JP5065316B2 - 車両用盗難警報装置制御アダプタ - Google Patents
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Description
また、正規の手段であるセキュリティ装置からの操作やキーレスエントリーからの操作による開錠が行われた場合には車両用盗難警報装置のアーム状態を解除して不要な警報の発生を抑え、ピッキング等による開錠の場合はアーム状態のまま警報を発するようにする車両用盗難警報装置も提案されている(特開特開2007−15598号公報、特許文献2)。
そこで、本発明は、既存の車両用盗難警報装置に後付で簡単に接続することにより、キーレスエントリー制御装置と車両用盗難警報装置とを連動させることができ、保安上の問題および操作性の問題を解決すると同時にコスト負担を軽減し、施錠状態がキーレスエントリーによる正規動作により施錠又は開錠されたかを正確に判定して盗難警報装置の誤作動を防止する車両用盗難警報装置制御アダプタを提供することを目的とする。
図1は、本発明にかかる車両用盗難警報装置制御アダプタを用いた車両用盗難警報システムの要部を概略的に示したブロック図である。
本発明にかかる車両用盗難警報装置制御アダプタ(以下、「アダプタ」という。)30は、車両に装備されたキーレスエントリー制御装置10と当該車両に搭載され盗難を防止するための盗難警報装置20とを連動させる機能を有する。先ず、一般的なキーレスエントリーシステムと盗難警報システムの概要について説明し、次に、アダプタ30の内部の処理部について詳細に説明する。
盗難警報システムとしては、米国のDIRECTED ELECTRONICS社が提供する「CLIFFORD(登録商標)セキュリティーシステム」を採用することができる。
しかしながら、盗難警報装置20は後付されることが多く、車両に装備されるキーレスエントリー制御装置10が後付される盗難警報装置20と機能連携するように製造されることは少ない。そのため、後付で盗難警報装置20を車両に装備する場合には、ドアロック用とは別の専用リモコン(携帯機)を設け、盗難警報装置20に専用リモコンから送信されてくる警備状態(アーム)、非警備状態(ディサーム)の命令信号に基づいて、セキュリティモードの設定や解除を行うようにしている。本発明にかかるアダプタ30を採用すれば、キーレス用携帯機11による施錠/開錠に盗難警報装置20を連動させてアーム/ディサームの命令を発信するため、専用リモコンの携帯が不要になる。
図1に示すように、アダプタ30は、キーレスエントリーのリモコン操作による施錠状態を検出する検出手段31と、施錠状態の検出情報を記憶する記憶手段32と、施錠状態がキーレスエントリーによる正規動作により施錠又は開錠されたかを判定する判定手段33と、その判定結果が正規の施錠の場合は盗難警報装置20に警備状態(アーム)に移行する命令を発信し、判定結果が正規の開錠の場合は盗難警報装置20に非警備状態(ディサーム)に移行する命令を発信する命令手段34を備えている。このため、アダプタ30は、盗難警報装置20に後付で簡単に接続でき、キーレスエントリー制御装置10と盗難警報装置20とを連動させることができる。
図2に示すように、ステップS10ではエンジンの状態又はIGの状態についての判断がなされ、この判断が「オフ」の時にはステップS11に進み、一方この判断が「始動中又はオン」の時にはアーム命令を禁止する。
次に、ステップS11ではセキュリティーの状態についての判断がなされ、この判断が「オフ」の時にはステップS12に進み、一方この判断が「オン又は休止」の時にはアーム命令を禁止する。
次に、ステップS12ではボンネットの状態についての判断がなされ、この判断が「閉」の時にはステップS13に進み、一方この判断が「開」の時にはアーム命令を禁止する。
次に、ステップS13ではハザードの状態についての判断がなされ、この判断が「オフ」の時にはステップS14に進み、一方この判断が「点滅」の時にはアーム命令を禁止する。
次に、ステップS14ではドアロック又は給油口のモータの開から閉についての判断がなされ、この判断が「Yes」の時にはステップS15に進み、一方この判断が「No」の時にはアーム命令を禁止する。
次に、ステップS15ではランプが点滅する又はブザーが鳴るについての判断がなされ、この判断が「Yes」の時にはステップS16に進み、アダプタ30は盗難警報装置20にアーム命令を発信する。一方この判断が「No」の時にはアーム命令を禁止する。
ここで、図4に示すように、ドアロック又は給油口のモータの駆動状態がオフからオンへと状態検出がされた後、所定時間(図中の記号T)が1秒以内にランプ又はブザーがオフからオンへと状態検出がされた場合にキーレスエントリーによる正規動作により施錠又は開錠されたと判定することが誤作動を防止するために必要である。
図3に示すように、ステップS20ではエンジンの状態又はIGの状態についての判断がなされ、この判断が「オフ」の時にはステップS21に進み、一方この判断が「始動中又はオン」の時にはディサーム命令を禁止する。
