JP5078296B2 - 写真測量装置及び写真測量システム - Google Patents
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Description
測定対象周辺に配置した複数の基準点を含む空間を撮影する複数の前記撮影装置の撮影動作を制御する撮影制御部と、
前記撮影制御部の動作により前記複数の撮影装置で撮影された撮影画像を用いて、それぞれの撮影装置に対応する測定画像を作成する測定画像作成部と、
前記測定画像からそれぞれの撮影装置に対応する測定画像に共通する基準点の対応点座標を抽出する基準点抽出部と、
前記測定画像からそれぞれの撮影装置に対応する測定画像に共通する測定対象について特定された特徴点の特徴点座標と当該特徴点について他の測定画像上で対応づけられた対応点の対応点座標を抽出する対応点抽出部と、
前記特徴点座標と対応点座標から前記対応点の三次元的な位置情報を求め、前記対応点の位置情報に基づいて、前記測定対象の三次元形状を求める形状測定部と、
前記形状測定部によって求められた対応点の三次元位置と前記測定対象の設計データによって決定されている前記測定対象の基準位置との誤差補正を行い、前記測定対象の三次元位置を補正する位置補正部とを備えることを特徴とする、写真測量装置を提供する。
測定対象周辺に配置した複数の基準点を含む空間を撮影する複数の前記撮影装置の撮影動作を制御する撮影制御部と、
前記撮影制御部の動作により前記複数の撮影装置で撮影された撮影画像を用いて、それぞれの撮影装置に対応する測定画像を作成する測定画像作成部と、
前記測定画像からそれぞれの撮影装置に対応する測定画像に共通する基準点の対応点座標を抽出する基準点抽出部と、
前記測定画像からそれぞれの撮影装置に対応する測定画像に共通する測定対象の共通の対応点座標を抽出する対応点抽出部と、
前記対応点座標から前記対応点の三次元的な位置情報を求め、前記対応点の位置情報に基づいて、前記測定対象の三次元形状を求める形状測定部と、
前記形状測定部によって求められた基準点の三次元位置と前記設計データによって決定されている前記測定対象の基準位置との誤差補正を行い、前記測定対象の三次元位置を補正する位置補正部と、
前記位置補正部により補正された三次元形状と前記設計データを比較することによって、前記測定対象の変形箇所の位置と変形量とを算出する変形量算出部とを備えることを特徴とする、写真測量装置を提供する。
前記差分処理部により差分処理された部分の輝度差が閾値以内のもののみを用いて、新たな写真画像に編集する画像編集部を備え、
前記それぞれの撮影装置ごとに前記画像編集部によって編集された写真画像を測定画像とすることを特徴とする、第5態様の写真測量装置を提供する。
前記対応点設定部により対応づけられた点の真偽を判定する誤対応点抽出部とを備え、 前記誤対応点抽出部は、1つの測定対象について特定された特徴点について対応づけられた対応点から得られる三次元座標と、予め用意された測定対象の三次元形状のデータを比較し、前記対応点から得られる三次元座標が、測定対象の三次元形状の近傍にない対応点を誤りであると判定することを特徴とする、第1から第9態様のいずれか1つの写真測量装置を提供する。
前記対応点設定部により対応づけられた点の真偽を判定する誤対応点抽出部とを備え、
前記対応点設定部は、任意の1の測定画像に設定する特徴点を任意に特定された配置となるように設定し、前記設定された特徴点に対応するように他の測定画像上に対応点を設定し、
前記誤対応点抽出部は、対象となる前記対応点の周囲に配置された対応点の配置が、前記特徴点において特定された配置と比較して閾値を越える変化を有するときは、当該対象となる対応点が誤対応点であると判断することを特徴とする、第1から第9態様のいずれかの写真測量装置を提供する。
前記基準点ユニットは、前記ターゲットを前記撮影装置により撮影される測定対象のX、Y、Z軸の各成分別に、測定対象の最大距離の半分以上の距離を置いて配置されることを特徴とする、写真測量システムを提供する。
前記ターゲットは、発光部を備え、前記写真測量装置は前記発光部からの光を前記基準点して前記撮影装置により撮影することを特徴とする、写真測量システムを提供する。
準備作業においては、まず、使用する複数台のカメラの内部標定を行う(#10)。次いで、内部評定されたカメラを図2のカメラ固定ユニット4に固定する(#11)。そして、レトロターゲット40を基準点ユニット5に図3に示すように配置する(#12)。この基準点の物理的な相対位置関係は、配置された基準点に対して測量機器を利用して測定される(#13)。
