JP5078315B2 - デバイス保護システム、デバイス保護方法、微小電子回路システム、トリクル電流設定方法(デバイスのストレスを避ける方法) - Google Patents

デバイス保護システム、デバイス保護方法、微小電子回路システム、トリクル電流設定方法(デバイスのストレスを避ける方法) Download PDF

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Description

本発明は、一般に半導体に関し、より詳細には、出力ダウン中または出力アップ中、または多電源システムの低電源がないとき、あるいはその両方の場合の微小電子回路システム内の脆弱なデバイスの保護システムに関する。
混合信号システムは、典型的には、CPUまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)を含めて、デジタル・コアと、様々なメモリ・ブロックからなる。このコアは、例えば、I/O、デジタル−アナログ・コンバータおよびアナログ−デジタル・コンバータ、ならびにRFフロント・エンドなどのアナログ・インターフェース電子回路によって取り囲まれていることがある。微小電子回路システムは、様々なデジタル回路に取り囲まれた、受信機または送信機の複合体、あるいはその両方を含む中央集中型アナログ・コアとすることもできる。CMOS微小電子回路チップは、CMOSデジタル回路およびアナログ回路を含む。アナログ回路は、CMOSの進歩によって決まるデジタル設計と連携して機能するように制約される。特に、トランジスタの高調波歪み成分(またはノイズ)は、デジタル回路用の電源電圧が減少すると劇的に増加する。
技術の進歩とともに電源電圧が下がり続けているので、アナログ回路の性能を向上させることはますます難しくなりつつある。これは、様々なアナログ・デバイスの閾電圧を、電源電圧の減少とともに変化させることができないからである。高速である不可欠なある種の回路の性能を上げるには、高電源電圧が必要なことが多く、同時に、最大の回路オーバードライブを得るために可能な限り低閾値の脆弱なデバイスを使用する。さらに、新技術の下で開発されたシステムは、低電圧電源から電力が与えられるように最適化されるが、依然として、高電圧電源環境で動作する旧式のレガシー・システムと互換性があることが求められる。そのため、アナログ回路設計者は、低閾値の脆弱なデバイスが過剰なストレスを受けない、または破壊されないようにし、かつ、多電源システムにおけるホット・エレクトロンによる性能の劣化を防ぐという挑戦課題に直面している。
半導体トランジスタ・デバイスのゲート漏れ電流は主に、ゲート−基板電圧、ソースまたはドレインのバイアス電圧、ならびにゲート誘電体の厚さおよびサイズによって決まる。MOS技術が進歩するにつれ、ゲート誘電体はより薄くなり、特に、ゲート誘電体(例えば、SiO)が高電圧でストレスを受けるときには、ますますゲート漏れ問題の影響を受ける。ゲート漏れの結果、最終的には、望まれない制御不可能な入力バイアス電流、ゲート漏れの不整合、およびショット・ノイズが生じる。ゲート漏れによって生じる入力バイアス電流は、MOSデバイスでは幅および長さを最適化し得ることを除き、バイポーラ・デバイスのベース電流に酷似している。MOSデバイスの入力インピーダンスは、従来の入力容量と、ゲート漏れによる並列トンネル抵抗からなる。90nm規模のデバイスに関して、信号周波数が1MHzよりも高い場合、入力インピーダンスは容量性であり、MOSFETは従来型MOSとして振る舞う。より低い信号周波数では、入力インピーダンスは抵抗性であり、ゲート漏れが支配的である。したがって、薄い誘電体によるMOS容量は、PLLフィルタおよびホールド回路のようなある種の低周波数応用例には向かない。
ゲート漏れ不整合は、典型的には、従来の閾値不整合の公差よりも大きい。ゲート漏れを整合させると、通常、アナログ回路の性能の実現可能なレベルが制限される。閾値関連の不整合の影響を小さくする1つのやり方は、チップ面積を大きくすることである。しかし、ゲート漏れ不整合は、この場合、余分な拡散ソース(spread source)として働き、閾値不整合を小さくするために使用し得る面積に上限が課される。チップ面積を大きくすると、従来の閾値の広がりによる寄与は小さくなるが、ゲート漏れによる広がりの寄与は大きくなる。その結果、使用可能な最大トランジスタ面積は、ゲート漏れの広がりによって制限される。この問題は、65nmおよび45nmの規模の世代ではより重大になる。典型的には、最大面積は約103μm以下である。ゲート漏れを小さくするための1つの設計戦略は、回路のクリティカルな部分に高電圧を提供するというものであり、そのため、ゲート誘電体がより厚いトランジスタでこれらの回路を構築することができる。MOSの寿命は、縦方向および横方向の電界ならびに接合部を横切る電界によって決まる。これらの電界に関係する3つの寿命を決定する仕組みは、誘電破壊、ホット・キャリアによる劣化、および接合破壊を指す。しかし、この設計戦略は、アナログ回路とは連携しない。適切な回路性能を実現するには、一部のアナログ回路デバイスを低閾値の脆弱なデバイスとしなければならない。
