JP5074995B2 - 紙管製造装置 - Google Patents

紙管製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5074995B2
JP5074995B2 JP2008108461A JP2008108461A JP5074995B2 JP 5074995 B2 JP5074995 B2 JP 5074995B2 JP 2008108461 A JP2008108461 A JP 2008108461A JP 2008108461 A JP2008108461 A JP 2008108461A JP 5074995 B2 JP5074995 B2 JP 5074995B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
paper tape
paper
tape
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008108461A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009255428A (ja
Inventor
政光 望月
Original Assignee
富士スパイラル工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士スパイラル工業株式会社 filed Critical 富士スパイラル工業株式会社
Priority to JP2008108461A priority Critical patent/JP5074995B2/ja
Publication of JP2009255428A publication Critical patent/JP2009255428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5074995B2 publication Critical patent/JP5074995B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Making Paper Articles (AREA)

Description

この発明は、紙テープ供給部から送出される複数の紙テープを静軸に斜めに巻付けながらスパイラル紙管に生長させる紙管製造装置に関する。
例えば、本出願人の特許第3069887号公報に記載の紙管製造装置は、機体に後端部を片持ちで水平に支持された中空な静軸と、機体に支持された対のプーリ間に張設され、静軸と斜めに交わって1回巻付き、静軸の外周に斜めに供給される紙テープを静軸に斜めに巻付けながら紙管に生長させる無端の巻付け駆動ベルトと、静軸を貫通して前後方向に摺動可能な回転スピンドルと、静軸の前端から突出した回転スピンドルの前端に延長状に連結され、静軸上で生長した紙管がその外に嵌合して生長する切芯軸と、前記回転スピンドルと平行に機体に支持されて前後方向に摺動可能な摺動ロッドと、摺動ロッドと回転スピンドルとの後端部同志を連結する連結体と、摺動ロッドの前端に連結され、前記切芯軸を下から支えると共に、切芯軸に接離するカッターを搭載した前後方向に摺動可能なカッター台とを備え、且つ、前記静軸と平行で、前記連結体とネジ係合したボールネジ軸と、該ネジ軸を回転駆動する正逆転可能なエンコーダ付きサーボモータとを機体に設け、このエンコーダ付きサーボモータでボールネジ軸を正逆に回転駆動して連結体を前進、後退させ、その前進の際に切芯軸と、カッター台とを紙管の軸方向生長速度と等速で前進させ、且つカッター台のカッターによって切芯軸上の紙管を切断するようにした紙管製造装置において、前記連結体を最後退位置から前進を開始した途中の位置で停め、次に前進するまで待機させる構成である。
特許第3069887号公報
特許文献1に記載の紙管製造装置は、2つのテープを貼り合わせた合紙テープを静軸上に斜めに2個所から供給して静軸に斜めに巻付けながら、スパイラル紙管に生長させている。そのため、紙管の色、材料、各層を形成する紙テープの坪量等の全体構成、価格が市販の合紙テープの構成で殆ど決まってしまう。また、紙管の製造において、テープ幅の変更や、直径が異なる紙管を製造する場合、紙管の色や品質に合わせて、その都度、合紙テープを交換するため、多種類の合紙テープを準備する必要があり、多種類の合紙テープの管理が煩雑となっている。
