JP5070151B2 - 車両の走行安全装置 - Google Patents

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Description

この発明は車両の走行安全装置に関し、より具体的には自車周辺の物体を検出し、それと接触する可能性があると判定されるとき、警報装置などの接触回避支援手段を作動させるようにした装置に関する。
自車周辺に電磁波を送信すると共に、反射波から先行車などの物体(障害物)を検出して接触の可能性の有無を判定し、接触の可能性があると判定されるときは警報装置などの接触回避支援手段を作動させる技術は種々提案されており、その例として特許文献1記載の技術を挙げることができる。
特許文献1記載の技術にあっては、2台の先行車など2個の物体が検出されるとき、2台の車幅方向の距離が第1の所定値(例えば2m)以下で、車長方向の距離が第2の所定値(例えば5m)以下か否か判定し、肯定されるとき、2台はその間をすり抜けられないほどに近接していることから、1個の物体と見做してステアリング回避量を算出している。
特許第3845388号公報
しかしながら、1個の物体と見做すのを常に一定の条件下(車幅方向および車長方向の距離)で行なうと、自車と2台の先行車などとの位置関係によっては、すり抜けづらい状況であるにも関わらず、すり抜けられると判定され、各々の先行車に対して独立して接触の可能性の有無(ステアリング回避量)を判定し、接触の可能性を的確に判定することが困難になる場合が考えられる。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、少なくとも2個の物体が検出されるとき、それらとの位置関係に応じてステアリング回避量を的確に算出するようにした車両の走行安全装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、所定の時間間隔で自車の周辺に電磁波を送信すると共に、物体で反射させて得た反射波に基づいて前記物体を検出する物体検出手段と、前記物体検出手段の検出結果に基づいて自車と前記物体との相対位置と相対速度とからなる相対関係を算出すると共に、自車が前記物体を回避するのに必要なステアリング回避量を算出する相対関係算出手段と、前記算出された相対関係とステアリング回避量に基づいて自車と前記物体との接触の可能性の有無を判定する接触可能性判定手段と、前記接触の可能性があると判定された場合、自車と前記物体との接触回避を支援する接触回避支援手段を作動させる支援作動手段とを備えた車両の走行安全装置において、前記物体検出手段によって前記物体以外に第2の物体が検出されたとき、前記物体と前記第2の物体の自車幅方向における横相対距離を、自車の走行速度と自車長方向における自車と前記物体との距離と前記自車幅方向における自車と前記第2の物体との距離とに基づいて設定されるしきい値と比較する比較手段を備えると共に、前記相対関係算出手段は、前記横相対距離が前記しきい値を超えるとき、前記物体に対してステアリング回避量を算出する一方、前記横相対距離が前記しきい値以下のとき、前記物体と前記第2の物体を1個の物体と見做してステアリング回避量を算出する如く構成した。
請求項2に係る車両の走行安全装置にあっては、前記しきい値は、自車の走行速度が増加するにつれて増加するように設定される如く構成した。
請求項3に係る車両の走行安全装置にあっては、前記しきい値は、前記自車長方向における自車と前記物体との距離が増加するにつれて減少するように設定される如く構成した。
請求項4に係る車両の走行安全装置にあっては、前記しきい値は、前記自車幅方向における自車と前記第2の物体との距離が増加するにつれて増加するように設定される如く構成した。
請求項1にあっては、検出された物体との相対関係を算出すると共に、自車が物体を回避するのに必要なステアリング回避量を算出し、算出された相対関係とステアリング回避量に基づいて自車と物体との接触の可能性の有無を判定し、接触の可能性があると判定された場合、接触回避を支援する接触回避支援手段を作動させる車両の走行安全装置において、第2の物体が検出されたとき、物体と第2の物体の自車幅方向における横相対距離を、自車の走行速度と自車長方向における自車と物体との距離と自車幅方向における自車と第2の物体との距離とに基づいて設定されるしきい値と比較すると共に、横相対距離がしきい値を超えるとき、物体に対してステアリング回避量を算出する一方、横相対距離がしきい値以下のとき、物体と前記第2の物体を1個の物体と見做してステアリング回避量を算出する如く構成したので、検出された2個の物体との位置関係に応じてステアリング回避量を的確に算出することができ、よって自車との接触の可能性を的確に判定することができる。
