JP5060934B2 - 車載通信装置および車群間通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、他車群に所属する車載端末を宛先として送信対象情報を無線送信する車載通信装置、およびそのような車載通信装置によって構成される車群間通信システムに関する。
道路を走行する各車両に無線通信装置を搭載し、無線通信によって各車両が位置情報、速度情報等を互いに提供し合う車載通信システムが広く知られている。このような車載通信システムでは、各車両に搭載された車載通信装置を中継装置としたパケット通信を行う。パケット情報の送信元となる車載通信装置は、他の車載通信装置にパケット情報を送信する。また、パケット情報を受信した車載通信装置は、受信したパケット情報に含まれる情報を抽出して搭乗者の利用に供すると共に、他の車載通信装置にパケット情報を中継送信する。このような中継送信によって、多数の車両に情報を提供することができる。
しかし、このような車載通信システムでは、不特定の車載通信装置に中継送信を行わせると、情報内容が重複するパケット情報が同一の車載通信装置によって複数回にわたって中継送信され、各車載通信装置で処理すべき情報量がその処理能力を超えてしまうおそれがある。
そこで、近隣の複数車両によって形成される車群ごとにパケット情報の中継送信ルートを区分する車群間通信システムが考えられている。車群間通信システムでは、各車群に所属する車載通信装置のうちの一つが車群マスターとして定められる。車群マスター以外の車載通信装置は、受信されたパケット情報が自車群に所属する車載通信装置から送信されたものである場合に限り、そのパケット情報を中継送信する。そして、他車群に所属する車載通信装置に情報を送信するときは、車群マスターに宛てたパケット情報を送信する。車群マスターは、自車群の車載通信装置から送信されたパケット情報に基づいて他車群向けのパケット情報を生成し、他車群の車群マスターに送信する。他車群の車群マスターは、そのパケット情報に基づいて自車群向けのパケット情報を生成し、自車群に所属する車載通信装置に送信する。
車群間通信システムによれば、異なる車群間の情報の送受信が、各車群の車群マスターを介して行われる。そして、車群マスター以外の車載通信装置は、他車群に所属する車載通信装置から送信されたパケット情報の中継送信を行わない。これによって、パケット情報の中継送信ルートを車群ごとに区分することができ、情報内容が重複するパケット情報が同一の車載通信装置によって中継送信される回数を制限することができる。さらに、情報が到達する範囲を同一の車群に所属する車載通信装置に限ることができるため、情報伝達ルートを容易に形成することができる。
特開2001−358641号公報
車群間通信システムでは、車群間のパケット情報通信は、各車群の車群マスターを介して行われる。したがって、車群マスターを搭載する車両間の無線信号伝搬環境が良好でない場合には、異なる車群間のパケット情報の送受信が困難となる。
本発明は、このような課題に対してなされたものである。すなわち、車群間通信システムにおいて車群間の無線通信状況を良好にすることを目的とする。
本発明は、所属車群を識別するための所属車群IDを有し、自らの所属車群IDとは異なる所属車群IDを有する他車群車載端末に送信対象情報を無線送信する車載通信装置において、前記送信対象情報を無線送信する送信部と、自らの所属車群IDと同一の所属車群IDを有する車載端末のうち前記車載通信装置と共に前記送信対象情報を無線送信するサブマスター車載端末に、前記送信対象情報を提供する送信対象情報提供部と、を備え、前記送信部は、前記サブマスター車載端末と共に、前記他車群車載端末に対して、ダイバーシチ無線送信を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る車載通信装置においては、自らの所属車群IDと同一の所属車群IDを有する車載端末から取得した情報に基づいて、前記送信対象情報を生成することが好適である。
また、本発明は、所属車群を識別するための所属車群IDを有し、自らの所属車群IDとは異なる所属車群IDを有する他車群車載端末に送信対象情報を無線送信する車載通信装置において、自らの所属車群IDと同一の所属車群IDを有する車載端末のうち前記車載通信装置と共に前記送信対象情報を無線送信するマスター車載端末から、前記送信対象情報を取得する送信対象情報取得部と、前記送信対象情報取得部から取得した前記送信対象情報を無線送信する送信部と、を備え、前記送信部は、前記マスター車載端末と共に、前記他車群車載端末に対して、ダイバーシチ無線送信を行うことを特徴とする。
