JP5071115B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置に関する。
近年、遠距離の無線通信を行う通信装置だけでなく、非接触型ICカードやRFID(Radio Frquency IDentification)などの非接触通信を行う通信装置も普及している。一方、情報技術の発達により、これらの通信装置において、より多いデータ量を高速に送受信させることも希求されており、例えば異なるデータを同時に送受信するなど、複数の通信系統(例えば複数の通信ライン、複数の通信システム)により送受信する通信装置(複合無線機)が望まれる場合がある。
複数の通信系統を1つの通信装置に組み込む場合、通信装置には、複数のアンテナが配置され、各アンテナは、それぞれ異なる周波数帯域で駆動されることが多い。例えば、関連技術に係る通信装置では、1つのアンテナには、数〜数十MHzの周波数帯域が使用され、もう1つのアンテナには、例えばその約100倍以上のGHz帯が使用される。この場合、数〜数十MHz帯のアンテナとその送受信回路との接続には、差動伝送が用いられ、GHz帯のアンテナとその送受信回路との接続には、差動伝送が難しいため非差動伝送が用いられ、高周波による外部への影響を低減するために同軸線路が使用されていた。
一方、例えば携帯性が重要視される通信装置などでは、装置の小型化が重要であり、かつ、製造コストが低いことも要求される。
しかしながら、上述のように複数のアンテナに対して複数種類の接続線路を使用することは、製造コストを増加させるだけでなく、通信装置の小型化をも阻害する。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、製造コストの増加を抑えつつ複数の通信系統を配置し、かつ、小型化することが可能な、新規かつ改良された通信装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、第1アンテナと、第1アンテナの送受信回路と第1アンテナとを接続し、第1アンテナの送受信信号を伝送する、平行線路により形成される第1接続部と、第2アンテナと、第2アンテナの送受信回路と第2アンテナとを接続し、第2アンテナの送受信信号を伝送する、コプレーナ線路により形成される第2接続部と、を有し、第1接続部及び第2接続部は、同一基材上に形成されたことを特徴とする、通信装置が提供される。
この構成によれば、第1接続部及び第2接続部は、同一基材上に形成された線路により構成される。従って、複数種類の接続線路を用意して通信装置の内部に配置せずに済む。
また、第1アンテナは、第2アンテナより低い周波数で駆動され、第1接続部は、第1アンテナの送受信信号を差動伝送し、第2接続部は、第2アンテナの送受信信号を非差動伝送してもよい。
この構成によれば、第1アンテナは、第2アンテナよりも低い周波数で駆動され、第1接続部は、差動伝送用の接続線で構成され、第2接続部は、非差動伝送用の接続線で構成される。しかし、この第1接続部の差動伝送用の接続線と、第2接続部の非差動伝送用の接続線を、同一基材上に形成された線路により構成することができる。よって、差動伝送用の接続線と、非差動用の接続線とを用意して通信装置の内部に配置せずに済む。
また、第2接続部は、接地されている2本の接地用コプレーナ線路と、2本のコプレーナ線路の間に配置され、第2アンテナの送受信回路と第2アンテナとを接続する接続用コプレーナ線路と、を有してもよい。
この構成によれば、接地されている2本の接地用コプレーナ線路が、接続用コプレーナ線路の両側に配置される。よって、接地用コプレーナ線路が接続用コプレーナ線路から発せられる電磁波の遮蔽を行うことができ、第2接続部を例えば同軸線路のように動作させることができる。
また、第2接続部の2本の接地用コプレーナ線路により少なくとも一部が構成されるループ中には、第1アンテナが駆動される周波数帯で遮断される電気容量が配置されてもよい。
この構成によれば、2本の接地用コプレーナ線路は、グランドを介するか、又はグランドに接続されたグランドループを構成するが、このループが、電気容量により第1アンテナの周波数帯では遮断される。よって、第1アンテナの第1接続部などが発する電磁波による誘導電流が接地用コプレーナ線路に流れることを防止できる。