請求項2に係る車両の走行安全装置にあっては、しきい値は、自車の走行速度が増加するにつれて増加するように設定される如く構成したので、走行速度が増加するにつれて2個の物体の間をすり抜けるのが困難となるような状況を反映させることができ、ステアリング回避量を一層的確に算出することができる。
請求項3に係る車両の走行安全装置にあっては、しきい値は、自車長方向における自車と物体との距離が増加するにつれて減少するように設定される如く構成したので、自車長方向における距離が増加するにつれて2個の物体の間をすり抜けるのが容易となるような状況を反映させることができ、ステアリング回避量を一層的確に算出することができる。
請求項4に係る車両の走行安全装置にあっては、しきい値は、自車幅方向における自車と第2の物体との距離が増加するにつれて減少するように設定される如く構成したので、自車幅方向における距離が増加するにつれて回避するのが困難となるような状況を反映させることができ、ステアリング回避量を一層的確に算出することができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る車両の走行安全装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の実施例に係る車両の走行安全装置を全体的に示す概略図である。
図1において、符号10は自車(車両)を示し、その前部には4気筒の内燃機関(図1で「ENG」と示し、以下「エンジン」という)12が搭載される。エンジン12の出力は自動変速機(図1で「T/M」と示す)14に入力される。自動変速機14は前進5速、後進1速の有段式であり、エンジン12の出力はそこで適宜変速されて左右の前輪16に伝えられ、左右の前輪16を駆動しつつ、左右の後輪20を従動させて車両10を走行させる。
自車10の運転席にはオーディオスピーカとインディケータからなる警報装置22が設けられ、作動させられるとき、音声と視覚によって運転者に警報する。自車10の運転席床面に配置されたブレーキペダル24は、マスタバック26、マスタシリンダ30およびブレーキ油圧機構32を介して左右の前輪16と後輪20のそれぞれに装着されたブレーキ(ディスクブレーキ)34に接続される。
運転者がブレーキペダル24を操作すると(踏み込むと)、その踏み込み力(踏力)はマスタバック26で増力され、マスタシリンダ30は増力された踏み込み力で制動圧を発生し、ブレーキ油圧機構32を介して前輪16と後輪20のそれぞれに装着されたブレーキ34を動作させ、車両10を減速させる(制動する)。
ブレーキ油圧機構32は、リザーバに接続される油路に介挿された電磁ソレノイドバルブ群、油圧ポンプ、および油圧ポンプを駆動する電動モータ(全て図示せず)などを備える。電磁ソレノイドバルブ群は駆動回路(図示せず)を介してECU(Electronic Control Unit。電子制御ユニット)40に接続される。
ECU40はCPU,RAM,ROM、入出力回路などからなるマイクロコンピュータから構成され、4個のブレーキ34は、運転者によるブレーキペダル24の操作とは別に、ECU40によって相互に独立して作動するように構成される。
上記で、警報装置22、およびブレーキ油圧機構32とブレーキ34が接触回避支援手段に、ECU40が支援作動手段を含む、走行安全装置に相当する。
自車10の前部にはレーザレーダ(レーザスキャンレーダ)42が設けられる。レーザレーダ42の出力は、マイクロコンピュータからなるレーダ出力処理ECU(電子制御ユニット)42aに入力される。
レーザレーダ42は所定の時間間隔で自車10の周辺(進行方向)に向けてレーザ光を発射(電磁波を送信)し、自車10の周辺(進行方向)に存在する物体でレーザ光を反射させて得た反射波を受信することにより、物体を検出する。
図示は省略するが、レーダ出力処理ECU42aは物体検出部と物体位置算出部を備える。物体検出部は、反射点を2次元平面に投影して得た点群の配列に基づいて物体の輪郭を構成する線分を認識すると共に、認識された線分に基づいて端点を抽出して物体を検出する。物体位置算出部は、レーザ光を発射して得られた反射波の入射方向と反射光を受信するまでの時間から物体の位置を算出する。物体位置算出部の出力がECU40に送られる。
