JP5065936B2 - 半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents

半導体発光素子及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体発光素子及びその製造方法に関する。
従来、成長用基板上に成長させた発光層を含む半導体層を、金属層を介して支持基板に貼り替え、光取り出し面の反対方向に放出された光を金属層で反射させて光取り出し面に導くようにした構造が知られている(例えば特許文献1)。このような反射型半導体発光素子においては、反射構造部分での反射率が、輝度を向上させるための要因の一つであり、その反射率をより高めることが求められる。
特開2004−104086号公報
本発明は、輝度の向上が図れる半導体発光素子及びその製造方法を提供する。
本発明の一態様によれば、支持基板と、発光層を含み、第1の面とその反対側の第2の面を有する半導体層と、前記第2の面に選択的に設けられたコンタクト層と、前記第2の面に前記コンタクト層と離間して設けられ、前記コンタクト層よりも厚く形成された絶縁膜と、前記コンタクト層と前記絶縁膜との間に設けられた高反射材料層と、前記コンタクト層前記絶縁膜、及び前記高反射材料層と、前記支持基板との間に設けられた金属層と、を備え、前記高反射材料層は、前記金属層における前記絶縁膜側の部分よりも、前記発光層から放出される光に対する反射率が高いことを特徴とする半導体発光素子が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、基板上に設けられた発光層を含む半導体層の表面上に、半導体を含むコンタクト層を選択的に形成する工程と、前記半導体層の表面上に、前記コンタクト層を覆って絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜を選択的に除去し、前記コンタクト層を露出させ、前記コンタクト層の周囲の前記半導体層の表面を露出させる工程と、前記コンタクト層の周囲の前記半導体層の表面上に、高反射材料層を形成する工程と、前記絶縁膜前記コンタクト層と前記高反射材料層を覆う金属層を形成する工程と、前記金属層に支持体を貼り合わせた後、前記基板を除去する工程と、を備えたことを特徴とする半導体発光素子の製造方法が提供される。
本発明によれば、輝度の向上が図れる半導体発光素子及びその製造方法が提供される。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の断面構造を模式的に示す断面図である。図2は、図1におけるA部の拡大図である。
本実施形態に係る半導体発光素子は、発光層(活性層)4bを含む半導体層と、支持基板12とを、金属層11、13を介して貼り合わせた構造を有する。この半導体発光素子においては、支持基板12とは反対側の、図1において上側から光が取り出される。
発光層4bとしては、例えばInGaAlP系の多重量子井戸構造を用いることができる。発光層4bは、これよりもバンドギャップの大きいn型クラッド層4a及びp型クラッド層4cで挟まれている。
n型クラッド層4aの上には上部電流拡散層3が設けられ、p型クラッド層4cの下には下部電流拡散層5が設けられている。上部電流拡散層3及び下部電流拡散層5は、例えばInGaAlPからなり、ボンディングパッド15及び支持基板12の裏面に形成された裏面電極(p側電極)14を介して供給される電流を面方向に拡散させる機能を有する。
上部電流拡散層3の上には、例えばn型GaAsを含むコンタクト層2を介して、金属材料を含むボンディングパッド15が設けられている。ボンディングパッド15には、図示しない外部回路と接続するためのワイヤが接続される。
下部電流拡散層5と金属層11との間には、コンタクト層6と絶縁膜8が設けられている。図3に、コンタクト層6と絶縁膜8との平面レイアウトの一例を示す。
下部電流拡散層5の下面(p型クラッド層4cとの界面とは反対側の面)は略平坦な面であり、その面に複数のコンタクト層6が選択的に形成されている。絶縁膜8は、下部電流拡散層5の下面におけるコンタクト層6に重ならない位置に形成されている。すなわち、発光層4bを含む半導体層における、コンタクト層6及び絶縁膜8が形成された面は略平坦である。
図3に示すように、絶縁膜8には選択的に複数の開口8aが形成され、その各開口8a内に1つのコンタクト層6が位置している。なお、図3に示す例では、各コンタクト層6の平面形状は四角形であるが、これに限らず、例えば円形状、多角形形状などであってもよい。
