JP5076505B2 - Frp中空構造体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、FRP中空構造体の製造方法に関するものである。
FRP中空構造体は、FRP(Fiber Reinforced Plastics)からなる中空構造体である。この種のFRP中空構造体の製造方法としては、例えば特許文献1に記載のように、成形型の内面にプリプレグを積層し、このプリプレグ積層体の内側に、加圧空気の充填によって膨張するバッグを配置し、このバッグの膨張によりプリプレグ積層体を成形型の内面に押し付けながらプリプレグ積層体を加熱して硬化させる製造方法が一般に知られている。
特許第3690744号公報
ところで、特許文献1に記載の製造方法を含め、バッグ等の袋体を使用してその膨張によりプリプレグ積層体(プリフォーム)を成形型の内面に押し付けながら加熱して硬化させる従来のFRP中空構造体の製造方法には、以下のような問題がある。
すなわち、成形型の内面に複雑な凹凸部が存在する場合、成形型の内面形状に沿って袋体を適切に配置し、また、成形型の内面形状に確実に追従するように袋体を膨張させることが難しいため、複雑な内面形状を有するFRP中空構造体を製造するのが非常に難しい。殊に、袋体がゴム製である場合にはこの傾向が顕著である。
また、袋体はFRP中空構造体の製造工程でのみ使用するものであって、製造後には不要となるものであるから、袋体を使用する従来のFRP中空構造体の製造方法では、袋体を製造するために余分な製造工数および製造コストが掛かる。また、製造されたFRP中空構造体の内部から袋体を除去する場合には、その除去工程が余分に必要となる。
ここで、製造されたFRP中空構造体の内部に袋体を残置すると、袋体の分だけFRP中空構造体の重量が増加する。また、袋体がFRP中空構造体の内部に残置されると、FRP中空構造体をリベット等のかしめにより他部材に締結する際に軟質な袋体の一部が噛み込まれることがあり、この場合、軟質な袋体の噛み込まれた部分のクリープ現象が原因で締結力が弱まり、十分な締結強度が得られなくなる虞がある。
一方、製造されたFRP中空構造体の内部から袋体を除去する場合には、袋体の抜き出し穴をFRP中空構造体に開ける必要があるが、袋体が萎縮性の低いゴム製の場合には、大きな抜き出し穴をFRP中空構造体に開ける必要があり、FRP中空構造体の強度が低下する虞がある。
そこで、本発明は、前述したバッグ等の袋体を使用する従来の製造方法の問題点を一挙に解決できるFRP中空構造体の製造方法を提供することを課題とする。
本発明に係るFRP中空構造体の製造方法は、FRP中空構造体の内面側を構成する内殻プリフォームと、外面側を構成する外殻プリフォームとを一体に硬化させるFRP中空構造体の製造方法であって、内殻プリフォームを構成するプリプレグを柔軟性が残留するように予備加熱して硬化させる予備加熱硬化工程と、プリプレグが予備加熱された内殻プリフォームを中子としてその外面にプリプレグを積層することで外殻プリフォームを形成する外殻プリフォーム形成工程と、内殻プリフォームと共に外殻プリフォームを成形型内で本加熱して硬化させる本加熱硬化工程とを備え、本加熱硬化工程では、内殻プリフォームを内圧の付与により膨張させて外殻プリフォームを成形型の内面に押し付けつつ内殻プリフォームを外殻プリフォームと一体化させ、内殻プリフォームは、その角部に気密性を有する弾性接続部材が配置され、この弾性接続部材を介して複数の平板状のプリプレグ積層体が相互に接続された構造とされていることを特徴とする。