デジタルI/O回路にかかる電圧ストレスを小さくする様々な方法が提案されている。1つのこのような方法は、カスケード回路を使用して、高電圧によるストレスからデバイスを保護するというものである。しかし、この方法は、アナログ回路には有用ではない。というのは、アナログ回路における信号はどれもレール・ツー・レールで振れないからである。
ホット・キャリアに関係する問題を避ける別の方法は、ドレインおよびソースが特性ホット・キャリア動作電圧未満に落ちるまで、トランジスタをオンにすることを遅らせるというものである。しかし、この方法は、ゲート誘電体のストレスの問題を無視している。
ホット・キャリアの問題を避ける別の方法は、デバイスをカスケード接続し、中間ノードの電圧を電源レベルの半分にバイアスするというものである。この方法は、電源レベルが、カスケード接続したデバイスの閾値レベルの合計よりも十分に高いときにしかうまく働かない。そうでない場合には、ある種のアナログ・デバイスは、電源の余裕がないために正しく動作しないことがある。さらに、電源レベルが低くなり、この技術をさらにスケール・ダウンすると、この方法は実現不可能になる。この方法も、ゲート誘電体のストレスを避ける方法を扱っていない。
本発明は、一般に半導体の分野に関し、より詳細には、出力ダウン中または出力アップ中、または多電源システムの低電源がないとき、あるいはその両方の場合の微小電子回路システム内の脆弱なデバイスの保護システムに関する。
一態様では、本発明は、高電圧電源を含む微小電子回路内で動作する脆弱なデバイスを保護するシステムに係わる。このシステムは、回路の出力アップ、回路の出力ダウン、および低電圧電源がないときを検出し、検出したら制御信号を生成するように構成された低電圧電源検出回路を備える。このシステムはさらに、回路の出力アップ中または回路の出力ダウン中、または低電圧電源がないとき、あるいはその両方の場合に、低電圧電源検出回路から受け取った制御信号に応答してトリクル電流(trickle current)を提供して脆弱なデバイスの導電チャネルを維持するように構成された制御型電流ミラー・デバイスを備える。
一実施形態では、低電圧電源検出回路は、低電圧電源の出力および高電圧電源の出力に電気的に接続するように構成される。制御型電流ミラー・デバイス(controlled current mirror device)は、低電圧電源の出力、高電圧電源の出力、および脆弱なデバイスに電気的に接続し、低電圧電源検出回路に電気的に接続するように構成される。別の実施形態では、このシステムはさらに、脆弱なデバイスに電気的に接続し、制御型電流ミラー・デバイスに電気的に接続するように構成された基準電流生成器を備える。この基準電流生成器はさらに、通常の回路動作中に脆弱なデバイスに基準電流を提供するように構成される。制御型電流ミラー・デバイスはさらに、この基準電流を受け取り、低電圧電源検出回路から受け取った制御信号に応答して脆弱なデバイスに基準電流またはトリクル電流を選択的に提供するように構成される。別の実施形態では、脆弱なデバイスの導電チャネルを維持するために提供されるトリクル電流は、0.1μA〜10μAの範囲である。別の実施形態では、脆弱なデバイスは、薄いゲート誘電体のデバイス、短チャネル・デバイス、または狭幅デバイス、あるいはこれらの組合せである。他の実施形態では、導電チャネルは、脆弱なデバイスのゲートの両端間の電圧が許容制限よりも大きくなることを防ぐ。他の実施形態では、高電圧電源は1.3V以上の電圧を生成し、低電圧電源は1.3V未満の電圧を生成する。別の実施形態では、制御型電流ミラー・デバイスは、ミラー電流デバイスおよびトリクル電流デバイスを備える。
別の態様では、本発明は、高電圧電源を含む微小電子回路内で動作する脆弱なデバイスを保護する方法に係わる。この方法は、回路の出力アップ(power-up)、回路の出力ダウン(power-down)、および低電圧電源がないときを検出し、検出したら制御信号を生成するように構成された低電圧電源検出回路を提供するステップを含む。この方法はさらに、回路の出力アップ中または回路の出力ダウン中、または低電圧電源がないとき、あるいはその両方の場合に、低電圧電源検出回路から受け取った制御信号に応答してトリクル電流を提供して脆弱なデバイスの導電チャネルを維持するように構成された制御型電流ミラー・デバイスを提供するステップを含む。
一実施形態では、低電圧電源検出回路は、低電圧電源の出力および高電圧電源の出力に電気的に接続するように構成される。制御型電流ミラー・デバイスは、低電圧電源の出力、高電圧電源の出力、および脆弱なデバイスに電気的に接続し、低電圧電源検出回路に電気的に接続するように構成される。別の実施形態では、この方法はさらに、脆弱なデバイスに電気的に接続し、制御型電流ミラー・デバイスに電気的に接続するように構成された基準電流生成器を提供するステップを含む。この基準電流生成器はさらに、通常の回路動作中に脆弱なデバイスに基準電流を提供するように構成される。制御型電流ミラー・デバイスはさらに、この基準電流を受け取り、低電圧電源検出回路から受け取った制御信号に応答して脆弱なデバイスに基準電流またはトリクル電流を選択的に提供するように構成される。別の実施形態では、脆弱なデバイスの導電チャネルを維持するために提供されるトリクル電流は、0.1μA〜10μAの範囲である。他の実施形態では、脆弱なデバイスは、薄いゲート誘電体のデバイス、短チャネル・デバイス、または狭幅デバイス、あるいはこれらの組合せである。
