JP5078382B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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本発明は、活性光線の照射で硬化する記録液を用いて記録を行なうインクジェット記録装置に関する。
近年、インクジェットヘッドが噴射するインクとして紫外線で硬化する紫外線硬化型インク(以下、UVインクと呼ぶ。)を使用し、PVCシート,ガラス,発泡ボード,板などの記録メディアにUVインクを噴射付着させた後で、紫外線を照射して記録メディア上のUVインクを硬化し定着させるインクジェット記録装置が知られている。
特許文献1や特許文献2などでは、記録メディアの搬送方向に直交する方向(以下、主走査方向と呼ぶ。)にインクジェットヘッドが移動するタイプいわゆるシリアルタイプで、インクジェットヘッドの主走査方向両側部の少なくとも一方に該ヘッドと一緒に移動する紫外線照射ランプが備え付けられた記録装置が提案されている。
さらに、特許文献2では、インクジェットヘッドのインク噴射前方で記録メディアを支持するプラテンの領域外(ホームポジションやヘッド移動方向変換位置)に紫外線照射ランプが移動したとき、紫外線照射ランプから照射された紫外線が装置の筐体壁部に反射してインクジェットヘッドのノズル部に入り込み、ノズル部のインクが固まってしまう課題を解決しようとする発明が示されている。そして、その課題解決手段として、紫外線の反射を防止する板材が、ホームポジションやヘッド移動方向変換位置にてプラテンと略同一高さに設定されている。
特開昭60−132767号公報 特開2004−338264号公報
しかしながら、特許文献2に開示された発明はロール紙のような薄い記録メディアに印字を行なう場合には有効であるかもしれないが、記録メディアが厚くなると、その記録メディアの記録面と、記録メディアを支持するプラテン上面との段差が上記の課題解決に際して無視できないものとなる。すなわち、フラッドベットプリンタなどにおいて、プラスチックボードやガラス板などの板厚があるリジッドメディアを印字する場合、紫外線照射機がリジッドメディア上方にあるときに紫外線がノズル部に入り込まないが、リジッドメディアの記録面と一定の高さに保たれた紫外線照射機がリジッドメディアの幅方向端辺の外側へ移動した瞬間にその高さが広くなる。つまり、紫外線照射機の照射方向空間が拡大する。その結果、紫外線照射機からのインクジェットヘッド側への紫外線の反射、散乱や回折などによって生じた漏れ光が増大し、ノズル部のインク硬化が生じてしまう。
この問題の発生状況を図8によって詳述する。図8(a)(b)(c)はリジッドメディア1の搬送方向から記録装置を見た概略図で、インクジェットヘッド2が主走査方向に移動しながらUVインクで印字し、紫外線照射機3がUVインクを硬化させている工程を示している。図8(a)の段階ではプラテン4上のリジッドメディア1の印字面に対するインクジェットヘッド2と紫外線照射機3の高さが、インクジェットヘッド2のノズル部にそのヘッド移動方向と逆側にある紫外線照射機3からの紫外線が入らない位置になっている。また、紫外線照射機3とこれに隣接するインクジェットヘッド2との間に設けられた遮光板5によって、ノズル部への紫外線が遮られている。しかし、図8(c)の段階では紫外線照射機3がリジッドメディア1の外側に来るため、リジッドメディア1の厚み分、紫外線照射機3の照射方向空間が拡大する。その結果、紫外線照射機3からの紫外線6がプラテン4やその周囲の部材で反射、散乱などしたり、遮光板5を回り込んだ回折光などがインクジェットヘッド2のノズル部に入ってしまう。
