JP5077683B2 - 車両の駆動制御装置 - Google Patents
車両の駆動制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5077683B2 JP5077683B2 JP2008077937A JP2008077937A JP5077683B2 JP 5077683 B2 JP5077683 B2 JP 5077683B2 JP 2008077937 A JP2008077937 A JP 2008077937A JP 2008077937 A JP2008077937 A JP 2008077937A JP 5077683 B2 JP5077683 B2 JP 5077683B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- differential pressure
- cvt
- piston differential
- piston
- torque
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
ベルト式では、外部回転体は円錐型シーブであり、中間伝動部材はベルトである。また、トロイダル式では、外部回転体は一対のディスクであり、中間伝動部材はローラである。
フルトロイダル式のCVTとして、特許文献1のCVTが提案されている。
通例、油圧機構の動特性は、ハードウェアによりチューニングされるが精度が良くない。したがって、エンジントルクの動特性がピストン差圧の動特性よりも常に速いとは限らない。
具体的には、上記動特性調整部は、ピストン差圧の動特性がエンジントルクの動特性よりも遅くなるように、ピストン差圧の動特性を調整する機能を有しているので、駆動制御の過渡的な動作中において、エンジンから駆動輪へのパワーフローを正フローに維持することが可能となる。これにより、いわゆるNMP(アクセル踏み込み時の車輪回転速度のアンダーシュート)の発生を抑制することができる。
図1は本発明の一実施の形態の車両の駆動制御装置が適用されたドライブトレーン1の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、ドライブトレーン1は、エンジン2の出力軸3にトルクコンバータ4を介して連結されたフルトロイダル型無段変速機からなるCVT5(以下、CVT5という)を備えている。CVT5は、CVT入力軸6とCVT出力軸7とを備えている。
CVT出力軸7は中空状に形成され、このCVT出力軸7内にCVT入力軸6が挿通されている。CVT入力軸6には、一対の入力部材としての入力ディスク13,14が一体回転可能に設けられている。これらの入力ディスク13,14は、背中合わせに配置され、それぞれ、トロイダルレースを形成している。
入力ディスク13と出力ディスク15のトロイダルレース間には、両ディスク13,15間にトルクを伝達するためのローラ17が配置され、同様に、入力ディスク14と出力ディスク16のトロイダルレース間には、両ディスク14,16間にトルクを伝達するためのローラ18が配置されている。入力ディスク13からローラ17を介して出力ディスク15にトルクが伝達されるとともに、入力ディスク14からローラ18を介して出力ディスク16にトルクが伝達される。
各ローラ17は、図2Aに示すように、キャリッジ19により支持されている。キャリッジ19の軸線は、ローラ17の回転軸線と直交する方向に延び、且つ所定のキャスタ角βをなしている。
一方、油圧シリンダ21の第1の油室22には、第1の油圧ポンプ27から油圧が、第1の流量制御弁28によって制御されて供給されるようになっている。また、油圧シリンダ21の第2の油室23には、第2の油圧ポンプ29からの油圧が、第2の流量制御弁30によって制御されて供給されるようになっている。第1および第2の流量制御弁28,30に代えて、圧力制御弁を用いることもできる。
また、第2の油圧ポンプ29から、当該第2の油圧ポンプ29と第2の流量制御弁30とを結ぶ油路33の途中の分岐点33aおよび油路34を介して、第2の油室23に油圧が供給される。
CVT5およびエンジン2の動作を制御する制御部としてのECU(Electronic Control Unit :電磁制御ユニット)40が設けられている。
また、ECU40では、第1の圧力センサ46により検出された第1の油室22の油圧および第2の圧力センサ47により検出された第2の油室23の油圧を入力し、これらに基づいて、CVT5のバリエータ12の実際のピストン差圧pを演算する。
運転者要求変換部51では、アクセル操作量センサ41により検出されたアクセル操作量θおよび車速センサ42により検出された車速Vを入力し、これらに基づいて、エンジン2に最大効率を与えるための目標エンジン回転速度ωe,T を演算し、また、目標CVT入力トルクTCVT,T を演算する。
pD =KP ・TCVT,T /Ri (rCVT ) …(1)
ここで、Kp は幾何学的定数である。また、Ri (rCVT )は、変速比rCVT から求められる、入力ディスク13,14に対するローラ17,18の接触半径である。
pD,A =pD,C +KP (pD,C −p)+KI ∫(pD,C −p)dr …(3)
チューナ部54は、ピストン差圧の動特性がエンジントルクの動特性よりも遅くなるように、ピストン差圧の動特性を調整する機能を有している。具体的には、チューナ部54は、線形の制御器として、流量補償部とフィードバック補償部を備えている。
エンジン回転速度制御部57は、目標エンジン回転速度ωe,T および実際のエンジン回転速度ωe を入力し、目標エンジン回転速度ωe,T および実際のエンジン回転速度ωe に基づいて、エンジン回転速度をフィードバック制御する。
CVTトルク補償部58では、実際の変速比rCVT 、実際のピストン差圧pおよび補正エンジン回転速度ωe,ATを用い、下記の式(4)に基づいて、要求エンジントルクTe,D を演算する。Ie はエンジンイナーシャである。
CVTトルク補償部58から出力される要求エンジントルクTe,D に基づいて、燃料供給量調整機構48へ指令信号D3が出力され、エンジントルクが制御される。
本実施の形態によれば、ピストン差圧の動特性をエンジントルクの動特性に適合する理想的な動特性に調整することができる。しかも、ピストン差圧の動特性をソフトウェアで容易にチューニングすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことができる。
Claims (1)
- 入力部材と、出力部材と、入力部材および出力部材の間に油圧機構による所定のピストン差圧で付勢された中間伝動部材とを含み、変速比を無段階で変更することのできるトルク制御型の無段変速機(以下では、CVTともいう)と、
