JP5078645B2 - 管内走行装置 - Google Patents

管内走行装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5078645B2
JP5078645B2 JP2008027056A JP2008027056A JP5078645B2 JP 5078645 B2 JP5078645 B2 JP 5078645B2 JP 2008027056 A JP2008027056 A JP 2008027056A JP 2008027056 A JP2008027056 A JP 2008027056A JP 5078645 B2 JP5078645 B2 JP 5078645B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
shaft body
traveling
frame
drive unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008027056A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009184530A (ja
Inventor
英一 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2008027056A priority Critical patent/JP5078645B2/ja
Publication of JP2009184530A publication Critical patent/JP2009184530A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5078645B2 publication Critical patent/JP5078645B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

本発明は、管路内を自走し、管路内の観察、管路内おける目的物の搬送などを行うことが可能な管内走行装置に関する。
従来から、作業者が直接侵入することができない小径の管路、例えば下水管やガス管などの内部において、所定箇所の観察を行う、所定箇所に目的物を搬送することなどを可能とするために、管路内を自走することが可能な管内走行装置が提案されている。具体的には、車輪によって走行するもの(例えば、特許文献1参照)や、キャタピラによって走行するもの(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。さらには、それぞれ長さを変更可能な二つの締め付けユニットが進行方向に連結されていて、交互に伸縮して締め付け要素を管路に固定させる管内走行装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、特許文献1の管内走行装置では、管路内の障害物を乗り越えて走行することが困難であり、また、特許文献2の管内走行装置では、障害物に対応可能であるものの小型化に限界があり、走行可能な管路の大きさには限界があった。また、特許文献3の管内走行装置では、特許文献1、2の管内走行装置に比べて、障害物に対応しつつ比較的小径の管路も走行可能であるが、長さ寸法が大きく湾曲、屈曲した管路に対応できない問題があった。
このため、これらの問題点を解決すべく、フレームの前後にそれぞれ設けられて基端を中心として回転可能な前部アーム及び後部アームと、前部アームの先端と後部アームの先端との間に取り付けられた当接部材と、前部アーム及び後部アームの基端に設けられたアームギアにそれぞれ噛合する一対の駆動側ギアと、該駆動側ギアを回転駆動させるモータとを備えた管内走行装置が提案されている(例えば、特許文献4参照)。このような管内走行装置では、モータによる駆動によって前部アームと後部アームとが所定の位相差を持って往復回転運動することとなり、これにより両者間に取り付けられた当接部材を側方に張り出して管路の壁面に当接した状態で前方から後方へ移動させる推進運動と、当接部材を管路の壁面から離間させた状態で後方から前方へ移動させる復帰運動とを繰り返して、フレームを前方へ走行させることができる。そして、推進運動時の当接部材のストローク量の調整により装置全体の長さを短くすることができ、また、推進運動時の当接部材の張り出し量の調整により小径の管路や障害物にも対応可能であるとされている。
特公平6−8105号公報 特許第2894266号公報 特表平8−501752号公報 特開2007−276653号公報
しかしながら、特許文献4の管内走行装置では、管路の壁面に当接する当接部材を側方に張り出し、前後に進退させるために、回転可能な対をなすアーム、これらアームをそれぞれ回転させる歯車機構を備える必要があり、フレーム内部の機構が複雑になってしまう問題があった。そして、このような複雑な機構であるため、製造コストの削減、装置全体の小型化には限界があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、より簡易な機構で、管路の壁面に当接させる部材を進退させて走行可能とし、製造コストの削減、装置全体の小型化を図ることが可能な管内走行装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の管内走行装置は、管路の進行方向に沿って配設されるフレームと、前記進行方向に沿うようにして前記フレームに支持された軸体と、該軸体上に前記進行方向に並べて設けられ、伝達される駆動力によって互いに独立して前記進行方向に進退可能な一対の可動部材と、一対の該可動部材間に少なくとも一つ連結され、一対の該可動部材の離間距離に応じて弾性的に湾曲して側方へ張り出すことで前記管路の壁面を押圧可能な当接部材とを備えることを特徴としている。