次いで、レトロターゲット40をそれぞれのカメラで撮影し(#15)、当該撮影された画像からレトロターゲット40上の基準点41の各撮影画像上での座標値を入力する(#16)。この処理は制御演算部33の基準点指定部33aによって司られる。この基準点座標の座標値の入力は、例えば、入出力装置8を用いて、マウスなどの手段により撮影画像上の各レトロターゲット40上の基準点座標近傍を手動で選択することにより行うことができる。基準点座標の検出は、入力された座標の近傍領域において、最も明るい部分の座標を検出することによって行われる。抽出された領域は円形となり、その画像重心を求めることにより、基準点座標を自動的に検出することができる。
カメラ撮影位置の算出(#18)は、先に計測された基準点の三次元座標を拘束条件として、公知の方法により行うことができる。たとえば、バンドル法、フリーネット法等で三次元座標を拘束条件として利用することで、カメラの撮影位置の計算精度を上げることができる。なお、本実施形態にかかる取鍋用写真測量システム1においては、取鍋の内面を計測するために2台のカメラの位置は近づけて固定する必要があり、カメラ間の距離が短くなる。よって、例えば、「秋本 圭一:情報化施工のためのデジタル画像計測法に関する研究,京都大学博士論文,March,2002」などに開示されている解法を用いて、カメラの撮影位置の算出を行うことにより計算精度を上げることができる。算出されたカメラ撮影位置の情報は、記憶部34に記憶される(#19)。
図1に示されるようにカメラ固定ユニット4及び基準点ユニット5等が設置されている測定領域に、計測対象である取鍋6を移動させる。取鍋6は、クレーンによりその取鍋軸部を軸受の備わった軸受台7に搭載され、かつ開口部分がカメラ固定ユニット4の方向を向くように傾けて配置される(#21)。取鍋6は、軸受台7の上に取鍋軸部を軸受部に載置するように配置するため、概ね同じ位置に配置されることになるが、完全に同じ位置及び同じ向きに取鍋6を配置することは実質的に不可能である。
2台のカメラ21,22により撮影された撮影画像は、一時的に記憶部34に記憶される。画像作成部33bは、記憶部34に記憶された撮影画像を用いて、それぞれのカメラ21,22のそれぞれについて測定画像を作成する(#23)。
測定画像の作成は、図5の画像作成部33bにより行われる。画像作成部33bは、例えば、それぞれのカメラ21,22において連続的に撮影された撮影画像のうち、同じタイミングで撮影された1組の写真画像を測定画像として選択する。このとき、最も輝度が高く、測定対象である取鍋6のコントラストが高い写真画像を測定画像として選択することが好ましい。
なお、対象物である取鍋6は高温であるため、カメラとの間に大気の揺らぎが存在する場合がある。よって、撮影された撮影画像は、その影響を受けることとなる。大気の揺らぎの影響は、写真測量では深刻な問題となる。通常は写真測量の原理によれば、大気の揺らぎがない場合は、カメラのレンズ中心と撮影された画像の一点を結んだ線上に撮影された物体が存在する。しかし、大気の揺らぎがある場合は、光の屈折によりこの原理が成り立たないため、正確な計測をすることが困難になる。そこでこの問題を解決するために画像作成部33bは、測定画像の作成処理において、以下の処理を行うようにしてもよい。
1組の測定画像が得られたら続いて測定対象の取鍋の形状計測を行う(#24)。形状測定は図11に示す手順により行われる。これらの一連の処理は、制御演算部33の対応点演算部33c及び形状測定部33dが処理を司る。
上記処理において、問題となるのは、画像認識によって1枚の測定画像から特徴点を選ぶ処理と測定画像間での対応点の取得する場合の処理手法である。もちろん、測定画像から取鍋部分の領域のみを手動で抽出し、その領域を保存しておき、次回以降の撮影ではその領域を入力することにより、取鍋部分の特徴領域を抽出するようにしてもよい。しかし、本実施形態においては、対応点演算部33c以下の処理により、これらの処理を自動的に行う。
