JP5067061B2 - 画像処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は画像処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、補間フレームの画像をより精度よく生成することができるようにした画像処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
動きベクトルを用いた動き補償により、入力画像の所定のフレームと、他のフレームとの間に新たな補間フレームを補間する方法として、補間フレームの前後のフレームの入力画像を用いる双方向動き補償が知られている。
そのような方法においては、補間フレームよりも時間的に前のフレームが用いられて動き補償により生成された補間画像の画素と、補間フレームよりも時間的に後のフレームが用いられて動き補償により生成された補間画像の画素との平均値が、補間フレームの入力画像の画素の画素値とされる。
また、動き補償により補間フレームを生成する技術として、シーンチェンジを検出する機能を設け、検出されたシーンチェンジに対応して動き補償処理を実行させるようにすることで、画像の破綻を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−60192号公報
しかしながら、上述した方法では、補間フレームの入力画像が破綻してしまったり、暗くなってしまったりして、入力画像を精度よく生成することができない場合があった。
例えば、補間フレームや、そのフレームよりも後のフレームの入力画像上にある物体が、補間フレームよりも前のフレームの入力画像上にないことがある。そのような場合、補間フレームの物体の部分の画素を求めるために、前のフレームの入力画像における物体とは関係のない部分の画素が用いられるため、入力画像が破綻してしまうことがあった。このような入力画像の破綻は、特に補間フレームの入力画像の端の部分において生じ易い。
また、例えば入力画像の端に、有効な画像の表示されない黒い領域、すなわちいわゆる黒帯がある場合、補間フレームにおける、前のフレームにない物体の部分の画素を求めるために、前のフレームの黒帯の部分の画素が用いられることがある。そのような場合、補間フレームの画素は暗くなってしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より精度よく補間フレームの入力画像を生成することができるようにするものである。
本発明の一側面の画像処理装置は、入力画像の所定のフレームとは時間的に異なる新たなフレームである補間フレームの補間画像を生成する画像処理装置であって、前記補間フレームに対して時間的に直前にある前フレームの入力画像および動きベクトルを用いて動き補償を行い、前記補間フレームの画像として前補間画像を生成する前動き補償手段と、前記補間フレームに対して時間的に直後にある後フレームの入力画像および動きベクトルを用いて動き補償を行い、前記補間フレームの画像として後補間画像を生成する後動き補償手段と、これから生成しようとしている前記補間画像上の注目している注目画素を動きベクトルにより示される移動量だけ移動させた位置の前記前フレームの入力画像の前参照画素が、前記入力画像上の有効な画像が表示される有効領域内にあり、かつ前記注目画素を動きベクトルにより示される移動量だけ移動させた位置の前記後フレームの入力画像の後参照画素が前記有効領域内にない場合、前記前参照画素と同じ画素値の前補間画素であって、前記注目画素と同じ位置にある前記前補間画像の前補間画素の画素値を、前記注目画素の画素値として出力し、前記前参照画素が前記有効領域内になく、かつ前記後参照画素が前記有効領域内にある場合、前記後参照画素と同じ画素値の後補間画素であって、前記注目画素と同じ位置にある前記後補間画像の後補間画素の画素値を、前記注目画素の画素値として出力し、前記前参照画素が前記有効領域内になく、かつ前記後参照画素が前記有効領域内にない場合、前記前フレームの入力画像の前記注目画素と同じ位置の画素の画素値と、前記後フレームの入力画像の前記注目画素と同じ位置の画素の画素値との平均値を、前記注目画素の画素値として出力する画像生成手段とを備える。
前記画像生成手段には、前記前参照画素が前記有効領域内にあり、かつ前記後参照画素が前記有効領域内にある場合、前記前補間画素の画素値と、前記後補間画素の画素値とを用いて前記注目画素の画素値を求めさせることができる。
画像処理装置には、前記入力画像から、前記有効な画像が表示されない黒い領域である黒帯を検出する黒帯検出手段をさらに設け、前記入力画像上の前記黒帯に囲まれる領域が前記有効領域とされるようにすることができる。
