JP5068083B2 - 検査装置及び検査システム - Google Patents

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本発明は、定期券情報や電子現金情報を記録した非接触ICカード、携帯端末等の無線通信体と通信を行う自動改札機用の通信モジュールを検査する検査装置及び検査システムに関する。
定期券情報や電子現金情報を記録した非接触ICカードを自動改札機の通信部にかざすことにより、非接触ICカードから情報を読み取り、非接触ICカードに情報を書き込むようにした自動改札システムが普及している(例えば特許文献1を参照)。
図9を参照して、鉄道の駅等に設置されている自動改札機の例を説明する。図9に示すように、自動改札機900への進入方向(図中矢印X方向)の手前側には通信部910が設けられている。通信部910には、非接触ICカード920をかざす面として傾斜面910aが形成されている。この傾斜面910aに対応してアンテナが設けられており、アンテナによる電波放射領域、すなわち非接触ICカード920との通信領域Sは半球状(或いはドーム状)となっている。
乗降客は、自動改札機900を通過する際に、自己の所有する非接触ICカード920を通信部910の傾斜面910aにかざす(好ましくは傾斜面910aに接触させる)。かざし面を傾斜面としたのは、自動改札機900に近づく乗降客が視認しやすく、また、水平面とする場合に比べて非接触ICカード920の移動軌跡を長くして、通信領域S内での非接触ICカード920の滞留時間を稼ぐことができるからである。
自動改札機900では、通信領域Sに非接触ICカード920の存在が認められると、認証後、非接触ICカード920から情報を読み出す。そして、定期券情報については利用区間や期限の有効性を判定し、電子現金情報については運賃等の利用料金に対する充足性を判定する。その結果がOKであれば、駅名、年月日、時刻等の情報や、利用料金を減算した残金情報を非接触ICカード920に書き込む。これらの処理が正常に行われた場合、不図示のドアを開いて乗降客の通行を許容する。
特開平10−293867号公報
このようにした自動改札機900の通信部910には、通信領域Sが規格を満たさないといった不良品があってはならない。そのため、製品の出荷前に、各製品について通信領域Sが規格を満たしているか否かの実機検査を行っている(全数検査)。
実機検査に際して、自動改札機900の通信部910に人手で非接触ICカード920をかざすのでは、かざす位置にばらつきが生じてしまい、高精度な検査を行うことができない。また、かざす位置を定規等で測定しながら3次元的に変えるのでは、膨大な手間と時間がかかってしまう。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、自動改札機の通信部による通信領域が規格を満たしているか否かを簡易に、かつ、ばらつきがないように検査できるようにすることを目的とする。
本発明による検査装置は、筐体に形成された傾斜面に無線通信体をかざすことにより該無線通信体との通信を行う自動改札機用の通信モジュールを検査する検査装置であって、前記通信モジュールを載置する載置部と、前記載置部に前記通信モジュールを載置した状態で、前記通信モジュールの傾斜面と略平行に位置するプレート部とを備え、前記プレート部上で前記無線通信体を複数の位置で位置決めできるようにしたことを特徴とする。
本発明による検査システムは、本発明による検査装置と、前記通信モジュールに要求信号の出力を指示する指示手段と、前記要求信号に対する前記無線通信体からの応答信号の有無を検出する応答信号検出手段と、前記応答信号検出手段により検出された応答信号の有無を可視化して出力する出力手段と、前記応答信号検出手段により検出された応答信号の有無データを保存する記憶手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、自動改札機用の通信モジュールによる通信領域が規格を満たしているか否かを簡単に、かつ、ばらつきがないように検査することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る検査システムの全体概要を示す図である。図2は、本実施形態に係る検査システムの構成例を示すブロック図である。
まず、検査対象である通信モジュールについて説明する。鉄道の駅等に設置されている自動改札機には、通信部を自動改札機本体とは別にモジュール化(ユニット化)しておき(「通信モジュール」と称する)、それを自動改札機本体に装着するタイプのものがある。
本実施形態では、このようにモジュール化された通信モジュール10を検査するのに好適な例を説明する。図1、2に示すように、通信モジュール10は、傾斜面11が形成された筐体12に、アンテナ13と、リーダ/ライタ14と、CPU及びメモリを含む判定ユニット15とが組み込まれている。