別の態様では、本発明は、脆弱なデバイスを保護するシステムを含む高速微小電子回路システムに係わる。この脆弱なデバイスを保護するシステムは、低電圧電源の出力および高電圧電源の出力に電気的に接続する低電圧電源検出回路を備える。この低電圧電源検出回路は、回路の出力アップまたは回路の出力ダウン、または低電圧電源がないとき、あるいはその両方を検出し、検出したら制御信号を生成するように構成される。脆弱なデバイスを保護するシステムはさらに、低電圧電源の出力、高電圧電源の出力、脆弱なデバイス、および低電圧電源検出回路に電気的に接続する制御型電流ミラー・デバイスを備える。この制御型電流ミラー・デバイスは、回路の出力アップ中または回路の出力ダウン中、または低電圧電源がないとき、あるいはその両方の場合に低電圧電源検出回路から受け取った制御信号に応答してトリクル電流を提供して脆弱な各デバイスの導電チャネルを維持する。
別の態様では、本発明は、脆弱なデバイスに対してトリクル電流を設定する方法に係わる。この方法は、(a)脆弱なデバイスを識別するステップと、(b)この脆弱なデバイスの出力をダウンさせるか、あるいはこの脆弱なデバイスをスタンバイ・モードにするステップと、(c)トリクル電流を実質的にゼロ・アンペアに設定するステップとを含む。この方法はさらに、(d)脆弱なデバイスのゲート−ソース電圧(gate to source voltage、Vgs)、ドレイン−ソース電圧(drain to source voltage、Vds)、およびゲート−ドレイン電圧(gateto drain voltage、Vgd)を測定して、Vgs、Vds、およびVgdのいずれかが許容制限よりも大きいかどうかを判定するステップを含む。この方法はさらに、(e)Vgs、Vds、およびVgdのいずれかが許容制限よりも大きい場合、トリクル電流を徐々に(incrementally)増加させるステップを含む。この方法はさらに、Vgs、Vds、およびVgdが許容制限未満になるまでステップ(d)および(e)を繰り返すステップを含む。
本発明の上記その他の目的、特徴、および利点は、以下の説明および特許請求の範囲からより明らかになるであろう。
図面では、同様の参照符号は概ね、異なる図を通じて同じ部分を指す。また、これらの図面は、必ずしも原寸に比例しておらず、その代わりに全体的に、本発明の原理を例示することに強調が置かれている。
本発明は、一般に半導体の分野に関し、より詳細には、出力ダウン中または出力アップ中、または多電源システムの低電圧電源(1.3V未満)がないとき、あるいはその両方の場合の微小電子回路システム内の脆弱なデバイスの保護システムに関する。脆弱なデバイスには、(誘電体が約3nmよりも薄い)薄いゲート誘電体のデバイス、(チャネルが約90nm以下である)短チャネル・デバイス、および(幅が約480nm以下である)狭幅デバイスが含まれる。
微小電子回路システムが(1.3V以上の)高電圧源によって動作するとき、このような高電圧から脆弱なデバイス(例えば、トランジスタ)を保護しなければならない。というのは、ゲート誘電体に過剰なストレスがかかるからである。ゲート誘電体に過剰なストレスがかかる結果、望ましくないゲート漏れ電流の増加、ゲート漏れの不整合によるデバイス不整合の増加、微小電子回路の性能の劣化、ホット・エレクトロンの影響、ゲート・パンチスルー、またはゲート誘電体の破壊による脆弱なデバイスの全面的な障害、あるいはこれらの組合せなどが生じる。
本発明は、回路/システムの出力ダウン中または出力アップ中、または多電源システムの低電圧電源(0.8V〜1.2V)がないとき、あるいはその両方の場合の脆弱なデバイス用の保護システムを提供する。このストレス保護システムは、(10μA〜200μAの基準電流を提供する)基準電流分配システム、低電圧電源レベル検出回路、および制御型電流ミラー・デバイスを含む。回路/システムの通常動作中、基準電流生成器は、微小電子回路システムに基準電流を提供する。低電圧電源レベル検出回路が、出力ダウンまたは出力アップ、または低電圧電源がない時点を検出すると、制御型電流ミラー・デバイス(CMD)は、トリクル電流を提供し、このトリクル電流を脆弱なデバイスにミラーリングする。トリクル電流の目的は、ゲート誘電体の両端間の電圧ストレスを拡散接合(またはチャネル)領域に分割してゲートの損傷を防ぐようにMOSFETデバイスのチャネルを維持することである。さらに、デバイスのソース/ドレイン両端間の電圧ストレスは、回路内にスタックされた複数のデバイスによって分割される。
