JP5056327B2 - 発光装置 - Google Patents

発光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5056327B2
JP5056327B2 JP2007264147A JP2007264147A JP5056327B2 JP 5056327 B2 JP5056327 B2 JP 5056327B2 JP 2007264147 A JP2007264147 A JP 2007264147A JP 2007264147 A JP2007264147 A JP 2007264147A JP 5056327 B2 JP5056327 B2 JP 5056327B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
emitting device
lead
insulating substrate
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007264147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009094322A (ja
Inventor
圭宏 木村
敏之 八木
秀千 菅野
正人 藤友
祐一郎 反田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Corp
Original Assignee
Nichia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Corp filed Critical Nichia Corp
Priority to JP2007264147A priority Critical patent/JP5056327B2/ja
Publication of JP2009094322A publication Critical patent/JP2009094322A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5056327B2 publication Critical patent/JP5056327B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、発光装置に関し、特に、携帯電話のバックライト用照明や、各種デ−タを表示可能なディスプレイ、ラインセンサなど各種センサの光源やインジケータなどに利用される発光装置に関するものである。
発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)や半導体レーザ等の発光素子は、各種の光源として利用されている。特に、1000mcd以上にも及ぶ超高輝度に発光可能な発光ダイオードが開発されており、携帯電話の液晶バックライト用の照明やフルカラー大型映像装置など屋内外で使用される文字表示板等に利用されつつあり、JIS第2水準漢字のような複雑な文字を表示するためには、特に高精細な表示器が求められる。
ところで、前記発光素子は、発光時に発熱する。そのため、高精細な表示器を得るために、発光素子が搭載された発光装置を単に回路基板等に高密度に実装すると、発光素子の発熱により発光装置の各部材の特性が劣化したり故障したりすることがある。そこで、発光素子で発生する熱を放熱するために、発光素子を搭載する基板の下部に放熱部材を設けることが知られている(特許文献1等参照)。この放熱部材は、熱伝導性の高いアルミニウムや銅で構成される。
また、特許文献2には、発光素子をフェイスダウン実装する基板として、セラミックコアと、そのセラミックコアの上面に発光素子と電気的接続するための銅層(配線層)を形成し、さらに、セラミックコアの下面に、熱伝導のための銅層を形成した構造を有する発光装置が開示されている。この発光装置においては、セラミックコアの上面に形成された銅層(配線層)に、外部回路と電気的接続するためのリード端子が接続されている。
また、発光装置の信頼性を確保するために、発光装置のはんだ付け工程において効率よく放熱することも必要である。従来、はんだ付け工程で生じる熱を効率よく除去する発光装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。また、LED自体の放熱特性を改善し、発光装置を放熱性よく実装基板にねじ止めできる発光装置が知られている(例えば、特許文献4参照)。
特許文献3に記載された発光装置は、LEDと、LEDの支持機能、電気的接続機能および放熱機能を有したリードフレームと、LEDおよびリードフレームを被覆する透明な熱硬化性樹脂等の封入部分との3つを主要な構成として備えている。
特許文献4に記載された発光装置は、LEDと、LEDの支持機能、電気的接続機能および放熱機能を有した部分的に厚みが異なる一対のリードフレームと、これらリードフレームの一部を包み込むように形成された熱可塑性樹脂等の埋込樹脂とを主要な構成として備えている。
なお、LEDパッケージを、はんだ付けをすることなく取り付けることができて放熱性を有したLED用ソケットも知られている(例えば、特許文献5参照)。特許文献5に記載されたLED用ソケットは、板状のベース部と、ベース部の表面に凹状に形成された複数のLEDパッケージ収納部と、LEDの端子に電気的に接続される固定部と、固定部に電気的に接続される入出力端子と、LEDの発熱を収納部の内底面からベース部の裏面に伝達する熱伝導部と、他のソケットに接続するためのコネクタ部とを備えている。
特開2006−54209号公報(段落0064〜0069、図5) 特開2005−79593号公報(段落0012、0018、図2、図7) 特表2002−539623号公報(段落0036−0044、図2) 特開2006−278934号公報(段落0013−0022、図1) 特開2006−331801号公報(段落0026−0029、図1)
しかし、特許文献1や特許文献2に示されるような基板上に発光素子がフェイスダウン実装される発光装置においては、リード電極からの応力により、セラミック等からなる基板にクラックが生じることがあった。これは、発光時の発熱や製造時の加熱によって、放熱部材と基板との熱膨張率の差に起因する応力、また、発光装置を実装基板等に実装する際に、リード端子に加わる機械的応力などが、リード電極(端子)が接続された基板に加わるためである。したがって、信頼性に優れて歩留まりを向上させることのできる発光装置が要望されている。