ここで、「プリフォーム」とは、プリプレグまたはその積層体を予め所定形状に形成したもの、あるいは、これらを所定形状に組み立てたものを言うこととする。「プリプレグ」は、強化繊維からなる織り目の細かいクロスに熱硬化性樹脂を含浸させた成形用中間材料をいう。プリプレグ用の強化繊維としては、カーボン繊維、ガラス繊維、アラミド繊維などの無機繊維の他、各種の金属繊維が挙げられる。また、熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂などが挙げられる。
本発明に係るFRP中空構造体の製造方法において、予備加熱硬化工程では、内圧の付与によって内殻プリフォームが十分に膨張できる必要な柔軟性が内殻プリフォームのプリプレグに残留する。また、内殻プリフォームのプリプレグに含浸されている熱硬化性樹脂が一旦溶融してクロスに浸透し、クロスの織り目や継ぎ目を封止するため、内殻プリフォームには、内圧の付与によって十分に膨張できる必要な気密性が発現する。さらに、内殻プリフォームの表面硬度が中子として必要な硬度まで上昇する。
外殻プリフォーム形成工程では、表面硬度が上昇した内殻プリフォームが中子として十分に機能するため、外殻プリフォームが容易かつ確実に形成される。
本加熱硬化工程では、プリプレグに柔軟性および気密性が確保された内殻プリフォームが流動することなく軟化して内圧の付与により十分に膨張し、外殻プリフォームを成形型の内面に確実に押し付ける。その際、本加熱された内殻プリフォームの表面には粘着性が発現するため、内殻プリフォームが外殻プリフォームに確実に接合して一体化される。
また、内殻プリフォームは、その角部に気密性を有する弾性接続部材が配置され、この弾性接続部材を介して複数の平板状のプリプレグ積層体が相互に接続された構造とされている。この場合、平板状のプリプレグ積層体を使用できるため、内殻プリフォームの組立形成が容易となる。また、内殻プリフォームの角部の気密性が弾性接続部材により十分に確保されるため、角部の気密性を確保するようにプリプレグを立体状に多層に積層する必要がなく、平板状のプリプレグ積層体の積層数を減少させることも可能となる。
さらに、内殻プリフォームは、その内面間に配置される補強リブと、この補強リブの端部を内殻プリフォームの内面に固定する補強部材とを備え、この補強部材が折返し部で屈曲できる柔構造の折返し片を有し、この折返し片が内殻プリフォームの内面に接合される構造とされているのが好ましい。この場合、本加熱硬化工程で内殻プリフォームが膨張する際、補強部材の折返し片が内殻プリフォームの内面から剥離することなくその内面に追従するため、補強リブの端部が内殻プリフォームの内面に確実に固定される。
ここで、補強部材は、プリプレグ積層体を折り曲げ加工したパーツプリフォームで構成されており、折返し片を除く部分が予備加熱により硬化され、折返し片が未硬化状態に保持されているのが好ましい。この場合、未硬化状態に保持された折返し片が本加熱硬化工程で内殻プリフォームの内面に強固に接合される。
本発明に係るFRP中空構造体の製造方法において、本加熱硬化工程では、柔軟性および気密性が確保された内殻プリフォームが内圧の付与により十分に膨張して外殻プリフォームを成形型の内面に確実に押し付けることにより、内殻プリフォームが外殻プリフォームに確実に接合して一体化される。
このように、本発明のFRP中空構造体の製造方法によれば、柔軟性および気密性を有する内殻プリフォームが従来のバッグ等の袋体に代わって機能するため、バッグ等の袋体を使用する従来の製造方法の問題点を一挙に解決できる。すなわち、複雑な内面形状を有するFRP中空構造体も容易に製造できる。余分な製造工数や製造コストを削減してFRP中空構造体を製造できる。不必要な重量増加を回避したFRP中空構造体を製造できる。リベット等のかしめにより他部材に締結する際にも十分な締結強度を発揮するFRP中空構造体を製造できる。不必要な抜き出し穴による強度低下を回避したFRP中空構造体を製造できる。