また、本発明は、それぞれが所属車群IDを有し、所属車群IDによって所属車群が識別される複数の車載端末を備え、同一の所属車群IDを有する複数の車載端末のうちの一つであるマスター端末は、他車群に所属する他車群車載端末に送信対象情報を無線送信する、車群間通信システムにおいて、自車群に所属する車載端末のうちの一つであり、前記マスター端末とは異なるサブマスター端末は、前記マスター端末から前記送信対象情報を取得し、前記マスター端末および前記サブマスター端末は、前記他車群車載端末に対して、前記送信対象情報をダイバーシチ無線送信することを特徴とする。
また、本発明に係る車群間通信システムにおいては、前記マスター端末は、自車群に所属する車載端末から取得した情報に基づいて前記送信対象情報を生成することが好適である。
本発明によれば、車群間の無線通信状況が良好な車群間通信システムを実現することができる。
(1)車群間通信システムの構成
図1に本発明の実施形態に係る車群間通信システムの構成を示す。車群間通信システムは、複数の車両12のそれぞれに搭載された車載通信装置14によって構成される。車群12Gを形成する各車両12の車載通信装置14は、識別符号として共通の車群ID(Identification)を有し所属先の車群12Gが識別される。ここで、車群とは、近隣の他車両までの距離が所定距離以下であり同一方向に走行する車両集団をいう。
車群間通信システムでは、各車群12Gに所属する車載通信装置14のうち一つが車群マスター14Mとして定められる。図1では、各車群12Gの先頭車両の車載通信装置14が車群マスター14Mとして定められている。車群マスター14M以外の車載通信装置14は、受信されたパケット情報が自車群に所属する車載通信装置14から送信されたものである場合に限り、そのパケット情報を中継送信する。そして、他車群に所属する車載通信装置14に情報を送信するときは、車群マスター14Mにパケット情報を送信する。車群マスター14Mは、自車群の車載通信装置14から送信されたパケット情報に基づいて他車群向けのパケット情報を生成し、他車群の車群マスター14Mに送信する。他車群の車群マスター14Mは、そのパケット情報に基づいて自車群向けのパケット情報を生成し、自車群に所属する車載通信装置14に送信する。
道路10を走行する複数の車両12の位置関係は、各車両12の動向によって変化する。これに伴い、各車群12Gに所属する車載通信装置14は入れ替わる。そのため、各車載通信装置14は、次に説明する車群認識通信によって所属先の車群12Gを認識する処理を行う。
(2)車群認識通信
車群間通信システムを構成する各車載通信装置が、所属先の車群を認識する処理について説明する。各車載通信装置は、同一車群に所属する車載通信装置が共通の車群IDを共有するための車群認識通信を行う。車群認識通信は、自律分散的に、例えば次のように行う。
各車載通信装置は、自車両の車両ID、ならびに自車両の位置情報および速度ベクトルを含む車群認識用情報を生成する。車載通信装置は、他の車載通信装置との間で車群認識用情報を授受し合う。そして、車群認識用情報を授受し合った2台の車載通信装置が、所定の距離以下の距離を隔てて同一方向に走行する2台の車両にそれぞれ搭載されるものであると認識した場合、前方車両の車載通信装置が車群IDを発行し、発行した車群IDを車群認識用情報に含ませ他方の車載通信装置に送信する。これによって、その2台の車載通信装置は車群IDを共有する。
車群を形成する2台の車両の各車載通信装置は、その2台の車載通信装置とは別の車載通信装置との間で同様の処理を実行し、同一車群に所属する条件が成立しているときは、前方車両が有していた車群IDを共有する。さらに、車群を形成する車両の各車載通信装置は、車群認識用情報を授受し合うことによって、自車群に所属する総ての車両の車両ID、位置情報および速度ベクトルを取得する。
このような処理によって、車群を形成する車両集団の車載通信装置は車群IDを共有する。さらに、各車載通信装置は、自車群に所属する総ての車両の車両ID、位置情報および速度ベクトルを取得する。車群を形成する車両の各車載通信装置が自律分散的に車群IDを共有する処理には、ここで説明したような処理に限らず、アドホック通信で用いられているその他の周知技術を用いることができる。
このような車群認識通信を行う場合に、車載通信装置の各構成部が実行する処理について説明する。図2に車載通信装置14の構成を示す。測位装置16は、測位アンテナ18を介して衛星信号を受信し、自車両の位置情報を求め速度ベクトル算出部20および情報処理部22に出力する。速度ベクトル算出部20は、測位装置16から出力される位置情報の時間変化に基づいて速度ベクトルを算出し、情報処理部22に出力する。また、記憶部24は自車両の車両IDを記憶し、情報処理部22は記憶部24から自車両の車両IDを読み込む。
情報処理部22は、自車両の車両ID、位置情報および速度ベクトルに基づいて車群認識用情報を生成し送信部26に出力する。送信部26は、車群認識用情報を通信アンテナ28を介して送信する。また、受信部30は、他の車載通信装置から送信された車群認識用情報を通信アンテナ28を介して受信し、情報処理部22に出力する。
