JP5077513B2 - 車両用バッテリの開放電圧推定装置 - Google Patents

車両用バッテリの開放電圧推定装置 Download PDF

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Description

この発明は車両用バッテリの開放電圧推定装置に係り、特に、精度の高い開放電圧を推定することが可能であり、バッテリ監視装置全体の信頼性向上に貢献できる車両用バッテリの開放電圧推定装置に関する。
近時の車両には、エンジンとこのエンジンを駆動及びアシスト可能な電動発電機とを備えたハイブリッド車や、アイドル運転時にエンジンを停止するアイドルストップ車などがある。このようなハイブリッド車やアイドルストップ車においては、走行用モータ(及びエンジン始動用モータ)用のバッテリと、その他の車両の電気負荷用のバッテリとを別々に搭載している。
走行用モータ用のバッテリは、燃費向上に貢献するように回生電流を受け入れる余地を残しておくため、SOC(state of charge:充電状態)が100%(満充電状態)付近ではなく、やや放電された状態にあることが望ましい。一方で、SOCが下がりすぎると、寿命が短くなったり、エンジン始動ができなくなったりするため、走行用モータ用のバッテリは、SOCが低くない状態に保たれることが望ましい。これより、走行用モータ用のバッテリは、中間のSOC、例えば、SOCが60〜90%の状態に制御することが要求される。
そのために、ハイブリッド車やアイドルストップ車においては、バッテリ監視装置により走行用モータ用のバッテリのSOCを監視している。バッテリ監視装置は、バッテリの開放電圧を推定し、この開放電圧からSOCを算出するものがある。
従来のバッテリ監視装置には、IG・ON(イグニションスイッチのオン)で起動し、SOCの推定には、IG・ON時に測定した開放電圧を用いるものがある。
特開2002−365347号公報 特開2003−180003号公報 特開2004−93551号公報
ところが、ハイブリッド車やアイドルストップ車では、走行用モータ以外の電気負荷用のバッテリを、走行用モータ(及びエンジン始動用モータ)用としても使用する場合がある。その場合、イグニションスイッチのオン時には、ブロアファンやヘッドランプ等の大電流を消費する負荷が起動している状態があり、それに伴いイグニションスイッチのオン時のバッテリ電圧も変動するので、イグニションスイッチのオン時のバッテリ電圧は開放電圧とみなすことができず、その結果、開放電圧を精度良く推定することができない問題がある。
この発明の目的は、精度の高い開放電圧を推定することが可能であり、バッテリ監視装置全体の信頼性向上に貢献できる車両用バッテリの開放電圧推定装置を提供することにある。
この発明は、バッテリ電圧を検出する電圧検出手段と、バッテリから車両の負荷へ流れるバッテリ電流を検出する電流検出手段とを備えた車両用バッテリの開放電圧推定装置において、各バッテリ温度と各バッテリ充電状態におけるバッテリ充電状態を監視するバッテリ監視装置の動作電流と前記負荷の暗電流との総和による電圧降下を示すマップを備え、前記車両のイグニションスイッチがオフ状態で、かつ前記電流検出手段により検出されるバッテリ電流が設定値より小さい状態が一定時間継続した状態で、前記バッテリ電圧に、バッテリ温度とバッテリ充電状態に基づいて前記マップから算出される補正電圧を加えた値を開放電圧と推定する開放電圧推定手段を備えていることを特徴とする。
この発明の車両用バッテリの開放電圧推定装置は、バッテリの開放電圧を推定する場合に、イグニションスイッチがオフの時のように、バッテリの充放電電流が小さい値を示す状態におけるバッテリ電圧を用いているので、精度の高い開放電圧を推定することが可能である。これにより、この開放電圧推定装置は、精度の高い開放電圧を用いてバッテリのSOCを算出させることができ、バッテリ監視装置全体の信頼性向上に貢献することができる。
この発明の車両用バッテリの開放電圧推定装置は、イグニションスイッチがオフの時のように、バッテリの充放電電流が小さい値を示す状態におけるバッテリ電圧を用いてバッテリの開放電圧を推定するので、精度の高い開放電圧を推定することが可能であり、バッテリ監視装置全体の信頼性向上に貢献できる。