また、第1接続部は、第1アンテナの送受信回路と第1アンテナとを接続する一対の差動用平行線路を有し、一対の差動用平行線路、及び、第1アンテナの少なくとも一方は、第2アンテナが駆動される周波数帯で導通される電気容量を介して第2アンテナのグランドに対し接地されてもよい。
この構成によれば、差動用平行線路は、第2アンテナの周波数帯では接地されるので、第1アンテナや差動用平行線路等が第2アンテナに対して浮遊金属のように振舞うことを防止できる。
また、第1アンテナの第1接続部は、一端が第1アンテナの送受信回路に接続され、他端が第1アンテナに接続された第2接続部の2本の接地用コプレーナ線路により形成されてもよい。
この構成によれば、第1接続部と第2接続部とを統合することができる。従って、第1接続部及び第2接続部を、2本の接地用コプレーナ線路と、接続用コプレーナ線路とにより構成することができる。
以上説明したように本発明によれば、製造コストの増加を抑えつつ複数の通信系統を配置し、かつ、小型化することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<関連技術に係る通信装置>
本発明の各実施形態に係る通信装置について説明する前に、これらの関連技術に係る通信装置について、図5A及び図5Bを参照しつつ、説明する。
図5A及び図5Bは、関連技術に係る通信装置の構成について説明するための説明図である。なお、図5Aには1の通信系統の通信装置500を示し、図5Bには他の通信系統の通信装置600を示す。
(通信装置500)
図5Aに示すように、通信装置500は、一の通信系統10の一例として、ループアンテナ11と、送信回路12Aと、受信回路12Bと、接続部13と、コンデンサ14A,14Bとを有する。
ループアンテナ11は、第1アンテナの一例であって、コイルアンテナとも呼ばれ、例えば13.56MHzなどの数〜数十MHzの周波数帯で駆動される。そして、ループアンテナ11は、磁界結合を利用した非接触通信を行うことができる。
接続部13は、平行に延設された2本の接続線路13A,13Bを有する。そして、接続線路13A及び接続線路13Bは、それぞれループアンテナ11と、送信回路12A及び受信回路12Bとを接続し、ループアンテナ11の送受信信号を差動伝送する。また、各接続線路13A,13Bは、それぞれコンデンサ14A,14Bを介して接地される。このコンデンサ14A,14B及び、接続線路13A,13Bは、ループアンテナ11と組み合わせ、共振回路を構成し、ループアンテナ11の駆動周波数帯で共振するよう材質、寸法、電気容量が設定される。
つまり、この通信装置500では、一の通信系統10により数〜数十MHzの周波数帯の非接触通信を行うことができる。更に、駆動時に、平行な接続線路13A,13Bと、コンデンサ14A,14B、ループアンテナ11が共振回路として機能するため、アンテナ効率を高めることができる。なお、送信回路12A及び受信回路12Bは、第1アンテナの送受信回路の
一例である。
(通信装置600)
一方、図5Bに示すように、通信装置600は、他の通信系統20の一例として、アンテナ21と、送信回路22Aと、受信回路22Bと、接続部23と、スイッチ24とを有する。
アンテナ21は、第2アンテナの一例であって、例えばパッチアンテナ・電界カプラ(電界結合により非接触通信を行うアンテナ)など様々なアンテナであってもよい。なお、アンテナ21としては、例えばループアンテナ11とは異なるアンテナを使用することが好ましい。また、アンテナ21は、例えばループアンテナ11の約100倍程度の周波数帯、つまり、GHz帯で駆動される。そして、アンテナ21は、電界結合又は磁界結合を利用した非接触通信を行うことができる。このように、ループアンテナ11とは異なるアンテナ21を使用したり、ループアンテナ11よりも高い周波数帯を使用する理由は、例えば、同一通信装置中のアンテナ同士や、通信系統を跨いだアンテナ間での結合が発生し、アンテナ効率が低下したり、S/N比が低下することなどを防止するためである。
このような高周波数帯の通信装置の接続線には、ループアンテナ11と同様の差動伝送用の平行線路(例えば接続線路13A,13Bなど)ではなく、非差動伝送用の接続線路が使用することが一般的である。これは、GHz帯などの高周波数帯では、非差動のアンテナが使用されることが多いからである。また、アンテナ、接続線路、送受信回路における無反射のエネルギー伝送が重視されるため、インピーダンス整合が必要となり、良好なインピーダンス特性を持つ接続線路が容易に得られる非差動伝送が好まれるからである。