また、特許文献3や特許文献4に記載された基板上に発光素子がフェイスアップ実装される発光装置は、リードフレーム上に形成された凹部にLEDを載置し、リードフレームの一部を覆う熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を備える構成なので、複数の発光素子を所望の位置に高密度に配置することが難しい。そこで、複数の発光素子を、例えばドットマトリックス状等の所望の位置に配置した発光装置を実現し、かつ、発光装置の発熱を効率よく除去するためには、絶縁性基板上に所望の配線パターンを形成し、その上に複数の発光素子を設けると共に、絶縁性基板の下に熱伝導性の良好な金属層を設けることが考えられる。このような構造の発光装置をプリント基板に実装するときに、プリント基板を高温で加熱してはんだを溶融させるリフローにより絶縁性基板が加熱されると、金属に比べてもろい絶縁性基板が割れてしまう可能性がある。これは、絶縁性基板の熱膨張率と、絶縁性基板の下に設けた金属層の熱膨張率とが異なるためである。また、リフローなどにより高温が印加されると、発光素子や発光素子を被覆する封止部材等の樹脂(例えば、蛍光体等が含有される樹脂)等の構成部材も劣化し、これらの部材の寿命が低下することで発光装置自体の寿命をも低下させてしまうこととなる。そのため、このような構造の発光装置において、製造時に絶縁性基板が割れないようにしたり、他の各構成部材が熱により劣化しないようにしたりするためにリフローを行うことなくプリント基板に実装可能な発光装置が要望されている。
本発明は、前記した問題に鑑み創案されたものであり、信頼性に優れて歩留まりを向上させることのできる発光装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の発光装置は、発光素子が配設された発光部と、前記発光部が上面に載置され、前記発光素子と電気的に接続される少なくとも一対の電極が配設された絶縁性基板と、前記絶縁性基板の直下に配置された放熱部材と、前記少なくとも一対の電極に接続された少なくとも一対のリード端子とを備える発光装置であって、前記絶縁性基板は、前記上面側に、前記発光素子が搭載される素子載置面と、前記絶縁性基板の一側にて前記素子載置面よりも低い段差部の上面に形成されて前記一対の電極のうちの一方を含む一方の端子接続面と、前記絶縁性基板の一側にて前記素子載置面よりも低い段差部の上面に形成されて前記一対の電極のうちの他方を含む他方の端子接続面と、前記絶縁性基板の一側にて前記一方の端子接続面と前記他方の端子接続面とを分離して電気的に絶縁する隔壁と、を備え、前記リード端子が、前記放熱部材の直上に配置された前記絶縁性基板の前記端子接続面に含まれる前記電極に接合される接合端子部と、外部配線回路と接続されるリード先端部、前記リード先端部と前記接合端子部との間を折曲して連絡する折曲部を有し、前記一対のリード端子のそれぞれの前記リード先端部は同じ向きに延設されていることを特徴とする。
この発光装置では、リード端子が、放熱部材の直上に配置された絶縁性基板の端子接続面に含まれる電極に接合される接合端子部と、外部配線回路と接続されるリード先端部とを有し、リード先端部と接合端子部との間を折曲して連絡する折曲部を有し、一対のリード端子のそれぞれの前記リード先端部は同じ向きに延設されていることによって、リード端子からの応力が緩和されて絶縁性基板のクラックの発生を防止することができる。
また、本発明の発光装置において、前記折曲部が、前記接合端子部から前記絶縁性基板の外側に向けて前記上面と平行に延設された引出し部と、前記引出し部から上方または下方に折曲して前記リード先端部に連絡する縦折曲部とを有することが好ましい。
この発光装置では、リード端子の折曲部が、接合端子部から絶縁性基板の外側に向けて前記上面と平行に延設された引出し部と、前記引出し部から上方または下方に折曲して前記リード先端部に連絡する縦折曲部とを有することによって、リード端子からの応力による絶縁性基板のクラックの発生を防止することができる。
さらに、本発明の発光装置において、前記折曲部が、前記接合端子部から前記絶縁性基板の外側に向けて前記上面と平行に延設された引出し部と、前記引出し部から折曲して前記上面の面方向と平行に延設された横折曲部と、前記横折曲部から上方または下方に折曲して前記リード先端部に連絡する縦折曲部とを有することが好ましい。
この発光装置では、リード端子の折曲部が、接合端子部から絶縁性基板の外側に向けて上面と平行に延設された引出し部と、引出し部から折曲して上面の面方向と平行に延設された横折曲部と、横折曲部から上方または下方に折曲してリード先端部に連絡する縦折曲部とを有することによって、リード端子からの応力による絶縁性基板のクラックの発生を防止することができる。
さらにまた、本発明の発光装置において、少なくとも一対の前記リード端子は、一方のリード端子の横折曲部と、他方のリード端子の横折曲部とが、相互に反対方向に離間するように延設されていることを特徴とする。
この発光装置では、一対のリード端子において、一方のリード端子の横折曲部と、他方のリード端子の横折曲部とが、相互に反対方向に離間するように延設されている構造を有することによって、リード端子からの応力による基板のクラックの発生を防止するとともに、リード端子の配置の自由度を向上させることができる。
また、本発明の発光装置において、前記放熱部材は、前記絶縁性基板の水平方向における一端側から延設された位置にネジまたはリベットが挿通して外部との固定が可能な固定部を有し、前記リード端子は、前記絶縁性基板の水平方向における他端側に配列されていることが好ましい。
この発光装置では、放熱部材の固定部によって、ネジまたはリベットで外部に固定することができるので、放熱部材によって、発光部から絶縁性基板に伝導した熱を、固定された外部部材に効率よく放出することができる。ここで、固定部は、例えば、穴や溝等である。これにより、発光装置を外部に固定する際に、高温で加熱するリフロー工程を省略することができる。そのため、絶縁性基板の割れを防止できると共に、発光素子や樹脂等の他の構成部材が高温により劣化することを防止できる。また、固定部は、絶縁性基板の水平方向の一端側から延設された位置に設けられているので、作業者がネジまたはリベットで発光装置を外部のプリント基板等に固定する際に、絶縁性基板およびリード端子が妨げにならない。そのため、リード端子への給電の信頼性も確保できる。また、例えばリード端子を差し込み可能なコネクタを介して発光装置を固定する場合には、固定部がリード端子から離間して設けられているので、作業者が作業を行い易くなる。
また、本発明の発光装置において、前記放熱部材の固定部は、前記放熱部材の下に配設される外部部材に対してネジまたはリベットで固定可能なU字形状の溝であることが好ましい。
この発光装置では、放熱部材の固定部がU字形状の溝であるので、単純な丸穴や角状の穴である場合と比べて、ネジまたはリベットで止める場所に据付幅をもたせることができる。また、放熱部材の固定部を作製する際において、U字形状の溝の方が単純な丸穴や角状の穴よりも容易に加工することができる。
また、本発明の発光装置において、前記リード先端部の下面が、前記放熱部材の下面とほぼ同一平面上になるように形成されていることが好ましい。
この発光装置では、リード先端部の下面が、前記放熱部材の下面とほぼ同一平面上になるように形成されていることによって、放熱部材の下面が固定部を介してプリント基板等の外部部材の上面に固定される際に、リード先端部の下面も外部部材の上面の配線パターンに固定される。したがって、固定部を例えばネジ止めする場合にネジの締め付けトルクを管理することにより、リード端子の給電の信頼性を確保することができる。また、放熱部材の下面がプリント基板等の外部部材の上面に固定されるので、発光部から絶縁性基板を介して放熱部材に伝導した熱を空気中だけではなく外部部材にも効率よく放出することができる。さらに、例えばリード端子を差し込み可能なコネクタを介して発光装置を固定する場合には、そのコネクタのリード端子側にも例えばネジ止め可能な固定部を設けることで、リード端子の給電の信頼性をより高めることができる。また、このようなコネクタに放熱部材を内蔵し、発光装置の放熱部材に接触して保持する構成とした場合には、発光装置からの熱引きをより高めることができる。
