JP5079554B2 - ロールフィーダ - Google Patents

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Description

本発明は、例えばプレス機械に対して帯状材を供給するロールフィーダに関する。
一般に、鋼やアルミニウム等よりなる帯状の板材(以下、帯状材という)を連続的にプレス機械等に供給して、プレス加工や切断加工などを行う加工工程は、例えば特許文献1に開示されたような一連の設備によって行われる。即ち、帯状材をコイル状に巻回したもの(即ち、コイル材)をアンコイラと呼ばれる機械で巻き出し方向に回転させてその外周から帯状材を随時繰り出すとともに、このアンコイラの後流(プレス機械等の前流)においてロールフィーダ(或いはコイルフィーダ)と呼ばれる機械によって前記帯状材を所定量ずつプレス機械等に対して送り出して位置決めし、プレス加工等を行っている(特許文献1及び2参照)。
上記設備において、ロールフィーダは、帯状材を挟み付けて回転することによって帯状材の送り動作を実現する一対のロール(上ロールと下ロール)を備える。
ところで従来、例えば特許文献3に開示されているように、上記ロールフィーダは、各ロールの支持構造が両持ち構造であった。即ち、設置場所に固定される筐体(機枠、フレームなどと呼ばれることもある)の一部、或いはこの筐体に取り付けられた部材が、各ロールの支持部材として、各ロールの両側に配置されている。そして、例えば各ロールの両端から伸びる軸が、玉軸受などの転がり軸受を介して各支持部材に対して回転自在に装着され、これによって、各ロールが前記筐体に対して回転自在に支持されている。
例えば特許文献3の場合には、設置場所に固定される機枠4に取り付けられた部材(固定プレート5,12、可動プレート7)が、各ロール2,3の支持部材として、各ロール2,3の両側に配置されている。そして、各ロール2,3の両端から伸びる軸(回転軸の右端部2a、回転軸の左端部2b、回転軸の右端部3a、回転軸の左端部3b)が、軸受6,8,11,13を介して各支持部材(固定プレート5,12、可動プレート7)に対して回転自在に装着され、これによって、各ロール2,3が前記機枠4に対して回転自在に支持されている。
特開2003−181573号公報 特開2004−142876号公報 特開2001−30029号公報
上記従来のロールフィーダは、前述したように各ロールの支持構造が両持ち構造であったため、次のような各種問題があった。
(a)前記支持部材を含むフレーム(筐体)の形状が複雑になり、また軸受などの部品点数が多くなって、高価になる。
(b)ロールの全体を視認することができず、またロール付近に手が入り難い構造のため、ロールの状態確認や清掃が容易に行えない。
(c)ロールの全体を視認することができないため、ロール間隔やリリース開け量の調整がやり難い。
(d)リリース動作で昇降する部分の重量が嵩むため、リリース動作を高速にした場合、ロールが材料に当接する瞬間の衝撃力が大きくなり材料に打痕が付く、といった問題が生じる。なお、リリース動作とは、上下のロールのうちの一方を他方から離れる方向に動かして、帯状材を挟み付けた状態から挟み付けていない状態に開放するための動作である。一般的な場合、帯状材を所定量送った後、プレス機で加工が実行される際に、毎回このリリース動作を行って帯状材を一時的に開放する必要がある。
(e)ロールの交換作業が、フレームを分解しないと行えない。例えば特許文献3の場合には、前記支持部材(固定プレート5,12等)を取り外さないと、ロール2,3が交換できない。このため、ロールの交換作業が、非常にめんどうであった。なおロールは、長期間の使用による磨耗などの損傷によって当然交換する必要がある。またロールは、磨耗などが進行していなくても、帯状材の材質などに応じて、特に帯状材に接触する外周面の材質が異なるものに適宜交換する必要がある。
そこで本発明は、ロールの支持構造が簡素で上述した問題点が解消されるロールフィーダを提供することを目的としている。
本願のロールフィーダは、帯状材を挟み付けて回転することによって帯状材の送り動作を実現する一対のロールを備えたロールフィーダであって、
各ロールが回転自在に取り付けられる支持部材が各ロールの片側にのみ設けられ、各ロールは内部が中空であり、各ロールは前記支持部材から各ロールの内部に伸びる軸に取り付けられて設けられていることを特徴とする。
ここで、「支持部材」とは、ロールフィーダの設置場所に固定されるロールフィーダの筐体の一部又はこの筐体に固定される部材を意味する。
また本願のロールフィーダは、各ロールのうちの少なくとも一つが、前記軸の外周面と当該ロールの内周面との間に装着された一つの転がり軸受によって前記軸の周りに回転自在に取り付けられ、この一つの転がり軸受内部の相対運動によって、当該ロールの中心線が前記軸の中心線に対して傾く方向に揺動可能とされている構成である。
ここで、「転がり軸受内部の相対運動」とは、例えば転がり軸受を構成する内輪に対する外輪の相対運動を意味する。
本願の好ましい態様として、前記支持部材には、各ロールを覆う閉状態と各ロールを露出させる開状態とに変位可能なカバーが取り付けられている態様でもよい。
また、各ロールの送り動作時の間隔を調整するロール位置調整機構を備えてもよい。
また、各ロールの間隔を送り動作時の間隔よりも一時的に広くするリリース動作を実現可能なロール開放機構を備え、このロール開放機構が、揺動させることによって前記リリース動作が実現されるレバーを有する構成としてもよい。
本発明のロールフィーダによれば、支持部材がロールの片側にのみ設けられ、ロールが片持ち状に取り付けられた構造であるため、支持部材の形状が比較的簡素になり、また軸受などの部品点数が多くなることがなく、安価になる。各ロールは前記支持部材から各ロールの内部に伸びる軸に取り付けられて設けられているため、ロールの全体を視認することができる。ロールの付近に手が入り易い構造のため、ロールの状態確認や清掃が容易に行える。ロールの全体を視認することができるため、ロール間隔Gやリリース開け量(リリース動作時の間隔G)の調整がやり易い。各ロールが片持ち状に取り付けられて簡素な構成となったことにより、リリース動作で昇降する部分の重量が軽くなり、リリース動作を高速にした場合でもロールが材料に当接する瞬間の衝撃力が小さくなって、材料に打痕が付きにくくなる。ロールの交換作業が、支持部材を分解しなくても行えるなどの各種効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本例のロールフィーダ8のカバー閉状態(後述するカバー11,12を閉じた状態)を示す斜視図である。図2は、ロールフィーダ8のカバー開状態(カバー11,12を開けた状態)を示す斜視図である。図3は、ロールフィーダ8の正面図である。図4は、ロールフィーダ8の背面図である。この図4では、後述する蓋17(図7に示す)やハンドル15等を取り外した状態を示している。図5は、ロールフィーダ8の右側面図である。図6(a)は、ロールフィーダ8の縦断面図(図3におけるV1断面で切断した図)である。図6(b)は、後述する上ロール9の支持状態を説明する図である。図7は、ロールフィーダ8の横断面図(図4におけるH1断面で切断した図)である。なお、図3や図5〜7では、カバー11,12を取り外した状態を示している。
