JP5073863B1 - 錠剤供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】的確な服薬管理を可能にするとともに、一般の人にとっても取扱い易い錠剤供給装置を提供する。
【解決手段】筐体内に配置され、複数の錠剤を収納する錠剤収納部と、錠剤収納部の底部に回転自在に組み込まれた回転体と、回転体の円周方向に沿って所定の間隔で配置される凹部であり、所定個数の前記錠剤を収容する凹部と、回転体を回転させる駆動部と、底部の所定位置に開孔する孔であり、凹部が重なる際に、収容された錠剤が凹部から排出される錠剤排出孔と、錠剤を取出す取出口と、錠剤排出孔と取出口との間を通過する錠剤を検知し、その検知信号を発信する錠剤センサと、前記検知信号を受信するとともに、駆動部に接続されて回転体の回転を制御する制御部とを備える錠剤供給装置であって、制御部は、前記検知信号を受信した日時を記憶する記憶部と、タイマ部とを含み、前記日時から所定時間経過するまでは回転体の回転を規制する。
【選択図】図1
【解決手段】筐体内に配置され、複数の錠剤を収納する錠剤収納部と、錠剤収納部の底部に回転自在に組み込まれた回転体と、回転体の円周方向に沿って所定の間隔で配置される凹部であり、所定個数の前記錠剤を収容する凹部と、回転体を回転させる駆動部と、底部の所定位置に開孔する孔であり、凹部が重なる際に、収容された錠剤が凹部から排出される錠剤排出孔と、錠剤を取出す取出口と、錠剤排出孔と取出口との間を通過する錠剤を検知し、その検知信号を発信する錠剤センサと、前記検知信号を受信するとともに、駆動部に接続されて回転体の回転を制御する制御部とを備える錠剤供給装置であって、制御部は、前記検知信号を受信した日時を記憶する記憶部と、タイマ部とを含み、前記日時から所定時間経過するまでは回転体の回転を規制する。
【選択図】図1
Description
本発明は、一般家庭や高齢者介護施設等で用いることが可能な錠剤供給装置に関し、特に錠剤を服用する患者やその介護者に対して処方箋通りに錠剤を服用することを支援する機能を備えた錠剤供給装置に関する。
昨今の高齢化の進展に伴い、高血圧症等の成人病患者や認知症患者が増加傾向にある。例えば、高血圧症患者に処方される降圧剤或いは認知症用の薬剤は、例えば1回/日のような頻度でしかも継続的に服用するように処方された錠剤が多くみられる。また、認知症患者には、高齢者が多いため心臓病を合併しているケースも多く、心臓病用の錠剤も認知症用の錠剤と一緒に服用するように処方されることがある。
このような錠剤は、処方箋通りの頻度で服用を継続することでその効能を奏するものである。特に、心臓病用の錠剤は、所定の時間間隔を空けて服用する様に処方されており、所定の時間内に2回分服用する二度飲みにより心臓に負担をかける虞もある。そのため、患者サイドとしては、頻度や間隔を守って錠剤を服用する服薬管理は重要である。ところが、例えば継続的に服用するタイプの錠剤は、当日飲んだものか前日飲んだものかの錯誤が起こり易く処方箋通りに服用することが困難である。
これに対して、例えば服用した直後に錠剤名や服用時間をノート等にメモすることで錯誤を防止する方法もあるが、この方法を継続することは几帳面性等の患者の性格にもよるため、全ての患者がメモする方法を実施することは困難であるという問題があった。また、このような患者を預かった高齢者施設等の介護者等に義務付けることも、一人の介護者が複数の高齢者を管理する現実を考えると困難である。
このような問題に対してこれまでも様々な提案がされている(例えば特許文献1)。
特許文献1によれば、薬剤ドラムまたは薬剤トレイを収納した薬剤収納部と、薬剤収納部を動作させる回転機構部と、薬剤取り出し口開閉機構部と薬剤を取り出したことを検知する薬剤取り出しセンサと、時間を計測する計時機構と、服薬時刻と警報持続時間と連絡先電話番号を入力する設定部と、時間と設定内容を表示する表示部と、服薬時刻を知らせる警報出力部と、外出時に所定の薬剤を取り出す外出スイッチと、薬剤の服用、未服用、外出時の情報を外部に送信する通信制御部と、上記の設定及び情報を記憶する記憶部で構成した服薬管理装置の発明が開示されている。
しかしながら、特許文献1の服薬管理装置において、薬剤ドラムを用いた場合、この薬剤ドラムに帯状の薬包を巻きつける必要がある。これまで、帯状の薬包から一包ずつを切取って服用していた患者等にとっては薬剤ドラムに帯状の薬包を巻きつける作業は、慣れないこともあり煩雑で困難になる虞があるという問題があった。また、薬剤ドラムに巻きつけられた帯状の薬包から、薬剤取り出し口を介して一包ずつ取出す構成については開示されていない。
また、特許文献1の服薬管理装置において、薬剤トレイを用いた場合、薬剤トレイから薬剤取り出し口を介して錠剤を取出す構成については開示されていない。
また、特許文献1によれば、薬剤取出し口開閉モータ等により構成される薬剤取り出し口開閉機構部が必要な構成であるため、機構が複雑化して服薬管理装置のコストが高くなる虞があった。
また、特許文献1によれば、薬剤取出し口開閉モータ等により構成される薬剤取り出し口開閉機構部が必要な構成であるため、機構が複雑化して服薬管理装置のコストが高くなる虞があった。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、的確な服薬管理を可能にするとともに、構造が簡単で一般の人にとっても取扱い易く製造コストを抑えることが可能な錠剤供給装置を提供することにある。