本発明の一側面の画像処理方法またはプログラムは、入力画像の所定のフレームとは時間的に異なる新たなフレームである補間フレームの補間画像を生成する画像処理方法またはプログラムであって、前記補間フレームに対して時間的に直前にある前フレームの入力画像および動きベクトルを用いて動き補償を行い、前記補間フレームの画像として前補間画像を生成する前動き補償ステップと、前記補間フレームに対して時間的に直後にある後フレームの入力画像および動きベクトルを用いて動き補償を行い、前記補間フレームの画像として後補間画像を生成する後動き補償ステップと、これから生成しようとしている前記補間画像上の注目している注目画素を動きベクトルにより示される移動量だけ移動させた位置の前記前フレームの入力画像の前参照画素が、前記入力画像上の有効な画像が表示される有効領域内にあり、かつ前記注目画素を動きベクトルにより示される移動量だけ移動させた位置の前記後フレームの入力画像の後参照画素が前記有効領域内にない場合、前記前参照画素と同じ画素値の前補間画素であって、前記注目画素と同じ位置にある前記前補間画像の前補間画素の画素値を、前記注目画素の画素値として出力し、前記前参照画素が前記有効領域内になく、かつ前記後参照画素が前記有効領域内にある場合、前記後参照画素と同じ画素値の後補間画素であって、前記注目画素と同じ位置にある前記後補間画像の後補間画素の画素値を、前記注目画素の画素値として出力し、前記前参照画素が前記有効領域内になく、かつ前記後参照画素が前記有効領域内にない場合、前記前フレームの入力画像の前記注目画素と同じ位置の画素の画素値と、前記後フレームの入力画像の前記注目画素と同じ位置の画素の画素値との平均値を、前記注目画素の画素値として出力する画像生成ステップとを含む。
本発明の一側面によれば、補間フレームの入力画像を生成することができる。特に、本発明の一側面によれば、より精度よく補間フレームの入力画像を生成することができる。
以下、図面を参照して、本発明を適用した実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した画像処理装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
この画像処理装置11は、供給された入力画像を用いて、入力画像の所定のフレームと、そのフレームの時間的に次のフレームとの間のフレームの入力画像である補間画像を新たに生成して出力する。これにより、例えばフレームレートが30Hzである入力画像の画像信号から、60Hzの画像信号を得ることができる。
画像処理装置11は、動きベクトル検出部21、黒帯検出部22、動き補償部23、動き補償部24、および画像生成部25から構成される。
動きベクトル検出部21は、供給された入力画像から動きベクトルを検出し、その検出結果を動き補償部23および動き補償部24に供給する。黒帯検出部22は、供給された入力画像から黒帯を検出し、その検出結果を動き補償部23および動き補償部24に供給する。
ここで黒帯とは、アスペクト比の調整等の理由で入力画像上に設けられた、コンテンツの画像などの有効な画像である有効画像の表示されない領域をいう。この黒帯は、入力画像上の有効画像の外側に隣接して設けられ、画素値の低い黒い画素からなる。
動き補償部23は、供給された入力画像であって、これから生成しようとする補間フレームよりも時間的に前のフレームである前フレームの入力画像と、動きベクトル検出部21から供給された動きベクトルとを用いて動き補償を行い、補間フレームの画像である前補間画像を生成する。
また、動き補償部23は、生成した前補間画像を画像生成部25に供給するとともに、黒帯検出部22からの黒帯の検出結果に基づいて、補間画像を生成するために前補間画像を用いるか否かを示す前フレーム制御信号を画像生成部25に供給する。
例えば、これから生成しようとする補間画像上の注目している画素を注目画素と呼ぶこととすると、動き補償部23は、補間画像上の画素を順次注目画素とし、注目画素に対応する前フレームの入力画像上の画素が、有効画像が表示される有効領域内にある場合、前フレーム制御信号を画像生成部25に供給する。
より具体的には、注目画素に対応する前フレームの入力画像上の画素が有効領域内にある場合、前フレーム制御信号がオンされ、注目画素に対応する前フレームの入力画像上の画素が有効領域内にない場合、前フレーム制御信号がオフされる。そして、前フレーム制御信号がオンされた場合、前補間画像の画素は補間画像の生成に用いられ、前フレーム制御信号がオフされた場合、前補間画像の画素は補間画像の生成には用いられない。
ここで、注目画素に対応する画素とは、前フレームの入力画像上における注目画素と同じ位置の画素から、動きベクトル検出部21により検出された動きベクトルの動きの分だけ移動した位置の画素をいう。すなわち、注目画素に対応する画素は、注目画素を動きベクトルにより示される移動量だけ移動させた位置にある前フレームの入力画像上の画素であり、画像上の注目画素により表示される部分と同じ部分が表示される前フレームの画素をいう。
動き補償部24は、供給された入力画像であって、これから生成しようとする補間フレームよりも時間的に後のフレームである後フレームの入力画像と、動きベクトル検出部21から供給された動きベクトルとを用いて動き補償を行い、補間フレームの画像である後補間画像を生成する。
また、動き補償部24は、生成した後補間画像を画像生成部25に供給するとともに、黒帯検出部22からの黒帯の検出結果に基づいて、補間画像を生成するために後補間画像を用いるか否かを示す後フレーム制御信号を画像生成部25に供給する。
例えば、動き補償部24は、補間画像上の画素を順次注目画素とし、注目画素に対応する後フレームの入力画像上の画素が有効領域内にある場合、後フレーム制御信号を画像生成部25に供給する。より具体的には、注目画素に対応する後フレームの入力画像上の画素が有効領域内にある場合、後フレーム制御信号がオンされ、注目画素に対応する後フレームの入力画像上の画素が有効領域内にない場合、後フレーム制御信号がオフされる。そして、後フレーム制御信号がオンされた場合、後補間画像の画素は補間画像の生成に用いられ、後フレーム制御信号がオフされた場合、後補間画像の画素は補間画像の生成には用いられない。