本発明の発光装置は、発光時の発熱や製造時の加熱に伴って、放熱部材と基板との熱膨張率の差に起因して生じる応力、また、発光装置を実装基板等に実装する際に、リード端子に加わる機械的応力などによって、リード端子が接続された基板に加わる応力を緩和して、基板にクラックが発生するのを防止することができる。その結果、信頼性に優れて歩留まりを向上させることのできる高品質の発光装置が得られる。
以下、図面を参照して本発明の発光装置を実施するための最良の形態(以下「実施形態」という)について詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る発光装置100の構成を示す斜視図、図2は、その発光装置100の側面図、図3は、発光装置100の平面図、図4は、発光装置100におけるリード端子の機能を説明する概念図である。
この発光装置100は、図1および図2に示すとおり、発光部10と、絶縁性基板20と、ヒートシンク(放熱部材)30と、リード端子40a,40bとを備える。なお、以下の説明において、発光素子11(図3参照)が載置されている側を主面側と呼び、その反対側を裏面側と呼ぶ。
(絶縁性基板)
絶縁性基板20は、平面視で略矩形形状をしており、主面側および裏面側にそれぞれ配線パターン(図示せず)が形成されている。そして、絶縁性基板20は、図3に示すように、主面側に、素子載置面(上面)21と、端子接続面22a,22bと、隔壁23と、キャビティ24とを備えている。素子載置面(上面)21は、絶縁性基板20の最上面であり、この素子載置面(上面)21には、発光素子11と電気的に接続される導電性部材がパターン形成されている。端子接続面22a,22bは、絶縁性基板20の一端側(図3において左側)に、素子載置面(上面)21より低い位置に形成された段差部の上面であり、この端子接続面22a,22bには、リード端子40a,40bの接合端子部41a,41bと電気的に接続される導電性部材(電極を含む)がパターン形成されている。端子接続面22a,22bと素子載置面(上面)21との段差は、端子接続面22a,22bに接続されたリード端子40a,40bの上面が素子載置面(上面)21よりも低くなるかまたは同程度となるように形成されている。2つの端子接続面22a,22bは、隔壁23によって仕切られており、それぞれの配線パターンは互いに絶縁されている。
図3に示すように、キャビティ24は、素子載置面(上面)21において、絶縁性基板20の端子接続面22a,22bと反対側の一端(図3において右側)に穿設されている。キャビティ24は、絶縁性基板20の水平方向において、一方のリード端子40aの接合端子部41aが接続されている端子接続面22aの側(図3において上側)に偏って配設されている。これにより、キャビティ24は、カソードマークの役割を果たしている。この場合、一方のリード端子40aがカソード、他方のリード端子40bがアノードである。また、キャビティ24の底面には、保護素子51と電気的に接続される導電性部材がパターン形成されている。保護素子51は、例えば、ツェナーダイオードとAuワイヤもしくはAlワイヤから構成され、配線パターン(図示せず)を介して発光素子11と接続されている。さらに、キャビティ24内には、保護素子51を被覆するモールド樹脂52が充填されている。モールド樹脂52は、例えば、熱硬化性樹脂から構成される。
この絶縁性基板20は、例えば、Al、AlN、Si、SiC、LTCC(Low Temperature Cofired Ceramics)等の2層以上の金属/セラミック複合配線基板で構成されている。この絶縁性基板20の材料として、樹脂基板や、有機物に無機物が含有されてなるガラスエポキシ基板などのハイブリッド基板、セラミック基板などの無機物基板などを用いることができる。特に、高耐熱性、高耐候性が望まれる場合、ハイブリッド基板や無機物基板を用いることが好ましい。また、高いコントラストが要求される発光装置を形成する場合は、絶縁性基板の母材自体にCr、MnO、TiO、Feなどを含有させることにより、暗色系の絶縁性基板とすることが好ましい。
セラミック基板の主材料は、アルミナ、窒化アルミニウム、ムライト、炭化ケイ素などが好ましい。これらの主材料に焼結助剤などを加えて、焼結することでセラミック基板が得られる。例えば、原料粉末の90〜96重量%がアルミナであり、焼結助剤として粘度、タルク、マグネシア、カルシア及びシリカ等が4〜10重量%添加され、1500〜1700℃の温度範囲で焼結させたセラミックスや原料粉末の40〜60重量%がアルミナで焼結助剤として60〜40重量%の硼珪酸ガラス、コージュライト、フォルステライト、ムライトなどが添加され、800〜1200℃の温度範囲で焼結させたセラミックス等が挙げられる。
このようなセラミック基板は、焼成前のグリーンシート段階で種々の形状をとることができる。まず、焼成前の母材であるグリーンシートに所望とする貫通孔が得られるように加工を施し、場合によっては多層に張り合わせる。次に、スクリーン印刷などの方法により所望とする場所にタングステンやモリブデンなど高融点金属を樹脂バインダーに含有させたペースト状の材料を用いて、導電性部材を所望とする場所にパターン形成する。このように加工された母材を焼結することにより、貫通孔および導電性部材が形成された金属/セラミック複合配線基板で構成される絶縁性基板20とすることができる。
(導電性部材)
この導電性部材は、カソード電極とアノード電極とされ、絶縁性基板の上面から下面まで連続的に形成されている。この導電性部材の配線パターンは、発光素子11の個数、種類、大きさなどにより、適宜変更することができる。導電性部材の材料は、導電性を有していれば特に限定されず、高い熱伝導性を有していることが好ましい。このような材料として、タングステン、クロム、チタン、コバルト、モリブデンやこれらの合金などが挙げられる。また、導電性部材の最表面は、搭載する発光素子11からの光に対して高い反射率を有する部材にて被覆されていることが好ましい。絶縁性基板20の上面に形成された導電性部材の大部分は、透光性部材にて被覆されていることが好ましく、これにより発光装置の劣化を抑制することができる。また、表面に露出している導電性部材には、酸化防止膜が形成されていることが好ましい。
(接着部材)
絶縁性基板20にセラミック基板を用いる場合、耐熱性に優れることから、高強度の接着が可能な硬ロウ接合や共晶接合にて、絶縁性基板20とヒートシンク30とを固着することができる。例えば、銀と銅の合金を主原料とする銀ロウや、銅と亜鉛の合金が主材料である真鍮ロウ、アルミニウムが主原料であるアルミニウムロウ、ニッケルロウなどを用いることができる。これによりヒートシンク30と絶縁性基板20との熱膨張係数差による残留応力を緩和することができる。
(金属膜)
