JP5070095B2 - 投写型映像表示装置及びこれを用いた投写型映像表示システム - Google Patents

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本発明は、光源から出射された光を液晶等のライトバルブにより変調し、この光変調により得られた映像光をスクリーン等の投影面に投写する投写型映像表示装置及びこれを用いた投写型映像表示システムに関する。
このような投写型映像表示装置及び投写型映像表示システムは、ホームシアター、会議室、研修室、教室、娯楽場、各種展示室、スタジオなど多方面の施設においての利用が多くなるとともに利用目的も多様化しつつある。従来の一般の投写型映像表示装置は、例えば液晶プロジェクタPの場合、図10に示すように、本体ケース101内に光学系、すなわち、光源102から投写レンズ103に至るまでの経路の光学機器群が収納されている。
この光学系に用いられる光源102は、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプなどの放電型ランプを発光体102aとするものであって、パラポラリフレクタ102bによって照射光が平行光となって出射される。また、この光源102は、照射光の出射方向が後述の投写レンズの投写方向Aと一致するように配置されている。なお、本明細書において、投写レンズの投写方向Aは、図10に示すように、投写レンズ103における光軸方向であって映像が出射される方への向きをいう。したがって、投写レンズ103が露出される面に直交する。
光源102から出射された照射光は、インテグレータレンズ104へ導かれ、インテグレータレンズ104に導かれた光は、偏光変換装置105及び集光レンズ106を経て第1ダイクロイックミラー107に導かれる。第1ダイクロイックミラー107に導かれた光成分のうちの赤色波長帯域の光は、反射ミラー108及びレンズ109を経て液晶ライトバルブ110を通過して光変調される。また、第1ダイクロイックミラー107に導かれた光成分のうちの緑色波長帯域の光は、第2ダイクロイックミラー111及びレンズ112を介して液晶ライトバルブ113を通過して光変調される。また、第1ダイクロイックミラー107に導かれた光成分のうちの青色波長帯域の光は、全反射ミラー114、全反射ミラー115及びレンズ116を介して液晶ライトバルブ117を通過して光変調される。各液晶ライトバルブ110,113,117で変調された変調光は、クロスダイクロイックプリズム118によって合成されてカラー映像光となる。そして、このカラー映像光は、投写レンズ103によって拡大投写され、図示しないスクリーン上に表示される。この場合において、投写レンズの投写方向Aは、光源102の出射方向と同一に形成されている。
このような従来の液晶プロジェクタPは、光源102からの照射光の出射方向が水平方向となる据置き設置、すなわち、水平な床面や設置台などに液晶プロジェクタPを載置する姿勢を基本としているが、使用上の便宜性を加味して、液晶プロジェクタPを上下反転させて天井に吊下げた状態で設置する所謂吊下げ設置をも可能に構成されている。
特許文献1に記載の液晶プロジェクタPは、据置き設置及び吊下げ設置を可能にした一例である。この液晶プロジェクタPでは、光源102に冷却用のファン102cを付設するとともに、ファン102cから送られる冷却空気をパラポラリフレクタ102b内で旋回させて旋回流を形成し、さらに、液晶プロジェクタPの設置姿勢に対応してこの旋回流を調整することにより、発光体102aの上側を常に重点的に冷却するように構成している。なお、液晶プロジェクタPを吊下げ設置すると、光源102が上下反転するため、光源102における各部の温度分布が反転するという問題が生ずるが、特許文献1に記載の液晶プロジェクタPでは、上述のように構成することによりこのような問題を解決している。
特開2006−178258号公報
しかしながら、一般的に液晶プロジェクタPに用いられる光源102は、発光体102aにおける冷却の制約条件により、光源102からの照射光の出射方向を鉛直方向として配置することが基本的にできないという問題がある。このため、上記従来の液晶プロジェクタPは、光源102からの照射光の出射方向が鉛直方向となる設置姿勢、すなわち、投写レンズの投写方向Aを上向きや下向きの鉛直方向とする設置姿勢ができないという問題があった。なお、投写レンズの投写方向Aが水平方向である限りにおいては、光源102からの照射光の出射方向は水平であり、前述のように旋回流を調整して常に発光体102aの上側を重点的に冷却すれば、上下反転の場合のみならず、他の設置姿勢としても使用することが可能であった。