アンテナ13は、傾斜面11に対応して設けられており、図9に示したように、傾斜面11(図9では符号910a)上の半球状の通信領域Sで通信を行う。リーダ/ライタ14は、アンテナ13を介して非接触ICカード20に対する情報の読み書きを実行する。判定ユニット15は、インストールされているソフトウェア(判定ロジック(判定プログラム)、運賃データ)に従って、定期券情報については利用区間や期限の有効性を判定し、また、電子現金情報については運賃データに基づいて利用料金に対する充足性を判定する。
以下、上述したような通信モジュール10を検査する検査システムについて説明する。図1に示すように、本実施形態に係る検査システムは、通信モジュール10の傾斜面11から離間するように非接触ICカード20を保持する検査台30と、実際の自動改札機に用いられるものを流用して構成され、検査台30に載置された通信モジュール10に接続する主制御装置40と、検査実行を指示し、その結果を表示する通信テスト装置50と、通信テスト装置50に接続するプリンタ60と、検査台30に載置された通信モジュール10にソフトウェアをインストールし、その動作(初期シーケンス)を確認する監視装置70とにより構成される。
本実施形態の検査システムは、以下に詳述するが、通信モジュール10による半球状の通信領域Sのうち、頂点付近、及び、裾付近の4箇所の計5箇所において非接触ICカード20との通信の可否を検査するものである。
検査台30(本発明でいう「検査装置、保持手段」に相当する)において、図3、4に示すように、31は通信モジュール10を載置する載置部であり、ここでは通信モジュール10の前端及び後端を支持する構成となっている。
32は可動体であり、載置部31に対して水平方向前後にスライド可能に組み付けられている。可動体32は、左右の側面32a、32bと、これら左右の側面32a、32bの上端間に設けられたプレート部32cとにより構成され、載置部31上の通信モジュール10を左右に跨ぐ形状となっている。プレート部32cは、載置部31に通信モジュール10を載置した状態で、その通信モジュール10の傾斜面11と平行に位置するように傾斜している。
33は可動体32をスライドさせるスライド機構である。例えば可動体32の左右の側面32a、32bの内側に水平方向に延伸するレールを設け、また、載置部31の左右にレールに沿って走行する走行体を設け、走行体がレールに沿って相対的に走行する構成となっている。なお、本実施形態では、可動体32を手動でスライドさせるものとするが、モータ等の駆動源によりスライドさせるようにしてもよい。
プレート部32cの表面には、非接触ICカード20を5箇所で位置決めする凹部34が形成されている。凹部34は、略十字状をなすように配置された保持部34a〜34dと、保持部34dと直列的に配置された保持部34eとを有する。すべての保持部34a〜34eを連続させるように形成することにより、非接触ICカード20を凹部34内で滑らせるようにして各保持部34a〜34eへと移動させることができる。
ここで、可動体32と通信モジュール10との位置関係について説明する。図3に示すように、可動体32を所定のスライド位置aまで前進させると、プレート部32cと通信モジュール10の傾斜面11との距離はAとなる。このスライド位置aでは、凹部34のうち略十字状をなすように配置された保持部34a〜34dの中央が傾斜面11上のアンテナ13の中心位置(通信領域Sの中心位置であり、本発明でいう「第1の位置」に相当)を通る垂線N上に位置するようになっている。すなわち、保持部34a〜34cが垂線Nまわりに位置する。なお、具体的には図示しないが、可動体32をスライド位置aで位置決めするストッパ等を配設しておくのが好ましい。
それに対して、図4に示すように、可動体32を所定のスライド位置bまで後退させると、プレート部32cと通信モジュール10の傾斜面11との距離はB(>A)となる。このスライド位置bでは、凹部34のうち保持部34eが、傾斜面11のアンテナの中心位置(通信領域Sの中心位置であり、本発明でいう「第1の位置」に相当)を通る垂線N上に位置するようになっている。なお、具体的には図示しないが、可動体32をスライド位置bで位置決めするストッパ等を配設しておくのが好ましい。
つまり、可動体32がスライド位置aにあるときに、非接触ICカード20を傾斜面11から距離Aだけ離間する保持部34a〜34dに位置させることにより、半球状の通信領域Sのうち裾付近の4箇所に位置させることができる。また、可動体32がスライド位置bにあるときに、非接触ICカード20を傾斜面11から距離B(>A)だけ離間する保持部34eに位置させることにより、半球状の通信領域Sのうち頂点付近に位置させることができる。これにより、通信モジュール10による半球状の通信領域Sのうち、頂点付近、及び、裾付近の4箇所の計5箇所において非接触ICカード20との通信の可否を検査することができる。