また以下では、水平方向の向きの表現方法として、図6(a)における右側(図7における上側)を前側又は正面側といい、図6(a)における左側(図7における下側)を後側又は背面側という。
ここでロールフィーダ8は、図1、図2、図4等に示すように、一対のロール9,10と、このロール9,10を駆動するモータ14と、これらロール9,10やモータ14が取り付けられるフレーム13と、各ロール9,10を覆うことが可能なカバー11,12と、ロール位置調整用のハンドル15と、リリース動作用のレバー16とを備える。また、フレーム13には、モータ14を駆動源としてロール9,10を駆動する駆動機構40と、ハンドル15の操作に応じてロール9,10の間隔Gを調整するロール位置調整機構50と、レバー16の動作などによってロール9,10のリリース動作を実現するロール開放機構70とが設けられている。
なお以下では、場合により、上側に配置されたロール9を上ロール9と呼び、下側に配置されたロール10を下ロール10という。また、上側のカバー11を上カバー11と呼び、下側のカバー12を下カバー12という。
フレーム13は、ロールフィーダ8が設置される場所に固定される筐体である。このフレーム13は、内部が中空の箱型のものである。このフレーム13の全体的な形状(正面又は背面から見た概略形状)は、図3や図4に示すように、上部よりも下部の横幅が大きい凸形の形状をしている。このフレーム13は、例えば鋼やアルミなどの金属を材料とする鋳造によって製造されたものである。また、このフレーム13の背面側は、図4や図7に示すように開口している。但し、組立状態においては、このフレーム13の背面の開口は蓋17(図7に示す)によって閉じられる。既述したように図4は、この蓋17やハンドル15等を取り外して、背面側からフレーム13内を見た状態を図示している。なお、このフレーム13は、ロール9,10が片持ち状に取り付けられる本発明の支持部材として機能する。
ロール9,10は、図6(a)に示すように、円筒状のものである。これらロール9,10は、その外周面で帯状材を挟み付けて回転することによって帯状材の送り動作を実現する。帯状材は、図5や図6(a)における紙面に直交する方向において、例えば手前側から向う側に送られる。また図3においては、帯状材は例えば左側から右側に送られる。これらロール9,10の間の間隔G(図6(a)に示す)は、帯状材の板厚から加圧代(ロール9,10の加圧によって帯状材が押し縮められる厚さ寸法)を差し引いた値に設定される。
また、ロール9,10は、フレーム13に片持ち状に取り付けられている。即ち、各ロール9,10が回転自在に取り付けられる支持部材(フレーム13)は、各ロール9,10の片側にのみ設けられている。そして、各ロール9,10はそれぞれ、フレーム13から各ロール9,10内に伸びる軸18,19に取り付けられて設けられている。なお以下では、上ロール9が取り付けられた軸18を上ロール軸18と呼び、下ロール10が取り付けられた軸19を下ロール軸19と呼ぶ。
まず、上ロール9の取付構造と上ロール9の周辺構造について説明する。図7及び図6(a)に示すように、フレーム13の正面における左右方向中央の上部には、円筒状の上ロール取付部13aが、正面に向かって伸びるように形成されている。この上ロール取付部13aの内側には、前後に貫通する断面円形の軸受孔13bが形成されている。
そして、上ロール軸18は、断面円形の中実軸(非中空の軸)であり、軸受孔13bを貫通するように配置されている。上ロール軸18は、軸方向において、外径寸法の異なる複数の部分に分けられる。即ち、図6(a)に示すように、後側の端から順に、第1部18a、第2部18b、第3部18c、第4部18d、第5部18eに分けられる。このうち、第2部18bと第4部18dは、他の部分(第1部18a、第3部18c、第5部18e)に比較して、外径寸法が大きい。第2部18bの外周と軸受孔13bの内周(即ち上ロール取付部13aの内周)との間には、コロ軸受20が装着されており、第4部18dの外周と軸受孔13bの内周との間には、コロ軸受21が装着されている。これらコロ軸受20,21によって、上ロール軸18は、軸受孔13bの中心線C1(図4及び図7に示す)を中心として回転可能となっている。なお中心線C1は、上ロール軸18の第2部18bと第4部18dの中心線と一致する。
ところで、図4及び図7に示すように、上ロール軸18の第1部18aと第5部18eの中心線C2は、前記中心線C1に対して僅かな偏芯寸法D1ずれている。つまり、第1部18aと第5部18eは、第2部18bと第4部18dに対して寸法D1分偏芯している。
次に、第1部18aの外周面と後述する可動片55の軸受孔55aの内周面との間には、玉軸受22が装着されており、第5部18eの外周面と上ロール9の内周面(後述する大径部9b)との間には、玉軸受23が装着されている。玉軸受は、転がり軸受の一種であり、内輪、外輪、内輪と外輪の間に装填される複数のボール(玉)、各ボールの間隔を保持する保持器を備える。
ここでは、玉軸受23について、主な構成要素に符号を付して説明する。即ち図7に示すように、玉軸受23は、内輪23a、外輪23b、内輪23aと外輪23bの間に装填される複数のボール23c、各ボール23cの間隔を保持する保持器(図示省略)を備える。玉軸受23の内輪23aは、上ロール軸18の第5部18eの外周にはめ込まれ、エンドプレート24によって脱落を阻止されて上ロール軸18に取り付けられている。エンドプレート24は、外径が第5部18eよりも大きく内輪23aよりも小さいドーナツ状の板である。このエンドプレート24は、内輪23aの端面に外周部分が当接した状態で配置され、上ロール軸18の端面側からエンドプレート24を貫通して第5部18eにねじ込まれるボルト25によって、上ロール軸18の前端面(第5部18eの前端面)に固定されている。なお、符号26で示すものは、上ロール軸18の第4部18dと内輪23aとの間に配置されたドーナツ状のスペーサである。このスペーサ26は、内輪23aよりも先に、上ロール軸18の第5部18eの外周にはめ込まれる。