本発明は、このような背景の下になされたものであって、投写レンズの投写方向が鉛直方向となる設置姿勢を可能とすることにより、設置方法の多様性を向上させた投写型映像表示装置及びこれを用いた投写型映像表示システムを提供することを目的とする。
本発明に係る投写型映像表示装置は、複数の光源から出射された光を光学系に導いてライトバルブにより変調し、変調により得られた映像光を投写レンズから投写する投写型映像表示装置において、前記光源は、少なくとも2個の光源からなるとともに、少なくとも1個の光源が投写レンズの投写方向と同一の方向に照射光が出射されるように配置され、他の光源が投写レンズの投写方向と直角の方向に照射光が出射されるように配置され、また、前記光学系は、両光源から出射された照射光をハーフミラーを介して共通の経路に導き、この共通の経路におけるライトバルブにより変調し、変調された映像光を投写レンズから投写するように構成され、さらに、前記光源は、この投写型映像表示装置の設置姿勢に応じ、照射光の出射方向が水平となる光源のみが点灯されるように制御されていることを特徴とする。
このように構成された投写型映像表示装置によれば、投写レンズの投写方向を水平方向のみならず下向きや上向きの鉛直方向にしても設置することができる。これにより、投写型映像表示装置を、ニーズの多様化に対応して多様な態様で使用することができる。
また、前記複数の光源は、この投写型映像表示装置が水平面に載置される据置き設置の場合及び天井に吊下げて設置される吊下げ設置の場合には、何れの光源も照射光の出射方向が水平となるように配置されていることが好ましい。このように構成すると、最も一般的な設置姿勢である据置き設置又は吊下げ設置の場合において、何れの光源をも点灯することができるので、何れか一方の光源のみを点灯して使用するモード、二つの光源を交互に点灯して使用するモード、二つの光源を同時に点灯して使用するモードなどのように光源の使用モードを多様化することができる。
また、上記投写型映像表示装置において、各光源における照射光の出射方向が鉛直方向か水平方向かを検出する姿勢センサが設けられ、各光源は、前記姿勢センサにより照射光の出射方向が水平と判断された場合のみ点灯可能に制御されるようにしてもよい。このように構成すると、各光源は、照射光の出射方向が水平となる場合のみ点灯されるように自動的に制御されるので、光源への電力供給制御を自動化することができる。
また、上記のような投写型映像表示装置において、光源の照射光の出射方向が何れも水平となるようにこの投写型映像表示装置が設置された場合に、少なくとも1個の光源を点灯するように構成してもよい。このようにすると、全ての光源の交換時期を延長することができる。特に、全ての光源の使用時間が均等になるように使用される場合は、全ての光源の交換時間を加算した時期まで延長することが可能になる。
また、このように光源の照射光の出射方向が何れも水平となるようにこの投写型映像表示装置が設置された場合に、全ての光源を点灯可能に構成してもよい。このようにすれば、必要に応じて2ランプ方式の高輝度投写型映像表示装置として使用することもできる。
また、本発明に係る投写型映像表示システムは、上記のように構成された投写型映像表示装置を使用した投写型映像表示システムであるので、多様な設置態様が可能となり多様な映像表示を行うことができる。
本発明によれば、投写ランプの投写方向を水平方向のみならず下向きや上向きなどの鉛直方向にしても設置することができる。これにより、投写型映像表示装置を、ニーズの多様化に対応して多様な態様で使用することができる。
本発明の実施の形態に係る投写型映像表示装置の一例としての液晶プロジェクタPについて、図面に基づいて詳細に説明する。本実施の形態に係る液晶プロジェクタPは、図2の外観斜視図に示す本体ケース1の内部に光学系2が収納されている。