このようにした試験台30の載置部31及び可動体32の材質は、通信モジュール10と非接触ICカード20との無線通信に影響を及ぼさないように非金属とする。スライド機構33(レール及び走行体)は金属からなるが、通信モジュール10から距離Gだけ離して配置する。距離Gは、通信モジュール10と非接触ICカード20との無線通信にほとんど影響を及ぼさないと考えられる距離である。
なお、通信モジュール10は、その製造メーカによって筐体12の形状や厚み等が異なるものもある。例えば厚みの異なる通信モジュール10にも対応できるように、検査台30の載置部31において、傾斜面11と可動体32のプレート部32cとの距離がA、Bとなるように支持高さを可変とすることが望ましい。
また、鉄道事業者ごとに傾斜面11の角度は規格化されているのが一般的であることから、上記実施形態では、可動体32のプレート部32cの角度が固定されている例を説明した。もちろん、傾斜面11の角度の異なる通信モジュール10にも対応できるように、可動体32において、プレート部32cの角度を可変としてもよい。なお、通信モジュール10の傾斜面11と可動体32のプレート部32cとは、厳密な意味で平行である必要はなく、検査の目的を果たすことのできる程度に略平行であればよい。
図1、2に説明を戻して、主制御装置40において、41は自動改札機の周辺回路基板である。42はCPU及びメモリを含む自動改札制御ユニットであり、実際の自動改札機においては、通信モジュール10の判定ユニット15での判定結果に基づいて自動改札機のドアを開閉制御したり、通信領域Sに周期的にリクエストを出力するように通信モジュール10を制御したりする(ポーリング)。主制御装置40における自動改札制御ユニット42は、通信テスト装置50から検査実行指示信号があったときに、10回のリクエスト(要求信号)を出力するように通信モジュール10を制御する。43は自動改札機の保守パネルであり、44は電源である。
通信テスト装置50において、51は検査制御部であり、主制御装置40に検査実行指示信号を出力したり、検査実行指示信号に基づいて通信モジュール10から出力されるリクエストに対する非接触ICカード20からのレスポンス(応答信号)の有無を検出したりする。52は検査の結果等を表示するモニタである。53は作業者が検査の実行開始や中断等を指示するための入力部であり、本実施形態ではモニタ52上で操作を行うタッチパネルにより構成されている。54は電源である。55は検査の結果データを保存する記憶部である。記憶部55は、通信テスト装置50に内蔵されたHDDであってもよいし、通信テスト装置50に着脱可能な外部メディアであってもよい。例えば通信テスト装置50にUSB接続ポートを設けておき、そのUSB接続ポートにUSBメモリを接続できるようにすればよい。
監視装置70において、71はインストール実行部であり、検査を終えて合格となった通信モジュール10の判定ユニット15に、上述したように定期券情報や電子現金情報について判定するためのDLL(Dynamic Link Library)化されたソフトウェア(判定ロジック、運賃データ)をインストールし、その動作(初期シーケンス)を確認する。
なお、各装置間の通信規格は限定されるものではないが、本実施形態では、例えば主制御装置40と通信テスト装置50との通信はRS-485に準拠する。
次に、本実施形態に係る検査システムを用いた検査の一例を説明する。本実施形態では、非接触ICカード20を可動体32の凹部34に直接置くのではなく、図5に示すように、高さの異なる2種類のカードアタッチメント80a、80bを準備しておき、非接触ICカード20をカードアタッチメント80a又は80bに装着して凹部34に置くようにしている。高さの異なる2種類のカードアタッチメント80a、80bを使用する理由は後述する。
カードアタッチメント80a、80bは、非金属からなる板状部材であって、その上面に非接触ICカード20を嵌め込むための凹部81が形成されている。凹部81の底には貫通穴82が形成されており、カードアタッチメント80a、80bの裏側から貫通穴82に指を入れて、凹部81に嵌め込まれた非接触ICカード20を押し出すことができるようになっている。
検査では、まず、通信モジュール10を検査台30にセットする。この場合に、図4に示すように可動体32を後退させておけば、矢印Rに示すように、可動体32に干渉することなく通信モジュール10を検査台30に載置したり、検査台30から取り外したりすることができる。
通信モジュール10を検査台30にセットしたならば、可動体32をスライド位置aまで前進させる(図3)。その状態で、非接触ICカード20を高さの高いカードアタッチメント80aに装着して可動体32の凹部34に置く。
最初は、カードアタッチメント80aを図6に示す位置(1)、すなわち凹部34の保持部34aに置き、10回のリクエスト−レスポンス検査を実行する。具体的に言うと、作業者は、通信テスト装置50の入力部53により検査の実行開始を指示する。これを受けて、通信テスト装置50の検査制御部51は、主制御装置40に対して検査実行指示信号を出力する。検査実行指示信号を受けた主制御装置40の自動改札制御ユニット42は、10回のリクエストを出力するように通信モジュール10を制御する。そして、通信テスト装置50の検査制御部51は、各回のリクエストに対する非接触ICカード20からのレスポンスの有無を検出し、図7に示すようにモニタ52に○×で表示する。
