JP5057029B2 - 歯の化粧用加圧転写シール - Google Patents
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粘着成分(A):けん化価が50〜80で、エタノールに粘着成分(A)を樹脂分として20質量%溶解した時の粘度(25℃)が50〜120mPa・sである(メタ)アクリル酸アルキル共重合体及び/又は((メタ)アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)共重合体と、
粘着成分(B):酸価が180〜330mgKOH/gで、エタノールに粘着成分(B)を樹脂分として20質量%溶解した時の粘度(25℃)が200〜1000mPa・sである(メタ)アクリル酸アルキル共重合体と
を含むことが好ましい。
本発明の歯の化粧用加圧転写シールは、支持体上にワックス層を介して粘着剤層が積層されてなり、歯面に粘着剤層面を貼付して加圧後に支持体を剥離することで、ワックス層及び粘着剤層が歯面に貼付して転写される歯の化粧用加圧転写シールであり、粘着剤層が、(メタ)アクリル酸アルキル共重合体、((メタ)アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)共重合体、メタクリル酸メチル/メタクリル酸ブチル/メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合体、メタクリル酸メチル/アクリル酸エチル/メタクリル酸塩化トリメチルアンモニウムエチル共重合体から選ばれる少なくとも1種の粘着成分と可塑剤とを含有してなる粘着剤組成物で形成され、支持体のワックス層との接触面がシリコーンで被覆されてなるものである。
なお、支持体は片面だけでなく両面がシリコーンで被覆されていても差し支えない。
上記粘着成分として用いられる((メタ)アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)共重合体とは、繰り返し単位に(メタ)アクリル酸のアルキルエステル及びジアセトンアクリルアミドを必ず含むものであるが、更に、繰り返し単位に(メタ)アクリル酸の酸型を含んでも良い。アルキルエステルは直鎖でも分岐鎖でも良く、アルキル鎖長の炭素数は1〜12が好ましい。例えば、互応化学工業(株)製のプラスサイズL−53P、プラスサイズL−9400などが挙げられる。
また、メタクリル酸メチル/アクリル酸エチル/メタクリル酸塩化トリメチルアンモニウムエチル共重合体としては、例えばdegussa.社製のオイドラギットRLPO等が、メタクリル酸メチル/メタクリル酸ブチル/メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合体としては、例えばdegussa.社製のオイドラギットEPO等を用いることができる。
酸価は0〜350mgKOH/gが好ましい。酸価が350mgKOH/gを超える場合には、十分な耐久性を発揮しない場合がある。
粘着成分(A):けん化価が50〜80で、エタノールに粘着成分(A)を樹脂分として20質量%溶解した時の粘度(25℃)が50〜120mPa・sである(メタ)アクリル酸アルキル共重合体及び/又は((メタ)アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)共重合体
粘着成分(B):酸価が180〜330mgKOH/gで、エタノールに粘着成分(B)を樹脂分として20質量%溶解した時の粘度(25℃)が200〜1000mPa・sである(メタ)アクリル酸アルキル共重合体
上記粘着成分(A)として用いられる共重合体は、粘着剤組成物を調製する際の操作性の点で、中和品を用いることも可能である。
上記粘着成分(A)として用いられる(メタ)アクリル酸アルキル共重合体とは、繰り返し単位に(メタ)アクリル酸のアルキルエステルを必ず含むものであるが、繰り返し単位に(メタ)アクリル酸の酸型を含んでも良い。アルキルエステルは直鎖でも分岐鎖でも良く、アルキル鎖長の炭素数は1〜12が好ましい。例えば、互応化学工業(株)製のプラスサイズL−8011などが挙げられる。
上記粘着成分(A)として用いられる((メタ)アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)共重合体とは、繰り返し単位に(メタ)アクリル酸のアルキルエステル及びジアセトンアクリルアミドを必ず含むものであるが、更に、繰り返し単位に(メタ)アクリル酸の酸型を含んでも良い。アルキルエステルは直鎖でも分岐鎖でも良く、アルキル鎖長の炭素数は1〜12が好ましい。例えば、互応化学工業(株)製のプラスサイズL−53P、プラスサイズL−9400などが挙げられる。
