JP5062251B2 - 可変抵抗メモリ及びそのデータ書込み方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電圧の印加による抵抗変化を利用してデータを記憶し、電源を切っても記憶内容が失われない抵抗変化素子を含む可変抵抗メモリ及びそのデータ書込み方法に関する。
半導体メモリにおいて、一回の書き込み命令によりデータの高速書き込みを行ないたいという要求は多い。例えば、半導体メモリの電源オフ時における最終記憶状態を短時間で書き込んで記憶させる用途や、半導体メモリの出荷時に、調整データやIDデータ等を書き込む場合における処理時間の短縮等の用途がある。これらの用途では、一回の命令でデータの書き込みを行い、その期間において、同一アドレスのデータを書き換えることは無い。
従来、半導体メモリにおいて、データを高速に書き込む必要がある場合には、SRAMのような高速駆動のメモリに一度書き込んでおき、続いてフラッシュメモリ等にデータを転送するようなシステム構成にする必要があった(特許文献1〜3を参照)。
特開2003−15954号公報 特開平11−306073号公報 特開平4−33029号公報 I.G.Baek,et.al, Tech. Dig. International Electron Devices Meeting (IEDM) 2004, p.587
現在、CMOSメモリ等と整合性が高い、抵抗変化素子を備えた不揮発性の可変抵抗メモリ(Resistive Random Access Memory:ReRAM)の開発が進められている。
半導体メモリにReRAMを用いた場合でも、従来のReRAMでは、単体では高速に書き込むことはできないので、SRAMのような高速駆動のメモリに一度書き込んでおき、続いてReRAMにデータを転送するようなシステム構成を構築する必要がある。
このように、ReRAMを用いる場合でも、高速書き込みを実現するにはReRAMの他に少なくとも1種の半導体メモリを要し、必然的に装置サイズの増大化、装置構成の煩雑化を招くという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、データの高速書き込み機能及び不揮発状態でデータを保持する機能を、SRAMのような別のメモリチップを組み合わせることなく、ReRAMのみで実現し、一回の書き込み命令によりデータの高速書き込みを行なう用途、例えば、半導体メモリの電源オフ時における最終記憶状態を短時間で書き込んで記憶させる用途や、半導体メモリの出荷時に、調整データやIDデータ等を書き込む場合における処理時間の短縮等の用途の要求に応えることができる、信頼性の高い可変抵抗メモリ及びその使用方法を提供することを目的とする。
本発明の可変抵抗メモリは、電圧の印加による抵抗変化を利用してデータを記憶する可変抵抗メモリであって、複数の抵抗変化素子が配設されてなる第1のメモリセルアレイを有する第1のメモリ領域と、複数の抵抗変化素子が配設されてなる第2のメモリセルアレイを有する第2のメモリ領域とを含み、前記抵抗変化素子では、高抵抗状態が無記憶状態、前記高抵抗状態よりも低抵抗状態が記憶状態と定義されており、データの書き込みに際して、前記第1のメモリ領域は、前記第1のメモリセルアレイにおける全ての前記抵抗変化素子が前記無記憶状態にリセットされた初期状態とされており、前記データに対応した前記抵抗変化素子のうちで前記記憶状態に指定された前記抵抗変化素子のみを前記記憶状態にセットする第1の動作と、前記第1のメモリセルアレイに書き込まれた前記データを前記第2のメモリ領域に転送する第2の動作と、前記データ転送動作後に全ての前記抵抗変化素子を前記無記憶状態にリセットして前記初期状態とする第3の動作とを順次実行し、前記第2のメモリ領域は、前記第1のメモリ領域から転送された前記データに対応した前記第2のメモリセルアレイの前記抵抗変化素子を前記無記憶状態にリセットした後、前記抵抗変化素子のうちで前記記憶状態に指定された前記抵抗変化素子のみを前記記憶状態にセットする第4の動作を実行する。
本発明の可変抵抗メモリのデータ書込み方法は、電圧の印加による抵抗変化を利用してデータを記憶する可変抵抗メモリであり、複数の抵抗変化素子が配設されてなる第1のメモリセルアレイを有する第1のメモリ領域と、複数の抵抗変化素子が配設されてなる第2のメモリセルアレイを有する第2のメモリ領域とを含む可変抵抗メモリのデータ書込み方法であって、前記データの書き込みに際して、前記第1のメモリ領域において、前記第1のメモリセルアレイにおける全ての前記抵抗変化素子が高抵抗状態にリセットされた初期状態とされており、前記第1のメモリ領域において、前記データに対応した前記抵抗変化素子のうち、指定された前記抵抗変化素子のみを低抵抗状態にセットする第1のステップと、前記第1のメモリ領域において、前記第1のメモリセルアレイに書き込まれた前記データを前記第2のメモリ領域に転送する第2のステップと、前記第2のメモリ領域において、前記第1のメモリ領域から転送された前記データに対応した前記第2のメモリセルアレイの前記抵抗変化素子を前記高抵抗状態にリセットした後、前記抵抗変化素子のうち、指定された前記抵抗変化素子のみを前記低抵抗状態にセットする第3のステップと、前記第1のメモリ領域において、全ての前記抵抗変化素子を前記高抵抗状態にリセットして前記初期状態とする第4のステップとを実行する。
本発明によれば、データの高速書き込み機能及び不揮発状態でデータを保持する機能を、SRAMのような別のメモリチップを組み合わせることなく、ReRAMのみで実現し、一回の書き込み命令によりデータの高速書き込みを行なう用途、例えば、半導体メモリの電源オフ時における最終記憶状態を短時間で書き込んで記憶させる用途や、半導体メモリの出荷時に、調整データやIDデータ等を書き込む場合における処理時間の短縮等の用途の要求に応えることができる、信頼性の高い可変抵抗メモリが実現する。
図1は、第1の実施形態によるReRAMの概略構成を模式的に示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態によるReRAMの各メモリ領域を具体的に示すブロック図である。 図3は、メモリセルアレイの構成を具体的に示す結線図である。 図4は、第1の実施形態のReRAMによるデータの書き込み方法の手順を示すフロー図である。 図5は、第1の実施形態のReRAMにおいて、データの書き込み方法の手順に従った高速書き込み領域における8ビットのアドレス空間における変化を示す模式図である。 図6は、第1の実施形態のReRAMにおいて、高速書き込み領域のメモリセルアレイにおけるセット動作を説明するための結線図である。 図7は、第1の実施形態のReRAMにおいて、高速書き込み領域のメモリセルアレイにおけるリセット動作を説明するための結線図である。 図8は、第1の実施形態のReRAMにおいて、データの書き込み方法の手順に従った各信号の入出力を示すブロック図である。 図9は、第2の実施形態によるReRAMの各メモリセルアレイのみを示す模式図である。 