絶縁性基板20は、その表面に配線パターンの上から金属膜を有することが好ましく、金属膜を設けることによりさらに信頼性を高めることができる。発光側に形成される金属膜は、少なくとも最表面がクロムや銀などの高光反射性金属で構成されていることが好ましく、これにより、発光素子11の発光した光の取り出し効率を高めることができるという効果を奏することができる。また、金属膜の表面を、銀色または白色にする表面処理等によって鏡面状態に仕上げることによっても同様の効果を得ることができる。さらに、実装側に形成される金属膜は、少なくとも最表面が金やステンレスなどの酸化防止性金属で構成されていることが好ましい。
絶縁性基板20は、例えば、LTCCである場合に、厚さが5.0mm以下であることが好ましい。これによれば、熱引きが良好となる。また、絶縁性基板20のメタライズ層構成が3層である場合には、Au/Ni,Coのうちの少なくとも1種/W,Mo,Cuのうちの少なくとも1種で構成され、総厚が100μm以下であることが好ましい。また、発光装置100を高出力用とするときには、絶縁性基板20の最上面を白色とするか、または、絶縁性基板20の最上面に、テフロン(登録商標)シートや高反射セラミックス等の高反射材を貼り付けてもよい。これにより、光取り出し効率を高めることができる。また、発光装置100を高品位用とするときには、絶縁性基板20の最上面を黒色または濃色としてもよい。これにより、絶縁性基板20の最上面での反射を防止することができる。
(ヒートシンク)
図1および図3に示すように、ヒートシンク(放熱部材)30は、用いられる材料が、熱伝導性に優れた金属を主原料とする金属材であれば特に限定されず、銅やアルミニウム、銀、金などを好適に用いることができる。また、例えば、無酸素Cu、CuMo、CuW、Mg、Mg合金等を材料として構成されることが特に好ましい。ヒートシンク30は、図2に示すように、大別して、絶縁性基板20の下面より僅かに狭い大きさの上面を有する上段のブロック30aと、絶縁性基板20よりも幅広な下段のブロック30bとから形成されている。ヒートシンク30は、下段のブロック30bにおいて、絶縁性基板20から離間した位置に固定部31を備えると共に、上段のブロック30aにおいて、絶縁性基板20と接合する基板接合面を備えている。
固定部31は、発光装置100を実装する実装用基板等の平面200(図2参照)に固定するための構造を有しており、ヒートシンク30の水平方向の一端側(図3において右側)に設けられている。図3に示す固定部31は、ネジ止めをすることのできるU字形状の溝を有している。このU字形状の溝に固定用ネジを嵌入して、発光装置100を溝に沿ってスライドさせて実装基板等の所定の箇所に配置して、ネジ止めすることができ、ネジ固定における作業性が良好となる利点がある。基板接合面の接合領域は、絶縁性基板20の底面よりも狭い領域である。この接合領域の外周は、全周に亘って絶縁性基板20の底面の周縁の内側に配置されている。言い換えると、絶縁性基板20の底面には、ヒートシンク30の基板接合面の接合領域を取り囲むように、接合されていない領域が存在している。ヒートシンク30は、例えば、銀ロウ等の接着部材を介して絶縁性基板20の底面に設けられた配線パターンに接合される。
(リード端子)
リード端子40a,40bは、ヒートシンク(放熱部材)30の上段のブロック30aの直上に配置され前記導電性部材(電極)に接合される接合端子部41a,41bと、外部配線回路(図示せず)と接続されるリード先端部42a,42bと、接合端子部41a,41bとリード先端部42a,42bとの間を折曲して連絡する折曲部43a,43bとで構成されている。
そして、折曲部43a,43bは、接合端子部41a,41bから絶縁性基板20の外側(図1〜図3において矢印Aの方向)に向けて、絶縁性基板20の素子載置面(上面)21と平行に延設された引出し部44a,44bと、引出し部44a,44bから折曲して、絶縁性基板20の素子載置面(上面)21の面方向と平行に延設された横折曲部45a,45bと、横折曲部45a,45bから下方(図2において矢印Bの方向)に折曲してリード先端部42a,42bに連絡する縦折曲部46a,46bとを有する。そして、一方のリード端子40aの横折曲部45aと、他方のリード端子40bの横折曲部45bとが、相互に反対方向に離間するように延設されている。すなわち、リード端子40aの横折曲部45aは矢印Cの方向に、リード端子40bの横折曲部45bは矢印Dの方向に、相互に離間するように延設されている。これによって、リード端子の配置の自由度を向上させることができる。
また、リード端子40a,40bは、リード先端部42a,42bの下面47a,47bが、ヒートシンク30の下面30cとほぼ同一平面上、好ましくは±2mm以内の誤差で面一になるように形成されている。これによって、回路基板等への発光装置のハンダ実装が容易となる。さらに、下面47a,47bと、横折曲部45a,45bとの間の距離、すなわち、リード端子40a,40bの高さh(図2参照)は5mm以下、下面47a,47bの側面と、ヒートシンク30の側面との間の距離fは0.1mm以上であることが、応力緩和のために好ましい。さらにまた、リード端子40a,40bは、絶縁性基板20を挟んでヒートシンク30の固定部31が設けられた側とは、反対の側(図2において左側、図3において左側)に配列されていることが好ましい。これによって、作業者がネジまたはリベットで発光装置100を外部のプリント基板等に固定する際に、絶縁性基板20およびリード端子40a,40bが妨げにならない。そのため、リード端子40a,40bへの給電の信頼性も確保できる。また、例えばリード端子40a,40bを差し込み可能なコネクタを介して発光装置100を固定する場合には、固定部31がリード端子40a,40bから離間して設けられているので、作業者が作業を行い易くなる。なお、図1において、リード先端部42a,42bは、折曲部43a,43bの縦折曲部46a,46bから曲折した部分を指している。
このリード端子40a,40bは、例えば、鉄、ニッケル、コバルト等を配合した合金で構成される。このような合金としては、例えば、コバールや42アロイ等を用いることができる。特に、リード端子40a,40bは、絶縁性基板20構成材料との熱膨張率の差が50%以下であることが好ましい。また、熱膨張係数を一致させるために、接合端子部41a,41bと絶縁性基板20の接合面積は、10mm以下とすることが好ましい。リード端子40a,40bは、絶縁性基板20の水平方向の他端側(図3において左側)の中央の2つの端子接続面22a,22bに設けられた配線パターンに、例えば、銀ロウ等の接着部材を介して接合されている。
(発光部)
図1および図3に示すように、発光部10は、絶縁性基板20の上面に形成された配線パターン(図示せず)にダイボンド部材(図示せず)にて固定された発光素子11と、主発光面を上向きにして固定された発光素子11を被覆する封止部材12とを備えている。
発光素子11は、例えば、窒化ガリウム系化合物半導体から成るLED等から構成される。LEDの場合にLEDチップ(ダイス)は、絶縁性基板20に対して例えばFD(Face Down)共晶で載置することができる。
封止部材12は、例えば、蛍光物質を含有した熱硬化性樹脂ベースの複合材料で構成されており、発光装置100の色調調整を行うものである。また、封止部材12は、発光素子11を、外力や埃、水分などから保護すると共に、発光素子11の耐熱性、耐候性、耐光性を良好なものとする。また、封止部材12には、所望外の波長をカットする目的で有機や無機の着色染料や着色顔料を含有させたり、配光や色ムラを制御する目的で拡散材やフィラーを含有させたりすることができる。
