JP5077551B2 - スイッチ付きコネクタ及び検査用プラグコネクタ、並びに回路検査スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器の電子回路を分断又は接続するように配置された回路切替を行うコネクタであって、検査用プラグコネクタを装着することにより電子機器の電子回路を検査する構成になされたスイッチ付きコネクタ及び検査用プラグコネクタ並びに回路検査スイッチに関する。
一般に、携帯電話等の種々の電子機器又は電気機器においては、それらの機器に設けられた高周波回路等の各種電子回路の状態や性能を検査するために小型の回路検査スイッチが電子回路内に組み込まれることがある。その回路検査スイッチは、例えば下記の特許文献1にかかる回路検査スイッチを表した図13に示されているように、機器本体の電子回路を分断するように回路基板上に実装された回路切替コネクタ1を備えているとともに、その回路切替コネクタ1の内方側に向かって、検査用プラグコネクタ2のプローブ(検査針)2aが上方側から挿入される構成になされている。
上記回路切替コネクタ1の内部側には、接触状態に維持されている一対の可動コンタクト1a及び固定コンタクト1bが設けられていて、それら一対の可動コンタクト1a及び固定コンタクト1bが、機器本体に設けられた電子回路の一方側及び他方側にそれぞれ接続されている。そして、回路切替コネクタ1に対して上方側から挿入された検査用プラグコネクタ2のプローブ(検査針)2aの先端部(下端部)が、上下動可能に設けられた可動コンタクト1aに上方側から圧接して下方に押し込み、それによって当該可動コンタクト1aと固定コンタクト1bとの接触状態が離間状態に切り替えられると同時に、上記検査用プラグコネクタ2のプローブ2aが可動コンタクト1aと導通状態になされる。その結果、機器本体の電子回路の一方側からの電気信号が、上記可動コンタクト1a及びその可動コンタクト1aに導通されたプローブ2aを通して外部に取り出されて検査に供されるようになっている。
しかしながら、このような構成を有する従来の回路検査スイッチにおいては、検査用プラグコネクタ2のプローブ(検査針)2aが、可動コンタクト1aに対してのみ導通される構造になされている。そのため、可動コンタクト1aに接続された一方側の電子回路の電気信号しか外部に取り出すことができず、検査可能な回路が限定されてしまっている。例えば、固定コンタクト1bが携帯電話のアンテナ側の回路に接続されている場合には、そのアンテナ側の回路の電気信号を外部に取り出すことができず、アンテナ側の回路の検査を行うことができないという問題がある。
特開平11−3637号公報
そこで本発明は、簡易な構成によって、回路切替を行うコネクタであって、一対のコンタクトにそれぞれ接続された機器本体の双方の電子回路についての検査を行うことができるようにしたスイッチ付きコネクタ及び検査用プラグコネクタ並びに回路検査スイッチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明にかかる回路検査スイッチでは、機器本体に設けられた電子回路を分断又は接続するように離間状態と接触状態との間で切り替えられる一対のコンタクトを備えたスイッチ付きコネクタと、そのスイッチ付きコネクタの内部に挿入されることにより当該スイッチ付きコネクタに設けられた前記一対のコンタクトの接触状態を離間状態に切り替えるプローブを有する検査用プラグコネクタとを備えた回路検査スイッチにおいて、前記検査用プラグコネクタのプローブは、導電性材料からなる導通部と、非導電性材料からなる非導通部とを有し、それらの導通部及び非導通部が、前記スイッチ付きコネクタにおける一対のコンタクトの一方及び他方に対してそれぞれ接触可能となるように配置されたものであって、当該スイッチ付きコネクタにおける一対のコンタクトの一方及び他方に対する前記プローブの導通部及び非導通部の接触関係が交互に切り替えられる構成が採用されている。
また本発明にかかるスイッチ付きコネクタでは、機器本体に設けられた電子回路を分断又は接続するように接触状態と離間状態との間で切り替えられる一対のコンタクトを備え、その一対のコンタクトに接触するように検査用プラグコネクタのプローブが挿入されることによって前記一対のコンタクトの接触状態が離間状態に切り替えられるように構成されたスイッチ付きコネクタにおいて、前記一対のコンタクトは、当該一対のコンタクトの一方及び他方に対して前記プローブに設けられた導通部及び非導通部がそれぞれ接触可能となるように配置され、それら一対のコンタクトの一方及び他方に対する前記プローブの導通部及び非導通部の接触関係が交互に切り替えられる構成が採用されている。
また本発明にかかる検査用プラグコネクタにおいては、機器本体に設けられた電子回路を分断又は接続するように接触状態と離間状態との間で切り替えられる一対のコンタクトを備えたスイッチ付きコネクタの内部に挿入され、前記スイッチ付きコネクタに設けられた前記一対のコンタクトの接触状態を離間状態に切り替えるプローブを有する検査用プラグコネクタにおいて、前記プローブは、導電性材料からなる導通部と、非導電性材料からなる非導通部とを有し、それらの導通部及び非導通部が、前記スイッチ付きコネクタにおける一対のコンタクトの一方及び他方に対してそれぞれ接触可能となるように配置されたものであって、当該スイッチ付きコネクタにおける一対のコンタクトの一方及び他方に対する前記導通部及び非導通部の接触関係が交互に切り替えられるように構成されている。
