JP5077931B2 - 包装充填装置及び包装充填方法 - Google Patents
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Description
例えば、牛乳であれば、生乳が多くの微生物が混入しており、この微生物にとって生乳は絶好の繁殖源であり、その繁殖を抑制する為に殺菌処理し、冷却、冷蔵することが必要である。
上記牛乳殺菌法は、厚生省「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」で「摂氏62度から摂氏65度までの間30分間加熱殺菌するか、または、これと同等以上の殺菌効果を有する方法で加熱殺菌すること。」が定められている。殺菌方法として、低温保持殺菌法、HTST殺菌法、UHT加熱殺菌法等の方法がある。
また、殺菌済みウェブ状包装紙積層材料を筒状に成形して縦シールし、この筒状包装材料内に殺菌済み液体食品を充填して液面下で横シールし、成形フラップを折り畳んで矩形容器に最終成形する包装充填がある。この包装充填では、フラップを折り畳んで成形するので、折り畳み箇所で紙積層材料に伸び/圧縮ストレスが発生し、割れ、微小なクラック、ピンホールが現れることが考えられ、このピンホールなどから細菌が侵入する恐れがある。
また、包装容器全体を殺菌(加熱などの処理)することによって、内容物製品がタンパク質変性、精油、香料などの変質などが生じる恐れがあるが、これらの悪影響を最小限に押さえることができる包装充填装置及び方法を提供する。
シールされた包装容器全体を外側から、所定温度及び所定時間加熱して、シールされた包装容器又はシールされ集積された包装容器の予期されないシールの不良、包装積層材料の割れを殺菌する手段を有することを特徴とする。
シールされた包装容器を、包装容器全体を外側から、所定温度及び所定時間加熱して、シールされた包装容器又はシールされ集積された包装容器の予期されないシールの不良、包装積層材料の割れを殺菌する、ことを特徴とする。
この発明の包装充填装置は、少なくともプラスチック最外層、紙基材層及びシーラント最内層を含む積層材料から成形され、流動性食品が充填されてシールされた包装容器を製造する。
積層材料のプラスチック最外層は、防水、防湿、保護層の働きを果たし、紙基材層は、容器に機械的強度を付与する支持材であり、シーラント最内層は、内容物製品を直接接触すると共に、包装材料から容器に成形するための接着性を付与する層である。
上記積層材料からなる包装容器は、流動性食品を充填し包装する最低限の機能を奏する。
所定温度及び所定時間に関して、包装容器を加熱する温度及び時間は、包装容器を目的に適うように殺菌することができる温度及び時間である。
非加熱/加熱済みなど内容物製品の種類、アルミ箔の有無など包装材料の種類、レンガ型、屋根型など包装容器の形状や成形態様、滅菌/加熱殺菌(パスチャライゼーション)などに応じて、適宜選択変更することができる。
この態様の包装充填において、容器のシール部分及びフラップの折り畳み部分のみならず、シールされた包装容器の全体が殺菌される。
結果として、予期されないシール不良、包装材料の割れなどを殺菌し、細菌が侵入することを予防する若しくは低減することができる。
また、スープ、ソースなどの流動食品内容物に含まれるタンパク質の変性、味の変質などの悪影響を最小限に押さえることができる。
この態様の包装充填においても、容器のシール部分及びフラップの折り畳み部分のみならず、シールされた包装容器の全体が殺菌される。
結果として、予期されないシール不良、包装材料の割れなどを殺菌し、細菌が侵入することを予防する若しくは低減することができる。
また、豆乳、果汁、牛乳などの流動食品内容物に含まれるビタミン類の減少、牛乳のホエータンパク質(生理活性物質(免疫グロブリン、ラクトフェリン、オピオイドペプチド等)を含む)の変性、味成分の変質などの悪影響を最小限に押さえることができる。
若しくは、シールされた包装容器を72〜85℃の雰囲気で15秒〜20秒間加熱する。
これら態様の包装充填においても、容器のシール部分及びフラップの折り畳み部分のみならず、シールされた包装容器の全体が殺菌され、結果として、予期されないシール不良、包装材料の割れなどを殺菌し、細菌が侵入することを予防する若しくは低減することができる。