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1・図2は、この発明の第1の実施例を示すものである。図2において、1は車両に搭載された車両用バッテリ(以下、単に「バッテリ」と記す。)、2は第1の電気負荷、3は第2の電気負荷、4はイグニションスイッチ(IG・SW)である。バッテリ1は、エンジンとこのエンジンを駆動及びアシスト可能な電動発電機とを備えたハイブリッド車や、アイドル運転時にエンジンを停止するアイドルストップ車などの車両の、電気負荷用である。
前記第1の電気負荷2は、バッテリ1の正・負端子5・6にイグニションスイッチ4を介して接続されている。第1の電気負荷2は、イグニションスイッチ4がオン状態(IG・ON)の場合に限り動作可能な電気機器(例えば、点火装置や燃料噴射装置など)である。前記第2の電気負荷3は、バッテリ1の正・負端子5・6に接続されている。第2の電気負荷3は、イグニションスイッチ4がオフ状態(IG・OFF)やアクセサリ状態(ACC)でも動作可能な電気機器(例えば、ラジオやヘッドランプなど)である。
前記バッテリ1は、バッテリ監視装置7に接続されている。バッテリ監視装置7は、電源回路8と電圧センサ9とSOC算出装置10とを備えている。電源回路8には、バッテリ1の正・負端子5・6が接続され、イグションスイッチ4からイグニションスイッチ信号(IG信号)が入力される。電圧検出手段である電圧センサ9は、バッテリ1の正・負端子5・6に接続され、バッテリ電圧を検出し、SOC算出装置10にバッテリ電圧信号を入力する。
前記SOC算出装置10には、電流センサ11と温度センサ12とが接続されている。電流検出手段である電流センサ11は、バッテリ1から第1の電気負荷2、第2の電気負荷3に流れるバッテリ電流を検出し、SOC算出装置10にバッテリ電流信号を入力する。温度検出手段である温度センサ12は、バッテリ1内部の温度をバッテリ温度として検出し、SOC算出装置10にバッテリ温度信号を入力する。SOC算出装置10は、電源回路8から電源を供給されて起動し、電源回路8に電源自己保持信号を出力する。SOC算出装置10は、開放電圧推定装置13を内蔵している。
前記バッテリ監視装置7は、イグニションスイッチ信号等で起動し、自身内部のSOC算出装置10に電源回路8から電源を供給し、SOC算出装置10を起動する。SOC算出装置10は、入力するバッテリ電圧、バッテリ電流、バッテリ温度等から開放電圧推定装置13によりバッテリ1の開放電圧を推定し、バッテリ1のSOCを算出する。SOC算出装置10は、一旦起動すると、電源自己保持信号を電源回路8に出力するため、イグニションスイッチ4のオフ操作後にもバッテリ監視装置7自身が起動し続けられるようになっている。
前記開放電圧推定装置13は、開放電圧推定手段14を備えている。開放電圧推定手段14は、車両のイグニションスイッチ4がオフ状態(IG・OFF)で、かつ電流センサ11により検出されるバッテリ電流が設定値より小さい状態が一定時間継続した状態で、電圧センサ9により検出されるバッテリ電圧を開放電圧と推定する。
次に、この実施例の作用を説明する。
バッテリ1の開放電圧推定装置13は、イグニションスイッチ4のオン操作によりバッテリ監視装置7のSOC算出装置10が起動して電源自己保持信号を出力している状態で、図1に示すように、開放電圧推定手段14によってプログラムがスタートすると(A01)、バッテリ電圧、バッテリ電流、バッテリ温度、イグニションスイッチ信号を取り込み(A02)、イグニションスイッチ4がオフ(IG・OFF)であるか否かを判断する(A03)。
この判断(A03)は、イグニションスイッチ4がオフ状態になるのを待っている。イグニションスイッチ4のオフの状態では、通常、車両の制御としてはバッテリ1は充電されない。また、運転者は、通常、電気機器のスイッチをオフにして車両を離れるため、バッテリ電流が小さく、開放電圧の推定に適している。
前記判断(A03)がNOの場合は、取り込み(A02)にリターンする(A06)。前記判断(A03)がYESの場合は、バッテリ1の放電電流(バッテリ電流)が設定値(Ilow)未満か否かを判断する(A04)。
この判断(A04)は、イグニションスイッチ4のオフ操作後でも、第2の電気負荷3であるヘッドランプなどは動作できるため、放電電流が設定値より小さくなった状態(バッテリ監視装置7のみが起動している状態)を確認するためである。
前記判断(A04)がNOの場合は、この判断(A04)のNOの状態が一定時間(Tf)継続しているか否かを判断する(A10)。