接続部23は、アンテナ21と、送信回路22A及び受信回路22Bとを接続し、アンテナ21の送受信信号を非差動伝送する。この通信装置600では、GHz帯の非常に高い周波数帯を使用するので、送受信信号の伝達時などに発生する電磁波による他の駆動回路や接続線への影響を低減させる必要がある。そこで、通信装置600では、接続部23として非差動伝送であり、遮蔽効果をもつ同軸線路が使用される。なお、送信回路22A及び受信回路22Bは、第2アンテナの送受信回路の一例である。
また、スイッチ24は、接続部23と、送信回路22A及び受信回路22Bとの間に配置され、送信回路22A及び受信回路22Bのどちらか一方をアンテナ21に接続する。このスイッチ24は、上位の制御装置(図示せず)などにより制御され、通信装置600が送信側として使用される場合には、アンテナ21と送信回路22Aとを接続し、通信装置600が受信側として使用される場合には、アンテナ21と受信回路22Bとを接続する。
(2つの通信系統10,20を有する場合)
関連技術に係る一の通信系統10(通信装置500)及び他の通信系統20(通信装置600)は、別体で形成されるか、1つの通信装置に実装されるとしても、アンテナ効率の低下やS/N比の低下などを防止するために、それぞれの通信系統のアンテナの種類や使用周波数帯が互いに異なるように形成されることが多い。なお、ここでは、アンテナ効率やS/N比などを総称して「アンテナ特性」ともいう。
1つの通信装置に複数の通信系統を実装する場合、送受信回路とアンテナとの間の接続が問題になる。単に通信系統10と通信系統20とを1つの通信装置に実装したのでは、平行線路である接続線路13A,13Bと、同軸線路の接続部23とを実装する必要がある。このように2種類の接続線路を使用することは、製造コストを増加させるだけでなく、配置スペースが必要となるため装置の小型化を阻害する。
そこで、本発明の発明者らは、上記複数の通信装置を実装する際に生じる問題点などについて、鋭意研究を行った結果、本発明に想到した。以下では、図1を参照しつつ、この本発明の第1実施形態に係る通信装置について説明する。
<第1実施形態に係る通信装置>
図1は、本発明の第1実施形態に係る通信装置の構成について説明するための説明図である。図1に示すように、本実施形態に係る通信装置100は、2つの通信系統10,20を有する。
通信系統10は、ループアンテナ11と、送信回路12Aと、受信回路12Bと、第1接続部110と、コンデンサ14A,14Bとを有する。通信系統20は、アンテナ21と、送信回路22Aと、受信回路22Bと、第2接続部120と、スイッチ24とを有する。つまり、通信系統10は、図5Aに示した通信装置500が有する接続部13の代わりに第1接続部110を有する。そして、通信系統20は、図5Bに示した通信装置600が有する接続部23の代わりに第2接続部120を有する。そして、通信装置100は、2つの通信系統10,20のアンテナ、つまり、ループアンテナ11とアンテナ21とを近接して配置する。なお、それ以外の構成は、上記通信装置500又は通信装置600と同様であるため、ここでの詳しい説明は省略し、以下では、第1接続部110及び第2接続部120について中心に説明する。
第1接続部110及び第2接続部120は、コプレーナ構造部C1により構成される。より具体的に、第1接続部110及び第2接続部120について説明すると以下の通りである。
(第1接続部110)
第1接続部110は、2本の差動用平行線路111,112を有する。2本の差動用平行線路111,112は、所定の間隔を空けて略平行に延設され、送信回路12A及び受信回路12Bと、ループアンテナ11とを接続する。
各差動用平行線路111,112は、導電性の材質により、所定の幅、高さ、及び長さで形成される。この差動用平行線路111,112は、一の通信系統10における数〜数十MHz帯では、共振回路の一部として機能するように、その材質、幅、高さ、長さ及び間隔が設定される。このような差動用平行線路111,112は、上記通信装置500の接続部13の接続線路13A,13Bと同様の動作をすることができる。
(第2接続部120)
第2接続部120は、2本の接地用コプレーナ線路121,122と、接続用コプレーナ線路123とを有する。2本の接地用コプレーナ線路121,122は、所定の間隔を空けて略平行に延設され、両端部において互いに接続される。そして、2本の接地用コプレーナ線路121,122は、その両端部において接地されている。
接続用コプレーナ線路123は、2本の接地用コプレーナ線路121,122の間に配置され、両接地用コプレーナ線路121,122と略平行となるように延設される。そして、接続用コプレーナ線路123は、スイッチ24(つまり、スイッチ24を介した送信回路22A又は受信回路22B)と、アンテナ21とを接続する。なお、接続用コプレーナ線路123は、両接地用コプレーナ線路121,122と等距離の位置に配置されることが好ましい。
接地用コプレーナ線路121,122及び接続用コプレーナ線路123は、導電性の材質により、所定の間隔、幅、高さ、及び長さで形成される。このような構成により、接続用コプレーナ線路123は、アンテナ21に対する非差動伝送用の信号線として機能することができ、かつ、両接地用コプレーナ線路121,122は、接続用コプレーナ線路123を非差動伝送されるGHz帯の信号により発生する電磁波を遮蔽して、他の電子回路等に与える影響を低減させる役割を担う。そして、両接地用コプレーナ線路121,122は、更に、他の回路が発する電磁波等が接続用コプレーナ線路123に影響を与えることを防止する役割をも担う。つまり、接地用コプレーナ線路121,122及び接続用コプレーナ線路123は、上記のように構成されることにより、同軸線路と同様の動作をすることができる。
(コプレーナ構造)
コプレーナ構造部C1、つまり、コプレーナ構造について説明する。
コプレーナ構造部C1は、基材Bと、上記差動用平行線路111,112、接地用コプレーナ線路121,122及び接続用コプレーナ線路123(以下総称して「コプレーナ線路」ともいう。)を有する。
基材Bは、誘電体で形成される。この基材Bの一面に導電体で形成されたコプレーナ線路が形成される。なお、基材Bの他面(コプレーナ線路が形成された面とは反対の面)には、例えば、導電体で形成されたグランド層が形成されてもよい。
コプレーナ線路は、所望のインピーダンスに応じて、材質・間隔・幅・高さ・長さ等が決定されて形成される。なお、コプレーナ線路のインピーダンスは、基材Bの誘電率・厚みなどにも依存する。従って、上記差動用平行線路111,112と、接地用コプレーナ線路121,122及び接続用コプレーナ線路123とは、それぞれ送信回路12A,22A・受信回路12B,22B・ループアンテナ11・アンテナ21等のインピーダンス整合が可能なように、それらの間隔・幅・高さ・長さ、基材Bの材質・厚み、及びグランド層の有無が設計されうる。従って、通信装置100は、コプレーナ構造部C1を有することにより、通信回路とアンテナとのインピーダンスマッチングを容易に行うことができる。
(本実施形態による効果の一例)
本実施形態に係る通信装置100によれば、複数種類の接続線(例えば上記接続部13,23など)を使用することなく、コプレーナ線路により複数のアンテナと通信回路とを接続することができる。従って、複数のアンテナの接続部を容易に1つのコプレーナ構造部C1に集約することができるので、複数種類の接続線の取り回しようの空間を削減して、装置自体の構成をコンパクトにすることができる。また、上述のようにコプレーナ線路及び基材B等の材質及び寸法や、グランド層の有無等を調整することにより、容易にインピーダンスを変更することが可能なので、インピーダンス整合を保証することも容易である。加えて、複数種類の接続線路により接続する場合に比べて、線路間の結合関係が一意に定まるため、安定したアンテナ特性を実現することができる。より具体的には、例えば、複数種類の接続線路を使用する場合、各線路の長さ、各線路の配置位置による電磁波の影響、接続部における接続手段等の影響により、製造するアンテナ毎でアンテナ特性が変化してしまう場合がある。しかし、本実施形態に係るコプレーナ構造部C1は、各線路の長さ、各線路の配置位置による電磁波の影響、接続部における接続手段等が一意に定まるので、アンテナ特性を安定させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る通信装置100は、複数種類の接続線を使用する場合に比べて非常に有利な効果を奏することができる。しかしながら、本発明者らは、更に通信装置100のアンテナ特性を安定させるべく鋭意研究を行った結果、本発明の第2実施形態及び第3実施形態に係る通信装置に想到した。以下ではまず、本発明の第2実施形態に係る通信装置について説明する。
<第2実施形態に係る通信装置>
図2は、本発明の第2実施形態に係る通信装置の構成について説明するための説明図である。図2に示すように、本実施形態に係る通信装置200は、上記第1実施形態に係る通信装置100が有する構成に加えて、更にコンデンサ131を有する。このコンデンサ131以外の構成は、上記第1実施形態に係る通信装置100と同様であるため、ここでの詳しい説明は省略する。
コンデンサ131は、電気容量の一例であり、接地用コプレーナ線路121と接地用コプレーナ線路122とで形成されたループ中に配置される。また、コンデンサ131は、同時に、2本の接地用コプレーナ線路121,122の少なくとも1方が、このコンデンサ131を介して接地されるように配置される。つまり、コンデンサ131は、2本の接地用コプレーナ線路121,122により構成され、接地されたグランドループ中に配置される。
コンデンサ131の電気容量は、一の通信系統10のループアンテナ11の数〜数十MHz帯では切断されているように振舞い、かつ、他の通信系統20のアンテナ21のGHz帯では導通されているように振舞う容量に設定される。より具体的には、コンデンサ131は、数〜数十MZz帯では数百Ω以上のインピーダンスを持つ容量として振舞い、GHz帯では数Ω以下のインピーダンスを持つ容量として振舞うような電気容量に設定される。その結果、アンテナ21に対しては、接地用コプレーナ線路121,122が上記の遮蔽機能を発揮するように、コンデンサ131は導通して、接地用コプレーナ線路121,122を接地する。一方、ループアンテナ11に対しては、接地用コプレーナ線路121,122で形成されたループを遮断すると共に、接地用コプレーナ線路121,122の何れか一方をグランドから遮断する。
このようなコンデンサ131を有することにより、本実施形態に係る通信装置200は、コプレーナ線路の特性劣化を抑制しつつ、コプレーナ線路に発生する誘導電流を減少させることができる。このことについて、より詳しく説明すれば、以下の通りである。
コンデンサ131を備えない場合について説明する。
ループアンテナ11は、数〜数十MHz帯で駆動されるので、第1接続部110及び第2接続部120を含む周りの空間に、磁界の変動を発生させる。この磁界の変動が、コプレーナ線路により形成されるグランドループに入り込んだ場合、誘導機電力により電流が発生する。この電流は、熱損失を発生させ、ループアンテナ11のアンテナ特性を劣化させる。
一方、本実施形態に係る通信装置200では、コンデンサ131をコプレーナ線路により形成されるグランドループ中に配置することにより、数〜数十MHz帯の磁界の変動に対して、グランドループを切断することができる。よって、誘導電流が流れることを抑制して、損失及び特性の劣化が生じることを防止できる。
(本実施形態による効果の一例)
以上説明したように、本実施形態に係る通信装置200によれば、上記第1実施形態に係る通信装置100が奏する効果に加えて、更に、コンデンサ131を有することにより、第2接続部120で生じうる損失や特性の劣化を防止することができる。なお、コンデンサ131は、図2に示した位置に限らず、接地用コプレーナ線路121,122及びグランドにより形成されたグランドループを切断しうる位置であれば、如何なる位置に配置されてもよいことは言うまでもない。また、図2では、グランドループは、接地用コプレーナ線路121,122により構成されるが、このグランドループは、グランドを介して形成されもよい。なお、後述する第4実施形態では、接地用コプレーナ線路121,122は、グランドを介したグランドループを形成する(図4参照。)。
<第3実施形態に係る通信装置>
次に、図3を参照しつつ、本発明の第3実施形態に係る通信装置について説明する。
図3は、本発明の第3実施形態に係る通信装置の構成について説明するための説明図である。図3に示すように、本実施形態に係る通信装置300は、上記第1実施形態に係る通信装置100が有する構成に加えて、更に2つのコンデンサ132A,132Bを有する。このコンデンサ132A,132B以外の構成は、上記第1実施形態に係る通信装置100と同様であるため、ここでの詳しい説明は省略する。
コンデンサ132A,132Bは、電気容量の一例であり、それぞれ差動用平行線路111,112の一方に接続される。そして、コンデンサ132A,132Bを介して、差動用平行線路111,112及びループアンテナ11は、アンテナ21のグランドに接続される。
コンデンサ132A,132Bの電気容量は、一の通信系統10のループアンテナ11の数〜数十MHz帯では共振容量として振舞い、かつ、他の通信系統20のアンテナ21のGHz帯では導通されて接地容量として振舞う容量に設定される。つまり、ループアンテナ11に対しては、コンデンサ132A,132Bは、共振容量として機能し、アンテナ21に対しては、コンデンサ132A,132Bは、導通して、等価的にループアンテナ11及び2本の差動用平行線路111,112を接地させる。
このようなコンデンサ132A,132Bを有することにより、本実施形態に係る通信装置300は、アンテナ特性を更に向上させることができる。このことについて、より詳しく説明すれば、以下の通りである。
コンデンサ132A,132Bを備えない場合について説明する。
GHz帯を使用するアンテナ21と数〜数十MHz帯を使用するループアンテナ11とを近接して配置する場合、ループアンテナ11と差動用平行線路111,112等の導電体は、GHz帯のアンテナ21に対して浮遊金属のように振舞う。このような浮遊金属が近接して配置されると、浮遊金属は、GHz帯のアンテナ21のアンテナ特性を劣化させうる。
一方、本実施形態に係る通信装置300では、差動用平行線路111,112とループアンテナ11とをコンデンサ132A,132Bを介してアンテナ21のグランドに接地することにより、ループアンテナ11と差動用平行線路111,112が浮遊金属として振舞うことを防止することができる。よって、アンテナ21のアンテナ特性の劣化を防止することができる。なお、このコンデンサ132A,132Bを、ループアンテナ11の共振容量として振舞わせることにより、ループアンテナ11のアンテナ特性には影響を与えない。
(本実施形態による効果の一例)
以上説明したように、本実施形態に係る通信装置300によれば、上記第1実施形態に係る通信装置100が奏する効果に加えて、更に、コンデンサ132A,132Bを有し、かつ、各通信系統10,20が使用する周波数の差を利用することにより、アンテナ特性を向上させることができる。
以上説明したように、上記第2実施形態に係る通信装置200は、第2接続部120で生じうる損失や特性の劣化を防止することができ、また、上記第3実施形態に係る通信装置300は、アンテナ特性を向上させることができる。本発明者らは、これらの効果を併せ持ち、かつ、更に効果的な通信装置について鋭意研究を行った結果、本発明の第4実施形態に係る通信装置に想到した。以下ではこの本発明の第4実施形態に係る通信装置について説明する。
<第4実施形態に係る通信装置>
図4は、本発明の第4実施形態に係る通信装置の構成について説明するための説明図である。図4に示すように、本実施形態に係る通信装置400は、第3実施形態に係る通信装置300が有する構成のうち、コプレーナ構造部C1に代えて、コプレーナ構造部C2を有する。このコプレーナ構造部C2は、コプレーナ線路として上記第1実施形態〜第3実施形態では第2接続部120を構成していた接地用コプレーナ線路121,122と接続用コプレーナ線路123とのみが形成され、第1接続部110を構成していた差動用平行線路111,112を省略している点が、コプレーナ構造部C1とは異なる。
そして、本実施形態に係る通信装置400では、2本の接地用コプレーナ線路121,122は、送信回路12A及び受信回路12Bと、ループアンテナ11とを接続する。つまり、この通信装置400では、第2接続部120の接地用コプレーナ線路121,122を、第1接続部110の差動用平行線路としても機能させている。つまり、本実施形態に係る通信装置400では、第1接続部110は、2本の接地用コプレーナ線路121,122(つまり、2本の差動用平行線路)で構成され、第2接続部120は、2本の接地用コプレーナ線路121,122と接続用コプレーナ線路123とで構成される。
また、本実施形態に係る通信装置400では、第2実施形態に係る通信装置200が有するコンデンサ131や第3実施形態に係る通信装置300が有するコンデンサ132A,132Bの代わりに、コンデンサ133A,133Bを有する。
コンデンサ133A,133Bは、電気容量の一例であり、差動用平行線路として機能する2本の接地用コプレーナ線路121,122の一方にそれぞれ接続される。そして、コンデンサ133A,133Bを介して、接地用コプレーナ線路121,122及びループアンテナ11は、アンテナ21のグランドに接続される。
コンデンサ133A,133Bの電気容量は、一の通信系統10のループアンテナ11の数〜数十MHz帯では共振容量のように振舞い、かつ、他の通信系統20のアンテナ21のGHz帯では導通されているように振舞う容量に設定される。つまり、ループアンテナ11に対しては、コンデンサ133A,133Bは、共振容量として機能し、アンテナ21に対しては、コンデンサ133A,133Bは、導通して、等価的にループアンテナ11及び2本の差動用平行線路(つまり接地用コプレーナ線路121,122)を接地させる。従って、本実施形態に係る通信装置400は、上記第3実施形態に係る通信装置300と同様に、アンテナ特性を向上させることができる。
なお、一の通信系統10におけるコンデンサ133Aとコンデンサ133B、コンデンサ14Aとコンデンサ14Bとの電気容量の合計は、例えば、数〜数十MHz帯でループアンテナ11が共振するための容量に等しくなるように決定されうる。一方、他の通信系統20で使用されるGHz帯で、接地用コプレーナ線路121,122と接続用コプレーナ線路123とが、非差動のコプレーナ線路として十分な特性を有するという観点からは、接地用コプレーナ線路121,122は、良好な接地線路であることが望ましい。これは、接地用コプレーナ線路121,122、コンデンサ133Aとコンデンサ133B、コンデンサ14Aとコンデンサ14Bで構成されるグランドループの直列インピーダンスが低くなることと等価である。よって、コンデンサ133Aとコンデンサ133B、コンデンサ14Aとコンデンサ14Bの4つの電気容量が等しいことが望ましい。そこで、コンデンサ133Aとコンデンサ133B、コンデンサ14Aとコンデンサ14Bの電気容量は、合計をループアンテナが良好に共振する値とし、それぞれは同一の容量となるよう決定されてもよい。
また、コンデンサ133A,133Bは、接地用コプレーナ線路121,122とグランドなどにより構成されるグランドループ中に配置されているとも言える。しかしながら、接地用コプレーナ線路121,122は、ループアンテナ11への差動用平行線路として機能し、ループアンテナを含む共振回路の一部として機能する。よって、通信装置400は、誘導電流による損失の発生源を取り除いたことと等価になり、上記第2実施形態に係る通信装置200と同様の効果を奏することができる。
(本実施形態による効果の一例)
以上説明したように、本実施形態に係る通信装置400によれば、上記第1〜3実施形態に係る通信装置100,200,300が奏する効果に加えて、更に、第1接続部110及び第2接続部120の構成を小型化することができ、装置全体をコンパクトに構成することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、一の通信系統10のアンテナとして、ループアンテナ11を例示し、他の通信系統20のアンテナとして、アンテナ21を例示して説明した。しかし、本発明はかかる例に限定されない。2つのアンテナは、如何なるアンテナであってもよい。更に、アンテナ効率及びS/N比の低下などを考慮しない場合、2つのアンテナは、例えば、同種のアンテナであり、近接した周波数帯で駆動されてもよい。
また、上記実施形態では、各通信装置内に、ループアンテナ11とアンテナ21との2つのアンテナが配置される場合について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。つまり、例えば、3つ以上のアンテナを有する通信装置にも、コプレーナ構造で形成された接続線(コプレーナ線路)を使用して、各アンテナと通信回路とを接続することも可能である。
また、上記第4実施形態では、第2実施形態に係る通信装置200と第3実施形態に係る通信装置300との両者の効果を奏することができ、かつ、装置を更に小型化できる構成として、コプレーナ構造部C2を有する通信装置400について説明した。しかし、本発明はかかる例に限定されるものではない。つまり、第2実施形態に係る通信装置200に、第3実施形態に係る通信装置300が有するコンデンサ132A,132Bを更に配置することも可能である。この構成によれば、第2実施形態に係る通信装置200と第3実施形態に係る通信装置300との両者の効果を奏することができる。