積層材料が、少なくともプラスチック最外層、紙基材層及びシーラント層を含むので、高温で容器のシール部分、フラップの折り畳み部分を含む容器の全体が殺菌され、内部に熱が伝熱する際に、特に紙基材層が断熱効果を発揮して、高温であっても内容物に悪影響を及ぼさない。
水、スチーム、ミストでは、比熱の高い水を用いるので、効率よく加熱することができる。また、ホットエアーでは、乾燥した雰囲気下で加熱・殺菌することができる。
図1は、この発明に使用することができる包装充填装置を示す概略斜視図である。
上記の積層材料に加えて、接着性樹脂層、金属蒸着層、無機酸化物蒸着層などを積層することもできる。
帯状包装積層材料1の縁部にシーリングテープ2を接着する際、帯状包装積層材料とシーリングテープ2とを挟んで、一方側に、プレッシャローラを回転自在に配設して圧し、他方に、プレッシャローラによる圧力を受け、それに対向し、押さえ支持するようにカウンタローラを回転自在に配設する。
縦シール装置8では、予熱装置で縦シール部分が予熱され、プレッシャローラ及びカウンタローラが包装積層材料及びシーリングテープを挟んだ状態で押圧され、縦シール部の合せ面がシールされる。
内容物製品の種類、アルミ箔の有無など包装材料の種類、レンガ型、屋根型など包装容器の形状や成形態様、滅菌/加熱殺菌(パスチャライゼーション)などに応じて、適宜選択変更することができる。
この態様において、容器のシール部分及びフラップの折り畳み部分を含む包装容器の全体が殺菌される。
結果として、シール不良、包装材料の割れなどを殺菌し、細菌が侵入することを予防する若しくは低減することができる。
また、スープ、ソースなどの流動食品内容物に含まれるタンパク質の変性、味の変質などの悪影響を最小限に押さえることができる。
4 ・・・殺菌槽
6 ・・・上部成形リング
8 ・・・縦シール装置
9 ・・・筒状包装積層材料
14・・・包装容器
30・・・殺菌手段(熱水槽)
40・・・無菌室
Claims (8)
- 無菌室で、殺菌済みウェブ状包装積層材料を筒状に成形して縦シールし、該筒状包装積層材料内に殺菌済み液体食品を充填して横シールする包装充填装置において、
少なくともプラスチック最外層、紙基材層及びシーラント層を含む該包装積層材料から成形され、該流動性食品が充填されてシールされた包装容器を製造する包装充填装置であって、
シールされた該包装容器全体を外側から、所定温度及び所定時間加熱して、シールされた該包装容器又はシールされ集積された該包装容器の予期されない該シールの不良、該包装積層材料の割れを殺菌する手段を有する、
ことを特徴とする包装充填装置。 - シールされた該包装容器を浸漬させ88〜92℃の雰囲気で30分〜60分間加熱する殺菌手段が熱水槽である、請求項1記載の包装充填装置。
- 殺菌手段が、シールされた該包装容器を62〜66℃の雰囲気で30分〜40分間加熱する、請求項1記載の包装充填装置。
- 殺菌手段が、シールされた該包装容器を130〜135℃の雰囲気で2秒〜4秒間加熱する、請求項1記載の包装充填装置。
- 殺菌手段が、シールされた該包装容器を72〜85℃の雰囲気で15秒〜20秒間加熱する、請求項1記載の包装充填装置。
- 殺菌手段による加熱が、スチーム、ミスト、又はホットエアー、若しくはそれらの組合せである、請求項1記載の包装充填装置。
- 無菌室で、殺菌済みウェブ状包装積層材料を筒状に成形して縦シールし、該筒状包装積層材料内に殺菌済み液体食品を充填して横シールする包装充填方法において、
少なくともプラスチック最外層、紙基材層及びシーラント層を含む該包装積層材料から成形され、該流動性食品が充填されてシールされた包装容器を製造する包装充填方法であって、
シールされた該包装容器全体を外側から、所定温度及び所定時間加熱して、シールされた該包装容器又はシールされ集積された該包装容器の予期されない該シールの不良、該包装積層材料の割れを殺菌する、
ことを特徴とする包装充填方法。 - シールされた該包装容器を、88〜92℃の雰囲気で30分〜60分間熱水槽中で、62〜66℃の雰囲気で30分〜40分間、130〜135℃の雰囲気で2秒〜4秒間、又は72〜85℃の雰囲気で15秒〜20秒間、スチーム、ミスト、又はホットエアー、若しくはそれらの組合せで、加熱して殺菌する、請求項7記載の包装充填方法。
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