一方、玉軸受23の外輪23bは、上ロール9の内周面における軸方向の略中央位置に取り付けられている。上ロール9の内周面における前側の部分には小径部9aが形成され、上ロール9の内周面における後側の部分には大径部9bが形成されている。大径部9bの直径は、小径部9aの直径よりも大きく、玉軸受23の外輪23bの外径と略等しい。小径部9aと大径部9bの境界には、外輪23bの端面が当接する段部9cが形成されている。玉軸受23の外輪23bは、大径部9bにはめ込まれ、一方の端面が段部9cに当接し、他方の端面がスペーサ27に当接した状態で上ロール9の内周面における軸方向の略中央位置(大径部9bの最前部)に取り付けられている。スペーサ27は、外輪23bの後に大径部9bにはめ込まれるドーナツ状の部材である。このスペーサ27の一方の端面は外輪23bに当接し、他方の端面は止め輪28に当接している。止め輪28は、大径部9bに形成された溝(符号省略)にはめ込まれた部材であり、外輪23bやスペーサ27の脱落を阻止している。
上ロール9は、以上説明した一つの玉軸受23によって上ロール軸18に対して回転自在に取り付けられている。なお、上ロール9の中心は基本的に前述の中心線C2に一致しており、上ロール9が上ロール軸18に対して回転する中心は、基本的にこの中心線C2である。即ち、上ロール9は、玉軸受23によって、基本的に中心線C2の周りに自転可能となっている。
但し、上述した玉軸受23などの転がり軸受は、内輪23aの中心線と外輪23bの中心線が相対的に傾くように、軸受内部である程度相対運動することが可能である。即ち、ボール23cと内輪23aや外輪23bとの間の摺動によって、例えば外輪23bが内輪23aに対してある程度揺動することが可能である。これにより、上ロール9の中心線が前記上ロール軸18の中心線C2に対して傾く方向に揺動可能とされている。図6(b)は、上ロール9のこのような動きが可能な支持状態を強調して説明した図である。また図9は、上ロール9のこのような動きの具体例を強調して示した図である。図6(b)において、円弧状の矢印で示す方向に、上ロール9は僅かに揺動することが可能である。即ち、例えば図9(a)に示すように前側が下がる向きに揺動したり、例えば図9(b)に示すように前側が上がる向きに揺動したりすることが可能となっている。このような揺動が可能であると、帯状材からの反力による下ロール軸19の変形などによって下ロール10が正常姿勢(この場合水平)から若干傾いたとしても、上ロール9がこれに追従するように揺動し、上ロール9と下ロール10の互いの姿勢を常に平行に保つことができるという効果が得られる。
なお、図7等に示すように、上ロール9の後側の端部には、同期用歯車29が固定されている。この同期用歯車29は、上ロール9とともに中心線C2を中心に回転する。
また、上ロール9は上述したように上ロール軸18に取り付けられているため、ボルト25を緩めるだけで容易に取り外せる。即ち、ボルト25を緩めて、ボルト25とエンドプレート24を取り外せば、玉軸受23を内側に取り付けたまま上ロール9を前側に引き出して上ロール軸18から取り外すことができる。
次に、下ロール10の取付構造と下ロール10の周辺構造について説明する。
図6(a)に示すように、フレーム13の正面における前述の上ロール取付部13aの下方位置には、下ロール取付部13cが前後に伸びるように形成されている。この下ロール取付部13cの内側には、前後に貫通する断面円形の軸受孔13dが形成されている。
そして、下ロール軸19は、断面円形の中実軸(非中空の軸)であり、軸受孔13dを貫通するように配置されている。下ロール軸19は、軸方向において、外径寸法の異なる複数の部分に分けられる。即ち、図6(a)に示すように、後側の端から順に、第1部19a、第2部19b、第3部19c、第4部19d、第5部19eに分けられる。このうち、第2部19bは第1部19aよりも外径寸法が大きい。また第3部19cは、第2部19b等よりも外径寸法が大きく、最も外径寸法が大きい。また第4部19dは、前側に向かって外径が小さくなるように外周面が軸方向において傾斜している。即ち、第4部19dの外周面は前側に向かって外径が小さくなる円錐状の形状となっている。第5部19eは、第4部19dの最小外径部分よりも外径寸法が格段に小さい。
この下ロール軸19の第2部19bの外周と軸受孔13dの内周(即ち下ロール取付部13cの内周)との間には、二つの玉軸受30,31が軸方向(図6(a)における左右方向)に間隔をおいて装着されている。即ち、第2部19bの後側の端部と軸受孔13dとの間には、玉軸受30が装着され、第2部19bの前側の端部と軸受孔13dとの間には、玉軸受31が装着されている。これら玉軸受30,31によって、下ロール軸19は、軸受孔13dの中心線(図示省略)を中心として回転可能となっている。なお軸受孔13dの中心線は、下ロール軸19等の変形(たわみ)を無視すれば、下ロール軸19の中心線に一致し、前述の中心線C1やC2と平行である。また、軸受孔13dの中心線は、前述の中心線C2の下方に位置している。
一方、下ロール軸19の前側の部分(第4部19dと第5部19eを含む部分)は、下ロール10の内側に挿入されている。そして、下ロール軸19の第4部19dは、下ロール10の軸方向における略中央位置の内面(後述する円錐状部10a)に押し付けられることによって、下ロール10に対して固定されている。
即ち、図6(a)に示すように、下ロール10の内周面における軸方向略中央の位置には、前側に向かって直径が小さくなるように傾斜する形状の円錐状部10aが形成されている。この円錐状部10aの形状寸法は、第4部19dの円錐状の外周面に対応しており、第4部19dの外周面をこの円錐状部10aに接合させることが可能となっている。