続いて対応点演算部33cは、1の測定画像において抽出された特徴点121が示す測定対象の同一箇所を、他の測定画像上において対応付ける(#242)。カメラの撮影位置が前述によって既知であり、さらに一枚の測定画像230において特徴点121が得られたので、抽出された特徴点121に対応するエピポーラ線122を他の画像240上に引くことができる。図12Bは他のカメラ22における撮影画像240の例を示す。図12Aの特徴点121に対応して、公知の方法により図12Bにエピポーラ線122を示すことができる。このエピポーラ線122上のいずれかの点に特徴点121と同一場所である点が存在することがいえるため、特徴点121を中心とする小領域の画像とエピポーラ線122上より抽出された小領域の画像の正規化相関をとることにより、対応点を抽出することができる。
しかし、前記の方法で対応付けられた点は、測定対象の同じ場所に対応付けられるとは限らない場合がある。誤って対応付けられた点を誤対応点と呼ぶが、この誤対応点を削除する必要がある。従来は、この誤対応点の削除は複数の画像を同時に表示し、対応点の位置を目視において確認しながら削除していた。しかしこの方法では時間と労力の両方がかかることになる。そこで、誤対応点の削除を以下に示す処理により自動的に処理する(#243)。
まず、取鍋6のように幾何学形状で表せるような対象物であれば、予め、その対象物の特徴となるプロフィールを設定することができる。ここでいうプロフィールとは、図13Aに示すように、取鍋6の正面図を例にとると、開口側の楕円形状を示す短径141、長径142、その中心座標145と底面の短径143、長径144、その中心座標145に関する情報である。また、図13Bに示す取鍋6の側面図を例にとると開口側と底面との長さ151及び開口の深さ151aを示す情報である。これらの値は取鍋の製造時に設計データとして取得することができる。これにより、取鍋の製造時(設計時)の三次元形状を表すことができる。
次に、誤対応点を削除する処理の別実施形態について説明する。図15は1のカメラ21によって撮影された測定画像の表示例である。この測定画像を上述のように特徴領域を特定し、当該特徴領域上に特徴点を格子状に抽出する。図15の特徴点301〜305は、格子状に抽出された特徴点の1行分を示している。この特徴点に対して上述したエピポーラ線122を用いた方法により、他の測定画像上で対応点を計算する。
また同様に特徴点が等間隔に並んでいることを考慮すると前後の対応点座標もほぼ等間隔に並んでいると考えられるので、隣り合う対応点324、323が結ぶ線分330の長さと反対側に隣り合う対応点324、325が結ぶ線分331の長さの和がある閾値を超えた場合、誤った対応点であると判断する。この閾値は、測定対象の形状によって決まるものである。このため、事前の実験により、最適な閾値を手動で設定しておくことが望ましい。
さらに前述の角度αの閾値以下の値または距離が閾値以上の値をとった場合も誤った対応点としてもよい。
前記の方法により、複数の画像に対して、取鍋領域の対応点が自動的に抽出されると三角測量の原理により三次元座標を抽出することができる。形状測定部33dは、取鍋の三次元形状を自動的に演算する(#24)。
演算された三次元座標は、誤りの三次元座標を抽出する作業を行い、これを削除する処理を行う(#245)。図17は上記処理により計算された測定対象の三次元座標の一部を示している。取鍋6のように内面形状が滑らかに変化する対象物である場合、三次元座標311〜315は滑らかに変化するはずである。しかし、図17の三次元座標313においては、急激な変化がある。このような三次元座標は、先に行われた誤対応点の削除の処理(#243)において削除されずに残存した誤対応点の結果として計算されたものである。
x=RX+T ---(1)
ここで、xは設計データの三次元座標ベクトル、Rは3×3の回転行列、Xは三次元形状データの三次元座標ベクトル、Tは平行移動量をあらわす併進ベクトルである。
x=MX+ΔT ---(2)
ここで、xは設計データの三次元座標ベクトル、Mは3×3の回転行列、Xは変換後の三次元形状データの三次元座標ベクトル、Tは平行移動量をあらわす併進ベクトルである。
T=(Δx、Δy、Δz)
であらわされる。(2)式を用いることにより、三次元形状データを設計データに重ね合わせることができるようになる。
2,21,22 カメラ
3 制御ユニット
4 カメラ固定ユニット
5 基準点ユニット
6 取鍋
7 軸受台
31 レリース部
32 インターフェース部
33 制御演算部
33a 基準点指定部
33b 画像作成部
33c 対応点演算部
33d 形状測定部
34 記憶部
35 システムプログラム記憶部
40,40a,40b,40c レトロターゲット
41 基準点
210、220 撮影画像