以下、図面を参照して本発明に係るFRP中空構造体の製造方法の最良の実施形態を説明する。この説明において、同一または同様の構成要素については、同一の符号を付して重複した説明を省略することがある。ここで、参照する図面において、図1は一実施形態に係る製造方法によって製造されるFRP中空構造体の外観を示す斜視図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は一実施形態の製造方法の作業工程図である。
一実施形態に係るFRP中空構造体の製造方法は、図1および図2に示すようなFRP中空構造体1を製造する方法であり、図3に示す各作業工程、すなわち、パーツプリフォーム形成工程A、予備加熱硬化工程B、内殻プリフォーム組立工程C、外殻プリフォーム形成工程Dおよび本加熱硬化工程Eを経てFRP中空構造体1を成形する。
まず、一実施形態のFRP中空構造体の製造方法によって製造されるFRP中空構造体1について説明する。このFRP中空構造体1は、例えば図1に示すようなL字形の平面形状を呈する所定の厚みの中空構造体であり、その断面形状は、例えば図2に示すような概略台形の中空断面形状となっている。このFRP中空構造体1は、その内面側を構成する内殻プリフォーム2と、その外面側を構成する外殻プリフォーム3とが加熱処理により硬化して一体化したものである。
内殻プリフォーム2は、FRP中空構造体1の下壁部の内面を構成する下部プリフォーム2Aと、FRP中空構造体1の上壁部からその周囲の側壁部に亘る部分の内面を構成する上部プリフォーム2Bとで構成されている。そして、下部プリフォーム2Aには、内殻プリフォーム2内に内圧を付与するための内圧付与口2Cが外殻プリフォーム3の外面から突出するように形成されている。この内圧付与口2Cの開口径は1〜2mm程度である。
このような内殻プリフォーム2には、内圧の付与により膨張して外殻プリフォーム3を押圧する際にその角部を良好に押圧できるようにするため、外殻プリフォーム3の下角部に対応して下部プリフォーム2Aの周囲に配置される下部フォーム材4と、外殻プリフォーム3の上角部に対応して上部プリフォーム2Bの上角部の周囲に配置される上部フォーム材5とが付設されている。なお、下部フォーム材4および上部フォーム材5として、一実施形態では、硬質ウレタンフォーム(10倍発泡、独立気泡)を使用した。
外殻プリフォーム3の下角部に対応する下部プリフォーム2Aの周縁部および上部プリフォーム2Bの周縁部は、相互に突き当たって平坦面を形成するように折り曲げられている。これに対応して、下部フォーム材4は、下部プリフォーム2Aの周縁部と上部プリフォーム2Bの周縁部とで形成される平坦面に沿う三角形の断面形状に形成されている。
また、外殻プリフォーム3の上角部に対応する上部プリフォーム2Bの上角部は、面取り状の平坦面を呈するように折り曲げられている。これに対応して、上部フォーム材5は、上部プリフォーム2Bの上角部の平坦面に沿うカマボコ状の断面形状に形成されている。
つぎに、一実施形態のFRP中空構造体の製造方法を図3に示す各作業工程毎に説明する。まず、パーツプリフォーム形成工程Aでは、それぞれ所定形状に立体裁断したプリプレグを図示しない適宜の専用ツールの外面にそれぞれ少なくとも5層ずつ積層することで、図2に示した下部プリフォーム2Aおよび上部プリフォーム2Bを形成する。なお、プリプレグは、カーボン繊維やガラス繊維からなる織り目の細かいクロスにエポキシ樹脂を含浸させたものが一般的であり、本実施形態では、カーボン/エポキシプリプレグ(東邦テナックス社製 W3101/Q112J)を使用した。
