JP5075371B2 - 歯科用修復材組成物 - Google Patents
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(A)重合性単量体、
(B)2mm厚みの無機酸化物粉体の放射線不透過性がアルミ等量で1mm以上(ISO4049準拠)である、粒径が0.2〜10μmの範囲内にある無機酸化物粉体、ここで該無機酸化物粉体はストロンチウムガラス粉体及び/またはバリウムガラス粉体であり、
(C)平均粒径が0.001〜10μmの無機酸化物粉体を重合性単量体の硬化体で被覆した平均粒径0.05〜100μmのポリマ−/無機酸化物複合体粉体、ここで、該無機酸化物はシリカであり、該重合性単量体はトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートおよび/またはジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサンジウレタンであり、
(D)粒径が0.001μm以上0.2μm未満の範囲内であるシリカ粉体、および
(E)重合開始剤、
を含有することを特徴とするX線不透過用歯科用修復材組成物によって達成される。
また、複合体粉体(C)の硬化体は、重合性単量体であるトリメチロールプロパントリメタクリレートおよび/またはジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサンジウレタンの硬化体である。
更に、シリカ粉体(D)の平均粒径が0.001〜0.1μmであることが好ましい。
また、重合開始剤(E)は可視光線重合開始剤であることが好ましい。
そして、重合開始剤(E)はカンファ−キノン及び/またはアシルホスフィンオキサイドよりなることが更に好ましい。
また、重合開始剤(E)に更に、アミン誘導体を含むことが好ましい。
そして、重合性単量体(A)100重量部に対して、無機酸化物粉体(B)と複合体粉体(C)とシリカ粉体(D)の合計は25〜900重量部でありそして重合開始剤(E)は0.01〜10重量部であることが好ましい。
更に、無機酸化物粉体(B)と複合体粉体(C)とシリカ粉体(D)の合計100重量部に対して、無機酸化物粉体(B)が5〜95重量部であり、複合体粉体(C)が1〜50重量部でありそしてシリカ粉体(D)が1〜50重量部であることも好ましい。
先ず、(A)重合性単量体から詳細に説明する。(A)は公知のものであれば、その種類は特に限定されるものではないが、好ましくは下記に示す重合可能な単官能性、多官能性(メタ)アクリル酸エステル類物が適宜選択される。その一例を示すと、次のとおりである。
メチル(メタ)アクリレ−ト、エチル(メタ)アクリレ−ト、ノルマルブチル(メタ)アクリレ−ト、イソブチル(メタ)アクリレ−ト、ターシャリ−ブチル(メタ)アクリレ−ト、ペンチル(メタ)アクリレート、イソペンチル(メタ)アクリレート、ネオペンチル(メタ)アクリレ−ト、グリシジル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、エチレングリコ−ルアセトアセテ−ト(メタ)アクリレ−ト、エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシテトラエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、β−(メタ)アクリロキシエチルハイドロゲンフタレート、β−(メタ)アクリロキシエチルハイドロゲンサクシネート、ノニルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレン(メタ)アクリレート、N−(2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキシプロピル)−N−フェニルグリシン、N−(メタ)アクリロイルグリシン、4−(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメリット酸無水物等の(メタ)アクリル酸エステル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、(メタ)アクリルアルデヒドエチルアセタール等のビニルエーテル;スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、クロロスチレン等のアルケニルベンゼン;アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等のシアン化ビニル;(メタ)アクリルアルデヒド、3−シアノ(メタ)アクリルアルデヒド等の(メタ)アクリルアルデヒド;(メタ)アクリルアミド、N−スクシン(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリル酸アミド;(メタ)アクリル酸、ビニル酢酸、クロトン酸等の(メタ)アクリル酸もしくはそれらの金属塩;アシッドホスホエチル(メタ)アクリレート、アシッドホスホプロピル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニル燐酸等の燐酸エステル基を含有する重合性単量体もしくはそれらの金属塩;アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、tert−ブチルアクリルアミドスルホン酸等のスルホン酸基を含有する重合性単量体もしくはそれらの金属塩類である。