コンタクト層6は、例えばGaAsからなり、下部電流拡散層5及び金属層11に接し、それら両者間の電気的接続にオーミック性を持たせる。
絶縁膜8は、発光層4bから上部電流拡散層3側の光取り出し面とは反対側に放出された光を光取り出し面側に反射させる反射層として機能し、その絶縁膜8としては、発光層4bを含む半導体層よりも屈折率の低い、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜などを用いることができる。
支持基板12において、金属層11に貼り合わせられる側の主面上には金属層13が形成され、その金属層13と金属層11とが貼り合わせられる。
支持基板12は、ボンディングパッド15と裏面電極14との間の導通を確保するため導電性を有する。例えば、支持基板12として、安価で加工も容易なシリコン基板を用いることができる。ここで、他の代替可能な基板材料として、Ge、InP、GaP、GaAs、GaN、SiCなどが挙げられる。
ボンディングパッド15及び裏面電極14を介して、発光層4bに電流を注入すると発光層4bから光が放出される。発光層4bから、光取り出し面側に放出された光は光取り出し面から素子外部に取り出される。発光層4bから、光取り出し面の反対側に向けて放出された光は、半導体層(下部電流拡散層5)と絶縁膜8との界面で、光取り出し面側に反射されて素子外部に取り出される。
次に、図4〜6を参照して、本実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の一例について説明する。なお、図4〜6では、図1に示す発光層4b、クラッド層4a及び4cをまとめて発光層4として示している。
まず、図4(a)に表すように、基板1上に、コンタクト層2、電流拡散層3、発光層4、電流拡散層5、コンタクト層6を順にエピタキシャル成長させる。基板1は、上記各層の良好なエピタキシャル成長に適したものが用いられ、例えば、InGaAlP系発光素子の場合には、GaAsを用いることができ、GaN系発光素子の場合には、サファイアやSiCを用いることができる。
次に、図4(b)に示すように、コンタクト層6の上に形成した例えばシリコン酸化膜などのマスク7を用いて、コンタクト層6を選択的にエッチングし、これにより、図4(c)に示すように、コンタクト層6が島状にパターニングされる。同図では1つのコンタクト層6しか図示していないが、電流拡散層5上には複数の島状のコンタクト層6が所定ピッチで残される。電流拡散層5はエッチングされないため、コンタクト層6のパターニングにより電流拡散は阻害されない。
次に、図5(a)に示すように、コンタクト層6を覆うように電流拡散層5上に絶縁膜8を形成した後、マスク9を用いてコンタクト層6上の絶縁膜8をエッチング除去し、図5(b)に示すように、コンタクト層6を露出させる。この絶縁膜8のエッチングにより形成される開口8aが、図3に示す開口8aに対応する。
絶縁膜8は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法で形成されたシリコン酸化膜である。あるいは、他の代替可能な絶縁膜材料として、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜などを用いることもできる。また、絶縁膜8は、蒸着法、スパッタリング法などでも形成することができる。
次に、図5(c)に示すように、コンタクト層6及び絶縁膜8を覆うように、金属層11を形成する。コンタクト層6と、金属層11とがオーミック接続する。このようにして得られた構造体に対して支持体が貼り合わせられる。
支持体は、図6(a)に示すように、支持基板12とこの一方の面に形成された金属層13とを有する。また、金属層11、金属層13は金(Au)を含む材料からなることが望ましい。
この後、発光層4を含む半導体層のエピタキシャル成長に用いた基板1を、例えばウェットエッチングにより除去する(図6(b))。本実施形態のようにInGaAlPなど四元系の場合は、通常、発光層4を含む半導体層のエピタキシャル成長に好適な基板(例えばGaAs基板)は、発光層4から放出される光に対する吸収が大きく、そのような基板が光取り出し面側から除去されることで、素子外部への光取り出し効率が向上する。
