JP5062956B2 - 自動車用外板部材 - Google Patents

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Description

本発明は、FRP(繊維強化プラスチック)製自動車用外板部材に関し、とくに、衝撃荷重を効果的に吸収できるようにした、自動車のボンネット用に用いられる自動車用外板部材に関する。
近年、自動車には、衝突時等における安全性を高めることが要求されており、とくに、衝撃的な外力が加わった際の乗員側の安全性とともに、事故時の歩行者保護性能を高めることが要求されている。自動車が歩行者に衝突した際には、歩行者は、自動車の前部やボンネット等に対し、脚や頭部に衝撃荷重を受けることになるが、とくに死亡事故の低減には、頭部へのダメージを低減することが不可欠であると言われている。したがって、とくに頭部にダメージを与えやすい自動車側部位、とくにボンネットに対しては、衝突事故時にも極力衝撃力を吸収でき、頭部へのダメージを小さく抑えることが求められている。
このような衝撃吸収性能を持たせるためには、自動車用外板部材や外板支持部材等が、適切に変形あるいは破壊することにより、自動車内部部品の破損や乗員へのダメージを極力小さく抑えつつ、歩行者への衝撃力付与を極力小さく抑える必要がある。つまり、歩行者保護の観点から、適切な衝撃吸収構造とする必要がある。
FRP製自動車用パネルとしては、各種の構造が提案されているが、従来の提案は、主として必要な部分の強度や剛性を局部的に向上することを目的としており(例えば、特許文献1)、FRP製自動車用パネルとして、上記のような衝撃吸収のために適切なクラッシャブル構造とする提案はほとんど見当たらない。
特開2003−146252号公報
そこで本発明の課題は、従来の技術開発指向とは視点を変え、とくに歩行者保護の観点から、衝突時における歩行者への衝撃を適切に吸収して小さく抑えることが可能な自動車のボンネット用に用いられるFRP製自動車用外板部材を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る自動車用外板部材は、自動車のボンネット用に用いられるFRP製自動車用外板部材であって、その下面に溝状の凹部または丘状の凸部が設けられており、前記外板部材は、その上面と下面との間の距離が一様でなく、その上面と内蔵物との距離が相対的に大きい箇所と小さい箇所を有し、前記凹部は前記外板部材の上面と内蔵物との距離が大きい箇所に設けられて、該箇所の強度、剛性が局部的に弱められているとともに、前記凸部は前記外板部材の上面と内蔵物との距離が小さい箇所に設けられて、該箇所の強度、剛性が局部的に高められていることを特徴とするものからなる。この溝状の凹部または丘状の凸部は、たとえばほぼ直線状に延びる形状を有することができる。
すなわち、本発明においては、FRP製自動車外板部材の外面に凹凸を設けることにより、外板部材の剛性保持を司る部分と衝撃吸収性を司る部分に機能分離、最適化したものである。すなわち、剛性が必要な箇所は凸部として剛性や強度を高め、逆に部材の撓みを大きくしたり、衝突安全の面から意識的に外板部材が破断したり、変形する状態を設けたい場合には、凹部を設けて剛性を低下させ、また部材が変形する起点を設けることができる。
更に、凸部をほぼ直線状に配設することにより、高剛性となる梁の様な構造を設けて、外板部材全体の剛性を効率的に向上、維持しつつ、相対的に剛性が低い他の部分やほぼ直線状とした凹部のFRP層により、歩行者が外板部品に衝突する様な、局所的な荷重が入力される際には、外板部材が撓んだり、破断することにより衝撃エネルギーを効率的に吸収、伝播する機能を持ち、全体剛性の向上と局所衝突時の衝撃吸収機能の両方を持たせることもできる。
また、この外板部材に用いられる凹凸部は外板と内部搭載物との距離の大小等によっても、任意に設定できる。とくに本発明では、外板と内蔵物との距離が大きい箇所は凹部として、剛性または強度を低下させ、大変形や外板の破断によりエネルギーを吸収し、距離が小さい場所は、内蔵物との接触を回避するために、凸部を設けて高剛性とするようにしている。本凹凸箇所の配置、各部位での選択は、歩行者保護の衝突等、衝撃エネルギーを吸収、緩和に最も効果的となる様に選択し、車種や、内部搭載物との距離等に応じて、凹部、凸部のいずれを形成するかを決定すればよく、本発明では、双方が混在した形態を採る。