情報処理部22は、送信部26、受信部30、および通信アンテナ28を用いた車群認識用情報の送受信により、他の車載通信装置との間で上記の車群認識通信を実行する。情報処理部22は、車群認識通信によって取得した車群ID、自車群に属する各車両の車両ID、位置情報、および速度ベクトルを対応付け記憶部24に記憶させる。
(3)車群マスター
車載通信装置は、搭載車両が車群の先頭に位置する場合には、自らが車群マスターであると認識し、車群マスターとしての通信処理を実行する。自らが車群マスターであるか否かの判定は、情報処理部22によって行われる。情報処理部22は、記憶部24に記憶されている自車群の各所属車両の位置情報を読み込む。また、測位装置16から自車両の位置情報を取得する。そして、自車群の各所属車両の位置情報と、自車両の位置情報とに基づいて自車両が車群の先頭に位置するか否かを判定する。そして、車群の先頭に位置すると判定した場合は、自らの車載通信装置が車群マスターであることを認識する。
なお、車群マスターは、車群に所属する各車両の位置情報に基づき、その他の基準に従って定義してもよい。例えば、車群の最後部に位置する車両の車載通信装置、車群の所属車両の位置の重心に最も近くに位置する車両の車載通信装置を車群マスターとしてもよい。
(4)車群内パケット通信
車群内におけるパケット情報の送受信について説明する。本発明の実施形態に係る車群間通信システムでは、パケット情報の送受信を行う車載通信装置を、同一の車群に所属する車載通信装置に限定する車群内パケット通信を行う。これによって、パケット情報の伝送ルートを車群内に限ることができる。同一車群に所属する車載通信装置の間では、宛先とする車両IDを指定し、宛先車両の車載通信装置にパケット情報を送信することができる。
車群内パケット通信は、車群ごとに行われるプラトーン走行に応用することができる。ここで、プラトーン走行とは、車群を形成する複数の車両間での通信により各車両の走行制御が行われる走行形態をいう。車群内パケット通信によるプラトーン走行では、車群マスターが自車群に所属する各車載通信装置に走行制御情報を送信する。各車載通信装置は、受信した走行制御情報に基づいて搭載車両の走行制御を行う。
プラトーン走行において車群マスターがパケット情報を送信する処理について説明する。図3に車載通信装置が送受信する車群内パケット情報の構成を示す。車群内パケット情報は、走行制御情報等、送信対象とする本来の情報を送受信するための情報単位である。
図4に車群マスターの情報処理部22が実行する処理を示すフローチャートを示す。車群マスターの情報処理部22は、測位装置16および速度ベクトル算出部20から、それぞれ自車両の位置情報および速度ベクトルを取得する(S101)。また、自車群の各所属車両の位置情報および速度ベクトルを記憶部24から読み込む(S102)。情報処理部22は、これらの位置情報および速度ベクトルに基づいて、自車群の各所属車両が最適な車間距離を確保しつつ走行するよう、各車両に対する走行制御情報を個別に生成する(S103)。
情報処理部22は、宛先車両に対して生成された走行制御情報をデータ記述部に記録した車群内パケット情報を生成する。そして、車群ID記述部に自車群の車群IDを記録し、宛先車両の車両IDを宛先ID記述部に記録し、さらに、パケット情報の中継回数の上限値として予め定められた値を中継回数記述部に記録する(S104)。
情報処理部22は、車群内パケット情報を送信部26に出力する(S105)。送信部26は、通信アンテナ28を介して車群内パケット情報を送信する。このような処理によって、車群マスターは、自車群の各所属車両に対する走行制御情報を生成する。そして、生成した走行制御情報によって制御される車両に宛てて、その走行制御情報を含む車群内パケット情報を送信する。
次に、車載通信装置が車群内パケット情報を受信し、搭載車両の走行制御を行う処理について説明する。図5はその際に情報処理部22が実行する処理を示すフローチャートである。受信部30は、通信アンテナ28を介して車群内パケット情報を受信し、情報処理部22に出力する。情報処理部22は、車群内パケット情報の車群ID記述部に記録されている車群IDを抽出し(S201)、自車群の車群IDと比較する(S202)。そして、抽出された車群IDと自車群の車群IDとが一致しないときには、処理を終了する。
一方、抽出された車群IDと自車群の車群IDとが一致するときは、車群内パケット情報の宛先ID記述部に記録されている車両IDを抽出し(S203)、自車両の車両IDと比較する(S204)。そして、抽出された車両IDと自車両の車両IDとが一致しないときには、中継回数記述部に記述されている中継回数を抽出する(S205)。情報処理部22は、中継回数と制限値とを比較し(S206)、中継回数が制限値を超えているときは処理を終了する。一方、中継回数が制限値以下であるときは、中継回数記述部に記述されている中継回数を1だけ増加させ(S207)、送信部26に出力する(S208)。送信部26は、通信アンテナ28を介して車群内パケット情報を送信する。