上記粘着成分(B)として用いられる(メタ)アクリル酸アルキル共重合体とは、繰り返し単位に(メタ)アクリル酸のアルキルエステルを必ず含むものであるが、繰り返し単位に(メタ)アクリル酸の酸型を含んでも良い。アルキルエステルは直鎖でも分岐鎖でも良く、アルキル鎖長の炭素数は1〜12が好ましく、特に1〜8であることが好ましい。例えば、degussa.社製のオイドラギットL100−55、オイドラギットL100、オイドラギットS100などが挙げられる。
ポリプロピレングリコール(ジオールタイプ)の場合;
平均分子量=56.11×2000/水酸基価
ポリプロピレングリコール(トリオールタイプ)の場合;
平均分子量=56.11×3000/水酸基価
例えば、上顎左3番−上顎右3番の6本の歯に貼付する場合、幅48〜60mm、高さ9〜11mm、歯茎と接する側には歯頸部に沿って山型の曲線を有する形状などが挙げられる。下顎左3番−下顎右3番の6本の歯に貼付する場合は、上顎の場合よりもひと回り小さく、幅36〜46mm、高さ7〜9mm、歯茎と接する側には歯頸部に沿って山型の曲線を有する形状などが挙げられる。また、歯列のアーチにフィットさせるために、V字や弓なりの形状であることが好ましい。
本発明の歯の化粧用加圧転写シールは、粘着剤層を保護する目的で剥離ライナーを有することが好ましい。剥離ライナーとしては、シリコーンでコーティングされたグラシン紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレンなどを用いることができ、例えば市販品として、王子特殊紙(株)製70GS(3)などを好適に用いることができる。
表1〜8に示す組成の化粧用加圧転写シールを下記方法で調製し、粘着力、剥離力、化粧効果及び耐久性を下記の方法で評価した。
増粘剤を添加する場合には、最初に増粘剤を無水エタノールに加え、密閉容器中で撹拌して溶解させた。次に、必要に応じて白色顔料を加え、続いて可塑剤及び予めエタノールに溶解させた粘着成分を添加し、均一に分散して展延溶液を得た。支持体にワックスをコーティングする場合には、予めワックス及び支持体を加温後、ワックスを支持体に擦り付けて、又はワックス溶液に浸漬してコーティングした。ワックスのコーティング量は支持体の重量変化により算出した。上記の通り準備された支持体の上に展延溶液を滴下・展延し、50℃で2時間静置して、歯の化粧用加圧転写シールを得た。
ポリエチレンテレフタレート製フィルム(テイジンテトロンフィルムG2、38μm、帝人デュポンフィルム(株)製)上に展延溶液を20×20mm角になるように滴下・展延して50℃で2時間静置して粘着力評価用サンプルを調製した。サンプルを動かないように固定し、直径7mmの円柱状のハイドロキシアパタイトペレット(HAP)を1kgで10秒間加圧後、引き上げた時の最大応力をテンションゲージ((株)エー・アンド・デイ製、デジタルフォースゲージAD−4932A−50N)にて3サンプル測定し、平均値を粘着力(dry)とし、下記基準で評価した。
◎:10.0g/mm2以上15.0g/mm2未満
○:6.0g/mm2以上10.0g/mm2未満
△:2.0g/mm2以上6.0g/mm2未満
×:0g/mm2以上2.0g/mm2未満
粘着力(wet)の評価基準;
◎:4.0g/mm2以上6.5g/mm2未満
○:2.5g/mm2以上4.0g/mm2未満
●:2.0g/mm2以上2.5g/mm2未満
△:1.0g/mm2以上2.0g/mm2未満
×:0g/mm2以上1.0g/mm2未満
「歯の化粧用加圧転写シールの調製方法」に記載の方法で調製した歯の化粧用加圧転写シール(20×20mm)を動かないように固定し、直径7mmの円形の両面テープをテンションゲージの先端に貼り付け、1kgで10秒間加圧後、引き上げた時にワックス層と支持体間が剥離する時の最大応力を3サンプル測定し、その平均値を剥離力とし、下記基準で評価した。
剥離力の評価基準;
◎:5.0g/mm2以上9.0g/mm2未満
○:9.0g/mm2以上13.0g/mm2未満
△:13.0g/mm2以上15.0g/mm2未満
×:15.0g/mm2以上20.0g/mm2未満
「歯の化粧用加圧転写シールの調製方法」に記載の方法で調製した歯の化粧用加圧転写シールを抜去歯(前歯)の大きさに合わせて切り、抜去歯に貼り付け、白色顔料を含有する場合には、デジタル画像を取得し、その画像を10人に見せ、5段階で化粧効果を判定した。判定基準は下記の通りである。