このような構成を有する本発明によれば、スイッチ付きコネクタの内方側に向かって挿入された検査用プラグコネクタのプローブに設けられた導通部が、スイッチ付きコネクタにおける一対のコンタクトのうちから適宜に選択された一方のコンタクトに接触されるとともに、検査用プラグコネクタのプローブの非導通部が、上記スイッチ付きコネクタにおける一対のコンタクトのうちの他方のコンタクトに接触される。そして、このような検査用プラグコネクタにおけるプローブの導通部及び非導通部と、スイッチ付きコネクタにおける一対のコンタクトとの接触関係が交互に切り替えられることによって、上記一対のコンタクトにそれぞれ接続された双方の電子回路からの電気信号を外部に取り出すことが可能となり、それら双方の電子回路に関する検査が行われるようになっている。
また、本発明にかかるスイッチ付きコネクタにおける前記一対のコンタクトは、前記検査用プラグコネクタのプローブが回転移動されることによって当該プローブに設けられた前記導通部及び非導通部に対する接触関係が交互に切り替えられる構成を採用することが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、スイッチ付きコネクタの内部に挿入された検査用プラグコネクタのプローブが回転移動されることによって、そのプローブに設けられた導通部及び非導通部と、スイッチ付きコネクタに設けられた一対のコンタクトの一方及び他方との接触関係が交互に切り替えられることから、容易にかつ迅速に一対のコンタクト双方に接続された電子回路に導通する電気信号の検査を行なうことが可能となる。
また、本発明にかかるスイッチ付きコネクタにおける前記一対のコンタクトは、前記検査用プラグコネクタのプローブが直線移動されることによって当該プローブに設けられた前記導通部及び非導通部に対する接触関係が交互に切り替えられる構成を採用することが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、スイッチ付きコネクタの内部に挿入された検査用プラグコネクタのプローブが直線移動されることによって、そのプローブに設けられた導通部及び非導通部と、スイッチ付きコネクタに設けられた一対のコンタクトの一方及び他方との接触関係が交互に切り替えられることから、容易にかつ迅速に一対のコンタクト双方に接続された電子回路に導通する電気信号の検査を行なうことが可能となる。
また、本発明にかかるスイッチ付きコネクタにおける前記一対のコンタクトは、互いに略同一の形状を有するように形成される構成になされることが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、一対のコンタクトが、両者を区別することなく効率的に製造されることから、製品自体のコストダウンが容易に行われるとともに、部材管理も容易化される。
また、本発明にかかるスイッチ付きコネクタにおける前記一対のコンタクトは、前記検査用プラグコネクタのプローブの外周面を径方向の両側から挟み込むように対向配置された構成を採用することが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、スイッチ付きコネクタに設けられた一対のコンタクトが、検査用プラグコネクタの挿入方向に略直交するほぼ同一の平面内に配置されることとなるため、回路検査スイッチにおける装置全体の高さが低減されて低背化が図られるようになっている。
また本発明にかかるスイッチ付きコネクタにおいては、前記一対のコンタクトを保持する絶縁ハウジングと、その絶縁ハウジングにおける前記検査用プラグコネクタの挿入側に設けられた挿入案内部の外表面のほぼ全面を覆う導電性シェルとを有し、電子回路に実装された際に同軸タイプの検査用プラグコネクタが嵌合されることにより使用される構成とすることが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、スイッチ付きコネクタに対する検査用プラグコネクタの挿入及び嵌合が円滑に行われるとともに、導電性シェルによるノイズ対策が施されることとなり、同軸タイプのコネクタを使用する場合に特に好適である。
以上述べたように本発明は、機器本体に設けられた電子回路を分断するように配置したスイッチ付きコネクタの内方に向かって挿入する検査用プラグコネクタのプローブに導通部と非導通部とを設け、それら検査用プラグコネクタの導通部及び非導通部と、スイッチ付きコネクタにおける一対のコンタクトの一方及び他方との接触関係を交互に切り替えることによって、上記スイッチ付きコネクタにおける一対のコンタクトにそれぞれ接続した双方の電子回路からの電気信号を外部に取り出し、双方の電子回路に関する検査を行うことを可能とした構成を有するものであるから、簡易な構成によって、スイッチ付きコネクタ及び検査用プラグコネクタからなる回路検査スイッチの検査機能を大幅に向上させることができる。