また、下ロール10の内周面における円錐状部10aよりも前側には、小径部10b、前大径部10cが前側に向かって順に形成されている。また、下ロール10の内周面における円錐状部10aよりも後側には、後大径部10dが形成されている。小径部10bの直径は円錐状部10aの最小直径と同じであり、前大径部10cの直径は小径部10bの直径よりも大きくなっている。また、後大径部10dの直径は、円錐状部10aの最大直径よりも大きく、さらに下ロール軸19の第3部19cの外径よりも大きく設定されている。小径部10bと前大径部10cの境界には、固定用プレート32の端面が当接する段部10eが形成されている。
固定用プレート32は、前大径部10cにはめ込まれたドーナツ状の板であり、その外径は前大径部10cの内径と略同一であり、その中心の孔の内径は小径部10bよりも小さい。この固定用プレート32の中心の孔には、ボルト33の軸部が挿通されている。ボルト33の軸部は、前側から固定用プレート32の中心の孔に挿通され、その先端部が下ロール軸19の前端面(即ち、第5部19eの前端面)の中心に形成されたネジ孔にねじ込まれている。このボルト33の頭部は、固定用プレート32の中心の孔よりも大きく、固定用プレート32の前側の面に当接している。このため、このボルト33を締め付けると、固定用プレート32を支えとして、下ロール軸19がボルト33の張力で下ロール10に対して相対的に前側に引っ張られることになる。そして、下ロール軸19が下ロール10に対して相対的に前側に引っ張られると、下ロール軸19の第4部19dの外周面(円錐状の面)が、下ロール10の円錐状部10aに強い力で押し付けられる。下ロール軸19は、この第4部19dと円錐状部10aの圧接(押し付けあって接合すること)によって、下ロール10に対して固定されている。
なお、下ロール10の前大径部10c内には、ボルト33よりも前側に離脱用プレート34がはめ込まれている。この離脱用プレート34は、固定用プレート34と寸法形状がほぼ同じものであり、ボルト33をねじ込んだ後に前大径部10cにはめ込まれるドーナツ状の部材である。この離脱用プレート34の後側の面はボルト33に僅かな隙間で対向し、前側の面は止め輪35に当接している。止め輪35は、前大径部10cに形成された溝にはめ込まれる部材であり、離脱用プレート34の脱落を阻止している。また、離脱用プレート34の中心の孔の内径は、ボルト33の頭部よりも小さいが、ボルト33を回転させる六角レンチなどの工具が挿入可能な寸法となっている。
このような構成によって、次のような作用が実現される。即ち、上述したような工具でボルト33を緩める方向に回転させると、ボルト33の頭部が離脱用プレート34を前側に押し、その結果下ロール10が下ロール軸19に対して相対的に前側に押される。このため、上述したような工具でボルト33を緩める方向に回転させるだけで、前述の第4部19dと円錐状部10aの圧接が容易に解除され、下ロール10を下ロール軸19から容易に取り外すことが可能となる。
下ロール10は、以上説明した構造によって下ロール軸19に対して固定されている。なお、下ロール10の中心線は下ロール軸19の中心線に一致しており、前述した上ロール9の中心線C2の下方に位置している。
なお、図6(a)に示すように、下ロール10の後側の端部には、同期用歯車36が固定されている。この同期歯車36は、前述の上ロール9の同期用歯車29と噛み合っており、下ロール10とともに回転する。なお、同期歯車36と同期用歯車29の歯と歯の隙間(バックラッシュ)は、ロール9,10の間隔Gがロール位置調整機構50によって調整されても噛み合わせに支障が生じないように設定されている。
また、下ロール軸19の後側の端部(即ち、第1部19a)の外周には、後述する従動プーリ42が固定されている。
次にカバー11,12について説明する。カバー11,12は、図1や図2に示すように各ロール9,10の外周と前側の端面を覆うことが可能な形状とされた部材である。これらカバー11,12は、フレーム13にそれぞれヒンジ11a,12aによって連結され、各ロール9,10を覆う閉状態(図1に示す)と各ロール9,10を露出させる開状態(図2に示す)とに変位可能である。
なお、図1及び図2において、符号37は閉状態にある各カバー11,12の端面側を挟み付けるように締め付けて、各カバー11,12の閉状態をロックするためのネジである。
また各カバー11,12は、閉状態において各ロール9,10の外周側に位置する部分が透明となっており、閉状態でも各ロール9,10の状態が視認可能となっている。
次にモータ14は、フレーム13の正面における下部左側に、各ロール9,10と平行に取り付けられている。このモータ14は、各ロール9,10の回転をサーボ制御するためのモータであり、図示省略した制御装置によって制御される。
次に駆動機構40は、図4に示すように、モータ14の出力軸に固定された駆動プーリ41と、下ロール軸19の後端に固定された従動プーリ42と、駆動プーリ41と従動プーリ42に巻回されたベルト43(例えば、タイミングベルト)と、ベルト43に適度な張力を与えるためのテンションプーリ44とよりなる。従動プーリ42は駆動プーリ41よりも大径であり、これにより、モータ14の回転が下ロール軸19及び下ロール10に減速されて伝達される構成となっている。また、下ロール10の回転は前述した同期歯車36,29によって上ロール9に伝えられ、上ロール9が下ロール10に連動して回転する。
なお図4では、従動プーリ42やベルト43を取り外した状態を実線で示しており、従動プーリ42やベルト43は鎖線によって示している。
次に、ハンドル15の操作に応じてロール9,10の間隔Gを調整するロール位置調整機構50について説明する。このロール位置調整機構50は、ロール9,10が帯状材を挟みつけて回転して帯状材を送る際(即ち、送り動作時)の間隔G、いいかえると、リリース動作をしていない状態での間隔Gを調整する機構である。
図7及び図4に示すように、ロール位置調整機構50は、ハンドル15、上ロール軸18、ハンドル押さえ51、ハンドル復帰バネ52、ハンドル軸53、スライド片54、可動片55、位置決めピン56などからなる。なお、上ロール軸18や可動片55などは、後述するロール開放機構70の構成要素でもある。
図7に示すように、位置決めピン56は、フレーム13の背面における上部右縁に埋め込まれた部材であり、鋭角に尖った先端が後方に突出している。
ハンドル15は、全体として円盤状のものであり、中心には貫通孔15aが形成されている。このハンドル15の後面における貫通孔15aの周囲には、円筒状のボス15bが後方に伸びるように形成されている。また、ハンドル15の外周部には、円筒状の把持部15cが形成されている。またハンドル15の前面には、位置決めピン56の先端がはまり込む位置決め穴15dが、所定間隔で複数円周状に形成されている。
