JP5060180B2 - クリーニング装置及びこれを搭載した画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やプリンタ、ファクシミリ等に代表される画像形成装置に用いられるクリーニング装置及びこれを搭載した画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置内には像担持体が設けられ、その画像形成面に形成されたトナー画像を媒体に転写する。そして、この転写後に画像形成面をクリーニングし、残留したトナーを除去する技術が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
詳しくは、この技術ではポリウレタンゴム製のブレードが画像形成面に対して接離可能に設けられており、残留トナーはブレードで掻き取られている。
特開平7−271142号公報 特開平7−271262号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ブレードがいずれも画像形成面に単に接離可能に設けられているのみであり、これでは掻き取られた残留トナーが飛散して画像形成装置本体内を汚染し、良好な画像が得られないという問題がある。
また、この問題の解決にあたり、画像形成面には電気的な影響を及ぼさせない点にも留意しなければならない。この画像形成面に形成されるトナー画像が電気的に乱されると、やはり良好な画像が得られないからである。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消し、装置本体内の汚染を防止し、良好な画像が得ることができるクリーニング装置及びこれを搭載した画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するための第1の発明は、残留トナーを有する像担持体の画像形成面をクリーニングするクリーニング装置であって、画像形成面に対峙した開口部を有するハウジングと、ハウジング内に配設されており、開口部にて画像形成面をクリーニングする清掃部材と、清掃部材に付着した残留トナーを掻き取る掻き取り部材と、清掃部材を介して像担持体の潤滑性を付与する固形潤滑部材と、固形潤滑部材を保持する保持部材と、ハウジング内にて、掻き取り部材と開口部との間の間隙を閉塞する閉塞部材とを具備する。保持部材は、金属製で構成され、開口部にて画像形成面に対峙して配置されている。また、閉塞部材は、電気絶縁性を有する材質で構成されており、ハウジングの内周面に沿って延設され、保持部材を上方から覆う上端部と、上端部の一端にてハウジングの内周面に当接している曲線端部と、曲線端部に対向する上端部の他端に連なって形成され、保持部材を画像形成面側から覆う前端部とを有する。
第1の発明によれば、クリーニング装置は、残留トナーを有する像担持体の画像形成面をクリーニングする。詳しくは、当該装置はハウジングを有し、その開口部が画像形成面に対峙して配置されている。また、このハウジング内には画像形成面をクリーニングする清掃部材が配設されており、この清掃部材に付着した残留トナーは掻き取り部材で掻き取られる。
ここで、当該構成では、ハウジング内において掻き取り部材と開口部との間には間隙が存在しているが、この間隙は閉塞部材で塞がれており、掻き取り部材で掻き取られた残留トナーはハウジングの内部に留まって回収され得ることから、周囲の汚染が防止可能になる。
第2の発明は、残留トナーを有する像担持体の画像形成面をクリーニングするクリーニング装置であって、画像形成面に対峙した開口部を有するハウジングと、ハウジング内に配設されており、開口部にて画像形成面をクリーニングする清掃部材と、清掃部材に付着したトナーを吸着させるクリーニングローラと、クリーニングローラに付着した残留トナーを掻き取る掻き取り部材と、清掃部材を介して像担持体の潤滑性を付与する固形潤滑部材と、クリーニングローラの軸に回動自在に取り付けられており、前記固形潤滑部材を保持する保持部材と、ハウジング内にて、ハウジングの内周面と保持部材との間の間隙を閉塞する閉塞部材とを具備する。