以下、本発明にかかるスイッチ付きコネクタ及び検査用プラグコネクタからなる回路検査スイッチの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[回路検査スイッチ組立体について]
まず、図1乃至図3に示された本発明の第1の実施形態にかかる回路検査スイッチの組立体は、スイッチ付きコネクタ10に対して検査用プラグコネクタ20が上方側から挿入されるように装着された構成を有している。このような両コネクタ10,20の装着状態から上記検査用プラグコネクタ20を把持して上方側に適宜の力で引き上げれば、当該検査用プラグコネクタ20がスイッチ付きコネクタ10から上方に離脱して抜き取りが可能となるように構成されている。
[スイッチ付きコネクタについて]
上記回路検査スイッチ組立体のうちのスイッチ付きコネクタ10は、例えば携帯電話等の電子機器に設けられた電子回路基板(図示省略)上に半田付けにより実装されて使用され、その電子機器に設けられた電子回路を、例えば機器本体側とアンテナ側とを分断するように配置される。
上記スイッチ付きコネクタ10を構成している絶縁ハウジング11は、プラスチック等の樹脂材を用いて例えばモールド成型により形成されたものであるが、図4にも示されているように、平面略正方形の箱状をなすように形成された本体基台部11aと、その本体基台部11aの上面側に載置された略円筒状の挿入案内部11bとを一体に備えている。これらの本体基台部11a及び挿入案内部11bは、スイッチ付きコネクタ10の中心軸11xに関して略対称的な形状を有するように配置されている。
上記絶縁ハウジング11を構成している本体基台部11aの内方空間部分には、特に図5及び図6に示されているような一対の可動コンタクト12,13がインサート成型や嵌め込みなどよって取り付けられている。これら一対の可動コンタクト12,13は、互いに同一形状をなすように形成されており、上述した中心軸11xを中心として対称的な位置関係をなすように配置されている。
これらの各可動コンタクト12,13は、上記絶縁ハウジング11の底部側に配置される基端接続部12a,13aを有しており、それらの基端接続部12a,13aが絶縁ハウジング11側に固定されることによって、可動コンタクト12,13の全体が保持されるようになっている。
上記各可動コンタクト12,13の基端接続部12a,13aの一部は、側面略U字状をなすように湾曲形成されて下方側に突出している。その湾曲状の突出部分は、実際の使用時に、図示を省略した回路基板上の導電路に半田付けされて固定され、それによって適宜の電子回路に接続されて電子回路を分断するように配置される。例えば、一方側の可動コンタクト12の基端接続部12aが、携帯電話に設けられた電子回路の本体側に接続されるとともに、他方側の可動コンタクト13の基端接続部13aが、アンテナ側の電子回路に接続される等である。
また、上記各可動コンタクト12,13の基端接続部12a,13aからは、上記中心軸11xの近傍に向かって、細長板状をなすように形成された弾性接触片部12b,13bが片持ち状をなして略水平に延出している。それらの可動コンタクト12,13を構成している弾性接触片部12b,13bの延出端部分は、他方側の可動コンタクト13,12の基端接続部13a,12aの近傍位置まで達している。このとき、それらの基端接続部13a,12aには、突起状をなす導通接点部12c,13cがそれぞれ設けられており、それらの各導通接点部12c,13cに対して、上述した弾性接触片部12b,13bの延出端部分が弾性的に接触する配置関係になされている。
このように両可動コンタクト12,13どうしは、通常、互いに電気的に接触状態におかれているが、その接触状態において両可動コンタクト12,13の各弾性接触片部12b,13bどうしは、上述した中心軸11xに対して径方向の両側から対向するように近接配置されており、それらの弾性接触片部12b,13bの間に、適宜の挿入間隙Sが形成されている。この弾性接触片部12b,13bどうしの間に形成された挿入間隙Sの内方側には、後述する検査用プラグコネクタ20に設けられたプローブ(検査針)が挿通されるようになっている。すなわち、導通接点部12cと弾性接触片部13b、及び導通接点部13cと弾性接触片部12bがそれぞれ接触している。
このとき、上記両弾性接触片部12b,13bどうしの間の挿入間隙Sは、後述する検査用プラグコネクタ20のプローブ径よりもやや小さくなるように設定されており、その対向挿入間隙Sの内方側に挿通された検査用プラグコネクタ20のプローブの外周面を、上記両可動コンタクト12,13の弾性接触片部12b,13bが直径方向の両側から挟み込んで挟持する構成になされている。検査用プラグコネクタ20のプローブ構成については後段において詳細に説明する。
一方、上述した絶縁ハウジング11を構成している挿入案内部11bの内部側には、前記中心軸11xと略同心状をなすようにしてプローブ挿入口11cが形成されている。このプローブ挿入口11cは、上述した一対の可動コンタクト12,13における挿入間隙Sの直上位置から上記中心軸11xに沿って上方側に延出しており、その途中位置から内径寸法が連続的に拡大することによって、略すり鉢形状をなす拡大開口部11dになされている。そして、その拡大開口部11dから前記プローブ挿入口11cを通して、後述する検査用プラグコネクタ20のプローブ(検査針)が、前記中心軸11xに沿うように案内されつつスイッチ付きコネクタ10の内部側に向かって円滑に挿入されるようになっている。