図1を参照すると、従来型基準電流回路100が示されている。この従来型基準電流回路は、出力ダウン制御ピン(power-down control pin、PDWN)140、インバータ145、PMOSデバイス152、150、154、156、158、および160、NMOSデバイス162、プルダウン・デバイス180、182、184、186、バンド・ギャップ基準(bandgap reference、BGR)110、差動増幅器120、NMOSデバイス135、およびプルダウン抵抗器130を含む。従来型基準電流回路100には、低電圧電源Vdd 178から電力が与えられる。
動作時には、BGR 110により、差動増幅器120、ならびにNMOSデバイス135およびPMOSデバイス150を含むフィードバック制御回路を介して基準電流I1、I2、I3、およびI4が生成される。出力ダウン中(PDWN=1)は、フィードバックが遮断され、NMOSデバイス162がオフになり、PMOSデバイス152がオンになり、それによって、PMOSデバイス154、156、158、および160がオフになる。その結果、基準電流I1、I2、I3、および176は、接地にプルダウンされる。出力ダウンが完了すると(PDWN=0)、フィードバックが確立され、ノード166のところで生成された、Vbgrを抵抗130で割ったものに等しい電流が比例して他のデバイスにミラーリングされる。
図2を参照すると、一実施形態では、基準電流生成器200が示されている。基準電流生成器200は、図1に示す基準電流回路100の回路要素の一部を含む。具体的には、基準電流生成器200は、出力ダウン制御ピン(PDWN)140、インバータ145、PMOSデバイス152、150、154、および156、NMOSデバイス162、プルダウン・デバイス180、182、バンド・ギャップ基準(BGR)110、差動増幅器120、NMOSデバイス135、およびプルダウン抵抗器130を含む。基準電流生成器200は、一実施形態では、破線ボックス内に示す追加の回路201を含む。追加の回路201は、出力ダウンを感知または検出する回路(power-down sensing or detection circuit、PDSC)210、ならびに制御型電流ミラー・デバイス(controlledcurrent mirror device、CMD)220および215を含む。基準電流生成器200は、低電圧電源(0.8V〜1.2V)Vdd 178および高電圧電源(1.3V〜1.8V)Vtr 205(終端電圧)によって電力が与えられる多電源システムである。
上記で先に説明した基準電流I1およびI2は、ゲート誘電体ストレスの懸念がなく、かつ普通に出力ダウンし得る回路に対する基準バイアス電流である。基準電流I5およびI6は、高電圧電源Vtr 205によって電力が与えられる脆弱なデバイスに対する基準バイアス電流であり、完全に出力ダウンすることができない。回路の通常動作中、ノード230およびノード235には、それぞれ基準電源I5およびI6が流れることになる。出力アップまたは出力ダウン、または低電圧電源Vdd 178がないとき、あるいはその両方の場合、ノード230およびノード235には、トリクル電流が流れることになる。これを以下でより詳細に説明する。
PDSC 210は、回路の出力ダウンまたは回路の出力アップ、あるいは低電圧電源Vdd 178がないことを検出する低電圧電源の感知または検出用の回路である。例えば、出力アップ中に、低電圧電源Vdd 178に先だって高電圧電源Vtr 205をオンにする場合、あるいは、低電圧電源Vdd 178を取り外すか、または遮断する場合、脆弱なデバイスが損傷を受けることがある。そのため、PDSC 210を使用して、低電圧電源Vdd 178がないときを検出する。
CMD 220およびCMD 215は、PDSC 210によって制御されて、通常動作中には基準電流を、回路の出力アップまたは回路の出力ダウン、あるいは低電圧電源Vdd 178がないときにはトリクル電流を生成する。トリクル電流は、約0.1μA〜10μAであり、脆弱な各デバイスのソースにミラーリングされて脆弱な各デバイスのチャネルを維持し、それのため、脆弱な各デバイスの両端間で適切な電圧(1.2V未満)が維持されて、脆弱な各デバイスのゲート誘電体に過剰なストレスがかからず、脆弱な各デバイスが破壊されない。例えば、ゲート誘電体が3nmよりも薄いMOSFETデバイスの場合、1.2Vよりも大きい電圧をVgsおよびVgdに印加すると、典型的には、ホット・キャリアの影響を受けることになる。さらに、このような電圧を長時間にわたって印加すると、典型的には、デバイスの閾電圧が変化する。
図3を参照すると、一実施形態では、PDSC 210は、2つの入力インバータ305および307、プルダウンNMOSデバイス310、レベル・シフタ375、2つのプルアップPMOSデバイス335および340、ならびに1つの出力インバータ345を含む。レベル・シフタ375は、PMOSデバイス325および330、ならびにNMOSデバイス315および320を含む。PDSC 210は、PDWN信号140を介して、または低電圧電源Vdd 178がないことにより出力ダウンを検出する。