予備加熱硬化工程Bでは、パーツプリフォーム形成工程Aで所定形状に形成された下部プリフォーム2Aおよび上部プリフォーム2Bをそれぞれ図示しない石膏ボード型に収容し、これらをオーブン内で予備加熱することにより、所定の柔軟性が残留する範囲の硬化深度(Cure Index)まで硬化させる。すなわち、内殻プリフォーム2が0.2〜0.6MPa程度の内圧で十分に膨張できる硬化深度として、15〜20%の硬化深度まで硬化させる。その際、下部プリフォーム2Aおよび上部プリフォーム2Bの予備加熱温度は、カーボン/エポキシプリプレグの硬化温度として推奨されている120〜130℃より少なくとも40℃程度低い80〜85℃の温度とするのが好ましい。
ここで、下部プリフォーム2Aおよび上部プリフォーム2Bの硬化深度は、予備加熱温度と加熱時間とをパラメータとして予め求めたデータに基づいて簡便に制御することができる。例えば、予備加熱温度を85℃とした場合、4hr程度の加熱時間で硬化深度は15%となる。
なお、硬化深度を正確に制御したい場合には、図示しない石膏ボード型の温度上昇最遅延部に誘電特性センサ(IDEXセンサ)を埋設しておき、この誘電特性センサの検出信号値(Cure Index値)が15〜20%の硬化深度に対応する値に達した時点で、下部プリフォーム2Aおよび上部プリフォーム2Bの加熱を停止して冷却することにより、その硬化反応を停止させる。こうすることで、下部プリフォーム2Aおよび上部プリフォーム2Bの硬化深度を15〜20%の範囲に正確に制御することができる。
このような予備加熱硬化工程Bにより、下部プリフォーム2Aおよび上部プリフォーム2Bには、内殻プリフォーム2が0.2MPa程度の内圧の付与によって十分に膨張できる必要な柔軟性が残留する。また、下部プリフォーム2Aおよび上部プリフォーム2Bを構成する各層のカーボン/エポキシプリプレグに含浸されているエポキシ樹脂が一旦溶融して各層のクロスに浸透し、各層のクロスの織り目や継ぎ目を封止するため、下部プリフォーム2Aおよび上部プリフォーム2Bには、内殻プリフォーム2が内圧の付与によって十分に膨張できる必要な気密性が発現する。さらに、内殻プリフォーム2が中子として十分に機能する必要な硬度まで下部プリフォーム2Aおよび上部プリフォーム2Bの表面硬度が上昇する。
内殻プリフォーム組立工程Cでは、図4に示す外観を呈する中空構造の内殻プリフォーム2を組み立てる。すなわち、予備加熱硬化工程Bで予備加熱されて15〜20%の硬化深度まで硬化した下部プリフォーム2Aおよび上部プリフォーム2Bの周縁部同士を突き合わせ、その下角部の平坦面に下部フォーム材4を接着して下部プリフォーム2Aと上部プリフォーム2Bとを組み立てる。また、上部プリフォーム2Bの上角部の平坦面に上部フォーム材5を接着する。なお、本実施形態においては、接着剤として、例えば軟質エポキシ系の接着剤を使用した。
外殻プリフォーム形成工程Dでは、内殻プリフォーム組立工程Cで組み立てられた内殻プリフォーム2を中子として外殻プリフォーム3を形成する。すなわち、内殻プリフォーム2の外面を覆うようにプリプレグを2〜6層程度積層することで外殻プリフォーム3を形成する。この場合、内殻プリフォーム2の表面硬度が中子として必要な硬度まで上昇しており、内殻プリフォーム2が中子として十分に機能するため、外殻プリフォーム3が容易かつ確実に形成される。なお、プリプレグは、パーツプリフォーム形成工程Aで使用したプリプレグと同種のものであり、本実施形態では、カーボン/エポキシプリプレグ(東邦テナックス社製 W3101/Q112J)を使用した。
本加熱硬化工程Eでは、外殻プリフォーム形成工程Dで内殻プリフォーム2の外面に形成された外殻プリフォーム3を成形型にセットし、この外殻プリフォーム3を内殻プリフォーム2と共に加圧下で本加熱して硬化させる。すなわち、図5に示すような下型6Aと上型6Bからなる上下2分割構造の成形型6内に外殻プリフォーム3をセットし、図示しないオートクレーブ内において、0.2〜0.6MPa程度の加圧下のもとに、3時間ほど本加熱する。例えば0.2MPaの加圧下のもとに、90℃で1hrほど加熱した後、130℃で2hrほど加熱する。