このハンドル15は、ハンドル軸53の後端部(後述する第1部53a)が貫通孔15a内にはめ込まれてキー57によって連結されることによって、ハンドル軸53に対して前後動可能で回転不能に取り付けられている。
ハンドル押さえ51は、ハンドル軸53の後端面にネジ58によって固定された部材である。ハンドル復帰バネ52は、ハンドル15のボス15bの外周に配置され、ハンドル15とハンドル押さえ51の間に押し縮められた状態で装着されたコイルバネである。ハンドル復帰バネ52は、ハンドル15を前方に付勢している。ハンドル15は、このハンドル復帰バネ52の付勢力に抗して後方に引っ張ることによって、位置決めピン56が位置決め穴15dから外れた状態とすることが可能である。しかし、外力が加わっていない自然状態では、ハンドル15は、ハンドル復帰バネ52の付勢力によって前方に押されており、位置決めピン56が何れかの位置決め穴15dに挿入された状態に維持される。
なお図3に示すように、ハンドル15の前面外周部には、ロール9,10の間隔Gを表す目盛りと数字が描かれた目盛り板59が取り付けられている。そして図1や図5に示すように、フレーム13の右側面には、目盛り板59に対応する調整位置を示す溝60が形成されている。例えば、この溝60の位置に、目盛り板59の「1.0」の目盛りがきていると、間隔Gが1.0mmに調整されていることが分かるようになっている。なお、前述の位置決め穴15dは、目盛り板59の各目盛りに対応する間隔Gの各値(例えば、0.2mm、0.4mm、0.6mm、0.8mm、1.0mm、1.2mm、1.4mm、1.6mm、1.8mm)を実現する位置にそれぞれ形成されている。
ハンドル軸53は、キー57をはめ込むキー溝の部分を除いて断面円形の中実軸であり、軸方向において、外径寸法の異なる複数の部分に分けられる。即ち、図7に示すように、後側の端から順に、第1部53a、第2部53b、第3部53c、第4部53d、第5部53eに分けられる。このうち、第2部53bは第1部53aよりも外径寸法が大きい。また第3部53cは、第2部53b等よりも外径寸法が大きく、最も外径寸法が大きい。また、第5部53eの外径は、第2部53bと略等しい。
そしてハンドル軸53は、フレーム13のハンドル軸取付部13eに対して取り付けられている。即ち、図1及び図7に示すように、フレーム13の正面における左側上部には、円筒状のハンドル軸取付部13eが、正面に向かって伸びるように形成されている。このハンドル軸取付部13eの内側には、前後に貫通する断面円形の軸受孔13fが形成されている。軸受孔13fの中心線C3は、図7に示すように、上ロール軸18の中心線C1,C2と平行である。また軸受孔13fには、円筒状の前側軸受部材61が後側からはめ込まれている。ハンドル軸53の前端部(第5部53e)は、この前側軸受部材61内に回転自在にはめ込まれている。なお、前側軸受部材61の後端面は、スライド片54の前端面に僅かな隙間で対向している。そして、前側軸受部材61の内周と第5部53eの外周の隙間と、前側軸受部材61とスライド片54の隙間には、滑り軸受62が介装されている。滑り軸受62は、例えば固体潤滑剤を利用したオイルレスの滑り軸受である。
また図7に示すように、フレーム13内におけるハンドル軸取付部13eの後方には、後方軸受部材63が配置されている。この後方軸受部材63は、その上端部(図示省略)においてフレーム13の上壁に対してボルト止めによって固定されている。この後方軸受部材63の下部には、ハンドル軸53の第2部53bが挿通される貫通孔(符号省略)が形成され、この後方軸受部材63の貫通孔の中心線は前記中心線C3と一致している。また、後方軸受部材63の下部の前面は、ハンドル軸53の第3部53cの後端面に僅かな隙間で対向している。そして、この後方軸受部材63と第3部53cの隙間と、後方軸受部材63の貫通孔の内周と第2部53bの外周の隙間には、滑り軸受64が介装されている。滑り軸受64は、前述の滑り軸受62と同様に、例えば固体潤滑剤を利用したオイルレスの滑り軸受である。
なお図4では、ハンドル15に加えて、ハンドル軸53や後方軸受部材63等を取り外した状態を図示している。
以上説明した前側軸受部材61や滑り軸受62と後方軸受部材63や滑り軸受63を含む両持ちの支持構造によって、ハンドル軸53はフレーム13に対して取り付けられ、中心線C3を中心として回転可能となっている。前述の中心線C3は、ハンドル軸53の第2部53b及び第5部53eの中心線と一致する。また中心線C3は、ハンドル軸53の第1部53aの中心線や、この第1部53aに取り付けられたハンドル15の中心線とも一致する。
ところで、図7に示すように、ハンドル軸53の第4部53dの中心線C4は、前記中心線C3に対して僅かな偏芯寸法D2ずれている。つまり、第4部53dは、第2部53bや第5部53e等に対して寸法D2分偏芯している。
次にスライド片54は、全体的に円筒状の部材であり、内側にハンドル軸53の第4部53dが挿通される貫通孔54aを有する。貫通孔54aの中心線は、前述の中心線C4に一致する。このスライド片54の外周における上側と下側には、可動片55の後述する凹部55bの上下内面に摺動可能に接する平面54b,54c(図4に示す)が形成されている。
なお、ハンドル15が回されてハンドル軸53が回転すると、中心線C4は中心線C3の周りを回転運動し、これに伴ってスライド片54も中心線C3の周りに揺動して、図4に示す背面側から見るとスライド片54は略左右方向にスライドしながら上下動する。
次に可動片55は、前後方向の厚さが、ハンドル軸53の第4部53dやスライド片54と略等しい板状の部材である(図7参照)。可動片55は、図4に示すように背面側から見ると、概略長方形状の形状とされ、前述の中心線C2を中心として、横長の状態に配置されている。この可動片55の中心には、軸受孔55aが形成されている。この軸受孔55aには前述の玉軸受22が装着され、この玉軸受22の内側には上ロール軸18の第1部18aがはめ込まれている(図6(a)参照)。軸受孔55aの中心線は、前述の中心線C2に一致する。これにより可動片55は、上ロール軸18に対して中心線C2を中心として回転運動可能となっている。