この発明に係る管内走行装置によれば、一対の可動部材は、駆動力が伝達されることによって、フレームに支持された軸体上で、互いに独立して進行方向に進退する。これにより、一対の可動部材の互いの離間距離を変化させながら前後に進退させることで、フレーム及び軸体を進行方向前方に進出させる推進運動と、推進運動を開始する直前の状態に戻す復帰運動とを繰り返すことができる。すなわち、推進運動として、まず、一対の可動部材の離間距離を小さくすることで、両者間に取り付けられた当接部材は、弾性的に湾曲して側方へ張り出し、管路の壁面を押圧した状態とする。この状態で、駆動力を伝達させて一対の可動部材をともに軸体に対して相対的に進行方向後方へ移動させることで、当接部材も管路の壁面に当接した状態で相対的に進行方向後方へ移動することとなり、これによりフレーム及び軸体を進行方向前方へ進出させることができる。
次に、復帰運動として、まず、一対の可動部材の離間距離を大きくすることで、当接部材は、湾曲して側方に張り出す量が小さくなり、これにより管路の壁面から離間することとなる。この状態で、駆動力を伝達させて一対の可動部材をともに軸体に対して相対的に進行方向前方へ移動させることで、推進運動を開始する直前の状態に復帰させることができ、以上の推進運動と復帰運動とを繰り返すことで、フレームを進行方向前方へ走行させることができる。
ここで、フレームを推進させる機構としては、フレームに支持された軸体、軸体に沿って進退可能な一対の可動部材、及び、当接部材のみであり、複雑な歯車機構などを必要としないので、機構の簡略化を図ることができる。これにより製造コストを削減することができる。また、フレーム内部のスペースを最小限として装置全体の小型化を図ることができ、より小径の管路にも対応可能となる。
また、上記の管内走行装置において、前記軸体は、前記駆動力が伝達されることで軸線回りに回転可能に前記フレームに支持されているとともに、外周面に各前記可動部材と対応して略環状に設けられ、互いの軸線方向の離間距離が周方向に変化する凹状または凸状の一対のガイド部を有し、一対の前記可動部材は、前記フレームに対して前記軸線回りに回転することが規制されているとともに、それぞれ対応する前記ガイド部に嵌合し、該ガイド部に沿って相対移動可能な凸状または凹状の被嵌合部を有することがより好ましいとされている。
この発明に係る管内走行装置によれば、軸体は、伝達される駆動力により、フレームに対して軸回りに回転する。ここで、一対の可動部材は、フレームに対して軸線方向に進退可能としつつ、軸線回りに回転することが規制されている。また、軸体には、一対のガイド部が設けられ、該ガイド部には、それぞれ対応する可動部材の被嵌合部が、該ガイド部に沿って移動可能に嵌合されている。そして、各ガイド部は、軸線方向の互いの離間距離が周方向に変化するように設けられている。このため、軸体が回転することで、可動部材は、軸体とともに回転することなく、対応するガイド部の軸線方向の位置の変化に応じて軸線方向に進退することが可能である。そして、一対の可動部材は、それぞれと対応するガイド部同士の離間距離が周方向に変化することから、離間距離を小さくして互いに進行方向前方から後方へ移動する推進運動と、離間距離を大きくして互いに進行方向後方から前方へ移動する復帰運動とを繰り返すことが可能である。
また、上記の管内走行装置において、前記軸体に前記駆動力を与えて前記軸線回りに回転させる駆動部を備えることがより好ましいとされている。
この発明に係る管内走行装置によれば、駆動部によって発生する駆動力によって軸体を軸線回りに回転させることができ、これにより一対の可動部材を進行方向に進退させることができる。
また、上記の管内走行装置において、前記駆動部は、前記軸体の一端側または他端側いずれか一方で、前記フレームに対する前記軸線回りの回転が規制されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る管内走行装置によれば、駆動部が軸体の一端側または他端側に設けられていることで、軸線と直交する方向、すなわち径方向への小型化を図ることができる。この際、駆動部はフレームに対する軸線回りの回転が規制されていることにより、自ら発生させる駆動力の反力によってフレームに対して回転してしまうことなく、軸体を回転させることができる。
また、上記の管内走行装置において、前記進行方向に配設されて、一端が前記フレームに固定されているとともに、他端が前記駆動部に固定され、該駆動部から発生する前記駆動力によって前記軸線回りに変形不能とするねじれ剛性を有するとともに、前記進行方向と直交する方向に湾曲可能な可撓性を有する規制部材を備えることがより好ましいとされている。
この発明に係る管内走行装置によれば、駆動部が、進行方向に配設され一端がフレームに固定された規制部材の他端に固定されているので、駆動部をフレームの進行方向前方または後方の外部に配置することができ、フレーム自体の小型化をさらに図ることができる。ここで、規制部材は、軸線回りに変形不能とするねじれ剛性を有しているので、駆動部は、自ら発生させる駆動力の反力によってフレームに対して回転してしまうことなく軸体を回転させることができる。また、規制部材は、軸線に直交する方向に湾曲可能な可撓性を有しているので、小径で湾曲または屈曲する管路でも、規制部材が湾曲変形することで、進行方向に配列するフレーム及び駆動部を好適に通過させることができる。
また、上記の管内走行装置において、前記軸体は、略筒状の部材であり、前記駆動部は、前記軸体の内部に収容された状態で、前記フレームに固定されているものとしても良い。
この発明に係る管内走行装置によれば、軸体を略筒状の部材とし、駆動部が軸体の内部に設けられていることで、軸線方向への小型化を図ることができる。この際、駆動部はフレームに対して固定されていることにより、自ら発生させる駆動力の反力によってフレームに対して回転してしまうことなく、軸体を回転させることができる。
また、上記の管内走行装置において、前記軸体、一対の可動部材、及び、前記当接部材を具備する推進手段を複数備え、該推進手段は、伝達される前記駆動力に応じて前記当接部材を側方に張り出すタイミングが互いにずれるように設定されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る管内走行装置によれば、複数の推進手段がタイミングをずらして当接部材を側方に張り出して管路の壁面に当接させることができる。このため、いずれかの推進手段の当接部材が管路の壁面から離間しても、他の推進手段の当接部材を管路の壁面に当接した状態とすることができ、常にフレームに推進力を与えることが可能である。これにより、より効率良く走行することが可能であるとともに、勾配を有して、あるいは、略鉛直に配設された管路においても、重力に対向して走行することが可能となる。