なお、この本加熱に先立ち、成形型6の内面と外殻プリフォーム3との間の空気は予め抜き取っておく。例えば、上型6Bおよびその周囲に露出する下型6Aのフランジ部6A1をナイロンフィルム製のバッグ7で覆い、このバッグ7と内殻プリフォーム2の内圧付与口2Cとの間をシール部材8でシールすると共にバッグ7と下型6Aのフランジ部6A1との間をシール部材9でシールする。そして、この状態で図示しない脱気装置により下型6Aのフランジ部6A1と上型6Bとの間から成形型6の内面と外殻プリフォーム3との間の空気を抜き取る。
このような本加熱硬化工程Eにおいては、内殻プリフォーム2の内圧付与口2Cから0.2〜0.6MPa程度の内圧が付与されて内殻プリフォーム2の内面に作用する。このため、予め15〜20%の硬化深度まで硬化されて0.2MPa程度の内圧により十分に膨張できる柔軟性および気密性が確保されている内殻プリフォーム2は、流動することなく軟化して十分に膨張し、外殻プリフォーム3を成形型6の内面に確実に押し付ける。
その際、内殻プリフォーム2は、下部フォーム材4および上部フォーム材5を介して外殻プリフォーム3の下角部をおよび上角部を成形型6の内面に確実に押し付ける。そして、130℃で2hrほど本加熱された内殻プリフォーム2の表面には粘着性が発現するため、内殻プリフォーム2の外面が外殻プリフォーム3の内面に確実に接合して両者が一体化される。
従って、一実施形態に係るFRP中空構造体の製造方法によれば、従来のようなバッグ等の袋体を使用する製造方法の問題点を一挙に解決することができる。すなわち、成形型6の複雑な内面形状に沿って適切に配置し、確実に膨張させることが難しい従来の袋体に代わって内殻プリフォーム2が機能し、この内殻プリフォーム2の形状を成形型6の内面形状に応じて容易に形成することができるため、複雑な内面形状および外面形状を有するFRP中空構造体1も容易に製造することができる。
また、FRP中空構造体1の製造後に不要となる従来の袋体に代わって内殻プリフォーム2が機能するため、余分な製造工数や製造コストを削減してFRP中空構造体1を製造することができる。
さらに、FRP中空構造体1の製造後に不要となる従来の袋体に代わって内殻プリフォーム2が機能し、この内殻プリフォーム2が外殻プリフォーム3と一体化してFRP中空構造体1を構成するため、不必要な重量増加を回避したFRP中空構造体1を製造することができる。また、リベット等のかしめにより他部材に締結する際にも十分な締結強度を発揮するFRP中空構造体1を製造することができる。さらに、従来のような袋体の抜き出し穴が不要であるため、強度低下を回避したFRP中空構造体1を製造することができる。
特に、本実施形態に係るFRP中空構造体の製造方法によれば、図2に示したように、FRP中空構造体1の上下の角部に下部フォーム材4および上部フォーム材5を内包した二重壁構造を有する強度および剛性の高いFRP中空構造体1を製造することができる。
本発明のFRP中空構造体の製造方法は、前述した一実施形態に限定されるものではない。例えば内殻プリフォーム組立工程Cで組み立てられる内殻プリフォーム2(図4参照)は、図示しない補強用のインサート等を所望の箇所に予め組み付けた構造としてもよいし、図6に示す断面形状の内殻プリフォーム2に変更し、あるいは図7の斜視図に示すような内殻プリフォーム2に変更してもよい。
図6に示す内殻プリフォーム2は、周縁部が折り曲げられていない平板状の下部プリフォーム2Aと、外殻プリフォーム3の上壁部の内面に沿う平板状の上部プリフォーム2Bと、外殻プリフォーム3の側壁部の内面に沿う平板状の側部プリフォーム2Dと、外殻プリフォーム3の下角部の内面に沿うように配置される下部弾性接続部材21と、外殻プリフォーム3の上角部の内面に沿うように配置される上部弾性接続部材22とを備え構成されている。