この後、図6(c)に示すように、光取り出し面側の電流拡散層3の表面に形成されたコンタクト層2を選択的にエッチング除去してパターニングし、残されたコンタクト層2の上にボンディングパッド15を形成し、さらに、支持基板12の裏面に裏面電極14を形成する。
発光層から放出された光を絶縁膜で全反射させる構造を有する反射型半導体発光素子において、比較例としての図11(a)に示すように、発光層を含む半導体層25の全面にわたってコンタクト層6を設けた後、コンタクト層6をパターニングせずに全面に残したまま、その上に絶縁膜8を形成することも考えられる。この場合も、コンタクト層6と金属層11とのオーミック接続を確保しなければならないため、図11(b)に示すように絶縁膜8に開口を形成してコンタクト層6を選択的に露出させる。
この比較例の構造では、発光層を含む半導体層25と絶縁膜8との間の、面方向にわたる全面にコンタクト層6が存在しているため、発光層から絶縁膜8側に放出された光は、図11(b)において経路aで示すように、コンタクト層6を透過してから絶縁膜8で反射し、再度コンタクト層6を透過して光取り出し面側に向かう。このため、絶縁膜8で反射される光はコンタクト層6を2回通過することになる。
発光層を含む半導体層25と金属層11との良好なオーミック接続を確保するために好適なコンタクト層6の材料は、一般に、発光層から放出される光に対する吸収が大きい。例えば、発光層としてInGaAlP、コンタクト層6としてGaAsを用い、発光層から波長630(nm)の光が発光される場合、その波長での吸収係数は、発光層では319(mm−1)であるのに対して、コンタクト層6では2823(mm−1)と大きいため、比較例のように半導体層25と絶縁膜8との間の全面にコンタクト層6があると、絶縁膜8側に放出された光はコンタクト層6での吸収が支配的となり、このコンタクト層6での光吸収により輝度が低下してしまう。
これに対して、上述した本実施形態に係る半導体発光素子では、コンタクト層6を選択的に形成し、そのコンタクト層6に重ならない位置に絶縁膜8を形成することで、絶縁膜8と半導体層(電流拡散層5)との間に、発光層から放出される光に対する吸収が大きいコンタクト層6が存在しない構造となっている。
発光層への電流注入効率を考えると、最小限必要なコンタクト層6の全面積が決定され、そのコンタクト面積を確保しつつ、それ以外の部分に絶縁膜8を設けることで、コンタクト層6での光吸収を極力抑えつつ、コンタクト層6を介しない絶縁膜8での反射面積を増大させて反射効率を高め、結果として輝度を向上させることができる。
反射層として絶縁膜を用いると、金属を用いた場合よりも光の反射率を高くすることができる。例えばシリコン酸化膜を絶縁膜8とすることにより、全反射を得ることができ、光線入射半球体積割合90%の領域では理論的には100%の反射率を得ることができる。
比較例のようにコンタクト層6を全面に形成した場合に対する、コンタクト層6の面積比が6%となるように本実施形態の構造を有するサンプル品(コンタクト層6と絶縁膜8の開口内縁端との間隔は2.5(μm))を試作し、比較例と輝度の比較をしたところ、本実施形態の構造を有するサンプル品では、比較例に対して約2倍の輝度が得られた。
発光層の全面にわたって均一に効率的な電流注入を行うために、コンタクト層6は面方向に均一に存在することが望ましい。ただし、ボンディングパッド15の下は光取り出し面として機能せず、その下の発光層への電流注入効率を高めても光取り出し効率、すなわち輝度にはそれほど貢献しないため、図1に示す例では、ボンディングパッド15の下にはコンタクト層6を設けていない。
上記で説明した実施形態では、コンタクト層6と電流拡散層5との界面、および絶縁膜8と電流拡散層5との界面は略面一であり、絶縁膜8はコンタクト層6よりも厚いため、絶縁膜8はコンタクト層6よりも金属層11側に突出している。しかし、この構造に限らず、図7に示すように、コンタクト層6が絶縁膜8よりも厚く、コンタクト層6の方が絶縁膜8よりも金属層11側に突出していてもよい。
金属層11は、コンタクト層6と絶縁膜8を形成した後、それら両者を覆って形成されるため、金属層11はコンタクト層6と絶縁膜8との段差を反映させた形状に形成される。図1及び図2に示すように、コンタクト層6が絶縁膜8に対して凹んでいると、金属層11において、コンタクト層6の下の部分はコンタクト層6側に凹み、絶縁膜8の下の部分は金属層13側に突出する。逆に、図7に示すように、コンタクト層6が絶縁膜8に対して突出していると、金属層11は、コンタクト層6の部分で金属層13側に突出する。