本発明の管内走行装置によれば、軸体と一対の可動部材とを備えることで、より簡易な機構で、管路の壁面に当接させる部材を進退させて走行可能とし、製造コストの削減、装置全体の小型化を図ることができる。
(第1の実施形態)
図1から図10は、この発明に係る第1の実施形態を示している。図1及び図2は、管路内を自走する管内走行装置の駆動ユニットを示していて、図1は外観図、また、図2は、駆動ユニットを含んだ管内走行装置のブロック図を示している。
図1及び図2に示すように、管内走行装置1は、管路内を進行方向Aに自走する駆動ユニット2と、駆動ユニット2を外部から制御する制御装置40と、駆動ユニット2と制御装置40とを電気的に接続するケーブル3とを備える。
図1及び図3に示すように、本実施形態の駆動ユニット2は、走行部4と、走行部4と進行方向Aに沿って連結された駆動部5とで構成されている。走行部4は、進行方向Aに沿って配設されるフレーム7と、駆動部5から与えられる駆動力によって推進力をフレーム7に与える推進手段10とを有する。本実施形態では、フレーム7は、外郭を構成し内部に推進手段10を収容するカバーとしても機能し、略筒状の本体部8と、本体部8の両端に設けられた支持板9a、9bとを備える。本体部8は、断面略半円状の上部カバー8aと下部カバー8bとで構成され、これらを組み付けた状態で、内部に推進手段10を収容するスペースを形成するとともに、側部には進行方向Aに沿って開口部8cが形成され、後述する推進手段10の板バネ14が進行方向Aと直交する側方Sに張り出すことが可能となっている。
図4は、走行部4において、フレーム7の本体部8を取り外した状態を示し、図5はその断面図を示している。図4及び図5に示すように、推進手段10は、進行方向Aに沿うようにして設けられ、フレーム7の支持板9a、9bに回転可能に支持された軸体11と、軸体11上に進行方向Aに並べて設けられた一対の可動部材をなす前側カムカラー12及び後側カムカラー13と、前側カムカラー12と後側カムカラー13との間に連結された当接部材である板バネ14とを有する。軸体11は、各支持板9a、9bに設けられた軸受9cによって軸回りに回転可能に支持されており、一端部11aが進行方向Aの前方Fに支持板9aから突出しており、他端部11bが進行方向Aの後方Bに支持板9bから突出しており、他端部11bには後述するようにユニバーサルジョイント20を介して駆動部5の出力軸5cが連結されている。
また、前側カムカラー12及び後側カムカラー13は、内周面が軸体11の外径と略等しい内径を有する断面略円形状に形成されているとともに、外周面が断面多角形状に形成されている。そして、前側カムカラー12及び後側カムカラー13は、それぞれ軸体11の外周面11cに外装され、軸体11の軸線Mに沿って進行方向Aに進退可能となっている。
ここで、軸体11の外周面11cには、前側カムカラー12及び後側カムカラー13のそれぞれと対応して対をなして前側ガイド部15及び後側ガイド部16が形成されている。前側ガイド部15及び後側ガイド部16は、外周面11cに、断面凹状かつ略環状に形成された溝であり、それぞれ周方向に沿って軸線M方向(進行方向A)の位置が変化するように設けられている。また、前側ガイド部15及び後側ガイド部16の軸線M方向の位置の変化は互いに異なるように設定されており、これにより互いの軸線M方向の離間距離は、周方向に変化している。なお、周方向に沿う軸線M方向の位置の変化を決定する前側ガイド部15及び後側ガイド部15の各線形の詳細については、その作用とともに後述することとする。
また、前側カムカラー12には、外周面から内周面へ貫通するネジ穴が形成されており、先端部17aが内周面側に凸状に突出するようにしてカムピン17が螺合されている。カムピン17の先端部17aの外径は、前側ガイド部15の幅と略等しく設定されていて、被嵌合部として前側ガイド部15に嵌合し、前側ガイド部15に沿って移動することが可能となっている。同様に、後側カムカラー13には、外周面から内周面へ貫通するネジ穴が形成されており、先端部18aが内周面側に凸状に突出するようにしてカムピン18が螺合されている。カムピン18の先端部18aの外径は、後側ガイド部16の幅と略等しく設定されて、被嵌合部として後側ガイド部16に嵌合し、後側ガイド部16に沿って移動することが可能となっている。なお、本実施形態では、前側カムカラー12におけるカムピン17が螺合されている周方向の位置と、後側カムカラー13におけるカムピン18が螺合されている周方向の位置とは、略一致している。
また、支持板9a、9b間には、軸体11の軸線方向に沿って回転規制部材19が固定されている。回転規制部材19は、前側カムカラー12及び後側カムカラー13の外周面の一平面に摺接しており、これにより前側カムカラー12及び後側カムカラー13の軸線回りの回転規制を行っている。このため、軸体11が回転することで、前側カムカラー12及び後側カムカラー13は、供回りしてしまうことなく、それぞれ対応する前側ガイド部15及び後側ガイド部16の線形に応じて、軸体11に沿って進行方向Aに進退することが可能となっている。
また、前側カムカラー12と後側カムカラー13との間に連結される当接部材である板バネ14は、本実施形態では、対をなして設けられ、互いに対向するように軸線Mに対して略対称として設けられている。各板バネ14は、一端14aでピン14cによって前側カムカラー12に対して回転可能に接続されているとともに、他端14bでもピン14cによって後側カムカラー13に対して回転可能に接続されている。そして、板バネ14は、前側カムカラー12と後側カムカラー13との離間距離Lの変化に応じて、自らの弾性により湾曲して側方Sへ張り出すことが可能となっている。