本発明は、前記課題を解決するもので、静軸に斜めに巻付けながらスパイラル紙管に生長させる紙管製造装置において、単層紙テープに接着剤を塗布し重ねた状態で静軸に供給して斜めに巻付けながら、スパイラル紙管に生長させるようにするとともに、必要に応じて単層紙テープを貼り合わせて合紙テープを形成しながら静軸に供給するようにした紙管製造装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために請求項1記載の発明は、静軸の表面に紙テープを斜めに巻き付けながら生長させて紙管を形成する紙管製造装置において、前記紙管の上層用単層紙テープを圧接しながら通過させる第1受け部と、前記第1受け部を通過した前記上層用単層紙テープの下面に接着剤を塗布する塗布ローラと、該塗布ローラを通過した前記上層用単層紙テープの下面から余分な接着剤をこそぎ落とすスキージと、該スキージを通過した前記上層用単層紙テープを、上面を押さえながら通過させる第1紙テープ通行路と、を備えた第1接着剤塗布手段と、前記紙管の中間層用単層紙テープを圧接しながら通過させる第2受け部と、前記第2受け部を通過した前記中間層用単層紙テープの下面に接着剤を塗布する塗布ローラと、該塗布ローラを通過した前記中間層用単層紙テープの下面から余分な接着剤をこそぎ落とすスキージと、該スキージを通過した前記中間層用単層紙テープを、上面を押さえながら通過させる第2紙テープ通行路と、を備えた第2接着剤塗布手段と、前記紙管の下層単層紙テープを圧接しながら通過させる第3受け部と、該第3受け部を通過した前記下層用単層紙テープをガイドバーに当接させながら通過させる紙テープ移動路と、を備えた紙テープ通過手段と、前記第2接着剤塗布手段を通過した前記中間層用単層紙テープと前記紙テープ通過手段を通過した前記下層用単層紙テープとを重ねて二つのローラの間を通過させ、前記中間層用単層紙テープの下面に前記下層用単層紙テープを接着して合紙テープを形成する上下ローラと、前記静軸に巻き付く動作を円滑にする滑走液を前記合紙テープの下面に塗布する滑走液塗布ローラと、を備えた滑走液塗布手段と、前記滑走液塗布手段から供給される前記合紙テープを層となるようにして前記第1接着剤塗布手段から供給される前記上層用単層紙テープとともに中継して、前記上層用単層紙テープと前記合紙テープとの上下の重なり状態及び前記各紙テープの静軸に対する斜めの走行角度を設定して前記静軸に供給する紙テープ走行中継手段と、
を備えたことを特徴とする紙管製造装置である。
また、請求項2記載の発明は、前記スキージに当接する前記上層用単層紙テープの張力を調整して接着剤が前記上層用単層紙テープに含浸される状態を調整するべく、前記紙管の上層用単層紙テープの上に載置されて前記上層用単層紙テープを圧接する所定重量の複数個の第1重しからなる第1張力調整手段を前記第1受け部に設けたことを特徴とする請求項1に記載の紙管製造装置である。
また、請求項3記載の発明は、前記スキージに当接する前記中間層用単層紙テープの張力を調整して接着剤が前記中間層用単層紙テープに含浸される状態を調整するべく、前記紙管の中間層用単層紙テープの上に載置されて前記中間層用単層紙テープを圧接する所定重量の複数個の第2重しからなる第2張力調整手段を前記第2受け部に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の紙管製造装置である。
本発明の紙管製造装置は、紙管の色や品質に合わせて、単層紙テープを準備することで、紙管の製造が可能となり、必要に応じて単層紙テープを貼り合わせて合紙テープを形成して紙管の製造ができるので、単層紙テープの坪量を変更することで、紙管の品質を容易に向上させることができ管理が容易である。また、受け部において、所定重量の重しの数を変更して単層紙テープに含浸される状態を調整できるので実用的である。
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1を示す概略図、図2は、実施例1の紙テープ供給部の正面図、図3は、紙テープ供給部の側面図、図4は、図1のB−B線断面図、図5は図2の平面図である。
紙管製造装置Aは、後段の紙管製造部10と、紙管製造部10に単層紙テープを供給する前段の紙テープ供給部30及び、紙テープ供給部30から紙管製造部10に供給される単層紙テープの走行を中継する紙テープ中継手段60とを備えている。ここでは、本発明に係る紙テープ供給部30の説明に先立って、図1〜図5を参照して紙管製造部10を説明する。