なお、コンタクト層6と絶縁膜8との膜厚を同じとした場合には金属層11にはほとんど凹凸が形成されず、金属層11と金属層13とを広い面積で良好に貼り合わせることができるが、コンタクト層6と絶縁膜8とを同じ半導体層表面上における重ならない位置に同じ膜厚で形成するには高精度なプロセスの制御性が要求される。これに対して、コンタクト層6に対して絶縁膜8を突出させた構造とすれば、簡易なプロセスでもって良好な圧着状態を得ることができる。また、絶縁膜8をコンタクト層6に対して突出させた構造とした場合、貼り合わせ時の圧力が絶縁膜8を介してウェーハに伝わるため、ウェーハにかかる圧力を緩和することができる。
次に、図8及び図9は、本実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の他の具体例を示す。
この具体例では、電流拡散層5の全面にコンタクト層6を形成した後、そのコンタクト層6の全面にさらにキャップ層21を形成し、その後、同じマスクを用いてコンタクト層6及びキャップ層21を選択的にエッチングする、もしくはキャップ層21を選択的にエッチングした後にキャップ層21をマスクにコンタクト層6を選択的にエッチングすることにより、図8(a)に示すようにパターニングされたコンタクト層6の上にキャップ層21が設けられた構造が得られる。
キャップ層21は、コンタクト層6及び絶縁膜8に対してエッチング選択性を有し、例えば、コンタクト層6がGaAs、絶縁膜8がシリコン酸化膜の場合には、キャップ層21としてシリコン窒化膜、InGaPなどを用いることができる。
次に、図8(b)に示すように、キャップ層21ごとコンタクト層6を覆うように、電流拡散層5上に絶縁膜8を形成した後、図8(c)に示すように、絶縁膜8をキャップ層21の途中までエッチバックする。この時、キャップ層21と絶縁膜8とがほぼ同じエッチングレートで加工されることが重要である。例えば、絶縁膜8がシリコン酸化膜、キャップ層21がシリコン窒化膜の場合、CF、SF、CHF、Oなどのガス系を用いたRIE(Reactive Ion Etching)加工が有効である。
その後、キャップ層21を選択的に除去することで、図9(a)に示すように、絶縁層8よりもコンタクト層6が凹んだ状態でコンタクト層6上面が露出された構造が得られる。
その後、図9(b)に示すように、コンタクト層6及び絶縁膜8を覆うように金属層11を形成した後、図9(c)に示すように、金属層11と金属層13とを貼り合わせる。その後、前述した図6(b)以降と同様の工程が行われていく。
また、本具体例では、絶縁膜8はその全面を単にエッチバックするだけであり、絶縁膜8のパターニングは行っていない。したがって、絶縁膜8のパターニング時に用いるエッチングマスクの位置ずれに起因するコンタクト層6側面と絶縁膜8との間のクリアランスをゼロにすることができる。
コンタクト層6側面と絶縁膜8との間のクリアランスには、図6(c)に示すように金属層11が設けられ、その部分では絶縁膜8ではなく金属層11が反射層として機能する。コンタクト層6側面と絶縁膜8との間にクリアランスが無い場合とある場合とでコンタクト層6の面積を同じとした場合は、そのクリアランスの存在は、実質的に絶縁膜8の面積を縮小することになるため、そのクリアランスが小さいほど、金属層11よりも高い反射率が得られる絶縁膜8での反射面積を大きくして輝度を向上させることが期待できる。
コンタクト層6のパターニング時、エッチング面方位依存性に起因して、一般にコンタクト層6の断面形状は図10に示すようにメサ形状になる傾向にある。図5(a)、(b)のプロセスによれば、絶縁膜8は、そのコンタクト層6を覆って形成された後、その絶縁膜8におけるコンタクト層6の上の部分が選択的に除去されてコンタクト層6が露出されるが、このとき、図10において1点鎖線で示す位置Aにまでしか絶縁膜8が除去されず、コンタクト層6のテーパ面6a上の絶縁膜8が残ってしまうと、絶縁膜8の上面に突起50が形成されてしまう。この突起50があると、絶縁膜8の上に形成される金属層11と、支持基板12に形成された金属層13との貼り合わせ不良を発生させる要因となり、好ましくない。
したがって、絶縁膜8がコンタクト層6のテーパ面6a上に残らないように、絶縁膜8を、コンタクト層6のテーパ下端より広く、例えば図10において2点鎖線で示す位置Bまでエッチングする必要がある。