下記式(1)
で示される単量体。例えば、プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、ノナンジオール、デカンジオール、エイコサンジオール等のジ(メタ)アクリレート;エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートのような水酸基を有するビニル単量体とヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ジイソシアネートメチルシクロヘキサン、イソフオロンジイソシアネート、メチルビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)のようなジイソシアネート化合物との付加物から誘導されるウレタン系重合性単量体;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートのような水酸基を有するビニル単量体とジイソシアネートメチルベンゼン、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートのような芳香族含有ジイソシアネート化合物との付加物から誘導される芳香族環とウレタン結合を有する(メタ)アクリレート系重合性単量体;2,2−ビス((メタ)アクリロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス〔4−(3−(メタ)アクリロキシ)−2−ヒドロキシプロポキシフェニル〕プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシテトラエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシペンタエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシジプロポキシフェニル)プロパン、2−(4−(メタ)アクリロキシエトキシフェニル)−2−(4−(メタ)アクリロキシフェニル)プロパン、2(4−(メタ)アクリロキシジエトキシフェニル)−2−(4−(メタ)アクリロキシトリエトキシフェニル)プロパン、2−(4−(メタ)アクリロキシジエトキシフェニル)−2−(4−(メタ)アクリロキシトリエトキシフェニル)プロパン、2−(4−(メタ)アクリロキシジプロポキシフェニル)−2−(4−(メタ)アクリロキシトリエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシイソプロポキシフェニル)プロパン等の芳香族環とエーテル結合を有する(メタ)アクリレート系重合性単量体、ビスフェノ−ルAもしくは水添ビスフェノ−ルAとグリシジル(メタ)アクリレ−トの1:2反応物、例えば、ビスフェノ−ルAジグリシジルエ−テル(メタ)アクリル酸付加物等のビスフェノ−ルAもしくは水添ビスフェノ−ルAとエポキシ基を持つ(メタ)アクリレ−トの1:2付加物等が挙げられる。
トリメチロールメタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ホスファゼン骨格を持つトリ(メタ)アクリレ−ト、イソシアヌル酸骨格を持つトリ(メタ)アクリレ−ト等が挙げられる。
ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、またジイソシアネートメチルベンゼン、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ジイソシアネートメチルシクロヘキサン、イソフオロンジイソシアネト、メチルビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)のようなジイソシアネート化合物とグリシドールジ(メタ)アクリレートのような水酸基を有するビニルモノマーから誘導されるウレタン系重合性単量体が挙げられる。
ジペンタエリスリトールヒドロキシペンタ(メタ)アクリレートのようなエチレン性不飽和基を5個以上有する重合性単量体、特公平7−80736号報に記載されているエチレン性不飽和基を6個有するポリエチレン性不飽和カルバモイルイソシアヌレ−ト、エチレン性不飽和基を7個以上有する重合性単量体、フォスファゼン環に6個の(メタ)アクリレ−トが結合した化合物等が挙げられる。
二官能以上の重合性単量体には、さらに、例えばトリエチレングリコールアクリレートメタクリレート、トリメチロールプロパンモノアクリレートジメタクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレートジメタクリレートのようにメタクリレート基とアクリレート基を一分子中に併せ持つ化合物も含まれる。
尚、本発明の歯科用修復材組成物には耐光安定剤、重合禁止剤等の安定剤、有機系及び/または無機系顔料、骨材等の他の添加剤を加えても何ら問題ない。
SCOTT社製ストロンチウムガラスG018−093の表面処理
