3)では、プログラムタイマー本体100の下部に設けられた手動出力切換スイッチ159(制御出力手動操作スイッチ104a,104b)の操作、あるいは人体検知センサー410、呼び出しボタン420等の無電圧接点出力による外部割込入力によって照明、スピーカ等の外部機器を動作させたり報知音声を出力するときに、外部機器を動作させるか否かを選択する外部割込出力選択スイッチ、報知音声としてメロディを鳴らすか否か、またはどの報知音声信号番号の報知音声を選択するかを設定するメロディ選択スイッチ、無電圧接点出力による外部割込入力によりどの報知音声信号番号の報知音声を出力するかを設定する外部割込メロディ選択スイッチからの入力信号を処理している。
図21は、図20のステップS4のプログラムON(制御出力、報知音声出力ON)処理を示すフローチャートである。このプログラムON処理は、まず、毎正秒の−750msecタイミングであるか否かを判定し(ステップS10)、Noの場合は、メインルーチンのプログラムOFF処理に移る。Yesの場合は、10秒前起動設定の有無の判定に移る(ステップS11)。
そして、ステップS11において、10秒前起動設定がされている場合は(Yes)、現在時刻がある分の49秒であるか否かの判定に移り(ステップS12)、10秒前起動設定がされていない場合は(No)、現在時刻がある分の59秒であるか否かの判定に移る(ステップS13)。ステップS12,S13においてYesの場合は、現在時刻を取得して、現在時刻+1分の値を“時刻判定値”とする処理(ステップS14)を行なった後に、プログラム時刻判定処理(ステップS15)を行う。
プログラム時刻判定処理は、現在時刻がある分の49秒あるいは59秒のときに実施し、プログラム設定内容(曜日、時、分、報知信号番号、報知数)のチェック、現在時刻の修正(調整)を行なう。なお、現在時刻をプログラムのON時間帯にした場合は別の処理で対処する。
ステップS12,S13においてNoの場合(すなわち、現在時刻がある分の49秒または59秒でない場合)、あるいはプログラム時刻判定処理(ステップS15)後には、強制OFF出力判定処理(ステップS16)に移り、手動出力切換スイッチ159(制御出力手動操作スイッチ104a,104b)の操作、あるいは人体検知センサー410、呼び出しボタン420等の無電圧接点出力による外部割込入力によって制御出力を強制OFFするか否かを判定する。
次に、ON出力が必要か否か(制御出力ON要求、報知音声出力ON要求)の判定(ステップS17)に移る。この判定は、プログラム時刻判定処理(ステップS15)と強制OFF出力判定処理(ステップS16)の判定での優先順位により、制御出力、及び選択された報知音声信号番号に対応する報知音声出力のON出力の可否判定を行う。
ステップS17においてON出力が必要でない場合は(No)、メインルーチンのプログラムOFF処理に移り、ON出力が必要である場合は(Yes)、制御出力ON処理(ステップS18)と報知音声出力処理(ステップS19)とを行なって、メインルーチンのプログラムOFF処理に移る。
図22は、図21のステップS15のプログラム時刻判定処理を示すフローチャートである。プログラム時刻判定処理は、まず休日設定の有無判定を行い、休日設定が有る場合は、プログラムON処理の強制OFF出力判定処理(ステップS16)に移り、休日設定が無い場合は、次分がプログラムの設定時刻(曜日、時、分)であるか否かの判定(ステップS21)に移る。次分がプログラムの設定時刻(曜日、時、分)でない場合は(No)、プログラムON処理の強制OFF出力判定処理に移り、次分がプログラムの設定時刻(曜日、時、分)である場合は(Yes)、制御出力の出力時間チェック処理(ステップS22)と報知音声信号番号と報知数のチェック処理(ステップS23)を実施して、プログラムON処理の強制OFF出力判定処理に移る。
ステップS21における次分がプログラムの設定時刻(曜日、時、分)であるか否かの判定は、ステップS14での時刻判定値とプログラム記憶手段234に記憶されたプログラムの設定時刻との比較により行なう。
図23は、図21のステップS19の報知音声出力ON処理を示すフローチャートである。報知音声出力ON処理は、まず、プログラム時刻判定処理(ステップS15)と強制OFF出力判定処理(ステップS16)との各判定処理に基づいて報知音声出力開始要求の有無判定(ステップS30)を行い、要求がない場合は(No)、メインルーチンのプログラムOFF処理に移り、要求がある場合は(Yes)、報知音声出力中であるか否かの判定(ステップS31)に移る。
ステップS31において、報知音声出力中の場合は(Yes)、報知音声信号強制終了コマンド送信処理(ステップS32)と報知音声信号再生コマンド送信処理(ステップS33)とを実施してメインルーチンのプログラムOFF処理に移る。報知音声出力中でない場合は(No)、報知音声信号再生コマンド送信処理(ステップS33)を実施してメインルーチンのプログラムOFF処理に移る。
上記報知音声出力ON処理は、1分以上の長い報知音声信号を出力している最中、あるいは1分以内の短い報知音声信号でも2回以上繰返して出力している最中に、次のプログラムで設定した報知音声信号を出力する設定時間になった場合に、現在出力中の報知音声信号を停止させて次のプログラムで設定した報知音声信号を出力する処理であり、さらには1分以内の短い報知音声信号を出力している場合でも、手動出力切換スイッチ159(制御出力手動操作スイッチ104a,104b)の操作あるいは外部割込入力によって次の報知音声信号を出力する処理でもある。
図24は、図20のステップS5のプログラムOFF(制御出力、報知音声出力OFF)処理を示すフローチャートである。プログラムOFF処理は、まずプログラムON実行中であるか否かの判定を行い(ステップS40)、プログラムON実行中の場合は(Yes)、プログラムで設定した制御出力の“入時間”が経過しているか否かの判定(ステップS41)に移り、プログラムON実行中でない場合は(No)、報知音声出力中であるか否かの判定(ステップS43)に移る。
ステップS41においてプログラム“入時間”が経過している場合は(Yes)、制御出力OFF処理(ステップS42)を実施してから報知音声出力中であるか否かの判定(ステップS43)に移り、プログラム“入時間”が経過していない場合は(No)、直接ステップ43に移る。
ステップS43において、報知音声出力中である場合は(Yes)、再生完了コマンド受信したか否かの判定(ステップS44)に移り、報知音声出力中でない場合は(No)、メインルーチンの次の処理に移る。
ステップS44において再生完了コマンド受信した場合は(Yes)、設定した報知数から1づつ減算していく報知数−1の処理(ステップS45)を実施してから、報知数=0であるか否かの判定(ステップS46)に移り、再生完了コマンド受信していない場合は(No)、メインルーチンの次の処理に移る。
ステップS46において報知数=0の場合は(Yes)、報知音声出力中状態解除(停止)処理(ステップS47)を実施してメインルーチンの次の処理に移り、報知数≠0の場合は(No)、報知音声再生コマンド送信(報知音声再生開始)処理を実施してメインルーチンの次の処理に移る。
上記プログラムOFF処理は、設定した報知音声信号番号の報知音声信号の再生が完了するまで、また、報知音声信号を2回以上繰返して出力するように報知数を2以上に設定している場合には報知音声信号の再生を報知数繰り返して完了するまで、報知音声出力を継続させる処理である。