紙管製造部10において、中空な静軸11は、機体1に後端部を片持ちで水平に支持されており、この静軸11に斜めに交わって一回巻付いた無端の巻付け駆動ベルト12,13が、2対のプーリ14aと14b、及び15aと15b間に張設されている。そして、静軸11上には、上層用、中間層用、下層用の第1、第2、第3単層紙テープ、16,17,18が位相を異ならせて3層に重ね合わせた状態で斜めに供給されている。静軸11は、無端の巻付け駆動ベルト12,13を駆動することで、斜めに巻付けながら生長させて紙管Pを形成させるものである。
静軸11には、回転スピンドル19が中空な軸内を貫通して、その前端の延長部に切芯軸19aを連結している。回転スピンドル19の下部には図示していないが、回転スピンドル19の真下に回転スピンドル19と平行に、前端にカッター台20を連結した摺動ロッド(図示省略)が設けられている。この摺動ロッドの後端部と回転スピンドル19の後端部同志は、連結体21で連結されている。モータ22で駆動されるボールネジ軸23は、連結体21にネジ係合してあるので、モータ22によるボールネジ軸23の回転で連結体21と切芯軸19a、カッター台20を、紙管Pの軸方向の生長速度と等速で前進させる。切芯軸19aの先には、紙管Pが切芯軸19aを越えて螺進しながら生長すると、紙管Pを下から外接して支持する前後方向に長いシュート24が設けられている。シュート24には、一側に、前後方向に所定の間隔を保ってエアノズル25が設置され、また、光センサ26が切芯軸19aを所定長さ越える位置に設けられている。
そして、紙管Pが延長テーブル上に切芯軸19aを越えて螺進しながら生長し、切芯軸19aを所定長さ越える位置に達したことを光センサ26が検出すると、紙管Pの生長速度と等速で前進するカッター台20が、前進中にカッター台20上のカッター20aで紙管Pを所定長さに切断する。
カッター台20が前進しながらカッター20aで紙管を切断したのち、カッター台20が後退を開始するときに連動して各エアノズル25から空気を噴出させ、シュート24上に横たわっている紙管Pを空気により転落させる。これにより次に生長して来る紙管Pをシュート24上に支持できるようにしている。
次に、紙テープ供給部30について説明する。紙テープ供給部30は、上段に第1単層紙テープ16を通過させる第1紙テープ通行路30a、中段に第2単層紙テープ17を通過させる第2紙テープ通行路40a、下段に第3単層紙テープ18を通過させる紙テープ移動路50aが設けられている。図示しない第1リールから繰り出される第1単層紙テープ16は、紙管Pの外層を形成するものであり、上段の紙テープ通行路30aの入口部を構成する受け部31に供給される。受け部31は、平坦な底面31aの両側部にガイド壁31bが立設されてなり、供給される第1単層紙テープ16上に所定重量の複数個の重し31cを載せて圧接しながら第1単層紙テープ16を通過させる。重し31cは、走行する第1単層紙テープ16にブレーキをかけて走行中に弛みが生じないようにするためのものであり、第1単層紙テープ16上に載せる重し31cの数を変更することで、第1単層紙テープ16の張力を調整することができる。
上段に設けられた第1紙テープ通行路30aにおいて、受け部31の後段には、互いに逆回転する上下ローラ32a,32bが配置されており、受け部31を通過した第1単層紙テープ16は、上面が下ローラ32aに当接して奥側に略半周程度巻き付き、下面が上のローラ32bに当接して手前側に略半周程度巻き付いて、上下ローラ32a,32bの下から上に向かって走行する。上ローラ32bは、後述する塗布ローラ36と互いの回転軸がベルトで連結されており、第1紙テープの走行により上のローラ32bと下のローラ32aは互いに逆回転する。
上下のローラ32a,32bの後段には、液状の接着剤が貯留された接着剤槽34が下部に設置され、接着剤槽34に下面の一部が浸かって転写ローラ35が、接着剤槽34の上部に配置され、転写ローラ35の上部に塗布ローラ36が配置されて、接着剤槽34、転写ローラ35、塗布ローラ36からなる接着剤塗布部37が設けられている。転写ローラ35は、モータM1により定速で回転されている。また、転写ローラ35に接する塗布ローラ36は、上ローラ32bに連動し、第1単層紙テープ16が塗布ローラ36上を走行すると接着剤が塗布ローラ36に付着し、さらに塗布ローラ36を介して第1単層紙テープ16の下面に塗布される。これら受け部31、第1紙テープ通行路30a、接着剤塗布部37は、接着剤塗布手段30bを構成している。