以上説明した問題は、紫外線照射機に紫外線を遮蔽できるシャッター機構を設けることで解決することが可能である。しかし、そのためには、主走査方向に移動しているインクジェットヘッド2の後方に位置する紫外線照射機3がリジッドメディア幅方向端辺に達する直前のタイミング(図8(b)の段階)で、その紫外線照射機のシャッターを閉じなければならなかった。その結果、リジッドメディア1の幅方向端辺近傍に印字したUVインクを硬化させられないので、その部分への印字(余白無し印刷)は実施できないという別の問題があった。
そこで本発明は、上記従来技術の課題に鑑み、活性光線硬化型インクで印刷するインクジェット記録装置において、プラテン上での厚いリジッドメディア印刷時におけるノズル部のインク硬化を防止するとともに、同リジッドメディアの余白無し印刷を可能にすることを目的とする。
本発明のインクジェット記録装置は、記録メディアの記録面に活性光線硬化型インクの液滴を吐出して記録を行なうインクジェットヘッドと、該記録面に吐出された活性光線硬化型インクを活性光線の照射で硬化させる活性光線照射機とを備えたものである。さらに、上記の記録面に沿ってインクジェットヘッドを移動し、かつ、活性光線照射機をインクジェットヘッドの進行方向後側から移動しながら、インクジェットヘッドによるインク吐出の後に活性光線照射機による活性光線照射を実施して、記録面に印刷を行なう装置である。
そして、上記インクジェットヘッドが、前記印刷のための前記活性光線硬化型インクの吐出が終了した場合でかつ前記活性光線照射機が前記活性光線を照射している場合に、前記活性光線硬化型インクの吐出のときよりも速い速度で前記活性光線照射機から遠ざかることで、上記課題が解決される。
すなわち本発明では、印刷の際に活性光線照射機から照射される活性光線が、板厚のあるリジッドメディアの外側を照射する前に、その活性光線照射機からの活性光線が届かないような活性光線照射機から遠く離れた位置にインクジェットヘッドを退避させておくことが可能になる。そのため、活性光線照射機からの活性光線は、インクジェットヘッドのノズル部には入り込まず、ノズル部インクの硬化が防止される。また、この事により、従来技術では実施できなかった、板厚のある記録メディアの余白無し印刷も可能となる。
このような記録装置では、インクジェットヘッドと活性光線照射機が印刷のための活性光線硬化型インクの吐出が終了するまでは同一速度で移動し、当該活性光線硬化型インクの吐出が終了すると、インクジェットヘッドは、活性光線照射機から離れる方向に活性光線照射機よりも速い速度で移動することが好ましい。
また、上記のインクジェット記録装置は、記録メディアの外側に前記記録面と略同一ないしは略平行な面を構成するプレートを有しており、印刷のための活性光線硬化型インクの吐出を終了して移動速度を上げたインクジェットヘッドは当該プレート上に移動することが好ましい。
また、上記の活性光線照射機は印刷のための活性光線照射が終了したときに活性光線の照射を停止または遮蔽し、それまでの移動方向とは逆側へ移動することが好ましい。
また、上記の記録面に沿って移動自在な活性光線照射機は、インクジェットヘッドの進行方向後側だけでなく前側にも配置されており、インクジェットヘッドの進行方向前側の活性光線照射機は、印刷を開始する前に、印刷時のインクジェットヘッドの進行方向に移動し、記録メディアの外側の待機位置に待機することが好ましい。
また、上記のインクジェットヘッドの進行方向後側の活性光線照射機は、印刷を開始する前に、インクジェットヘッドに隣接する位置に移動することが好ましい。
また、上記のようなインクジェット記録装置は、記録メディアの搬送方向と交差する方向にインクジェットヘッドを記録面に沿って移動するヘッド移動手段と、記録メディアの搬送方向と交差する方向に活性光線照射機を記録面に沿って移動する照射機移動手段と、ヘッド移動手段および照射機移動手段を独立に制御する制御手段とを有することが好ましい。
このようなヘッド移動手段と照射機移動手段としては、進行方向に平行に配置したガイドレールと、ガイドレールにスライド自在に係合した2つのスライダーと、スライダーをガイドレールに沿って往復移動させるリニアモータとを備え、ススライダー夫々の移動を独立に制御手段で制御し、スライダーの一方にヘッドを搭載してヘッド移動手段とし、スライダーの他方に活性光線照射機を搭載して照射機移動手段として構成することが考えられる。