また、図1に示すように、駆動ユニット2において、走行部4と連結された駆動部5は、駆動力を発生させるDCモータ5aと、DCモータ5aによる回転を減速させる減速機構5bと、減速機構5bによって減速して回転する出力軸5cと、DCモータ5a及び減速機構5bを収容するカバー5dとを有する。出力軸5cは、カバー5dに軸回りに回転可能に支持されて、進行方向Aの前方Fへ突出しており、ユニバーサルジョイント20によって走行部4の軸体11と連結されている。このため、DCモータ5aが駆動して出力軸5cが回転することで、その回転駆動力はユニバーサルジョイント20を介して走行部4の軸体11に伝達されるとともに、軸体11と出力軸5cとは、ユニバーサルジョイント20によって軸線Mと直交する径方向に自在に屈曲することが可能になっている。
また、走行部4の軸体11と駆動部5の出力軸5cとの連結部分は、略管状の連結カバー21で覆われている。連結カバー21は、略管状の部材で、一端21aが走行部4において、フレーム7の支持板9bに固定されているとともに、他端21bが駆動部5において、カバー5dに固定されている。連結カバー21は、本実施形態では、側方視波形に形成されており、該波形を形成する山部及び谷部が軸線M方向に螺旋状に連続しており、これにより軸線Mと直交する径方向に自在に湾曲可能な可撓性を有すると共に、軸線M回りの変形を不能するねじれ剛性を有している。このため、連結カバー21は規制部材として機能し、これにより走行部4のフレーム7と駆動部5のカバー5dとは、走行する管路の形状に応じて連結カバー21を湾曲させて軸線Mと直交する径方向に相対的な位置を変化させることが可能である。また、駆動部5のDCモータ5aが回転駆動し、これにより出力軸5cが回転したとしても、反力により走行部4のフレーム7に対して駆動部5のカバー5dが軸線M回りに相対的に回転してしまうことを規制し、回転駆動力を走行部4の軸体11に伝達させることを可能としている。
また、図1及び図2に示すように、DCモータ5aには、DCモータ5aの回転角度を検出可能なエンコーダ5eが設けられており、これによって軸体11の回転角度を適時検出可能である。また、駆動部5のカバー5dの内部には制御部であるモータ制御回路5fが設けられており、DCモータ5a及びエンコーダ5eと接続されている。そして、モータ制御回路5fは、エンコーダ5eの検出結果に基づいてDCモータ5aを制御して、走行部4の軸体11に動力を伝達させることが可能である。さらに図2に示すように、モータ制御回路5fは、通信回路5gと接続されていて、ケーブル3を介して制御装置40からの入力によってDCモータ5aを駆動させることが可能であり、エンコーダ5eの検出結果を制御装置40に出力することが可能である。
また、図1から図4に示すように、管内走行装置1の駆動ユニット2は、撮影手段6を備えている。撮影手段6は、走行部4のフレーム7において各支持板9a、9bに設けられ、前方Fを撮影可能な前方撮影素子6aと、後方Bを撮影可能な後方撮影素子6bとを備えている。図3に示すように、前方撮影素子6a及び後方撮影素子6bで撮影された画像は、映像信号処理回路6cによって信号化され、通信回路6dによってケーブル3を介して制御装置40に出力可能である。なお、駆動ユニット2に備えられたDCモータ5a、モータ制御回路5f、撮影手段6などの電気系に必要な電力は、ケーブル3を介して制御装置40から供給されている。
図2に示すように、制御装置40は、駆動ユニット2におけるモータ制御回路5fの通信回路5gとケーブル3を介して送受信可能な通信回路41を備えている。通信回路41は、バス42を介してCPU43、ROM44、及びRAM45と接続されており、CPU43、及びROM44に記憶されたプログラムに基づいて駆動ユニット2のモータ制御回路5fに駆動ユニット2を動作させるための各種信号を送信することが可能である。また、駆動ユニット2においてエンコーダ5eの検出結果を受信することが可能であり、RAM45に記憶させることが可能である。なお、ROM44に書き込まれているプログラムなどのデータ及びRAM44に書き込み可能なデータは上記に限らず、使用態様により各種設定可能である。
また、制御装置40は、駆動ユニット2における撮影手段6の通信回路6dとケーブル3を介して送受信可能な通信回路46と、通信回路46と接続されて、受信した映像信号を画像化する映像信号処理回路47とを備える。映像信号処理回路47は、モニタ48と接続されていて、モニタ48に駆動ユニット2の撮影手段6で撮影された画像を映し出すことが可能である。また、映像信号処理回路47は、画像切替スイッチ48aと接続されており、モニタ48に映し出される画像を撮影手段6の前方撮影素子6aで駆動ユニット2の前方Fを撮影した画像と、後方撮影素子6bで駆動ユニット2の後方Bを撮影した画像とを切り替えることが可能である。また、通信回路46は、バス42とも接続されており、バス42を介してRAM45に画像データを記録する、あるいは、RAM45に記憶された画像データをバス42、通信回路46、及び映像信号処理回路47を介してモニタ48に映し出すことも可能である。
また、制御装置40は操作部40aを備え、コネクタ40bを介してバス42と接続されている。このため、作業者は、モニタ48を確認するとともに、操作部40aを操作することでDCモータ5aを駆動させて、後述するように駆動ユニット2を管路において走行させることが可能である。また、制御装置40は、スイッチ49aによってON/OFF切替可能な電源49を備えており、制御装置40の各構成要素に電力を供給可能であるとともに、ケーブル3を介して駆動ユニット2の各電気系にも電力を供給することが可能である。
次に、駆動ユニット2の走行部4における前側ガイド部15及び後側ガイド部16の線形の詳細を説明するとともに、これと対応して本実施形態の管内走行装置1の作用について説明する。