本体ケース1内に収納された光学系2は、図1に示すように、第1光源3と第2光源4との2個の光源を備えている。第1光源3及び第2光源4は、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプなどの放電型ランプを発光体3a、4aとして使用するととともに、発光体3a、4aからの照射光がパラポラリフレクタ3b、4bによって平行光となって、発光体3a、4aの軸方向に出射されるように構成されている。この第1光源3及び第2光源4は、後述するように発光体3a、4aの軸方向が水平となる姿勢で設置される場合にのみ、すなわち、照射光が水平に出射される場合にのみ点灯される。また、第1光源3及び第2光源4は、冷却空気を供給するためのファン3c,4cを備えるとともに、風向板(不図示)等により各部の温度が均一となるようにファン3c,4cからの冷却空気の流れが制御されるように構成されている。また、第1光源3及び第2光源4は、照射光が水平に出射される場合であっても液晶プロジェクタPの設置態様により、発光体3a、4aの軸を中心にして姿勢が左回転方向又は右回転方向に90度回転した姿勢とされたり、180度(上下反転の場合)回転した姿勢とされることがあり、このような姿勢の変化があった場合に各部の温度分布が変化する。このため、第1光源3及び第2光源4は、このような姿勢の変化があった場合においても、各部の温度が均一となるように冷却空気の流れが制御されている。冷却空気の流れ制御は、風光偏光板(不図示)などを電動モータで駆動して制御することにより行われている。
また、第1光源3と第2光源4とは、出射光が互いに直角を成すように配置されるとともに、第1光源3が後述する投写レンズ21の投写方向Aと同一の方向に照射光が出射されるように配置されている。したがって、第2光源4は、投写レンズ21の投写方向Aと直角の方向に照射光が出射されるように配置されている。投写レンズ21の投写方向Aは、前述の定義に従うものであり、投写レンズ21における光軸方向であって映像が出射される方への向きをいう。したがって、投写レンズ21が露出される面B(図2参照)に直交する。
また、第1光源3及び第2光源4の出射側には、それぞれの照射光の出射方向に対し45度の角度を成すようにハーフミラー5が設置されている。そして、第1光源3から出射された照射光は、ハーフミラー5を透過してインテグレータレンズ6に導かれ、第2光源4から出射された照射光は、ハーフミラー5で反射により光路を90度方向転換されてインテグレータレンズ6に導かれるように構成されている。
インテグレータレンズ6は、一対のレンズ群(フライアイレンズ)6a,6bから構成されている。また、インテグレータレンズ6は、個々のレンズ部分が第1光源3及び第2光源4から出射された光を後述する液晶ライトバルブ12,15,19の全面に導くようになっており、第1光源3及び第2光源4において存在する部分的な輝度ムラを平均化し、画面中央と周辺部とでの光量差を低減するように構成されている。インテグレータレンズ6を経た光は、偏光変換装置7及び集光レンズ8を経た後、第1ダイクロイックミラー9に導かれる。
第1ダイクロイックミラー9は、赤色波長帯域の光を透過し、シアン(緑+青)の波長帯域の光を反射する。第1ダイクロイックミラー9を透過した赤色波長帯域の光は、反射ミラー10にて反射されて光路が変更される。反射ミラー10にて反射された赤色光は、レンズ11を経て赤色光用の透過型の液晶ライトバルブ12を透過することによって光変調される。また、第1ダイクロイックミラー9にて反射したシアンの波長帯域の光は、第2ダイクロイックミラー13に導かれる。
第2ダイクロイックミラー13は、青色波長帯域の光を透過し、緑色波長帯域の光を反射する。第2ダイクロイックミラー13にて反射した緑色波長帯域の光は、レンズ14を経て緑色光用の透過型の液晶ライトバルブ15に導かれ、これを透過することにより光変調される。また、第2ダイクロイックミラー13を透過した青色波長帯域の光は、全反射ミラー16、全反射ミラー17、レンズ18を経て青色光用の透過型の液晶ライトバルブ19に導かれ、これを透過することにより光変調される。
各液晶ライトバルブ12,15,19は、入射側偏光板12a,15a,19aと、一対のガラス基板(画素電極や配向膜を形成してある)間に液晶を封入して成る液晶パネル12b,15b,19bと、出射側偏光板12c,15c,19cとから構成されている。
また、液晶ライトバルブ12,15,19を経ることにより変調された変調光(各色映像光)は、クロスダイクロイックプリズム20によって合成されてカラー映像光となる。このカラー映像光は、投写レンズ21によって拡大投写され、スクリーン上等に表示される。
本実施の形態に係る液晶プロジェクタPにおける光学系2は、以上のように構成されているので、投写レンズ21の投写方向Aが水平方向の場合、鉛直方向の場合の何れの場合においても少なくとも1個の光源の出射方向が水平となるように、第1光源3及び第2光源4が配置されている。すなわち、図2に示すような操作面Cが上面となる据置き設置の場合及び操作面Cが下面となる吊下げ設置の場合には、第1光源3及び第2光源4は、照射光の出射方向が水平となるように形成されている。また、操作面Cが鉛直方向となるとともに投写レンズ21の投写方向Aが水平となる横置き設置の場合は、第1光源3の照射光の出射方向が水平となるように形成されている。また、投写レンズ21の投写方向Aが上向き又は下向きの鉛直方向となる場合には、第2光源4の照射光の出射方向が水平となるように形成されている。