このような本発明に係る自動車用外板部材においては、表裏FRP層間にコア材が介在されたサンドイッチ構造を有し、ボンネットの裏面を形成するFRP層上記凹部または凸部が設けられている構造とすることができる。
また、表裏FRP層間に空間を設けた中空構造に形成されており、ボンネットの裏面を形成するFRP層上記凹部または凸部が設けられている構造とすることもできる。
さらに、FRP単板に形成されており、該FRP単板のボンネットの裏面を形成する面に上記凹部または凸部が設けられている構造とすることもできる。
溝状の凹部を設ける場合には、該凹部に適当な充填材(フィラー)が埋設されている構造とすることもできる。この充填材の埋設により、見掛け上は、外面に凹部が存在しないようにすることができ、外観上問題が生じるおそれを除去できる。また、凹部に充填材を埋設することにより、圧縮剛性は高めるが、衝突等の衝撃エネルギーが加わる場合には、凹部の引張強度、剛性は、衝撃エネルギー吸収上好適な値に維持できる。
上記凹部または凸部は、たとえばボンネット等のように比較的広い面積を有する部材の場合には、複数条設け、各部位にそれぞれ最適な強度、剛性を持たせることが好ましい。すなわち、外部からの衝撃に対して素早く破壊し衝撃エネルギーの効率のよい吸収が望まれる部位に対しては適切に強度、剛性を弱め、一方、比較的高い強度、剛性に維持して内部搭載物との衝突を回避することが望まれる部位に対しては、凹部の配設密度を低くするか凹部を設けないでおく構造、あるいは凸部を設ける構造とすることができる。
凹部または凸部を複数条設ける場合には、衝撃が加わりやすい方向、たとえば自動車の進行方向に対して、凹部による強度、剛性の局部的低下、あるいは凸部による強度、剛性の局部的増大をはかることができる。たとえば、上記凹部または凸部が、自動車の進行方向に関し、0°/90°の方向に対し±20°の範囲内の方向に延びている構造を採用することができる。この場合には、複数の凹部または凸部により、格子状に略矩形エリアに区画されている構造とすることもできる。
あるいは、上記凹部または凸部が、自動車の進行方向に関し、±45°の方向に対し±20°の範囲内の方向に延びている構造を採用することができる。この場合には、複数の凹部または凸部により、格子状に略菱形エリアに区画されている構造とすることもできる。
また、本発明に係る自動車用外板部材においては、表裏FRP層間にコア材が介在されたサンドイッチ構造を有し、上記凹部または凸部により自動車用外板部材が複数のエリアに区画されており、該エリアによってコア材の硬度が異なっている構造とすることもできる。たとえば、このようにコア材の硬度を調整して、自動車用外板部材と内部搭載物との距離(ストローク)が短い箇所では硬いコア材、長い箇所では柔らかいコア材を配置する構造とし、内部搭載物の保護を適切にはかりつつ、衝撃エネルギーの効率のよい吸収をはかることができる。逆に内部搭載物との距離に依らず、ほぼ均一の撓みストロークを確保するために、距離が短い箇所に、柔らかいコア材、長い箇所では硬いコア材を配置することもできる。これらコア材の硬柔の選択は、前述の凹凸箇所の選択と同様に、車種や、必要とされる衝撃吸収性能、内蔵物との距離などを勘案して決定すればよく、場合によっては、双方が混在した形態も採り得る。
本発明に係る自動車用外板部材は、とくに、自動車のボンネット用に用いられ前述したような衝突事故時の歩行者のとくに頭部保護に有効である。
本発明に係る自動車用外板部材によれば、外面に溝状の凹部および丘状の凸部を設けて、FRP部材について必要な箇所の強度、剛性を適切に強めたり、FRP部材の強度、剛性を局部的に弱めて衝撃に対する破壊や変形の起点を意図的に形成し、衝撃を効果的に吸収できる構造を実現可能としたので、近年の衝突事故時等における歩行者保護の要求に対処することが可能になる。これによって、死亡事故等の件数を顕著に低減できることが期待される。