接着剤塗布部37の後段には、第1押さえローラ38、スキージ39、第2押さえローラ39aが配置されている。接着剤塗布部37を通過した第1単層紙テープ16は、下面に接着剤が塗布された状態で第1押さえローラ38により上面を押さえられながら、スキージ39上を通過し、第1単層紙テープ16の下面から余分な接着剤がこそぎ落とされる。スキージ39は、レバー39bの操作により、スキージ39の角度を調整して、第1単層紙テープ16の下面から接着剤をこそぎ落とす状態を調整して、第1単層紙テープ16の下面の接着剤の厚みを調整する。このとき、第1単層紙テープ16は、スキージに当接することで接着剤が含浸される。そのため第1受け部における重し31cの個数を選択して、第1単層紙テープ16の張力を調整し、接着剤が第1単層紙テープ16に含浸される状態を調整することができる。
こうして、上段の第1紙テープ通行路30aにおいて、第1単層紙テープ16は、重し31cにより圧接された状態で受け部31を通過し、上下のローラ32a,32bを互いに逆回転させながら、接着剤塗布部37を通過して第1単層紙テープ16の下面に接着剤が塗布される。そして、第1単層紙テープ16は、スキージ39上を通過後に第2押さえローラ39aにより上面を押さえられながら後述する第2、第3単層紙テープ17,18とともに後段の紙テープ中継手段60に供給される。
中段に設けられた第2紙テープ通行路40aは、上段に設けられた第1紙テープ通行路30aと同様の構成である。即ち、第2紙テープ通行路40aは、入口部を構成する受け部41において、第2単層紙テープ17が複数個の重し41cにより圧接された状態で受け部41を通過する。そして、第2単層紙テープ17は、互いに逆回転する上下のローラ42a,42bを通過する。上ローラ42bは、後述する塗布ローラ46と互いの回転軸がベルトで連結されている。そして、第2単層紙テープ17は、接着剤槽44、転写ローラ45、塗布ローラ46からなる接着剤塗布部47を通過して下面に接着剤が塗布される。転写ローラ45は、モータM2により定速で回転されている。接着剤塗布部47を通過した後、第2単層紙テープ17は、下面に接着剤が塗布された状態で第1押さえローラ48により上面を押さえられながら、スキージ49上を通過し、第2単層紙テープ17の下面から余分な接着剤がこそぎ落とされ上下ローラ54,55に供給される。そして、第1紙テープ通行路30aと同様に、受け部41と、第2紙テープ通行路40a、接着剤塗布部47は、接着剤塗布手段40bを構成している。
第3単層紙テープ18は、紙管の下層を形成するもので、第2単層紙テープ17の下面に接着されるため、接着剤の塗布が不要である。そのため、下段の紙テープ移動路50aは、入口部に他の紙テープ通行路30a,40aと同様の構成の受け部51が設けられ、第3単層紙テープ18が重し51cにより圧接された状態で受け部51を通過後、第1ガイドバー52上を通過して第2ガイドバー53により上面を押さえられながら通過して上下ローラ54,55に供給される。これら第3受け部51、ガイドバー52,53、紙テープ移動路50aは、第3単層紙テープ18を通過させる紙テープ通過手段50bを構成する。なお、第1,第2ガイドバー52は、丸棒又は、ローラで構成することができる。
上下ローラ54,55は、第2紙テープ通行路40aと紙テープ移動路50aにおける共通の出口部を構成するものであって、第2、第3単層紙テープ17,18は、第2単層紙テープ17の下面に第3単層紙テープ18を重ねた状態で上下ローラ54,55に供給される。そして、上下ローラ54,55は、第2単層紙テープの上面に下ロ−ラ54が当接し奥側に略半周程度巻き付いて回転した後、第3単層紙テープ18の下面に上ロ−ラ55が当接し手前側に略半周程度巻き付いて回転し、第2単層紙テープ17の下面に第3単層紙テープ18を接着しながら通過させて合紙テープ17aを形成する。
第2、第3単層紙テープ17,18は、互いに逆回転する上下ローラ54,55の下から上に向かって走行し、流動パラフィンまたは滑走用油が貯留された滑走液槽56、滑走液塗布ローラ57a、丸棒ガイド57bからなる滑走液塗布手段58を通過して、第3単層紙テープ18下面に流動パラフィンが塗布され後段の紙テープ中継手段60に供給される。第3単層紙テープ18は下面に流動パラフィンが塗布されているので、後述する静軸11に斜めに巻き付く動作が円滑に行えるものである。滑走液塗布ローラ57aは、上ローラ55と互いの回転軸がベルトで連結されている。これら上下ローラ54,55,滑走液塗布ローラ57aは、第2、第3単層紙テープ17,18の走行による摩擦で回転する。