一方、抽出された車両IDと自車両の車両IDとが一致するときには、情報処理部22は、データ記述部に記録されている走行制御情報を抽出する(S209)。そして、抽出した走行制御情報に基づいて、搭載車両のステアリング、ブレーキ、トランスミッションギアの切り換え、アクセル等の制御を行う(S210)。
このような車群内パケット通信を応用したプラトーン走行によれば、同一車群に所属する各車両を最適な車間距離を保ちつつ走行させることができる。これによって、安全を確保できる最短の車間距離を以て各車両を走行させ、車両の渋滞を解消することができる。
ステップS201およびS202によれば、車群ID記述部に記録されていた車群IDと自車両の車群IDとが一致しない場合には車群内パケット情報に対する処理が終了する。これらの車群IDが一致しないことは、送信源の車載通信装置が他車群に所属することを意味する。したがって、ステップS201およびS202によれば、他車群の車載通信装置から送信された車群内パケット情報を中継送信することを回避することができる。
そして、ステップS203、S204、S209およびS210によれば、宛先ID記述部に記録されている車両IDと車両IDとが一致する車載通信装置によって走行制御情報が取得され、その走行制御情報に従った走行制御が行われる。
さらに、ステップS205〜S208によれば、同一車群に所属する車載通信装置の間では、中継回数が制限値に達するまで、中継送信が行われる。これによって、同一車群に所属するできるだけ多くの車載通信装置にパケット情報を到達させると共に、中継回数が制限値を超えたパケット情報が中継送信されることを回避することができる。
したがって、各車載通信装置が、図5のフローチャートに従って車群内パケット情報の中継送信を行うことで、情報内容が重複する車群内パケット情報が同一の車載通信装置によって中継送信される回数を制限することができる。さらに、車群内パケット情報が到達する範囲を同一の車群に所属する車載通信装置に制限することができるため、情報伝達ルートを形成する車載通信装置の数を制限することができる。
なお、ここでは、車群内パケット通信をプラトーン走行に応用した場合について説明した。車群内パケット通信は、プラトーン走行の他、同一車群に所属する複数の車載通信装置が任意の情報を互いに授受する通信に用いることができる。この場合において送信側の車載通信装置の情報処理部22が実行する処理を示すフローチャートを図6に、宛先車両側の車載通信装置の情報処理部22が実行する処理を示すフローチャートを図7に示す。図4および図5に示すフローチャートが示す処理ステップと同一の処理ステップについては同一の符号を付してその説明を省略する。
送信側の車載通信装置の情報処理部22は、ステップS101〜S103の代わりに、送信対象とする情報を生成する処理を行う(S301)。そして、データ記述部に送信対象情報を記録し、宛先車両の車両IDを宛先ID記述部に記録し、宛先車両の車載通信装置に送信対象情報を送信する。宛先車両側の車載通信装置の情報処理部22は、ステップS209およびS210の代わりに、データ記述部に記録されている送信対象情報を取得する処理を行う(S401)。
また、ここでは車群内パケット情報として、車群ID記述部、宛先ID記述部、データ記述部、および中継回数記述部を含むものについて説明したが、車群内パケット情報には通信に用いるその他の情報を設定する記述部を設けてもよい。例えば、パケット情報の送信源の車載通信装置の車両IDを記述する送信源ID記述部を設けることができる。この場合、宛先車両の車載通信装置は、送信源ID記述部に記録されている車両IDによって、車群内パケット情報の送信源の車載通信装置を特定することができる。
(5)車群間通信
上記の車群内パケット通信は、1台の車載通信装置を一つの情報送受信ノードとする通信形態である。これに対し、ここで説明する車群間通信は、一つの車群を一つの情報送受信ノードとする通信形態である。本発明の実施形態に係る車群間通信システムでは、各車群の車群マスターが、他車群の車群マスターに情報を送信する。さらに、ダイバーシチ送信を行うため、車群マスターと共にパケット情報を送信するサブマスターが選定され、サブマスターが車群マスターと共に他車群の車群マスターに情報を送信する。図1では、サブマスター14Sとして各車群12Gの最後部の車両12の車載通信装置が選定されている。他車群の車群マスターに送信する情報は、送信側の車群マスターが生成したものであってもよいし、送信側の車群マスターが、自車群での車群内パケット通信によって取得したものであってもよい。
(i)サブマスターの選定