5点:違和感ない
4点:やや不自然な感じはあるが問題ないレベルである。
3点:どちらとも言えない
2点:やや違和感がある。
1点:非常に違和感がある。
化粧効果の評価基準;
◎:4.0以上5.0未満
○:3.0以上4.0未満
△:2.0以上3.0未満
×:1.0以上2.0未満
耐久性の評価基準;
◎:全く剥がれない
○:先端等が一部剥がれるが、1m離れた距離から判別出来ない。
△:最初に貼り付けた部分の3/4以上残存。
×:最初に貼り付けた部分の3/4未満残存。
上記評価結果についての総合評価は、下記基準で評価した。
◎:評価項目全てにおいて◎である。
○:全ての評価項目において×、△がなく、いずれかの項目に○が1つ以上ある。
△:全ての評価項目において×がなく、いずれかの評価項目に△が1個以上ある。
×:いずれかの評価項目に×がある。
<粘着成分>
共重合体1;
メタクリル酸メチル/アクリル酸エチル/メタクリル酸塩化トリメチルアンモニウムエチル共重合体(degussa.社製、オイドラギットRLPO、酸価100mgKOH/g未満、けん化価532、粘度(25℃)40mPa・s、メタクリル酸メチル/アクリル酸エチル/メタクリル酸塩化トリメチルアンモニウムエチルのモル比=2/1/0.2)
共重合体2;
メタクリル酸メチル/メタクリル酸ブチル/メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合体(degussa.社製、オイドラギットEPO、酸価100mgKOH/g未満、けん化価401、メタクリル酸メチル/メタクリル酸ブチル/メタクリル酸ジメチルアミノエチルのモル比=1/1/2)
粘着成分(A)
共重合体A−1;
((メタ)アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)共重合体の2−アミノ−2−メチルプロパン−1−オールによる中和品(互応化学工業(株)製、プラスサイズL−53P、樹脂分を50%含有したエタノール溶液、けん化価75.6、粘度(25℃)60mPa・s)
共重合体A−2;
(メタ)アクリル酸アルキル共重合体の2−アミノ−2−メチルプロパン−1−オールによる中和品(互応化学工業(株)製、プラスサイズL−8011、樹脂分を40%含有したエタノール溶液、けん化価60.7、粘度(25℃)104mPa・s)
共重合体A−3;
((メタ)アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)共重合体の2−アミノ−2−メチルプロパン−1−オールによる中和品(互応化学工業(株)製、プラスサイズL−9400、樹脂分を40%含有したエタノール溶液、けん化価52.2、粘度(25℃)90mPa・s)
共重合体B−1;
アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体(degussa.社製、オイドラギットL100−55、酸価319mgKOH/g、粘度(25℃)228mPa・s、アクリル酸エチル/メタクリル酸のモル比=1/1)
共重合体B−2;
メタクリル酸メチル/メタクリル酸共重合体(degussa.社製、オイドラギットL100、酸価322mgKOH/g、粘度(25℃)272mPa・s、メタクリル酸メチル/メタクリル酸のモル比=1/1)
共重合体B−3;
メタクリル酸メチル/メタクリル酸共重合体(degussa.社製、オイドラギットS100、酸価187mgKOH/g、粘度(25℃)930mPa・s、メタクリル酸メチル/メタクリル酸のモル比=2/1)
クエン酸トリエチル;
森村商事(株)製、シトロフレックス2
ポリエチレングリコール400;
ライオン(株)製、PEG#400K、平均分子量400
ポリエチレングリコール300;
ライオン(株)製、PEG#300K、平均分子量300
ポリプロピレングリコール700;
和光純薬工業(株)製
酸化チタン;石原産業(株)製、TTO−D−1
酸化チタン;石原産業(株)製、TTO−D−2
酸化チタン;石原産業(株)製、CR−50
パラフィンワックス155;
日本精鑞(株)製、パラフィンワックス(融点69℃)
パラフィンワックス140;
日本精鑞(株)製、パラフィンワックス(融点61℃)
パラフィンワックス115;
日本精鑞(株)製、パラフィンワックス(融点47℃)
Hi−Mic−1070;
日本精鑞(株)製、マイクロクリスタリンワックス(融点79℃)
Hi−Mic−1045;
日本精鑞(株)製、マイクロクリスタリンワックス(融点70℃)
ミツロウ;
横関油脂工業(株)製、精製ミツロウ(白)BEESWAXFA−10