図10は、第2の実施形態のReRAMによるデータの書き込み方法の手順を示すフロー図である。 図11は、第2の実施形態の変形例1によるReRAMによるデータの書き込み方法の手順を示すフロー図である。 図12は、第2の実施形態の変形例2によるReRAMによるデータの書き込み方法の手順を示すフロー図である。 図13は、第2の実施形態の変形例2によるReRAMにおいて、データの書き込み方法の手順に従った高速書き込み領域における8ビットのアドレス空間における変化を示す模式図である。 図14は、第3の実施形態によるReRAMの各メモリセルアレイのみを示す模式図である。 図15は、第3の実施形態のReRAMによるデータの書き込み方法の手順を示すフロー図である。 図16は、第4の本実施形態によるReRAMの概略構成を模式的に示すブロック図である。 図17は、第4の実施形態によるReRAMの各メモリ領域を具体的に示すブロック図である。 図18は、第4の実施形態のReRAMによるデータの書き込み方法の手順を示すフロー図である。 図19は、第5の実施形態によるReRAMの概略構成を模式的に示すブロック図である。 図20は、第5の実施形態によるReRAMの各メモリ領域を具体的に示すブロック図である。 図21は、第5の実施形態のReRAMによるデータの書き込み方法の手順を示すフロー図である。
−本発明の基本骨子−
ReRAMでは、各抵抗変化素子において、高抵抗状態で電流が小となる場合を無記憶状態である“0”と、低抵抗状態で電流が大となる場合を記憶状態である“1”と定義する。
電圧の印加による抵抗変化を示す可変抵抗層として、例えばNiOのような遷移金属酸化物を用いたReRAMでは、リセット動作(抵抗変化素子に“0”を書き込む動作)の方がセット動作(抵抗変化素子に“1”を書き込む動作)よりも遅い(非特許文献1を参照)。具体的に、セット動作に要する時間は10ns程度であり、高速動作が可能であるのに対して、セット動作に要する時間はμsのオーダーであり、高速動作としては不適である。
ReRAMのセット動作を行なうには、抵抗変化素子にある閾値の電圧以上を加えれば良い。セット動作は、ある電圧以上が印加されることで実現されるため、下限値のみを設定しておけば良い。従って、制御が容易であり、ベリファイが必要ないために短時間で書き込みが完了する。これに対して、リセット動作の印加電圧には下限値及び上限値があり、印加電圧が高すぎるとセットされてしまうので、ベリファイが必要になり、書き込み動作の1サイクルでは書き込みは完了しない。
本発明では、ReRAMのセット動作及びリセット動作における上記の性質を利用して、以下のような構成のReRAMを構築した。
このReRAMは、その内部構成を、高速書き込み領域(第1のメモリ領域)と、主メモリ領域(第2のメモリ領域)とから構成される。高速書き込み領域は複数の抵抗変化素子が配設されてなる第1のメモリセルアレイを有し、第2のメモリ領域は複数の抵抗変化素子が配設されてなる第2のメモリセルアレイを有して構成される。
このReRAMでは、予め、高速書き込み領域における第1のメモリセルアレイの抵抗変化素子を全て無記憶状態とする初期状態にリセットしておき、データの書き込み時には、データに対応した抵抗変化素子のうちで記憶状態に指定された抵抗変化素子のみを記憶状態にセットするセット動作のみを行なうようにして、高速の書き込みを可能とする。ReRAMは不揮発性メモリであるため、高速書き込み領域に書き込んだデータは、電源がオフになっても保持されているので、高速書き込み領域に書き込んだデータは、CPU等からのReRAMへのアクセスが無い状態のときに、主メモリ領域にデータを転送する。データ転送後に、高速書き込み領域の各抵抗変化素子は初期状態にリセットされる。通常使用の場合には、データを読み出す際に、主メモリ領域にアクセスしてデータを読み出すことになる。
このように本発明では、データの高速書き込み機能及び不揮発状態でデータを保持する機能を、SRAMのような別のメモリチップを組み合わせることなく、ReRAMのみで実現できる。本発明のReRAMは、一回の書き込み命令によりデータの高速書き込みを行なう用途、例えば、電源オフ時における最終記憶状態を短時間で書き込んで記憶させる用途や、出荷時に、調整データやIDデータ等を書き込む場合における処理時間の短縮等の用途の要求に応えることができる。
−本発明を適用した好適な諸実施形態−
以下、本発明を適用した好適な諸実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態によるReRAMの概略構成を模式的に示すブロック図であり、図2は、本実施形態によるReRAMの各メモリ領域を具体的に示すブロック図であり、図3はメモリセルアレイの構成を具体的に示す結線図である。本実施形態では、1つのデータ列が8ビットである場合を例示する。例えば、3つのデータ列から一連の書き込みデータが構成される。
このReRAMは、高速書き込みを行なうことを主眼においた高速書き込み領域1と、高速書き込み領域1からデータ転送を受け、また通常使用の場合にはデータが適宜読み出される主メモリ領域2とを備えて構成されている。
高速書き込み領域1は、複数の抵抗変化素子であるメモリセル10が行列状に配設されてなるメモリセルアレイ11と、各種の入出力がなされる入出力インターフェース回路12と、メモリセルアレイ11における所定のワード線を選択する行デコーダ13と、メモリセルアレイ11における所定のデータ線を選択する列デコーダ14と、入出力インターフェース回路12との間でメモリセルアレイ11のデータの入出力を行ない、メモリセルアレイ11の記憶態様を制御する制御回路15とを有して構成されている。
主メモリ領域2は、複数の抵抗変化素子であるメモリセル10が行列状に配設されてなるメモリセルアレイ21と、各種の入出力がなされる入出力インターフェース回路22と、メモリセルアレイ21における所定のワード線を選択する行デコーダ23と、メモリセルアレイ21における所定のデータ線を選択する列デコーダ24と、メモリセルアレイ21への書き込み及び読み出しを制御する制御回路25とを有して構成されている。
メモリセルアレイ11,21は、図3に示すように、複数のメモリセル10が行列状に配設されており、共に同じ記憶容量とされ、アドレスが1対1に対応している(アドレス空間が同一である。)。メモリセルアレイ11,21では、ワード線(WL)を介して行デコーダ13,23と、データ線を介して列デコーダ14,24と接続され、行デコーダ13,23により所定のワード線を、列デコーダ14,24により所定のデータ線をそれぞれ選択することにより、所定のメモリセル10が選択される。
メモリセル10は、印加電圧に応答して抵抗変化を示し、当該抵抗変化を利用してデータ、例えば“0”又は“1”が書き込まれる素子である。電圧の印加による抵抗変化を示す可変抵抗層として、例えばNiOのような遷移金属酸化物を用いられる。例えば、可変抵抗層が低抵抗状態で電流が大となる場合をデータ“1”、高抵抗状態で電流が小となる場合をデータ“0”と定義する。本実施形態では、抵抗変化素子に“0”を書き込み無記憶状態とする動作をリセット動作と、抵抗変化素子に“1”を書き込み記憶状態とする動作をセット状態と称する。