紙テープ中継手段60は、紙テープ供給部30から供給される第1単層紙テープ16及び合紙テープ17aを丸棒ガイド61,62により上から押さえて第1単層紙テープ16及び合紙テープ17aに張力を与えるとともに、静軸11に対する斜めの立体的な走行角度を微妙に調整して、第1単層紙テープ16及び合紙テープ17aの走行を中継する。こうして、紙管製造部10において、第1単層紙テープ16及び合紙テープ17aが静軸11に斜めに巻き付く角度や重なり状態が設定されて、紙テープ中継手段60から後段の紙管製造部10の静軸11に供給され、紙管製造部10において、前記したように、第1単層紙テープ16及び合紙テープ17aを静軸に斜めに巻付けながらスパイラル状の紙管Pを形成させる。
実施例1では、紙テープ供給部30について、上段に第1単層紙テープ16を通過させる第1紙テープ通行路30a、中段に第2単層紙テープ17を通過させる第2紙テープ通行路40a、下段に第3単層紙テープ18を通過させる紙テープ移動路50aが設けられているものを例にとって説明したが、第2単層紙テープ17の入口部を構成する受け部41に隣接して、第1単層紙テープ16の入口部を構成する受け部31dを設けて、第2紙テープ通行路40aの構成部材が第1紙テープ通行路の構成部材を兼ねるようにし、第2紙テープ通行路40aの構成部材において、第1単層紙テープ16と第2単層紙テープ17が並行して走行するようにして、上段の第1紙テープ通行路30aを省略してもよい。
この場合、第2単層紙テープ17の下面に接着剤を塗布してあっても、第2単層紙テープ17と第3単層紙テープ18は、互いの側縁を一部重ねて接着するので、合紙テープ17aは形成されない。そして、第1単層紙テープ16と第2単層紙テープ17は、第1紙テープ通行路を兼ねる第2紙テープ通行路40aを互いの側縁の一部を重ねた接着状態で通過し、後段の紙テープ中継手段60に供給される。
この場合、紙テープ中継手段60は、紙テープ供給部30から供給される第1〜第3単層紙テープ16〜18のそれぞれを丸棒状のガイドバー61,62,63により上から押さえて第1〜第3単層紙テープ16〜18に張力を与えるとともに、静軸11に対する斜めの立体的な走行角度を微妙に調整して、第1〜第3単層紙テープ16〜18の走行を中継する。こうして、紙管製造部10において、第1〜第3単層紙テープ16〜18が静軸11に斜めに巻き付く角度や重なり状態が設定されて、紙テープ中継手段60から後段の紙管製造部10の静軸11に供給され、紙管製造部10において、前記したように、第1〜第3単層紙テープ16〜18を静軸に斜めに巻付けながらスパイラル状の紙管Pが形成される。
以上説明したように、本発明の紙管製造装置は、紙管の色や品質に合わせて、単層紙テープを準備することで、紙管の製造が可能となり、必要に応じて単層紙テープを貼り合わせて合紙テープを形成して紙管の製造ができるので、単層紙テープの坪量を変更することで、紙管の品質を容易に向上させることができ管理が容易である。また、受け部において、所定重量の重しの数を変更して単層紙テープに含浸される状態を調整できるので実用的である。
本発明の実施例1を示す概略説明図である。 実施例1の紙テープ供給部の正面図である。 図2を左から見た一部欠截側面図である。 図2のB−B線断面図である。 図2の平面図である。
符号の説明
10 紙管製造部
11 静軸
12,13 巻付け駆動ベルト
14a,14b,15a,15b プーリ
16 第1単層紙テープ
17 第2単層紙テープ
17a 合紙テープ
18 第3単層紙テープ
19 回転スピンドル
19a 切芯軸
20 カッター台
20a カッター
21 連結体
22 モータ
23 ボールネジ軸
24 シュート
25 エアノズル
26 光センサ
30 紙テープ供給部
30a 第1紙テープ通行路
30b,40b 接着剤塗布手段
31,41,51 受け部
31a 平坦な底面
31b ガイド壁
31c,41c,51c 重し
32a,42a,54 下ローラ
32b,42b,55 上ローラ
34,44 接着剤槽
35,45 転写ローラ
36,46 塗布ローラ
37,47 接着剤塗布部
38,48 第1押さえローラ
39,49 スキージ
39a 第2押さえローラ
39b レバー
40a 第2紙テープ通行路
50a 紙テープ移動路
52 第1ガイドバー
53 第2ガイドバー
56 滑走液槽
57a 滑走液塗布ローラ
57b 丸棒ガイド
58 滑走液塗布手段
60 紙テープ中継手段
61,62,63 丸棒状のガイドバー
A 紙管製造装置
M1,M2 モータ
P 紙管

Claims (3)