尚、特許請求の範囲および明細書中の「活性光線」には、光、電子線、放射線など回折、反射などの特性を有するものが含まれる。また、活性光線硬化型インクの硬化に用いられる活性光線として好ましくは、紫外線、近赤外線、電子線などである。
以上説明した本発明によれば、板厚のあるリジッドメディアに活性光線硬化型インクでインクジェット記録を行なう際、活性光線によるノズル部のインク硬化を防止し、かつ、同リジッドメディアの余白無し印刷も可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。尚、ここでは既に図8に示した従来装置構成と同じ部品要素には同一符号を用いることとする。
図1は本発明のインクジェット記録装置の実施形態についてリジッドメディアの搬送方向から記録装置を見た概略図である。
この図において、本実施形態のインクジェット記録装置は、6色(シアンC、マセ゛ンタM、イエローY、ライトシアンLc、ライトマセ゛ンタLm、フ゛ラックK)のUVインクを吐出するインクジェットヘッド2と、UVインクを硬化させる紫外線を照射する紫外線照射機3を備える。さらに、この記録装置は6色分のインクジェットヘッド2を搭載するインクジェットヘッドキャリッジ7と、紫外線照射機3を搭載するUVキャリッジ8を備えている。紫外線照射機3は照射する紫外線を遮蔽できるシャッター機構を有する。UVキャリッジ8は2つあり、主走査方向にてインクジェットヘッドキャリッジ7の両側に配されている。
各インクジェットヘッド2のインク吐出面および紫外線照射機3の紫外線照射口はプラテン4の記録メディア支持面側に向けられている。UVキャリッジ8とこれに隣接するインクジェットヘッドキャリッジ7にはそれぞれ遮光板5が設けられている。そして、遮光板5は、プラテン4上のリジッドメディア1の記録面1aと遮光板5との隙間が搬送に支障を及ぼさない程度に出来るだけ狭く調整されることによって、紫外線照射機3からインクジェットヘッド2側へ向かう紫外線を遮っている。
UVキャリッジ8とインクジェットヘッドキャリッジ7は、マルチスライダータイプのリニアアクチュエータによって、各々が単独で主走査方向に往復移動可能になっている。マルチスライダータイプのリニアアクチュエータは、主走査方向に延びるガイドレール9に複数のスライダーをスライド自在に係合し、スライダーをリニアモータによってガイドレールに沿って往復移動させるものである。そのため、インクジェットヘッドキャリッジ7とこの両側のUVキャリッジ8a,8bは3つのスライダーにそれぞれ取り付けられている。勿論、各キャリッジ7,8a,8b(各スライダー)を単独で往復移動させる移動手段には、リニアモータに替え、図2のようにベルト10をガイドレール9に沿ってスライド自在な各スライダーに係合し、各ベルト10を回転駆動する方式を採用してもよい。
このような記録装置は、図3に示すように、第一のUVキャリッジ8aの移動手段16と、第一のUVキャリッジ8aの位置検出手段17と、インクジェットヘッドキャリッジ7の移動手段18と、インクジェットヘッドキャリッジ7の位置検出手段19と、第二のUVキャリッジ8bの移動手段20と、第二のUVキャリッジ8bの位置検出手段21と、これらの手段を制御する制御手段22と、制御プログラムや制御結果等を記憶するメモリ23を有する。位置検出手段17,19,21は、不図示のリニアエンコーダーであり、リニアエンコーダーによりキャリッジ7,8a,8bの存在する位置を検出する。検出された位置に基づきキャリッジ7,8a,8bの駆動を制御手段22で制御する。
プラテン4は、この記録装置で印刷可能とする最大サイズのリジッドメディア1を支持するのに十分な幅を主走査方向に持つ。このプラテン4の主走査方向外側の一方(図1の左端)は、インクジェットヘッド2のホームポジションになっており、ここには、インクジェットヘッド2の正常吐出の維持と回復を図るメンテナンス装置11が設けられている。また、プラテン4に対しメンテナンス装置11とは逆側の位置(図1の右端)が、ヘッド移動方向変換位置となる。このヘッド移動方向変換位置にはプレート15が配置され、プレート15はリジッドメディア1の記録面と略同一高さに上面が位置調整されている。このプレート15は、表面に紫外線吸収剤などの反射防止処理や黒アルマイト処理などの黒色吸光処理が施されて反射防止プレートを成している。また、別の態様としては、プレート15を可動式あるいは着脱自在にし、インクジェットヘッド2または紫外線照射機3に当たらない位置にプレート15を配置する構成としてもよい。
次に、印刷時の各キャリッジの移動制御について述べる。
装置電源投入時などの印刷開始前は、メンテナンス装置11が配置されているホームポジションにインクジェットヘッドキャリッジ7が位置し、このインクジェットヘッドキャリッジ7の両側にUVキャリッジ8a,8bが位置している。このとき、ヘッド進行方向後側のUVキャリッジ8bはインクジェットヘッドキャリッジ7に隣接する位置にある。また、別の態様として、UVキャリッジ8bとインクジェットヘッドキャリッジ7は必ずしも隣接する必要はないので、UVキャリッジ8bとインクジェットヘッドキャリッジ7の間が所定の距離になるように制御手段22によって制御してもよい。
制御手段22は印刷開始命令を受けると、まず、移動手段16によってヘッド進行方向前側のUVキャリッジ8aをリジッドメディア1の外側のヘッド移動方向変換位置に移動する。この移動中はヘッド進行方向前側の紫外線照射機3はシャッター機構を閉じている。
さらに、制御手段22は移動手段18,20によって、インクジェットヘッドキャリッジ7とUVキャリッジ8bを同じ速度で図1の左側から右側へ移動しながら、インクジェットヘッド2でリジッドメディア1にUVインクによる記録を行い、ヘッド進行方向後側のUVキャリッジ8b上の紫外線照射機3でUVインクを硬化させていく。
この印刷動作で、リジッドメディア1の主走査方向端辺まで印刷する、すなわち余白無し印刷を実施する場合がある。その場合、ヘッド進行方向後側のUVキャリッジ8bの紫外線照射機3がリジッドメディア1上を通過する、すなわちリジッドメディア1の外側に完全に出るまではUV照射をシャッター機構で中断できない。ヘッド進行方向後側の紫外線照射機3がリジッドメディア1の外側にUV照射状態のまま位置すると、リジッドメディア1の厚み分、紫外線照射機3の照射方向空間が拡大する。それにより、紫外線照射機3からの紫外線がプラテンやその周囲の部材で反射、散乱などしたり、遮光板5を回り込んだ回折光などが、インクジェットヘッド2のインク吐出面に達し、ノズル部のインク硬化が生じてしまう。
そこで本発明では、インクジェットヘッド2による印刷が終わると、直ちにインクジェットヘッドキャリッジ7は印刷時よりも速い速度でUVキャリッジから遠ざかることとした。より具体的には、インクジェットヘッドキャリッジ位置検出手段19によって、6色分全てのインクジェットヘッド2がリジッドメディア1の外側に出た位置(図8(b)のような状態)にインクジェットヘッドキャリッジ7が達したことが検出されたら、あるいは印刷が終了したことを検出されたら、制御手段22はインクジェットヘッドキャリッジ移動手段18によって、インクジェットヘッドキャリッジ7をUVキャリッジ8bから離れる方向にUVキャリッジ8bよりも速い速度で移動させる。
このような制御により、紫外線照射機3から照射される紫外線がリジッドメディア1の外側を照射する前に、その紫外線照射機3からの紫外線が届かないような紫外線照射機3から遠く離れた位置にインクジェットヘッド2を退避させておくことが可能になる。