コンタクト層6とその周囲を囲む絶縁膜8との間隔(クリアランス)の必要幅は、コンタクト層6のエッチング形状にて規定される。図10のようにコンタクト層6がメサ形状に形成される場合では、前述したようにテーパ面6a上に絶縁膜8が残るのは望ましくないことから、コンタクト層6のテーパ面6aの幅(テーパ上端とテーパ下端との間の面方向距離)が上記クリアランスの最低必要幅である。コンタクト層6の側面が下地層の主面に対して略垂直となる形状の場合には、絶縁膜8の面積をより大きくして反射率を高める観点から、上記クリアランスはゼロとするのが望ましい。実際の製造では、プロセス制御性、バラツキなども考慮して上記クリアランスを決定する必要があり、本発明者等が検討した結果、クリアランスの最低必要幅は0以上10マイクロメートル以下にすればよいとの知見を得るに至った。
また、本発明者等は、前述したコンタクト層6を選択的に形成したデバイス構造での電流分布シミュレーションを行ったところ、発光層においてコンタクト層6の直上部分(コンタクト層6に対向する部分)で電流密度が高くなるとの結果が得られた。具体的には、コンタクト層6直上の発光層を中心として、コンタクト層幅の1.85倍程度の範囲において、発光層の電流密度が、他領域より高い結果となった。
電流密度の高い領域は発光量が大きい領域である。その発光量が大きい領域を図12において主発光領域100として模式的に示す。その主発光領域100から絶縁膜8側に放出された光が、絶縁膜8と半導体層(電流拡散層5)との界面で全反射する条件は、例えば、絶縁膜8がSiO、電流拡散層5がInGaAlPの場合、上記界面に対する光の入射角が26°(臨界角)以上の場合である。
その臨界角以上の入射角で上記界面に入射した光はその界面で全反射するが、主発光領域100からの光に対して、上記界面のすべての部分で全反射が得られるとは限らない。すなわち、主発光領域100から放出された光で、最短経路にて絶縁膜8に到達する光成分は、上記界面に対して垂直な光成分であることから、絶縁膜8においてコンタクト層6に近い部分(主発光領域100に対向する部分)では、臨界角より小さい角度での入射となる光成分が多くなる。その臨界角より小さい角度で絶縁膜8に入射した光は、図12において矢印で模式的に示すように、絶縁膜8を透過して絶縁膜8の下に設けられた金属層11で反射する。すなわち、コンタクト層6の周辺部分では、主発光領域100から放出された光は絶縁膜8で全反射せず、絶縁膜8を透過してその下の金属層11で反射することになり、反射効率の低下による輝度低下が懸念される。
そこで、図13に示す本発明の第2の実施形態では、主発光領域100から放出された光を全反射しにくい、コンタクト層6の周辺部分には絶縁膜8を形成せずに、その部分に高反射材料31を設けている。図13(a)はコンタクト層6及びその周辺部分の断面構造を示し、図13(b)はコンタクト層6と高反射材料31との平面配置関係を示す。
ここで、金属層11は、発光層4を含む半導体構造部分を支持基板に貼り合わせる際の接着を担い、例えばTi、Pt、Auを積層した構造を有する。その金属層11において絶縁膜8との接着面側には、絶縁膜8との良好な密着性を確保するため例えばTiが用いられる。一方、金属層11において、前述した図6(a)の工程にて支持基板12側の金属層13と圧着される部分には、その金属層13との間でAuどうしの接合を行うためAuが用いられる。
コンタクト層6の周辺部分に絶縁膜8を形成しないことで、コンタクト層6と絶縁膜8との間にはクリアランスが形成される。したがって、前述した図5(c)の工程にて絶縁膜8及びコンタクト層6を覆うように金属層11を形成すると、上記クリアランスに金属層11が入り込んで形成される。このとき、前述した構造の金属層11を形成すると絶縁膜8側にTiが用いられることから、金属層11において電流拡散層5と接する部分はTiとなる。
Tiは絶縁膜8および半導体層との密着性は良好である。しかし、Tiは、例えばInGaAlP系の発光層4から放出される波長630〜640nm程度の光に対する反射率は0.333と低い。
そこで、本実施形態では、絶縁膜8とコンタクト層6間のクリアランス部分に高反射材料31を設けている。高反射材料31は少なくとも電流拡散層5に接する。この高反射材料31は、金属層11において絶縁膜8(の裏面8b)に接する部分(Ti)よりも、発光層4から放出される光に対する反射率が高い材料から形成されている。高反射材料31としては、AuZn(発光層4から放出される光に対する反射率は0.896)、Au(発光層4から放出される光に対する反射率は0.97)、ITOをはじめとする透明電極材料などを一例として挙げることができる。