ここで、注目画素に対応する画素とは、後フレームの入力画像上における注目画素と同じ位置の画素から、動きベクトル検出部21により検出された動きベクトルの動きの分だけ移動した位置の画素をいう。すなわち、注目画素に対応する画素は、注目画素を動きベクトルにより示される移動量だけ移動させた位置にある後フレームの入力画像上の画素であり、画像上の注目画素により表示される部分と同じ部分が表示される後フレームの画素をいう。
画像生成部25は、動き補償部23からの前フレーム制御信号、および動き補償部24からの後フレーム制御信号に基づいて、動き補償部23からの前補間画像、動き補償部24からの後補間画像、および供給された入力画像を用い、補間画像を生成して出力する。
ところで、画像処理装置11に入力画像が供給されると、画像処理装置11は、これから生成しようとする補間フレームの補間画像の画素を、順次注目画素とし、各注目画素について補間処理を行うことにより、注目画素の画素値を求める。そして、画像処理装置11は、求めた注目画素の画素値を順次出力していくことにより、補間画像を出力する。
以下、図2のフローチャートを参照して、画像処理装置11による補間処理について説明する。
ステップS11において、動きベクトル検出部21は、供給された入力画像を用いて動きベクトルを検出し、検出された動きベクトルを動き補償部23および動き補償部24に供給する。例えば、動きベクトル検出部21は、前フレームおよび後フレームの入力画像を用いてブロックマッチングを行い、注目画素の動きベクトルを求める。
これにより、例えば、図3に示すように、注目画素の動きベクトルが求められる。なお、図3において、矢印A11および矢印A12は動きベクトルを表しており、入力画像51乃至入力画像53のそれぞれは、前フレーム、後フレーム、および補間フレームの入力画像のそれぞれを表している。
例えば、動きベクトル検出部21は、前フレームの入力画像51上のいくつかの画素からなるブロックと、後フレームの入力画像52上のいくつかの画素からなるブロックとのブロックマッチングを行う。その結果、前フレームの入力画像51上の画素54を中心とするブロックと、後フレームの入力画像52上の画素55を中心とするブロックとが一致し、画素54に対応する入力画像52上の画素、つまり画素54の移動先が画素55とされたとする。
そして、画素54の移動先である補間フレームの入力画像53(補間画像)上の画素が注目画素56である場合、入力画像51上の画素54は、補間フレームにおいて注目画素56の位置に移動し、さらに後フレームにおいて画素55の位置に移動する。つまり、前フレームにおいて、画素54の位置に表示されていた物体(の一部)は、補間フレームでは注目画素56の位置に表示され、後フレームでは画素55の位置に表示されることになる。そのような場合、矢印A11に示す注目画素56から画素54への動きと、矢印A12に示す注目画素56から画素55への動きとを表すベクトルが注目画素56の動きベクトルとされる。
したがって、注目画素56を矢印A11により示される動きベクトルの移動量だけ移動させた位置の入力画像51上の画素は画素54となり、注目画素56を矢印A12により示される動きベクトルの移動量だけ移動させた位置の入力画像52上の画素は画素55となる。
図2のフローチャートの説明に戻り、注目画素の動きベクトルが求められると、ステップS12において、黒帯検出部22は、供給された入力画像から黒帯を検出し、検出した黒帯の位置を示す情報を動き補償部23および動き補償部24に供給する。
例えば、入力画像には、図4に示すように有効画像の周囲に黒帯が設けられている。図4では、入力画像の中央の領域に、コンテンツの画像である有効画像が表示され、その有効画像を囲む領域、つまり入力画像の端に、コンテンツの画像の表示されない黒い領域が設けられている。
すなわち、入力画像の図中、上側の端には長方形の領域81−1が設けられており、入力画像の下側の端には長方形の領域81−2が設けられている。また、入力画像の左側の端、および右側の端にも、それぞれ長方形の領域82−1および領域82−2が設けられている。そして、これらの領域81−1乃至領域82−2内の画素は、画素値が予め定められた閾値よりも低い黒い画素となっており、この黒い画素からなる領域が黒帯と呼ばれている。
黒帯検出部22は、入力画像から黒帯とされるこれらの領域81−1乃至領域82−2を検出し、その位置を示す情報を出力する。
例えば、図中、左から右に向かう方向をx方向とし、上から下に向かう方向をy方向とする。また、入力画像の図中、左上の頂点を原点(基準)として、x方向と平行な直線をx軸、y方向と平行な直線をy軸とする。この場合、黒帯検出部22は、x方向に並べられた画素からなるラインのうち、画素値が閾値以下である黒い画素である黒画素が所定の数以上含まれるラインを黒ラインとし、y方向に連続して並んでいる黒ラインの列の端を検出する。
そして、黒帯検出部22は、検出された黒ラインの列の端を示す位置、つまりxy座標系における領域81−1と有効画像との境界のy座標である座標Yu、および領域81−2と有効画像との境界のy座標である座標Ydを求める。
次に、黒帯検出部22は、入力画像のラインごとに、入力画像の端から連続して並んでいる黒画素の列の端、つまり領域82−1および領域82−2と、有効画像との境界の位置を検出する。さらに、黒帯検出部22は、ラインごとに検出された境界の位置のうちの最も多い位置を、領域82−1と有効画像との境界のx座標である座標Xl、および領域82−2と有効画像との境界のx座標である座標Xrとする。