このインクジェットヘッド2の退避に関し、図4(a)に示すようにリジッドメディア1のサイズが小さい場合は、紫外線照射機3がリジッドメディア1の外側に出てそのシャッター機構が閉じられる時までに、ヘッド−照射機間の退避距離は十分確保できる。しかし、図4(b)に示すようにリジッドメディア1のサイズが大きい場合は、上記シャッター機構が閉じられる時までに、ヘッド−照射機間の退避距離を確保することは困難である。そこで本発明では、この記録装置で印刷可能とする最大サイズのリジッドメディアの外側に、反射防止プレート15を該メディアの記録面と略同一の高さ位置に設けている。そして、この反射防止プレート15上にインクジェットヘッド2(インクジェットヘッドキャリッジ7)を退避させることで、インクジェットヘッド2のインク吐出面への紫外線の入射を防止している。このような反射防止プレート15の設置は不要な装置の大型化も避けられる。
以上説明したような印刷時の各キャリッジの移動制御によると、板厚のある記録メディアの余白無しUV印刷を実施しても、ノズル部インクの硬化を防止することが出来る。言い換えれば、従来技術では実施できなかった、板厚のある記録メディアの余白無しUV印刷が可能である。
尚、ヘッド進行方向前側のUVキャリッジ8aは、印刷動作前に、紫外線照射機3のシャッター機構を閉じて図1の右端のヘッド移動方向変換位置へ移動させておいたが、この動作は、印刷動作前に限られず、インクジェットヘッドキャリッジ7の移動と共に同じ速度制御で実施してもよい。
さらに、各キャリッジの動きを詳述する。図5はインクジェットヘッドキャリッジ7の移動制御のフローチャート、図6はヘッド進行方向後側のUVキャリッジ8bの移動制御のフローチャートである。
インク吐出のためにインクジェットヘッドキャリッジ7がホームポジションから一方向走査され、かつ、これと同じ速度でヘッド進行方向後方のUVキャリッジ8bも同方向に走査され、リジッドメディア記録面に吐出されたUVインクにUV光が照射される(図5のステップS1,図6のステップS11)。但し、このインク吐出動作が始まる前に、ヘッド進行方向前方のUVキャリッジ8aは紫外線照射機3のシャッター機構が閉じられた状態で反射防止プレート15上に位置される。
インクジェットヘッドキャリッジ7の走査によって、リジッドメディア1の端から端まで複数色分のインクジェットヘッド2が移動したら、前述したとおり、インクジェットヘッドキャリッジ7は、反射防止プレート15が設けられた退避位置まで移動速度を上げて移動する(図5のステップS2〜3)。そして、この退避位置で、ヘッド進行方向後方の紫外線照射機3のUV照射が終了するまでインクジェットヘッドキャリッジ7は待機する(図5のステップS4)。一方、ヘッド進行方向後方の紫外線照射機3はリジッドメディア1を完全に通過したら、UVランプのシャッター機構を閉じてUV照射を終了する(図6のステップS12〜13)。それから、UVキャリッジ8bは進行方向をホームポジション側に変えて、ホームポジション近傍にあるUVキャリッジ待機位置に移動し待機する(図6のステップS14)。また、インクジェットヘッドキャリッジ7は紫外線照射機3のUV照射が終了した時点で、被印刷物方向に移動する。このとき、上記インクジェットヘッドキャリッジおよびUVキャリッジと同様のキャリッジ移動制御で、リジッドメディア1に再び印刷のためのUVインク吐出およびUV照射を行なって、往復印刷を実施してもよい。
さらに、このような動きを実現させる各キャリッジの移動速度を説明する。
図7はインクジェットヘッドキャリッジ7およびUVキャリッジ8bの移動速度を示すグラフである。このグラフにおいて横軸は移動経過時間、縦軸は移動速度を表し、キャリッジがホームポジションからヘッド移動方向変換位置へ移動する際の速度をプラスとし、その反対側への移動速度はマイナスとした。尚、図7中、実線がインクジェットヘッドキャリッジ7の速度プロファイル、点線がUVキャリッジ8bの速度プロファイル、一点鎖線がインクジェットヘッドキャリッジ7の別の制御の速度プロファイルを表している。