このように本実施形態によれば、主発光領域100から、光取出面の反対側に放出された光は、コンタクト層6の周辺部分では高反射材料31によって反射され、入射角が臨界角以上となる光成分の到達が多くなる部分では絶縁膜8によって全反射される。この結果、発光量が大きい領域である主発光領域100から放出された光の、光取出面側への光反射量を増大させて、輝度を向上できる。
コンタクト層6と絶縁膜8との間に形成するクリアランスの幅、すなわち絶縁膜8がなく高反射材料31を設ける範囲は適切に設計する必要がある。絶縁膜8での全反射が得られる領域にまで必要以上に高反射材料31を形成することは、反射光量の低減につながる。したがって、高反射材料31は、絶縁膜8での全反射の効果が期待できない必要最小限の領域(幅)にとどめる必要がある。
本発明者等が検討した結果、コンタクト層6を中心としてその周囲に高反射材料31を形成する範囲(高反射材料31の幅)bは、コンタクト層6の幅aの2倍以下であれば、絶縁膜8での全反射が得られない部分での光反射を高反射材料31で補いつつ、反射面全体の大部分の面積を占める絶縁膜8での全反射効果を最大限に利用して、輝度の向上に効果的であるとの知見を得るに至った。より具体的には、現状のデバイス設計、プロセス制御性、バラツキなどを考慮して、高反射材料31の幅(コンタクト層6と絶縁膜8との間のクリアランス幅)は、10マイクロメートル以下とするのが望ましいとの知見を得るに至った。
次に、図14は、図13に示す構造の製造方法の一例を示す。
本実施形態においても、前述した図4(a)〜図5(a)の工程を経て、コンタクト層6を覆うように電流拡散層5上に絶縁膜8を形成した後、図14(a)に示すように、マスク9を用いて絶縁膜8を選択的にエッチング除去し、コンタクト層6を露出させる。さらに、このエッチングにより、コンタクト層6周辺部分の絶縁膜8も除去されて、コンタクト層6と絶縁膜8との間にクリアランスcが形成される。
次に、絶縁膜8上にマスク9を形成した状態のまま、例えば蒸着法にて高反射材料31を形成する。これにより、図14(b)に示すように、マスク9上、コンタクト層6上、およびクリアランスcに露出している電流拡散層5上に高反射材料31が形成される。
次に、マスク9をその上に形成された高反射材料31と共に絶縁膜8上から除去する(リフトオフ)。高反射材料31は、図14(c)に示すように、絶縁膜8とコンタクト層6との間(クリアランスc)における電流拡散層5上の部分、およびコンタクト層6上の部分に残される。なお、図14に示す例では、コンタクト層6上の高反射材料31はそのまま残しているが、例えばエッチングにより除去してもよい。
次に、図14(d)に示すように、絶縁膜8、高反射材料31およびコンタクト層6を覆うように、金属層11を形成する。以降、図6を参照して前述した実施形態と同様、金属層11と金属層13との圧着により支持基板12が貼り合わせられた後、発光層4を含む半導体層のエピタキシャル成長に用いた基板1を除去する。さらに、光取出面側のコンタクト層2の加工や、ボンディングパッド15の形成、支持基板12の裏面に裏面電極14を形成する工程等が行われて本実施形態に係る半導体発光素子が得られる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、それらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
各構成要素の材料は上記で挙げたものに限定されるものではなく、他の材料を用いてもよい。例えば、発光層としてはGaN系材料を用いてもよく、また、発光層の材料に応じて、コンタクト層もGaAs、AlGaAs、AlGaN、GaNなどを適宜選択して用いることができる。