また背面側(後面側)から見て、可動片55の右端面には凹部55bが形成され、可動片55の左端面には凹部55cが形成されている。そして、凹部55bの内面における上下には、前述のスライド片54の平面54b,54cがそれぞれ摺動可能に接合する平面(符号省略)が形成されている。これによって、スライド片54は可動片55に対して平面54b,54cに沿う方向に直線移動可能(即ちスライド可能)となっている。
なお、ハンドル15が基準の調整位置に位置決めされている基準状態(例えば、前述の溝60の位置に目盛り板59の「1.0」の目盛りがきており、間隔Gが1.0mmに調整されている状態)では、図4に示すように、中心線C1、中心線C2、中心線C3、中心線C4は、全て略同一の水平面上に存在するように、構成されている。
また図6(a)に示すように、可動片55の中央上面には、ロール加圧バネ65の下端部がはまり込む凹部55dが形成されている。ロール加圧バネ65は、図6(a)では簡略化して図示しているが、実際には前述のハンドル復帰バネ52と同様の圧縮コイルバネである。このロール加圧バネ65の上部は、ロール加圧ノブ66の内部に収納されている。ロール加圧ノブ66は、円筒状の部材であり、その下部外周にネジ部66aが形成され、その上部外周にネジ部66aよりも大径な把持部66bが形成されている。フレーム13の上壁における前記凹部55dの上方位置には、ロール加圧ノブ66のネジ部66aをねじ込み可能なネジ孔13iが形成され、このネジ孔13iに上方からネジ部66aをねじ込むことによって、ロール加圧ノブ66がフレーム13の上壁に取り付けられている。そして、ロール加圧バネ65は、このロール加圧ノブ66の上壁と前述の凹部55dとの間に押し縮められて装着され、可動片55の中央を下方に付勢している。
なお、このようにロール加圧バネ65が可動片55を下方に押す力は、中心線C2が中心線C1を中心として下降する方向(即ち、上ロール9が下降する方向)に上ロール軸18を回転させるように働く。このため、設定された間隔Gよりも厚い帯状材がロール9,10間に挿入されると、このロール加圧バネ65の付勢力に応じたロール加圧力(ロール9,10が帯状材を挟み付ける力)が帯状材に加えられる。また、ロール加圧ノブ66を把持部66bで把持して回転させ、このロール加圧ノブ66のねじ込み量を調整することによって、ロール加圧バネ65の長さ(押し縮められた状態の長さ)を変化させ、ロール加圧バネ65の付勢力(即ちロール加圧力)を調整することが可能である。
次に、ロール9,10のリリース動作を手動又は自動で実現するロール開放機構70について説明する。ロール開放機構70は、図4及び図7に示すように、レバー16、上ロール軸18、可動片55、カムフォロア71、リリース軸72、エアシリンダ73などから構成されている。
可動片55における前述の凹部55cの上方位置には、前後方向のカムフォロア軸71aが取り付けられている。カムフォロア71は、前記カムフォロア軸71aに対して回転自在に取り付けられた円筒状の小さなロールである。このカムフォロア71の外周下部は、図4に示すように凹部55c内に少し張り出している。
レバー16やリリース軸72は、フレーム13のリリース軸取付部13gに対して取り付けられている。即ち、図3及び図7に示すように、フレーム13の正面における右側上部には、円筒状のリリース軸取付部13gが、正面に向かって伸びるように形成されている。このリリース軸取付部13gの内側には、前後に貫通する断面円形の軸受孔13hが形成されている。リリース軸72は、後述する切欠き72dなどの部分を除いて断面円形の中実軸であり、軸方向において、外径寸法の異なる複数の部分に分けられる。即ち、図7に示すように、後側の端から順に、第1部72a、第2部72b、第3部72cに分けられる。このうち、第2部72bは、第1部72aや第3部72cよりも外径寸法が大きい。また第1部72aには、円弧状の切欠き72dが外周の一部に形成され、この第1部72aの軸直角断面形状は、図4に示すように、厚い三日月状の形状となっている。
また、リリース軸72は、第1部72aが可動片55の凹部55c内に位置し、第3部72cが軸受孔13h内に挿通された状態で配置されている。リリース軸72の中心線は軸受孔13hの中心線に一致している。そして、リリース軸72の前端には、プレート76を挟み付けた状態でレバー16の下端部がボルト77によって固定されている。プレート76は、ドーナツ状の部材であり、ボルト77の頭部とレバー16の下端部との間にはさまれている。レバー16の下端部の中心には貫通孔(符号省略)が形成されている。ボルト77の軸部は、プレート76の内側の孔とレバー16の前記貫通孔を貫通してリリース軸72の前端面中心にねじ込まれており、これによって、レバー16の下部がリリース軸72の前端に固定されている。そしてリリース軸72及びレバー16は、滑り軸受74,75によって軸受孔13hの中心線を中心として回転可能に軸受孔13hに取り付けられている。滑り軸受74,75は全体として円筒状のもので、このうち滑り軸受74は第3部72cの後側と軸受孔13hの間等に配置され、滑り軸受75は第3部72cの前側と軸受孔13hの間等に配置されている。これら滑り軸受74,75は、例えば固体潤滑剤を利用したオイルレスの滑り軸受である。
なお、リリース軸72の第1部72aは、カムフォロア71の下方に位置し、カムフォロア71と接触している。そして、レバー16が図3において実線で示す通常位置(リリース動作をしていない状態での位置)にあると、図4に示すように第1部72aの切欠き72dが略真上に向いた状態となり、前記カムフォロア71の外周下部は切欠き72d内に接触し、ロール位置調整機構50によって設定された送り動作時(非リリース動作時)の間隔Gが保持される構成となっている。また、レバー16が図3において鎖線で示すリリース位置(リリース動作を実現する位置)に動かされると、第1部72aの切欠き72dが背面から見て左上に斜めに向いた状態となり、前記カムフォロア71の外周下部は切欠き72dの縁部に押し上げられるように接触し、これによって可動片55の左側(図4の背面から見て左側)が上昇するように可動片55が動いて、各ロール9,10の間隔Gを送り動作時の間隔よりも一時的に広くするリリース動作が実現される構成となっている。なお、このようにリリース動作が実行されると、上ロール9が下ロール10から上方に離れるように上昇するため、通常の場合には、帯状材がロール9,10によって挟み付けられた状態から挟み付けられていない状態に開放される(即ち、リリースされる)。
なおレバー16は、帯状材を最初にロール9,10間に挿通する通板作業時などに人力によって動かして使用してもよいし、例えばプレス機械のクランク軸に機械的に連動して動作する構成として、加工工程におけるリリース動作を機械的に応答性良く実現する構成としてもよい。