230,240 測定画像
Claims (18)
- 撮影装置によって異なる複数の位置から測定対象を撮影した画像を用いて前記測定対象の三次元形状を測量する写真測量装置であって、
前記測定対象周辺に配置した複数の基準点を含む空間を撮影する複数の前記撮影装置の撮影動作を制御する撮影制御部と、
前記撮影制御部の動作により前記複数の撮影装置で撮影された撮影画像を用いて、それぞれの撮影装置に対応する測定画像を作成する測定画像作成部と、
前記測定画像からそれぞれの撮影装置に対応する測定画像に共通する基準点の対応点座標を抽出する基準点抽出部と、
前記測定画像から抽出した前記基準点の前記対応点座標に基づいて前記複数の撮影装置の相対位置を算出する撮影装置相対位置算出部と、
前記測定画像からそれぞれの撮影装置に対応する測定画像に共通する測定対象について特定された特徴点の特徴点座標と当該特徴点について他の測定画像上で対応づけられた対応点の対応点座標を抽出する対応点抽出部と、
前記特徴点座標と対応点座標から前記対応点の三次元的な位置情報を求め、前記対応点の位置情報に基づいて、前記測定対象の三次元形状を求める形状測定部と、
前記形状測定部によって求められた前記測定対象の三次元形状を、3点以上の前記基準点を合わせるように前記測定対象の設計データの座標系に変換し、前記変換された三次元形状の測定対象の位置を前記設計データの位置に合わせるように誤差補正を行い、前記測定対象の三次元位置を補正する位置補正部とを備えることを特徴とする、写真測量装置。 - 撮影装置によって異なる複数の位置から測定対象を撮影した画像を用いて前記測定対象の三次元形状を測量し、記憶部に記憶されている前記測定対象の設計データと前記測定対象の三次元形状とを比較して、前記測定対象と前記設計データとの形状の差を演算する写真測量装置であって、
前記測定対象周辺に配置した複数の基準点を含む空間を撮影する複数の前記撮影装置の撮影動作を制御する撮影制御部と、
前記撮影制御部の動作により前記複数の撮影装置で撮影された撮影画像を用いて、それぞれの撮影装置に対応する測定画像を作成する測定画像作成部と、
前記測定画像からそれぞれの撮影装置に対応する測定画像に共通する基準点の対応点座標を抽出する基準点抽出部と、
前記測定画像から抽出した前記基準点の前記対応点座標に基づいて前記複数の撮影装置の相対位置を算出する撮影装置相対位置算出部と、
前記測定画像からそれぞれの撮影装置に対応する測定画像に共通する前記測定対象の共通の対応点座標を抽出する対応点抽出部と、
前記対応点座標から前記対応点の三次元的な位置情報を求め、前記対応点の位置情報に基づいて、前記測定対象の三次元形状を求める形状測定部と、
前記形状測定部によって求められた前記測定対象の三次元形状を、3点以上の前記基準点を合わせるように前記測定対象の設計データの座標系に変換し、前記変換された三次元形状の測定対象の位置を前記設計データの位置に合わせるように誤差補正を行い、前記測定対象の三次元位置を補正する位置補正部と、
前記位置補正部により補正された三次元形状と前記設計データを比較することによって、前記測定対象の変形箇所の位置と変形量とを算出する変形量算出部とを備えることを特徴とする、写真測量装置。 - 前記撮影制御部は、前記複数の撮影装置を1つのトリガ信号によって同時に撮影制御することを特徴とする、請求項1又は2記載の写真測量装置。
- 前記撮影制御部は、前記トリガ信号を間欠的に複数回発生させ、前記複数の撮影装置によって連続的に撮影が行われるように撮影制御することを特徴とする、請求項3に記載の写真測量装置。
- 前記測定画像作成部は、任意の複数の写真画像を抽出する手段が全ての撮影装置において撮影時刻が同じ1組の撮影画像を選択し、当該撮影画像を測定画像とするように構成されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1つに記載の写真測量装置。
- 前記測定画像作成部は、個々の撮影装置において前記連続的に撮影された複数の撮影画像について、前記複数の撮影画像を微細領域に分割して撮影画像上の任意の輝度が同一の部分に相当する微細領域の輝度の差分処理を行う差分処理部と、
前記差分処理部により差分処理された部分の輝度差が閾値以内のもののみを用いて、新たな写真画像に編集する画像編集部を備え、