下部弾性接続部材21および上部弾性接続部材22は、例えば厚さ1mmのシリコンゴム未加硫シートを図示しない石膏ボード型に1層積層し、これをオーブン内にて120℃で10minほど加熱した後、200℃で4hrほど加熱して加硫することにより、それぞれ所定の断面形状とする。
そして、下部弾性接続部材21を例えば軟質エポキシ系の接着剤により下部プリフォーム2Aの周縁部の外面と側部プリフォーム2Dの下縁部の内面とに接着し、室温で2hrほど放置して接着剤を硬化させることにより、下部プリフォーム2Aの周縁部と側部プリフォーム2Dの下縁部との間を下部弾性接続部材21で接続する。同様に、上部弾性接続部材22を軟質エポキシ系の接着剤により上部プリフォーム2Bの周縁部の内面と側部プリフォーム2Dの上縁部の内面とに接着し、室温で2hrほど放置して接着剤を硬化させることにより、上部プリフォーム2Bの周縁部と側部プリフォーム2Dの上縁部との間を上部弾性接続部材22で接続する。
このようにして図6に示す断面形状に形成した内殻プリフォーム2は、前述した本加熱硬化工程Eにおいて、例えば0.6MPaの加圧下のもとに、90℃で1hrほど加熱した後、130℃で2hrほど加熱する。この加熱処理により、図6に示した内殻プリフォーム2は、0.6MPaの内圧が付与されて十分に膨張する。その際、平板状の下部プリフォーム2A、上部プリフォーム2B、各側部プリフォーム2Dが外殻プリフォーム3の対応する部位を成形型6の内面に確実に押し付け、同時に下部弾性接続部材21および上部弾性接続部材22が外殻プリフォーム3の下角部をおよび上角部を成形型6の内面に確実に押し付ける。
ここで、図6に示した断面形状の内殻プリフォーム2は、その角部の気密性が下部弾性接続部材21および上部弾性接続部材22により十分に確保されるため、角部の気密性を確保するようにプリプレグを立体状に多層に積層する必要がない。このため、下部プリフォーム2A、上部プリフォーム2Bおよび各側部プリフォーム2Dを平板状のプリプレグ積層体で形成でき、しかも、そのプリプレグ積層体の積層数を2層程度まで減少させることができる。
従って、図6に示した断面形状の内殻プリフォーム2は、組立形成が容易である。また、図2に示した下部フォーム材4および上部フォーム材5に較べて下部弾性接続部材21および上部弾性接続部材22が軽量であるため、その分、FRP中空構造体1の重量を軽減することができる。
一方、図7に示す内殻プリフォーム2は、図2または図6に示した内殻プリフォーム2と略同様に構成されているが、その剛性、強度を増大するための補強リブ31,31が内面間に配置されている。この補強リブ31は、既に完全硬化したFRPや金属板で構成されており、その適当な箇所には、内殻プリフォーム2内の補強リブ31で区画される両側の空間を相互に連通させる直径1mm程度の小孔31Aが形成されている。
図8に示すように、補強リブ31の上縁部は左右対称のL字形の断面形状に形成された上部の左右一対の補強部材32,32を介して上部プリフォーム2Bの内面に固定されている。また、補強リブ31の下縁部も同様に形成された下部の左右一対の補強部材32,32を介して下部プリフォーム2Aの内面に固定されている。
ここで、各補強部材32は、プリプレグを2〜5層(例えば3層)積層してL字形の断面形状に形成した後、これを予備加熱処理して15〜20%(例えば15%)の硬化深度まで硬化させたパーツプリフォームであり、その一片32Aの外側には折返し片32Bが形成され、他片32Cの外側にも折返し片32Dが形成されている。
補強部材32の一片32Aとその折返し片32Bとの間には、折返し片32Bが折返し部で屈曲できる柔構造とするために、0.5〜1.0mm程度の隙間が設けられている。同様に、補強部材32の他片32Cとその折返し片32Dとの間にも、折返し片32Dが折返し部で屈曲できる柔構造とするために、0.5〜1.0mm程度の隙間が設けられている。