(発光素子)
発光素子11は、基板上に、例えば、GaAlN、ZnS、ZnSe、SiC、GaP、GaAlAs、AlN、InN、AlInGaP、InGaN、GaN、AlInGaN等の半導体を発光層として形成させたものが用いられる。半導体の構造としては、例えば、MIS接合、PIN接合やPN接合を有したホモ構造、ヘテロ構造あるいはダブルへテロ構成のものが挙げられる。半導体層の材料やその混晶度によって発光波長を紫外光から赤外光まで種々選択することができる。発光層は、量子効果が生ずる薄膜とした単一量子井戸構造や多重量子井戸構造としてもよい。
屋外などの使用を考慮する場合、高輝度な発光素子を形成可能な半導体材料として窒化ガリウム系化合物半導体を用いることが好ましく、また、赤色ではガリウム・アルミニウム・砒素系の半導体やアルミニウム・インジュウム・ガリウム・燐系の半導体を用いることが好ましいが、用途によって種々利用することもできる。
窒化ガリウム系化合物半導体を使用した場合、半導体基板にはサファイヤ、スピネル、SiC、Si、ZnOやGaN単結晶等の材料が用いられる。結晶性の良い窒化ガリウムを量産性良く形成させるためにはサファイヤ基板を用いることが好ましい。窒化物系化合物半導体を用いた発光素子11の例を示す。サファイヤ基板上にGaN、AlN等のバッファー層を形成する。その上にN或いはP型のGaNである第1のコンタクト層、量子効果を有するInGaN薄膜である活性層、P或いはN型のAlGaNであるクラッド層、P或いはN型のGaNである第2のコンタクト層を順に形成した構成とすることができる。窒化ガリウム系化合物半導体は、不純物をドープしない状態でN型導電性を示す。なお、発光効率を向上させる等所望のN型窒化ガリウム半導体を形成させる場合は、N型ドーパントとしてSi、Ge、Se、Te、C等を適宜導入することが好ましい。
一方、P型窒化ガリウム半導体を形成させる場合は、P型ドーパンドであるZn、Mg、Be、Ca、Sr、Ba等をドープさせる。窒化ガリウム系半導体は、P型ドーパントをドープしただけではP型化しにくいためP型ドーパント導入後に、炉による加熱、低電子線照射やプラズマ照射等によりアニールすることでP型化させる必要がある。こうして形成された半導体ウエハーに、部分的にエッチングなどを行って正負の各電極を形成させる。その後半導体ウエハーを所望の大きさに切断することによって発光素子11を形成させることができる。
こうした発光素子11は、所望に応じて適宜複数個用いることができ、その色の組み合わせや配列状態によって様々な形態の発光装置を形成することができる。例えば、ドットマトリックスや直線状など種々選択させることもでき、これにより、実装密度が極めて高く熱引きに優れた発光装置100が得られる。また、表示装置用のフルカラー発光装置として利用するためには、発光波長が610〜700nmである赤色系発光素子と、発光波長が495〜565nmである緑色系発光素子と、発光波長が430〜490nmである青色系発光素子とを組み合わせることが好ましい。また、本実施形態の発光装置100において、蛍光物質を用いて白色系などの混色光を発光させる場合は、蛍光物質からの発光波長との補色関係や透光性樹脂の劣化等を考慮して、発光素子11の発光波長は400nm以上530nm以下が好ましく、420nm以上490nm以下がより好ましい。発光素子11と蛍光物質との励起、発光効率をそれぞれより向上させるためには、450nm以上475nm以下がさらに好ましい。なお、比較的紫外線により劣化されにくい部材との組み合わせにより400nmより短い紫外線領域或いは可視光の短波長領域を主発光波長とする発光素子11を用いることもできる。
(ダイボンド部材)
ダイボンド部材は、発光素子11と、絶縁性基板20の表面に設けられた配線パターンとを固定させるための部材であり、これらを接着可能な部材であれば特に限定されない。特に、熱引きを考慮すると、ダイボンド部材は、Agペースト、カーボンペースト、ITO(indium tin oxide)ペーストあるいは金属バンプ等を用いることが好ましい。特に、発熱量の多いパワー系発光装置の場合、融点が高いことから高温下にて組織的構造が変化することが少なく力学特性の低下が少ないAu−Sn系の共晶はんだを用いることが好ましい。
(封止部材)
封止部材12に用いられる透光性部材を構成する具体的材料としては、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、シリコーン、変性エポキシ樹脂、変性シリコーン樹脂、ポリアミドなどの耐候性に優れた透明樹脂やガラスなどが好適に用いられる。高密度に発光素子11を配置させた場合は、熱衝撃による各部材間の接合破壊を抑制するために、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂やそれらを組み合わせたものなどを使用することがより好ましい。また、透光性部材中には、視野角をさらに増やすために拡散剤を含有させても良い。具体的な拡散剤としては、チタン酸バリウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化珪素等が好適に用いられる。さらに、発光素子11からの光の少なくとも一部を波長変換させる蛍光物質を含有させることもできる。
封止部材12は、紫外線を含む短波長の高エネルギー光に曝されても着色劣化しにくいシリコーン樹脂や変性シリコーン樹脂であることが好ましく、これにより色ズレや色ムラの発生が抑制される。本実施形態に利用することができる蛍光物質は、発光素子11の光を変換させるものであり、発光素子11からの光をより長波長に変換させるものの方が効率がよい。発光素子11からの光がエネルギーの高い短波長の可視光の場合、アルミニウム酸化物系蛍光体の一種であるYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット):Ce蛍光体やCaSi蛍光体が好適に用いられる。特に、YAG:Ce蛍光体は、その含有量によってLEDチップからの青色系の光を一部吸収して補色となる黄色系の光を発するため、白色系の混色光を発する高出力な発光ダイオードを、比較的簡単に形成することができる。
発光装置100は、絶縁性基板20に他の部材を複数組み立て加工し発光装置100の集合体を形成した後、個々に分割することで、複数の発光装置100をコスト安く得ることができる。
(発光装置の実装方法)
発光装置100は、図2に示すように、リード端子40の下面47bとヒートシンク30の下面30cとがほぼ同一平面上となるように形成されていることから、接着部材を介さずに回路基板等の平面200へ直接実装しても、リード端子40の下面47bと回路基板等の平面200とを容易に接触させることができる。また、ネジ穴を有する回路基板上に発光装置100を直接載置し、ヒートシンク30の固定部31からネジを締めることにより、発光装置100を回路基板上に固定することができる。これにより、発光装置100を外部に固定する際に、必ずしもはんだを利用する必要がない。はんだを利用しないで、ヒートシンク30の固定部31によって、ネジまたはリベットで外部に固定する場合には、高温で加熱するリフロー工程を省略することができる。そのため、高温で加熱されることに起因した絶縁性基板20の割れを防止できると共に、発光素子11や蛍光体を含んだ封止部材12等の他の構成部材が高温により劣化することを防止できる。その結果、信頼性に優れて歩留まりを向上させることのできる高品質の発光装置が得られる。なお、発光装置100は、はんだ等の接着部材を介して回路基板等の平面200へ実装してもよいことはもちろんである。