請求項1の発明は、筐体内に配置され、複数の錠剤を収納する錠剤収納部と、前記錠剤収納部の底部に回転自在に組み込まれた回転体と、前記回転体の円周方向に沿って所定の間隔で配置される凹部であり、所定個数の前記錠剤を収容する凹部と、前記回転体を回転させる駆動部と、前記底部の所定位置に開孔する孔であり、前記凹部が重なる際に、前記収容された錠剤が前記凹部から排出される錠剤排出孔と、前記筐体に開口するとともに前記錠剤排出孔に連通し、使用者が前記排出された錠剤を取出す取出口と、前記錠剤排出孔と前記取出口との間を通過する前記錠剤を検知し、その検知信号を発信する錠剤センサと、前記検知信号を受信するとともに、前記駆動部に接続されて回転体の回転を制御する制御部とを備える錠剤供給装置であって、前記制御部は、前記受信した日時を記憶する記憶部と、時刻情報を供給するタイマ部とを含み、前記受信した都度、前記記憶部に記憶された前記日時を更新するとともに、前記日時及び前記タイマ部からの時刻情報に基づいて、前記日時から所定時間経過するまでは前記回転体の回転を規制する、錠剤供給装置である。
請求項2の発明は、請求項1記載の錠剤供給装置において、前記日時を表示する表示部を備え、前記制御部は、前記更新した日時を前記表示部に表示させることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の錠剤供給装置において、使用者にアラームを発するアラーム部を備え、前記制御部は前記所定時間経過後に前記アラーム部を駆動させることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載の錠剤供給装置において、前記制御部は、前記回転体を1回転させても前記検知信号を受信しなかった場合、前記アラーム部を駆動させることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3又は4記載の錠剤供給装置において、前記アラーム部は、表示ランプを含むことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の錠剤供給装置において、前記凹部は、前記回転体の外周に着脱可能に外嵌される環状部材の外周に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、筐体内に配置され、複数の錠剤を収納する錠剤収納部と、前記錠剤収納部の底部に回転自在に組み込まれた回転体と、前記回転体の円周方向に沿って所定の間隔で配置される凹部であり、所定個数の前記錠剤を収容する凹部と、前記回転体を回転させる駆動部と、前記底部の所定位置に開孔する孔であり、前記凹部が重なる際に、前記収容された錠剤が前記凹部から排出される錠剤排出孔と、前記筐体に開口するとともに前記錠剤排出孔に連通し、使用者が前記排出された錠剤を取出す取出口と、前記錠剤排出孔と前記取出口との間を通過する前記錠剤を検知し、その検知信号を発信する錠剤センサと、前記検知信号を受信するとともに、前記駆動部に接続されて回転体の回転を制御する制御部とを備える錠剤供給装置であって、前記制御部は、前記受信した日時を記憶する記憶部と、時刻情報を供給するタイマ部とを含み、前記受信した都度、前記記憶部に記憶された前記日時を更新するとともに、前記日時及び前記タイマ部からの時刻情報に基づいて、前記日時から所定時間経過するまでは前記回転体の回転を規制する構成であるから、使用者は例えば同じ種類の複数の錠剤を錠剤収納部に収納し、駆動部により回転体を回転させて凹部に収容された所定個数の錠剤を錠剤排出孔から排出させ、取出口からその錠剤を取出して服用すればよいので、一度に服用すべき錠剤個数を把握し易く、一般の人にも取扱い易い錠剤供給装置を提供できる。また、処方された錠剤服用間隔を前記所定の時間として設定することで、回転体を回転させて一旦錠剤を凹部から排出させた後、前記設定した時間が経過するまで回転体の回転を規制できるので、その間に錠剤が取出口に供給されることもなく、二度飲み防止等の的確な服薬管理を可能にする錠剤供給装置を提供できる。また、例えば薬剤取り出し口開閉機構部等もなく、構造がシンプルであるため製造コストを安価に抑えることが可能な錠剤供給装置を提供できる。
また、前記日時を表示する表示部を備え、前記制御部は、前記更新した日時を前記表示部に表示させる構成であるから、例えば前回服用した日時を忘れて不安になった場合等に前記表示部に表示された日時を見ることで容易に前回の服用日時を確認できるため、的確な服薬管理を可能にする錠剤供給装置を提供できる。
また、使用者にアラームを発するアラーム部を備え、前記制御部は前記所定時間経過後に前記アラーム部を駆動させる構成であるから、処方された錠剤服用間隔を前記所定の時間として設定しておけば、使用者はアラームによって服用時間となったことを容易に知ることができることから、飲み忘れを防止でき、より的確な服薬管理を可能にする錠剤供給装置を提供できる。
また、前記制御部は、前記回転体を1回転させても前記検知信号を受信しなかった場合、前記アラーム部を駆動させる構成であるから、例えば錠剤収納部内の錠剤切れ等を容易に把握できるので、さらに的確な服薬管理を可能にする錠剤供給装置を提供できる。
また、前記アラーム部は、表示ランプを含む構成でるから、アラームを視認しやすく、一般の人にとっても取り扱い易い錠剤供給装置を提供できる。
また、前記凹部は、前記回転体の外周に着脱可能に外嵌される環状部材の外周に設けられる構成であるから、錠剤のサイズや形状が変わった場合でも、環状部材を取り替えれば済むので、錠剤のサイズや形状の変化に安価に対応可能な錠剤供給装置を提供できる。
本発明の好適な実施形態の例について、図を用いて説明する。
本実施形態の錠剤供給装置は、例えば一種類の錠剤を複数収納可能な錠剤収納部を備え、この錠剤を錠剤収納部から1錠ずつ供給可能な錠剤供給装置であって、一旦錠剤が供給された後は、所定の時間経過するまでは供給が規制される錠剤供給装置である。
以下の説明において、錠剤とは、有効成分等を圧縮成形したタブレット剤、粉末状の薬剤をカプセルに封入したカプセル剤並びに糖衣錠剤等を示す。