前輪16と後輪20の付近には車輪速センサ46がそれぞれ配置され、各車輪の所定回転角度ごとにパルス信号を出力する。自車10の運転席に設けられたステアリングホイール50の付近には操舵角センサ52が配置され、運転者によって入力されたステアリングホイールの操舵角に比例した出力を生じる。また、自車10の中央位置付近にはヨーレートセンサ54が配置され、自車10の重力軸回りのヨーレート(角速度)に応じた出力を生じる。
車輪速センサ46などの出力は、ECU40に送出される。ECU40は4個の車輪速センサ46の出力をカウントし、その平均値を算出するなどして自車10の速度(走行速度)Vを検出する。
図2は図1に示す装置の動作を示すフロー・チャート、図3は図2の動作を説明する説明図である。図2に示すプログラムは、ECU40において所定時間、例えば100msecごとに実行される。
尚、図2に示す動作は、図3に示す如く、自車10の周辺に物体(例えば乗用車。以下「第1の物体」という)100が検出されると共に、その付近に第2の物体(例えば小型トラック。以下「第2の物体」という)102が検出された状況を前提とする。
以下説明すると、S10においてレーザレーダ42のレーダ出力処理ECU42aの出力から、図3に示す如く、自車10の周辺に第1、第2の物体100,102が検出されるとき、第1、第2の物体100,102の大きさを検出すると共に、それらの自車10に対する相対位置(方位と相対距離L)と相対速度Vrからなる相対関係を算出する。
次いでS12に進み、車輪速センサ46から検出された自車の速度Vとヨーレートセンサ54から検出されたヨーレートなどから自車10の進路を推定する。
次いでS14に進み、図3に示す如く、推定された自車10の進路に対して第1の物体100がラップ(重複)すると判断される場合、ラップ量(あるいはクリアランス量)に基づき、第1の物体100を回避するのに必要なステアリング回避量、即ち、運転者がステアリングホイール50を介して操舵によって物体100を回避すると想定したときの回避量を算出する。
図4はその処理を示すサブ・ルーチン・フロー・チャートである。
先ずS100においてS12で使用された自車10の速度Vを読み出し、S102に進み、自車10の車長方向における自車10と第1の物体100との距離L(図3に示す)を算出し、S104に進み、自車10の車幅方向における自車10と第2の物体102との距離W(図3に示す)を算出する。
次いでS106に進み、しきい値Drefを図示の如く算出する。即ち、自車10の車幅相当の値(具体的には1.8m)に係数k1,k2,k3を乗じ、よって得た積をしきい値Drefとする。
次いでS108に進み、第1の物体と第2の物体の間の(換言すれば自車幅方向における)横相対距離Dがしきい値Dref以下か否か判断し、否定されて横相対距離Dがしきい値Drefを超えると判断されるとき、S110に進み、第1の物体100に対して(換言すれば第1の物体100と第2の物体102を1個の物体と見做さず)ステアリング回避量を算出する。
他方、S108で肯定され、横相対距離Dがしきい値Dref以下と判断されるとき、S112に進み、第1の物体100と第2の物体102を近接する1個の物体と見做してステアリング回避量を算出する如く構成した。従って、S112に進むとき、算出される右ステアリング回避量はS110で算出される値よりも大きくなる(図3の状況では左ステアリング回避量は変らない)。
図5(a)は係数k1の特性を示す説明グラフであり、図示の如く、係数k1は自車10の速度Vに対して設定され、係数k1は自車の速度Vが増加するにつれて1.0から増加、換言すればしきい値Drefは自車10の速度Vが増加するにつれて増加するように設定される。
図5(b)は係数k2の特性を示す説明グラフであり、図示の如く、係数k2は自車10の車長方向における自車10と第1の物体100との距離Lに対して設定され、係数k2は距離Lが増加するにつれて1.0に向けて減少、換言すればしきい値Drefは距離Lが増加するにつれて減少するように設定される。
図5(c)は係数k3の特性を示す説明グラフであり、図示の如く、係数k3は自車10の車幅方向における自車10と第2の物体102との距離Wに対して設定され、係数k3は距離Wが増加するにつれて1.0から増加、換言すればしきい値Drefは距離Wが増加するにつれて増加するように設定される。