CVTの動作を制御する電子制御ユニット(以下では、ECUという)とを備え、
ECUは、目標CVT入力トルクおよび実際の変速比に基づいてピストン差圧を制御するピストン差圧制御部と、ピストン差圧制御部の出力する要求ピストン差圧を入力しピストン差圧の動特性がエンジントルクの動特性よりも遅くなるようにピストン差圧の動特性を調整する動特性調整部とを含み、
上記動特性調整部は、ピストン差圧をフィードバック制御する機能を有することを特徴とする車両の駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008077937A JP5077683B2 (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | 車両の駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008077937A JP5077683B2 (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | 車両の駆動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009228865A JP2009228865A (ja) | 2009-10-08 |
JP5077683B2 true JP5077683B2 (ja) | 2012-11-21 |
Family
ID=41244491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008077937A Expired - Fee Related JP5077683B2 (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | 車両の駆動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5077683B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5225563B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2013-07-03 | 株式会社ジェイテクト | 車両の駆動制御装置 |
JP4911338B2 (ja) * | 2005-10-26 | 2012-04-04 | 株式会社ジェイテクト | トロイダル型無段変速機 |
-
2008
- 2008-03-25 JP JP2008077937A patent/JP5077683B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009228865A (ja) | 2009-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7160220B2 (en) | Continuously variable transmission apparatus | |
JP4461219B2 (ja) | 連続可変変速機を制御する方法 | |
US8088036B2 (en) | Drive control device for vehicle | |
JP4378991B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP5077683B2 (ja) | 車両の駆動制御装置 | |
JP4967346B2 (ja) | トロイダル型無段変速機の制御装置 | |
JP5765188B2 (ja) | 車両用無段変速機の制御装置 | |
JP2010519482A (ja) | 無段変速機 | |
JP3505831B2 (ja) | 自動変速機の変速比制御装置 | |
WO1999008020A1 (fr) | Transmission a changement de vitesses continu et de type toroidal | |
JP5071724B2 (ja) | 車両の駆動制御装置 | |
JP4873235B2 (ja) | 車両の駆動制御装置 | |
JP4923999B2 (ja) | 変速制御装置 | |
JP2001107992A (ja) | 無段変速機のための発進クラッチ制御装置 | |
JP2007198509A (ja) | トロイダル型無段変速機の変速制御装置 | |
JP3750177B2 (ja) | トロイダル型無段変速機 | |
JP5225563B2 (ja) | 車両の駆動制御装置 | |
JP2012237370A (ja) | トロイダル式無段変速機 | |
JP2013007397A (ja) | 無段変速機 | |
JP4285195B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP4379065B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP5071704B2 (ja) | 車両の駆動制御装置 | |
JPH09229172A (ja) | 車両用無段変速機の制御装置 | |
JP4323404B2 (ja) | ベルト式無段変速機におけるライン圧制御装置 | |
JP2006009908A (ja) | トロイダル型無段変速機の変速制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110214 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110808 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120322 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120329 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120522 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120802 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120815 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5077683 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |