JP5071115B2 - 通信装置 - Google Patents
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この構成によれば、第1アンテナは、第2アンテナよりも低い周波数で駆動され、第1接続部は、差動伝送用の接続線で構成され、第2接続部は、非差動伝送用の接続線で構成される。しかし、この第1接続部の差動伝送用の接続線と、第2接続部の非差動伝送用の接続線を、同一基材上に形成された線路により構成することができる。よって、差動伝送用の接続線と、非差動用の接続線とを用意して通信装置の内部に配置せずに済む。
この構成によれば、接地されている2本の接地用コプレーナ線路が、接続用コプレーナ線路の両側に配置される。よって、接地用コプレーナ線路が接続用コプレーナ線路から発せられる電磁波の遮蔽を行うことができ、第2接続部を例えば同軸線路のように動作させることができる。
この構成によれば、2本の接地用コプレーナ線路は、グランドを介するか、又はグランドに接続されたグランドループを構成するが、このループが、電気容量により第1アンテナの周波数帯では遮断される。よって、第1アンテナの第1接続部などが発する電磁波による誘導電流が接地用コプレーナ線路に流れることを防止できる。
この構成によれば、差動用平行線路は、第2アンテナの周波数帯では接地されるので、第1アンテナや差動用平行線路等が第2アンテナに対して浮遊金属のように振舞うことを防止できる。
この構成によれば、第1接続部と第2接続部とを統合することができる。従って、第1接続部及び第2接続部を、2本の接地用コプレーナ線路と、接続用コプレーナ線路とにより構成することができる。
本発明の各実施形態に係る通信装置について説明する前に、これらの関連技術に係る通信装置について、図5A及び図5Bを参照しつつ、説明する。
図5Aに示すように、通信装置500は、一の通信系統10の一例として、ループアンテナ11と、送信回路12Aと、受信回路12Bと、接続部13と、コンデンサ14A,14Bとを有する。
一例である。
一方、図5Bに示すように、通信装置600は、他の通信系統20の一例として、アンテナ21と、送信回路22Aと、受信回路22Bと、接続部23と、スイッチ24とを有する。
関連技術に係る一の通信系統10(通信装置500)及び他の通信系統20(通信装置600)は、別体で形成されるか、1つの通信装置に実装されるとしても、アンテナ効率の低下やS/N比の低下などを防止するために、それぞれの通信系統のアンテナの種類や使用周波数帯が互いに異なるように形成されることが多い。なお、ここでは、アンテナ効率やS/N比などを総称して「アンテナ特性」ともいう。
図1は、本発明の第1実施形態に係る通信装置の構成について説明するための説明図である。図1に示すように、本実施形態に係る通信装置100は、2つの通信系統10,20を有する。
第1接続部110は、2本の差動用平行線路111,112を有する。2本の差動用平行線路111,112は、所定の間隔を空けて略平行に延設され、送信回路12A及び受信回路12Bと、ループアンテナ11とを接続する。
第2接続部120は、2本の接地用コプレーナ線路121,122と、接続用コプレーナ線路123とを有する。2本の接地用コプレーナ線路121,122は、所定の間隔を空けて略平行に延設され、両端部において互いに接続される。そして、2本の接地用コプレーナ線路121,122は、その両端部において接地されている。
コプレーナ構造部C1、つまり、コプレーナ構造について説明する。
コプレーナ構造部C1は、基材Bと、上記差動用平行線路111,112、接地用コプレーナ線路121,122及び接続用コプレーナ線路123(以下総称して「コプレーナ線路」ともいう。)を有する。
本実施形態に係る通信装置100によれば、複数種類の接続線(例えば上記接続部13,23など)を使用することなく、コプレーナ線路により複数のアンテナと通信回路とを接続することができる。従って、複数のアンテナの接続部を容易に1つのコプレーナ構造部C1に集約することができるので、複数種類の接続線の取り回しようの空間を削減して、装置自体の構成をコンパクトにすることができる。また、上述のようにコプレーナ線路及び基材B等の材質及び寸法や、グランド層の有無等を調整することにより、容易にインピーダンスを変更することが可能なので、インピーダンス整合を保証することも容易である。加えて、複数種類の接続線路により接続する場合に比べて、線路間の結合関係が一意に定まるため、安定したアンテナ特性を実現することができる。より具体的には、例えば、複数種類の接続線路を使用する場合、各線路の長さ、各線路の配置位置による電磁波の影響、接続部における接続手段等の影響により、製造するアンテナ毎でアンテナ特性が変化してしまう場合がある。しかし、本実施形態に係るコプレーナ構造部C1は、各線路の長さ、各線路の配置位置による電磁波の影響、接続部における接続手段等が一意に定まるので、アンテナ特性を安定させることができる。
図2は、本発明の第2実施形態に係る通信装置の構成について説明するための説明図である。図2に示すように、本実施形態に係る通信装置200は、上記第1実施形態に係る通信装置100が有する構成に加えて、更にコンデンサ131を有する。このコンデンサ131以外の構成は、上記第1実施形態に係る通信装置100と同様であるため、ここでの詳しい説明は省略する。
ループアンテナ11は、数〜数十MHz帯で駆動されるので、第1接続部110及び第2接続部120を含む周りの空間に、磁界の変動を発生させる。この磁界の変動が、コプレーナ線路により形成されるグランドループに入り込んだ場合、誘導機電力により電流が発生する。この電流は、熱損失を発生させ、ループアンテナ11のアンテナ特性を劣化させる。
以上説明したように、本実施形態に係る通信装置200によれば、上記第1実施形態に係る通信装置100が奏する効果に加えて、更に、コンデンサ131を有することにより、第2接続部120で生じうる損失や特性の劣化を防止することができる。なお、コンデンサ131は、図2に示した位置に限らず、接地用コプレーナ線路121,122及びグランドにより形成されたグランドループを切断しうる位置であれば、如何なる位置に配置されてもよいことは言うまでもない。また、図2では、グランドループは、接地用コプレーナ線路121,122により構成されるが、このグランドループは、グランドを介して形成されもよい。なお、後述する第4実施形態では、接地用コプレーナ線路121,122は、グランドを介したグランドループを形成する(図4参照。)。
次に、図3を参照しつつ、本発明の第3実施形態に係る通信装置について説明する。
図3は、本発明の第3実施形態に係る通信装置の構成について説明するための説明図である。図3に示すように、本実施形態に係る通信装置300は、上記第1実施形態に係る通信装置100が有する構成に加えて、更に2つのコンデンサ132A,132Bを有する。このコンデンサ132A,132B以外の構成は、上記第1実施形態に係る通信装置100と同様であるため、ここでの詳しい説明は省略する。
GHz帯を使用するアンテナ21と数〜数十MHz帯を使用するループアンテナ11とを近接して配置する場合、ループアンテナ11と差動用平行線路111,112等の導電体は、GHz帯のアンテナ21に対して浮遊金属のように振舞う。このような浮遊金属が近接して配置されると、浮遊金属は、GHz帯のアンテナ21のアンテナ特性を劣化させうる。
以上説明したように、本実施形態に係る通信装置300によれば、上記第1実施形態に係る通信装置100が奏する効果に加えて、更に、コンデンサ132A,132Bを有し、かつ、各通信系統10,20が使用する周波数の差を利用することにより、アンテナ特性を向上させることができる。
図4は、本発明の第4実施形態に係る通信装置の構成について説明するための説明図である。図4に示すように、本実施形態に係る通信装置400は、第3実施形態に係る通信装置300が有する構成のうち、コプレーナ構造部C1に代えて、コプレーナ構造部C2を有する。このコプレーナ構造部C2は、コプレーナ線路として上記第1実施形態〜第3実施形態では第2接続部120を構成していた接地用コプレーナ線路121,122と接続用コプレーナ線路123とのみが形成され、第1接続部110を構成していた差動用平行線路111,112を省略している点が、コプレーナ構造部C1とは異なる。
以上説明したように、本実施形態に係る通信装置400によれば、上記第1〜3実施形態に係る通信装置100,200,300が奏する効果に加えて、更に、第1接続部110及び第2接続部120の構成を小型化することができ、装置全体をコンパクトに構成することができる。
10,20 通信系統
11 ループアンテナ
12A 送信回路
12B 受信回路
14A,14B コンデンサ
21 アンテナ
22A 送信回路
22B 受信回路
24 スイッチ
110 第1接続部
111,112 差動用平行線路
120 第2接続部
121,122 接地用コプレーナ線路
123 接続用コプレーナ線路
131 コンデンサ
132A,132B コンデンサ
133A,133B コンデンサ
C1,C2 コプレーナ構造部
B 基材
Claims (3)
- 第1アンテナと、
前記第1アンテナの送受信回路と前記第1アンテナとを接続し、前記第1アンテナの送受信信号を伝送する、平行線路により形成される第1接続部と、
第2アンテナと、
前記第2アンテナの送受信回路と前記第2アンテナとを接続し、前記第2アンテナの送受信信号を伝送する、コプレーナ線路により形成される第2接続部と、
を有し、
前記第1接続部及び第2接続部は、同一基材上に形成され、
前記第1アンテナは、前記第2アンテナより低い周波数で駆動され、
前記第1接続部は、前記第1アンテナの送受信信号を差動伝送し、
前記第2接続部は、前記第2アンテナの送受信信号を非差動伝送し、
前記第2接続部は、
接地されている2本の接地用コプレーナ線路と、
前記2本のコプレーナ線路の間に配置され、前記第2アンテナの送受信回路と前記第2アンテナとを接続する接続用コプレーナ線路と、
を有し、
前記第2接続部の前記2本の接地用コプレーナ線路により少なくとも一部が構成されるループ中には、前記第1アンテナが駆動される周波数帯で遮断される電気容量が配置されることを特徴とする、通信装置。 - 第1アンテナと、
前記第1アンテナの送受信回路と前記第1アンテナとを接続し、前記第1アンテナの送受信信号を伝送する、平行線路により形成される第1接続部と、
第2アンテナと、
前記第2アンテナの送受信回路と前記第2アンテナとを接続し、前記第2アンテナの送受信信号を伝送する、コプレーナ線路により形成される第2接続部と、
を有し、
前記第1接続部及び第2接続部は、同一基材上に形成され、
前記第1アンテナは、前記第2アンテナより低い周波数で駆動され、
前記第1接続部は、前記第1アンテナの送受信信号を差動伝送し、
前記第2接続部は、前記第2アンテナの送受信信号を非差動伝送し、
前記第2接続部は、
接地されている2本の接地用コプレーナ線路と、
前記2本のコプレーナ線路の間に配置され、前記第2アンテナの送受信回路と前記第2アンテナとを接続する接続用コプレーナ線路と、
を有し、
前記第1接続部は、前記第1アンテナの送受信回路と前記第1アンテナとを接続する一対の差動用平行線路を有し、
前記一対の差動用平行線路、及び、前記第1アンテナの少なくとも一方は、前記第2アンテナが駆動される周波数帯で導通される電気容量を介して前記第2アンテナのグランドに対し接地されることを特徴とする、通信装置。 - 前記第1アンテナの前記第1接続部は、一端が前記第1アンテナの送受信回路に接続され、他端が前記第1アンテナに接続された前記第2接続部の前記2本の接地用コプレーナ線路により形成されることを特徴とする、請求項2の記載の通信装置。
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