図4フロー・チャートのS106においては、検出(算出)された自車10の速度Vおよび距離L,Wから図5(a)(b)(c)に示す特性を検索して係数k1,k2,k3を算出し、自車10の車幅相当の値に乗じてしきい値Drefを算出する。
図2フロー・チャートの説明に戻ると、次いでS16に進み、回避所要時間Taと、それに運転者の反応時間(例えば1sec)を加えた警報時間Tbを算出する。図6は、ステアリング回避量に対して設定された回避所要時間Taと警報時間Tbなどの特性を示す。
これらの時間は予め実験により求められてECU40のROMなどに格納されており、S16の処理においては回避所要時間Taなどを算出された回避量から検索する。図示の如く、これらの時間はステアリング回避量、即ち、自車幅のラップ量が増加するにつれて増加するように設定される。
次いでS18に進み、算出されば回避所要時間TaにS10で算出された相対速度(相対関係)Vrを乗じて得た積をブレーキ作動距離Laとし、S20に進み、算出されば警報時間Tbに同様に相対速度Vrを乗じて得た積を警報作動距離Lbとする。
次いでS22に進み、S10で算出された自車10に対する第1の物体100の相対距離(相対関係)Lが警報作動距離Lb未満か否か判断する。尚、図4フロー・チャートでS112に進んだ場合、第1の物体100と第2の物体102のうちの自車に近い方の相対距離を算出して使用する。
S22で否定されるときはS24に進み、警報装置22を作動させないと共に、肯定されるときはS26に進み、警報装置22を作動、換言すれば接触の可能性があると判定されたことから、接触回避支援手段を作動させる。
次いでS28に進み、同様に自車10に対する第1の物体100の相対距離Lがブレーキ作動距離La未満か否か判断する。この場合も、図4フロー・チャートでS112に進んだときは、第1の物体100と第2の物体102のうちの自車に近い方の相対距離を算出して使用する。
S28で否定されるときはS30に進み、自動ブレーキ、即ち、ブレーキ油圧機構32とブレーキ34を作動させないと共に、肯定されるときはS32に進み、自動ブレーキを作動、換言すれば接触の可能性があると判定されたことから、接触回避支援手段を作動させる。
この実施例にあっては、上記した如く、所定の時間間隔で自車の周辺に電磁波を送信すると共に、物体で反射させて得た反射波に基づいて前記物体(より具体的には第1の物体100)を検出する物体検出手段(レーザレーダ42、レーダ出力処理ECU42a,ECU40,S10)と、前記物体検出手段の検出結果に基づいて自車10と前記物体(より具体的には第1の物体100)との相対位置と相対速度とからなる相対関係を算出すると共に、自車が前記物体(より具体的には第1の物体100)を回避するのに必要なステアリング回避量を算出する相対関係算出手段(ECU40,S10からS14)と、前記算出された相対関係とステアリング回避量に基づいて自車10と前記物体(より具体的には第1の物体100)との接触の可能性の有無を判定する接触可能性判定手段(ECU40,S16からS22,S28)と、前記接触の可能性があると判定された場合、自車と前記物体との接触回避を支援する接触回避支援手段(警報装置22、ブレーキ油圧機構32、ブレーキ34)を作動させる支援作動手段(ECU40,S26、S32)とを備えた車両の走行安全装置において、前記物体検出手段によって前記物体(より具体的には第1の物体100)以外に少なくとも第2の物体102が検出されたとき、前記第1の物体100と前記第2の物体102の自車幅方向における横相対距離Dを、自車10の走行速度Vと自車長方向における自車10と前記第1の物体100との距離Lと前記自車幅方向における自車10と前記第2の物体102との距離Wとに基づいて設定されるしきい値Drefと比較する比較手段(ECU40,S14,S100からS108)を備えると共に、前記相対関係算出手段は、前記横相対距離Dが前記しきい値Drefを超えるとき、前記第1の物体100に対してステアリング回避量を算出する一方(ECU40,S14,S110)、前記横相対距離Dが前記しきい値Dref以下のとき、前記第1の物体100と前記第2の物体102を1個の物体と見做してステアリング回避量を算出する(ECU40,S14,S112)如く構成したので、検出された2個の物体100,102との位置関係に応じてステアリング回避量を的確に算出することができ、よって2個の物体100,102と自車10との接触の可能性を的確に判定することができる。