この図から分かるように、時間t1までインクジェットヘッドキャリッジ7とUVキャリッジ8bが同一速度で移動しているが、時間t1で余白無し印刷が終了すると、この時点からインクジェットヘッドキャリッジ7だけが加速されてUVキャリッジ8bよりも速い速度で移動する。そして、インクジェットヘッドキャリッジ7は途中で減速され、時間t3の時点でインクジェットヘッド2が退避位置(図1の反射防止プレート15上)に到達し、時間t4までここで待機する。一方、UVキャリッジ8bは一定速度で移動していたが、時間t4の時点から減速され、停止に至ると直ぐに逆方向に移動する。時間t4の時点では、UVキャリッジ8b上のUVランプによる、記録メディアへのUV照射が終了する。このように記録メディアへのUV照射が終わる前には、インクジェットヘッド2が退避位置(反射防止プレート15上)に居るのが良い。また、時間t4の時点でインクジェットヘッドキャリッジ7を逆方向に移動し、再び印刷を可能にしている。このようにUVキャリッジ8bが逆方向移動される前のUV照射終了時点で、インクジェットヘッドキャリッジ7の逆方向移動を開始することで、印刷時間の短縮が図れる。
尚、インクジェットヘッドキャリッジ7がUVキャリッジ8bよりも加速され停止した時点t3での、インクジェットヘッドと紫外線照射機間の離間距離は、t1からt2までの移動量(図7の斜線領域の積分値)から、t3からt2までの移動量(図7の斜線領域の積分値)の差を引いたものである。この差分が大きければ大きいほどインクジェットヘッドと紫外線照射機間の距離が大きくなる。したがって、インクジェットヘッドキャリッジ7やUVキャリッジ8の速度プロファイルは図7に示すものに限らず、紫外線がヘッドノズル部に悪影響を及ぼさないようなヘッド退避位置を決定できるものであればよい。その一例が、図7に一点鎖線で示す、インクジェットヘッドキャリッジ7の別の速度プロファイルである。この速度プロファイルのように、記録メディアへのUV照射が終了するt4の時点まで、インクジェットヘッドキャリッジ7をUVキャリッジ8bから離れる方向に速度を上げながら退避移動させてもよい。この制御は、紫外線照射機が記録メディアの外側に完全に出てからシャッター機構を閉じるのが遅い場合などに有効である。また、この速度制御では、インクジェットヘッドキャリッジ7は時間t4を過ぎて減速され、時間t5でヘッド移動方向変換位置(図1の反射防止プレート15上)に到達するが、この到達を待たずに、UVキャリッジ8bはUV照射が終了したら速やかに逆方向に移動することが時間短縮の点で望ましい。
以上説明したインクジェット記録装置は、既に述べたとおり、リジッドメディア1に往復走査印刷を実施することが可能である。そのため、リジッドメディア1に対し反射防止プレート15とは逆側(インクジェットヘッド2のホームポジション側)にも、同じ機構を持つプレートを設けることが望ましい。本例では、インクジェットヘッド2のホームポジションに、インクジェットヘッド2の正常吐出の維持と回復を図るメンテナンス装置11が設けられている。このメンテナンス装置11は、移動するインクジェットヘッド2のインク吐出面に突き当てられインク吐出面に付着したインクを拭き取るワイパー12や、インクジェットヘッド2のノズル部を吸引する吸引機構13などを有する。さらに、ワイパー12や吸引機構13などを板で覆って、それらに付着しているUVインクの硬化を防ぐシャッター機構24(図1等)も備えている。そこで、このシャッター機構とこの周囲に張り出した板状部材14とを組み合わせて平板を構成し、メンテナンス装置11を上下動可能にすることで、高さ調整自在な反射防止プレート15と同じ機能をインクジェットヘッド2のホームポジション側に設けることが出来る。また、このような構成は不要な装置の大型化を避けられる。