前記それぞれの撮影装置ごとに前記画像編集部によって編集された写真画像を測定画像とすることを特徴とする、請求項4に記載の写真測量装置。 - 前記基準点抽出部は、先の測量時に用いられた測定画像において抽出された基準点座標である事前基準点座標の近傍の範囲を走査し、前記測定画像から基準点座標を抽出することを特徴とする、請求項1から6のいずれか1つに記載の写真測量装置。
- 前記対応点抽出部は、先の測量時に用いられた測定画像において抽出された対応点座標である前記事前対応点座標の近傍の範囲を走査し、前記測定画像から対応点座標を抽出することを特徴とする、請求項1から6のいずれか1つに記載の写真測量装置。
- 前記形状測定部によって得られた三次元座標を前記設計データと比較し、前記設計データにより特定される三次元形状から所定距離以上離れた点として求められた三次元座標を除いて、前記測定対象の三次元形状を特定することを特徴とする、請求項2に記載の写真測量装置。
- 対応点抽出部は、複数の測定画像について、前記測定対象の同じ場所を画像相関により対応付ける対応点設定部と、
前記対応点設定部により対応づけられた点の真偽を判定する誤対応点抽出部とを備え、
前記誤対応点抽出部は、1つの測定対象について特定された特徴点について対応づけられた対応点から得られる三次元座標と、予め用意された前記測定対象の三次元形状のデータを比較し、前記対応点から得られる三次元座標が、前記測定対象の三次元形状の近傍にない対応点を誤りであると判定することを特徴とする、請求項1から9のいずれか1つに記載の写真測量装置。 - 前記測定対象の前記三次元形状のデータは、前記測定対象の設計データであることを特徴とする、請求項10に記載の写真測量装置。
- 前記測定対象の前記三次元幾何形状のデータは、前記測定対象について、先の測量時に測量された三次元計測データであることを特徴とする、請求項10に記載の写真測量装置。
- 対応点抽出部は、複数の測定画像について、前記測定対象の同じ場所を画像相関により対応付ける対応点設定部と、
前記対応点設定部により対応づけられた点の真偽を判定する誤対応点抽出部とを備え、
前記対応点設定部は、任意の1の測定画像に設定する特徴点を任意に特定された配置となるように設定し、前記設定された特徴点に対応するように他の測定画像上に対応点を設定し、
前記誤対応点抽出部は、対象となる前記対応点の周囲に配置された対応点の配置が、前記特徴点において特定された配置と比較して閾値を越える変化を有するときは、当該対象となる対応点が誤対応点であると判断することを特徴とする、請求項1から9のいずれか1つに記載の写真測量装置。 - 前記対応点設定部は、前記任意の1の測定画像に設定する特徴点を格子状配置となるように設定することを特徴とする、請求項13に記載の写真測量装置。
- 前記誤対応点抽出部は、前記対象となる対応点に隣接する1つの対応点を結ぶ直線と、前記対象となる前記隣接する対応点の反対側に隣接する対応点とを結ぶ直線とがなす角度が、閾値を越える場合に、前記対象となる対応点が誤対応点であると判断する、請求項13又は14に記載の写真測量装置。
- 前記誤対応点抽出部は、前記対象となる対応点に隣接する対応点を結ぶ直線Aと、前記対象となる前記隣接する対応点の反対側に隣接する対応点とを結ぶ直線Bとの長さの和が、閾値を越える場合に、前記対象となる対応点が誤対応点であると判断する、請求項13又は14に記載の写真測量装置。
- 請求項1から16のいずれか1つに記載の写真測量装置と、
前記測定対象の近傍に配置され前記基準点として機能するターゲットを複数固定する基準点ユニットと、
前記複数の撮影装置を前記基準点ユニットと前記測定対象が撮影できるような位置に固定可能に構成されたカメラ固定ユニットと、
を備えた写真測量システムであって、
前記基準点ユニットは、前記ターゲットを前記撮影装置により撮影される測定対象のX、Y、Z軸の各成分別に、測定対象の最大距離の半分以上の距離を置いて配置されること
を特徴とする、写真測量システム。 - 請求項1から16のいずれか1つに記載の写真測量装置と、
前記測定対象の近傍に配置され前記基準点として機能するターゲットを複数固定する基準点ユニットと、
前記複数の撮影装置を前記基準点ユニットと前記測定対象が撮影できるような位置に固定可能に構成されたカメラ固定ユニットと、
を備えた写真測量システムであって、
前記ターゲットは、発光部を備え、前記写真測量装置は前記発光部からの光を前記基準点して前記撮影装置により撮影することを特徴とする、写真測量システム。
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