次にエアシリンダ73は、図4に示すように、背面から見て可動片55の左端部の下方位置(前述の凹部55cの下方位置)に配置されたものである。このエアシリンダ73は、配管材78を経由して供給される空気圧によってピストン73aを上昇させるものであり、ピストン73aを通常位置に戻すコイルバネ73bを有する。ピストン73aは、その上面が可動片55の左端部の下面に接合しており、空気圧が供給されると所定距離上昇して可動片55の左端部を上方に押し上げ、レバー16がリリース位置に動いた時と同様に、リリース動作が実現される構成となっている。
次に、以上のように構成されたロール位置調整機構50やロール開放機構70の動作について、図8を使用して説明する。
図8は、ロール位置調整機構50やロール開放機構70を説明する図である。このうち、図8(a)は、ロール位置調整機構50やロール開放機構70を、機構学的に説明するための模式図である。また図8(b)は、薄板(比較的薄い帯状材)に対する調整状態を説明するための模式図であり、図8(c)は、厚板(比較的厚い帯状材)に対する調整状態を説明するための模式図である。
ロール位置調整機構50やロール開放機構70を構成する前述の可動片55は、機構学的に見ると、図8(a)に示すようにフレーム13に対して設けられている。なお図8において、符号C1〜C4で示す円形のマークは、前述の中心線C1〜C4を中心とする機構学上の回り対偶(例えば軸受20、軸受22、軸受62等によってそれぞれ実現されるもの)を示している。またスライド片54は、可動片55に対して滑り対偶を構成しているので、図8においては矩形で示している。また、可動片55の左端は、前述のエアシリンダ73のピストン73aに下面側から支持されているとともに、前述のリリース軸72の第1部72aによっても同様に支持されている。但し、このリリース軸72については、図8(a)では図示省略している。
図8(a)に示した構成であるため、ロール開放機構70のエアシリンダ73又はレバー16の作用によって、可動片55の左端部が押し上げられると、可動片55は、スライド片54のスライド動作を伴いつつ、中心線C4を中心として時計方向に揺動し、これに伴って中心線C2が中心線C1の周りを回るように上ロール軸18が回転し、中心線C2が上昇する。上ロール9は中心線C2を中心に取り付けられているため、この際、上ロール9も中心線C2とともに上昇し、各ロール9,10の間隔Gが一時的に広げられるリリース動作が実現される。
次に、リリース動作が行われていない通常状態において、前述したハンドル15が背面から見て時計方向に回転させられると、図8(a)に矢印で示すように、中心線C4が中心線C3の周りを回るようにハンドル軸53が回転し、これに伴って中心線C2が中心線C1の周りを回るように上ロール軸18が回転し、スライド片54のスライド動作を伴いつつ、中心線C2やC4とともに可動片55が水平姿勢をほぼ保ったまま上昇する。上ロール9は中心線C2を中心に取り付けられているため、この際、上ロール9も中心線C2とともに上昇し、各ロール9,10の間隔Gがハンドル15の回転量に応じて基準状態よりも増加する。このような動作は中心線C4が中心線C3の真上にくるまで継続するため、ハンドル15を基準状態から時計方向に90度の範囲で回転させることによって、間隔Gを増加させる調整が可能である。例えば、前述したように、溝60の位置に目盛り板59の「1.0」の目盛りがきていると、リリース動作が実行されていない通常状態での間隔Gが1.0mmに調整された基準状態に保持される。そしてこの基準状態から、ハンドル15を引いて位置決めピン56から外して時計方向に回転させ、例えば溝60の位置に目盛り板59の「1.4」の目盛りがくる位置に設定変更してハンドル15を位置決めピン56に対して戻すと、通常状態での間隔Gは1.4mmに設定変更されて保持される。
なお、以上説明した通常状態での間隔G(送り動作時の間隔G)の調整(即ち、ロール位置調整機構50による調整)は、同様に逆方向にも可能である。即ち、ハンドル15が背面から見て反時計方向に回転させられると、図8(a)の矢印とは逆方向に、ハンドル軸53や上ロール軸18が回転し、中心線C2やC4とともに可動片55が水平姿勢をほぼ保ったまま下降する。この結果、上ロール9も中心線C2とともに下降し、各ロール9,10の間隔Gがハンドル15の回転量に応じて基準状態よりも減少する。このような動作は中心線C4が中心線C3の真下にくるまで継続するため、ハンドル15を基準状態から反時計方向に90度の範囲で回転させることによって、間隔Gを減少させる調整が可能である。例えば、基準状態から、ハンドル15を引いて位置決めピン56から外して反時計方向に回転させ、例えば溝60の位置に目盛り板59の「0.6」の目盛りがくる位置に設定変更してハンドル15を位置決めピン56に対して戻すと、通常状態での間隔Gは0.6mmに設定変更されて保持される。
またなお、以上説明したロール位置調整機構50による調整は、図8(b)や図8(c)に示すように、ロール開放機構70のリリース動作の支点である中心線C4の位置を上下動させるものである。即ち、ロール位置調整機構50による調整は、帯状材が薄板であると図8(b)のようにリリース動作の支点である中心線C4を下げ、帯状材が厚板であると図8(c)のようにリリース動作の支点である中心線C4を上げることによって、通常状態(リリース動作をしていない状態)の間隔Gの値を設定するものである。そして、ロール開放機構70によるリリース動作は、上記ロール位置調整機構50による調整によって設定された中心線C4の位置を中心として可動片55を主に揺動させることによって、間隔Gを上記通常状態から一時的に広げるものである。
以上のように構成された本例のロールフィーダによれば、以下のような各種効果が得られる。
(a)支持部材(フレーム13)がロール9,10の片側にのみ設けられ、ロール9,10が片持ち状に取り付けられたシンプルな構造であるため、支持部材の形状が比較的簡素になり、また軸受などの部品点数が多くなることがなく、安価になる。