次に、上記のように構成された第1光源3及び第2光源4の制御について図3のブロック図に従い説明する。
図3は、本実施の形態に係る液晶プロジェクタPの映像処理系と光源制御系を示したブロック図である。映像信号処理回路22は、映像信号入力回路23で入力処理された映像信号を入力して周波数変換(走査線数変換)やガンマ補正処理等を行い、この補正後の映像信号(映像データ)を液晶駆動回路24に出力する。液晶駆動回路24は、前記映像信号に基づいて液晶パネル12b,15b,19bを駆動する。
光源制御回路30は、姿勢センサ31及び操作部32からの信号に基づき第1光源3及び第2光源4への電力供給を制御する。姿勢センサ31は、第1光源3及び第2光源4の姿勢、すなわち、第1光源3及び第2光源4の照射光の出射方向が水平方向か鉛直方向かを検出するとともに、各光源の上下方向を検出し、この検出結果を光源制御回路30に出力する。なお、姿勢センサ31は、第1光源3及び第2光源4の照射光の出射方向及びそれぞれの上下方向を直接的に検出するものでもよく、或いは、本体ケース1の設置姿勢を検出し、この検出姿勢に基づいて第1光源3及び第2光源4の照射光の出射方向及びそれぞれの上下方向を検出するものでもよい。このような姿勢センサ31は、複数の加速度センサを用いて構成することができる。
操作部32は、例えば、液晶プロジェクタPへの映像信号の入力元の切換、表示映像の輝度調整などの操作を行う操作ボタンが配列されたものであって、操作面Cにおいて操作可能に構成されている(図2参照)。また、操作部32は、第1光源3及び第2光源4の何れか一方を点灯するか双方を点灯するかなどの光源点灯モードの選定を行うように構成されている。
光源制御回路30は、姿勢センサ31からの信号に基づきを第1光源駆動回路33及び第2光源駆動回路34に対する電力供給の可否を制御する。また、姿勢センサ31からの信号に基づきを第1光源3及び第2光源4の双方に対し電力を供給してもよいと判断される場合は、操作部32からの光源点灯モード指令に基づき一方の光源にのみ電力を供するか、双方の光源に電力を供給するか制御する。一方の光源のみを点灯する場合は、前回点灯されなかった方の光源を点灯するように制御される。また、光源制御回路30は、姿勢センサ31からの信号に基づきを第1光源駆動回路33及び第2光源駆動回路34に対する電力供給の可否を制御するばかりでなく、駆動する光源用の送風制御回路、すなわち第1光源用送風制御回路35及び第2光源用送風制御回路36に対しファン3c,4cの発停指令及び各光源における送風態様制御指令を出力する。
ここで、ファン3c,4cの発停指令は、各光源用のファン3c,4cを発停するものであり、各光源における送風態様制御指令は、検出された光源の上下方向に対応して光源における温度分布を均一化するように冷却空気の流れを制御するものである。なお、この冷却空気の流れの制御方法は、前述のように風光板(不図示)などを電動モータで駆動して制御するものであり、その詳細内容についての説明はここでは省略する。なお、第1光源3及び第2光源4が設置姿勢により機構的制御手段により冷却空気の流れを制御することが可能な場合は、上記のような第1光源用送風制御回路35及び第2光源用送風制御回路36による冷却空気の流れ制御を簡略化又は省略することができる。
次に、以上のように構成される本実施の形態に係る液晶プロジェクタPを用いた投写型映像表示システムの一例を図4〜図8に基づき説明する。
図4は、操作面Cが上面となるように床面X上に液晶プロジェクタPを載置する基準設置である所謂据置き設置の場合であって、投写レンズ21の投写方向Aを水平方向にして映像光Rを投写し、壁面Yに例えば横長の映像を投影する。この場合は、前述のように第1光源3及び第2光源4とも照射光が水平方向に出射されるように設置されているので、姿勢センサ31により、第1光源3及び第2光源4とも照射光が水平方向に出射されるように検出される。この検出情報が光源制御回路30に伝達されるので、第1光源3及び第2光源4を選択した光源点灯モードで使用することができる。操作部32において光源点灯モードを選択すると、選択した操作指令が光源制御回路30に出力され、光源制御回路30が第1光源駆動回路33及び第2光源駆動回路34を制御して、選択された光源点灯モードで運転される。光源点灯モードとしては、何れか一方の光源のみを点灯して使用する1光源点灯モード(この場合は前回使用されなかった光源を使用する)、二つの光源を所定時間毎に交互に点灯して使用する交互点灯モード、二つの光源を同時に点灯して使用する高輝度点灯モードなどが用意されている。