以下に、本発明の望ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1および図2は、本発明の一実施態様に係る、自動車のボンネット用に用いられる自動車用外板部材を示している。図1および図2において、1は自動車用外板部材としてのボンネットを示しており、図示例では、自動車用外板部材1は、表側FRP層2と裏側FRP層3との間に、弾性体や発泡材等からなるコア材4が介在されたサンドイッチ構造に構成されており、本実施態様では、この部材1の外面、とくに裏面側に設けられたほぼ直線状に延びる溝状の凹部5についての例が図示されている。本実施態様では、凹部5は、自動車の進行方向Aに関し、ほぼ0°/90°の方向に延設されており、両方向に延びる複数の凹部5により、自動車用外板部材1は格子状に複数の略矩形エリア6に区画されている。この凹部5の延設方向は、効率のよい衝撃エネルギー吸収の点から、0°/90°の方向に対し、±20°の範囲内にあることが好ましい。上記のような溝状の凹部5を設けることにより、ボンネットの幅方向中央部での、自動車の進行方向に延びる中心面0BLにおける断面は、たとえば図2に示すようになる。
なお、本発明は、サンドイッチ構造に構成された部分を有する自動車用外板部材の、サンドイッチ構造部分の範囲が、図4、図5に示すように、部材の外周部と中央部分に分かれている構成も含む。すなわち、図4、図5に示すように、自動車用外板部材1aは、表側FRP層2aと裏側FRP層3aとの間に、弾性体や発泡材等からなるコア材4aが介在されたサンドイッチ構造部分を有しており、このサンドイッチ構造部分が部材の外周部と中央部分に分かれて配置されているとともに、両サンドイッチ構造部分間が凹部5aに形成されている。また、図1、図2に示した態様も含めて、凹部5、5aは、FRPの単板構造、すなわちコア材4、4aが介在しない構造のものを含む。さらに、凹部5、5aの幅は、必要に応じて任意の幅に設定することができる。
本発明における自動車用外板部材のFRP層とは、強化繊維により強化された樹脂層を指し、強化繊維としては、たとえば、炭素繊維、ガラス繊維等の無機繊維や、ケブラー繊維、ポリエチレン繊維、ポリアミド繊維などの有機繊維からなる強化繊維が挙げられる。面剛性の制御の容易性の面からは、とくに炭素繊維が好ましい。FRP層のマトリックス樹脂としては、たとえば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂が挙げられ、さらには、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂も使用可能である。また、コア材としては、弾性体や発泡材、ハニカム材の使用が可能であり、軽量化のためにはとくに発泡材が好ましい。発泡材の材質としては特に限定されず、たとえば、ポリウレタンやアクリル、ポリスチレン、ポリイミド、塩化ビニル、フェノールなどの高分子材料のフォーム材などを使用できる。ハニカム材としては特に限定されず、たとえばアルミニウム合金、紙、アラミドペーパー等を使用することができる。
図1、2および図4、5に示した態様に関し、図1、3に示した態様について説明するに、前記のように、FRP製自動車用外板部材1の外面にほぼ直線状に延びる溝状の凹部5が設けることにより、その部位の強度、剛性を適切に局部的に弱めて衝撃に対する破壊や変形の起点を意図的に形成でき、衝撃エネルギーを効果的に吸収できるクラッシャブル構造を実現できる。とくに自動車の進行方向に関してこのようなクラッシャブル構造を適切な部位に形成できるので、前述したような、近年の衝突事故時等における歩行者保護の要求に応えることが可能になる。
上記溝状の凹部の断面形状は、自動車用外板部材1の部位に応じて適宜変更することもできる。つまり、部位に応じて、強度、剛性を調整できる。また、内部搭載物までの距離に応じて部材の厚みを最適化することもできる。たとえば、図3に示す自動車用外板部材としてのボンネット7において、その0BL、1BL、−1BL(幅方向に位置の異なる断面で、0BLは幅方向の中心面、1BL、−1BLはその左右における断面)での形状を、たとえば図6に示すように異なる形状にすることが可能である。この例では、ボンネット7は表裏のFRP層8、9間にコア材10を介在させたサンドイッチ構造に構成され、その裏面側に凹部11と凸部121が設けられており、外板部材の凹凸が、内部搭載物120の凸凹に沿うように、形状が形成されている。また、コア材10の硬度は、箇所に応じて硬度を変えることもできる。たとえば、前述したように、コア材10の硬度を調整して、内部搭載物までの距離(ストローク)が短い箇所では硬いコア材を、長い箇所では柔らかいコア材を、それぞれ配置することができる。