第2の発明では、クリーニング装置は、残留トナーを有する像担持体の画像形成面をクリーニングする。詳しくは、当該装置はハウジングを有し、その開口部が画像形成面に対峙して配置されている。また、このハウジング内には画像形成面をクリーニングする清掃部材が配設され、さらに、清掃部材に付着したトナーを吸着させるクリーニングローラが配設されており、このクリーニングローラに付着した残留トナーは掻き取り部材で掻き取られる。
ここで、当該構成によれば、ハウジング内においてハウジングの内周面とクリーニングローラを保持する保持部材との間には間隙が存在しているが、この間隙は閉塞部材で塞がれており、掻き取り部材で掻き取られた残留トナーはハウジングの内部に留まって回収され得るので、周囲の汚染が防止可能になる。
また、第2の発明の構成において、保持部材は金属製で構成されており、開口部にて画像形成面に対峙して配置される一方、閉塞部材は、電気絶縁性を有する材質で構成され、開口部と画像形成面との間に向けて延設されていることを特徴とする。
この構成によれば、保持部材が金属製で構成されると、保持部材の小型化が可能になる。一方、この場合には、保持部材が画像形成面に対峙して配置されることにより、画像形成面の電気的な影響が懸念されるものの、電気絶縁性を有する材質で構成された閉塞部材が開口部と画像形成面との間に向けて延設されているので、当該懸念も解消可能になる。
また上記2の発明の構成において、閉塞部材は、その一端がハウジングの内周面に沿って形成され、内周面に当接していることを特徴とする。
このように、閉塞部材の一端は、ハウジングの内周面に沿って形成され、この内周面に当接していることから、クリーニングローラとハウジングの内周面との間隙を確実に塞ぐことができる。
の発明は、第2の発明の構成において、ハウジング内にて回動自在に支持されており、清掃部材を画像形成面に対して圧接及び離間させる清掃部材作動機構をさらに具備し、残留トナーを有する画像形成面をクリーニングする場合には、清掃部材を画像形成面に圧接させる一方、画像形成面に形成されるトナー画像を媒体に転写する場合には、清掃部材を画像形成面から離間させることを特徴とする。
の発明によれば、第2の発明の作用に加えてさらに、清掃部材を画像形成面に対して圧接及び離間させる清掃部材作動機構を有しており、画像の転写前後には清掃部材を画像形成面に圧接させ、画像の転写中には清掃部材を画像形成面から離間させることが可能になる。よって、画像形成面のクリーニングの効率化が図られる。
の発明は、第2や第3の発明の構成において、清掃部材作動機構は、清掃部材を画像形成面に圧接させた場合には、固形潤滑部材を清掃部材に接触させる一方、清掃部材を画像形成面から離間させた場合には、固形潤滑部材を清掃部材から離間させることを特徴とする。
の発明によれば、第2や第3の発明の作用に加えてさらに、固形潤滑部材を有しているので、画像形成面の摩擦が低減されるが、この固形潤滑部材は、画像の転写前後、つまり、清掃部材が画像形成面に圧接した場合には清掃部材に接触して潤滑剤を画像形成面に供給される。一方、画像の転写中、つまり、清掃部材が画像形成面から離間した場合には清掃部材から離間し、潤滑剤を画像形成面に供給させない。よって、固形潤滑部材と清掃部材とが常時接触される場合に比して、固形潤滑部材の消耗が少なくなる。
の発明は、第1から第のクリーニング装置を搭載した画像形成装置であることを特徴とする。
の発明によれば、第1から第の発明の作用に加えてさらに、周囲の汚染が防止されて良好な画像が得られる結果、画像形成装置の信頼性向上に寄与する。
本発明によれば、周囲の汚染を防止し、良好な画像が得られるクリーニング装置及びこれを搭載した画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本実施例におけるプリンタ1の概略構成図であり、同図の右側がプリンタ1の正面に対応し、左側が背面に対応している。
装置本体2内には感光体ドラム4を有する画像形成部3が内蔵されている。このドラム4の外周面には例えばアモルファスシリコンの感光体層が形成されており、ドラム4は同図の反時計方向に回転し、その外周面にて静電潜像の形成やトナーによる現像、トナー画像の1次転写との一連の動作が行われる。