図6は、DCモータ5aによって回転する軸体11の回転角度と、前側ガイド部15及び後側ガイド部16の軸線M方向の位置との関係を示している。図6において、縦軸は、軸体11の軸線回りの回転角度を表わしており、周方向のある位置が前側カムカラー12のカムピン17及び後側カムカラー13のカムピン18の位置と一致したところを0度としている。また、横軸は、軸体11の外周面11c上における前側ガイド部15及び後側ガイド部16の軸線M方向(進行方向A)の位置を示していて、紙面左側が進行方向A前方F側、右側が後方B側となるように表示している。
図6に示すように、本実施形態の前側ガイド部15及び後側ガイド部16は、90度単位で線形が変化するように設定されている。図6に示すように、回転角度0度とする位相P0では、前側ガイド部15は、最も前方F側に位置している。そして、前側ガイド部15は、回転角度90度とする位相P90までは、位相P0における軸線M方向の位置を保持するように設定されている。次に、回転角度270度とする位相P270まではその位置が直線状に後方B側に変位し、位相P270で最も後方B側に位置するように設定されている。そして、位相P270から位相P0に戻るまでで、その位置が直線状に前方F側に変位し、再び最も前方F側の位置まで復帰するように設定されている。
一方、後側ガイド部16は、位相P0において最も後方B側に位置している。そして、後側ガイド部16は、位相P90まではその位置が直線状に前方F側に変位し、位相P90で最も前方F側に位置するように設定されている。また、位相P270までは、前側ガイド部16との軸線M方向の離間距離Lが一定となるようにして、その位置が直線状に後方B側に変位し、位相P270で再び最も後方B側に位置するように設定されている。そして、位相P0に戻るまで、最も後方B側となる位置を保持するように設定されている。
以上から、図7に示すように、DCモータ5aの回転に伴って、位相P0では、前側カムカラー12が最も前方F側に位置し、また、後側カムカラー13が最も後方B側に位置し、両者の離間距離Lは最大となるので、これにより板バネ14の湾曲量は小さく、側方Sへの張り出し量が小さくなっているので、管路Nの壁面N1に当接しない状態となっている。
この状態からDCモータ5aの回転に伴って、位相P90に移行すると、図8に示すように、後側カムカラー13のみが前方Fへ移動することから、前側カムカラー12と後側カムカラー13の離間距離Lが狭まることとなり、これにより板バネ14は、湾曲して側方Sへ張り出し、管路Nの壁面N1を押圧することとなる。そして、この状態からDCモータ5aがさらに回転することで、位相P90から位相P270までの間で、走行部4のフレーム7を進行方向Aへ進出させる推進運動を行うこととなる。
すなわち、図6及び図8から図10に示すように、位相P90から位相P270までは、前側カムカラー12と後側カムカラー13とは、離間距離を変化させることなくともに後方B側へ軸体11に対して相対移動することとなり、これに伴って板バネ14も管路Nの壁面N1に当接したまま後方B側へ相対移動することとなる。このため、フレーム7及び軸体11は、前側カムカラー12及び後側カムカラー13の位相P90(図8)から位相P180(図9)経て位相P270(図10)までのストローク量分だけ進行方向A前方F側へ進出することとなる。
そして、DCモータ5aがさらに回転すると、位相P270(図10)から位相P0(図7)を経て位相P90(図8)までで、上記推進運動の開始直前の状態まで復帰することとなる。すなわち、位相P270から位相P0までは後側カムカラー13が変位せずに、前側カムカラー13のみが前方F側へ変位し、両者の離間距離Lは次第に大きくなることとなる。このため、板バネ14の湾曲による側方Sへの張り出し量が小さくなり、板バネ14は管路Nの壁面N1から離間することとなる。次に、位相P0から位相P90まで前側カムカラー12が変位せずに後側カムカラー13のみが前方F側へ変位することで、板バネ14が管路Nの壁面N1に接触して後方B側への逆向きの推進力を発生してしまうことなく推進運動を開始する直前の状態に復帰させることができる。そして、このようにDCモータ5aの回転によって推進運動と復帰運動とを繰り返すことで、フレーム7を進行方向A前方F側へ走行させることができる。
ここで、駆動ユニット2において、走行部4のフレーム7を推進させる機構としては、フレーム7に支持された軸体11、軸体11に沿って進退可能な前側カムカラー12及び後側カムカラー13、並びに、板バネ14のみであり、複雑な歯車機構などを必要としないので、機構の簡略化を図ることができる。これにより製造コストを削減することができる。また、走行部4においてフレーム7内部のスペースを最小限として装置全体の小型化を図ることができ、より小径の管路Nにも対応可能となる。また、本実施形態の管内走行装置1の駆動ユニット2では、推進力を発生させる走行部4と、走行部4に駆動力を伝達する駆動部5とが別体となっており、駆動部5は、走行部4の軸体11の他端部11bに接続されている。このため、駆動ユニット2全体について、軸線Mと直交する方向、すなわち径方向への小型化を図ることができる。
なお、駆動部5の接続位置としては、軸体11の一端部11a側、すなわち進行方向A前方に並べて接続するものとしても良い。また、本実施形態では、駆動部5は走行部4の外部に設けられ、フレーム7と規制部材となる連結カバー21によって接続されているものとしたが、これに限るものでは無い。駆動部5の内部機構について、軸体11の一端部または他端部側としつつ、フレーム7の内部に収容させるものとしても良い。しかしながら、走行部4と駆動部5とを別体として連結カバー21によって連結する方が、走行部4のフレーム7自体について進行方向Aに小型化を図ることができ、小径で湾曲や屈曲した管路により好適に対応することが可能となる。