制御回路15は、例えば図3に示すように,メモリセルアレイ11のメモリセル10の書き込み動作を制御する書き込み回路及び読み出し動作を制御する読み出し回路とを備えて構成されている。この制御回路15は、入出力インターフェース回路12に入力した、書き込みデータ、メモリセルを指定するアドレス信号及びメモリセルアレイ11のメモリセル10の記憶態様(後述するセット状態及びリセット状態等)を指示する制御信号に基づいて、高速書き込み領域1において選択されたメモリセル10の制御信号で指示された記憶態様を実現する動作を適宜制御する。
制御回路25は、メモリセルアレイ21のメモリセル10の書き込み動作を制御する書き込み回路及び読み出し動作を制御する読み出し回路とを備えて構成されている。この制御回路25は、入出力インターフェース回路22に入力した、書き込みデータ、メモリセルを指定するアドレス信号及びメモリセルアレイ21のメモリセル10の記憶態様(後述するセット状態及びリセット状態等)を指示する制御信号に基づいて、主メモリ領域2において選択されたメモリセル10の制御信号で指示された記憶態様を実現する動作を適宜制御する。
図4は、本実施形態のReRAMによるデータの書き込み方法の手順を示すフロー図であり、図5は、本実施形態のReRAMにおいて、データの書き込み方法の手順に従った高速書き込み領域における8ビットのアドレス空間における変化を示す模式図であり、図6は、本実施形態のReRAMにおいて、高速書き込み領域のメモリセルアレイにおけるセット動作を説明するための結線図であり、図7は、本実施形態のReRAMにおいて、高速書き込み領域のメモリセルアレイにおけるリセット動作を説明するための結線図であり、図8は、本実施形態のReRAMにおいて、データの書き込み方法の手順に従った各信号の入出力を示すブロック図である。
本実施形態では、1サイクルで高速書き込み領域1に記憶する1つのデータ列を8ビットとし、図5に示すように、3つのデータ列d1,d2,d3から、1回の書き込み命令における書き込みデータDが構成されている場合を例示する。ここでは、書き込みデータDは、01011100(d1),10100111(d2),11101001(d3)から構成されている。
予め、高速書き込み領域1では、制御回路12の制御に基づき、初期状態として、メモリセルアレイ11における全てのメモリセル10がリセットされている。即ち、メモリセルアレイ11における全てのメモリセル10が、無記憶状態にリセットされた初期状態、即ち全てのメモリセル10に“0”が書き込まれた状態とされている。
先ず、高速書き込み領域1は、メモリセルアレイ11のうち、書き込みデータDに対応したメモリセル10のうちで記憶状態に指定されたメモリセル10のみを記憶状態にセットする。即ちこの場合、記憶状態に指定されたメモリセル10のみに“1”が書き込まれる。
ステップS1は、以下のように3回のサイクル(ステップS1−1〜S1−3)で構成されている。
先ずステップS1−1として、入出力インターフェース回路12は、書き込みデータDのうちのデータ列d1と、データ列d1(01011100)のうちで“1”に対応するメモリセル10のみを指定するアドレス信号及び指定されたメモリセル10をセットする旨の命令をする制御信号とを入力する。アドレス信号は行デコーダ13及び列デコーダ14に、データ列d1及び制御信号は制御回路15にそれぞれに入力し、制御回路15により、行デコーダ13及び列デコーダ14によりデータ列d1のうちの“1”に対応するメモリセル10のみにセット動作が実行され、これらのメモリセル10のみに“1”が書き込まれる。
入出力インターフェース回路12には、入力されたデータ列を1サイクルの間だけ、一時的にラッチ(保持)する機能を有しているが、保持できるのは、1つのデータ列(例えば、データ列01011100(8ビット))のみである。従って、次のデータ列を受け入れるために、入出力インターフェース回路12で一時的にラッチしているデータ列を、メモリセルアレイ11に書き込む必要がある。
次にステップS1−2として、入出力インターフェース回路12は、書き込みデータDのうちのデータ列d2と、データ列d2(10100111)のうちで“1”に対応するメモリセル10のみを指定するアドレス信号及び指定されたメモリセル10をセットする旨の命令をする制御信号とを入力する。アドレス信号は行デコーダ13及び列デコーダ14に、データ列d2及び制御信号は制御回路15にそれぞれに入力し、制御回路15により、行デコーダ13及び列デコーダ14によりデータ列d2のうちの“1”に対応するメモリセル10のみにセット動作が実行され、これらのメモリセル10のみに“1”が書き込まれる。
次にステップS1−3として、入出力インターフェース回路12は、書き込みデータDのうちのデータ列d3と、データ列d3(11101001)のうちで“1”に対応するメモリセル10のみを指定するアドレス信号及び指定されたメモリセル10をセットする旨の命令をする制御信号とを入力する。アドレス信号は行デコーダ13及び列デコーダ14に、データ列d3及び制御信号は制御回路15にそれぞれに入力し、制御回路15により、行デコーダ13及び列デコーダ14によりデータ列d3のうちの“1”に対応するメモリセル10のみにセット動作が実行され、これらのメモリセル10のみに“1”が書き込まれる。
以上のようにして、書き込みデータDのセット動作が完了する。このセット動作を行なうときのメモリセルアレイ11の様子を図6に示す。
制御回路15に接続されたW/D_0〜7のうち、“1”を書き込むところのトランジスタをオンにする。アドレス信号に基づいて行デコーダ13で選択されたワード線(WL)は、セルトランジスタを電流制限素子として使うために、VWL<Vddの電圧が印加される(例えば1V)。非選択のワード線(WL)は0(V)とする。アドレス信号に基づいて列デコーダ14で選択されたデータ線は、メモリセル10に十分に電圧が加わるように昇圧される(図示の例ではVdd+Vth(閾値電圧):例えば2.5V)。制御回路15は、“1”を書き込むところだけをオンとしているので、 “1”を書き込むメモリセル10のみに“1”が書き込まれる。
このように、予めリセットされたメモリセルに対するセット動作は、各サイクルにおいて、データ列のうちの“1”に対応するメモリセル10のみを記憶状態とするため、高速で行なうことができる。
続いて、高速書き込み領域1は、メモリセルアレイ11の所定のメモリセル10に書き込まれた書き込みデータDを読み出して主メモリ領域2へ転送する(ステップS2)。そして、主メモリ領域2は、高速書き込み領域1から転送された書き込みデータDをメモリセルアレイ22に書き込む。即ち、転送された書き込みデータDに対応したメモリセルアレイ22のメモリセル10を無記憶状態にリセットした後、メモリセル10のうちで記憶状態に指定されたメモリセル10のみを記憶状態にセットする(ステップS3)。