黒帯検出部22は、求めたこれらの座標Yu、座標Yd、座標Xl、および座標Xrを示す情報を、黒帯の検出結果として動き補償部23および動き補償部24に供給する。
図2のフローチャートの説明に戻り、黒帯が検出されると、ステップS13において、動き補償部23は、供給された前フレームの入力画像と、動きベクトル検出部21からの動きベクトルとを用いて動き補償を行い、前補間画像を生成する。
より詳細には、動き補償部23は、前フレームを用いて動き補償により求められる補間フレームの前補間画像上の注目画素と同じ位置の画素の画素値を求める。以下、注目画素と同じ位置にある前補間画像上の画素を前補間画素と呼ぶこととすると、例えば動き補償部23は、動きベクトルに基づいて、図3の画素54を取得し、その画素54の画素値を注目画素56に対する前補間画素の画素値とする。つまり、注目画素に対する前補間画素は、注目画素と同じ位置にある前補間画像上の画素であって、注目画素を動きベクトルの動きの分だけ移動させた位置にある前フレームの入力画像上の画素の画素値と同じ画素値を有する画素とされる。
なお、以下、注目画素を動きベクトルの動きの分だけ移動させた位置にある前フレームの画素、つまり注目画素に表示される画像上の部分が表示される前フレームの入力画像上または入力画像外における画素を前参照画素と称する。ここで、注目画素において表示される画像上の部分が前フレームにおいて入力画像外に位置する場合、入力画像外には画素は存在しないが、注目画素で表示される部分の位置が前参照画素とされる。
ステップS14において、動き補償部23は、黒帯検出部22から供給された黒帯の検出結果に基づいて、前参照画素が前フレームの入力画像上の有効領域内の画素であるか否かを判定する。例えば、前フレームの入力画像から、黒帯の検出結果により示される黒帯を除去した領域が有効領域とされ、前参照画素が有効領域内の画素であるか否かが判定される。ステップS14において、有効領域内の画素であると判定された場合、処理はステップS15に進む。
ステップS15において、動き補償部23は、前フレーム制御信号をオンし、その後、処理はステップS17に進む。つまり、動き補償部23は、画像生成部25に前フレーム制御信号を供給する。
一方、ステップS14において、有効領域内の画素ではないと判定された場合、処理はステップS16に進む。ステップS16において、動き補償部23は、前フレーム制御信号をオフし、処理はステップS17に進む。つまり、動き補償部23は、画像生成部25に前フレーム制御信号を供給しない。
例えば、図5に示すように、前フレームの入力画像111内には表示されていなかった物体112が、後フレームの入力画像113内のほぼ中央の位置に表示され、補間フレームの補間画像114では、図中、左側の端付近に表示されるとする。
この場合、補間画像114上における物体112を表示する画素が注目画素とされたときに、その注目画素に対する前参照画素は入力画像111外に位置することになる。つまり前参照画素は実際には存在しないことになる。
そのような場合、従来においては、前フレームの入力画像111上のなるべく物体112に近い位置の画素、例えば入力画像111の図中、左端の画素が前参照画素とされ、注目画素の画素値を求めるために用いられていた。
しかしながら、前参照画素とされる画素は、画像上の物体112とは全く無関係な部分が表示される画素であるため、その画素の画素値を用いて注目画素の画素値を求めると、不整合が生じ、補間画像114が破綻してしまう。つまり、前参照画素を用いて注目画素の画素値を求めても、確からしい画素値を得ることはできず、補間画像114の左端、すなわち物体112付近の領域は、精細感のない崩れた画像となってしまう。
また、例えば図6に示すように、入力画像の図中、上下の端に黒帯が設けられているとする。さらに、前フレームの入力画像141の有効領域内には表示されていなかった物体142が、後フレームの入力画像143内のほぼ中央の位置に表示され、補間フレームの補間画像144では、図中、上側の端付近に表示されるとする。
この場合、前フレームにおける物体142の位置が、入力画像141の黒帯上の位置であるとすると、補間画像144上における物体142を表示する画素が注目画素とされたときに、その注目画素に対する前参照画素は入力画像141の黒帯上に位置することになる。つまり前参照画素の画素値は、黒を表現する低い画素値となる。
そのような場合、従来においては、前参照画素の画素値がそのまま用いられ、例えば前参照画素の画素値と、注目画素に表示される物体142の部分が表示されている入力画像143上の画素(以下、後参照画素と称する)の画素値との平均値が注目画素の画素値とされていた。
しかしながら、前参照画素とされる画素は、黒帯上の黒い画素であるため、その画素の画素値を用いて注目画素の画素値を求めると、不整合が生じる。つまり、前参照画素を用いて注目画素の画素値を求めると、確からしい画素値を得ることはできず、注目画素は暗い画素となってしまう。したがって、補間画像144の上側、すなわち物体142付近の領域は暗い画像となってしまう。
このように、前参照画素が有効領域内にない場合、例えば前参照画素が入力画像の外や黒帯上に位置する場合には、前参照画素の画素値、すなわち注目画素と同じ位置にある前補間画像上の前補間画素の画素値を用いても確からしい注目画素の画素値を得ることはできない。そこで、動き補償部23は、前参照画素が有効領域内にない場合、前フレーム制御信号をオフし、前補間画像が補間画像を生成するのに用いられないようにする。