また、本実施形態では、前側カムカラー12及び後側カムカラー13を軸体11に沿って進行方向Aに進退させるものとして、断面凹状かつ略環状の前側ガイド部15及び後側ガイド部16を有するものとしたが、当該対をなすガイド部は、断面凸状に形成されているものとしても良い。この場合には、前側カムカラー12及び後側カムカラー13に対応して設けられる被嵌合部を凹状として上記凸状のガイド部に嵌合させれば良い。さらに、本実施形態では、前側カムカラー12及び後側カムカラー13は、回転駆動力を発生させる駆動部5によって軸体11が回転し、これにより進行方向Aに進退するものとしたが、これに限るものではない。例えば、駆動部が直動モータを有するものとし、直接的に前側カムカラー12及び後側カムカラー13のそれぞれに駆動力を与えて、進行方向Aに進退させるものとしても良い。しかしながら、上記のような構成とすることで、一つの駆動部で回転駆動力を発生させるだけで、前側カムカラー12及び後側カムカラー13を独立して進行方向Aに進退させることができ、より簡易な機構で管路内を走行させることができる。
また、本実施形態では、駆動ユニット2は、一つの走行部4と一つの駆動部5とで構成されているものとしたが、これに限るものでは無く、それぞれ複数連結するものとしても良い。図11は、この実施形態の第1の変形例を示している。この変形例の管内走行装置50の駆動ユニット51は、前側に位置する第一の走行部52及び後側に位置する第二の走行部53の二つの走行部と、一つの駆動部5とが進行方向Aに並べて連結されている。第一の走行部52における推進手段54の軸体54aと、第二の走行部53における推進手段55の軸体55aとは軸線Mで同軸として回転可能に、上記ユニバーサルジョイント20で連結されている。また、第一の走行部52と第二の走行部53との間には、同様に連結カバー21が設けられ、自らの可撓性により第一の走行部52と第二の走行部53との相対位置を可変とするとともに、軸線M回りの回転変形を不能とするねじれ剛性を有している。また、駆動部5は、第二の走行部53のさらに後方B側に配置されており、同様にユニバーサルジョイント20及び連結カバー21で連結されている。
ここで、第一の走行部52の軸体54aに形成された前側ガイド部及び後側ガイド部と、第二の走行部53の軸体55aに形成された前側ガイド部及び後側ガイドとは、図示しないが、それぞれ略等しい線形であるものの、位相が180度ずれるように設定されている。すなわち、駆動部5の出力軸5cの回転は第二の走行部53の軸体55aへ、さらに第二の走行部53の軸体55aから第一の走行部52の軸体54aへと伝達される。そして、第一の走行部52における推進手段54の板バネ54bと、第二の走行部53における推進手段55の板バネ55bとは、それぞれ軸体54a、55aの回転に伴って周期的に推進運動と復帰運動を繰り返す。この際、第一の走行部52が復帰運動として板バネ54bを壁面N1から離間させているときに、第二の走行部53が推進運動として板バネ55bを壁面N1に押圧させることができる。
このため、第一の走行部52または第二の走行部53のいずれかの当接部材となる板バネ54b、55bが壁面N1を押圧し、また、推進力を発生させることができる。これにより、走行速度を高くしてより効率良く走行することが可能であるとともに、勾配を有して、あるいは、略鉛直に配設された管路においても、重力に対向して走行することが可能となる。なお、この変形例では、走行部を二つとして互いの前側ガイド部及び後側ガイド部の位相を180度ずらすものとしたが、走行部を三つ以上としても良く、この場合も各走行部の推進手段がタイミングをずらして管路の壁面を当接可能に位相を調整すれば、上記効果を奏する。また、複数の走行部について当接部材によって管路の壁面を当接するタイミングをずらさずに、同期して推進運動と復帰運動とを行うようにしても良い。この場合には、走行速度の高速化、傾斜管路や鉛直管路に対する対応はできなくなってしまうものの、複数の走行部で同時に推進力を発生させることができる点で有効である。
また、上記変形例では、複数の走行部についてそれぞれ一つの推進手段を備えるものとしたが、これに限るものでは無い。一つの走行部について複数の推進手段を備え、さらに、各推進手段がタイミングをずらして当接部材である板バネを側方Sに張り出すようにしても良い。
また、上記においては、走行部は、当接部として一対の板バネを有するものとして説明したが、これに限るものではなく、少なくとも一つ、好ましくは二つ以上備えていれば良い。図12は、この実施形態の第2の変形例を示している。この変形例の管内走行装置60の駆動ユニット61において、推進手段62は、軸体63に対して進退可能な図示しない一組の前側カムカラー及び後側カムカラーに三つの板バネ64が設けられている。このように、三つ以上の板バネ64が設けられるものとすることで、推進力を増大させることができる。なお、複数備える場合には、軸線Mを中心として正面視略等角度で放射上に側方Sに張り出すことが可能となるように配置することが好ましい。このようにすることで、周囲の壁面N1を均一に押圧することができ、管路N内での走行直進性を向上することができる。
(第2の実施形態)
図13は、この発明に係る第2の実施形態を示している。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図13に示すように、この実施形態の管内走行装置70において、駆動ユニット71は、走行部と駆動部とが一体的に構成されている。具体的には、駆動ユニット71は、進行方向Aに配設されるフレーム72と、フレーム72の内部に収容された推進手段73及び駆動部74とを備える。フレーム72は、外郭を構成して推進手段73及び駆動部74を収容するカバー75と、カバー75の内部において、前後に設けられた支持板76a、76bとを有する。
また、推進手段73は、進行方向Aに沿って配設された略筒状の軸体80と、軸体80に外装され、進行方向Aに並べて設けられた一対の可動部材をなす前側カムカラー81及び後側カムカラー82と、前側カムカラー81と後側カムカラー82との間に連結された当接部材である板バネ83とを有する。軸体80は、一端部80aに貫通孔80bが形成された端面80cを有し、後述する駆動部74において同軸に配設された出力軸74cが挿通され固定されている。また、他端部80dは、フレーム72において後側の支持板76bに前方F側へ突出するように固定された円筒部材77に周方向に摺動可能に外嵌されている。