上記のデータ転送動作は、当該ReRAMに制御部3等からのアクセスが無い状態であれば、いつでも可能である。実際には、制御用のフラグを立てて、主メモリ領域2へのアクセスを制限して、その間に書き込みデータを転送することになる。この制御用のフラグは、割り込みが可能か否かを示すものである。
ステップS2,S3は、以下のように3回のサイクル(ステップS2−1〜S2−3,ステップS3−1〜S3−3)で構成されている。
先ずステップS2−1として、入出力インターフェース回路12は、主メモリ領域2の入出力インターフェース回路22に、メモリセルアレイ11に記憶されている書き込みデータDのうちデータ列d1と、メモリセルアレイ21においてデータ列d1に対応するメモリセル10を指定するアドレス信号及び指定されたメモリセル10をリセット及びセットする旨の命令をする制御信号を転送する。
次に、ステップS2−1に対応して、ステップS3−1として、入出力インターフェース回路22に入力したアドレス信号は行デコーダ23及び列デコーダ24に、データ列d1及び制御信号は制御回路25にそれぞれに入力し、行デコーダ23及び列デコーダ24によりデータ列d1に対応するメモリセル10が選択され、制御回路25によりこれらのメモリセル10のリセット動作が実行され、無記憶状態である“0”が書き込まれる。引き続き、入出力制御回路25によりセット動作が実行され、データ列d1のうちの“1”に対応するメモリセル10のみに“1”が書き込まれる。
このように、メモリセルアレイ21には、これまでの旧い書き込みデータが記憶されているため、新たに書き込みデータDを書き込むには、リセット動作及びセット動作の双方を行うことになる。リセット動作はスイッチング時間が長いので、前述のような高速書き込みを行なうことはできない。
次に、ステップS2−2として、入出力インターフェース回路12は、主メモリ領域2の入出力インターフェース回路22に、メモリセルアレイ11に記憶されている書き込みデータDのうちデータ列d2と、メモリセルアレイ21においてデータ列d2に対応するメモリセル10を指定するアドレス信号及び指定されたメモリセル10をリセット及びセットする旨の命令をする制御信号を転送する。
次に、ステップS2−2に対応して、ステップS3−2として、入出力インターフェース回路22に入力したアドレス信号は行デコーダ23及び列デコーダ24に、データ列d2及び制御信号は制御回路25にそれぞれに入力し、行デコーダ23及び列デコーダ24によりデータ列d2に対応する全てのメモリセル10が選択され、制御回路25によりこれらのメモリセル10のリセット動作が実行され、無記憶状態である“0”が書き込まれる。引き続き、制御回路25によりセット動作が実行され、データ列d2のうちの“1”に対応するメモリセル10のみに“1”が書き込まれる。
次に、ステップS2−3として、入出力インターフェース回路12は、主メモリ領域2の入出力インターフェース回路22に、メモリセルアレイ11に記憶されている書き込みデータDのうちデータ列d3と、メモリセルアレイ21においてデータ列d3に対応するメモリセル10を指定するアドレス信号及び指定されたメモリセル10をリセット及びセットする旨の命令をする制御信号を転送する。
次に、ステップS2−3に対応して、ステップS3−3として、入出力インターフェース回路22に入力したアドレス信号は行デコーダ23及び列デコーダ24に、データ列d3及び制御信号は入出力制御回路25にそれぞれに入力し、行デコーダ23及び列デコーダ24によりデータ列d3に対応する全てのメモリセル10が選択され、制御回路25によりこれらのメモリセル10のリセット動作が実行され、無記憶状態である“0”が書き込まれる。引き続き、入出力制御回路25によりセット動作が実行され、データ列d3のうちの“1”に対応するメモリセル10のみに“1”が書き込まれる。
以上のようにして、メモリセルアレイ11に記憶された書き込みデータDの転送動作及びメモリセルアレイ21へのセット動作が完了する。
続いて、制御回路25からの制御信号が入出力インターフェース回路22,12を介して制御回路15に入力し、制御回路15の制御に基づき、高速書き込み領域1は、メモリセルアレイ11における全てのメモリセル10をリセットし、全てのメモリセル10に“0”が書き込まれた初期状態とする(ステップS4)。リセット時には、全てのメモリセル10について一括してリセットする。なお、全てのメモリセル10について適宜順次にリセットするようにしても良い。
このときのメモリセルアレイ11の様子を図7に示す。
制御回路15は、W/D_0〜7を全てオンにする。アドレス信号に基づいて行デコーダ13で選択されたワード線(WL)には、VWL=Vddの電圧が印加される。アドレス信号に基づいて列デコーダ14で選択されたデータ線は、メモリセル10のリセット後に再セットされることを防止するため、BLクランプ電圧に設定される。
このように本実施形態では、ReRAMへのデータ書き込みをする際に、予め高速書き込み領域1のメモリセルアレイにおける全てのメモリセル10をリセットしておくことにより、高速のデータ書き込みが可能となる。
以上説明したように、本実施形態のReRAMによれば、データの高速書き込み機能及び不揮発状態でデータを保持する機能を、SRAMのような別のメモリチップを組み合わせることなく、ReRAMのみで実現できる。本実施形態のReRAMは、一回の書き込み命令によりデータの高速書き込みを行なう用途、例えば、電源オフ時における最終記憶状態を短時間で書き込んで記憶させる用途や、出荷時に、調整データやIDデータ等を書き込む場合における処理時間の短縮等の用途の要求に応えることができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
図9は、本実施形態によるReRAMの各メモリセルアレイのみを示す模式図であり、図10は、本実施形態のReRAMによるデータの書き込み方法の手順を示すフロー図である。
本実施形態のReRAMは、第1の実施形態と同様に、図1及び図2のように高速書き込み領域1及び主メモリ領域2を備えて構成されているが、メモリセル11,12の構成が異なる点で相違する。なお、説明の便宜上、第1の実施形態で説明したReRAMの構成部材等と同一のものについては、同一符号を付して説明を省略する。
高速書き込み領域1のメモリセルアレイ11は、それぞれ複数のメモリセル10が配設されてなる複数のセルブロック、図示の例では8つのセルブロックA1〜A8から構成されている。
主メモリ領域2のメモリセルアレイ21は、それぞれ複数のメモリセル10が配設されてなる複数のセルブロック、図示の例では8つのセルブロックB1〜B8から構成されている。
なお、本実施形態でも、メモリセルアレイ11,21は、共に同じ記憶容量とされ、アドレスが1対1に対応している(アドレス空間が同一である。)。更に、セルブロックA1〜A8のAk(1≦k≦8)と、セルブロックB1〜B8のAk(1≦k≦8)とが同じ記憶容量とされ、アドレスが1対1に対応している。