車群マスターは、自車群に所属する車載通信装置の中から、サブマスターを選定する。サブマスターの選定は、記憶部24に記憶されている自車群の所属車両に関する情報に基づいて行う。
車群マスターの情報処理部22は、測位装置16から自車両の位置情報を取得する。また、記憶部24から、自車群の各所属車両の位置情報を取得する。そして、これらの情報に基づいて、自車群の所属車両のうち自車両から所定の距離以上離れた位置にある車両の車載通信装置をサブマスターとして選定する。ここで、自車両から最も遠い位置にある車両の車載通信装置をサブマスターとして選定してもよい。
情報処理部22は、サブマスターとして選定した車載通信装置に宛てて、その車載通信装置がサブマスターとして選定された旨をデータ記述部に記録した車群内パケット情報を、上記の車群内パケット通信によって送信する。そのパケット情報を受信した車載通信装置は、自らがサブマスターであると認識する。
なお、車群マスターがサブマスターを選定する代わりに、自らがサブマスターとなる条件を満たしているか否かについて各車載通信装置が判定を行い、サブマスターとなる条件を満たしている車載通信装置が自らがサブマスターであることを認識することとしてもよい。例えば、車群マスターが車群の先頭車両の車載通信装置である場合には、各車載通信装置が、自車両が車群の最後部車両であるか否かを判定することによって、自らがサブマスターであるか否かを認識する。この場合、各車載通信装置は、記憶部24の記憶内容に基づいて、自車両が車群の最後部に位置するか否かを判定する。同様に、車群マスターが車群の最後部車両の車載通信装置である場合には、各車載通信装置が、自車両が車群の先頭車両であるか否かを判定することによって、自らがサブマスターであるか否かを認識する処理を実行すればよい。
(ii)車群マスターからサブマスターへ情報を送信する処理
本実施形態に係る車群間通信システムでは、車群マスターおよびサブマスターが同一の情報を他車群の車群マスターにダイバーシチ送信する。そのため、車群マスターは、他車群の車群マスターに情報を送信する場合には、送信対象情報をデータ記述部に記述した車群内パケット情報を、上記の車群内パケット通信によってサブマスターに宛てて送信する。そのパケット情報を取得したサブマスターは、次に説明するように、車群マスターと共に送信対象情報を送信する。
(iii)OFDMダイバーシチ送信
車群マスターおよびサブマスターは、他車群の車群マスターに送信するパケット情報として、車群間通信パケット情報を生成する。車群間通信パケット情報は、車群内パケット情報と異なる構成を有していてもよい。
車群マスターの情報処理部22は、送信対象情報を含ませた車群間通信パケット情報を生成し、送信部26に出力する。車群マスターの送信部26は、車群間通信パケット情報を、ガードインターバル付きのOFDM信号によって通信アンテナ28を介して送信する。
他方、サブマスターの情報処理部22は、車群マスターが送信した車群間通信パケット情報と同一内容のパケット情報を生成する。そして、車群マスターが実行した処理と同様の処理によって、その車群間通信パケット情報をガードインターバル付きOFDM信号によって送信する。
ここでガードインターバル付きOFDM信号について説明する。ガードインターバル付きOFDM信号(以下、単にOFDM信号とする。)は図8に示すように、所定の情報を示す区間である伝送シンボル32が、時系列において複数個連なった形態で伝送される。伝送シンボル32は、有効シンボル区間34とガードインターバル36とから構成される。有効シンボル区間34は送信対象情報を含む信号の区間である。ガードインターバル36は、有効シンボル区間34の一部の時間波形を摘出し、それと同一の時間波形を有する信号の一期間として有効シンボル区間34に前置したものである。
伝搬遅延時間が異なる伝搬路を伝搬した複数のOFDM信号が受信された場合、これらのOFDM信号の伝搬遅延時間の差異がガードインターバル36の時間長以下であるときは、受信装置は、各OFDM信号の復調タイミングを検出することによって、各OFDM信号を分離することができる。
次に、受信側の車群マスターが、他車群の車群マスターおよびサブマスターから送信された車群間通信パケット情報を受信する構成および処理について説明する。車群マスターは、他車群の車群マスターから送信されたOFDM信号、およびその他車群のサブマスターから送信されたOFDM信号を受信したときは、これらのOFDM信号を合成した信号、または、これらのOFDM信号のうちいずれか一方に基づいて車群間通信パケット情報に含まれる情報を取得する。