この判断(A10)がNOの場合は、取り込み(A02)にリターンする(A06)。この判断(A10)がYESの場合は、電源自己保持信号を解除して電源を自己遮断し(A08)、エンドにする(A09)。これは、実際には放電電流が(A04)の設定値(Ilow)未満であるのに、電流センサ11の故障等のために放電電流の測定値が設定値(Ilow)未満にならない場合に、バッテリ監視装置7の電源を強制的に遮断して、バッテリ監視装置7の電力消費によるバッテリ1の過放電を防ぐ処理である。
前記判断(A04)がYESの場合は、この判断(A04)のYES成立が一定時間(T)継続したか否かを判断する(A05)。
この判断(A05)がNOの場合は、取り込み(A02)にリターンする(A06)。この判断(A05)がYESの場合は、直近に測定したバッテリ電圧を開放電圧とみなし(A07)、電源自己保持信号を解除して電源を自己遮断し(A08)、エンドにする(A09)。
バッテリ監視装置7は、この電源の自己遮断(A08)によって装置全体が休止状態になり、無駄な電力消費を防ぐことができる。一定時間経過前に第2の電気負荷3が使われたり、イグニションスイッチ4がオン状態になった場合は、それまでの経過時間をキャンセルして、取り込み(A02)にリターンして最初からやり直す。時間計測は、SOC算出装置10内部のタイマ機能によって行う。
このように、このバッテリ1の開放電圧推定装置13は、開放電圧推定手段14によって、バッテリ1の開放電圧を推定するのに、イグニションスイッチ4がオフの時のように、バッテリ1の充放電電流が小さい値を示す状態におけるバッテリ電圧を用いているので、精度の高い開放電圧を推定することが可能である。これにより、このバッテリ1の開放電圧推定装置13は、精度の高い開放電圧を用いてバッテリ1のSOCを算出することができ、バッテリ監視装置7全体の信頼性向上に貢献することができる。
図3・図4は、第2の実施例を示すものである。なお、この実施例におけるバッテリ1の開放電圧推定装置13は、前述第1の実施例の図2に示す構成と同様に構成されているので、図2の符号を付して説明する。
バッテリ1の開放電圧推定装置13は、バッテリ監視装置7のSOC算出装置10に内蔵され、開放電圧推定手段14を備えている。開放電圧推定手段14は、車両のイグニションスイッチ4がオフ状態(IG・OFF)で、かつ電流センサ11により検出されるバッテリ電流が設定値より小さい状態で、一定時間毎に電圧センサ9によりバッテリ電圧を測定し、今回測定されたバッテリ電圧と前回測定されたバッテリ電圧との差が設定値未満であるとき、今回のバッテリ電圧を開放電圧と推定する。
バッテリ1の開放電圧推定装置13は、イグニションスイッチ4のオン操作によりバッテリ監視装置7のSOC算出装置10が起動して電源自己保持信号を出力している状態で、図3に示すように、開放電圧推定手段14によってプログラムがスタートすると(B01)、バッテリ電圧、バッテリ電流、バッテリ温度、イグニションスイッチ信号を取り込み(B02)、イグニションスイッチ4がオフ(IG・OFF)であるか否かを判断する(B03)。
この判断(B03)がNOの場合は、取り込み(B02)にリターンする(B08)。この判断(B03)がYESの場合は、バッテリ1の放電電流(バッテリ電流)が設定値(Ilow)未満か否かを判断する(B04)。
この判断(B04)がNOの場合は、この判断(B04)のNOの状態が一定時間(Tf)継続しているか否かを判断する(B12)。
この判断(B12)がNOの場合は、取り込み(B02)にリターンする(B08)。この判断(B12)がYESの場合は、電源自己保持信号を解除して電源を自己遮断し(B10)、エンドにする(B11)。これは、実際には放電電流が(B04)の設定値(Ilow)未満であるのに、電流センサ11の故障等のために放電電流の測定値が設定値(Ilow)未満にならない場合に、バッテリ監視装置7の電源を強制的に遮断して、バッテリ監視装置7の電力消費によるバッテリ1の過放電を防ぐ処理である。
前記判断(B04)がYESの場合は、前回のバッテリ電圧の測定から一定時間△tが経過したか否かを判断する(B05)。
この判断(B05)がNOの場合は、取り込み(B02)にリターンする(B08)。この判断(B05)がYESの場合は、今回測定のバッテリ電圧と前回測定のバッテリ電圧と差△Vを算出し(B06)、前回のバッテリ電圧との差△Vの絶対値が設定値(Vth)未満であるか否を判断する(B07)。
この判断(B07)がNOの場合は、取り込み(B02)にリターンする(B08)。この判断(B07)がYESの場合は、今回測定したバッテリ電圧を開放電圧とみなし(B09)、電源自己保持信号を解除して電源を自己遮断し(B10)、エンドにする(B11)。