また、発光装置100のヒートシンクの固定部31は、絶縁性基板20の水平方向の一端側から延設された位置に設けられているので、作業者がネジまたはリベットで発光装置100を外部のプリント基板等に固定する際に、絶縁性基板20やその他端側に設けられたリード端子40が妨げにならない。そのため、リード端子40への給電の信頼性も確保でき、また、コネクタを介して固定する際に利便性が高い。また、ネジまたはリベットで外部に一旦固定して照明装置の一部に組み込まれたとしても、発光装置100の部分だけを取り外してリペアすることが容易となる。
(リード端子の形状による効果)
この第1実施形態に係る発光装置100においては、リード端子40a,40bの接合端子部41a,41bが、ヒートシンク(放熱部材)30の上段のブロック30aの直上に配置されている。これによって、発光時の発熱や製造時の加熱に伴って、放熱部材と基板との熱膨張率の差に起因して生じる応力をヒートシンク(放熱体)30に逃がすことができる。このため、絶縁性基板20の強度を向上(クラックを防止)させることができる。さらに、リード端子40a,40bにおいて、接合端子部41a,41bと、リード先端部42a,42bとの間が、折曲部43a,43bによって折曲して連絡されている。この折曲部43a,43bによって、リード端子40a,40bは、外部から加わる応力に対して柔軟性および弾性を持つ。そのため、図4に示すように、発光装置100を実装基板等に実装する際に、リード端子40a,40bに外部から機械的応力が加わった場合、その外部からの応力を折曲部43a,43bが折曲することによって緩和し、リード端子40a,40bから応力が、直接、絶縁性基板20に伝わることを抑制し、絶縁性基板20にクラックが発生するのを防止することができる。
より具体的に説明すると、例えば、発光装置100を、実装基板やコネクタ等に実装する場合に、リード端子40a,40bの先端をコネクタに差し込んで給電する構造を採用することができる。このコネクタにリード端子40a,40bの先端を差し込むとき、前記の通り、リード端子40a,40bの折曲部43a,43bによる柔軟性および弾性によって、リード端子40a,40bをコネクタに差し込むときの衝撃を吸収させることが可能となる。また、リード端子40a,40bを所定の長さにカットする際にも、リード端子40a,40bから接合端子部41a,41bと絶縁性基板20の端子接続面22a,22bとの接合部に掛かる応力を緩和することも可能となる。この折曲部43a,43bによる柔軟性および弾性は、発光装置100に上下左右どの方向から加えられる応力をも緩和することができる。
また、発光装置100において、リード端子40a,40bは、前記のとおり、一方のリード端子40aの横折曲部45aと、他方のリード端子40bの横折曲部45bとが、相互に反対方向に離間するように延設されている。すなわち、リード端子40aの横折曲部45aは矢印Cの方向に、リード端子40bの横折曲部45bは矢印Dの方向に、相互に離間するように延設されている。これによって、リード端子40aの横折曲部45aと、リード端子40bの横折曲部45bの延設距離を変えて、リード端子40aの縦折曲部46aと、リード端子40bの縦折曲部46bとの間の距離、すなわち、リード端子40aとリード端子40bの間のピッチを可変可能である。そのため、発光装置100を電子部品として基板に実装したり、発光装置100をコネクタに嵌合して、電力供給や他の2次部品を実装したりする場合に、コネクタの形状、さらには他の2次部品の形状、設置場所等に応じて、リード端子40aとリード端子40bの間のピッチを調整することが可能である。これによって、2次部品実装の自由度が大きくなり、応用製品への展開の可能性が高くなり、ユーザ側が使いやすい発光装置とすることができる。
さらに、発光装置100において、リード端子40a,40bは、リード先端部42a,42bの下面47a,47bが、ヒートシンク30の下面30cとほぼ同一平面上になるように形成されている。これによって、発光装置100を回路基板等へ平面上において、リード端子40a,40bを基板パターンにコネクタを介して実装することもでき、かつ、はんだ実装することもできる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る発光装置について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る発光装置101の構成を示す斜視図である。
図5に示す発光装置101は、リード端子40a、40bの折曲部50a,50bが、横折曲部45a,45bから上方に折曲した縦折曲部48a,48bを有する以外は、前記の第1実施形態の発光装置100と同様の構成を有するものである。したがって、以下、主として折曲部50a,50bについて説明し、発光部10、絶縁性基板20、ヒートシンク(放熱部材)30、その他の部材等については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5に示す発光装置101において、リード端子40a,40bは、ヒートシンク(放熱部材)30の上段のブロック30aの直上に配置され前記導電性部材(電極)に接合される接合端子部41a,41bと、外部配線回路(図示せず)と接続されるリード先端部42a,42bと、接合端子部41a,41bとリード先端部42a,42bとの間を折曲して連絡する折曲部50a,50bとで構成されている。
そして、折曲部50a,50bは、接合端子部41a,41bから絶縁性基板20の外側(図5において矢印Aの方向)に向けて、絶縁性基板20の素子載置面(上面)21と平行に延設された引出し部44a,44bと、引出し部44a,44bから折曲して、絶縁性基板20の素子載置面(上面)21の面方向と平行に延設された横折曲部45a,45bと、横折曲部45a,45bから上方(図5において矢印Eの方向)に折曲してリード先端部42a,42bに連絡する縦折曲部48a,48bとを有する。そして、一方のリード端子40aの横折曲部45aと、他方のリード端子40bの横折曲部45bとが、相互に反対方向に離間するように延設されている。すなわち、リード端子40aの横折曲部45aは矢印Cの方向に、リード端子40bの横折曲部45bは矢印Dの方向に、相互に離間するように延設されている。
この第2実施形態に係る発光装置101においては、リード端子40a,40bの接合端子部41a,41bが、ヒートシンク(放熱部材)30の上段のブロック30aの直上に配置されている。これによって、発光時の発熱や製造時の加熱に伴って、放熱部材と基板との熱膨張率の差に起因して生じる応力をヒートシンク(放熱体)30に逃がすことができる。このため、絶縁性基板20の強度を向上(クラックを防止)させることができる。さらに、リード端子40a,40bにおいて、接合端子部41a,41bと、リード先端部42a,42bとの間が、折曲部50a,50bによって折曲して連絡されている。これによって、発光装置を実装基板等に実装する際に、リード端子40a,40bに外部から機械的応力が加わった場合、その外部からの応力を折曲部50a,50bが折曲することによって緩和し、リード端子40a,40bから応力が、直接、絶縁性基板20に伝わることを抑制し、絶縁性基板20にクラックが発生するのを防止することができる。