具体的には、ドラム4の周囲には、その上方位置に近接して帯電器6が設けられており、この帯電器6によってドラム4の外周面が帯電される。そして、ドラム4が帯電された状態にて、その外周面に向けてレーザースキャニングユニット8から走査光が照射される。
このユニット8は、例えばポリゴンミラーを高速回転させながらレーザ光を反射させ、ドラム4の軸線方向に走査されたレーザ光を平面鏡で反射してドラム4の外周面を露光する。これにより、ドラム4の外周面上に静電潜像が形成される。
また、ドラム4の回転方向でみて、走査光の照射位置よりも下流には現像ユニット10が配置されている。詳しくは、このユニット10はドラム4の外周面に近接して配設されており、4色(例えばマゼンタ、シアン、イエロー、ブラック)の各トナーを用いてロータリー方式により静電潜像を現像する。つまり、ユニット10もまた回転可能に構成され、その回転方向でみて各色別に区分された4つの現像器10a,10b,10c,10dを有している。
これら各現像器10a〜10d内にはトナーがそれぞれ収容されており、また、各現像器10a〜10dには、その外周面にトナーを担持しながら回転する現像ローラ11a〜11dが配設されている。さらに、プリンタ1の正面側の適宜位置にはトナーコンテナ9が内蔵されており、各現像器10a〜10dには補給パイプ13を通じて各色別のトナーが補給される。
このユニット10では、その回転に伴い、現像すべき色に対応する現像器10a〜10dのいずれかをドラム4の外周面に臨ませた状態で停止させる。一方、各現像器10a〜10dでは、各現像ローラ11a〜11dがその外周面にトナー薄層を担持しながらそれぞれ回転しており、各ローラ11a〜11dにはAC成分及びDC成分からなる現像バイアス電圧が印加される。これにより、各ローラ11a〜11dに担持されたトナーはドラム4の静電潜像に向けて移行し、この静電潜像が色別のトナーで現像される。
また、ドラム4の周囲には、その外周面に沿って摺擦部材14及び清掃部材16が配置されている。具体的には、摺擦部材14及び清掃部材16は、ドラム4の回転方向でみて帯電器6の上流にそれぞれ配設されている。そして、摺擦部材14は、トナー画像が1次転写された後のドラム4の外周面を研磨し、その感光体層に付着する酸化生成物を除去している。これに対し、清掃部材16は、ドラム4の外周面に残留したトナーを除去し、次の画像形成前にその外周面をクリーニングしている。
一方、ドラム4及びトナーコンテナ9の下方には中間転写ユニット7が配置されている。このユニット7は無端状の中間転写ベルト(像担持体)12を備えており、その表面(画像形成面)はドラム4の外周面に近接して配置される。なお、ベルト12には、例えば誘電体樹脂製のシート材の両端部を互いに重ね合わせて接合したベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられている。
このベルト12は、駆動ローラ18aとテンションローラ12aとの間に掛け回されており、これら各ローラの間にはドラム4との1次転写位置が設けられている。詳しくは、ローラ18aは、ベルト12の周回方向でみて1次転写位置よりも上流に配置され、ローラ12aは下流に配置されている。後者のローラ12aには、例えば図示しないスプリングの反発力でベルト12に向けて適度なテンションがかけられている。
そして、ベルト12はドラム4の回転に同期しつつ、その外周面に接する位置を通過して周方向に走行しており、ドラム4に形成されたトナー画像はその外周面からベルト12の表面に1次転写される。
駆動ローラ18aの近傍には転写部18が形成されている。転写部18はローラ18bを有している。このローラ18bは、ベルト12を挟んでローラ18aと対になって回転しており、ベルト12とローラ18bとの間には転写ニップが形成されている。
ここで、同図には用紙の搬送方向が矢印で示されている。装置本体2の下部には用紙カセット24が配置され、カセット24内には用紙が積層した状態で収容されている。用紙搬送方向でみてカセット24の下流側には、給紙ローラ26、レジストローラ28、転写部18及び定着部20が順に配置され、用紙が転写部18を通過すると、1ページ単位のフルカラートナー画像がベルト12から用紙に2次転写される。