これに対して、前参照画素が有効領域内にあれば、その前参照画素の画素値、すなわち注目画素と同じ位置にある前補間画像上の前補間画素の画素値を用いて、より確からしい注目画素の画素値を得ることができる。そこで、動き補償部23は、前参照画素が有効領域内にある場合には、前フレーム制御信号をオンし、前補間画像が補間画像を生成するのに用いられるようにする。
図2のフローチャートの説明に戻り、ステップS15またはステップS16において、前フレーム制御信号がオンまたはオフされると、処理はステップS17に進む。
ステップS17において、動き補償部24は、供給された後フレームの入力画像と、動きベクトル検出部21からの動きベクトルとを用いて動き補償を行い、後補間画像を生成する。
より詳細には、動き補償部24は、後フレームを用いて動き補償により求められる補間フレームの後補間画像上の注目画素と同じ位置の画素の画素値を求める。以下、注目画素と同じ位置にある後補間画像上の画素を後補間画素と呼ぶこととすると、例えば動き補償部24は、動きベクトルに基づいて、図3の画素55を取得し、その画素55の画素値を注目画素56に対する後補間画素の画素値とする。つまり、注目画素に対する後補間画素は、注目画素と同じ位置にある後補間画像上の画素であって、注目画素を動きベクトルの動きの分だけ移動させた位置にある後フレームの入力画像上の画素の画素値と同じ画素値を有する画素とされる。
なお、以下、注目画素を動きベクトルの動きの分だけ移動させた位置にある後フレームの画素、つまり注目画素に表示される画像上の部分が表示される後フレームの入力画像上または入力画像外における画素を後参照画素と称する。
ステップS18において、動き補償部24は、黒帯検出部22から供給された黒帯の検出結果に基づいて、後参照画素が後フレームの入力画像上の有効領域内の画素であるか否かを判定する。ステップS18において、有効領域内の画素であると判定された場合、処理はステップS19に進む。
ステップS19において、動き補償部24は、後フレーム制御信号をオンし、その後、処理はステップS21に進む。つまり、動き補償部24は、画像生成部25に後フレーム制御信号を供給する。
一方、ステップS18において、有効領域内の画素ではないと判定された場合、処理はステップS20に進む。ステップS20において、動き補償部24は、後フレーム制御信号をオフし、処理はステップS21に進む。つまり、動き補償部24は、画像生成部25に後フレーム制御信号を供給しない。
ここで、後参照画素が有効領域内にない場合、例えば後参照画素が入力画像の外や黒帯上に位置する場合には、後参照画素の画素値、すなわち注目画素と同じ位置にある後補間画像上の後補間画素の画素値を用いても確からしい注目画素の画素値を得ることはできない。そこで、動き補償部24は、後参照画素が有効領域内にない場合、後フレーム制御信号をオフし、後補間画像が補間画像を生成するのに用いられないようにする。
これに対して、後参照画素が有効領域内にあれば、その後参照画素の画素値、すなわち注目画素と同じ位置にある後補間画像上の後補間画素の画素値を用いて、より確からしい注目画素の画素値を得ることができる。そこで、動き補償部24は、後参照画素が有効領域内にある場合には、後フレーム制御信号をオンし、後補間画像が補間画像を生成するのに用いられるようにする。
ステップS21において、画像生成部25は、注目画素生成処理を行い、補間処理は終了する。なお、注目画素生成処理の詳細は後述するが、この注目画素生成処理において、画像生成部25は、前フレーム制御信号および後フレーム制御信号に基づいて、前補間画素、後補間画素、および供給された入力画像を用い、注目画素を生成して出力する。
このようにして、画像処理装置11は、前フレームおよび後フレームの入力画像を用いて双方向動き補償を行い、前補間画素および後補間画素の画素値を求める。そして、画像処理装置11は、前参照画素および後参照画素が有効領域内にあるか否かに応じて、適宜、前補間画素および後補間画素を用い、注目画素を生成する。
このように、前参照画素および後参照画素の位置に応じて、適宜、前補間画素および後補間画素が注目画素の生成に用いられるようにしたり、用いられないようにしたりすることで、より確からしい注目画素を得ることができる。つまり、補間画像が破綻したり、暗くなったりすることを防止し、補間画像をより精度よく生成することができる。
特に、前参照画素または後参照画素が、入力画像の黒帯上に位置する場合であっても、前補間画素または後補間画素が、注目画素の生成に用いられないようにすることで、より精度よく補間画像を生成することができる。
次に、図7のフローチャートを参照して、図2のステップS21の処理に対応する注目画素生成処理について説明する。
ステップS51において、画像生成部25は、動き補償部23から供給された前フレーム制御信号がオンであるか否か、つまり前フレーム制御信号が供給されたか否かを判定する。
ステップS51において、前フレーム制御信号がオンであると判定された場合、ステップS52において、画像生成部25は、動き補償部24から供給された後フレーム制御信号がオンであるか否か、つまり後フレーム制御信号が供給されたか否かを判定する。
ステップS52において、後フレーム制御信号がオンであると判定された場合、前参照画素も後参照画素も有効領域内の画素であるので、ステップS53において、画像生成部25は、前補間画素および後補間画素を用いて注目画素を生成する。