次に、ステップS21ではセキュリティーの状態についての判断がなされ、この判断が「オン」の時にはステップS22に進み、一方この判断が「オフ又は休止」の時にはディサーム命令を禁止する。
次に、ステップS22ではハザードの状態についての判断がなされ、この判断が「オフ」の時にはステップS23に進み、一方この判断が「点滅」の時にはディサーム命令を禁止する。
次に、ステップS23ではドアロック又は給油口のモータの閉から開についての判断がなされ、この判断が「Yes」の時にはステップS24に進み、一方この判断が「No」の時にはディサーム命令を禁止する。
次に、ステップS24ではランプが点滅する又はブザーが鳴るについての判断がなされ、この判断が「Yes」の時にはステップS25に進み、アダプタ30は盗難警報装置20にディサーム命令を発信する。一方この判断が「No」の時にはディサーム命令を禁止する。
ここで、図4に示すように、ドアロック又は給油口のモータの駆動状態がオフからオンへと状態検出がされた後、所定時間(図中の記号T)が1秒以内にランプ又はブザーがオフからオンへと状態検出がされた場合にキーレスエントリーによる正規動作により施錠又は開錠されたと判定することが誤作動を防止するために必要である。
11 キーレス用携帯機
12 ドアロック又は給油口のモータ
13 ランプ又はブザー
20 盗難警報装置
30 アダプタ
31 検出手段
32 記憶手段
33 判定手段
34 命令手段
Claims (1)
- 車両に装備されたキーレスエントリー制御装置と当該車両に搭載され盗難を防止するための盗難警報装置とを後付で簡単に接続でき連動させる車両用盗難警報装置制御アダプタにおいて、キーレスエントリーのリモコン操作による施錠状態を検出する検出手段と、前記施錠状態の検出情報を記憶する記憶手段と、前記施錠状態がキーレスエントリーによる正規動作により施錠又は開錠されたかを判定する判定手段と、その判定結果が正規の施錠の場合は前記盗難警報装置に警備状態に移行する命令を発信し、前記判定結果が正規の開錠の場合は前記盗難警報装置に非警備状態に移行する命令を発信する命令手段を備え、
前記検出手段は、車両に設けられたドア又は給油口の施錠開錠を行なう駆動部又は駆動制御部に接続され当該駆動部の駆動状態を検出する第1検出部と、車両に設けられたウインカーランプ又はハザード制御部に接続され当該ウインカーランプの点灯状態を検出し又はキーレスエントリーのブザーに接続され当該ブザーの音発生状態を検出する第2検出部を備えると共に、エンジンの状態又はIGの状態・セキュリティーの状態・ボンネットの状態・ハザードの状態について検出し、
(1)エンジンの状態又はIGの状態についての判断が「オフ」・セキュリティーの状態についての判断が「オフ」・ボンネットの状態についての判断が「閉」・ハザードの状態についての判断が「オフ」・ドアロック又は給油口のモータの開から閉についての判断が「Yes」・ランプが点滅する又はブザーが鳴るについての判断が「Yes」の場合、前記判定手段は、第1検出部により前記駆動部の駆動状態がオフからオンへと状態検出がされた後1秒以内に第2検出部により前記ウインカーランプの点灯状態又は前記ブザーの音発生状態がオフからオンへと状態検出がされた場合にハザードランプが点滅状態であるときを除きキーレスエントリーによる正規動作により施錠されたと判定し、前記命令手段が前記盗難警報装置にセキュリティーアーム命令を発信することにより誤作動を防止し、
(2)エンジンの状態又はIGの状態についての判断が「オフ」・セキュリティーの状態についての判断が「オン」・ハザードの状態についての判断が「オフ」・ドアロック又は給油口のモータの閉から開についての判断が「Yes」・ランプが点滅する又はブザーが鳴るについての判断が「Yes」の場合、前記判定手段は、第1検出部により前記駆動部の駆動状態がオフからオンへと状態検出がされた後1秒以内に第2検出部により前記ウインカーランプの点灯状態又は前記ブザーの音発生状態がオフからオンへと状態検出がされた場合にハザードランプが点滅状態であるときを除きキーレスエントリーによる正規動作により開錠されたと判定し、前記命令手段が前記盗難警報装置にセキュリティーディサーム命令を発信することにより誤作動を防止することを特徴とする車両用盗難警報装置制御アダプタ。
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Applications Claiming Priority (1)
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2009
- 2009-03-05 JP JP2009052623A patent/JP5065316B2/ja active Active
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