  1. 静軸の表面に紙テープを斜めに巻き付けながら生長させて紙管を形成する紙管製造装置において、
    前記紙管の上層用単層紙テープを圧接しながら通過させる第1受け部と、前記第1受け部を通過した前記上層用単層紙テープの下面に接着剤を塗布する塗布ローラと、該塗布ローラを通過した前記上層用単層紙テープの下面から余分な接着剤をこそぎ落とすスキージと、該スキージを通過した前記上層用単層紙テープを、上面を押さえながら通過させる第1紙テープ通行路と、を備えた第1接着剤塗布手段と、
    前記紙管の中間層用単層紙テープを圧接しながら通過させる第2受け部と、前記第2受け部を通過した前記中間層用単層紙テープの下面に接着剤を塗布する塗布ローラと、該塗布ローラを通過した前記中間層用単層紙テープの下面から余分な接着剤をこそぎ落とすスキージと、該スキージを通過した前記中間層用単層紙テープを、上面を押さえながら通過させる第2紙テープ通行路と、を備えた第2接着剤塗布手段と、
    前記紙管の下層単層紙テープを圧接しながら通過させる第3受け部と、該第3受け部を通過した前記下層用単層紙テープをガイドバーに当接させながら通過させる紙テープ移動路と、を備えた紙テープ通過手段と、
    前記第2接着剤塗布手段を通過した前記中間層用単層紙テープと前記紙テープ通過手段を通過した前記下層用単層紙テープとを重ねて二つのローラの間を通過させ、前記中間層用単層紙テープの下面に前記下層用単層紙テープを接着して合紙テープを形成する上下ローラと、前記静軸に巻き付く動作を円滑にする滑走液を前記合紙テープの下面に塗布する滑走液塗布ローラと、を備えた滑走液塗布手段と、
    前記滑走液塗布手段から供給される前記合紙テープを層となるようにして前記第1接着剤塗布手段から供給される前記上層用単層紙テープとともに中継して、前記上層用単層紙テープと前記合紙テープとの上下の重なり状態及び前記各紙テープの静軸に対する斜めの走行角度を設定して前記静軸に供給する紙テープ走行中継手段と、
    を備えたことを特徴とする紙管製造装置。
  2. 前記スキージに当接する前記上層用単層紙テープの張力を調整して接着剤が前記上層用単層紙テープに含浸される状態を調整するべく、前記紙管の上層用単層紙テープの上に載置されて前記上層用単層紙テープを圧接する所定重量の複数個の第1重しからなる第1張力調整手段を前記第1受け部に設けたことを特徴とする請求項1に記載の紙管製造装置。
  3. 前記スキージに当接する前記中間層用単層紙テープの張力を調整して接着剤が前記中間層用単層紙テープに含浸される状態を調整するべく、前記紙管の中間層用単層紙テープの上に載置されて前記中間層用単層紙テープを圧接する所定重量の複数個の第2重しからなる第2張力調整手段を前記第2受け部に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の紙管製造装置。
JP2008108461A 2008-04-18 2008-04-18 紙管製造装置 Active JP5074995B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008108461A JP5074995B2 (ja) 2008-04-18 2008-04-18 紙管製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008108461A JP5074995B2 (ja) 2008-04-18 2008-04-18 紙管製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009255428A JP2009255428A (ja) 2009-11-05
JP5074995B2 true JP5074995B2 (ja) 2012-11-14

Family

ID=41383494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008108461A Active JP5074995B2 (ja) 2008-04-18 2008-04-18 紙管製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5074995B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103373001A (zh) * 2012-04-26 2013-10-30 王仁泉 全自动螺旋式异形纸管制造设备