例えば、画像生成部25は、前補間画素の画素値および後補間画素の画素値の平均値を求め、求められた平均値を注目画素の画素値として出力する。画像生成部25から注目画素の画素値が出力されると処理は終了する。
これに対して、ステップS52において、後フレーム制御信号がオンでないと判定された場合、つまり後フレーム制御信号がオフである場合、ステップS54において、画像生成部25は、前補間画素を注目画素として出力する。すなわち、前フレーム制御信号がオンであり、後フレーム制御信号がオフである場合、前参照画素は有効領域内の画素であるが、後参照画素は有効領域内の画素ではないので、画像生成部25は、前補間画素の画素値を注目画素の画素値として出力し、処理は終了する。
また、ステップS51において、前フレーム制御信号がオンでない、つまり前フレーム制御信号がオフであると判定された場合、ステップS55において、画像生成部25は、後フレーム制御信号がオンであるか否かを判定する。
ステップS55において、後フレーム制御信号がオンであると判定された場合、ステップS56において、画像生成部25は、後補間画素を注目画素として出力する。すなわち、前フレーム制御信号がオフであり、後フレーム制御信号がオンである場合、前参照画素は有効領域内の画素ではなく、後参照画素は有効領域内の画素であるので、画像生成部25は、後補間画素の画素値を注目画素の画素値として出力し、処理は終了する。
一方、ステップS55において、後フレーム制御信号がオンでないと判定された場合、つまり後フレーム制御信号がオフである場合、ステップS57において、画像生成部25は、入力画像を用いて注目画素を生成する。
前フレーム制御信号も後フレーム制御信号もオフである場合、前参照画素も後参照画素も有効領域内の画素ではない。そこで、例えば画像生成部25は、供給された前フレームの入力画像上の注目画素と同じ位置の画素の画素値と、後フレームの入力画像上の注目画素と同じ位置の画素の画素値との平均値を求め、その値を注目画素の画素値とする。そして、画像生成部25は、求めた平均値を注目画素の画素値として出力し、処理は終了する。
このように、画像生成部25は、前フレーム制御信号および後フレーム制御信号のオン、オフの状態に応じて、注目画素を生成する。
例えば、図8に示すように、注目画素が補間画像のどの位置であるかによって前制御信号および後制御信号のオン、オフは変化する。なお、図8において、横方向は入力画像(補間画像も含む)上の位置を示しており、縦方向は時間を示している。また、曲線171乃至曲線175のそれぞれは、前フレームの入力画像、補間フレームの補間画像、後フレームの入力画像、前フレーム制御信号、および後フレーム制御信号のそれぞれを示している。さらに、入力画像の図中、横方向の所定の範囲の有効領域R11は、有効画像が表示される有効領域を示している。
図8では、曲線174および曲線175の各位置における図中、上下方向の高さは、前フレーム制御信号および後フレーム制御信号のオン、オフを示している。すなわち、曲線174および曲線175の図中、左端の位置の高さは、前フレーム制御信号および後フレーム制御信号がオフされていることを示しており、曲線174および曲線175の高さが、オフとされる左端の位置の高さよりも高い場合、前フレーム制御信号および後フレーム制御信号はオンされていることを示している。
例えば、補間画像上の曲線172の左端の位置の画素が注目画素とされた場合、前参照画素も後参照画素も有効領域R11内の画素ではないので、前フレーム制御信号および後フレーム制御信号はともにオフされる。
そして、曲線172上において、これまで注目画素とされていた画素の図中、右側に隣接する画素が順次、注目画素とされて注目画素の画素値が求められていき、矢印G11により示される画素が注目画素とされたとする。
すると、曲線171上における前参照画素は、有効領域R11内の画素ではないが、曲線173上における後参照画素は、有効領域R11内の画素となる。なお、図8において、矢印G11乃至矢印G14のそれぞれにより示される補間画像上の画素の位置にある矢印は、前参照画素の位置および後参照画素の位置を示している。すなわち、それらの補間画像上の画素の位置にある矢印により示される曲線171上の位置、および曲線173上の位置は、注目画素に対する前参照画素および後参照画素の位置を示している。
矢印G11に示す位置の画素が注目画素とされる場合、前参照画素は有効領域R11内の画素ではないので、前フレーム制御信号はオフのままとされ、後参照画素は有効領域R11内の画素となるので、後フレーム制御信号はオンされる。
したがって、この場合、後参照画素の画素値、つまり後補間画素の画素値が注目画素の画素値として出力される。
また、矢印G12により示される画素が注目画素とされると、前参照画素も後参照画素も有効領域R11内の画素となり、前フレーム制御信号も後フレーム制御信号もオンされる。したがって、この場合、前参照画素、つまり前補間画素の画素値と、後補間画素の画素値とが用いられて注目画素の画素値が求められる。
さらに、矢印G13により示される画素が注目画素とされると、前参照画素は有効領域R11内の画素とされるが、後参照画素は有効領域R11外の画素となる。したがって、前フレーム制御信号はオンのままとされるが、後フレーム制御信号はオフされる。そして、この場合、前参照画素の画素値が注目画素の画素値として出力される。