この開放電圧推定装置13は、図4に示すように、イグニションスイッチ4がオフになって、バッテリ1の放電電流が設定値未満になると、一定時間△tごとにバッテリ電圧を測定して今回と前回とのバッテリ電圧の差△Vを算出し、その差△Vが設定値Vth未満になると、今回の測定値のバッテリ電圧を開放電圧とみなし、電源を遮断する。
バッテリ監視装置7は、この電源の自己遮断(B08)によって装置全体が休止状態になり、無駄な電力消費を防ぐことができる。前回と今回とのバッテリ電圧の差が設定値未満になる前に第2の電気負荷3が使われたり、イグニションスイッチ4がオン状態になった場合は、それまでの経過時間をキャンセルして、取り込み(B02)にリターンして最初からやり直す。
このように、このバッテリ1の開放電圧推定装置13は、開放電圧推定手段14によって、イグニションスイッチ4のオフ後の充放電電流が小さい状態で、一定時間毎に測定したバッテリ電圧の変化量が小さくなって差が設定値以下の場合に、今回測定したバッテリ電圧を開放電圧と推定しているので、前述実施例と同様の効果を奏することができ、さらに、開放電圧を推定するまでの時間を短縮することが可能である。
図5・図6は、第3の実施例を示すものである。なお、この実施例におけるバッテリ1の開放電圧推定装置13は、前述第1の実施例の図2に示す構成と同様に構成されているので、図2の符号を付して説明する。
バッテリ1の開放電圧推定装置13は、バッテリ監視装置7のSOC算出装置10に内蔵され、開放電圧推定手段14を備えている。開放電圧推定手段14は、車両のイグニションスイッチ4がオフ状態(IG・OFF)で、かつ電流センサ11により検出されるバッテリ電流が設定値より小さい状態で、一定時間毎に電圧センサ9によりバッテリ電圧を測定し、少なくとも3回の測定されたバッテリ電圧の値を用いた算出式により算出することにより、バッテリ1の開放電圧と推定する。
この実施例の開放電圧推定装置13は、算出式として、あらかじめ仮定した、時間とバッテリ電圧の関係の近似式(定数や係数が未知。そのうちの1つが開放電圧)を用いる。開放電圧推定装置13は、近似式に、測定した複数の(時刻t、バッテリ電圧V)データ(測定後には既知)を代入して得られる式を連立方程式とし、その解から、開放電圧を推定する。
例えば、算出式として、V=Aexp[−t/τ]+Vocという近似式(式1)を用いる場合について説明する。この近似式は、充分な時間が経過した後にはバッテリ電圧が開放電圧Vocになり、その値に向けてバッテリ電圧が指数関数的に近づくことを示している。式1(定数A、τ、Vocが未知)には、測定した3つの(時刻t、バッテリ電圧V)データ(測定後には既知)を代入して、A、τ、Vocに関する連立方程式を立てる。その連立方程式を解くことにより、その解として開放電圧Vocが求められる。
一般に、未知の定数の個数だけの(時刻t、バッテリ電圧V)データがあれば、連立方程式は解け、開放電圧を推定することができる。式1の場合は、未知の定数がA、τ、Vocの3個なので、図5の(C12)の測定規定回数は3回になる。
バッテリ1の開放電圧推定装置13は、イグニションスイッチ4のオン操作によりバッテリ監視装置7のSOC算出装置10が起動して電源自己保持信号を出力している状態で、図5に示すように、開放電圧推定手段14によってプログラムがスタートすると(C01)、バッテリ電圧、バッテリ電流、バッテリ温度、イグニションスイッチ信号を取り込み(C02)、イグニションスイッチ4がオフ(IG・OFF)であるか否かを判断する(C03)。
この判断(C03)がNOの場合は、後述する判断(C04)のYESが成立した時点からの時間及びバッテリ電圧の記憶を消去して、記憶した回数をクリアする(C07)。さらに、後述する判断(C04)のNOの状態が一定時間(Tf)継続しているか否かを判断する(C08)。
この判断(C08)がNOの場合は、取り込み(C02)にリターンする(C13)。この判断(C08)がYESの場合は、電源自己保持信号を解除して電源を自己遮断し(C20)、エンドにする(C21)。これは、実際には放電電流が(C04)の設定値(Ilow)未満であるのに、電流センサ11の故障等のために放電電流の測定値が設定値(Ilow)未満にならない場合に、バッテリ監視装置7の電源を強制的に遮断して、バッテリ監視装置7の電力消費によるバッテリ1の過放電を防ぐ処理である。
前記判断(C03)がYESの場合は、バッテリ1の放電電流(バッテリ電流)が設定値(Ilow)未満か否かを判断する(C04)。
この判断(C04)がNOの場合は、記憶消去・記憶回数クリアの処理(C07)をし、この判断(C04)のNOの状態が一定時間(Tf)継続しているか否かを判断する(C08)。