動作時に、低電圧電源Vdd 178がないとき、ノード355は、チップ上の他の回路からの漏れ電流のプルダウンのためにローで浮いている(float low)。そのため、ノード360および365はともにローで浮いている。プルアップPMOSデバイス335および340がオンになり、ノード370がハイにプルされて高電圧電源Vtr 205の電圧になり、ノード350が出力インバータ345によってローにプルされて接地になる。したがって、PDWN 140=1のとき、あるいは、ノード355がローで浮いているとき、PDSC 210の出力は接地のローで維持される。プルダウンNMOSデバイス310は、レベル・シフタ375に正のフィードバックを追加して、ノード360に対して生じ得る結合ノイズを解決する。
PDWN 140=0であり、低電圧電源Vdd 178が存在するとき、ノード360は、低電圧電源Vdd 178の電圧のハイになり、ノード365はローになる。さらに、ノード370はローになり、それによって、プルダウンNMOSデバイス310がオフになり、ノード350はハイになる。プルアップPMOSデバイス340および335は合わせて、脆弱なプルアップ抵抗器を形成し、したがって、NMOSデバイス315および320は、プルアップPMOSデバイス335および340が一因となる脆弱なプルアップを解決するのに十分に強く設計される。PDWN=0のとき、プルアップPMOSデバイス335および340はともにわずかにオンになり、ノード370をVtrに向かってプルアップしようと試みる。NMOSデバイス315は、大きくオンになり、ノード370を接地にプルダウンしようと試みる。そのため、NMOSデバイス315は、プルアップPMOSデバイス335および340と対抗する。プルアップPMOSデバイス335および340は、極めて脆弱に設計されているので、あるいは、NMOSデバイス315は、プルアップPMOSデバイス335および340よりも強く設計されているので、PDWN=0のときには、NMOSデバイス315が打ち勝つことになり、ノード370は接地電圧になる。しかし、PDWN=1の場合には、プルアップPMOSデバイス335および340は、Vtrに向かってノード370をプルアップする助けとなる。
図4は、上記で説明し、図3に示したPDSC 210の動作をまとめた真理値表である。
図5を参照すると、一実施形態では、制御型電流ミラー・デバイス(CMD)220(または215)は、PMOSデバイス405および410を含む。PMOSデバイス405は真のミラー・デバイスであり、図2に示す基準回路のPMOSデバイス150からの基準電流をマッピングするために、特定のサイズ(例えば、チャネルの幅および長さなど)を有する。PMOSデバイス410は、トリクル電流デバイスである。PMOSデバイス410は、比較的サイズが小さく、各回路に小量の電流(すなわち、Isleepとも称するトリクル電流)を通すのに使用される。低電圧電源Vdd 178がないか、または出力ダウン時に(PDWN 140が1で、かつノード350が0)、PMOSデバイス410はオンに切り替わる。例えば、脆弱な各デバイス内のチャネルを維持するために、1μAのトリクル電流が高電圧電源Vtr 205から脆弱な各デバイス(例えば、ノード230に)に供給され、そのため、脆弱な各デバイスのゲート誘電体が過剰なストレスを受けなくなる。ただし、高電圧電源Vtr 205が存在しない場合には、電流が供給されず、脆弱なデバイスのゲート誘電体がストレスを受けることはない。
図6を参照すると、上記で説明した脆弱なデバイスの保護システムから供給されるトリクル電流を利用する電流モード・ロジック(current mode logic、CML)500によるバッファの例が示されている。供給されるトリクル電流は、ノード555のところで約1μAである。入力デバイス515および520のゲート電圧は、出力アップ時または出力ダウン時、あるいはVdd 178が存在しないときに、ゲート電圧をVtr近くにプルする図示しない回路によって制御される。トリクル電流は、NMOSデバイス510を介してNMOSテール・デバイス(taildevice)505のソースにミラーリングされる。CML 500がスタンバイ・モード(出力アップ、出力ダウン、またはVdd 178が存在しない)のとき、トリクル電流は、入力デバイス515および520ならびに抵抗性割算器として働くNMOSテール・デバイス505の両端間の全電圧Vtrを分割することになる。この場合、入力デバイス515、入力デバイス520、およびNMOSテール・デバイス505の両端間の電圧は安全な範囲(例えば、1.2V未満)にある。Vgd、Vgs、およびVdsのストレスはすべて、ストレス許容限界未満(例えば、1.2V未満)である。Vgx(ゲート−基板電圧)のストレスは問題にならない。というのは、トリクル電流が、出力ダウン中にゲートからバルク部分を遮断する入力デバイス515、520、およびNMOSテール・デバイス505のチャネルを誘起するからである。すなわち、ゲート誘電体に真に印加される電圧は、Vgxの全量ではなく、Vgxのほぼ半分である。したがって、CML回路500は出力アップ中または出力ダウン中、あるいは低電圧電源Vdd 178がないときでも信頼性が高いままになる。