さらに、また、矢印G14により示される画素が注目画素とされると、前参照画素も後参照画素も有効領域R11外の画素となり、前フレーム制御信号も後フレーム制御信号もオフされる。したがって、この場合、前フレームおよび後フレームの入力画像の注目画素と同じ位置の画素の画素値が用いられて注目画素の画素値が求められる。
このように、画像処理装置11では、補間画像のどの画素が注目画素とされるかによって、前フレーム制御信号および後フレーム制御信号のそれぞれがオン、オフされ、これらの信号のオン、オフの状態に応じて注目画素が生成される。つまり、前参照画素および後参照画素が有効領域内の画素であるか否かに応じて、適宜、前補間画素、後補間画素、および入力画像の画素の少なくとも何れかが用いられて注目画素が生成される。
したがって、前補間画素、後補間画素、および入力画像の画素のうち、適切な画素を用いてより確からしい注目画素を生成することができる。すなわち、補間画像が破綻したり、暗くなったりすることを防止し、補間画像をより精度よく生成することができる。
なお、以上においては、前補間画素および後補間画素の両方の画素が用いられて注目画素が生成される場合や、前フレームおよび後フレームの入力画像の画素が用いられて注目画素が生成される場合に、それらの2つの画素の画素値の平均値を注目画素の画素値とすると説明したが、それらの画素値に所定の重みが乗算されて注目画素が生成されるようにしてもよい。
また、補間フレームを生成するために用いるフレームは、補間フレームの直前および直後のフレームに限らず、時間的に何フレームか前または後のフレームであってもよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図9は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)201,ROM(Read Only Memory)202,RAM(Random Access Memory)203は、バス204により相互に接続されている。
バス204には、さらに、入出力インターフェース205が接続されている。入出力インターフェース205には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部206、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部207、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記録部208、ネットワークインターフェースなどよりなる通信部209、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア211を駆動するドライブ210が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU201が、例えば、記録部208に記録されているプログラムを、入出力インターフェース205及びバス204を介して、RAM203にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU201)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア211に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア211をドライブ210に装着することにより、入出力インターフェース205を介して、記録部208にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部209で受信し、記録部208にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM202や記録部208に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した画像処理装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 補間処理を説明するフローチャートである。 動きベクトルについて説明する図である。 黒帯について説明する図である。 前フレーム制御信号のオン、オフについて説明する図である。 前フレーム制御信号のオン、オフについて説明する図である。 注目画素生成処理を説明するフローチャートである。 注目画素の生成について説明する図である。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11 画像処理装置, 21 動きベクトル検出部, 22 黒帯検出部, 23 動き補償部, 24 動き補償部, 25 画像生成部

Claims (5)

  1. 入力画像の所定のフレームとは時間的に異なる新たなフレームである補間フレームの補間画像を生成する画像処理装置であって、
    前記補間フレームに対して時間的に直前にある前フレームの入力画像および動きベクトルを用いて動き補償を行い、前記補間フレームの画像として前補間画像を生成する前動き補償手段と、
    前記補間フレームに対して時間的に直後にある後フレームの入力画像および動きベクトルを用いて動き補償を行い、前記補間フレームの画像として後補間画像を生成する後動き補償手段と、