1Lのエタノ−ルを入れたセパラブルフラスコにISO4049に準拠した2mm厚みの無機酸化物がアルミ厚みの4.2mmに相当する平均粒径1μmのストロンチウムガラス(G018−093)100gを入れ、懸濁液を調整した。そこに、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン3g、及び精製水9gを入れ、2時間加熱還流した、還流後エバポレ−タ−にてエタノ−ル溶液を除去し、得られた粉体をチッソ雰囲気中下80℃で48時間減圧乾燥した。乾燥した粉体を粉砕して実験に供した。
SCOTT社製バリウムガラスGM8235の表面処理
1Lのエタノ−ルを入れたセパラブルフラスコにISO4049に準拠した2mm厚みの無機酸化物がアルミ厚みの4.8mmに相当する平均粒径1μmのバリウムガラス(GM8235)100gを入れ、懸濁液を調整した。そこに、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン10g、及び精製水30gを入れ、2時間加熱還流した、還流後エバポレ−タ−にてエタノ−ル溶液を除去し、得られた粉体をチッソ雰囲気中下80℃で48時間減圧乾燥した。乾燥した粉体を粉砕して実験に供した。
球状シリカの表面処理
宇部日東化成社製球状シリカ(ハイプレシカ:平均粒径1μm)を使用した以外は製造例1と同法にて表面処理した。
ポリマ−/無機酸化物粉体(TMPTフィラ−)の製造
トリメチロ−ルプロパントリメタクリレ−ト60gに疎水性コロイダルシリカR972(平均粒径0.012μm)を40g二軸ロ−ルで混合してペ−スト化した後、ベンゾイルペルオキサイドを更に混練しながら0.5g添加した。このペ−ストを50MPaの加圧下120℃で10分間、加熱、加圧重合して硬化体を得た後、ボ−ルミルで20時間粉砕して、平均粒径が20μmのポリマ−/無機酸化物粉体を得た。
ポリマ−/無機酸化物粉体(TMPT/UDMAフィラ−)の製造
トリメチロ−ルプロパントリメタクリレ−トをトリメチロ−ルプロパントリメタクリレ−ト/ジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサンジウレタン=90/10重量部に変えた以外は製造例4と同法にて平均粒径が20μmのポリマ−/無機酸化物粉体を得た。
2,2−ビス(4−メタクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン(2.6E)/トリエチレングリコ−ルジメタクリレ−ト/レゾルシンジメタクリレ−ト=65/15/25重量部のモノマ−を調整し、更にこのモノマ−100重量部に対してカンファ−キノンを0.3重量部、N,N−ジメチルアミノ安息香酸2−n−ブトキシエチルを0.3重量部添加して溶解させ、光重合型モノマ−を製造した。この光重合型モノマ−にR812(疎水性コロイダルシリカ:平均粒径0.007μm)/TMPTフィラ−/表面処理化GM8235=4.3/34.2/61.5重量部の組成でフィラ−充填率が82重量%になるように添加混練してペ−ストを得た。このペ−ストの操作性は伸びが良く、また窩洞模型への充填性も良好であり、ペ−スト操作性が優れることが分かった。硬化物の性能を表1に示す。尚、曲げ試験片は孔口(2×2)×長さ20mmの穴の開いたテフロン(登録商標)モ−ルドにペ−ストを充填し、モ−ルドの両面を透明ガラスで覆った後、α−LightII((株)モリタ製作所)を前記ガラス(厚さ1.25mm)に接して20秒間光照射することにより硬化させて直方体の試験片を作製した。曲げ試験はこの試験片を37℃で24時間水中浸漬した後、島津製作所製オートグラフ(AGS−2000G)を用いて、室温にてクロスヘッドスピ−ド1.0mm/min、スパン間20mmで3点曲げ試験した。X線不透過性:直径15mm、厚さ1.5mmの穴の開いたテフロン(登録商標)モ−ルドにペ−ストを充填し、透明なスライドグラスで両面を覆った後、α―Light((株)モリタ製作所製)で前記ガラス(厚さ1.25mm)に接して3分間光重合した。そして、JIS T6514に準拠し、DCX−100(朝日レントゲン(株)製)にてアルミ等量を測定した。
実施例1と同じ光重合型モノマ−を使用し、R812/TMPTフィラ−/表面処理化G018−093/表面処理化GM8235=2/8/45/45重量部の組成でフィラ−充填率が75重量%になるように添加混練してペ−ストを得た。このペ−ストの操作性は伸びが良く、また窩洞模型への充填性も良好であり、ペ−スト操作性が優れることが分かった。硬化物の性能を実施例1と同様に試験した。結果を表1に示す。
ジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサンジウレタン(UDMA)/トリエチレングリコ−ルジメタクリレ−ト/γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン=90/9.7/0.3重量部のモノマ−を調整し、更にこのモノマ−100重量部に対してカンファ−キノンを0.3重量部、N,N−ジメチルアミノ安息香酸2−n−ブトキシエチルを0.3重量部添加して溶解させ、光重合型モノマ−を製造した。疎水性コロイダルシリカR972(平均粒径0.0012μm)/T90フィラ−/表面処理化G018−163/表面処理化GM8235/=2/8/80/10重量部の組成でフィラ−充填率が73重量%になるように添加混練してペ−ストを得た。このペ−ストの操作性は伸びが良く、また窩洞模型への充填性も良好であり、ペ−スト操作性が優れることが分かった。硬化物の性能を実施例1と同様に測定した。結果を表1に示す。
ジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサンジウレタン(UDMA)/トリエチレングリコ−ルジメタクリレ−ト=75/25重量部のモノマ−を調整し、更にこのモノマ−100重量部に対してカンファ−キノンを0.3重量部、N,N−ジメチルアミノ安息香酸2−n−ブトキシエチルを0.3重量部添加して溶解させ、光重合型モノマ−を製造した。R972/T90フィラ−/表面処理化G018−163/表面処理化GM8235=2/8/80/10重量部の組成でフィラ−充填率が75重量%になるように添加混練してペ−ストを得た。このペ−ストの操作性は伸びが良く、また窩洞模型への充填性も良好であり、ペ−スト操作性が優れることが分かった。硬化物の性能を実施例1と同様に測定した。結果を表1に示す。
ジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサンジウレタン(UDMA)/トリエチレングリコ−ルジメタクリレ−ト=75/25重量部のモノマ−を調整し、更にこのモノマ−100重量部に対してカンファ−キノンを0.3重量部、N,N−ジメチルアミノ安息香酸2−n−ブトキシエチルを0.3重量部添加して溶解させ、光重合型モノマ−を製造した。R972/T90フィラ−/表面処理化G018−163/表面処理化GM8235=2/15/73/10重量部の組成でフィラ−充填率が75重量%になるように添加混練してペ−ストを得た。このペ−ストの操作性は伸びが良く、また窩洞模型への充填性も良好であり、ペ−スト操作性が優れることが分かった。硬化物の性能を実施例1と同様に測定した。結果を表1に示す。
ジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサンジウレタン(UDMA)/トリエチレングリコ−ルジメタクリレ−ト=75/25重量部のモノマ−を調整し、更にこのモノマ−100重量部に対してカンファ−キノンを0.3重量部、N,N−ジメチルアミノ安息香酸2−n−ブトキシエチルを0.3重量部添加して溶解させ、光重合型モノマ−を製造した。疎水性コロイダルシリカRM50(平均粒径0.004μm)/T90フィラ−/表面処理化G018−163/表面処理化GM8235=4/8/78/10重量部の組成でフィラ−充填率が75重量%になるように添加混練してペ−ストを得た。このペ−ストの操作性は伸びが良く、また窩洞模型への充填性も良好であり、ペ−スト操作性が優れることが分かった。硬化物の性能を実施例1と同様に測定した。結果を表1に示す。
ジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサンジウレタン(UDMA)/トリエチレングリコ−ルジメタクリレ−ト=75/25重量部のモノマ−を調整し、更にこのモノマ−100重量部に対してカンファ−キノンを0.3重量部、N,N−ジメチルアミノ安息香酸2−n−ブトキシエチルを0.3重量部添加して溶解させ、光重合型モノマ−を製造した。疎水性コロイダルシリカRM50/T90フィラ−/表面処理化G018−163/表面処理化GM8235=5/8/77/10重量部の組成でフィラ−充填率が75重量%になるように添加混練してペ−ストを得た。このペ−ストの操作性は伸びが良く、また窩洞模型への充填性も良好であり、ペ−スト操作性が優れることが分かった。硬化物の性能を実施例1と同様に測定した。結果を表1に示す。
ジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサンジウレタン(UDMA)/トリエチレングリコ−ルジメタクリレ−ト=75/25重量部のモノマ−を調整し、更にこのモノマ−100重量部に対してカンファ−キノンを0.3重量部添加して溶解させ、光重合型モノマ−を製造した以外は実施例7と同法にてペ−ストを調整した。このペ−ストの操作性は伸びが良く、また窩洞模型への充填性も良好であり、ペ−スト操作性が優れることが分かった。硬化物の性能を実施例1と同様に測定した。結果を表1に示す。
ジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサンジウレタン(UDMA)/ネオペンチルグリコ−ルジメタクリレ−ト=75/25重量部のモノマ−を調整し、更にこのモノマ−100重量部に対してジフェニル(2,4,6−トリベンゾイル)フォスフィンオキサイド0.3重量部添加して溶解させ、光重合型モノマ−を製造した以外は実施例7と同法にてペ−ストを調整した。このペ−ストの操作性は伸びが良く、また窩洞模型への充填性も良好であり、ペ−スト操作性が優れることが分かった。硬化物の性能を実施例1と同様に測定した。結果を表1に示す。
ジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサンジウレタン(UDMA)/ネオペンチルグリコ−ルジメタクリレ−ト=75/25重量部のモノマ−を調整し、更にこのモノマ−100重量部に対してジフェニル(2,4,6−トリベンゾイル)フォスフィンオキサイド0.3重量部、N,N−ジメチルアミノ安息香酸2−n−ブトキシエチルを0.3重量部添加して溶解させ、光重合型モノマ−を製造した。光重合型モノマ−を製造した以外は実施例7と同法にてペ−ストを調整した。このペ−ストの操作性は伸びが良く、また窩洞模型への充填性も良好であり、ペ−スト操作性が優れることが分かった。硬化物の性能を実施例1と同様に測定した。結果を表1に示す。
ジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサンジウレタン(UDMA)/ネオペンチルグリコ−ルジメタクリレ−ト=75/25重量部のモノマ−を調整し、更にこのモノマ−100重量部に対して、カンファ−キノン0.3重量部、ジフェニル(2,4,6−トリベンゾイル)フォスフィンオキサイド0.3重量部、N,N−ジメチルアミノ安息香酸2−n−ブトキシエチルを0.3重量部添加して溶解させ、光重合型モノマ−を製造した。光重合型モノマ−を製造した以外は実施例7と同法にてペ−ストを調整した。このペ−ストの操作性は伸びが良く、また窩洞模型への充填性も良好であり、ペ−スト操作性が優れることが分かった。硬化物の性能を実施例1と同様に測定した。結果を表1に示す。
TMPTフィラ−をTMPT/UDMAフィラ−に代えた以外は実施例1と同法にて試験を実施した。このペ−ストの操作性は伸びが良く、また窩洞模型への充填性も良好であり、ペ−スト操作性が優れることが分かった。硬化物の性能を結果を表1に示す。
ジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサンジウレタン(UDMA)/トリエチレングリコ−ルジメタクリレ−ト=75/25重量部のモノマ−を調整し、更にこのモノマ−100重量部に対してカンファ−キノンを0.3重量部、N,N−ジメチルアミノ安息香酸2−n−ブトキシエチルを0.3重量部添加して溶解させ、光重合型モノマ−を製造した。RM50/T90フィラ−=40/60重量部の組成でフィラ−充填率が75重量%になるように添加混練してペ−ストを得た。このペ−ストの操作性は伸びが良く、また窩洞模型への充填性も良好であり、ペ−スト操作性が優れることが分かったが、硬化物の性能を実施例1と同様に測定した結果、実施例より劣ることが分かった。結果を表1に示す。
実施例1と同じ光重合型モノマ−を使用し、RM50/=40/60重量部の組成でフィラ−充填率が75重量%になるよR812/TMPTフィラ−/表面処理化球状シリカ=2/8/90重量部の組成でフィラ−充填率が75重量%になるように添加混練してペ−ストを得た。このペ−ストの操作性は伸びが良かったが、ベタツキは酷くスパチュラに付着し、窩洞模型への充填性が悪く、ペ−スト操作性が劣ることが分かった。硬化物の性能を実施例1と同様に試験した。結果を表1に示す。
実施例1と同じ光重合型モノマ−を使用し、RM50/表面処理化球状シリカ=40/60重量部の組成でフィラ−充填率が75重量%になるように添加混練してペ−ストを得た。このペ−ストの操作性は比較例2と同様に劣ることが分かった。また、硬化物の性能を実施例1と同様に試験した。結果を表1に示す。
Claims (7)
- (A)重合性単量体、
(B)2mm厚みの無機酸化物粉体の放射線不透過性がアルミ等量で1mm以上(ISO4049準拠)である、粒径が0.2〜10μmの範囲内にある無機酸化物粉体、ここで該無機酸化物粉体はストロンチウムガラス粉体及び/またはバリウムガラス粉体であり、
(C)平均粒径が0.001〜10μmの無機酸化物粉体を重合性単量体の硬化体で被覆した平均粒径0.05〜100μmのポリマ−/無機酸化物複合体粉体、ここで、該無機酸化物はシリカであり、該重合性単量体はトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートおよび/またはジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサンジウレタンであり、
(D)粒径が0.001μm以上0.2μm未満の範囲内であるシリカ粉体、および
(E)重合開始剤、
を含有することを特徴とするX線不透過用歯科用修復材組成物。 - 上記無機粉体(D)の平均粒径が0.001〜0.1μmである請求項1に記載の歯科用修復材組成物。
- 上記重合開始剤(E)が可視光線重合開始剤である請求項1または2に記載の歯科用修復材組成物。
- 上記重合開始剤(E)がカンファ−キノン及び/またはアシルフォスフィンオキサイドよりなる請求項1〜3のいずれかに記載の歯科用修復材組成物。
- 上記重合開始剤(E)が、更に、アミン誘導体を含む請求項1〜4のいずれかに記載の歯科用修復材組成物。
- 上記重合性単量体(A)100重量部に対して、無機酸化物粉体(B)と複合体粉体(C)とシリカ粉体(D)の合計が25〜900重量部でありそして重合開始剤(E)が0.01〜10重量部である請求項1〜5のいずれかに記載の歯科用修復材組成物。
- 無機酸化物粉体(B)と複合体粉体(C)とシリカ粉体(D)の合計100重量部に対して、無機酸化物粉体(B)が5〜95重量部であり、複合体粉体(C)が1〜50重量部でありそしてシリカ粉体(D)が1〜50重量部である請求項1〜6のいずれかに記載の歯科用修復材組成物。
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