この判断(C08)がNOの場合は、取り込み(C02)にリターンする(C13)。この判断(C08)がYESの場合は、電源自己保持信号を解除して電源を自己遮断し(C20)、エンドにする(C21)。
前記判断(C04)がYESの場合は、記憶回数が零(ゼロ)か否かを判断する(C05)。
この判断(C05)がNOの場合は、前回のバッテリ電圧の測定から一定時間△tが経過したか否かを判断する(C09)。この判断(C05)がYESの場合は、判断(C04)がYESになってから時間t1が経過したか否かを判断する(C06)。
前記(C09)がNOの場合は、取り込み(C02)にリターンする(C13)。前記(C09)がYESの場合は、判断(C04)のYESが成立した時点からの時間及びバッテリ電圧を記憶する(C10)。
一方、前記(C06)がNOの場合は、取り込み(C02)にリターンする(C13)。前記(C06)がYESの場合は、判断(C04)のYESが成立した時点からの時間及びバッテリ電圧を記憶し(C10)、記憶回数を「1」増やし(C11)、規定回数だけ記憶したか否かを判断する(C12)。
この判断(C12)がNOの場合は、取り込み(C02)にリターンする(C13)。この(C12)がYESの場合は、2回目計測のバッテリ電圧V2と3回目計測のバッテリ電圧V3とを比較して、V2=V3であるか否かを判断する(C14)。
この判断(C14)がYESの場合は、バッテリ電圧V3を開放電圧Vocに置き換え(C18)、電源自己保持信号を解除して電源を自己遮断し(C20)、エンドにする(C21)。この(C14)がNOの場合は、1回目計測のバッテリ電圧V1とバッテリ電圧V2とバッテリ電圧V3とを比較して、V3−V2=V2−V1であるか否かを判断する(C15)。
この判断(C15)がNOの場合は、(V1*V3−V2*V2)/(V1+V3−2*V2)の計算値を開放電圧Vocに置き換え(C19)、電源自己保持信号を解除して電源を自己遮断し(C20)、エンドにする(C21)。この判断(C15)がYESの場合は、バッテリ電圧V2をバッテリ電圧V1に、バッテリ電圧V3をバッテリ電圧V2に、時間t1+一定時間△tを新たな時間t1にそれぞれ置き換え(C16)、記憶回数を「1」減らし(C17)、取り込み(C02)にリターンする(C13)。
この開放電圧推定装置13は、図6に示すように、例えば、測定間隔を一定時間△tとし、バッテリ1の放電電流が設定値未満になった時点からの時間t1、t1+△t、t1+2△tのそれぞれの時点で測定したバッテリ電圧をそれぞれV1、V2、V3として記憶する(C10)。3つのデータが得られたら、(C14)以降において、開放電圧Vocを求めることができる。
(1)、V2=V3(最近の2回の測定値が同じ)の場合
すでに一定値に達しており、Voc=V3とみなせる(C18)。
(2)、V3−V2=V2−V1の場合(バッテリ電圧がある値に近づく傾向がみられない場合)
V1←V2、V2←V3、t1←t1+△t、「時間及びバッテリ電圧の記憶回数」←2の置換を行い、(C02)に戻る。
次の一定時間△t経過後にあらためてバッテリ電圧を測定し、その時点で最近測定した3つの電圧データから、(C14)以降の処理で開放電圧を求める。
(3)、上記(1)、(2)以外の場合
連立方程式の解Voc=(V1×V3−V2×V2)/(V1+V3−2*V2)の形で、開放電圧Vocが得られる。
このように、このバッテリ1の開放電圧推定装置13は、開放電圧推定手段14によって、算出式を用いて、測定開始から最低3回のバッテリ電圧を測定するだけで、バッテリ1の開放電圧を推定できるので、前述実施例と同様の効果を奏することができ、さらに、短時間で開放電圧の推定を完了することが可能である。
図7〜図9は、第3の実施例の変形例を示すものである。なお、この変形例におけるバッテリ1の開放電圧推定装置13は、前述第1の実施例の図2に示す構成と同様に構成されているので、図2の符号を付して説明する。
バッテリ1の開放電圧推定装置13は、バッテリ監視装置7のSOC算出装置10に内蔵され、開放電圧推定手段14を備えている。開放電圧推定手段14は、車両のイグニションスイッチ4がオフ状態(IG・OFF)で、かつ電流センサ11により検出されるバッテリ電流が設定値より小さい状態で、一定時間毎に電圧センサ9によりバッテリ電圧を測定し、少なくとも3回の測定されたバッテリ電圧の値を用いた算出式により算出することにより、バッテリ1の開放電圧と推定する。