ヒドロキシプロピルセルロース;日本曹達(株)製、HPC−L
ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート;
信越化学工業(株)製、信越AQOAT AS−HG、アセチル基12%及びサクシノイル基6%含有
<揮発性溶剤>
無水エタノール;甘糟化学産業(株)製
<支持体>
PET;ポリエチレンテレフタレート
OPP;二軸延伸ポリプロピレン
PE;ポリエチレン
<その他>
ユカフォーマーSM;
(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー
KF−96−1000cs;信越化学工業(株)製、メチルポリシロキサン
下記の歯の化粧用転写シールの調製及びその評価方法は、前述の実施例及び比較例と同様に行った。その結果、簡便性・操作性を両立するために必要な「粘着力(dry)」「粘着力(wet)」「剥離力」「耐久性」、及びムラがなく優れた色調を歯に付与する「化粧効果」はいずれも○であった。
メタクリル酸メチル/メタクリル酸ブチル/メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合体
(degussa.社製、オイドラギットEPO、酸価100mgKOH/g未満、けん化価401、粘度(25℃)44mPa.s、メタクリル酸メチル/メタクリル酸ブチル/メタクリル酸ジメチルアミノエチルのモル比=1/1/2) 66.3%
ポリプロピレングリコール2000(和光純薬工業(株)製、平均分子量2000)
33.1%
フッ化ナトリウム 0.1%
香料 0.5%
計 100.0%
ワックス層:キャンデリラワックス(東亜化成(株)製、10g/m2)
転写層の厚さ:20μm
支持体:未延伸ポリプロピレン、片面シリコーンコート、厚さ70μm(王子特殊紙(株)製、70RL−05)
下記歯の化粧用転写シールの調製及びその評価方法は、前述の実施例及び比較例と同様に行った。その結果、簡便性・操作性を両立するために必要な「粘着力(dry)」「粘着力(wet)」「剥離力」「耐久性」、及びムラがなく優れた色調を歯に付与する「化粧効果」はいずれも◎であった。
((メタ)アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)共重合体の2−アミノ−2−メチルプロパン−1−オールによる中和品(互応化学工業(株)製、プラスサイズL−53P、樹脂分を50%含有したエタノール溶液、けん化価75.6、粘度(25℃)60mPa・s) 40.0%
アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体(degussa.社製、オイドラギットL100−55、酸価319mgKOH/g、粘度(25℃)228mPa・s、アクリル酸エチル/メタクリル酸のモル比=1/1) 20.0%
ポリエチレングリコール400(ライオン(株)製、PEG#400K、平均分子量400) 29.99%
ヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達(株)製、HPC−L) 10.0%
青色1号 0.01%
計 100.0%
ワックス層:パラフィンワックス(日本精鑞(株)製、パラフィンワックス155、融点69℃)20g/m2
転写層の厚さ:40μm
支持体:ポリエチレンテレフタレート、片面シリコーンコート、厚さ25μm(王子特殊紙(株)製、25RL−07(L))
下記歯の化粧用転写シールの調製及びその評価方法は、前述の実施例及び比較例と同様に行った。その結果、簡便性・操作性を両立するために必要な「粘着力(dry)」は◎、「粘着力(wet)」「剥離力」「耐久性」は○であった。また、ムラがなく優れた色調を歯に付与する「化粧効果」は○であった。
(メタ)アクリル酸アルキル共重合体の2−アミノ−2−メチルプロパン−1−オールによる中和品(互応化学工業(株)製、プラスサイズL−8011、樹脂分を40%含有したエタノール溶液、けん化価60.7、粘度(25℃)104mPa・s)
35.1%
メタクリル酸メチル/メタクリル酸共重合体(degussa.社製、オイドラギットS100、酸価187mgKOH/g、粘度(25℃)930mPa・s、メタクリル酸メチル/メタクリル酸のモル比=2/1) 17.5%
ポリプロピレングリコール400(日本油脂(株)製、ユニオールD−400、平均分子量400) 26.3%
ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート(信越化学工業(株)製、信越AQOAT AS−LG、アセチル基8%、サクシノイル基15%)