この用紙の片面にのみ画像を形成させる場合には、定着部20を通過した用紙は排出ローラ21を介して排出トレイ22に排出される。一方、この用紙の両面に画像を形成させる場合には、定着部20を通過した用紙は、逆転させた排出ローラ21を介して用紙反転通路23内に引き戻される。この通路23の一端は給紙ローラ26とレジストローラ28との間に連通されており、通路23内の用紙は転写部18に向けて再び搬送される。
ところで、本実施例の転写部18の近傍には、クリーニングユニット(クリーニング装置)40が設置されている。
具体的には、当該ユニット40は、中間転写ユニット7の駆動ローラ18aに対峙して配設されており、ベルト12上のトナー画像が用紙に2次転写された後に、このベルト12に付着している残留トナー等が除去される。
より詳しくは、装置本体2の外装カバー等を省略した図2や図3に示される如く、当該外装カバーを開放してトナーコンテナ9を取り外すと、中間転写ユニット7が外部に露出される。この状態において、ユーザが例えば図示しないハンドル部を把持してユニット7を斜め右上方に引き揚げると、このユニット7とともにクリーニングユニット40も装置本体2から取り外される。
中間転写ユニット7は、図4に示されるように、ベルト12を掛け回しているローラ12a,18aの各両端を回転自在にそれぞれ支持する支持部が備えられている。一方、クリーニングユニット40は、図5に示される如く、ローラ状のブラシ(清掃部材)48が内蔵されており、このブラシ48は、ローラ18aと対向する位置でベルト12と接触しながら回転可能に構成され、2次転写後の残留トナー等を電気的に除去している。
具体的には、このクリーニングユニット40は、図6に示されるように、ベルト12に向けて開口する有底のハウジング42を備え、このハウジング42の開口部44がベルト12の表面である画像形成面30に対峙して形成されている。また、ハウジング42の内周面46は開口部44から有底部分に向けて徐々に縮径され、その有底部分に回収スパイラル58が配置されている。
上述したブラシ48は開口部44の近傍位置に配設されており、駆動ローラ18aの軸線に対して略平行に配設され、その両端がハウジング42の側面近傍にて回転自在に支持されている。このブラシ48の一端側の適宜位置にはカム受け部(清掃部材作動機構)50が配設され(図5)、ローラ18aの図示しない偏心カム(清掃部材作動機構)に当接可能に構成されている。
本実施例では、ハウジング42内にスイープローラ(クリーニングローラ)52が設けられる。このローラ52はブラシ48の上方に配置されており、ブラシ48の軸線に対して略平行に配設され、その両端がハウジング42の側面近傍にて回転自在に支持されている。また、このスイープローラ52は電圧が印加可能に構成され、ブラシ48にも電圧が印加される。これにより、ローラ52はブラシ48に摩擦接触し、ブラシ48に付着した残留トナーを電気的に吸着する。
さらに、このローラ52の軸とブラシ48の軸とは、図示しないねじりバネ(清掃部材作動機構)にて係合されており、当該バネはブラシ48を画像形成面30に向けて移動させる方向に付勢している。
一方、ブラシ48と回収スパイラル58との間には支持台56が配置され、この支持台56にはブレード(掻き取り部材)54が設けられている。本実施例のブレード54はスイープローラ52に接触可能に配置されており、ローラ52の外周面に接触して吸着された残留トナーを掻き取っている。そして、掻き取られたトナーは回収スパイラル58に回収される。
また、ハウジング42内にはブラシバーAssy60が設けられている。このAssy60は、ブラシ48の上方にて、開口部44とスイープローラ52との間に配置されており、固形潤滑部材66を有している。この潤滑部材66は直方体に形成され、ブラシ48の軸線に対して略平行に配設されている。そして、例えばステアリン酸亜鉛を含んで構成されており、ブラシ48の作動に伴ってブラシ48に接触して画像形成面30の潤滑性を付与する。