図5は、床面Xに液晶プロジェクタPの設置場所を確保し難いような場合に、操作面Cが下面となるように、天井面Zに液晶プロジェクタPを吊下げる所謂吊下げ設置の場合であって、投写レンズ21の投写方向Aを水平方向にして映像光Rを投写し、壁面Yに横長の映像を投影する。この場合は、図4の据置き設置の場合と比較すると、液晶プロジェクタPが上下反転されて天井面Zに吊下げられるので、第1光源3及び第2光源4の照射光の出射方向は共に水平方向であるが、第1光源3及び第2光源4の姿勢が上下反転される。このような姿勢は姿勢センサ31により検出され、光源制御回路30に伝達される。したがって、図4の場合と同様の光源点灯モードで第1光源3及び第2光源4を駆動することができるが、第1光源3及び第2光源4における各部の温度分布が上下反転することへの対応が必要となる。そこで、光源制御回路30により、選択された光源点灯モードで第1光源3及び第2光源4が駆動されるように第1光源用送風制御回路35及び第2光源用送風制御回路36が制御されるとともに、第1光源3及び第2光源4の温度分布が均一となるように冷却空気の流れが制御される。
図6は、図4における壁面Yに投影される映像の縦横の長さ比を逆にする(例えば、縦長映像を得る)ために、操作面Cが鉛直方向となるように液晶プロジェクタPを横方向に90度回転させて床面Xに設置する場合の例である。この場合は、図4の据置き設置の場合と比較すると、投写レンズ21の投写方向Aを水平方向として液晶プロジェクタPが横向きに90度回転されるので、第1光源3の照射光の出射方向は水平方向となるが、第2光源4の照射光の出射方向は鉛直方向となる。このような姿勢は姿勢センサ31により検出され、光源制御回路30に伝達される。したがって、光源制御回路30により第1光源駆動回路33にのみ電源が供給され、第1光源3のみが点灯され、第2光源4は点灯されない。また、第1光源3の姿勢が90度回転されることにより、第1光源3における各部の温度分布が変化するので、これに対応するように光源制御回路30により第1光源用送風制御回路35が制御され、第1光源3における各部の温度分布が均一となるように冷却空気の流れが制御される。
図7は、図6の場合と同様に図4における壁面Yに投影される映像の縦横の長さ比を逆にする(横長映像を得る)ためのものであって、操作面Cが鉛直方向となるように液晶プロジェクタPを横方向に90度回転させて壁面Yに設置する場合の例である。この場合も図6の場合と同様に、図4の据置き設置の場合と比較すると、投写レンズ21の投写方向Aを水平方向として液晶プロジェクタPが横向きに90度回転されるので、投写レンズ21の投写方向A及び第1光源3の照射光の出射方向が水平方向となり、第2光源4の照射光の出射方向が鉛直方向となる。このような姿勢は姿勢センサ31により検出され、光源制御回路30に伝達される。したがって、図6の場合と同様に、光源制御回路30により第1光源駆動回路33にのみ電力が供給され、第1光源3のみが点灯され、第2光源4は点灯されないように光源の点灯制御が行われるとともに、第1光源用送風制御回路35を介して第1光源3における各部の温度分布が均一となるように冷却空気の流れが制御される。
図8は、操作面Cが鉛直方向となるように床面X上に液晶プロジェクタPを載置し、投写レンズ21の投写方向Aを鉛直方向(上向き)にして映像光Rを投写し、天井面Zに映像を投影する設置例である。この場合は、図4の基準設置の場合と比較すると、第2光源4の照射光の出射方向は水平方向となるが、第1光源3の照射光の出射方向は鉛直方向(この図の場合は上向き)となる。また、第2光源4の姿勢が発光体4aの軸を中心として90度回転される。このような姿勢は姿勢センサ31により検出され、光源制御回路30に伝達される。したがって、光源制御回路30により第2光源駆動回路34にのみ電力が供給され、第2光源4のみが点灯され、第1光源3は点灯されないように光源の点灯制御が行われる。また、第2光源4の姿勢が前述のように90度回転されることにより、第2光源4における各部の温度分布が変化するので、これに対応するように光源制御回路30により第2光源用送風制御回路36が制御され、第2光源4における各部の温度分布が均一となるように冷却空気の流れが制御される。