11.68%
酸化亜鉛(堺化学工業(株)製、NANOFINE−50、球状) 9.4%
水酸化ナトリウム 0.02%
計 100.0%
ワックス層:カルナバワックス(東亜化成(株)製、精製微粒状カルナバS)20g/m2
転写層の厚さ:200μm
支持体:ポリエチレン、片面シリコーンコート、厚さ25μm(王子特殊紙(株)製、25RL−02)
下記歯の化粧用転写シールの調製及びその評価方法は、前述の実施例及び比較例と同様に行った。その結果、簡便性・操作性を両立するために必要な指標のうち、「粘着力(dry)」「剥離力」は◎、「粘着力(wet)」「耐久性」は○であった。また、ムラがなく優れた色調を歯に付与する「化粧効果」は○であった。
(メタ)アクリル酸アルキル共重合体の2−アミノ−2−メチルプロパン−1−オールによる中和品(互応化学工業(株)製、プラスサイズL−8011、樹脂分を40%含有したエタノール溶液、けん化価60.7、粘度(25℃)104mPa・s)
37.7%
メタクリル酸メチル/メタクリル酸共重合体(degussa.社製、オイドラギットL100、酸価322mgKOH/g、粘度(25℃)272mPa・s、メタクリル酸メチル/メタクリル酸のモル比=1/1) 18.9%
ポリエチレングリコール300(ライオン(株)製、PEG#300K、平均分子量300) 28.3%
ヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達(株)製、HPC−M) 5.0%
酸化ジルコニウム(日本電工(株)製、N−PC) 10.1%
計 100.0%
ワックス層:パラフィンワックス(日本精鑞(株)製、パラフィンワックス155)/マイクロクリスタリンワックス(日本精鑞(株)製、Hi−Mic−1070)=75/25、1g/m2
転写層の厚さ:60μm
支持体:ポリエチレン、片面シリコーンコート、厚さ100μm(王子特殊紙(株)製、100RL−02)
Claims (5)
- 支持体上にワックス層を介して粘着剤層が積層されてなり、歯面に該粘着剤層面を貼付して加圧後に支持体を剥離することで、該ワックス層及び粘着剤層が歯面に貼付して転写され、ワックス層及び粘着剤層で歯面を被覆し化粧する歯の化粧用加圧転写シールであって、粘着剤層が、(メタ)アクリル酸アルキル共重合体、((メタ)アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)共重合体、メタクリル酸メチル/メタクリル酸ブチル/メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合体、メタクリル酸メチル/アクリル酸エチル/メタクリル酸塩化トリメチルアンモニウムエチル共重合体から選ばれる少なくとも1種の粘着成分と可塑剤とを含有してなる粘着剤組成物で形成され、かつ支持体のワックス層との接触面がシリコーンで被覆されてなることを特徴とする歯の化粧用加圧転写シール。
- 粘着剤組成物が、粘着成分を40〜70質量%、可塑剤を14〜39質量%含有してなる請求項1記載の歯の化粧用加圧転写シール。
- 粘着成分が、
粘着成分(A):けん化価が50〜80で、エタノールに粘着成分(A)を樹脂分として20質量%溶解した時の粘度(25℃)が50〜120mPa・sである(メタ)アクリル酸アルキル共重合体及び/又は((メタ)アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)共重合体と、
粘着成分(B):酸価が180〜330mgKOH/gで、エタノールに粘着成分(B)を樹脂分として20質量%溶解した時の粘度(25℃)が200〜1000mPa・sである(メタ)アクリル酸アルキル共重合体と
を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の歯の化粧用加圧転写シール。 - 粘着剤組成物が、更に増粘剤としてヒドロキシプロピルセルロース及び/又はヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネートを含有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の歯の化粧用加圧転写シール。
- 粘着剤組成物が、更に白色顔料を含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の歯の化粧用加圧転写シール。
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