開放電圧推定装置13は、算出式として、あらかじめ仮定した、時間とバッテリ電圧の関係の近似式(定数や係数が未知。そのうちの1つが開放電圧)を用いる。開放電圧推定装置13は、近似式に、測定した複数の(時刻t、バッテリ電圧V)データ(測定後には既知)を代入して得ら知る式を連立方程式とし、その解から、開放電圧を推定する。
この変形例の開放電圧推定装置13は、データ個数を第2の実施例の場合以上に多く測定し、近似式の中に未知の定数として含まれる開放電圧を、最小自乗法を用いて求めるものである。
バッテリ1の開放電圧推定装置13は、イグニションスイッチ4のオン操作によりバッテリ監視装置7のSOC算出装置10が起動して電源自己保持信号を出力している状態で、図7に示すように、開放電圧推定手段14によってプログラムがスタートすると(D01)、バッテリ電圧、バッテリ電流、バッテリ温度、イグニションスイッチ信号を取り込み(D02)、イグニションスイッチ4がオフ(IG・OFF)であるか否かを判断する(D03)。
この判断(D03)がNOの場合は、後述する判断(D04)のYESが成立した時点からの時間及びバッテリ電圧の記憶を消去して記憶した回数をクリアする(D06)。さらに、後述する判断(D04)のNOの状態が一定時間(Tf)継続しているか否かを判断する(D07)。
この判断(D07)がNOの場合は、取り込み(D02)にリターンする(D11)。この判断(D07)がYESの場合は、電源自己保持信号を解除して電源を自己遮断し(D13)、エンドにする(D14)。これは、実際には放電電流が(D04)の設定値(Ilow)未満であるのに、電流センサ11の故障等のために放電電流の測定値が設定値(Ilow)未満にならない場合に、バッテリ監視装置7の電源を強制的に遮断して、バッテリ監視装置7の電力消費によるバッテリ1の過放電を防ぐ処理である。
前記判断(D03)がYESの場合は、バッテリ1の放電電流(バッテリ電流)が設定値(Ilow)未満か否かを判断する(D04)
この判断(D04)がNOの場合は、記憶消去・記憶した回数クリアの処理(D06)をし、この判断(D04)のNOの状態が一定時間(Tf)継続しているか否かを判断する(D07)。
この判断(D07)がNOの場合は、取り込み(D02)にリターンする(D11)。この判断(D07)がYESの場合は、電源自己保持信号を解除して電源を自己遮断し(D13)、エンドにする(D14)。
前記判断(D04)がYESの場合は、判断(D04)のYESが成立してから規定時間t1、t2、t3、…、tnが経過したか否かを判断する(D05)。
この判断(D05)がNOの場合は、取り込み(D02)にリターンする(D11)。この判断(D05)がYESの場合は、判断(D04)のYESが成立してからの時間及びバッテリ電圧を記憶し(D08)、記憶回数を「1」増やし(D09)、規定回数だけ記憶したか否かを判断する(D10)。
この判断(D10)がNOの場合は、取り込み(D02)にリターンする(D11)。この(D10)がYESの場合は、最小自乗法により開放電圧を推定し(D12)、電源自己保持信号を解除して電源を自己遮断し(D13)、エンドにする(D14)。
前記(D12)においては、図9に示すように、(D04)条件が成立した時点からの時間t1、t2、t3、…、tnに測定した電圧を、それぞれV1、V2、V3、…Vnとすると、以下のように最小自乗法を用いて開放電圧Vocを算出する。
例えば、N個のデータ(ti、Vi)(i=1、2、3、…、n)を、
V=Aexp[−t/τ]+Voc …(式2)
で近似する場合で説明する。
τを予め指定した範囲内で変化させて、次式で表される誤差自乗総和Seが最小になるτを求める。
Figure 0005077513
ここで、
Figure 0005077513
Figure 0005077513
である。
誤差自乗総和Seが最小となるτのときに、式5によって開放電圧Vocが求められる。
上述の式3で表される誤差自乗総和Seを最小にするA、τ、Vocを求めるのが最小自乗法である。
Figure 0005077513
は、Aの単調増加関数であるから、
Figure 0005077513
を満たすAにおいて、Seは最小値をとる。
Figure 0005077513
も、Vocの単調増加関数であるから、
Figure 0005077513
を満たすVocにおいて、Seは最小値をとる。
連立方程式(式6及び式7)をA、Vocについて解くと、上述の式4及び式5が得られる。
Figure 0005077513
は、式が複雑なので、Seが最小となるτの値は式変形だけでは求められない。