なお、上記プローブ挿入口11cは、図8に示す上下方向に貫通するように形成されているが、回路基板の接地面側(図8下側)に向かって後述するプローブが挿入された時に何らかの不具合による過挿入によって回路基板が損傷されることを防止するために、絶縁ハウジング11と別体もしくは一体に保護カバーを設けるようにすることができる。
また、上述した絶縁ハウジング11の外表面には、板状の導電性部材からなる導電性シェル14が装着されている。この導電性シェル14は、前記絶縁ハウジング11の挿入案内部11bの外周表面、及び前記本体基台部11aの上表面のほぼ全面を覆っている。また、上記本体基台部11aの四隅を覆っている部位には、前記挿入案内部11bの外側壁面の一部を覆って底面側に延出する4片のシェルベース部14aが設けられている。それらの各シェルベース部14aは、側面略横U字状をなすように折り曲げ形成されており、当該シェルベース部14aの底面部分が、実際の使用時に、図示を省略した回路基板上の導電路に半田付けされて固定され、適宜の回路接続が行われるとともに、スイッチ付きコネクタ10の全体の保持が行われるようになっている。
このようにシェルベース部14aをスイッチ付きコネクタ10の内側方向に折り曲げ形成することによって設置面積をよりコンパクトにすることができる。また、シェルベース部14を上述したような側面略横U字状ではなく、側面略横S字状に成形してスイッチ付きコネクタ10の外側方向に折り曲げた構成とすれば、スイッチコネクタ10の接地安定性が向上される。このような形態の変更は、それぞれの用途に応じて決定すれば良い。
さらに、上記導電性シェル14が前記絶縁ハウジング11の挿入案内部11bの外周表面を覆っている部位には、凹溝からなる固定係止溝14bが全周にわたって環状に形成されている。その固定係止溝14bは、横断面が略半円状をなして窪むように成形されており、当該固定係止溝14bに対して、後述する検査用プラグコネクタ20に設けられた導電性シェル22の一部が嵌め込まれるようになっている。
[検査用プラグコネクタについて]
すなわち、図7及び図8にも示されているように、検査用プラグコネクタ20は、上述した構成を有するスイッチ付きコネクタ10の内部側に挿入されるものであるが、その検査用プラグコネクタ20を構成している絶縁ハウジング21は、上述したスイッチ付きコネクタ10側の絶縁ハウジング11と同様にプラスチック等の樹脂材を用いて例えばモールド成型によって中心軸21xを中心とした円筒形状をなすように形成されている。
この検査用プラグコネクタ20を構成している絶縁ハウジング21の外周表面には、略中空円筒状の導電性部材からなる導電性シェル22が、当該絶縁ハウジング21の外周表面のほぼ全周面を覆うように装着されている。この導電性シェル22は、上記中心軸21xに沿った軸方向高さが、前記絶縁ハウジング21よりもやや長尺状をなすように形成されており、当該導電性シェル22における図8下端側の開口部分が、前記絶縁ハウジング21における円形状の底面から適宜の軸方向高さにわたって突出するように装着されている。そして、この導電性シェル22が下方側に突出する部位の内方側に、上述したスイッチ付きコネクタ10を受け入れるための空間部分が形成されている。
また、その導電性シェル22の図示下端側に形成された開口縁部には、上述した中心軸21x側に向かって横断面略半円状をなすように突出する固定係合突起22aが全周にわたって環状をなすように形成されている。この検査用プラグコネクタ20側に設けられた固定係合突起22aは、当該検査用プラグコネクタ20が前記スイッチ付きコネクタ10に対して上方側から装着された際に、前述したスイッチ付きコネクタ10側の固定係止溝14bに対して嵌合される関係を有している。そして、それらの固定係合突起22aと固定係止溝14bとが嵌合されることによって、スイッチ付きコネクタ10に検査用プラグコネクタ20が適宜の嵌合力で連結された状態に維持されるようになっている。
また、検査用プラグコネクタ20を構成している絶縁ハウジング21の下端面、すなわち前述したスイッチ付きコネクタ10側に対面するように配置された円形状の端面の略中心部分には、前記中心軸21xに沿って片持ち状に突出するプローブ(検査針)23が設けられている。このプローブ23は、横断面が略円形状を有する細長棒状をなすように形成されており、前述したスイッチ付きコネクタ10の挿入案内部11bに設けられた拡大開口部11d及びプローブ挿入口11cを通して、スイッチ付きコネクタ10の内部側に挿入される構成になされている。
この検査用プラグコネクタ20に設けられたプローブ(検査針)23は、導電性材料からなる導通部23aと、非導電性材料からなる非導通部23bとを有している。これらの導通部23a及び非導通部23bは、横断面が略半円形状をなして長尺状に延出する蒲鉾形状をなすようにそれぞれ形成されており、平面状の端面どうしが互いに接合された構造になされている。