本実施例では、この潤滑部材66の上端が保持ステー(保持部材)62に保持されている。詳しくは、このステー62は、断面視で略L字状に形成されており、開口部44にて画像形成面30に対峙して配置される前端面63と、この前端面63の上端部分に直交して形成され、ハウジング42の内側に向けて延設される上端面64とから構成されている。そして、当該上端面64に潤滑部材66の上端が保持されている。
本実施例のステー62は金属製であり、また、その両端がコ字状の支持部65を介してスイープローラ52の軸に回動自在に支持されている(図8)。
再び図6に戻り、このステー62はシート(閉塞部材)70で覆われている。具体的には、図7にも示される如く、このシート70は電気絶縁性を有する材質で構成され、断面視で略L字状に形成されており、ステー62の上端面64を上方から覆う上端部72を有している。この上端部72はハウジング42の内側に向けて直線状に延設され、その一端部分が内周面46に接触されることによって僅かに下方向に向かう曲線端部74を有している。
一方、上端部72の他端部分には前端部76に連なっており、この前端部76が前端面63を前方から完全に覆うように構成され、開口部44と画像形成面30との間を部分的に閉塞している。
そして、上述のクリーニングユニット40を搭載したプリンタ1では、カセット24から用紙が1枚ずつ繰り出され、この用紙はレジストローラ28に到達する。このローラ28は、用紙を保持した状態で一旦停止し、そして、用紙の傾斜やスキューを補正しつつ、ベルト12の走行に同期したタイミングで用紙を転写部18に送出する。
また、現像ユニット10の各ローラ11a〜11dに担持されたトナーはドラム4の静電潜像に向けて移行し、ドラム4の外周面上にトナー画像を形成する。このトナー画像はドラム4の外周面からベルト12の表面に1次転写され、合成される。続いて、このベルト12に転写合成された1ページ単位のフルカラートナー画像は転写部18にて用紙に2次転写される。その後、ベルト12の表面に残留したトナーはクリーニングユニット40で除去される。
トナー画像が2次転写された用紙は、定着部20に向けて送られ、ヒートローラ20aと加圧ローラ20bとのニップを通過することによって加熱及び加圧され、トナー画像が定着される。次いで、定着部20からの用紙はトレイ22に排出される。
この片面印刷に対し、両面印刷を行う場合には、定着部20からの用紙はその一部分がトレイ22上に突出された後、ローラ21を逆回転させて用紙反転通路23内に引き戻される。この用紙はレジストローラ28を経て、転写部18に向けて再び送られる。そして、この場合には、用紙の未だ印刷がされていない方の面にトナー画像が2次転写される。
以上のように、本実施例によれば、クリーニングユニット40は、2次転写後の残留トナーを有するベルト12の画像形成面30をクリーニングする。詳しくは、ユニット40はハウジング42を有し、その開口部44が画像形成面30に対峙して配置されている。また、ハウジング42内には画像形成面30をクリーニングするブラシ48が配設され、さらに、ブラシ48の上方には、ブラシ48に付着したトナーを吸着させるスイープローラ52が配設されている。
そして、画像形成面30がクリーニングされる場合には、上述した偏心カムの大径部分をカム受け部50に接触させない。図8(A)に示される如く、ブラシ48は、上記ねじりバネの付勢力によってベルト12に向けて移動し、画像形成面30に圧接する。これにより、画像形成面30の残留トナーはブラシ48に付着する。
このブラシ48の移動に伴い、潤滑部材66の下端がブラシ48に接触するので、潤滑剤はブラシ48を経由して画像形成面30に塗布される。次いで、ブラシ48に付着した残留トナーはスイープローラ52に吸着され、このローラ52に吸着した残留トナーはブレード54で掻き取られて回収される。
ここで、ハウジング42内において内周面46とスイープローラ52の上側、より詳しくは、保持ステー62の上端面64との間には間隙が存在し、従来では掻き取られた残留トナーが、この間隙から開口部44を経由してハウジング42の外部に向けて飛散し、装置本体2内を汚染していた。
しかしながら、本実施例によれば、この間隙はシート70、特に、上端部72及び曲線端部74で塞がれており、ブレード54で掻き取られた残留トナーは、ハウジング42の外部に向けて飛散せず、ハウジング42の内部に留まって回収されるので、装置本体2内の汚染が防止可能になる。