脆弱な各デバイスのチャネル領域を介して小量の電流(例えば、0.1μA)を強制的に印加することによって、脆弱な各デバイスのチャネル領域は、出力アップ中または出力ダウン中、あるいはVddがないときに維持される。このチャネル領域は、ゲート・コンデンサと直列に接続される拡散コンデンサを形成し、そのため、ゲート−基板両端間の電圧が、直接に接続されたこれら2つのコンデンサの間で分割される。脆弱な各デバイスのチャネルを通ってトリクル電流が流れる状態での脆弱な各デバイスのゲート両端間の正味の電圧は、脆弱な各デバイスのチャネルを通ってトリクル電流が流れない状態での脆弱な各デバイスのゲート両端間の正味の電圧よりも小さい。その結果、脆弱な各デバイスは損傷を受けないことになる。
図7を参照すると、一実施形態では、脆弱なデバイスの誘電体が過剰なストレスを受けないように保護するシステムが、高速微小電子回路システムで実施されている。具体的には、このシステムは、6.4ギガヘルツの高速シリアライザ/デシリアライザ(High Speed SerDes、HSS)600で実施される。HSS 600は、4つのアナログ受信機コアCore_1 605、Core_2 610、Core_3 615、およびCore_4 620を含む。これらのコアは、位相同期ループ(PLL)に基づくクロック発生器625を共有する。PLL 625は、(図2に示す)BGR 110、差動増幅器120、NMOSデバイス135、およびプルダウン抵抗器130を含む。BGR 110および差動増幅器120はブロック630で表す。
生成された基準電流は、4つのアナログ受信機コアCore_1 605、Core_2 610、Core_3 615、およびCore_4 620のそれぞれに分配される。各受信機コアCore_1 605、Core_2 610、Core_3 615、およびCore_4 620内には、それぞれ出力ダウン制御型電流ミラー部分635a、635b、635c、635dがある。各出力ダウン制御型電流ミラー部分635a、635b、635c、635dは、それぞれのアナログ受信機コアCore_1 605、Core_2 610、Core_3 615、およびCore_4 620の各ポートに基準電流を送出するように構成される。各出力ダウン制御型電流ミラー部分635a、635b、635c、635dは、出力アップ、出力ダウン、および低電圧電源Vdd 178がないときを検出する(図2に示し、上記で詳細に説明した)PDSC 210を含む。通常動作では、PDSC 210は、トリクル電流を停止するためのハイ信号を出力する。出力ダウン中または出力アップ中、あるいは低電圧電源Vdd 178がないときは、PDSC 210は、トリクル電流をオンにするためのロー信号を出力する。このトリクル電流は、アナログ受信機コアCore_1 605、Core_2 610、Core_3 615、およびCore_4 620内の影響を受けやすい脆弱なデバイスに供給され、それによって、脆弱な各デバイスのチャネルが維持される。
図8を参照すると、一実施形態では、誘電体デバイス用の適切なトリクル電流を設定する方法の流れ図700が示されている。回路の設計段階で実施するこの方法によれば、すべての脆弱なデバイスが識別される(ステップ705)。この回路を、出力ダウンするか、スタンバイ・モードにする(ステップ710)。トリクル電流をゼロ・アンペアに設定する(ステップ715)。次に、すべての誘電体デバイスについて電圧Vgs、Vds、およびVgdを確認する(ステップ720)。これらの電圧がストレス許容制限未満である場合、トリクル電流を適切に設定する(ステップ725)。これらの電圧がストレス許容制限未満(例えば、1.2V未満)でない場合、0.1μAの増分で(最大10μAまで)徐々にトリクル電流を増加させる(ステップ730)。すべての誘電体デバイスについて電圧Vgs、Vds、およびVgdを再度確認する(ステップ720)。これらの電圧がストレス許容制限未満になり、トリクル電流が適切に設定される(ステップ725)まで、このプロセスを繰り返す。
ここで開示したシステムおよび方法には多くの利点がある。典型的には、入力CML差動対(入力デバイス515および520)のバルク部分は、大きな値の抵抗器を介して共通ソース・ノードに結合される。これは、CML差動対のソースと同じ電圧レベルにバルク電圧を上げることによってVgxを小さくするために行われる。しかし、この手法は、バルク部分が接地に結合されていないので、大きな配置面積を必要とする。したがって、このバルク部分は、分離されたp型基板ウエルを必要とする。本発明によれば、脆弱なデバイスを使用して、全体的な回路性能を向上させることができ、脆弱なデバイスを同じウエル内に配置し、同じ接地レベルに結合することができ、それによって回路配置スペースが節約される。さらに、ここで開示したシステムにより、出力アップ中、出力ダウン中、および多電源システムに低電圧電源Vdd 178がないときの回路およびデバイスの障害がなくなる。