そのうちの非導通部23bは、上述した絶縁ハウジング21と一体的な構成になされており、プラスチック等の樹脂材を用いて例えばモールド成型により形成されている。これに対して導通部23aは、長尺状の金属部材等により形成されており、例えばインサート成型によって上述した非導通部23bと背中合わせの状態に接合されることによって、円形状の横断面を有するプローブ(検査針)23が成形されるようになっている。
上記導通部23aは、プローブ(検査針)23の全長にわたって配置されているとともに、そのプローブ23を構成している部位から、さらに前記絶縁ハウジング21の内部を軸方向に貫通するように延出している。そして、その導通部23aが、前記絶縁ハウジング21の上側端面に露出する部分には、図示を省略した検査用機器が接続されるようになっている。
このような構成を有する検査用プラグコネクタ20のプローブ(検査針)23は、上述したようにスイッチ付きコネクタ10の拡大開口部11d及びプローブ挿入口11cを通して内部側に挿入されるが、その際、当該プローブ23の図示下端側の先端部分が、前述したスイッチ付きコネクタ10に設けられた一対の可動コンタクト12,13どうしの間の挿入間隙S内に挿通される配置関係になされている。そして、特に図9に示されているように、上記検査用プラグコネクタ20のプローブ23が、上記スイッチ付きコネクタ10の挿入間隙Sの内方側に完全に挿通された後においては、当該プローブ23の下端側先端部分における外周面が、上記一対の可動コンタクト12,13の弾性接触片部12b,13bによって径方向の両側から挟み込まれるようにして挟持される構成になされている。
このとき、上記プローブ23の導通部23aが、前記一対の可動コンタクト12,13のうち一方側の可動コンタクト12を外方側に開かせるように撓ませる。また、上記プローブ23の非導通部23bは、前記一対の可動コンタクト12,13のうち他方側の可動コンタクト13を外方側に開かせるように撓ませる。その結果、上記一方側の可動コンタクト12側に接続されている電子回路が、上記プローブ23の導通部23aに導通され、当該電子回路における電気信号が上記導通部23aを通して外部に取り出される状態になされる。また、上記他方側の可動コンタクト13側に接続されている電子回路は、上記プローブ23の非導通部23bによって電気的に遮断された状態になされる。
一方、上記スイッチ付きコネクタ10の内部側に挿入された検査用プラグコネクタ20は、上述した中心軸21xの回りに回転可能となるように構成されている。すなわち、その検査用プラグコネクタ20が中心軸21xを中心として約180°だけ半回転移動されることによって、特に図10に示されているように、上述したプローブ(検査針)23を構成している導通部23aと非導通部23bとが互いに反対側の領域に反転移動される。その結果、前記検査用プラグコネクタ20のプローブ23における導通部23aと非導通部23bとの位置関係が互いに入れ替わることによって電気的な切り替えが行われる。
このように本実施形態においては、検査用プラグコネクタ20が半回転移動されることによって、プローブ(検査針)23の導通部23a及び非導通部23bと、一対の可動コンタクト12,13の一方及び他方との間の接触関係が交互に切り替えられる構成が採用されている。
以上のような構成を有する本実施形態によれば、スイッチ付きコネクタ10の内方(下方)に向かって挿入された検査用プラグコネクタ20のプローブ(検査針)23の導通部23aが、スイッチ付きコネクタ10に設けられた一対の可動コンタクト12,13のうち一方の所望の可動コンタクト12又は13のいずれかを選択して接触される。また、上記検査用プラグコネクタ20のプローブ23の非導通部23bは、スイッチ付きコネクタ10における一対の可動コンタクト12,13のうちのいずれか他方の所望の可動コンタクト13又は12を選択して接触される。
そして、このような検査用プラグコネクタ20におけるプローブ(検査針)23の導通部23a及び非導通部23bと、一対の可動コンタクト12,13の一方及び他方との接触関係は、検査用プラグコネクタ20が半回転移動されることによって交互に切り替えられ、それによって、上記一対の可動コンタクト12,13にそれぞれ接続された双方の電子回路からの電気信号が外部に取り出すことが可能となり、それら双方の電子回路に関する検査が行われるようになっている。
このとき特に本実施形態においては、スイッチ付きコネクタ10に設けられた一対の可動コンタクト12,13が夫々同一の形状で形成されていることから、それらの両可動コンタクト12,13を区別することなく効率的に製造されることとなり、コストダウンが可能であり、部材管理の面でも容易となる。
また本実施形態においては、スイッチ付きコネクタ10に設けられた一対の可動コンタクト12,13が、検査用プラグコネクタ20のプローブ(検査針)23の外周面を径方向の両側から挟み込むように対向配置されていることから、スイッチ付きコネクタ10に設けられた一対の可動コンタクト12,13が、検査用プラグコネクタ20の挿入方向に略直交するほぼ同一の平面内に配置されることとなり、その結果、回路検査スイッチの装置全体の高さが低減されるようになっている。