ここで、上部の補強部材32は、例えば軟質エポキシ系の接着剤を使用してその一片32Aの折返し片32Bを補強リブ31の上縁部に接着接合し、他片32Cの折返し片32Dを上部プリフォーム2Bの内面に同様の接着剤で接着接合する。この場合、上部プリフォーム2Bの内面には、補強部材32の他片32Cと折返し片32Dとの折返し部に近接して補強部2Eを形成しておく。この補強部2Eは、予め所定の短冊形状に裁断したプリプレグを上部プリフォーム2Bの内面に2〜3層ほど積層しておき、これを上部プリフォーム2Bと共に予備加熱して15〜20%(例えば15%)の硬化深度まで硬化させて形成する。
同様に、下部の補強部材32は、その一片32Aの折返し片32Bを補強リブ31の下縁部に接着接合し、他片32Cの折返し片32Dを下部プリフォーム2Aの内面に接着接合する。この場合、下部プリフォーム2Aの内面には、補強部材32の他片32Cと折返し片32Dとの折返し部に近接して補強部2Fを形成しておく。なお、この補強部2Fは、上部プリフォーム2B側の補強部2Eと同様に形成されるものでるため、その詳細な説明は省略する。
図8に示した補強リブ31が内面間に固定された内殻プリフォーム2は、前述した本加熱硬化工程Eにおいて膨張する際、図9に示す補強リブ31の上縁部近傍および下縁部近傍が拘束点となるため、この拘束点を節とし、拘束点から離れた部位を腹として膨張する。その際、上部の各補強部材32の折返し片32Dは、折返し部で柔軟に屈曲することにより、上部プリフォーム2Bの内面から剥離することなくその内面の膨張に追従する。
同様に、下部の各補強部材32の折返し片32Dは、折返し部で柔軟に屈曲することにより、下部プリフォーム2Aの内面から剥離することなくその内面の膨張に追従する。このため、補強リブ31は、上部プリフォーム2Bおよび下部プリフォーム2Aの内面に確実に固定された状態を維持する。従って、図7〜図9に示した内殻プリフォーム2は、その内面間に配置した補強リブ31,31により、FRP中空構造体1の剛性、強度を確実に増大することができる。
ここで、図8に示した各補強部材32は、その全体が15〜20%(例えば15%)の硬化深度まで硬化されているが、折返し片32B,32Dのみが未硬化状態に保持されていると、本加熱硬化工程Eで本過熱される際にこれらの折返し片32B,32Dの対応する接着部位への接着強度が増大するので好ましい。
図10は、補強部材32の折返し片32Bおよび折返し片32Dを未硬化状態に保持しつつ一片32Aおよび他片32Cを15〜20%の硬化深度まで硬化させる装置を示している。この装置は、補強部材32の外面側の折返し片32Bおよび折返し片32Dに沿うようにL字状の断面形状に形成された熱容量の大きなアルミニウム製の吸熱型41と、補強部材32の一片32Aおよび他片32Cの内面に沿うようにL字状の断面形状に形成された面状発熱体42と、この面状発熱体42を覆うナイロンフィルム製のバッグ43と、このバッグ43と吸熱型41との間をシールすることでバッグ43に作用する吸引負圧により面状発熱体42を補強部材32の一片32Aおよび他片32Cの内面に密着させるシール部材44とを備えている。
面状発熱体42は、電熱線をシリコンゴム材で封止した構造のものであり、図示しないコントローラにより発熱温度が制御される。そこで、この面状発熱体42の発熱温度を80℃に制御し、補強部材32の一片32Aおよび他片32Cを80℃に加温して15〜20%の硬化深度まで硬化させる。
その際、補強部材32の一片32Aから折返し片32Bに伝わる熱および他片32Cから折返し片32Dに伝わる熱は、熱容量の大きな吸熱型41に放熱されるため、折返し片32Bおよび折返し片32Dの温度は、プリプレグの硬化が進行するのに十分な温度(60℃以上)に達しない。従って、この装置によれば、補強部材32の一片32Aおよび他片32Cを15〜20%の硬化深度まで硬化させ、折返し片32Bおよび折返し片32Dを未硬化状態に保持することができる。