また、図示しないが、第1の実施形態同様に、軸体80の外周面には、凹状または凸状のガイド部が前側カムカラー81及び後側カムカラー82のそれぞれと対応して形成されている。また、前側カムカラー81と後側カムカラー82のそれぞれには、凸状または凹状の被嵌合部が対応するガイド部に沿って移動可能に該ガイド部に嵌合している。これにより軸体80が自身の軸線M回りに回転することで、前側カムカラー81及び後側カムカラー82は、対応するガイド部の線形に応じて進行方向Aに進退することが可能となっている。そして、板バネ83は、前側カムカラー81と後側カムカラー82との離間距離が狭まることで、弾性的に湾曲して側方Sへ張り出すことが可能となっている。
また、駆動部74は、基本的な構成は第1の実施形態同様であり、DCモータ74a、減速機74b、出力軸74c、エンコーダ74d、モータ制御回路74eを有し、略筒状の軸体80の内部に収容されている。DCモータ74aは、円筒部材77に嵌合され固定されている。また、出力軸74cは上記のとおり、軸体80と同軸として貫通孔80bから前方F側へ突出しており軸体80が固定されている。さらに、出力軸74cの軸体80から突出した先端は、フレーム72の前側の支持板76aに設けられた軸受76cによって軸線M回りに回転可能に支持されている。また、駆動部74のモータ74aは円筒部材77を介してフレーム72に対して固定されている。これにより、駆動部74において、DCモータ74aを駆動させて出力軸74cを回転させると、自ら発生させる駆動力の反力によってフレーム72に対して回転してしまうことなく、軸体80を軸線M回りに回転させることができる。このため、DCモータ74aの回転によって板バネ83について側方Sへ張り出させて推進運動及び復帰運動を繰り返し行うことができる。そして、管路内において、板バネ83によって壁面N1を押圧させて推進力を発生させてフレーム72を進行方向A前方へ走行させることができる。また、このような管内走行装置70では、推進手段73の軸体80の内部に駆動部74が収容されているので、軸線M方向への小型化を図ることができる。このため、複雑に湾曲あるいは屈曲した管路でも好適に走行させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
この発明の第1の実施形態の管内走行装置(駆動ユニット)の全体図である。 この発明の第1の実施形態の管内走行装置のブロック図である。 この発明の第1の実施形態の管内走行装置において、駆動ユニットの走行部の詳細を示す斜視図である。 この発明の第1の実施形態の管内走行装置において、駆動ユニットの走行部の内部構造の詳細を示す斜視図である。 この発明の第1の実施形態の管内走行装置において、駆動ユニットの走行部の詳細を示す断面図である。 この発明の第1の実施形態の管内走行装置において、軸体の回転角度と、前側ガイド部及び後側ガイド部の軸線方向の位置との関係を示すグラフである。 この発明の第1の実施形態の管内走行装置が管路を走行する説明図である。 この発明の第1の実施形態の管内走行装置が管路を走行する説明図である。 この発明の第1の実施形態の管内走行装置が管路を走行する説明図である。 この発明の第1の実施形態の管内走行装置が管路を走行する説明図である。 この発明の第1の実施形態の第1の変形例の管内走行装置(駆動ユニット)の側面図である。 この発明の第1の実施形態の第2の変形例の管内走行装置(駆動ユニット)の正面図である。 この発明の第2の実施形態の管内走行装置(駆動ユニット)の断面図である。
符号の説明
1、 50、60、70 管内走行装置
5、74 駆動部
5c、74c 出力軸
7、72 フレーム
10、54、55、62、73 推進手段
11、54a、55a、63、80 軸体
12、81 前側カムカラー(可動部材)
13、82 後側カムカラー(可動部材)
14、54b、55b、64、83 板バネ(当接部材)
15 前側ガイド部(ガイド部)
16 後側ガイド部(ガイド部)
17a、18a 先端部(被嵌合部)
21 連結カバー(規制部材)
A 進行方向
B 後方
F 前方
M 軸線
N 管路
N1 壁面
S 側方

Claims (7)

  1. 管路の進行方向に沿って配設されるフレームと、
    前記進行方向に沿うようにして前記フレームに支持された軸体と、
    該軸体上に前記進行方向に並べて設けられ、伝達される駆動力によって互いに独立して前記進行方向に進退可能な一対の可動部材と、
    一対の該可動部材間に少なくとも一つ連結され、一対の該可動部材の離間距離に応じて弾性的に湾曲して側方へ張り出すことで前記管路の壁面を押圧可能な当接部材とを備えることを特徴とする管内走行装置。
  2. 請求項1に記載の管内走行装置において、
    前記軸体は、前記駆動力が伝達されることで軸線回りに回転可能に前記フレームに支持されているとともに、外周面に各前記可動部材と対応して略環状に設けられ、互いの軸線方向の離間距離が周方向に変化する凹状または凸状の一対のガイド部を有し、
    一対の前記可動部材は、前記フレームに対して前記軸線回りに回転することが規制されているとともに、それぞれ対応する前記ガイド部に嵌合し、該ガイド部に沿って相対移動可能な凸状または凹状の被嵌合部を有することを特徴とする管内走行装置。
  3. 請求項2に記載の管内走行装置において、
    前記軸体に前記駆動力を与えて前記軸線回りに回転させる駆動部を備えることを特徴とする管内走行装置。
  4. 請求項3に記載の管内走行装置において、
    前記駆動部は、前記軸体の一端側または他端側いずれか一方で、前記フレームに対する前記軸線回りの回転が規制されていることを特徴とする管内走行装置。
  5. 請求項4に記載の管内走行装置において、
    前記進行方向に配設されて、一端が前記フレームに固定されているとともに、他端が前記駆動部に固定され、該駆動部から発生する前記駆動力によって前記軸線回りに変形不能とするねじれ剛性を有するとともに、前記進行方向と直交する方向に湾曲可能な可撓性を有する規制部材を備えることを特徴とする管内走行装置。
  6. 請求項3に記載の管内走行装置において、
    前記軸体は、略筒状の部材であり、