また、前記しきい値Drefは、自車の走行速度Vが増加するにつれて増加するように設定される如く構成したので、走行速度Vが増加するにつれて2個の物体100,102の間をすり抜けるのが困難となるような状況を反映させることができ、ステアリング回避量を一層的確に算出することができる。
また、前記しきい値Drefは、前記自車長方向における自車10と前記第1の物体100との距離Lが増加するにつれて減少するように設定される如く構成したので、自車長方向における距離Lが増加するにつれて2個の物体100,102の間をすり抜けるのが容易となるような状況を反映させることができ、ステアリング回避量を一層的確に算出することができる。
また、前記しきい値Drefは、前記自車幅方向における自車10と前記第2の物体102との距離Wが増加するにつれて増加するように設定される如く構成したので、自車幅方向における距離Wが増加するにつれて回避するのが困難となるような状況を反映させることができ、ステアリング回避量を一層的確に算出することができる。
尚、図4フロー・チャートのS106において自車10の車幅相当の値に係数k1,k2,k3を乗じてしきい値Drefを算出したが、車幅相当の値に同種の係数を加算して算出しても良い。
また、図2フロー・チャートのS26の処理に代え、あるいはそれに加え、自車10の運転席(図示せず)を適宜な手段で振動させる、あるいはシートベルト(図示せず)を引き込む、あるいは弱いブレーキ力を与えるようにしても良い。また、S32の自動ブレーキに代え、あるいはそれに加え、自動変速機14でシフトダウンさせても良い。
また、レーザレーダ42の出力から物体100を検出するようにしたが、それに代え、あるいはそれに加え、ミリ波レーダを用いても良い。
この発明の実施例に係る車両の走行安全装置を全体的に示す概略図である。 図1に示す装置の動作を示すフロー・チャートである。 図2フロー・チャートの動作を説明する説明図である。 図2フロー・チャートのステアリング回避量の算出処理を示すサブ・ルーチン・フロー・チャートである。 図4フロー・チャートの処理で使用される係数の特性を示す説明グラフである。 図2フロー・チャートの処理で使用される回避所要時間などの特性を示す説明グラフである。
符号の説明
10 車両(自車)、12 エンジン(内燃機関)、22 警報装置、34 ブレーキ、40 ECU(電子制御ユニット)、42 レーザレーダ、42a レーダ出力処理ECU、46 車輪速センサ、52 操舵角センサ、54 ヨーレートセンサ、100 第1の物体、102 第2の物体

Claims (4)

  1. 所定の時間間隔で自車の周辺に電磁波を送信すると共に、物体で反射させて得た反射波に基づいて前記物体を検出する物体検出手段と、前記物体検出手段の検出結果に基づいて自車と前記物体との相対位置と相対速度とからなる相対関係を算出すると共に、自車が前記物体を回避するのに必要なステアリング回避量を算出する相対関係算出手段と、前記算出された相対関係とステアリング回避量に基づいて自車と前記物体との接触の可能性の有無を判定する接触可能性判定手段と、前記接触の可能性があると判定された場合、自車と前記物体との接触回避を支援する接触回避支援手段を作動させる支援作動手段とを備えた車両の走行安全装置において、前記物体検出手段によって前記物体以外に第2の物体が検出されたとき、前記物体と前記第2の物体の自車幅方向における横相対距離を、自車の走行速度と自車長方向における自車と前記物体との距離と前記自車幅方向における自車と前記第2の物体との距離とに基づいて設定されるしきい値と比較する比較手段を備えると共に、前記相対関係算出手段は、前記横相対距離が前記しきい値を超えるとき、前記物体に対してステアリング回避量を算出する一方、前記横相対距離が前記しきい値以下のとき、前記物体と前記第2の物体を1個の物体と見做してステアリング回避量を算出することを特徴とする車両の走行安全装置。
  2. 前記しきい値は、自車の走行速度が増加するにつれて増加するように設定されることを特徴とする請求項1記載の車両の走行安全装置。
  3. 前記しきい値は、前記自車長方向における自車と前記物体との距離が増加するにつれて減少するように設定されることを特徴とする請求項1または2記載の車両の走行安全装置。
  4. 前記しきい値は、前記自車幅方向における自車と前記第2の物体との距離が増加するにつれて増加するように設定されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両の走行安全装置。
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