    これから生成しようとしている前記補間画像上の注目している注目画素を動きベクトルにより示される移動量だけ移動させた位置の前記前フレームの入力画像の前参照画素が、前記入力画像上の有効な画像が表示される有効領域内にあり、かつ前記注目画素を動きベクトルにより示される移動量だけ移動させた位置の前記後フレームの入力画像の後参照画素が前記有効領域内にない場合、前記前参照画素と同じ画素値の前補間画素であって、前記注目画素と同じ位置にある前記前補間画像の前補間画素の画素値を、前記注目画素の画素値として出力し、
    前記前参照画素が前記有効領域内になく、かつ前記後参照画素が前記有効領域内にある場合、前記後参照画素と同じ画素値の後補間画素であって、前記注目画素と同じ位置にある前記後補間画像の後補間画素の画素値を、前記注目画素の画素値として出力し、
    前記前参照画素が前記有効領域内になく、かつ前記後参照画素が前記有効領域内にない場合、前記前フレームの入力画像の前記注目画素と同じ位置の画素の画素値と、前記後フレームの入力画像の前記注目画素と同じ位置の画素の画素値との平均値を、前記注目画素の画素値として出力する
    画像生成手段と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記画像生成手段は、前記前参照画素が前記有効領域内にあり、かつ前記後参照画素が前記有効領域内にある場合、前記前補間画素の画素値と、前記後補間画素の画素値とを用いて前記注目画素の画素値を求める
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記入力画像から、前記有効な画像が表示されない黒い領域である黒帯を検出する黒帯検出手段をさらに備え、
    前記入力画像上の前記黒帯に囲まれる領域が前記有効領域とされる
    請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 入力画像の所定のフレームとは時間的に異なる新たなフレームである補間フレームの補間画像を生成する画像処理方法であって、
    前記補間フレームに対して時間的に直前にある前フレームの入力画像および動きベクトルを用いて動き補償を行い、前記補間フレームの画像として前補間画像を生成する前動き補償ステップと、
    前記補間フレームに対して時間的に直後にある後フレームの入力画像および動きベクトルを用いて動き補償を行い、前記補間フレームの画像として後補間画像を生成する後動き補償ステップと、
    これから生成しようとしている前記補間画像上の注目している注目画素を動きベクトルにより示される移動量だけ移動させた位置の前記前フレームの入力画像の前参照画素が、前記入力画像上の有効な画像が表示される有効領域内にあり、かつ前記注目画素を動きベクトルにより示される移動量だけ移動させた位置の前記後フレームの入力画像の後参照画素が前記有効領域内にない場合、前記前参照画素と同じ画素値の前補間画素であって、前記注目画素と同じ位置にある前記前補間画像の前補間画素の画素値を、前記注目画素の画素値として出力し、
    前記前参照画素が前記有効領域内になく、かつ前記後参照画素が前記有効領域内にある場合、前記後参照画素と同じ画素値の後補間画素であって、前記注目画素と同じ位置にある前記後補間画像の後補間画素の画素値を、前記注目画素の画素値として出力し、
    前記前参照画素が前記有効領域内になく、かつ前記後参照画素が前記有効領域内にない場合、前記前フレームの入力画像の前記注目画素と同じ位置の画素の画素値と、前記後フレームの入力画像の前記注目画素と同じ位置の画素の画素値との平均値を、前記注目画素の画素値として出力する
    画像生成ステップと
    を含む画像処理方法。
  5. 入力画像の所定のフレームとは時間的に異なる新たなフレームである補間フレームの補間画像を生成する画像処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    前記補間フレームに対して時間的に直前にある前フレームの入力画像および動きベクトルを用いて動き補償を行い、前記補間フレームの画像として前補間画像を生成する前動き補償ステップと、
    前記補間フレームに対して時間的に直後にある後フレームの入力画像および動きベクトルを用いて動き補償を行い、前記補間フレームの画像として後補間画像を生成する後動き補償ステップと、
    これから生成しようとしている前記補間画像上の注目している注目画素を動きベクトルにより示される移動量だけ移動させた位置の前記前フレームの入力画像の前参照画素が、前記入力画像上の有効な画像が表示される有効領域内にあり、かつ前記注目画素を動きベクトルにより示される移動量だけ移動させた位置の前記後フレームの入力画像の後参照画素が前記有効領域内にない場合、前記前参照画素と同じ画素値の前補間画素であって、前記注目画素と同じ位置にある前記前補間画像の前補間画素の画素値を、前記注目画素の画素値として出力し、
    前記前参照画素が前記有効領域内になく、かつ前記後参照画素が前記有効領域内にある場合、前記後参照画素と同じ画素値の後補間画素であって、前記注目画素と同じ位置にある前記後補間画像の後補間画素の画素値を、前記注目画素の画素値として出力し、
    前記前参照画素が前記有効領域内になく、かつ前記後参照画素が前記有効領域内にない場合、前記前フレームの入力画像の前記注目画素と同じ位置の画素の画素値と、前記後フレームの入力画像の前記注目画素と同じ位置の画素の画素値との平均値を、前記注目画素の画素値として出力する
    画像生成ステップと
    を含むプログラム。
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