図9は、操作面Cが鉛直方向となるように天井面Z上に液晶プロジェクタPを吊下げ、投写レンズ21の投写方向Aを鉛直方向(下向き)にして映像光Rを投写し、床面Xに映像を投影する設置例である。この場合は、図8の場合と同様に、図4の据置き設置の場合と比較すると第2光源4の照射光の出射方向は水平方向となるが、第1光源3の照射光の出射方向は鉛直方向(この図の場合は下向き)となる。また、第2光源4の姿勢が発光体4aの軸を中心として90度回転され、図8の場合と比較すると第2光源4の姿勢が上下反転した状態となる。このような姿勢は姿勢センサ31により検出され、光源制御回路30に伝達される。したがって、光源制御回路30により第2光源駆動回路34にのみ電源が供給され、第2光源4のみが点灯され、第1光源3は点灯されない。また、第2光源4の姿勢が図8の場合と比較すると上下反転しているので、これに対応するように光源制御回路30により第2光源用送風制御回路36が制御され、第2光源4における各部の温度分布が均一となるように冷却空気の流れが制御される。
本発明に係る実施の形態は、以上のように構成されているので次のような作用効果を奏することができる。
(1)このように構成された投写型映像表示装置としての液晶プロジェクタPによれば、投写レンズ21の投写方向Aを水平方向のみならず下向きや上向きなどの鉛直方向にしても設置することができる。これにより、投写型映像表示装置としての液晶プロジェクタPを、ニーズの多様化に対応して多様な態様で使用することができる。
(2)第1光源3及び第2光源4の2個の光源は、液晶プロジェクタPが床面Xなどの水平面に載置される据置き設置の場合及び天井面Zに吊下げて設置される吊下げ設置の場合には、双方とも照射光の出射方向が水平となるように配置されている。したがって、本実施の形態に係る液晶プロジェクタPによれば、最も一般的な設置姿勢の場合において、何れの光源をも点灯することができるので、複数の光源点灯モードを選択可能に準備して光源の使用モードを多様化することができる。例えば、光源点灯モードとしては、何れか一方の光源のみを点灯して使用する1光源点灯モード(この場合は前回使用されなかった光源を使用する)、二つの光源を所定時間毎に交互に点灯して使用する交互点灯モード、二つの光源を同時に点灯して使用する高輝度点灯モードなどが考えられる。
(3)また、第1光源3及び第2光源4は、姿勢センサ31により照射光の出射方向が水平と判断された場合のみ点灯可能に制御されるので、光源への電力供給制御を自動化することができる。
(4)また、液晶プロジェクタPが据置き設置又は吊下げ設置された場合であって、第1光源3及び第2光源4双方の照射光の出射方向が水平となる場合において、何れか一方の光源のみを点灯する1光源点灯モードで運転する場合は、両光源の交換時期を延長することができる。特に、両光源の使用時間が均等になるような運転モードで使用される場合は、双方の交換時間を加算した時期まで延長することが可能になる。
(5)また、液晶プロジェクタPが据置き設置又は吊下げ設置された場合であって、第1光源3及び第2光源4双方の照射光の出射方向が水平となる場合において、両光源を点灯する光源点灯モードで運転可能としているので、必要に応じて2ランプ方式の高輝度投写型映像表示装置として使用することもできる。
(6)また、本発明に係る投写型映像表示システムは、上記のように構成された投写型映像表示装置を使用した投写型映像表示システムであるので、多様な設置態様が可能となり多様な映像表示を行うことができる。
(変形例)
上記実施の形態において以下のように変更することもできる。
(1)上記実施の形態においては2個の光源3,4を用いているが、3個以上の光源を用いるようにしてもよい。より具体的には、投写レンズ21の投写方向Aと同一の方向に照射光が出射されるように配置された第1光源3と平行に他の光源を配置し、これら光源から出射される照射光を集光してハーフミラー5に導くようにしてもよい。また、上記実施の形態においては、投写レンズ21の投写方向Aと直角の方向に第2光源4のみが設けられていたが、複数の光源を投写レンズ21の投写方向Aと直角の方向に設けるようにしてもよい。また、このように設ける光源は、前述の第2光源4と同一方向に設けても良いし、位相を90度、180度のようにずらせた方向に設けてもよい。また、このように光源を3個以上とした場合において、水平方向に照射光が出射される光源が複数存在する設置状態においては、これら光源のうちの1個のみを点灯する1光源点灯モードや、複数又は又は全ての光源を点灯する高輝度点灯モードとすることができる。