また、本発明に係る自動車用外板部材においては、上記のような溝状の凹部とともに異なる部位に、丘状の凸部を設け、凸部を設けた部位の強度、剛性を局部的に高めるとともに、相対的に、凸部を設けない部位の強度、剛性を局部的に弱める構成とすることができる。たとえば図7に、表裏のFRP層12、13間にコア材14を介在させたサンドイッチ構造の自動車用外板部材15を示すように、たとえば面側に凸部16を設け、この部位の強度、剛性を局部的に高めるとともに、相対的に、凸部を設けない標準部17(本発明における凹部に相当)の強度、剛性を局部的に弱める構成とすることができる。
また、本発明に係る自動車用外板部材においては、上記のようなサンドイッチ構造部材にかぎらず、FRPの単板構成とすることも可能である。たとえば図8に示すように、強化繊維基材18の積層構成を有するFRP板19とし、このFRP板19のたとえば裏面側に溝状の凹部20を設ける構造とすることができる。
さらに、本発明に係る自動車用外板部材においては、上記のような凹部をそのまま凹部として残してもよいが、外観上好ましくない場合等には、凹部に充填材(フィラー)を埋設することもできる。たとえば図8に示すように、凹部20にフィラー21を埋設し、外観上はあたかも凹部20が存在しないかの如く見せかけることも可能である。このような充填材は、凹部20における圧縮剛性は高め、部材が所定の形状を維持するのに役立つとともに、表面側から衝撃荷重がかかった際には、この充填材埋設凹部20には引張荷重が加わることになるが、その際の引張強度、剛性は実質的に充填材を埋設しない場合と同程度に維持され、所望の衝撃エネルギー吸収性能が損なわれることはない。
本発明に係る自動車用外板部材においては、上記のような溝状の凹部あるいは丘状の凸部を、図9〜図14に示すような各種形態にて設けることができる。なお、図10〜図13においては、自動車のボンネットにおける上下を逆にして示してある。図9は、内部に向けて突出した丘状の凸部を設けた内凸型の形態を示しており、とくに、FRP単板31の裏面(内面)側に凸部32を設けた形態を示している。
図10は、外部に対しては溝状に凹み、内部に対しては突出するように形成された内凸型の溝状の凹部を有する形態を示しており、(A)は表裏FRP層44、45間にコア材46を介在させたサンドイッチ構造の自動車用外板部材47の、表側FRP層44の表面側に凹部48を設けた形態、(B)は、表裏FRP層49、50間を中空部51に形成した中空構造の自動車用外板部材52の、表側FRP層49の表面側に凹部53を設けた形態を、それぞれ示している。
図11は、層厚みを局部的に増加させ、外部に対して突出するように形成された丘状の凸部を有する外凸型の形態を示している。図11(A)は、FRP単板54の表面側に凸部55を設けた形態、(B)は、表裏FRP層56、57間にコア材58を介在させたサンドイッチ構造の自動車用外板部材59の、表側FRP層56の表面側に凸部60を設けた形態、(C)は、表裏FRP層61、62間を中空部63に形成した中空構造の自動車用外板部材64の、表側FRP層61の表面側に凸部65を設けた形態を、それぞれ示している。
図12は、層厚みは基本的に変化させず、層を湾曲させることにより、外部に対して突出するように形成された丘状の凸部を有する外凸型の形態を示している。凸部の反対面は、必然的に溝状に形成される。図12(A)は表裏FRP層68、69間にコア材70を介在させたサンドイッチ構造の自動車用外板部材71の、表側FRP層68の表面側に凸部72を設けた形態、(B)は、表裏FRP層73、74間を中空部75に形成した中空構造の自動車用外板部材76の、表側FRP層73の表面側に凸部77を設けた形態を、それぞれ示している。