第1の実施形態と同様に、予め、高速書き込み領域1では、初期状態として、メモリセルアレイ11における全てのセルブロックA1〜A8のメモリセル10がリセットされている。即ち、メモリセルアレイ11における全てのメモリセル10が、無記憶状態にリセットされた初期状態、即ち全てのメモリセル10に“0”が書き込まれた状態とされている。
先ず、制御回路12の制御に基づき、高速書き込み領域1は、セルブロックA1について、メモリセルアレイ11のうち、書き込みデータに対応したメモリセル10のうちで記憶状態に指定されたメモリセル10のみを記憶状態にセットする。即ちこの場合、記憶状態に指定されたメモリセル10のみに“1”が書き込まれる(ステップS11)。
ステップS11は、セルブロックA1の記憶容量をオーバーするまで実行される(ステップS12)。
セルブロックA1の記憶容量をオーバーした場合、セット動作を一次停止して、高速書き込み領域1は、セルブロックA1に書き込まれた書き込みデータの一部(セルブロック31の記憶容量に相当する)を読み出して主メモリ領域2へ転送する(ステップS13)。
ここで、ステップS12において、書き込みデータがセルブロックA1の記憶容量内である場合には、ステップS13でセルブロックA1に書き込まれた書き込みデータを全て主メモリ領域2へ転送する。
続いて、制御回路25の制御に基づき、主メモリ領域2は、高速書き込み領域1から転送された書き込みデータの一部をセルブロックB1に書き込む。即ち、転送された書き込みデータの一部に対応したセルブロックB1のメモリセル10を無記憶状態にリセットした後、メモリセル10のうちで記憶状態に指定されたメモリセル10のみを記憶状態にセットする(ステップS14)。
ステップS14において、書き込みデータがセルブロックA1の記憶容量内である場合には、主メモリ領域2は、高速書き込み領域1から転送された書き込みデータの全てをセルブロックB1に書き込む。
続いて、制御回路25からの制御信号が入出力インターフェース回路22,12を介して制御回路15に入力し、制御回路15の制御に基づき、高速書き込み領域1は、セルブロックA1における全てのメモリセル10をリセットする(ステップS15)。
本実施形態では、上記のステップS11〜S15を、書き込みデータが全てセルブロックA1〜An(2≦n≦8)に順次書き込まれ、書き込みデータが全て主メモリ領域2に転送されてセルブロックB1〜Bn(2≦n≦8)に順次書き込まれて、セルブロックA1〜Anが全てリセットされるまで実行される。
本実施形態は、第1の実施形態で説明した諸効果を奏することに加え、書き込みデータがセルブロックに分割される程度のデータ量であり、ReRAMに対してランダムにアクセスするように使用する場合に特に適している。
[変形例]
ここで、第2の実施形態の諸変形例について説明する。これらの変形例のReRAMは、第1の実施形態と同様に、図1及び図2のように高速書き込み領域1及び主メモリ領域2を備えて構成されるとともに、第2の実施形態と同様にメモリセルアレイ11がセルブロックA1〜A8から、メモリセルアレイ21がセルブロックB1〜B8から構成されているが、その書き込み形態が異なる点で相違する。
(変形例1)
図11は、本実施形態の変形例1によるReRAMによるデータの書き込み方法の手順を示すフロー図である。
第2の実施形態と同様に、予め、高速書き込み領域1では、初期状態として、メモリセルアレイ11における全てのセルブロックA1〜A8のメモリセル10がリセットされている。即ち、メモリセルアレイ11における全てのメモリセル10が、無記憶状態にリセットされた初期状態、即ち全てのメモリセル10に“0”が書き込まれた状態とされている。
先ず、制御回路15の制御に基づき、高速書き込み領域1は、セルブロックA1について、メモリセルアレイ11のうち、書き込みデータに対応したメモリセル10のうちで記憶状態に指定されたメモリセル10のみを記憶状態にセットする。即ちこの場合、記憶状態に指定されたメモリセル10のみに“1”が書き込まれる(ステップS21)。
ステップS21は、セルブロックA1の記憶容量をオーバーするまで実行される(ステップS22)。
セルブロックA1の記憶容量をオーバーした場合、セルブロックA2に対してステップS21のセット動作が、ステップS22と同様にセルブロックA2の記憶容量をオーバーするまで実行される。
このように本例では、上記のステップS21,S22を、書き込みデータが全てセルブロックA1〜An(2≦n≦8)に順次書き込まれるまで実行される。
そして、書き込みデータが全てセルブロックA1〜An(2≦n≦8)に順次書き込まれたときに、高速書き込み領域1は、セルブロックA1〜Anに書き込まれた書き込みデータの各部を読み出し、セルブロックA1〜An毎に順次主メモリ領域2へ転送する(ステップS23)。
ここで、各ステップS23に引き続いて、主メモリ領域2は、高速書き込み領域1のセルブロックAk(1≦k≦8)から転送された書き込みデータの一部を、順次(k=1,2・・・)にセルブロックBkに書き込んでゆく(ステップS24:ステップS14と同様にリセット動作及びセット動作を行なう。)。
続いて、制御回路25からの制御信号が入出力インターフェース回路22,12を介して制御回路15に入力し、制御回路15の制御に基づき、高速書き込み領域1は、セルブロックAk(1≦k≦8)における全てのメモリセル10を、順次(k=1,2・・・)にリセットする(ステップS25)。
本例は、第1の実施形態で説明した諸効果を奏することに加え、高速書き込みを複数のセルブロックに跨って行なうため、一回の書き込み命令で処理する書き込みデータのデータ量が大きく、セルブロックの記憶容量を超えるような場合の使用に特に適している。
(変形例2)
図12は、本実施形態の変形例2によるReRAMによるデータの書き込み方法の手順を示すフロー図であり、図13は、本実施形態の変形例2によるReRAMにおいて、データの書き込み方法の手順に従った高速書き込み領域における8ビットのアドレス空間における変化を示す模式図である。
本例では、高速書き込みを一回の書き込み命令毎に制御している。高速書き込み領域1においてデータ列が書き込まれた任意のセルブロックの容量がオーバーしているか否か係わらず、1回の書き込み命令による書き込みが終了したら、主メモリ領域2の同一アドレスに存するセルブロックにデータ転送する構成を採る。
詳細には、1サイクルで高速書き込み領域1に記憶する1つのデータ列を8ビットとし、図13に示すように、3つのデータ列d1,d2,d3から、1回の書き込み命令における書き込みデータDが構成されている場合を例示する。ここでは、書き込みデータDは、01011100(d1),10100111(d2),11101001(d3)から構成されている。
第2の実施形態と同様に、予め、高速書き込み領域1では、初期状態として、メモリセルアレイ11における全てのセルブロックA1〜A8のメモリセル10がリセットされている。即ち、メモリセルアレイ11における全てのメモリセル10が、無記憶状態にリセットされた初期状態、即ち全てのメモリセル10に“0”が書き込まれた状態とされている。