図9に、他車群の車群マスターおよびサブマスターからそれぞれ送信されたOFDM信号を合成する受信部30Aの構成を示す。無線受信部38は、通信アンテナ28を介して受信された信号に対し、周波数変換、増幅等を行い、車群間通信パケット情報の処理に適した信号に変換し、信号分離部40に出力する。信号分離部40は、無線受信部38から出力された信号を、車群マスターから送信された車群マスターOFDM信号と、サブマスターから送信されたサブマスターOFDM信号とに分離して、遅延制御部44、遅延部42Aおよび42Bに出力する。この信号分離処理は、ガードインターバル36が無線受信部38から出力されるタイミングと、有効シンボル区間34のうちガードインターバル36と同一の波形を有する区間が無線受信部38から出力されるタイミングとに基づいて行うことができる。
遅延制御部44は、車群マスターOFDM信号とサブマスターOFDM信号のそれぞれのガードインターバル36が出力されるタイミングに基づいて、これらのOFDM信号のタイミングが一致するよう、遅延部42Aおよび42Bの遅延時間を制御する。遅延部42Aおよび42Bは、それぞれ、車群マスターOFDM信号およびサブマスターOFDM信号を、遅延制御部44の制御に基づいて遅延させ、加算部46に出力する。加算部46は、遅延部42Aおよび42Bからそれぞれ出力された信号を加算し情報処理部22に出力する。
このような構成によれば、車群マスターおよびサブマスターから送信された各OFDM信号は、遅延時間が揃えられた上で合成される。これによって、送信側の車群マスターまたはサブマスターのいずれか一方と、受信側の車群マスターとの間に無線信号の障害物が存在する等、無線信号伝搬環境が良好でない場合であっても、車群間通信の状態を良好にすることができる。
図10に、車群マスターおよびサブマスターからそれぞれ送信されたOFDM信号を選択する受信部30Bの構成を示す。図9に示される構成部分と同一の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。信号分離部40は、無線受信部38から出力された信号を車群マスターOFDM信号およびサブマスターOFDM信号に分離して、選択部48に出力する。選択部48は、車群マスターOFDM信号およびサブマスターOFDM信号のうちレベルの大きい方を選択し情報処理部22に出力する。
このような構成によれば、車群マスターから送信されたOFDM信号またはサブマスターから送信されたOFDM信号のうち、レベルが大きい方が選択され情報処理部22に出力される。これによって、送信側の車群マスターまたはサブマスターのいずれか一方と、受信側の車群マスターとの間に無線信号の障害物が存在する等、無線信号伝搬環境が良好でない場合であっても、車群間通信の状態を良好にすることができる。
なお、ガードインターバル36が検出できる程度の無線伝搬環境で車群間通信を続行することができる程の復調性能を車載通信装置が有する場合には、車群マスターOFDM信号およびサブマスターOFDM信号のうち、ガードインターバル36が先に信号分離部40から出力された方を選択し、情報処理部22に出力する構成としてもよい。
(iv)自車群に所属する車載通信装置への情報送信
車群間通信パケット情報を他車群から受信した車群マスターは、その車群間通信パケット情報に基づいて、自車群に所属する車載通信装置に送信する車群内パケット情報を生成する。そして、上記の車群内パケット通信によって自車群に所属する車載通信装置に車群内パケット情報を送信する。また、受信した車群間通信パケット情報を、自ら選択したサブマスターと共に、他の車群の車群マスターに中継送信してもよい。
(6)衝突防止システム
上述のプラトーン走行では車群が移動体の一単位となるよう各所属車両が走行する。そして、車群マスターは、自車群の所属車両の位置情報および速度ベクトルを記憶部24に記憶している。したがって、各車群の車群マスターおよびサブマスターが、所属車両の位置情報および速度ベクトルを含む車群間通信パケット情報を他車群に報知することで、車群を移動体の一単位とした衝突防止システムを構成することができる。
このような衝突防止システムを構成する際に車群マスターの情報処理部22が実行する処理について図11のフローチャートを参照して説明する。車群マスターの情報処理部22は、自車群に所属する各車両の位置情報および速度ベクトルを記憶部24から読み込み(S501)、読み込んだ情報をデータ記述部に記録した図12の車群間通信パケット情報を生成する。そして、自車群の車群IDを車群間通信パケット情報の送信源車群ID記述部に記録し、中継回数記述部に、中継回数の上限値として予め定められた値を記録する(S502)。情報処理部22は、車群間通信パケット情報を送信部26に出力する(S503)。送信部26は、車群間通信パケット情報をOFDM信号によって通信アンテナ28を介して送信する。
車群マスターは、さらに、自車群に所属する各車両の位置情報および速度ベクトルをデータ記述部に記録した車群内パケット情報を、上述の車群内パケット通信によってサブマスターに宛てて送信する。