(b)各ロール9,10は前記支持部材から各ロール9,10の内部に伸びる軸18,19に取り付けられて設けられている。また、各ロール9,10を覆うカバー11,12は、外周部が透明であり、さらに図2のように各ロール9,10全体を露出させる開状態に変位可能である。このため、カバー11,12が閉状態でもロール9,10の状態をある程度監視することができるのに加えて、カバー11,12を開状態とすればロール9,10の全体を視認することができる。また、特にカバー11,12を開状態としたり取り外したりすれば、ロール9,10の付近に手が入り易い構造のため、ロール9,10の状態確認や清掃が容易に行える。
(c)上述したようにロール9,10の全体を視認することができ、ロール間隔を真横から直接視認できるため、送り動作時のロール間隔Gやリリース開け量(リリース動作時の間隔G)の調整がやり易い。
(d)各ロール9,10が片持ち状に取り付けられて簡素な構成となったことにより、リリース動作で昇降する部分の重量が軽くなり、リリース動作を高速にした場合でもロールが材料に当接する瞬間の衝撃力が小さくなって、材料に打痕が付きにくくなる。
(e)ロール9,10の交換作業が、支持部材(フレーム13)を分解しなくても行える。
(f)送り動作時のロール間隔Gやリリース開け量(リリース動作時の間隔G)の調整がやり易いため、リリース開け量を必要最低限とすることができる。これによって、帯状材クランプ時の打痕を軽減することができる。またこれによって、リリース動作の高速化に寄与できる。
(g)既述したように、上ロール9は、上ロール軸18の外周面と当該上ロール9の内周面との間に装着された一つの転がり軸受(玉軸受23)によって前記軸18の周りに回転自在に取り付けられ、この転がり軸受内部の相対運動によって、当該上ロール9の中心線が前記軸18の中心線に対して傾く方向に揺動可能とされている(図6(b)及び図9参照)。このため、各部材の加工誤差や組立誤差によって、或いは帯状材からの反力による下ロール軸19の変形などによって、例えば下ロール10が正常姿勢(この場合水平)から若干傾いたとしても、上ロール9がこれに追従するように揺動し、上ロール9と下ロール10の互いの姿勢を常に平行に保つことができるという効果が得られる。なお、各ロール9,10は本発明では片持ち状態に支持されているために、通常の構造であれば軸18,19の変形などによって姿勢が平行でなくなる可能性が比較的高い。そして、各ロール9,10の姿勢が平行でなくなると、正常に帯状材を送ることができなくなったり、帯状材に対する加圧力が偏って帯状材に痕がついてしまったりする恐れがある。ところが本例の構造であると、上述したように上ロール9が下ロール10の姿勢に追従するように揺動可能であるため、各ロールが片持ち状に支持された構成でありながらも、各ロールの姿勢を常に互いに平行に保つことができて、正常な送り動作を信頼性高く実現できる。
(h)稼動時にはカバー11,12を閉状態とすることによって安全性を確保することができる。このため、前述したロールの清掃などの作業性の良さと安全性の高さを両立できる。
(i)リリース動作を機械的に実現するレバー16をロールフィーダ8の本体部に備えている。このため、別置の制御装置のボタン操作によってエアシリンダ73を動かさなくても、ロール9,10の直近でレバー16を操作することによってリリース動作が実行できる。ロール9,10の直近でリリース操作ができると、帯状材を最初にロール間に挿通する通板作業の作業性が良くなる。また、プレス機械に連動してレバー16が動くようにすれば、機械的なリリース動作が可能となり、リリース動作の高速化に寄与できる。
(j)既述したように、各ロール9,10は、ボルト25,33をそれぞれ緩めることによって容易に取り外し可能であり、逆にボルト25,33をそれぞれ締め付けることによって容易に取り付けることができる。
(k)既述したように、下ロール10は、下ロール軸19に対して円錐面の圧接によって固定されているため、例えばキーによって軸19に連結する場合に生じるガタ(バックラッシュ)を発生させることなく、下ロール軸19に強固に固定することができる。このため、モータ14の回転を下ロール10にガタなく伝達することができ、送り動作の精度(サーボ制御における位置決め精度など)を向上させることができる。
ロールフィーダのカバー閉状態を示す斜視図である。 ロールフィーダのカバー開状態を示す斜視図である。 ロールフィーダの正面図である。 ロールフィーダの背面図である。 ロールフィーダの右側面図である。 (a)はロールフィーダの縦断面図(図3におけるV1断面で切断した図)、(b)は上ロールの支持状態を説明する図である。 ロールフィーダの横断面図(図4におけるH1断面で切断した図)である。 ロール位置調整機構やロール開放機構の原理を説明する図である。 上ロールの揺動を示す図である。
符号の説明
8 ロールフィーダ
9,10 ロール
11,12 カバー
13 フレーム(支持部材)
14 モータ
15 ハンドル
16 レバー
18,19 軸
23 玉軸受(転がり軸受)
50 ロール位置調整機構
70 ロール開放機構

Claims (4)

  1. 帯状材を挟み付けて回転することによって帯状材の送り動作を実現する一対のロールを備えたロールフィーダであって、
    各ロールが回転自在に取り付けられる支持部材が各ロールの片側にのみ設けられ、各ロールは内部が中空であり、各ロールは前記支持部材から各ロールの内部に伸びる軸に取り付けられて設けられ、
    各ロールのうちの少なくとも一つは、前記軸の外周面と当該ロールの内周面との間に装着された一つの転がり軸受によって前記軸の周りに回転自在に取り付けられ、この一つの転がり軸受内部の相対運動によって、当該ロールの中心線が前記軸の中心線に対して傾く方向に揺動可能とされていることを特徴とするロールフィーダ。
  2. 前記支持部材には、各ロールを覆う閉状態と各ロールを露出させる開状態とに変位可能なカバーが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のロールフィーダ。
  3. 各ロールの送り動作時の間隔を調整するロール位置調整機構を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のロールフィーダ。
  4. 各ロールの間隔を送り動作時の間隔よりも一時的に広くするリリース動作を実現可能なロール開放機構を備え、このロール開放機構は揺動させることによって前記リリース動作が実現されるレバーを有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のロールフィーダ。
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