    前記駆動部は、前記軸体の内部に収容された状態で、前記フレームに固定されていることを特徴とする管内走行装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の管内走行装置において、
    前記軸体、一対の可動部材、及び、前記当接部材を具備する推進手段を複数備え、該推進手段は、伝達される前記駆動力に応じて前記当接部材を側方に張り出すタイミングが互いにずれるように設定されていることを特徴とする管内走行装置。
JP2008027056A 2008-02-06 2008-02-06 管内走行装置 Expired - Fee Related JP5078645B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008027056A JP5078645B2 (ja) 2008-02-06 2008-02-06 管内走行装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008027056A JP5078645B2 (ja) 2008-02-06 2008-02-06 管内走行装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009184530A JP2009184530A (ja) 2009-08-20
JP5078645B2 true JP5078645B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=41068241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008027056A Expired - Fee Related JP5078645B2 (ja) 2008-02-06 2008-02-06 管内走行装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5078645B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8630817B2 (en) * 2011-03-15 2014-01-14 Siemens Energy, Inc. Self centering bore measurement unit
JP6631769B2 (ja) * 2014-12-11 2020-01-15 学校法人 中央大学 管状移動体

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61241282A (ja) * 1985-04-19 1986-10-27 Hitachi Ltd 管内の走行装置
JPH01153386A (ja) * 1987-12-08 1989-06-15 Kantsuule:Kk 細径管路用自走車
JPH01186462A (ja) * 1988-01-18 1989-07-25 Chugoku Electric Power Co Inc:The 管路走行装置
JPH0616129A (ja) * 1992-04-17 1994-01-25 Masuda Denki Kk 管内移動装置
JP2008022952A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Hi-Lex Corporation 管路内の進行装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009184530A (ja) 2009-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020156347A1 (en) Micro-robot for colonoscope with motor locomotion and system for colonoscope using the same
EP1908390B1 (en) Endoscope
JP2007020797A (ja) 内視鏡
US20110282150A1 (en) Guide assembly for endoscope
US20130182091A1 (en) Endoscope
CN105026116A (zh) 机械手
JP5101043B2 (ja) 管内走行装置
JP5078645B2 (ja) 管内走行装置
JP5822905B2 (ja) 管内検査装置
JP5574861B2 (ja) 配管減肉測定装置
EP1183990A2 (en) Linear transmission member driving unit for endoscope
US20170223278A1 (en) Insertion device
JP4920293B2 (ja) 内視鏡装置
JP5799213B2 (ja) 内視鏡
US20190099059A1 (en) Insertion device and endoscope
JP5661408B2 (ja) 内視鏡
JP6395161B2 (ja) 管路の点検装置及び点検方法
JP6405118B2 (ja) 撮像装置
CN102429623A (zh) 用于内窥镜的自推进单元
JP5661409B2 (ja) 内視鏡
JP2000121957A (ja) モータを備えた内視鏡装置
JP3886685B2 (ja) 内視鏡の線状伝達部材駆動装置
JP4501654B2 (ja) ズームレンズ装置および携帯用電子機器
JPH07143634A (ja) 通線装置
JPH05309066A (ja) 内視鏡装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120807

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120828

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5078645

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371