また、インクジェット記録装置では、搬送するリジッドメディア1の厚さが変わっても、リジッドメディア1の記録面1aからインクジェットヘッドキャリッジ7上のインクジェットヘッド2のインク吐出面までの高さ(距離)は常に一定の距離Xにするのが好ましく、ガイドレール9全体が図上下方向に移動調整可能であることが望ましい。これは、例えば、ガイドレール9を、図上下方向に支柱として配されたボールねじ(不図示)のナット部に取り付け、そのボールねじのねじ軸をモーター等で回転駆動することで上下動可能となる。あるいは、ボールねじに代え、ガイドレール9の両端をリニアアクチュエータに取り付けてもよい。勿論、インクジェットヘッド2の高さ調整機構はこれらに限定されるものではない。
また、リジッドメディア1の中には、反りや異形を有するものがあるため、その種のメディアを印刷する場合には通常印刷時よりもヘッド−メディア間距離を多く取る必要性が生じる。そのような場合、通常印刷状態からガイドレール9を上げてインクジェットヘッド2や紫外線照射機3の高さを調整すると、それに連動して遮光板5も高くなってしまう。その結果、プレート15やリジッドメディア1と遮光板5との隙間が広がり、インクジェットヘッド2側への紫外線漏れを防止できなくなる。そのため、インクジェットヘッド2や紫外線照射機3が高さ調整されても、プレート15やリジッドメディア1と遮光板5との隙間が大きくならないよう遮光板高さを一定の高さに維持する機構が設けられていることが望ましい。
また、インクジェットヘッド2からUVインクが吐出されるリジッドメディア1は、記録面1aが平坦に維持されるようにプラテン4の上面に支持され、かつ、搬送手段(不図示)によって搬送および保持される。この搬送手段にはローラーやベルトなどを用いた様々な搬送機構を適用できる。その一例として、ベルト状部材を少なくとも2つのプーリーに掛け回し、そのベルト状部材の一部または全部をプラテン4の上面に露出させ、または分割されたプラテン間の隙間に露出させ、ベルト状部材に、リジッドメディア1を吸着する吸着手段あるいは粘着する粘着手段を設けた構造が考えられる。また、本発明は上記のようなリジッドメディア1の搬送手段を、ロール紙のような薄い記録メディアをロール・to・ロール機構で搬送するものに交換できる兼用機であってもよい。
さらに、本発明のインクジェットヘッドが吐出するインク等の記録液はUVインクに限られず、近赤外線、電子線などの活性光線が照射されて硬化する虞のある記録液であれば如何なるものであってもよい。
本発明のインクジェット記録装置の実施形態について記録メディア(リジッドメディア)搬送方向から見た概略図である。 図1に示した各キャリッジの移動手段の別の実施形態を示す図である。 本発明のインクジェット記録装置の実施形態において各キャリッジの移動制御を行なう制御回路のブロック図である。 本発明のインクジェット記録装置の実施形態における反射防止プレートの効果を説明する図である。 本発明のインクジェット記録装置の実施形態におけるインクジェットヘッドキャリッジの移動制御のフローチャートである。 本発明のインクジェット記録装置の実施形態におけるUVキャリッジの移動制御のフローチャートである。 本発明のインクジェット記録装置の実施形態におけるインクジェットヘッドキャリッジおよびUVキャリッジの移動速度を示すグラフである。 本発明が解決しようとする課題を説明するための図である。
符号の説明
1 リジッドメディア
1a 記録面
2 インクジェットヘッド
3 紫外線照射機
4 プラテン
5 遮光板
6 紫外線
7 インクジェットヘッドキャリッジ
8,8a,8b UVキャリッジ
9 ガイドレール
10 ベルト
11 メンテナンス装置
12 ワイパー
13 吸引機構
14 板状部材
15 プレート、反射防止プレート
16,20 UVキャリッジ移動手段
17,21 UVキャリッジ位置検出手段
18 インクジェットヘッドキャリッジ移動手段
19 インクジェットヘッドキャリッジ位置検出手段
22 制御手段
23 メモリ
24 シャッター機構

Claims (8)