そこで、τを仮に固定した上でA、Voc及びSeを計算し、τを変化させてSeが最小となるτを求める。そのτのときのVocが開放電圧である。
前記(D12)における最小自乗法を用いた開放電圧Vocは、図8に示すように、プログラムがスタートすると(E01)、τを規定範囲で下限値とし(E02)、前記式4でAを算出し、前記式5でVocを算出し、前記式3でSeを算出し、VocとSeを記憶する(E03)。
次に、τを規定量だけ増やし(E04)、前記式4でAを算出し、前記式5でVocを算出し、前記式3でSeを算出し(E05)、今回計算したSeは、記憶しているSeより小さいか否かを判断する(E06)。
この判断(E06)がNOの場合は、τは規定範囲の上限か否かの判断(E08)に移行する。この判断(E06)がYESの場合は、記憶していたVocとSeのそれぞれの値を今回算出した値に置換して、あらためて記憶し(E07)、τは規定範囲の上限か否かを判断する(E08)。
この判断(E08)がNOの場合は、(E04)にリターンする。この判断(E08)がYESの場合は、記憶しているVocを開放電圧と推定し(E09)、エンドにする(E10)。
このように、このバッテリ1の開放電圧推定装置13は、開放電圧推定手段14によって、近似式を用いてバッテリ1の開放電圧を推定する際に、近似式の中に未知の定数として含まれる開放電圧を、最小自乗法を用いて求めるので、前述実施例と同様の効果を奏することができ、さらに、短時間で開放電圧の推定を完了することが可能である。
図10は、第4の実施例を示すものである。なお、この実施例におけるバッテリ1の開放電圧推定装置13は、前述第1の実施例の図2に示す構成と同様に構成されているので、図2の符号を付して説明する。
バッテリ1の開放電圧推定装置13は、バッテリ監視装置7のSOC算出装置10に内蔵され、開放電圧推定手段14を備えている。開放電圧推定手段14は、車両のイグニションスイッチ4がオフ状態(IG・OFF)で、かつ電流センサ11により検出されるバッテリ電流が設定値より小さい状態が一定時間継続した状態で、バッテリ電圧に、バッテリ温度とバッテリ状態から算出される補正電圧を加えた値を開放電圧と推定する。補正電圧は、バッテリ温度、バッテリ充電状態(SOC)に対するマップとして予め定めておく。
バッテリ1の開放電圧推定装置13は、イグニションスイッチ4のオン操作によりバッテリ監視装置7のSOC算出装置10が起動して電源自己保持信号を出力している状態で、図10に示すように、開放電圧推定手段14によってプログラムがスタートすると(F01)、バッテリ電圧、バッテリ電流、バッテリ温度、イグニションスイッチ信号を取り込み(F02)、イグニションスイッチ4がオフ(IG・OFF)であるか否かを判断する(F03)。
この判断(F03)は、イグニションスイッチ4がオフ状態になるのを待っている。イグニションスイッチ4のオフの状態では、通常、車両の制御としてはバッテリ1は充電されない。また、運転者は、通常、電気機器のスイッチをオフにして車両を離れるため、バッテリ電流が小さく、開放電圧の推定に適している。
前記判断(F03)がNOの場合は、取り込み(F02)にリターンする(F06)。前記判断(F03)がYESの場合は、バッテリ1の放電電流(バッテリ電流)が設定値(Ilow)未満か否かを判断する(F04)。
この判断(F04)は、イグニションスイッチ4のオフ操作後でも、第2の電気負荷3であるヘッドランプなどは動作できるため、放電電流が設定値より小さくなった状態(バッテリ監視装置7のみが起動している状態)を確認するためである。
前記判断(F04)がNOの場合は、この判断(F04)のNOの状態が一定時間(Tf)継続しているか否かを判断する(F11)。
この判断(F11)がNOの場合は、取り込み(F02)にリターンする(F06)。この判断(F11)がYESの場合は、電源自己保持信号を解除して電源を自己遮断し(F09)、エンドにする(F10)。これは、実際には放電電流が(F04)の設定値(Ilow)未満であるのに、電流センサ11の故障等のために放電電流の測定値が設定値(Ilow)未満にならない場合に、バッテリ監視装置7の電源を強制的に遮断して、バッテリ監視装置7の電力消費によるバッテリ1の過放電を防ぐ処理である。
前記判断(F04)がYESの場合は、この判断(F04)のYES成立が一定時間(T)継続したか否かを判断する(F05)。