本実施形態の錠剤供給装置は、例えば一種類の錠剤を複数収納可能な錠剤収納部を備え、この錠剤を錠剤収納部から1錠ずつ供給可能な錠剤供給装置であって、一旦錠剤が供給された後は、所定の時間経過するまでは供給が規制される錠剤供給装置である。
以下の説明において、錠剤とは、有効成分等を圧縮成形したタブレット剤、粉末状の薬剤をカプセルに封入したカプセル剤並びに糖衣錠剤等を示す。
本実施形態の錠剤供給装置10は、図1〜図5に示すように、筐体12、錠剤収納部14、回転体16、回転体16の回転駆動用の駆動部18、錠剤排出孔34、錠剤センサ22、操作部40、表示部50及び制御部60を備える。
まず筐体12は、図1、図2及び図4に示すように、例えばその正面側が前方に湾曲した直方体状で、片手或いは両手で把持できる程度大きさの箱部材で形成される。なお、図1(a)は、後述する蓋部27を閉めた様子を示し、図1(b)は、蓋部27を開けた様子を示す。
さらに、筐体12は、図4に示すように、筐体12内の前後を仕切る仕切壁26を筐体12内の前後方向の略中央に立設させる。そして、図4に示すように、仕切壁26の前側の筐体12内に、上述した錠剤収納部14、回転体16、駆動部18、錠剤センサ22、制御部60等が配置される。
なお、筐体は、本実施形態の直方体状に限るものではなく、円筒状であってもよい。
さらに、筐体12は、図4に示すように、筐体12内の前後を仕切る仕切壁26を筐体12内の前後方向の略中央に立設させる。そして、図4に示すように、仕切壁26の前側の筐体12内に、上述した錠剤収納部14、回転体16、駆動部18、錠剤センサ22、制御部60等が配置される。
なお、筐体は、本実施形態の直方体状に限るものではなく、円筒状であってもよい。
また、筐体12は、図1(b)に示すように、仕切壁26前方の上面中央に開口15を備え、その開口15部に後述する錠剤収納部14が配置される。また、図1に示すように、開口15を開閉する蓋部27が、筐体12の上端部にヒンジ等を介して開閉自在に連結される。なお、図1(b)において、符号23は乾燥剤が収納される乾燥剤収納部を示す。
また、筐体12は、図1及び図4に示すように、使用者が錠剤を取出す取出口36を備えるが、取出口36については後述する。
また、筐体12は、図1及び図4に示すように、使用者が錠剤を取出す取出口36を備えるが、取出口36については後述する。
次に、本実施形態の筐体12は、図2及び図3に示すように、仕切壁26後方の上面に操作部40及び表示部50を備える。
操作部40は、図3に示すように、後述する制御部60に操作指示をする複数のボタンを備えるが、それぞれボタンの説明は後述する。また、操作部40は、図3に示すように、アラーム部としての表示ランプ68を備える。表示ランプ68は、例えばLEDランプで形成される。なお、アラーム部は、本実施形態の表示ランプ68に限るものではなく、例えば警報器で形成されても良い。
操作部40は、図3に示すように、後述する制御部60に操作指示をする複数のボタンを備えるが、それぞれボタンの説明は後述する。また、操作部40は、図3に示すように、アラーム部としての表示ランプ68を備える。表示ランプ68は、例えばLEDランプで形成される。なお、アラーム部は、本実施形態の表示ランプ68に限るものではなく、例えば警報器で形成されても良い。
次に、表示部50は、図3に示すように、例えば公知の液晶表示器で構成され、上下2段の表示エリア51a,51bを含む。そして、後述する制御部60に接続され、制御部60の指示により、上段表示エリア51aには例えば現在時刻が表示され、下段表示エリア51bには現在時刻の直前に後述する錠剤センサ22からの通過信号を受けた時刻等が表示される。また、表示部50には、後述するメッセージも表示される。
次に、錠剤収納部14は、図2及び図4に示すように、例えば筐体12の底辺の略3分の2の直径を有し、上端が開放した有底円筒状のケース部材で形成される。そして、錠剤収納部14は、図4に示すように、その底部24が筐体12の高さ方向の中間となる様に配置される。このように配置される錠剤収納部14は、その上端が筐体12の開口15端に溶着等で連結され、底部24が仕切壁26に連結されて支持される。このように形成される錠剤収納部14中に、図1(b)に示すように、複数の錠剤Tが収納される。
次に、回転体16は、図2及び図4に示すように、例えば筐体12の底辺の略2分の1の直径を有し、上面が円錐状に突出した円筒状部材で形成される。そして、回転体16は、図4に示すように、例えばその底面の中央から下方に延設される中心軸28が、底部24に設けられるベアリング30に連結されることで、底部24に回転自在に組み込まれる。
このように形成される、回転体16は、図1(b)及び図2(a)に示すように、その円周方向に沿って所定の間隔を空け、3つの突設部材17を備える。本実施形態の突設部材17は、図1(b)及び図2(a)に示すように、回転体16の外周に沿った円弧状部材で形成され、回転体16の外周に3つ配置される。より詳しくは、突設部材17は、錠剤の略直径の高さと回転体16の外周から錠剤収納部14の略内周までの厚さを有する円弧状部材で形成され、錠剤略1個分の間隔を空けて回転体16の外周に設けられる。
すなわち、図1(b)及び図2(a)に示すように、隣り合う突設部材17間は錠剤略1錠分を収容可能な凹部21を形成し、凹部21が回転体16の回転に伴って回転する。本実施形態の回転体16は、図2(a)に示すように、凹部21を回転体16の円周方向に沿って略120度の間隔で3つ設ける。
このように、本実施形態の錠剤供給装置10は、回転体16の円周方向に沿って所定の間隔で配置される凹部であり、所定個数の錠剤を収容する凹部21を備える構成となっているのである。なお、凹部21の数は、後述するように任意とすることができる。