p側電極としては、支持基板12の裏面に裏面電極14を設ける代わりに、金属層13の上に絶縁膜8や発光層を含む半導体層を設けない領域を設け、その領域における金属層13上にボンディングパッドを設けてもよい。この場合、支持基板12は導電性を有していなくてもよい。また、発光層を含む半導体層に上部電流拡散層及び下部電流拡散層を必ずしも設けなくてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の断面構造を模式的に示す断面図。 図1におけるA部の拡大図。 同実施形態に係る半導体発光素子におけるコンタクト層と絶縁膜との平面レイアウトの一例を示す拡大模式平面図。 本発明の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の一例を示す模式図。 図4に続く工程を示す模式図。 図5に続く工程を示す模式図。 本実施形態に係る半導体発光素子において絶縁膜よりもコンタクト層の方が厚い具体例を示す模式図。 本発明の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の他の具体例を示す模式図。 図8に続く工程を示す模式図。 コンタクト層と、絶縁膜の開口内縁端との位置関係を説明するための模式図。 コンタクト層が全面にわたって形成された比較例に係る半導体発光素子の要部断面を模式的に示す拡大断面図。 コンタクト層直上の主発光領域から放出された光に対しては、コンタクト層周辺の絶縁膜での全反射が起こりにくいことを説明するための模式図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体発光素子の要部構造を示す模式図。 図13に示す半導体発光素子の製造方法の一例を示す模式図。
符号の説明
1…基板、3…電流拡散層、4a,4c…クラッド層、4b…発光層、5…電流拡散層、6…コンタクト層、8…絶縁膜、8a…開口、11…金属層、12…支持基板、13…金属層、21…キャップ層、31…高反射材料

Claims (6)

  1. 支持基板と、
    発光層を含み、第1の面とその反対側の第2の面を有する半導体層と、
    前記第2の面に選択的に設けられたコンタクト層と、
    前記第2の面に前記コンタクト層と離間して設けられ、前記コンタクト層よりも厚く形成された絶縁膜と、
    前記コンタクト層と前記絶縁膜との間に設けられた高反射材料層と、
    前記コンタクト層前記絶縁膜、及び前記高反射材料層と、前記支持基板との間に設けられた金属層と、
    を備え、
    前記高反射材料層は、前記金属層における前記絶縁膜側の部分よりも、前記発光層から放出される光に対する反射率が高いことを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記絶縁膜は前記コンタクト層よりも厚く且つ前記金属層側に突出していることを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  3. 前記開口部の幅と前記コンタクト層の幅の和は、前記コンタクト層の幅の2倍以下であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の半導体発光素子。
  4. 前記高反射材料層は、AuZn、AuおよびITOの少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
  5. 前記金属層は、
    前記コンタクト層と前記絶縁膜と前記高反射材料層と接し、これらを覆う第1の金属層と、
    前記第1の金属層の上に設けられた第2の金属層と、を有し、
    前記第1の金属層は、前記コンタクト層と前記絶縁膜と前記高反射材料層が設けられた側からTi、Pt、Auを順に積層した積層構造であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
  6. 基板上に設けられた発光層を含む半導体層の表面上に、半導体を含むコンタクト層を選択的に形成する工程と、
    前記半導体層の表面上に、前記コンタクト層を覆って絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜を選択的に除去し、前記コンタクト層を露出させ、前記コンタクト層の周囲の前記半導体層の表面を露出させる工程と、
    前記コンタクト層の周囲の前記半導体層の表面上に、高反射材料層を形成する工程と、
    前記絶縁膜と前記コンタクト層と前記高反射材料層を覆う金属層を形成する工程と、
    前記金属層に支持体を貼り合わせた後、前記基板を除去する工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
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