本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、本明細書で説明したものの変形形態、改変形態その他の実施形態が当業者には想起されよう。したがって、本発明は、上記で例示した説明のみで定義されるものではない。
出力ダウン制御ピンを含む先行技術の電流基準回路の概略図である。 本発明の別の実施形態による基準電流生成器の概略図である。 本発明の一実施形態による出力ダウン感知回路の概略図である。 図3に示す出力ダウン感知回路の動作の真理値表である。 本発明の別の実施形態による、図3に示す出力ダウン感知回路と電気的に接続された制御型電流ミラー・デバイスの概略図である。 本発明の別の実施形態による電流モード・ロジック・バッファの概略図である。 本発明の別の実施形態による、電流基準生成器を含む6.4ギガヘルツ高速シリアライザ/デシリアライザのブロック図である。 本発明の一実施形態による、目標とする脆弱なデバイス用のトリクル電流を設定する方法の流れ図である。
符号の説明
100 基準電流回路
110 バンド・ギャップ基準
120 差動増幅器
130 プルダウン抵抗器
135 NMOSデバイス
140 出力ダウン制御ピン
145 インバータ
150 PMOSデバイス
152 PMOSデバイス
154 PMOSデバイス
156 PMOSデバイス
158 PMOSデバイス
160 PMOSデバイス
162 NMOSデバイス
166 ノード
178 低電圧電源
180 プルダウン・デバイス
182 プルダウン・デバイス
184 プルダウン・デバイス
186 プルダウン・デバイス
200 基準電流生成器
201 追加の回路
205 高電圧電源
210 出力ダウンを感知または検出する回路
215 制御型電流ミラー・デバイス
220 制御型電流ミラー・デバイス
230 ノード
235 ノード
305 入力インバータ
307 入力インバータ
310 プルダウンNMOSデバイス
315 NMOSデバイス
320 NMOSデバイス
325 PMOSデバイス
330 PMOSデバイス
335 プルアップPMOSデバイス
340 プルアップPMOSデバイス
345 出力インバータ
355 ノード
360 ノード
365 ノード
370 ノード
375 レベル・シフタ
405 PMOSデバイス
410 PMOSデバイス
500 電流モード・ロジック
505 NMOSテール・デバイス
510 NMOSデバイス
515 入力デバイス
520 入力デバイス
555 ノード
600 高速シリアライザ/デシリアライザ
605 Core_1
610 Core_2
615 Core_3
620 Core_4
625 クロック発生器
630 BGRおよび差動増幅器のブロック
635a 出力ダウン制御型電流ミラー部分
635b 出力ダウン制御型電流ミラー部分
635c 出力ダウン制御型電流ミラー部分
635d 出力ダウン制御型電流ミラー部分
700 細流電流を設定する方法の流れ図

Claims (19)

  1. 高電圧電源を含む微小電子回路内で動作する脆弱なデバイスを保護するシステムであって、
    回路の出力アップ、回路の出力ダウン、および低電圧電源がないときを検出し、検出した後で制御信号を生成するように構成された低電圧電源検出回路と、
    回路の出力アップ中、回路の出力ダウン中、および前記低電圧電源がないときの1つの場合に、前記低電圧電源検出回路から受け取った前記制御信号に応答してトリクル電流を提供して前記脆弱なデバイスの導電チャネルを維持するように構成された制御型電流ミラー・デバイスとを備える、システム。
  2. 前記低電圧電源検出回路は、低電圧電源の出力および前記高電圧電源の出力に電気的に接続するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記制御型電流ミラー・デバイスは、前記低電圧電源の前記出力、前記高電圧電源の前記出力、および前記脆弱なデバイスに電気的に接続し、前記低電圧電源検出回路に電気的に接続するように構成される、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記脆弱なデバイスに電気的に接続し、前記制御型電流ミラー・デバイスに電気的に接続するように構成された基準電流生成器をさらに備え、前記基準電流生成器はさらに、通常の回路動作中に前記脆弱なデバイスに基準電流を提供するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記制御型電流ミラー・デバイスはさらに、前記基準電流を受け取り、前記低電圧電源検出回路から受け取った前記制御信号に応答して前記脆弱なデバイスに前記基準電流および前記トリクル電流の1つを選択的に提供するように構成される、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記脆弱なデバイスの前記導電チャネルを維持するために提供される前記トリクル電流は、0.1μA〜10μAの範囲である、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