なお、自車群に所属する各車両の位置情報をデータ記述部に記述する際には、車群マスターの位置を基準とした位置情報に変換してもよい。
サブマスターは、車群マスターから送信された車群内パケット情報に基づいて、車群マスターが送信した車群間通信パケット情報と同一内容の車群間通信パケット情報を生成する。そして、車群マスターが実行した処理と同様の処理によって、その車群間通信パケット情報をOFDM信号によって送信する。
次に、他車群の車群マスターが車群間通信パケット情報を受信し、プラトーン走行を行う処理について図13のフローチャートを参照して説明する。受信側の車群マスターの受信部30は、通信アンテナ28を介して車群間通信パケット情報を受信し、情報処理部22に出力する。この受信処理は、上述のように、送信側の車群マスターから送信されたOFDM信号、およびそのサブマスターから送信されたOFDM信号を受信し、これらのOFDM信号を合成し、または、これらのOFDM信号のうちいずれか一方を選択することによって行う。
情報処理部22は、車群間通信パケット情報の送信源車群ID記述部に記録されている車群IDを抽出し(S601)、自車群の車群IDと比較する(S602)。そして、抽出された車群IDと自車群の車群IDとが一致するときには、処理を終了する。
一方、抽出された車群IDと自車群の車群IDとが一致しないときは、車群データ記述部に記述されている情報を、他車群車両情報として抽出する(S603)。他車群車両情報には、送信源の車群に所属する車両の位置情報および速度ベクトルが含まれる。
情報処理部22は、測位装置16および速度ベクトル算出部20から、自車両の位置情報および速度ベクトルをそれぞれ取得する(S604)。また、自車群に所属する各車両の位置情報および速度ベクトルを記憶部24から読み込む(S605)。情報処理部22は、これらの位置情報および速度ベクトル、ならびに、他車群車両情報に基づいて、自車群に所属する各車両が最適な車間距離を確保しつつ走行し、かつ、送信源車群との接触が回避されるよう、各車両に対する走行制御情報を個別に生成する(S606)。そして、車群内パケット通信によって、各車両に対して生成された走行制御情報を各車両に宛てて送信する(S607)。
情報処理部22は、中継回数記述部に記録されている中継回数を抽出する(S608)。そして、中継回数と制限値とを比較し(S609)、中継回数が制限値を超えているときは処理を終了する。一方、中継回数が制限値以下であるときは、中継回数記述部に記録されている中継回数を1だけ増加させる(S610)。そして、サブマスターと共に車群間通信パケット情報をOFDM送信する上記のダイバーシチ送信を行う(S611)。
このような処理によれば、互いに異なる車群に所属する複数の車両の衝突を回避することができる。そして、同一車群に所属する各車両を最適な車間距離を保ちつつ走行させることができる。
また、ステップS608〜S611によれば、中継回数が制限値に達するまで、車群を情報送受信ノードとした中継送信が行われる。これによって、できるだけ多くの車群に車群間通信パケット情報を到達させることができると共に、中継回数が制限値を超えた車群間通信パケット情報が中継送信されることを回避することができる。したがって、図13のフローチャートに基づいて中継送信を行うことで、情報内容が重複するパケット情報が同一の車群によって中継送信される回数を制限することができる。
さらに、送信側の車群からは、その車群マスターおよびサブマスターによって車群間通信パケット情報がOFDM信号によって送信され、ダイバーシチ送信が行われる。これによって、車群間通信の状態を良好にすることができる。
なお、ここでは車群間通信パケット情報として、送信源車群ID記述部、中継回数記述部、および車群データ記述部を含むものについて説明したが、車群間通信パケット情報には通信に用いるその他の情報を設定する記述部を設けてもよい。例えば、車群間通信パケット情報の宛先車群の車群IDを記述する宛先車群ID記述部を設けることができる。この場合、受信側の車群マスターは、宛先車群ID記述部に記録されている車群IDによって、自車群に宛てられた車群間通信パケット情報であるか否かを判定し、判定結果に基づいて車群間通信パケット情報を取得することができる。
(7)交通信号制御システム
本発明の実施形態に係る車群間通信システムは、交通信号制御システムに応用することができる。交通信号制御システムは、複数の信号機の相互間で車両の動向に関する情報を交換し、信号機の最適な点灯制御を行うものである。また、信号機から車両に交通情報を送信することもできる。
交通信号制御システムに車群間通信を応用する場合、信号機には、各車群の車群マスターおよびサブマスターから送信された車群間通信パケット情報を受信する装置を搭載する。各車群の車群マスターおよびサブマスターは、自車群の各所属車両の位置情報、速度ベクトル等を含む車群間通信パケット情報を信号機に送信する。信号機は、他の信号機との間で車群に所属する車両の数、車群の位置、速度ベクトル等を含む交通情報を交換し、渋滞が回避されるよう点灯時間の制御を行う。また、信号機から、車群に関する例示したような情報を車群マスターに送信することで、各車群の所属車両の車載通信装置に、車両の動向に関する情報を取得させることができる。