このように、本実施形態の錠剤供給装置10は、回転体16の円周方向に沿って所定の間隔で配置される凹部であり、所定個数の錠剤を収容する凹部21を備える構成となっているのである。なお、凹部21の数は、後述するように任意とすることができる。
次に、本実施形態の錠剤排出孔34は、図2(a)及び図4に示すように、例えば少なくとも一個の錠剤が通過可能な大きさの孔からなる。そして、錠剤排出孔34は、図2(a)及び図4に示すように、例えば底部24の正面側端近傍であり、回転体16が回転する際に凹部21が通過する範囲と重なる箇所に開孔する。したがって、凹部21に収容された錠剤は、回転体16の回転に伴って凹部21が錠剤排出孔34と重なる際に、錠剤排出孔34から落下して凹部21から排出される構成となっている。
このように、本実施形態の錠剤供給装置10は、同じ形状・サイズの錠剤を取出口36に1錠ずつ供給可能な構成となっており、例えば同じ降圧剤、心臓病用錠剤やビタミン剤を所定頻度で1錠ずつ服用する場合に好適である。
なお、一度に供給される錠剤の個数は、本実施形態の一錠ずつに限るものではなく、例えば凹部の高さを錠剤の直径の2倍の高さとすることにより錠剤2個分を凹部に収容可能とすることにより、一度に2錠ずつ供給される構成としてもよい。
また、凹部の数も本実施形態の3つに限るものではなく、任意の数とすることができる。例えば、1錠/日で30日分処方される錠剤の場合、凹部21を30個備えると便利である。
なお、一度に供給される錠剤の個数は、本実施形態の一錠ずつに限るものではなく、例えば凹部の高さを錠剤の直径の2倍の高さとすることにより錠剤2個分を凹部に収容可能とすることにより、一度に2錠ずつ供給される構成としてもよい。
また、凹部の数も本実施形態の3つに限るものではなく、任意の数とすることができる。例えば、1錠/日で30日分処方される錠剤の場合、凹部21を30個備えると便利である。
なお、錠剤供給装置10は、図3及び図4に示すように、錠剤排出孔34の上方であって、突設部材17の上端近傍に遮蔽板29を設ける。この遮蔽板29は、凹部21に収容された錠剤が錠剤排出孔34から落下後に、空き状態となった凹部21に他の錠剤が侵入することを防止するための板部材である。
また、錠剤供給装置10は、図4に示すように、錠剤排出孔34から下降する側面視略J形状の排出路38を備える。排出路38の形状は、本実施形態の形状に限るものではなく、例えば錠剤排出孔34から下降して取出口36近傍まで至る傾斜等、錠剤Tが取出口36近傍まで滑落可能な傾斜を有するものであればよい。
また、錠剤供給装置10は、図4に示すように、錠剤排出孔34から下降する側面視略J形状の排出路38を備える。排出路38の形状は、本実施形態の形状に限るものではなく、例えば錠剤排出孔34から下降して取出口36近傍まで至る傾斜等、錠剤Tが取出口36近傍まで滑落可能な傾斜を有するものであればよい。
次に、駆動部18は、例えば公知のステッピングモータで形成され、図4に示すように、底部24にアングル部材等で固定されるとともに、その回転軸が回転体16の中心軸28に連結される。そして、駆動部18は、後述する制御部60からの例えばパルス信号を受け、そのパルス信号に応じた角度分、回転体16を回転させる。
次に、取出口36は、図1及び図4に示すように、錠剤排出孔34より下方の筐体12の正面壁に設けられる開口である。取出口36は、図4に示すように、排出路38を介して錠剤排出孔34に連通し、錠剤排出孔34から排出される錠剤が排出路38に沿って滑落して取出口36近傍まで到達する。そして、使用者は取出口36からその錠剤を容易に取出すことができる。
次に、錠剤センサ22は、例えば公知の光センサで形成され、図4に示すように、錠剤排出孔34のやや下方に配置される。そして、錠剤センサ22は、錠剤排出孔34から排出される錠剤の通過を検知し、その検知信号を後述する制御部60に発信する。錠剤センサ22の配置位置は、錠剤排出孔34のやや下方に限るものではなく、錠剤排出孔34と取出口36との間の錠剤の通過を検知可能な位置に配置してもよい。また、錠剤センサ22は、本実施形態の光センサに限るものでなく、例えば静電センサ等の錠剤を検知できるセンサであればよい。
次に、制御部60は、図5に示すように、CPU62、記憶部64、タイマ部66及びワーキングメモリ(図示せず)、各種プログラムやメッセージが書き込まれたPROM(図示せず)等を備える。
CPU62は、図5に示すように、錠剤センサ22、駆動部18、操作部40、表示部50、記憶部64、タイマ部66に接続される。そして、例えば前記PROMに組み込まれたプログラムに従って、操作部40からの指示信号の受信、錠剤センサ22からの検知信号の受信、記憶部64の内容の更新指示、駆動部18の駆動制御指示、表示部50への各種メッセージの表示指示等を実行する。
CPU62は、図5に示すように、錠剤センサ22、駆動部18、操作部40、表示部50、記憶部64、タイマ部66に接続される。そして、例えば前記PROMに組み込まれたプログラムに従って、操作部40からの指示信号の受信、錠剤センサ22からの検知信号の受信、記憶部64の内容の更新指示、駆動部18の駆動制御指示、表示部50への各種メッセージの表示指示等を実行する。
次に、操作部40は、上述したように、操作用の複数のボタンを備え、これらのボタンを押すことでCPU62に操作指示信号を送信可能な構成となっている。
より詳しくは、本実施形態の操作部40は、図3に示すように、取出ボタン67、確定ボタン69、切替ボタン70、−ボタン71、+ボタン72、時刻ボタン73及び表示ランプ68を備える。時刻ボタン73、−ボタン71、+ボタン72及び確定ボタン69は現在時刻を設定するためのボタンである。また、切替ボタン70及び確定ボタン69は、回転体16の回転を規制する時間(以下「ロック時間」という。)を選択するためのボタンである。これらのボタンと錠剤供給装置10の動作との関係は、後述する動作説明の中で述べる。