記脆弱なデバイスは、薄いゲート誘電体のデバイス、短チャネル・デバイス、または狭幅デバイスを含む、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記導電チャネルは、前記脆弱なデバイスのゲートの両端間の電圧が許容制限よりも大きくなることを防ぐ、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記高電圧電源は1.3V以上の電圧を生成し、前記低電圧電源は1.3V未満の電圧を生成する、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記制御型電流ミラー・デバイスは、ミラー電流デバイスおよびトリクル電流デバイスを備える、請求項1に記載のシステム。
  11. 高電圧電源を含む微小電子回路内で動作する脆弱なデバイスを保護する方法であって、
    回路の出力アップ、回路の出力ダウン、および低電圧電源がないときを検出し、検出した後で制御信号を生成するように構成された低電圧電源検出回路を提供するステップと、
    回路の出力アップ中、回路の出力ダウン中、および前記低電圧電源がないときの1つの場合に、前記低電圧電源検出回路から受け取った前記制御信号に応答してトリクル電流を提供して前記脆弱なデバイスの導電チャネルを維持するように構成された制御型電流ミラー・デバイスを提供するステップとを含む、方法。
  12. 前記低電圧電源検出回路は、低電圧電源の出力および前記高電圧電源の出力に電気的に接続するように構成される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記制御型電流ミラー・デバイスは、前記低電圧電源の前記出力、前記高電圧電源の前記出力、および前記脆弱なデバイスに電気的に接続し、前記低電圧電源検出回路に電気的に接続するように構成される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記脆弱なデバイスに電気的に接続し、前記制御型電流ミラー・デバイスに電気的に接続するように構成された基準電流生成器を提供するステップをさらに含み、前記基準電流生成器はさらに、通常の回路動作中に前記脆弱なデバイスに基準電流を提供するように構成される、請求項11に記載の方法。
  15. 前記制御型電流ミラー・デバイスはさらに、前記基準電流を受け取り、前記低電圧電源検出回路から受け取った前記制御信号に応答して前記脆弱なデバイスに前記基準電流および前記トリクル電流の1つを選択的に提供するように構成される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記脆弱なデバイスの前記チャネルを維持するために提供される前記トリクル電流は、0.1μA〜10μAの範囲である、請求項11に記載の方法。
  17. 前記脆弱なデバイスは、薄いゲート誘電体のデバイス、短チャネル・デバイス、または狭幅デバイスを含む、請求項11に記載の方法。
  18. 脆弱なデバイスを保護するシステムを含む高速微小電子回路システムであって、前記脆弱なデバイスを保護するシステムは、
    低電圧電源の出力および高電圧電源の出力に電気的に接続する低電圧電源検出回路を備え、前記低電圧電源検出回路は、回路の出力アップ、回路の出力ダウン、および前記低電圧電源がないときの1つを検出し、検出した後で制御信号を生成するように構成され、
    前記脆弱なデバイスを保護するシステムはさらに、前記低電圧電源の前記出力、前記高電圧電源の前記出力、前記脆弱なデバイス、および前記低電圧電源検出回路に電気的に接続する制御型電流ミラー・デバイスを備え、前記制御型電流ミラー・デバイスは、回路の出力アップ中、回路の出力ダウン中、および前記低電圧電源がないときの1つの場合に、前記低電圧電源検出回路から受け取った前記制御信号に応答してトリクル電流を提供して前記脆弱な各デバイスの導電チャネルを維持する、高速微小電子回路システム。
  19. 脆弱なデバイスに対してトリクル電流を設定する方法であって、
    (a)前記脆弱なデバイスを識別するステップと、
    (b)前記脆弱なデバイスの出力をダウンさせるか、あるいは前記脆弱なデバイスをスタンバイ・モードにするステップと、
    (c)前記トリクル電流を実質的にゼロ・アンペアに設定するステップと、
    (d)前記脆弱なデバイスのゲート−ソース電圧(Vgs)、ドレイン−ソース電圧(Vds)、およびゲート−ドレイン電圧(Vgd)を測定して、Vgs、Vds、およびVgdのいずれかが許容制限よりも大きいかどうかを判定するステップと、
    (e)Vgs、Vds、およびVgdのいずれかが前記許容制限よりも大きい場合、前記トリクル電流を徐々に増加させるステップと、
    (f)Vgs、Vds、およびVgdが前記許容制限未満になるまでステップ(d)および(e)を繰り返すステップとを含む、方法。
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