その後、カードアタッチメント80aを図6に示す位置(2)、(3)、(4)、すなわち凹部34の保持部34b、34c、34dの順に移動させるとともに、位置(1)の場合と同様に、各位置(2)、(3)、(4)において10回のリクエスト−レスポンス検査を実行する。
続いて、可動体32をスライド位置bまで後退させる(図4)。その状態で、カードアタッチメント80aを図6に示す位置(5)、すなわち凹部34の保持部34eに移動させて、位置(1)〜(4)の場合と同様に、10回のリクエスト−レスポンス検査を実行する。
以上述べた手順により、通信モジュール10による半球状の通信領域Sのうち、頂点付近、及び、裾付近の4箇所の計5箇所においてそれぞれ10回のリクエスト−レスポンス検査(非接触ICカード20との通信の可否の検査)を実行することができる。なお、傾斜面11からプレート部34cまでの距離A、Bや、プレート部34c上の保持部34a〜34d間の距離C〜Fは、通信領域Sを保証する規格値として決められている。
図7には、通信テスト装置50のモニタ52の表示例を示す。701は検査の作業者名を入力する入力欄である。予め登録されている作業者名を入力する場合は、プルダウンボタンを押下して選択することができる。702は検査対象の通信モジュール10の製造番号を入力する入力欄である。703は該通信モジュール10の検査回数を入力する入力欄である。例えば、ある位置における10回のリクエスト−レスポンス検査の結果、1回でも×があった場合、入力欄703を「2」にした上で検査を再実行する。
704〜708は各位置(1)〜(5)における10回のリクエスト−レスポンス検査の結果を○、×で表示する表示欄である。各位置(1)〜(5)の表示欄704〜708の下方には、各位置(1)〜(5)での検査の実行開始を指示するためのボタン704a〜708aが配置されている。
709は現在の処理状態ステータスを表示する表示欄である。710は検査の中断を指示するためのボタンである。713は検査の結果を記憶部55に記憶するよう指示するためのボタンである。711は検査の結果をプリンタ60から印刷出力するよう指示するためのボタンである。712は終了を指示するためのボタンである。
図8には、プリンタ60による印刷例を示す。検査日時、モジュール製造番号、検査回数、作業者名とともに、検査の結果が印刷される。例えば、ある位置における10回のリクエスト−レスポンス検査の結果、10回すべてが○であった場合は「良」、それ以外は「否」とし、否の場合は○となった割合も合わせて印刷される。
このように検査の結果が可視化された画面表示や印刷に基づいて、作業者は通信モジュール10が合格であるか、不合格であるかを判定する。なお、合格/不合格の基準は任意であるが、予め決められているものとする。
ここで、カードアタッチメント80aを使用した検査の結果が不合格であった場合、カードアタッチメント80aを高さの低いカードアタッチメント80bに変更して、同様の検査を再実行する。これは、通信領域Sが規格を満たしている場合でも、通信領域Sには非接触ICカード20への読み書きができないヌル点が存在することがあるためである。すなわち、カードアタッチメント80aを使用した検査において、通信領域Sは正常であるが、非接触ICカード20がちょうどヌル点に位置し、そのために検査の結果が不合格となった可能性も考えられる。そこで、カードアタッチメントを変更する、換言すれば、通信モジュール10の傾斜面11と非接触ICカード20との距離を若干変更する。その結果、やはり不合格であれば、ヌル点による影響ではなく、この通信モジュール10自体が規格を満たしていないとする。
以上の検査の結果、合格となった通信モジュール10の判定ユニット15には、監視装置70により定期券情報や電子現金情報について判定するためのDLL化されたソフトウェア(判定ロジック、運賃データ)をインストールし、その動作(初期シーケンス)を確認する。現在では異なる事業者間での非接触ICカードの共通化相互利用が進んでおり、この場合、インストールされるソフトウェア(判定ロジック、運賃データ)も共通化されたものであってもよい。
ソフトウェアのインストール及びその動作確認の後、通信モジュール10の梱包、出荷となる。
なお、上述した検査の手順は一例であり、例えば位置(5)でのリクエスト−レスポンス検査から開始して、その後位置(1)〜(4)でのリクエスト−レスポンス検査を行うようにしてもよい。また、高さの低いカードアタッチメント80bを使用した検査後に、高さの高いカードアタッチメント80bを使用した検査を行うようにしてもよい。また、非接触ICカード20を可動体32の凹部34に直接置くようにしてもよい。