  1. 記録メディアの記録面に活性光線硬化型インクの液滴を吐出して記録を行なうインクジェットヘッドと、該記録面に吐出された前記活性光線硬化型インクを活性光線の照射で硬化させる活性光線照射機とを備え、
    前記記録面に沿って前記インクジェットヘッドを移動し、かつ、前記活性光線照射機を前記インクジェットヘッドの進行方向後側から移動しながら、前記インクジェットヘッドによる前記活性光線硬化型インクの吐出の後に前記活性光線照射機による活性光線照射を実施して、前記記録面に印刷を行なうインクジェット記録装置において、
    前記インクジェットヘッドは、前記印刷のための前記活性光線硬化型インクの吐出が終了した場合でかつ前記活性光線照射機が前記活性光線を照射している場合に、前記活性光線硬化型インクの吐出のときよりも速い速度で前記活性光線照射機から遠ざかることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記インクジェットヘッドと前記活性光線照射機は前記印刷のための前記活性光線硬化型インクの吐出が終了するまでは同一速度で移動し、当該活性光線硬化型インクの吐出が終了すると、前記インクジェットヘッドは、前記活性光線照射機から離れる方向に前記活性光線照射機よりも速い速度で移動することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記記録メディアの外側に、前記記録面と略同一ないしは略平行な面を構成するプレートを有し、
    前記印刷のための前記活性光線硬化型インクの吐出を終了して移動速度を上げた前記インクジェットヘッドは、前記プレート上に移動することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記活性光線照射機は前記印刷のための前記活性光線照射が終了すると、前記活性光線の照射を停止または遮蔽し、それまでの移動方向とは逆側へ移動することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記記録面に沿って移動自在な前記活性光線照射機が、前記インクジェットヘッドの進行方向後側だけでなく前側にも配置されており、
    前記インクジェットヘッドの進行方向前側の前記活性光線照射機は、前記印刷を開始する前に、前記印刷時の前記インクジェットヘッドの進行方向に移動し、前記記録メディアの外側の待機位置に待機することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記インクジェットヘッドの進行方向後側の前記活性光線照射機は、前記印刷を開始する前に、前記インクジェットヘッドに隣接する位置に移動することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記記録メディアの搬送方向と交差する方向に前記インクジェットヘッドを前記記録面に沿って移動するヘッド移動手段と、
    前記記録メディアの搬送方向と交差する方向に前記活性光線照射機を前記記録面に沿って移動する照射機移動手段と、
    前記ヘッド移動手段および前記照射機移動手段を独立に制御する制御手段と、を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記ヘッド移動手段および前記照射機移動手段が、前記進行方向に平行に配置したガイドレールと、前記ガイドレールにスライド自在に係合した2つのスライダーと、前記スライダーを前記ガイドレールに沿って往復移動させるリニアモータとを備え、前記ススライダー夫々の移動を独立に前記制御手段で制御し、前記スライダーの一方に前記ヘッドを搭載して前記ヘッド移動手段とし、前記スライダーの他方に前記活性光線照射機を搭載して前記照射機移動手段として構成されている、請求項7に記載のインクジェット記録装置。
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