先ず、制御回路15の制御に基づき、高速書き込み領域1は、書き込みデータの全体がメモリセルアレイ11に書き込まれるまで、セルブロックA1〜A8のうちの任意のセルブロックに書き込みデータの一部を順次に書き込んでゆく(ステップS31)。
ステップS31は、以下のように3回のサイクル(ステップS31−1〜S31−3)で構成されている。
先ず、制御回路15の制御に基づき、高速書き込み領域1は、任意のセルブロック、例えばセルブロックA1について、メモリセルアレイ11のうち、書き込みデータの一部、例えば1つのデータ列d1(01011100)に対応したメモリセル10のうちで記憶状態に指定されたメモリセル10のみを記憶状態にセットする。即ちこの場合、記憶状態に指定されたメモリセル10のみに“1”が書き込まれる(ステップS31−1)。
次に、制御回路15の制御に基づき、高速書き込み領域1は、任意のセルブロック、例えばセルブロックA3について、メモリセルアレイ11のうち、書き込みデータの一部、例えば1つのデータ列d2(10100111)に対応したメモリセル10のうちで記憶状態に指定されたメモリセル10のみを記憶状態にセットする。即ちこの場合、記憶状態に指定されたメモリセル10のみに“1”が書き込まれる(ステップS31−2)。
次に、制御回路15の制御に基づき、高速書き込み領域1は、任意のセルブロック、例えばセルブロックA8について、メモリセルアレイ11のうち、書き込みデータの一部、例えば1つのデータ列d3(11101001)に対応したメモリセル10のうちで記憶状態に指定されたメモリセル10のみを記憶状態にセットする。即ちこの場合、記憶状態に指定されたメモリセル10のみに“1”が書き込まれる(ステップS31−3)。
続いて、制御回路15の制御に基づき、高速書き込み領域1は、セルブロックA1,A3,A8に書き込まれた書き込みデータDを読み出して主メモリ領域2へ転送する(ステップS32)。そして、主メモリ領域2は、高速書き込み領域1から転送された書き込みデータDをセルブロックA1,A3,A8に対応したセルブロックB1,B3,B8に書き込む。即ち、転送された書き込みデータDに対応したメモリセルアレイ22のメモリセル10を無記憶状態にリセットした後、メモリセル10のうちで記憶状態に指定されたメモリセル10のみを記憶状態にセットする(ステップS33)。
ステップS32,S33は、以下のように3回のサイクル(ステップS32−1〜S32−3,ステップS33−1〜S33−3)で構成されている。
先ずステップS32−1として、入出力インターフェース回路12は、主メモリ領域2の入出力インターフェース回路22に、セルブロックA1に記憶されている書き込みデータDのうちデータ列d1と、セルブロックB1においてデータ列d1に対応するメモリセル10を指定するアドレス信号及び指定されたメモリセル10をリセット及びセットする旨の命令をする制御信号を入力する。
次に、ステップS32−1に対応して、ステップS33−1として、入出力インターフェース回路22に入力したアドレス信号は行デコーダ23及び列デコーダ24に、データ列d1及び制御信号は制御回路25にそれぞれに入力し、セルブロックB1において、行デコーダ23及び列デコーダ24によりデータ列d1に対応する全てのメモリセル10が選択され、制御回路25によりこれらのメモリセル10のリセット動作が実行され、無記憶状態である“0”が書き込まれる。引き続き、制御回路25によりセット動作が実行され、データ列d1のうちの“1”に対応するメモリセル10のみに“1”が書き込まれる。
次に、ステップS32−2として、入出力インターフェース回路12は、主メモリ領域2の入出力インターフェース回路22に、セルブロックA3に記憶されている書き込みデータDのうちデータ列d2と、セルブロックB3においてデータ列d2に対応するメモリセル10を指定するアドレス信号及び指定されたメモリセル10をリセット及びセットする旨の命令をする制御信号を出力する。
次に、ステップS32−2に対応して、ステップS33−2として、入出力インターフェース回路22に入力したアドレス信号は行デコーダ23及び列デコーダ24に、データ列d2及び制御信号は制御回路25にそれぞれに入力し、セルブロックB3において、行デコーダ23及び列デコーダ24によりデータ列d2に対応する全てのメモリセル10が選択され、制御回路25によりこれらのメモリセル10のリセット動作が実行され、無記憶状態である“0”が書き込まれる。引き続き、制御回路25によりセット動作が実行され、データ列d2のうちの“1”に対応するメモリセル10のみに“1”が書き込まれる。
次に、ステップS32−3として、入出力インターフェース回路12は、主メモリ領域2の入出力インターフェース回路22に、セルブロックA8に記憶されている書き込みデータDのうちデータ列d3と、セルブロックB3においてデータ列d3に対応するメモリセル10を指定するアドレス信号及び指定されたメモリセル10をリセット及びセットする旨の命令をする制御信号を出力する。
次に、ステップS32−3に対応して、ステップS33−3として、入出力インターフェース回路22に入力したアドレス信号は行デコーダ23及び列デコーダ24に、データ列d3及び制御信号は制御回路25にそれぞれに入力し、セルブロックB8において、行デコーダ23及び列デコーダ24によりデータ列d3に対応する全てのメモリセル10が選択され、制御回路25によりこれらのメモリセル10のリセット動作が実行され、無記憶状態である“0”が書き込まれる。引き続き、制御回路25によりセット動作が実行され、データ列d3のうちの“1”に対応するメモリセル10のみに“1”が書き込まれる。
続いて、制御回路25からの制御信号が入出力インターフェース回路22,12を介して制御回路15に入力し、制御回路15の制御に基づき、高速書き込み領域1は、セルブロックA1,A3,A8における全てのメモリセル10をリセットし、全てのメモリセル10に“0”が書き込まれた初期状態とする(ステップS34)。このリセット動作は、一回の書き込み命令におけるデータ単位で実行される。
本例は、第1の実施形態で説明した諸効果を奏することに加え、複数のセルブロックのアドレスに、ランダムにアクセスするような場合に特に適している。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について説明する。
図14は、本実施形態によるReRAMの各メモリセルアレイのみを示す模式図であり、図15は、本実施形態のReRAMによるデータの書き込み方法の手順を示すフロー図である。
本実施形態のReRAMは、第1の実施形態と同様に、図1及び図2のように高速書き込み領域1及び主メモリ領域2を備えて構成されているが、メモリセル11,12の構成が異なる点で相違する。なお、説明の便宜上、第1及び第2の実施形態で説明したReRAMの構成部材等と同一のものについては、同一符号を付して説明を省略する。
高速書き込み領域1のメモリセルアレイ11は、複数のメモリセル10が配設されてなる例えば1つのセルブロックA0として構成されている。