車群間通信システムの構成を示す図である。 車載通信装置の構成を示す図である。 車群内パケット情報の構成を示す図である。 プラトーン走行における車群内パケット情報送信を行う際に、車群マスターの情報処理部が実行する処理を示すフローチャートである。 プラトーン走行における車群内パケット情報受信を行う際に、車載通信装置の情報処理部が実行する処理を示すフローチャートである。 車群内パケット情報送信を行う際に、車載通信装置の情報処理部が実行する処理を示すフローチャートである。 車群内パケット情報受信を行う際に、車載通信装置の情報処理部が実行する処理を示すフローチャートである。 ガードインターバル付きOFDM信号の構成を示す図である。 他車群の車群マスターおよびサブマスターからそれぞれ送信されたOFDM信号を合成する受信部の構成を示す図である。 車群マスターおよびサブマスターからそれぞれ送信されたOFDM信号を選択する受信部の構成を示す図である。 衝突防止システムにおいて車群間通信パケット情報を送信する際に車群マスターの情報処理部が実行する処理を示すフローチャートである。 車群間通信パケット情報の構成を示す図である。 衝突防止システムにおいて車群間通信パケット情報を受信する際に車群マスターの情報処理部が実行する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 道路、12 車両、12G 車群、14 車載通信装置、14M 車群マスター、14S サブマスター、16 測位装置、18 測位アンテナ、20 速度ベクトル算出部、22 情報処理部、24 記憶部、26 送信部、28 通信アンテナ、30,30A,30B 受信部、32 伝送シンボル、34 有効シンボル区間、36 ガードインターバル、38 無線受信部、40 信号分離部、42A,42B 遅延部、44 遅延制御部、46 加算部、48 選択部。

Claims (5)

  1. 所属車群を識別するための所属車群IDを有し、自らの所属車群IDとは異なる所属車群IDを有する他車群車載端末に送信対象情報を無線送信する車載通信装置において、
    記送信対象情報を無線送信する送信部と、
    自らの所属車群IDと同一の所属車群IDを有する車載端末のうち前記車載通信装置と共に前記送信対象情報を無線送信するサブマスター車載端末に、前記送信対象情報を提供する送信対象情報提供部と、
    を備え
    前記送信部は、
    前記サブマスター車載端末と共に、前記他車群車載端末に対して、ダイバーシチ無線送信を行うことを特徴とする車載通信装置。
  2. 請求項1に記載の車載通信装置において、
    自らの所属車群IDと同一の所属車群IDを有する車載端末から取得した情報に基づいて、前記送信対象情報を生成することを特徴とする車載通信装置。
  3. 所属車群を識別するための所属車群IDを有し、自らの所属車群IDとは異なる所属車群IDを有する他車群車載端末に送信対象情報を無線送信する車載通信装置において、
    自らの所属車群IDと同一の所属車群IDを有する車載端末のうち前記車載通信装置と共に前記送信対象情報を無線送信するマスター車載端末から、前記送信対象情報を取得する送信対象情報取得部と、
    前記送信対象情報取得部から取得した前記送信対象情報を無線送信する送信部と、
    を備え
    前記送信部は、
    前記マスター車載端末と共に、前記他車群車載端末に対して、ダイバーシチ無線送信を行うことを特徴とする車載通信装置。
  4. それぞれが所属車群IDを有し、所属車群IDによって所属車群が識別される複数の車載端末を備え、
    同一の所属車群IDを有する複数の車載端末のうちの一つであるマスター端末は、他車群に所属する他車群車載端末に送信対象情報を無線送信する、
    車群間通信システムにおいて、
    自車群に所属する車載端末のうちの一つであり、前記マスター端末とは異なるサブマスター端末は、
    前記マスター端末から前記送信対象情報を取得し、
    前記マスター端末および前記サブマスター端末は、
    前記他車群車載端末に対して、前記送信対象情報をダイバーシチ無線送信することを特徴とする車群間通信システム。
  5. 請求項4に記載の車群間通信システムにおいて、
    前記マスター端末は、
    自車群に所属する車載端末から取得した情報に基づいて前記送信対象情報を生成することを特徴とする車群間通信システム。
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