なお、上述した実施形態にかかる可動コンタクト12,13は、その基端接続部12a,13aが側面略U字状をなすように成形されており、スイッチ付きコネクタ10の内側に曲げ込んだ状態とすることにより設置面積を小さくして回路基板に固定される構成になされているが、外側に曲げ込んだ構成など、回路基板の導電路に合わせて適宜に変更することが可能である。
また、上述した実施形態では、絶縁ハウジング11の挿入案内部11b、挿入案内部11bの外周表面を覆っている導電性シェル筒状部14c、及び導電性シェル22下端側の形状が環状をなすように形成されているが、そのような構成を採用すれば、前述したように、検査用プラグコネクタ20とスイッチ付きコネクタ10とを嵌合した状態で、中心軸21xの回りに回転可能とすることができ、双方の電子回路に関する検査を容易に行うことが可能である。
ここで、他の実施形態として、導電性シェル筒状部14cの外表面の任意の箇所に図示しない凸形状を、検査用プラグコネクタ20を構成する導電性シェル22下端側の開口部に前記凸形状が嵌り合う凹形状をそれぞれ形成するとともに、上記凹形状の180度環状方向へ反転した箇所にもう一つの凹形状を設けた構成を採用することが可能である。
このような構成を有する実施形態においては、検査用プラグコネクタ20と、スイッチ付き回路切替コネクタ10とを、それぞれ前記凸形状、前記凹形状を合わせて嵌合した状態で、一方側の可動コンタクトに接続された電子回路からの電気信号を検査する。そして、検査用プラグコネクタ20と、スイッチ付きコネクタ10との嵌合を一旦外した後、検査用プラグコネクタ20と、スイッチ付きコネクタ10とを、それぞれ前記凸形状、前記もう一つの凹形状を合わせて嵌合した状態で他方側の可動コンタクトに接続された電子回路からの電気信号を検査する。
この実施形態によれば、検査用プラグコネクタ20と、スイッチ付きコネクタ10との位置合わせの確実性が高められるとともに、導電性シェル筒状部14cの外表面と導電性シェル22下端側の内側面を回転することによる磨耗を防止することができるという効果を奏する。
さらに別の実施形態としては、導電性シェル筒状部14c及び導電性シェル22の下端側の形状を矩形に形成し、それによって互いが嵌合した後に回転不能となるように構成すれば、前述した凹凸形状を設けなくとも同様な効果が得られる。
上述した各実施形態のように、互いに嵌合する導電性シェルの形状、及び電気信号を検査する手順としては種々のものが考えられ、それらを適宜に選択することができる。
さらに別の実施形態としては、固定係止溝14b及び固定係合突起22aをなくして、導電性シェル筒状部14cの外表面における任意の少なくとも1箇所に図示しない凸形状を形成したものを採用することができる。その場合、上記凸形状に合致する切欠き溝を導電性シェル22に図8に示す上下方向に形成し、所定の位置より、同図8の紙面垂直方向に切欠き溝(略逆L字状の溝)を形成する。検査を行う工程としては、前述した様に両コネクタを嵌合した後に回転させるようにする。このような実施形態によれば、固定係止溝14b及び固定係合突起22aをなくすことができるため、各部材の形状が簡素化されるとともに検査時の位置決め性が高いという利点が得られる。
一方、図11に示されている第2の実施形態においては、検査用プラグコネクタ30が中心軸31xに沿って上下方向に直線移動されるように構成されており、当該検査用プラグコネクタ30のプローブ(検査針)33に設けられた導通部33a及び非導通部33bの切り替えが行われるようになっている。
より具体的には、上記検査用プラグコネクタ30のプローブ(検査針)33には、当該プローブ33の先端部分(図示下端部分)に第1導通部33a1が設けられているとともに、その先端部分に配置された第1導通部33a1から軸方向の上方側にやや離した直径方向の反対側に第2導通部33a2が配置されている。これら第1導通部33a1と第2導通部33a2とは導電性部材にて一体的に繋げられている。
また、スイッチ付きコネクタ40側に設けられた一対の可動コンタクト42,43は、前述した第1の実施形態と同様な構成を有するものであって、一方の可動コンタクト42が、例えば携帯電話に設けられた電子回路の本体側に接続されるとともに、他方側の可動コンタクト43がアンテナ側の電子回路に接続されている。
そして、図11に示されているように前記検査用プラグコネクタ30が、スイッチ付きコネクタ40に対して完全に挿入されずに上方側に引き上げられた状態では、前記検査用プラグコネクタ30の一方側の第1導通部33a1が、スイッチ付きコネクタ40においてアンテナ側の電子回路に接続された可動コンタクト43に接触されて導通状態になされるとともに、検査用プラグコネクタ30の絶縁部分である非導通部33bが、スイッチ付きコネクタ40において携帯電話の機器本体側の電子回路に接続された可動コンタクト42が接触されることにより電気的に遮断された状態になされる。