これに対して主メモリ領域2のメモリセルアレイ21は、それぞれ複数のメモリセル10が配設されてなる複数のセルブロック、図示の例では12個のセルブロックB1〜B12から構成されている。
本実施形態では、第2の実施形態とは異なり、主メモリ領域2のメモリセルアレイ21の記憶容量が、高速書き込み領域1のメモリセルアレイ11の記憶容量よりも相対的に大きい。具体的には、例えばセルブロックA0が個々のセルブロックB1〜B12と同じ記憶容量とされている。従ってセルブロックA0とセルブロックB1〜B12とではアドレスは1対1には対応していないが、高速書き込み領域1は、一種のライトバッファーの機能をしており、アドレスの変換操作により、主メモリ領域2のアドレスに所期の書き込みが可能である。
第1の実施形態と同様に、予め、高速書き込み領域1では、初期状態として、セルブロックA0の全てのメモリセル10がリセットされている。即ち、セルブロックA0における全てのメモリセル10が、無記憶状態にリセットされた初期状態、即ち全てのメモリセル10に“0”が書き込まれた状態とされている。
先ず、制御回路15の制御に基づき、高速書き込み領域1は、セルブロックA0のうち、書き込みデータに対応したメモリセル10のうちで記憶状態に指定されたメモリセル10のみを記憶状態にセットする。即ちこの場合、記憶状態に指定されたメモリセル10のみに“1”が書き込まれる(ステップS41)。
続いて、制御回路15の制御に基づき、高速書き込み領域1は、セルブロックA0に書き込まれた書き込みデータを読み出して主メモリ領域2へ転送する(ステップS42)。
続いて、制御回路25の制御に基づき、主メモリ領域2は、高速書き込み領域1から転送された書き込みデータの一部をセルブロックB1〜B12のいずれか(Bk)に書き込む。即ち、転送された書き込みデータの一部に対応したセルブロックBkのメモリセル10を無記憶状態にリセットした後、メモリセル10のうちで記憶状態に指定されたメモリセル10のみを記憶状態にセットする(ステップS43)。
続いて、制御回路25からの制御信号が入出力インターフェース回路22,12を介して制御回路15に入力し、制御回路15の制御に基づき、高速書き込み領域1は、セルブロックA0における全てのメモリセル10をリセットする(ステップS44)。
本実施形態は、第1の実施形態で説明した諸効果を奏することに加え、1回の書き込みデータが、セルブロックA0の容量以下であり、書き込みが連続していない場合に特に適している。1回の書き込みデータ量がブロック容量を超える場合や、書き込み後に、主メモリ領域2にデータを転送している途中に、直ぐに、再度の書き込みがある場合等では、書き込みを停止して、データ転送終了、リセット後に、書き込みを再開することになる。本実施形態では、主メモリ領域2のメモリセルアレイ21の容量を、第2の実施形態及びその変形例よりも相対的に大きくできるという利点がある。
(第4の実施形態)
図16は、本実施形態によるReRAMの概略構成を模式的に示すブロック図であり、図17は、本実施形態によるReRAMの各メモリ領域を具体的に示すブロック図であり、図18は、本実施形態のReRAMによるデータの書き込み方法の手順を示すフロー図である。
本実施形態のReRAMは、第2の実施形態で説明した、高速書き込みを行なうことを主眼においた高速書き込み領域1のみを有して構成されている。第2の実施形態と同様に、メモリセルアレイ11は、それぞれ複数のメモリセル10が配設されてなる複数のセルブロック、図示の例では8つのセルブロックA1〜A8から構成されている。
なお、本実施形態のReRAMにおいて、通常使用モードと高速書き込みモードとを選択設定自在としても良い。この場合、通常使用モードに設定した場合には、主メモリ領域2と同様の通常のデータ書き込み及び読み出し動作が実行される。一方、高速書き込みモードに設定した場合には、上記したような高速書き込み領域1としての高速書き込み動作が実行される。以下で説明する書き込み方法では、例えばメモリコントローラが当該選択設定機能を有しており、高速書き込みモードが選択設定される場合について例示する。
先ず、メモリコントローラの選択設定に基づき、高速書き込みモードに設定される(ステップS51)
続いて、制御回路15の制御に基づき、高速書き込み領域1は、初期状態として、メモリセルアレイ11における全てのセルブロックA1〜A8のメモリセル10をリセットする(ステップS52)。即ち、メモリセルアレイ11における全てのメモリセル10が、無記憶状態にリセットされた初期状態、即ち全てのメモリセル10に“0”が書き込まれた状態とする。
続いて、制御回路15の制御に基づき、高速書き込み領域1は、セルブロックA1について、メモリセルアレイ11のうち、書き込みデータに対応したメモリセル10のうちで記憶状態に指定されたメモリセル10のみを記憶状態にセットする。即ちこの場合、記憶状態に指定されたメモリセル10のみに“1”が書き込まれる(ステップS53)。
ステップS53は、セルブロックA1の記憶容量をオーバーするまで実行され、 セルブロックA1の記憶容量をオーバーした場合にはセルブロックA2に移行し、同様にステップS53がセルブロックA2の記憶容量をオーバーするまで実行される。以下同様に、書き込みデータが全てセルブロックA3〜An(4≦n≦8)に順次書き込まれるまで実行される。
当該書き込み方法では、高速書き込みできるのは1回だけであるが、1回だけでも高速に書き込みを行ないたいという要求は多い。例えば、電源オフ時における最終記憶状態を短時間で書き込んで記憶させる用途や、出荷時に、調整データやIDデータ等を書き込む場合における処理時間の短縮等の用途の要求に応えることができる。パーソナルコンピュータのレジューム機能等にも適している。
(第5の実施形態)
図19は、本実施形態によるReRAMの概略構成を模式的に示すブロック図であり、図20は、本実施形態によるReRAMの各メモリ領域を具体的に示すブロック図であり、図21は、本実施形態のReRAMによるデータの書き込み方法の手順を示すフロー図である。
本実施形態のReRAMは、第2の実施形態で説明した、通常のデータ書き込み及び読み出しを行なうことを主眼においた主メモリ領域2のみを有して構成されている。第2の実施形態と異なる点としては、主メモリ領域2のメモリセルアレイ11が、高速書き込みの用途で用いられるセルブロック、例えばセルブロックA1と、通常のデータ書き込み及び読み出しを行なうセルブロック、例えばセルブロックB1〜B7とから構成されている。
本実施形態のReRAMにおいては、例えばメモリコントローラにより通常使用モードと高速書き込みモードとを選択設定自在とされている。この場合、通常使用モードに設定した場合には、ブロックセルB1〜B7に対して、主メモリ領域2と同様の通常のデータ書き込み及び読み出し動作が実行される。一方、高速書き込みモードに設定した場合には、ブロックセルA1に対して、上記したような高速書き込み領域1としての高速書き込み動作が実行される。以下で説明する書き込み方法では、制御部3により高速書き込みモードが選択設定される場合について例示する。
当該選択設定機能を有している場合について例示する。