さらに、シート70の曲線端部74は、内周面46に沿って形成され、この内周面46に当接していることから、この内周面46とスイープローラ52の上側との間隙を確実に塞ぐことができる。
ところで、画像形成面30のトナー画像が用紙に2次転写される場合には、上述した偏心カムの大径部分をカム受け部50に接触させる。図8(B)に示されるように、ブラシ48は、上記ねじりバネの付勢力に抗して回収スパイラル58に向けて移動し、画像形成面30から離間する。このブラシ48の移動に伴い、潤滑部材66の下端もブラシ48から離間する。
この場合にも、内周面46と上端面64との間には間隙が存在するが、この間隙はシート70、特に、上端部72及び曲線端部74で塞がれているので、残留トナーは、ハウジング42の外部に向けて飛散せず、ハウジング42の内部に留まって回収される。
また、保持ステー62が金属製で構成されると、ステー62の小型化が可能になる。一方、この場合には、ステー62が画像形成面30に対峙して配置されることにより、画像形成面30の電気的な影響、詳しくは、画像形成面30に形成されるトナー画像が電気的に乱されるとの懸念があるものの、シート70が電気絶縁性を有する材質で構成され、その前端部76がハウジング42内から開口部44と画像形成面30との間に向けて延設されているので、当該懸念も解消可能になる。
しかも、ブラシ48を画像形成面30に対して圧接及び離間させ、画像の転写前後にはブラシ48を画像形成面30に圧接させ、画像の転写中にはブラシ48を画像形成面30から離間させることが可能になることから、画像形成面30のクリーニングの効率化が図られる。
さらにまた、固形潤滑部材66を有しているので、画像形成面30の摩擦が低減されるが、この固形潤滑部材66は、画像の転写前後、つまり、ブラシ48が画像形成面30に圧接した場合にはブラシ48に接触して潤滑剤を画像形成面30に供給される。一方、画像の転写中、つまり、ブラシ48が画像形成面30から離間した場合にはブラシ48から離間し、潤滑剤を画像形成面30に供給させない。よって、固形潤滑部材66とブラシ48とが常時接触される場合に比して、固形潤滑部材66の消耗が少なくなる。
また、上述したクリーニングユニット40を搭載し、装置本体2内の汚染が防止されると、良好な画像が得られることから、プリンタ1の信頼性向上に寄与する。
本発明は、上記実施例に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
例えば、上記実施例では、保持ステー62が固形潤滑部材66を保持しているが、この潤滑部材66を有しない場合には、保持ステーはスイープローラ52を保持しても良い。また、上記実施例では、ブレード54がスイープローラ52に接触しているが、このローラ52を有しない場合には、ブレードはブラシ48を直接に接触しても良い。これらいずれの場合にも、この場合にも上記と同様に、ハウジング42の外部に向かう残留トナーの逆流を防止するとの効果を奏する。
さらに、上記実施例では画像形成装置として中間転写ベルトを有するプリンタ1に具現化した例を示しているが、本発明のクリーニング装置は、当該ベルトを有しないプリンタ、すなわち、残留トナーを有する感光体ドラムの画像形成面をクリーニングする装置であっても良く、また、複合機、複写機やファクシミリ等にも当然に適用可能である。
本実施例におけるプリンタの概略構成図である。 図1の装置本体に中間転写ユニットを取り付けた状態を示す斜視図である。 図1の装置本体から中間転写ユニット及びクリーニングユニットを取り外した状態を示す斜視図である。 図1の中間転写ユニットの斜視図である。 図1のクリーニングユニットの斜視図である。 図5のクリーニングユニットの断面図である。 図6のシートの斜視図である。 図5のクリーニングユニットの動作を説明する図である。
符号の説明
1 プリンタ(画像形成装置)
2 装置本体
7 中間転写ユニット
12 中間転写ベルト(像担持体)
30 画像形成面
40 クリーニングユニット(クリーニング装置)
42 ハウジング
44 開口部
46 内周面