この判断(F05)がNOの場合は、取り込み(F02)にリターンする(F06)。この判断(F05)がYESの場合は、バッテリ温度、バッテリ充電状態(SOC)から、所定のマップを用いて補正電圧を算出する(F07)。マップの値は、例えば、各バッテリ温度と各バッテリ充電状態(SOC)において、バッテリ監視装置7の動作電流と各負荷の暗電流の総和で定電流放電させた場合の一定時間T経過時のバッテリ電圧と開放電圧の差を測定し、その結果に応じて決定する。マップを用いて補正電圧を算出するにあたり、マップ上にない点の補正電圧は、バッテリ温度及びバッテリ充電状態(SOC)に対して補間または補外を行って、求めることができる。
そして、直近に測定したバッテリ電圧に、(F07)で算出した補正電圧を加算し、その結果を開放電圧とみなし(F08)、電源自己保持信号を解除して電源を自己遮断し(F09)、エンドにする(F10)。
バッテリ監視装置7は、この電源の自己遮断(F09)によって装置全体が休止状態になり、無駄な電力消費を防ぐことができる。一定時間経過前に第2の電気負荷3が使われたり、イグニションスイッチ4がオン状態になった場合は、それまでの経過時間をキャンセルして、取り込み(F02)にリターンして最初からやり直す。時間計測は、SOC算出装置10内部のタイマ機能によって行う。
このように、このバッテリ1の開放電圧推定装置13は、開放電圧推定手段14によって、イグニションスイッチ4がオフの時のように、バッテリ1の充放電電流が小さい値を示す状態におけるバッテリ電圧を用いてバッテリ1の開放電圧を推定する際に、バッテリ監視装置7の動作電流と各負荷の暗電流の総和による電圧降下が無視できない場合、その影響を電圧補正により相殺することにより、第1の実施例に比べて、より高精度に開放電圧を推定することができる。第1の実施例との違いは、直近のバッテリ電圧測定値をそのまま開放電圧とみなす(図1のA07)のではなく、バッテリ温度、バッテリ充電状態(SOC)等の測定値に基づく電圧補正を施す点(F08)である。
なお、変形例として、(F07)の補正電圧を、バッテリ温度、バッテリ充電状態(SOC)、バッテリ電流の3者に基づいて算出するようにすれば、車両のユーザーが後付けした負荷の効果も相殺することができる。
また、上述実施例の(A07)、(B06)、(C10)、(D08)、(F08)におけるバッテリ電圧処理においては、測定したバッテリ電圧をそのまま用いたが、測定時刻付近において複数回測定したバッテリ電圧の平均値を用いることにより、開放電圧の精度を向上することができる。
この発明の車両用バッテリの開放電圧推定装置は、バッテリについて、精度の高い開放電圧を推定することが可能であり、バッテリ監視装置全体の信頼性向上に貢献できるものであり、エンジンやモータを搭載した車両や小型船舶、土木機械などの産業機械に利用することができる。
開放電圧推定装置の第1の実施例を示す開放電圧推定のフローチャートである。 第1の実施例を示す開放電浅推定装置のシステム構成図である。 第2の実施例を示す開放電圧推定のフローチャートである。 第2の実施例を示す開放電圧推定のタイムチャートである。 第3の実施例を示す開放電圧推定のフローチャートである。 第3の実施例を示す開放電圧推定のタイムチャートである。 変形例を示す開放電圧推定のフローチャートである。 変形例を示す最小自乗法による開放電圧推定のフローチャートである。 変形例を示す開放電圧推定のタイムチャートである。 第4の実施例を示す開放電圧推定のフローチャートである。
符号の説明
1 車両用バッテリ(バッテリ)
2 第1の電気負荷
3 第2の電気負荷
4 イグニションスイッチ
5 正端子
6 負端子
7 バッテリ監視装置
8 電源回路
9 電圧センサ
10 SOC算出装置
11 電流センサ
12 温度センサ
13 開放電圧推定装置
14 開放電圧推定手段

Claims (1)

  1. バッテリ電圧を検出する電圧検出手段と、バッテリから車両の負荷へ流れるバッテリ電流を検出する電流検出手段とを備えた車両用バッテリの開放電圧推定装置において、各バッテリ温度と各バッテリ充電状態におけるバッテリ充電状態を監視するバッテリ監視装置の動作電流と前記負荷の暗電流との総和による電圧降下を示すマップを備え、前記車両のイグニションスイッチがオフ状態で、かつ前記電流検出手段により検出されるバッテリ電流が設定値より小さい状態が一定時間継続した状態で、前記バッテリ電圧に、バッテリ温度とバッテリ充電状態に基づいて前記マップから算出される補正電圧を加えた値を開放電圧と推定する開放電圧推定手段を備えていることを特徴とする車両用バッテリの開放電圧推定装置。
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