先ず、メモリコントローラの選択設定により、高速書き込みモードに設定される(ステップS61)
続いて、制御回路25の制御に基づき、主メモリ領域2は、初期状態として、メモリセルアレイ21におけるセルブロックA1の全てのメモリセル10をリセットする(ステップS62)。即ち、メモリセルアレイ21におけるセルブロックA1の全てのメモリセル10が、無記憶状態にリセットされた初期状態、即ち全てのメモリセル10に“0”が書き込まれた状態とする。
続いて、制御回路25の制御に基づき、高速書き込み領域1は、セルブロックA1について、メモリセルアレイ11のうち、書き込みデータに対応したメモリセル10のうちで記憶状態に指定されたメモリセル10のみを記憶状態にセットする。即ちこの場合、記憶状態に指定されたメモリセル10のみに“1”が書き込まれる(ステップS63)。
本実施形態では、セルブロックA1からセルブロックB1〜B7への書き込みデータの転送は行なわない。
本実施形態は、第1の実施形態で説明した諸効果を奏することに加え、メモリセルアレイ21の一部に高速書き込み用のセルブロックA1を設けることにより、データの書き込み後にはデータ書き換えを殆ど行なわず、ほぼ読み出し専用として利用するような場合に特に適している。
本発明によれば、データの高速書き込み機能及び不揮発状態でデータを保持する機能を、SRAMのような別のメモリチップを組み合わせることなく、ReRAMのみで実現し、一回の書き込み命令によりデータの高速書き込みを行なう用途、例えば、半導体メモリの電源オフ時における最終記憶状態を短時間で書き込んで記憶させる用途や、半導体メモリの出荷時に、調整データやIDデータ等を書き込む場合における処理時間の短縮等の用途の要求に応えることができる、信頼性の高い可変抵抗メモリが実現する。

Claims (6)

  1. 電圧の印加による抵抗変化を利用してデータを記憶する可変抵抗メモリであって、
    複数の抵抗変化素子が配設されてなる第1のメモリセルアレイを有する第1のメモリ領域と、
    複数の抵抗変化素子が配設されてなる第2のメモリセルアレイを有する第2のメモリ領域と
    を含み、
    データの書き込みに際して、
    前記第1のメモリ領域は、前記第1のメモリセルアレイにおける全ての前記抵抗変化素子が高抵抗状態にリセットされた初期状態とされており、前記データに対応した前記抵抗変化素子のうち、指定された前記抵抗変化素子のみを低抵抗状態にセットする第1の動作と、前記第1のメモリセルアレイに書き込まれた前記データを前記第2のメモリ領域に転送する第2の動作と、前記データ転送動作後に全ての前記抵抗変化素子を前記高抵抗状態にリセットして前記初期状態とする第3の動作とを順次実行し、
    前記第2のメモリ領域は、前記第1のメモリ領域から転送された前記データに対応した前記第2のメモリセルアレイの前記抵抗変化素子を前記高抵抗状態にリセットした後、前記抵抗変化素子のうち、指定された前記抵抗変化素子のみを前記低抵抗状態にセットする第4の動作を実行することを特徴とする可変抵抗メモリ。
  2. 前記第1のメモリセルアレイは、それぞれ複数の前記抵抗変化素子が配設されてなる複数の第1の素子ブロックから構成されるとともに、
    前記第2のメモリセルアレイは、それぞれ複数の前記抵抗変化素子が配設されてなる複数の第2の素子ブロックから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の可変抵抗メモリ。
  3. データの書き込みに際して、
    前記第1のメモリ領域は、所定の前記第1の素子ブロックについて、前記第1の動作、当該第1の素子ブロックの記憶容量の所定値に達したときの前記第2の動作、及び前記第3の動作からなる一連動作を、前記データを全て前記第1のメモリセルアレイに書き込むまで前記各第1の素子ブロック毎に順次実行し、
    前記第2のメモリ領域は、前記各第1の素子ブロック毎の前記第2の動作に対応した前記第2の素子ブロック毎の前記第4の動作を順次実行することを特徴とする請求項2に記載の可変抵抗メモリ。
  4. データの書き込みに際して、
    前記第1のメモリ領域は、
    前記データを全て前記第1のメモリセルアレイに書き込むまで、所定の前記第1の素子ブロックの前記第1の動作と、当該第1の素子ブロックの記憶容量の所定値に達したときに、次の前記第1の素子ブロックに移行して行なう前記第1の動作とを順次実行してゆき、
    前記データを全て前記第1のメモリセルアレイに書き込んだときに、前記第1の素子ブロック毎の前記第2の動作と、全ての前記第1の素子ブロックの前記第3の動作とを実行し、
    前記第2のメモリ領域は、前記第1の素子ブロック毎の前記第2の動作に対応した前記第2の素子ブロック毎の前記第4の動作を順次実行することを特徴とする請求項2に記載の可変抵抗メモリ。
  5. データの書き込みに際して、
    前記第1のメモリ領域は、
    前記データを全て前記第1のメモリセルアレイに書き込むまで、1回の書き込み命令に対応した前記データの一部であるデータ列毎に任意の前記第1の素子ブロックに前記第1の動作を実行してゆき、
    前記データを全て前記第1のメモリセルアレイに書き込んだときに、前記データ列毎の前記第2の動作と、全ての前記データ列の前記第3の動作とを実行し、
    前記第2のメモリ領域は、前記データ列毎の前記第2の動作に対応した前記第4動作を順次実行することを特徴とする請求項2に記載の可変抵抗メモリ。
  6. 電圧の印加による抵抗変化を利用してデータを記憶する可変抵抗メモリであり、複数の抵抗変化素子が配設されてなる第1のメモリセルアレイを有する第1のメモリ領域と、複数の抵抗変化素子が配設されてなる第2のメモリセルアレイを有する第2のメモリ領域とを含む可変抵抗メモリのデータ書込み方法であって、
    前記データの書き込みに際して、
    前記第1のメモリ領域において、前記第1のメモリセルアレイにおける全ての前記抵抗変化素子が高抵抗状態にリセットされた初期状態とされており、
    前記第1のメモリ領域において、前記データに対応した前記抵抗変化素子のうち、指定された前記抵抗変化素子のみを低抵抗状態にセットする第1のステップと、
    前記第1のメモリ領域において、前記第1のメモリセルアレイに書き込まれた前記データを前記第2のメモリ領域に転送する第2のステップと、
    前記第2のメモリ領域において、前記第1のメモリ領域から転送された前記データに対応した前記第2のメモリセルアレイの前記抵抗変化素子を前記高抵抗状態にリセットした後、前記抵抗変化素子のうち、指定された前記抵抗変化素子のみを前記低抵抗状態にセットする第3のステップと、
    前記第1のメモリ領域において、全ての前記抵抗変化素子を前記高抵抗状態にリセットして前記初期状態とする第4のステップと
    を実行することを特徴とする可変抵抗メモリのデータ書込み方法。
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