これに対して、図12に示されているように前記検査用プラグコネクタ30が下方側に押し下げられて完全に挿入された状態においては、前記検査用プラグコネクタ30の他方側の第2導通部33a2が、携帯電話の機器本体側の電子回路に接続された可動コンタクト42に接触されて導通状態になされるとともに、検査用プラグコネクタ30の絶縁部分である非導通部33bが、アンテナ側の電子回路に接続された可動コンタクト43に接触されることにより電気的に遮断された状態になされる。
また、前記スイッチ付きコネクタ40を構成している絶縁ハウジング41の挿入案内部41bの外周表面を覆っている導電性シェル44には、環状の凹溝からなる上下二段の固定係止溝44b,44cが軸方向に適宜の間隔をなして形成されている。そして、それら固定係止溝44b,44cのいずれかに対して、前記検査用プラグコネクタ30の導電性シェル32の下端開口部に設けられた固定係合突起32aが選択的に嵌め込まれ、それによって、上述した検査用プラグコネクタ30が上下いずれかの位置に保持され、上述したようなプローブ(検査針)33の第1導通部33a1及び第2導通部33a2と、導通部33bとの切り替えが行われるようになっている。
このような構成を有する本実施形態によれば、スイッチ付きコネクタ40の内方に向かって挿入された検査用プラグコネクタ30のプローブ33の導通部33a1,33a2が、スイッチ付きコネクタ40における一対の可動コンタクト42,43のうち一方の所望の可動コンタクト42又は43のいずれかを選択して接触される。また、上記検査用プラグコネクタ30のプローブ33の第1導通部33a1及び第2導通部33a2は、スイッチ付きコネクタ10における一対の可動コンタクト42,43のうちのいずれか他方の所望の可動コンタクト42又は43を選択して接触されるようになっている。
そして、その検査用プラグコネクタ30が軸方向に沿って上下方向に往復直線移動されることによって、その検査用プラグコネクタ30に設けられたプローブ(検査針)33の導通部33a1,33a2及び非導通部33bと、スイッチ付きコネクタ40における一対の可動コンタクト42,43の一方及び他方との接触関係が交互に切り替えられる。その結果、上記一対の可動コンタクト42,43にそれぞれ接続された双方の電子回路からの電気信号が外部に取り出すことが可能となり、それら双方の電子回路に関する検査が行われるようになっている。
なお、上述した図12に示された第2の実施形態においては、検査用プラグコネクタ30のプローブ(検査針)33に設けられた導通部33a1,33a2の軸方向高さを異なるように配置しているが、可動コンタクト42,43における互いの軸方向高さを異なるように配置することも可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
以上のように本実施形態は、各種電子・電気機器に使用される多種多様なスイッチ付きコネクタ及び検査用プラグコネクタを有する回路検査スイッチに対して広く適用することが可能である。
本発明の第1の実施形態にかかる回路検査スイッチを構成しているスイッチ付きコネクタと検査用プラグコネクタとを装着した組立体を上方側からみたときの外観斜視説明図である。 図1に示された本発明の第1の実施形態にかかる回路検査スイッチを構成しているスイッチ付きコネクタと検査用プラグコネクタとの組立体を下方側からみたときの外観斜視説明図である。 図1及び図2に示された本発明の第1の実施形態にかかる回路検査スイッチを構成しているスイッチ付きコネクタと検査用プラグコネクタとを装着した組立体の概略構造を表した縦断面説明図である。 図1乃至図3に示された本発明の第1の実施形態にかかる回路検査スイッチを構成しているスイッチ付きコネクタの構造を表した外観斜視説明図である。 図1乃至図3に示された本発明の第1の実施形態にかかる回路検査スイッチを構成しているスイッチ付きコネクタの構造を表した底面説明図である。 図1乃至図3に示された本発明の第1の実施形態にかかる回路検査スイッチを構成している一対のコンタクトを抽出して上方からみたときの状態を表した外観斜視説明図である。 図1乃至図3に示された本発明の第1の実施形態にかかる回路検査スイッチを構成している検査用プラグコネクタの構造を表した外観斜視説明図である。 図1乃至図3に示された本発明の第1の実施形態にかかる回路検査スイッチを構成しているスイッチ付きコネクタと検査用プラグコネクタとを装着する直前の状態を表した縦断面説明図である。 図5に示されたスイッチ付きコネクタに対して検査用プラグコネクタを挿入した状態を表した底面説明図である。 図1乃至図3に示された本発明の第1の実施形態にかかる回路検査スイッチを構成しているスイッチ付きコネクタに対する検査用プラグコネクタの導通部及び非導通部の接触関係を回転移動により切り替えた状態を表した縦断面説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかる回路検査スイッチを構成しているスイッチ付きコネクタと検査用プラグコネクタとを装着した組立体の概略構造を表した縦断面説明図である。 図11に示された本発明の第2の実施形態にかかる回路検査スイッチを構成しているスイッチ付きコネクタに対する検査用プラグコネクタの導通部及び非導通部の接触関係を上下方向の直線移動により切り替えた状態を表した縦断面説明図である。 従来における回路検査スイッチを構成しているスイッチ付きコネクタと検査用プラグコネクタとを装着した組立体の概略構造を表した縦断面説明図である。