48 ブラシ(清掃部材)
50 偏心カム(清掃部材作動機構)
52 スイープローラ(クリーニングローラ)
54 ブレード(掻き取り部材)
62 保持ステー(保持部材)
63 上端面
64 前端面
66 固形潤滑部材
70 シート(閉塞部材)

Claims (5)

  1. 残留トナーを有する像担持体の画像形成面をクリーニングするクリーニング装置であって、
    前記画像形成面に対峙した開口部を有するハウジングと、
    該ハウジング内に配設されており、前記開口部にて前記画像形成面をクリーニングする清掃部材と、
    該清掃部材に付着した残留トナーを掻き取る掻き取り部材と、
    前記清掃部材を介して前記像担持体の潤滑性を付与する固形潤滑部材と、
    前記固形潤滑部材を保持する保持部材と、
    前記ハウジング内にて、該掻き取り部材と前記開口部との間の間隙を閉塞する閉塞部材とを具備し、
    前記保持部材は、
    金属製で構成され、前記開口部にて前記画像形成面に対峙して配置されており、
    前記閉塞部材は、
    電気絶縁性を有する材質で構成されており、
    前記ハウジングの内周面に沿って延設され、前記保持部材を上方から覆う上端部と、
    前記上端部の一端にて前記ハウジングの内周面に当接している曲線端部と、
    前記曲線端部に対向する前記上端部の他端に連なって形成され、前記保持部材を前記画像形成面側から覆う前端部とを有することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 残留トナーを有する像担持体の画像形成面をクリーニングするクリーニング装置であって、
    前記画像形成面に対峙した開口部を有するハウジングと、
    該ハウジング内に配設されており、前記開口部にて前記画像形成面をクリーニングする清掃部材と、
    該清掃部材に付着したトナーを吸着させるクリーニングローラと、
    該クリーニングローラに付着した残留トナーを掻き取る掻き取り部材と、
    前記清掃部材を介して前記像担持体の潤滑性を付与する固形潤滑部材と、
    前記クリーニングローラの軸に回動自在に取り付けられており、前記固形潤滑部材を保持する保持部材と、
    前記ハウジング内にて、該ハウジングの内周面と前記保持部材との間の間隙を閉塞する閉塞部材とを具備し、
    前記保持部材は、
    金属製で構成され、前記開口部にて前記画像形成面に対峙して配置されており、
    前記閉塞部材は、
    電気絶縁性を有する材質で構成されており、
    前記ハウジングの内周面に沿って延設され、前記保持部材を上方から覆う上端部と、
    前記上端部の一端にて前記ハウジングの内周面に当接している曲線端部と、
    前記曲線端部に対向する前記上端部の他端に連なって形成され、前記保持部材を前記画像形成面側から覆う前端部とを有することを特徴とするクリーニング装置。
  3. 請求項2に記載のクリーニング装置であって、
    前記ハウジング内にて回動自在に支持されており、前記清掃部材を前記画像形成面に対して圧接及び離間させる清掃部材作動機構をさらに具備し、
    前記清掃部材作動機構は、
    前記残留トナーを有する画像形成面をクリーニングする場合には、前記清掃部材を前記画像形成面に圧接させる一方、前記画像形成面に形成されるトナー画像を媒体に転写する場合には、前記清掃部材を前記画像形成面から離間させることを特徴とするクリーニング装置。
  4. 請求項2又は3に記載のクリーニング装置であって、
    前記清掃部材作動機構は、
    前記清掃部材を前記画像形成面に圧接させた場合には、前記固形潤滑部材を前記清掃部材に接触させる一方、前記清掃部材を前記画像形成面から離間させた場合には、前記固形潤滑部材を前記清掃部材から離間させることを特徴とするクリーニング装置。
  5. 請求項から4のいずれか一項に記載のクリーニング装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置
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