以上述べた実施形態に係る検査システムによれば、検査台30により非接触ICカード20の位置を簡易に、かつ、ばらつきがないように3次元的に変えて、通信モジュール10による半球状の通信領域Sのうち、頂点付近、及び、裾付近の4箇所の計5箇所において非接触ICカード20との通信の可否を検査することができるので、通信モジュール10による通信領域Sが規格を満たしているか否かを簡易に、かつ、ばらつきがないように検査することができる。
また、通信モジュール10による半球状の通信領域Sのうち、頂点付近、及び、裾付近の4箇所の計5箇所において非接触ICカード20との通信の可否を検査するようにしたので、1箇所だけで検査したり、規則性なしに多数箇所で検査したりするのに比べて効率的、かつ、高精度に検査することができる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
例えば上記実施形態では、主制御装置40、通信テスト装置50、監視装置70等を別々の機器とした例を説明したが、これら装置の機能のすべて或いは一部を1つの機器が担うように構成してもよい。
また、上記実施形態では、通信モジュール10を検査する例を説明したが、通信部が自動改札機本体に一体化されているタイプの自動改札機でも、半球状の通信領域Sのうち、頂点付近、及び、裾付近の4箇所の計5箇所において非接触ICカード20との通信の可否を検査する手法を用いてもよい。
また、上記実施形態では、通信モジュール10の判定ユニット15にソフトウェア(判定ロジック、運賃データ)をインストールする例を説明したが、さらに主制御装置40や監視装置70において判定ユニット15にインストールされているソフトウェアのバージョンを確認できるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、非接触ICカード20について説明したが、定期券情報や電子現金情報を記録し、自動改札機の通信部との通信機能を有する携帯電話等の携帯端末であってもよい。
また、上記実施形態では、鉄道の駅等に設置される自動改札機を例にしたが、本発明はそれに限定されるものではなく、他の用途の自動改札機にも適用可能である。
本実施形態に係る検査システムの全体概要を示す図である。 本実施形態に係る検査システムの構成例を示すブロック図である。 検査台を示す図である。 検査台を示す図である。 カードアタッチメントの外観図である。 検査手順を説明するための図である。 通信テスト装置のモニタの表示例を示す図である。 プリンタによる印刷例を示す図である。 自動改札機を説明するための図である。
符号の説明
10 通信モジュール
11 傾斜面
12 筐体
13 アンテナ
14 リーダ/ライタ
15 判定ユニット
20 非接触ICカード
30 検査台
31 載置部
32 可動体
32c プレート部
33 スライド機構
34 凹部
40 主制御装置
41 周辺回路基板
42 自動改札制御ユニット
43 保守パネル
44 電源
50 通信テスト装置
51 検査制御部
52 モニタ
53 入力部
54 電源
55 記憶部
60 プリンタ
70 監視装置
71 インストール実行部

Claims (5)

  1. 筐体に形成された傾斜面に無線通信体をかざすことにより該無線通信体との通信を行う自動改札機用の通信モジュールを検査する検査装置であって、
    前記通信モジュールを載置する載置部と、
    前記載置部に前記通信モジュールを載置した状態で、前記通信モジュールの傾斜面と略平行に位置するプレート部とを備え、
    前記プレート部上で前記無線通信体を複数の位置で位置決めできるようにしたことを特徴とする検査装置。
  2. 前記通信モジュールの傾斜面と略平行を保ちながら前記プレート部を水平方向にスライドさせるスライド機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記プレート部の表面には、前記無線通信体を複数の位置で位置決めする凹部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の検査装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の検査装置と、
    前記通信モジュールに要求信号の出力を指示する指示手段と、
    前記要求信号に対する前記無線通信体からの応答信号の有無を検出する応答信号検出手段と、
    前記応答信号検出手段により検出された応答信号の有無を可視化して出力する出力手段と、
    前記応答信号検出手段により検出された応答信号の有無データを保存する記憶手段とを備えたことを特徴とする検査システム。
  5. 前記通信モジュールは、前記無線通信体に記録されている情報についてソフトウェアに従って判定する判定手段を含み、
    前記通信モジュールの判定手段に前記ソフトウェアをインストールするインストール手段を更に備えたことを特徴とする請求項に記載の検査システム。
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