より詳しくは、本実施形態の操作部40は、図3に示すように、取出ボタン67、確定ボタン69、切替ボタン70、−ボタン71、+ボタン72、時刻ボタン73及び表示ランプ68を備える。時刻ボタン73、−ボタン71、+ボタン72及び確定ボタン69は現在時刻を設定するためのボタンである。また、切替ボタン70及び確定ボタン69は、回転体16の回転を規制する時間(以下「ロック時間」という。)を選択するためのボタンである。これらのボタンと錠剤供給装置10の動作との関係は、後述する動作説明の中で述べる。
次に、記憶部64は、例えばRAMで形成され、CPU62が錠剤センサ22からの錠剤検知信号を受信した日時を記憶する検知日時記憶領域64aや、操作部40を介して選択されたロック時間を記憶するロック時間記憶領域64bを有する。
次に、タイマ部66は、公知の時計機能を備え、CPU62に現在時刻情報や所定の日時を起点とした経過時間情報を供給する。
次に、タイマ部66は、公知の時計機能を備え、CPU62に現在時刻情報や所定の日時を起点とした経過時間情報を供給する。
このように構成される錠剤供給装置10の動作例について説明する。
先ず錠剤供給装置10の電源(図示しない)をONにすると、例えばCPU62内部のレジスタの初期化処理や、後述する検知日時記憶領域64aを0に初期化する等の初期化処理が実行される。
次に、時刻ボタン73が押されると時刻設定が可能となる。
具体的には、時刻ボタン73を押した後、所定の時間内に−ボタン71、+ボタン72を操作して上段表示エリア51aの時刻表示を現在時刻とし、確定ボタン69を押す。そうすると、タイマ部66からの現在時刻情報に基づいて、現在時刻が上段表示エリア51aに表示される。この動作は、一般の家電製品における公知の時刻設定と同様である。
先ず錠剤供給装置10の電源(図示しない)をONにすると、例えばCPU62内部のレジスタの初期化処理や、後述する検知日時記憶領域64aを0に初期化する等の初期化処理が実行される。
次に、時刻ボタン73が押されると時刻設定が可能となる。
具体的には、時刻ボタン73を押した後、所定の時間内に−ボタン71、+ボタン72を操作して上段表示エリア51aの時刻表示を現在時刻とし、確定ボタン69を押す。そうすると、タイマ部66からの現在時刻情報に基づいて、現在時刻が上段表示エリア51aに表示される。この動作は、一般の家電製品における公知の時刻設定と同様である。
[切替処理]
次に、切替ボタン70が押されると、ロック時間の切替処理が実行可能となる。この切替処理例について図6を用いて説明する。
図6に示すように、ステップS10において、CPU62は、下段表示エリア51bに文字「NO」を表示させ、処理をステップS12に移す。
次に、ステップS12において、CPU62は、確定ボタン69からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、ロック時間記憶領域64bにロック時間=0時間と記録して処理を終了し、なかった場合、処理をステップS14に移す。
次に、ステップS14において、CPU62は、切替ボタン70からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、処理をステップS16に移し、なかった場合、処理をステップS12に移す。
次に、切替ボタン70が押されると、ロック時間の切替処理が実行可能となる。この切替処理例について図6を用いて説明する。
図6に示すように、ステップS10において、CPU62は、下段表示エリア51bに文字「NO」を表示させ、処理をステップS12に移す。
次に、ステップS12において、CPU62は、確定ボタン69からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、ロック時間記憶領域64bにロック時間=0時間と記録して処理を終了し、なかった場合、処理をステップS14に移す。
次に、ステップS14において、CPU62は、切替ボタン70からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、処理をステップS16に移し、なかった場合、処理をステップS12に移す。
次に、ステップS16において、CPU62は、下段表示エリア51bに文字「8h」を表示させ、処理をステップS18に移す。
次に、ステップS18において、CPU62は、確定ボタン69からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、ロック時間記憶領域64bにロック時間=8時間と記録して処理を終了し、なかった場合、処理をステップS20に移す。
次に、ステップS20において、CPU62は、切替ボタン70からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、処理をステップS22に移し、なかった場合、処理をステップS18に移す。
次に、ステップS18において、CPU62は、確定ボタン69からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、ロック時間記憶領域64bにロック時間=8時間と記録して処理を終了し、なかった場合、処理をステップS20に移す。
次に、ステップS20において、CPU62は、切替ボタン70からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、処理をステップS22に移し、なかった場合、処理をステップS18に移す。
次に、ステップS22において、CPU62は、下段表示エリア51bに文字「12h」を表示し、処理をステップS24に移す。