本発明の一実施形態に係る製造方法によって製造されるFRP中空構造体の外観を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 一実施形態の製造方法の作業工程図である。 図3に示した内殻プリフォーム組立工程で組み立てられる内殻プリフォームの外観を示す斜視図である。 図3に示した本加熱硬化工程で使用される成形型内のFRP中空構造体を示す図2に対応した断面図である。 図3に示した内殻プリフォーム組立工程で組み立てられる内殻プリフォームの変形例を示す図2に対応した断面図である。 図3に示した内殻プリフォーム組立工程で組み立てられる内殻プリフォームの他の変形例を一部破断して示す斜視図である。 図7に示した補強リブの固定構造を示す内殻プリフォームの部分断面図である。 図8に示した内殻プリフォームの膨張状態を示す部分断面図である。 図8に示した補強部材の折返し片を未硬化状態に保持しつつ一片および他片を所定の硬化深度まで硬化させる装置の部分断面図である。
符号の説明
1…FRP中空構造体、2…内殻プリフォーム、2A…下部プリフォーム、2B…上部プリフォーム、2C…内圧付与口、3…外殻プリフォーム、4…下部フォーム材、5…上部フォーム材、6…成形型、A…パーツプリフォーム形成工程、B…予備加熱硬化工程、C…内殻プリフォーム組立工程、D…外殻プリフォーム形成工程、E…本加熱硬化工程。

Claims (4)

  1. FRP中空構造体の内面側を構成する内殻プリフォームと、外面側を構成する外殻プリフォームとを一体に硬化させるFRP中空構造体の製造方法であって、
    前記内殻プリフォームを構成するプリプレグを柔軟性が残留するように予備加熱して硬化させる予備加熱硬化工程と、
    前記プリプレグが予備加熱された内殻プリフォームを中子としてその外面にプリプレグを積層することで外殻プリフォームを形成する外殻プリフォーム形成工程と、
    前記内殻プリフォームと共に外殻プリフォームを成形型内で本加熱して硬化させる本加熱硬化工程とを備え、
    前記本加熱硬化工程では、前記内殻プリフォームを内圧の付与により膨張させて前記外殻プリフォームを成形型の内面に押し付けつつ内殻プリフォームを外殻プリフォームと一体化させ、
    前記内殻プリフォームは、その角部に気密性を有する弾性接続部材が配置され、この弾性接続部材を介して複数の平板状のプリプレグ積層体が相互に接続された構造とされていることを特徴とするFRP中空構造体の製造方法。
  2. 前記内殻プリフォームは、その内面間に配置される補強リブと、この補強リブの端部を内殻プリフォームの内面に固定する補強部材とを備え、この補強部材は、折返し部で屈曲できる柔構造の折返し片を有し、この折返し片が内殻プリフォームの内面に接合される構造とされていることを特徴とする請求項1に記載のFRP中空構造体の製造方法。
  3. 前記補強部材は、プリプレグ積層体を折り曲げ加工したパーツプリフォームで構成されており、前記折返し片を除く部分が予備加熱により硬化され、前記折返し片が未硬化状態に保持されていることを特徴とする請求項2に記載のFRP中空構造体の製造方法。
  4. 前記予備加熱硬化工程では、前記内殻プリフォームが0.2〜0.6MPaの内圧で膨張できるように、前記内殻プリフォームを構成するプリプレグを予備加熱して硬化させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のFRP中空構造体の製造方法。
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