13は、層厚みを局部的に増加させ、外部に対して局部的に凹むように形成された溝状の凹部を有する外凹型の形態を示している。図13(A)は、FRP単板90の表面側に凹部91を設けた形態、(B)は、表裏FRP層92、93間にコア材94を介在させたサンドイッチ構造の自動車用外板部材95の、表側FRP層92の表面側に凹部96を設けた形態、(C)は、表裏FRP層97、98間を中空部99に形成した中空構造の自動車用外板部材100の、表側FRP層97の表面側に凹部101を設けた形態を、それぞれ示している。
14は、FRP単板102の裏面側に凹部103を設けた形態において、凹部103内にフィラー104を埋設した構造を示している。
本発明の一実施態様に係る自動車用外板部材の概略斜視図である。 図1の自動車用外板部材の縦断面図である。 本発明の別の実施態様に係る自動車用外板部材の概略斜視図である。 図1とは別の実施態様に係る自動車用外板部材の概略斜視図である。 図4の自動車用外板部材の縦断面図である。 図3の自動車用外板部材の各断面における部分縦断面図である。 本発明のさらに別の実施態様に係る自動車用外板部材の部分縦断面図である。 本発明のさらに別の実施態様に係る自動車用外板部材の部分縦断面図である。 本発明における一形態例を示自動車用外板部材の部分縦断面図である。 本発明における別の形態例を示す、各種構造の自動車用外板部材の部分縦断面図である。 本発明におけるさらに別の形態例を示す、各種構造の自動車用外板部材の部分縦断面図である。 本発明におけるさらに別の形態例を示す、各種構造の自動車用外板部材の部分縦断面図である。 本発明におけるさらに別の形態例を示す、各種構造の自動車用外板部材の部分縦断面図である。 本発明におけるさらに別の形態例を示自動車用外板部材の部分縦断面図である。
符号の説明
1、1a、7 自動車用外板部材(ボンネット)
2、2a、3、3a、8、9、12、13、44、45、49、50、56、57、61、62、68、69、73、74、92、93、97、98 FRP層
4、4a、10、14、46、58、70、94 コア材
5、5a、11、2048、53、91、96、101、103 凹部
15、47、59、71 サンドイッチ構造の自動車用外板部材
16、32、55、60、6572、77、121 凸部
17 標準部
18 強化繊維基材
19、315490、102 FRP単板
21、104 充填材(フィラー)
51、63、75、99 中空部
52、64、76、100 中空構造の自動車用外板部材
120 内部搭載物
A 自動車の進行方向

Claims (8)

  1. 自動車のボンネット用に用いられるFRP製自動車用外板部材であって、その下面に溝状の凹部または丘状の凸部が設けられており、前記外板部材は、その上面と下面との間の距離が一様でなく、その上面と内蔵物との距離が相対的に大きい箇所と小さい箇所を有し、前記凹部は前記外板部材の上面と内蔵物との距離が大きい箇所に設けられて、該箇所の強度、剛性が局部的に弱められているとともに、前記凸部は前記外板部材の上面と内蔵物との距離が小さい箇所に設けられて、該箇所の強度、剛性が局部的に高められていることを特徴とするFRP製自動車用外板部材。
  2. 表裏FRP層間にコア材が介在されたサンドイッチ構造を有し、ボンネットの裏面を形成するFRP層に前記凹部または凸部が設けられている、請求項1の自動車用外板部材。
  3. 表裏FRP層間に空間を設けた中空構造に形成されており、ボンネットの裏面を形成するFRP層に前記凹部または凸部が設けられている、請求項1の自動車用外板部材。
  4. FRP単板に形成されており、該FRP単板のボンネットの裏面を形成する面に前記凹部または凸部が設けられている、請求項1の自動車用外板部材。
  5. 前記凹部に充填材が埋設されている、請求項1〜4のいずれかに記載の自動車用外板部材。
  6. 前記凹部または凸部が複数条設けられている、請求項1〜5のいずれかに記載の自動車用外板部材。
  7. 前記凹部または凸部が、自動車の進行方向に関し、0°/90°の方向に対し±20°の範囲内の方向に延びている、請求項6の自動車用外板部材。
  8. 前記凹部または凸部が、自動車の進行方向に関し、±45°の方向に対し±20°の範囲内の方向に延びている、請求項6の自動車用外板部材。
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