次に、ステップS24において、CPU62は、確定ボタン69からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、ロック時間記憶領域64bにロック時間=12時間と記録して処理を終了し、なかった場合、処理をステップS26に移す。
次に、ステップS26において、CPU62は、切替ボタン70からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、処理をステップS28に移し、なかった場合、処理をステップS24に移す。
次に、ステップS24において、CPU62は、確定ボタン69からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、ロック時間記憶領域64bにロック時間=12時間と記録して処理を終了し、なかった場合、処理をステップS26に移す。
次に、ステップS26において、CPU62は、切替ボタン70からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、処理をステップS28に移し、なかった場合、処理をステップS24に移す。
次に、ステップS28において、CPU62は、下段表示エリア51bに文字「24h」を表示し、処理をステップS30に移す。
次に、ステップS30において、CPU62は、確定ボタン69から信号の有無を判断し、当該信号があった場合、ロック時間記憶領域64bにロック時間=24時間と記録して処理を終了し、なかった場合は、処理をステップS32に移す。
次に、ステップS32において、CPU62は、切替ボタン70からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、処理をステップS10に移し、なかった場合、処理をステップS30に移す。
次に、ステップS30において、CPU62は、確定ボタン69から信号の有無を判断し、当該信号があった場合、ロック時間記憶領域64bにロック時間=24時間と記録して処理を終了し、なかった場合は、処理をステップS32に移す。
次に、ステップS32において、CPU62は、切替ボタン70からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、処理をステップS10に移し、なかった場合、処理をステップS30に移す。
本実施形態の錠剤供給装置10において、上述した切替処理により、0時間、8時間、12時間、24時間のうちいずれかの時間が、ロック時間としてロック時間記憶領域64bに記録される。このように制御部60は、前記切替処理によりロック時間の設定を行う。
[取出処理]
次に、取出ボタン67が押されると、錠剤収納部14から錠剤を取出す取出処理が実行可能となる。この取出処理例について図7を用いて説明する。
まず、ステップS42において、CPU62は、経過時間を算出し、処理をステップS44に移す。具体的には、検知日時記憶領域64aに記憶された前回日時を読み出し、現在時刻と前回日時との差分を経過時間として算出する。ここで前回日時とは、CPU62が錠剤センサ22からの検知信号を受信した最新の日時を意味し、後述のようにして更新されて検知日時記憶領域64aに記録される。
次に、取出ボタン67が押されると、錠剤収納部14から錠剤を取出す取出処理が実行可能となる。この取出処理例について図7を用いて説明する。
まず、ステップS42において、CPU62は、経過時間を算出し、処理をステップS44に移す。具体的には、検知日時記憶領域64aに記憶された前回日時を読み出し、現在時刻と前回日時との差分を経過時間として算出する。ここで前回日時とは、CPU62が錠剤センサ22からの検知信号を受信した最新の日時を意味し、後述のようにして更新されて検知日時記憶領域64aに記録される。
次に、ステップS44において、CPU62は、前記経過時間とロック時間記憶領域64bに記録されたロック時間との大小を比較し、経過時間がロック時間と等しいか大きい場合、処理をステップS48に移し、一方、経過時間がロック時間より小さい場合、処理をステップS46に移す。
次に、ステップS46において、CPU62は、前記ロック時間と経過時間との時間差を算出し、当該時間差を残時間として例えば上段表示エリア51aに表示し、所定時間経過後に上段表示エリア51aの表示を現在時刻に表示して処理を終了する。
次に、ステップS46において、CPU62は、前記ロック時間と経過時間との時間差を算出し、当該時間差を残時間として例えば上段表示エリア51aに表示し、所定時間経過後に上段表示エリア51aの表示を現在時刻に表示して処理を終了する。
次に、ステップS48において、CPU62は、駆動部18に対して回転体16を回転させる指示を送り、処理をステップS50に進める。具体的には、例えば回転体16を120度回転させるパルス信号を駆動部18に送ると、CPU62からの指示を受けた駆動部18は、回転体16を120度回転させる。本実施形態の回転体16は、120度間隔で凹部21を備えるため、120度回転させることにより一つの凹部21が錠剤排出孔34と重なって、当該凹部21に収容された所定錠数(1錠)の錠剤が錠剤排出孔34から排出され取出口36へと至る。
次に、ステップS50において、CPU62は、上述した回転指示をした後所定時間内に錠剤センサ22からの検知信号を受信した場合、処理をステップS52に移し、所定時間内に受信しなかった場合、処理をステップS56に移す。
次に、ステップS52において、CPU62は、検知日時記憶領域64aに記憶していた日時データを、現在時刻に書換える。或いは、当該検知信号を受信した日時に書換えてもよい。ステップS52の処理により、検知日時記憶領域64aに記録されたデータは、更新された前回日時データとなる。