CN103879186B (zh) * 2014-04-11 2015-10-21 武汉理工大学 铅笔卷杆装置
JP7392989B2 (ja) 2020-03-04 2023-12-06 株式会社ミヤコシ 紙管製造装置
CN114274596B (zh) * 2021-12-31 2024-04-09 苏州沪琨智能科技有限公司 双层纸管连续成型加工设备

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0742050B2 (ja) * 1989-10-12 1995-05-10 三ツ矢鉄工株式会社 スパイラル紙管の製法及び装置
JP3347889B2 (ja) * 1994-08-29 2002-11-20 富士写真フイルム株式会社 紙管の製造装置
JP2914934B2 (ja) * 1997-06-06 1999-07-05 三ツ矢鉄工株式会社 スパイラル紙管の製造方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009255428A (ja) 2009-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101062737B (zh) 用于将薄片材料绕到卷轴上的卷绕机及其相应的卷绕方法
JP4452623B2 (ja) ウエブ材料のログの製造方法と前記方法を実行する巻き戻し機
RU2582342C2 (ru) Перемоточная машина и способ производства рулонов ленточного материала
US7695420B2 (en) Machine for producing tubular products with a cutter carried by a rotating arm and relative production method
CN1842413B (zh) 用于生产硬纸管的机器及方法
JP5074995B2 (ja) 紙管製造装置
JP2005532238A5 (ja)
JP6522169B2 (ja) ペーパーログ製造用巻返し機
JPS644910B2 (ja)
US20050129884A1 (en) Spiral wound tubes, method and apparatus for forming the same
JP7301097B2 (ja) 喫煙者商品の一部を形成するよう意図された半完成品を生産する装置および方法
JPS6087159A (ja) 扁平可撓物品の多層ロ−ルの形成方法および装置
CN102083723B (zh) 用于卷绕连续材料幅面的方法及实施该方法的卷绕机
JP2014507312A (ja) 管体を製造する機械及び関連した方法
CN213387076U (zh) 分切机
CN212528898U (zh) 粘性纸管的生产装置
WO2008148937A1 (en) Method of using a slitter winder and apparatus for applying adhesive
RU2301765C2 (ru) Способ наклеивания этикеток и устройство для его осуществления
JP2020502004A (ja) ペーパーログ製造のためのプラントおよび方法
CN101808817A (zh) 具有与压力构件相关联的切割工具的芯卷取机
TR201815167T4 (tr) Kağıt tomarların üretilmesine yönelik boru şeklindeki göbekler üzerine yapıştırıcının uygulanması için yöntem ve cihaz.
JP2007116942A (ja) フィルタロッド製造機
US1258731A (en) Tube-machine.
US1332534A (en) Apparatus and method for making transversely-reinforced material
US20040265526A1 (en) Spiral wound tubes, method and apparatus for forming the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5074995

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250