本発明の第1実施形態に係る通信装置の構成について説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態に係る通信装置の構成について説明するための説明図である。 本発明の第3実施形態に係る通信装置の構成について説明するための説明図である。 本発明の第4実施形態に係る通信装置の構成について説明するための説明図である。 関連技術に係る通信装置の構成について説明するための説明図である。 関連技術に係る通信装置の構成について説明するための説明図である。
100,200,300,400 通信装置
10,20 通信系統
11 ループアンテナ
12A 送信回路
12B 受信回路
14A,14B コンデンサ
21 アンテナ
22A 送信回路
22B 受信回路
24 スイッチ
110 第1接続部
111,112 差動用平行線路
120 第2接続部
121,122 接地用コプレーナ線路
123 接続用コプレーナ線路
131 コンデンサ
132A,132B コンデンサ
133A,133B コンデンサ
C1,C2 コプレーナ構造部
B 基材


Claims (3)

  1. 第1アンテナと、
    前記第1アンテナの送受信回路と前記第1アンテナとを接続し、前記第1アンテナの送受信信号を伝送する、平行線路により形成される第1接続部と、
    第2アンテナと、
    前記第2アンテナの送受信回路と前記第2アンテナとを接続し、前記第2アンテナの送受信信号を伝送する、コプレーナ線路により形成される第2接続部と、
    を有し、
    前記第1接続部及び第2接続部は、同一基材上に形成され、
    前記第1アンテナは、前記第2アンテナより低い周波数で駆動され、
    前記第1接続部は、前記第1アンテナの送受信信号を差動伝送し、
    前記第2接続部は、前記第2アンテナの送受信信号を非差動伝送し、
    前記第2接続部は、
    接地されている2本の接地用コプレーナ線路と、
    前記2本のコプレーナ線路の間に配置され、前記第2アンテナの送受信回路と前記第2アンテナとを接続する接続用コプレーナ線路と、
    を有し、
    前記第2接続部の前記2本の接地用コプレーナ線路により少なくとも一部が構成されるループ中には、前記第1アンテナが駆動される周波数帯で遮断される電気容量が配置されることを特徴とする、通信装置。
  2. 第1アンテナと、
    前記第1アンテナの送受信回路と前記第1アンテナとを接続し、前記第1アンテナの送受信信号を伝送する、平行線路により形成される第1接続部と、
    第2アンテナと、
    前記第2アンテナの送受信回路と前記第2アンテナとを接続し、前記第2アンテナの送受信信号を伝送する、コプレーナ線路により形成される第2接続部と、
    を有し、
    前記第1接続部及び第2接続部は、同一基材上に形成され、
    前記第1アンテナは、前記第2アンテナより低い周波数で駆動され、
    前記第1接続部は、前記第1アンテナの送受信信号を差動伝送し、
    前記第2接続部は、前記第2アンテナの送受信信号を非差動伝送し、
    前記第2接続部は、
    接地されている2本の接地用コプレーナ線路と、
    前記2本のコプレーナ線路の間に配置され、前記第2アンテナの送受信回路と前記第2アンテナとを接続する接続用コプレーナ線路と、
    を有し、
    前記第1接続部は、前記第1アンテナの送受信回路と前記第1アンテナとを接続する一対の差動用平行線路を有し、
    前記一対の差動用平行線路、及び、前記第1アンテナの少なくとも一方は、前記第2アンテナが駆動される周波数帯で導通される電気容量を介して前記第2アンテナのグランドに対し接地されることを特徴とする、通信装置。
  3. 前記第1アンテナの前記第1接続部は、一端が前記第1アンテナの送受信回路に接続され、他端が前記第1アンテナに接続された前記第2接続部の前記2本の接地用コプレーナ線路により形成されることを特徴とする、請求項の記載の通信装置。
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