次に、ステップS52において、CPU62は、検知日時記憶領域64aに記憶していた日時データを、現在時刻に書換える。或いは、当該検知信号を受信した日時に書換えてもよい。ステップS52の処理により、検知日時記憶領域64aに記録されたデータは、更新された前回日時データとなる。
次に、ステップS54において、CPU62は、当該前回日時を下段表示エリア51bに表示させ、処理を終了する。
次に、ステップS56において、CPU62は、駆動部18に対して回転体16を回転させる指示を送り、ステップS48と同様に回転体16を回転させ、処理をステップS58に進める。
次に、ステップS58において、CPU62は、錠剤センサ22からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、処理をステップS52に移し、なかった場合、処理をステップS60に移す。
次に、ステップS60において、CPU62は、回転体16が1回転したか否かの判断を行う。本実施形態の錠剤供給装置10では、具体的には、ステップS48における回転指示を含めて3回の指示があった場合、一回転したと判断させるとよい。CPU62は、3回の回転指示があったと判断した場合、処理をステップS62に移し、3回の回転指示がなかったと判断した場合、処理をステップS56に移す。
次に、ステップS58において、CPU62は、錠剤センサ22からの信号の有無を判断し、当該信号があった場合、処理をステップS52に移し、なかった場合、処理をステップS60に移す。
次に、ステップS60において、CPU62は、回転体16が1回転したか否かの判断を行う。本実施形態の錠剤供給装置10では、具体的には、ステップS48における回転指示を含めて3回の指示があった場合、一回転したと判断させるとよい。CPU62は、3回の回転指示があったと判断した場合、処理をステップS62に移し、3回の回転指示がなかったと判断した場合、処理をステップS56に移す。
次に、ステップS62において、CPU62は、表示部50に文字「テンケン」をメッセージ表示させ、処理をステップS64に移す。
次に、ステップS64において、CPU62は、表示ランプ68を点灯させ、処理を終了させる。
次に、ステップS64において、CPU62は、表示ランプ68を点灯させ、処理を終了させる。
このように、制御部60は、検知日時記憶領域64aに記憶された前回日時及びタイマ部66からの時刻情報に基づいて、上述した前回日時から所定時間経過するまでは回転体16の回転を規制する回転規制処理を実行する構成となっている。主に、ステップS42及びステップS44が、回転規制処理に対応する。
従って、使用者がロック時間内に間違って取出ボタンを押した場合であっても、回転体16の回転が規制されるので、上述した2度飲みを防止できる。
なお、上述した切替処理によって、ロック時間として所定時間が選択されると、取出ボタン67を押しても所定時間経過しなければ錠剤を取出せないため、錠剤服用開始のタイミングでは、例えば錠剤を錠剤収納部14に投入して電源をONにし、切替ボタン70を押さない状態で取出ボタン67を押して回転体16を回転させて錠剤Tを取出し、服用すればよい。そうすることで、当該錠剤Tを錠剤センサ22が検知した検知信号を受信した日時が前回日時として検知日時記憶領域64aに記録される。
従って、使用者がロック時間内に間違って取出ボタンを押した場合であっても、回転体16の回転が規制されるので、上述した2度飲みを防止できる。
なお、上述した切替処理によって、ロック時間として所定時間が選択されると、取出ボタン67を押しても所定時間経過しなければ錠剤を取出せないため、錠剤服用開始のタイミングでは、例えば錠剤を錠剤収納部14に投入して電源をONにし、切替ボタン70を押さない状態で取出ボタン67を押して回転体16を回転させて錠剤Tを取出し、服用すればよい。そうすることで、当該錠剤Tを錠剤センサ22が検知した検知信号を受信した日時が前回日時として検知日時記憶領域64aに記録される。
また、制御部60は、錠剤センサ22からの検知信号を受けた都度、記憶部64に記憶されていた、錠剤センサ22からの検知信号を受信した日時を更新する更新処理を実行する構成となっている。主に、ステップS50、ステップS58及びステップS52が更新処理に対応する。
また、制御部60は、回転体16を1回転させても検知信号を受信しなかった場合、アラーム部を駆動させる未検知アラーム処理を実行する構成となっている。主に、ステップS60、ステップS62、ステップS64が未検知アラーム処理に対応する。
従って、表示ランプ68の点灯と「テンケン」メッセージを見た使用者は、例えば蓋部27を開けて、錠剤収納部14の中を点検し、錠剤が無くなっている場合には錠剤補充をすればよい。
従って、表示ランプ68の点灯と「テンケン」メッセージを見た使用者は、例えば蓋部27を開けて、錠剤収納部14の中を点検し、錠剤が無くなっている場合には錠剤補充をすればよい。
[経過時間後アラーム処理]
なお、本実施形態の制御部60は、経過時間後アラーム処理を所定の間隔で実行する。具体的には、制御部60は、ステップS42と同様な処理によって経過時間を算出し、次に、ステップS44と同様な処理で、前記経過時間とロック時間との大小を比較し、経過時間よりロック時間が大きいか或いは等しい場合、表示ランプ68を点灯さる。一方、経過時間がロック時間より小さい場合、処理を終了させる処理である。この処理により、表示ランプ68の点灯を視認した使用者は、前回服用した日時から処方された時間が経過し、錠剤を服用すべき時間となったことに容易に気づくことができ、的確な服薬管理を行うことができる。