符号の説明
10 スイッチ付きコネクタ
11 絶縁ハウジング
11a 本体基台部
11b 挿入案内部
11c プローブ挿入口
11d 拡大開口部
11x 中心軸
12,13 可動コンタクト
12a,13a 基端接続部
12b,13b 弾性接触片部
12c,13c 導通接点部
14 導電性シェル
14a シェルベース部
14b 固定係止溝
20 検査用プラグコネクタ
21 絶縁ハウジング
21x 中心軸
22 導電性シェル
22a 固定係合突起
23 プローブ(検査針)
23a 導通部
23b 非導通部
S 間隔
30 検査用プラグコネクタ
31x 中心軸
32 導電性シェル
32a 固定係合突起
33 プローブ
33a 導通部
33a1 第1導通部
33a2 第2導通部
33b 非導通部
40 スイッチ付きコネクタ
41 絶縁ハウジング
41b 挿入案内部
42,43 可動コンタクト
44 導電性シェル
44b,44c 固定係止溝

Claims (8)

  1. 機器本体に設けられた電子回路を分断又は接続するように離間状態と接触状態との間で切り替えられる一対のコンタクトを備えたスイッチ付きコネクタと、
    そのスイッチ付きコネクタの内部に挿入されることにより、当該スイッチ付きコネクタに設けられた前記一対のコンタクトの接触状態を離間状態に切り替えるプローブを有する検査用プラグコネクタと、
    を備えた回路検査スイッチにおいて、
    前記検査用プラグコネクタのプローブは、導電性材料からなる導通部と、非導電性材料からなる非導通部と、を有し、
    それらの導通部及び非導通部が、前記スイッチ付きコネクタにおける一対のコンタクトの一方及び他方に対してそれぞれ接触可能となるように配置されたものであって、
    当該スイッチ付きコネクタにおける一対のコンタクトの一方及び他方に対する前記プローブの導通部及び非導通部の接触関係が交互に切り替えられるように構成されていることを特徴とする回路検査スイッチ。
  2. 機器本体に設けられた電子回路を分断又は接続するように離間状態と接触状態との間で切り替えられる一対のコンタクトを備え、その一対のコンタクトに接触するように検査用プラグコネクタのプローブが挿入されることにより前記一対のコンタクトの接触状態が離間状態に切り替えられるように構成されたスイッチ付きコネクタにおいて、
    前記一対のコンタクトは、当該一対のコンタクトの一方及び他方に対して前記プローブに設けられた導通部及び非導通部がそれぞれ接触可能となるように配置され、
    それら一対のコンタクトの一方及び他方に対する前記プローブの導通部及び非導通部の接触関係が交互に切り替えられるように構成されていることを特徴とするスイッチ付きコネクタ。
  3. 前記一対のコンタクトは、前記検査用プラグコネクタのプローブが回転移動されることによって当該プローブに設けられた前記導通部及び非導通部に対する接触関係が交互に切り替えられるように構成されていることを特徴とする請求項2記載のスイッチ付きコネクタ。
  4. 前記一対のコンタクトは、前記検査用プラグコネクタのプローブが直線移動されることによって当該プローブに設けられた前記導通部及び非導通部に対する接触関係が交互に切り替えられるように構成されていることを特徴とする請求項2記載のスイッチ付きコネクタ。
  5. 前記一対のコンタクトは、互いに略同一の形状を有するように形成されていることを特徴とする請求項2記載のスイッチ付きコネクタ。
  6. 前記一対のコンタクトは、前記検査用プラグコネクタのプローブの外周面を径方向の両側から挟み込むように対向配置されていることを特徴とする請求項2記載のスイッチ付きコネクタ。
  7. 前記一対のコンタクトを保持する絶縁ハウジングと、その絶縁ハウジングにおける前記検査用プラグコネクタの挿入側に設けられた挿入案内部の外表面のほぼ全面を覆う導電性シェルと、を有し、
    電子回路に実装された際に、同軸タイプの検査用プラグコネクタが嵌合されて使用されるように構成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載のスイッチ付きコネクタ。
  8. 機器本体に設けられた電子回路を分断又は接続するように離間状態と接触状態との間で切り替えられる一対のコンタクトを備えたスイッチ付きコネクタの内部に挿入され、前記スイッチ付きコネクタに設けられた前記一対のコンタクトの接触状態を離間状態に切り替えるプローブを備えた検査用プラグコネクタにおいて、
    前記プローブは、導電性材料からなる導通部と、非導電性材料からなる非導通部と、を有し、
    それらの導通部及び非導通部が、前記スイッチ付きコネクタにおける一対のコンタクトの一方及び他方に対してそれぞれ接触可能となるように配置されたものであって、
    当該スイッチ付きコネクタにおける一対のコンタクトの一方及び他方に対する前記導通部及び非導通部の接触関係が交互に切り替えられるように構成されていることを特徴とする検査用プラグコネクタ。
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