そして、第1実施形態の発光装置100と同様に、発光装置101を、実装基板やコネクタ等に実装する場合に、リード端子40a,40bの先端をコネクタに差し込んで給電する構造を採用することができる。このコネクタにリード端子40a,40bの先端を差し込むとき、前記の通り、リード端子40a,40bの折曲部50a,50bによる柔軟性および弾性によって、リード端子40a,40bをコネクタに差し込むときの衝撃を吸収させることが可能となる。また、リード端子40a,40bを所定の長さにカットする際にも、リード端子40a,40bから接合端子部41a,41bと絶縁性基板20の端子接続面22a,22bとの接合部に掛かる応力を緩和することも可能となる。この折曲部50a,50bによる柔軟性および弾性は、発光装置101に上下左右どの方向から加えられる応力をも緩和することができる。
また、発光装置101において、リード端子40a,40bは、前記のとおり、一方のリード端子40aの横折曲部45aと、他方のリード端子40bの横折曲部45bとが、相互に反対方向に離間するように延設されている。すなわち、リード端子40aの横折曲部45aは矢印Cの方向に、リード端子40bの横折曲部45bは矢印Dの方向に、相互に離間するように延設されている。これによって、リード端子40aの横折曲部45aと、リード端子40bの横折曲部45bの延設距離を変えて、リード端子40aの縦折曲部48aと、リード端子40bの縦折曲部48bとの間の距離、すなわち、リード端子40aとリード端子40bの間のピッチを可変可能である。そのため、発光装置10を電子部品として基板に実装したり、発光装置101をコネクタに嵌合して、電力供給や他の2次部品を実装したりする場合に、コネクタの形状、さらには他の2次部品の形状、設置場所等に応じて、リード端子40aとリード端子40bの間のピッチを調整することが可能である。これによって、2次部品実装の自由度が大きくなり、応用製品への展開の可能性が高くなり、ユーザ側が使いやすい発光装置とすることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る発光装置について説明する。
図6は、本発明の第3実施形態に係る発光装置102の構成を示す斜視図である。
図6に示す発光装置102は、リード端子40a、40bが、接合端子部41a,41bと、リード先端部42a,42bと、接合端子部41a,41bとリード先端部42a,42bとの間を折曲して連絡する折曲部60a,60bとで構成されている。また、折曲部60a,60bは、引出し部44a,44bと、引出し部44a,44bから下方に折曲した縦折曲部49a,49bで構成されている。すなわち、折曲部60a,60bには、横折曲部は存在していない。ここで、リード先端部42a,42bは、折曲部60a,60bの縦折曲部49a,49bから伸びた部分を指している。そして、発光装置102は、折曲部60a,60bおよびリード先端部42a,42b以外は、前記の第1実施形態の発光装置100と同様の構成を有するものである。したがって、以下、主として折曲部60a,60bについて説明し、発光部10、絶縁性基板20、ヒートシンク(放熱部材)30、その他の部材等については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6に示す発光装置102において、リード端子40a,40bは、ヒートシンク(放熱部材)30の上段のブロック30aの直上に配置され前記導電性部材(電極)に接合される接合端子部41a,41bと、接合端子部41a,41bから絶縁性基板20の外側(図6において矢印Gの方向)に向けて、絶縁性基板20の素子載置面(上面)21と平行に延設された引出し部44a,44bと、引出し部44a,44bから下方(図6において矢印Hの方向)に折曲する縦折曲部49a,49bとを有する。
この第3実施形態に係る発光装置102においては、リード端子40a,40bの接合端子部41a,41bが、ヒートシンク(放熱部材)30の上段のブロック30aの直上に配置されている。これによって、発光時の発熱や製造時の加熱に伴って、放熱部材と基板との熱膨張率の差に起因して生じる応力をヒートシンク(放熱部材)30に逃がすことができる。このため、絶縁性基板20の強度を向上(クラックを防止)させることができる。さらに、リード端子40a,40bにおいて、接合端子部41a,41bと、縦折曲部49a,49bとの間が折曲して連絡されている。これによって、発光装置を実装基板等に実装する際に、リード端子40a,40bに外部から機械的応力が加わった場合、その外部からの応力を折曲部60a,60bが折曲することによって緩和し、リード端子40a,40bから応力が、直接、絶縁性基板20に伝わることを抑制し、絶縁性基板20にクラックが発生するのを防止することができる。
また、発光装置102を、実装基板やコネクタ等に実装する場合に、リード端子40a,40bの先端をコネクタに差し込んで給電する構造を採用することができる。このコネクタにリード端子40a,40bの先端を差し込むとき、前記の通り、リード端子40a,40bの折曲部60a,60bによる柔軟性および弾性によって、リード端子40a,40bをコネクタに差し込むときの衝撃を吸収させることが可能となる。また、リード端子40a,40bを所定の長さにカットする際にも、リード端子40a,40bから接合端子部41a,41bと絶縁性基板20の端子接続面22a,22bとの接合部に掛かる応力を緩和することも可能となる。この折曲部60a,60bによる柔軟性および弾性は、発光装置102に上下左右どの方向から加えられる応力をも緩和することができる。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その趣旨を変えない範囲でさまざまに実施することができる。すなわち、前記した各実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための発光装置を例示するものであって、本発明は発光装置をこれらに特定しない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、各実施形態の部材に特定するものでは決してない。特に各実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。以下では、コネクタを用いた実装方法の一例と、発光装置のその他の変形例について説明する。
(コネクタを用いた実装方法の一例)
図7は図1に示した発光装置と実装用基板とを接続するコネクタの一例を示す斜視図、図8は図7に示したa−a線の断面矢視図である。図8に示すように、コネクタ300は、実装用基板210に接触する板状の金属部材310と、この金属部材310の上に載置される発光装置100の周囲を覆うように設けられる非金属部材320とを備えている。金属部材310は、例えば、発光装置100のヒートシンク30と同様な部材から構成される。この金属部材310は、発光装置100のヒートシンク30の固定部31に対応して板面の中心軸上に設けられたねじ穴311と、このねじ穴311を通る中心軸の両側の対称な位置に設けられた溝状のねじ穴312とを備えている。