なお、本実施形態の制御部60は、経過時間後アラーム処理を所定の間隔で実行する。具体的には、制御部60は、ステップS42と同様な処理によって経過時間を算出し、次に、ステップS44と同様な処理で、前記経過時間とロック時間との大小を比較し、経過時間よりロック時間が大きいか或いは等しい場合、表示ランプ68を点灯さる。一方、経過時間がロック時間より小さい場合、処理を終了させる処理である。この処理により、表示ランプ68の点灯を視認した使用者は、前回服用した日時から処方された時間が経過し、錠剤を服用すべき時間となったことに容易に気づくことができ、的確な服薬管理を行うことができる。
次に、本実施形態に係る錠剤供給装置10の他の例について説明する。これまで説明した錠剤供給装置10との相違点は、図8に示すように、回転体25の外周に環状部材19を着脱可能に備える点である。
本実施形態の回転体25は、図8に示すように、上から円錐状部25aと、円錐状部25aの下端から下方に延設される第1円筒部25bと、第1円筒部25bの下端から下方に延設される円筒部であり、第1円筒部25bより縮径された第2円筒部25cとからなる。
本実施形態の回転体25は、図8に示すように、上から円錐状部25aと、円錐状部25aの下端から下方に延設される第1円筒部25bと、第1円筒部25bの下端から下方に延設される円筒部であり、第1円筒部25bより縮径された第2円筒部25cとからなる。
次に、環状部材19は、図8に示すように、錠剤の略直径の高さと第2円筒部25cの外周から錠剤収納部14の略内周までの厚さを有するリング状部材で形成される。そして、環状部材19は、その外周に沿って錠剤略1錠分が収容可能な大きさの凹部21´を略120度の間隔で設ける。このように形成される環状部材19は、図8に示すように、その内周が第2円筒部25cの外周に嵌合して配置される。このように、凹部21´は、回転体25の外周に着脱可能に外嵌される環状部材19の外周に設けられる構成となっているのである。
したがって、錠剤のサイズや形状が変わった場合であっても、錠剤に応じて環状部材19を取替えることにより対応でき、利便性が高い錠剤供給装置10を提供できる。
したがって、錠剤のサイズや形状が変わった場合であっても、錠剤に応じて環状部材19を取替えることにより対応でき、利便性が高い錠剤供給装置10を提供できる。
これまで説明してきた様に、本実施形態の錠剤供給装置10によれば、的確な服薬管理が可能を可能にするとともに、構造が簡単で一般の人にとっても取扱い易く製造コストを抑えることが可能な錠剤供給装置を提供することができる。
また、本実施形態の錠剤供給装置10は、例えば錠剤の臨床試験等のような治験業務における服薬管理にも好適に用いることができる。
また、本実施形態の錠剤供給装置10は、例えば錠剤の臨床試験等のような治験業務における服薬管理にも好適に用いることができる。
以上、本発明の実施形態のうちいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらはあくまでも例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
10 錠剤供給装置
12 筐体
14 錠剤収納部
16,25 回転体
18 駆動部
19 環状部材
21,21´ 凹部
22 錠剤センサ
24 底部
34 錠剤排出孔
36 取出口
50 表示部
60 制御部
64 記憶部
66 タイマ部
T 錠剤
12 筐体
14 錠剤収納部
16,25 回転体
18 駆動部
19 環状部材
21,21´ 凹部
22 錠剤センサ
24 底部
34 錠剤排出孔
36 取出口
50 表示部
60 制御部
64 記憶部
66 タイマ部
T 錠剤
Claims (6)
- 筐体内に配置され、複数の錠剤を収納する錠剤収納部と、
前記錠剤収納部の底部に回転自在に組み込まれた回転体と、
前記回転体の円周方向に沿って所定の間隔で配置される凹部であり、所定個数の前記錠剤を収容する凹部と、
前記回転体を回転させる駆動部と、
前記底部の所定位置に開孔する孔であり、前記凹部が重なる際に、前記収容された錠剤が前記凹部から排出される錠剤排出孔と、
前記筐体に開口するとともに前記錠剤排出孔に連通し、使用者が前記排出された錠剤を取出す取出口と、
前記錠剤排出孔と前記取出口との間を通過する前記錠剤を検知し、その検知信号を発信する錠剤センサと、
前記検知信号を受信するとともに、前記駆動部に接続されて回転体の回転を制御する制御部とを備える錠剤供給装置であって、
前記制御部は、
前記受信した日時を記憶する記憶部と、
時刻情報を供給するタイマ部とを含み、
前記受信した都度、前記記憶部に記憶された前記日時を更新するとともに、前記日時及び前記タイマ部からの時刻情報に基づいて、前記日時から所定時間経過するまでは前記回転体の回転を規制することを特徴とする錠剤供給装置。 - 前記日時を表示する表示部を備え、前記制御部は、前記更新した日時を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載の錠剤供給装置。
- 使用者にアラームを発するアラーム部を備え、前記制御部は前記所定時間経過後に前記アラーム部を駆動させることを特徴とする請求項1又は2記載の錠剤供給装置。
- 前記制御部は、前記回転体を1回転させても前記検知信号を受信しなかった場合、前記アラーム部を駆動させることを特徴とする請求項3記載の錠剤供給装置。
- 前記アラーム部は、表示ランプを含むことを特徴とする請求項3又は4に記載の錠剤供給装置。
- 前記凹部は、前記回転体の外周に着脱可能に外嵌される環状部材の外周に設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の錠剤供給装置。
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-
2012
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