(2)上記実施の形態においては、投写型映像表示装置として3板式の液晶プロジェクタPを示したが、他の映像光生成系を備える液晶プロジェクタPにおいても、本発明を適用することができる。
(3)また、上記各実施の形態においては、投写型映像表示装置として光変調素子に液晶パネル12b、15b、19bを用いた液晶プロジェクタPを示したが、これに限定されるものではなく、他の画像光生成系を備えた投写型プロジェクタとしてもよい。例えば、DLP(Digital Light Processing)(テキサス・インスツルメンツ(TI社)の登録商標)方式のプロジェクタにおいても本発明を適用することができる。
本発明に係る投写型映像表示装置及びこれを用いた投写型映像表示システムは、ホームシアター、会議室、研修室、教室、娯楽場、各種展示室、スタジオなど多方面の施設において使用することができる。
本発明の実施の形態に係る投写型映像表示装置としての液晶プロジェクタの光学系を示した構成図である。 同液晶プロジェクタの外観斜視図である。 同液晶プロジェクタの映像処理系と光源制御系を示したブロック図である。 同液晶プロジェクタを用いた投写型映像表示システムの例である。 同液晶プロジェクタを用いた投写型映像表示システムの他の例である。 同液晶プロジェクタを用いた投写型映像表示システムの更なる他の例である。 同液晶プロジェクタを用いた投写型映像表示システムの更なる他の例である。 同液晶プロジェクタを用いた投写型映像表示システムの更なる他の例である。 同液晶プロジェクタを用いた投写型映像表示システムの更なる他の例である。 従来の一般の液晶プロジェクタの光学系を示した構成図である。
符号の説明
A…投写方向、R…映像光、2…光学系、3…第1光源、4…第2光源、5…ハーフミラー、21…投写レンズ、31…姿勢センサ。

Claims (6)

  1. 複数の光源から出射された光を光学系に導いてライトバルブにより変調し、変調により得られた映像光を投写レンズから投写する投写型映像表示装置において、
    前記光源は、少なくとも2個の光源からなるとともに、少なくとも1個の光源が投写レンズの投写方向と同一の方向に照射光が出射されるように配置され、他の光源が投写レンズの投写方向と直角の方向に照射光が出射されるように配置され、
    また、前記光学系は、両光源から出射された照射光をハーフミラーを介して共通の経路に導き、この共通の経路におけるライトバルブにより変調し、変調された映像光を投写レンズから投写するように構成され、
    さらに、前記光源は、この投写型映像表示装置の設置姿勢に応じ、照射光の出射方向が水平となる光源のみが点灯されるように制御されている
    ことを特徴とする投写型映像表示装置。
  2. 前記複数の光源は、この投写型映像表示装置が水平面に載置される据置き設置の場合及び天井に吊下げて設置される吊下げ設置の場合には、何れの光源も照射光の出射方向が水平となるように配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の投写型映像表示装置。
  3. 請求項1又は2記載の投写型映像表示装置において、各光源における照射光の出射方向が鉛直方向か水平方向かを検出する姿勢センサが設けられ、各光源は、前記姿勢センサにより照射光の出射方向が水平と判断された場合のみ点灯可能に制御されることを特徴とする投写型映像表示装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の投写型映像表示装置であって、前記光源の照射光の出射方向が何れも水平となるようにこの投写型映像表示装置が設置された場合に、少なくとも1個の光源を点灯するように構成されることを特徴とする投写型映像表示装置。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載の投写型映像表示装置であって、前記光源における照射光の出射方向が何れも水平となるようにこの投写型映像表示装置が設置された場合に、全ての光源を点灯可能に構成されていることを特徴とする投写型映像表示装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項記載の投写型映像表示装置を用いたことを特徴とする投写型映像表示システム。
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