非金属部材320は、例えば、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂から構成される。熱可塑性樹脂としては、例えば、アクリルやポリカーボネート等が挙げられる。また、熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂等が挙げられる。なお、発光装置100の固定の際には、高温の加熱を行わないので、非金属部材320は、低コストかつ成形が容易な熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。
非金属部材320は、図7に示すように、金属部材310上に矩形の貫通孔としてそれぞれ形成された本体用ホルダ321と、2つの端子用ホルダ322とを備える。本体用ホルダ321は、発光装置100のヒートシンク30を含む本体を保持するものであり、金属部材310に設けられたねじ穴311の上方に配置されている。端子用ホルダ322は、発光装置100のリード端子40a,40bを保持するものであり、内底面に、リード端子40a,40bのリード先端部42a,42bの下面47a,47bと実装用基板210上の図示しない配線パターンとを電気的に接続する図示しない導電部材を備える。
図1に示した発光装置100を、図7および図8に示したコネクタ300を用いて実装する場合には、図8に示すように、実装用基板210のねじ穴211と、コネクタ300のねじ穴311と、発光装置100の固定部31とを位置合わせして、ねじ330で止める。そして、コネクタ300の溝状の2つのねじ穴312を介して、実装用基板210の図示しないねじ穴にねじ止めする。このとき、ねじ330で固定することにより、発光装置100の発光部10の発熱を、絶縁性基板20、ヒートシンク30、コネクタ300の金属部材310を経由して実装用基板210に放出することができる。また、コネクタ300の溝状の2つのねじ穴312を介してねじ止めすることで、発光装置100のリード端子40a,40bのリード先端部42a,42bの下面47a,47bと、コネクタ300の端子用ホルダ322の内底面の図示しない導電部材と、実装用基板210上の図示しない配線パターンとを電気的に接続することができる。なお、給電の信頼性を高めるためには、溝状の2つのねじ穴312を介してねじ止めする際に用いるねじが、ねじ330よりも太い方が好ましい。
また、図9に示すように、発光装置100を、リード端子40a,40bのリード先端部42a,42bのみが嵌合可能な形状を有するコネクタ400を利用して実装用基板210に実装するようにしてもよい。図9に示すコネクタ400は、発光装置100のリード端子40a,40bのリード先端部42a,42bが差し込み可能な差込口410を備えている。コネクタ400は、実装用基板210にセットされたときに、差込口410が実装用基板210の実装面(上面)近傍に配置される構造となっている。また、コネクタ400は、発光装置100が装着されたときに、発光装置100のヒートシンク30の固定部31が、実装用基板210のねじ穴211の上に配置されるように、実装用基板210にセットされる。この場合には、ヒートシンク30の下面およびリード端子40a,40bのリード先端部42a,42bの下面47a,47bを水平方向(図9において左側)にスライドさせることで、リード先端部42a,42bをコネクタ400の差込口410に容易に嵌め込むことが可能となる利点がある。
さらに、コネクタにおいて、リード端子40a,40bのリード先端部42a,42bのみが嵌合可能な差込口の配設位置は、これに限定されず、例えば、図5に示した発光装置101のリード先端部42a,42bに対応するように構成することも可能である。この場合には、コネクタが実装用基板210にセットされたときに、コネクタの差込口が、実装用基板210の実装面(上面)から、リード先端部42a,42bまでの高さの位置に配置される構造となっている。
各実施形態では、ヒートシンク30の固定部31はネジ止め可能なU字形状の溝であるものとして説明したが、図10に示すように、ネジ止め可能な丸穴であってもよいことはもちろんである。図10は、ヒートシンクの固定部の他の一例を示す平面図である。図10に示す発光装置103は、ヒートシンク30の固定部31Aの形状が異なる点を除いて、図3に示した発光装置100と同様な構成である。したがって、同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。発光装置103のように、ヒートシンク30の固定部31Aが単純な丸穴である場合、または、角状の穴である場合には、リード端子40a,40bと丸穴や角状の穴との距離を示す寸法は不変な固定値である。
仮に、プリント基板等の外部部材において、発光装置103のリード端子40a,40bが接続される部分と、ヒートシンク30の固定部31Aに対応する穴との距離を示す寸法が、発光装置100における寸法と厳密には一致していない場合には、そのような外部部材を用いることはできない。しかしながら、図1や図3に示すように、ヒートシンク30の固定部31がU字形状の溝である場合には、リード端子40a,40bとU字形状の溝との距離を外部部材に応じて変動させることが可能である。したがって、各実施形態の発光装置100,101,102または外部部材の製造時に外形寸法にズレが発生した場合においても、固定箇所を柔軟に変更することができる。また、U字形状の溝は切り欠き状なので、ヒートシンク30の固定部31を作製する際に、単純な丸穴や角状の穴を加工する場合よりも、容易に加工することができるというメリットもある。
(その他の変形例)
例えば、リード端子の個数、リード端子40a,40bの接合端子部41a,41b、リード先端部42a,42b、絶縁性基板20の素子載置面(上面)21と、端子接続面22a,22bと、隔壁23と、キャビティ24の形状、配置場所、さらには、絶縁性基板20への発光部10の載置箇所、発光部10に配置される発光素子11の個数、配置形状、ヒートシンク(放熱部材)30の上段のブロックおよび下段のブロックの形状などを、発光装置を実装するコネクタ等に応じて、種々変形した構成とすることができる。また、ヒートシンク(放熱部材)30の基板接合面は、全体が1つの接合領域であるものとしたが、横方向やマトリックス状に複数の接合領域に分割されていてもよいし、接合領域の形状も限定されない。また、この基板接合面の接合領域の外周の一部は、絶縁性基板20の底面の外周と一致していてもよい。
本発明に係る発光装置は、携帯電話のバックライト用照明や、各種デ−タを表示可能なディスプレイ、ラインセンサなど各種センサの光源やインジケータなどに利用することができる。
本発明の第1実施形態の発光装置を模式的に示す斜視図である。 図1に示した発光装置の側面図である。 図1に示した発光装置の平面図である。 図1に示す発光装置におけるリード端子の機能を説明する模式側面図である。 本発明の第2実施形態の発光装置を模式的に示す斜視図である。 本発明の第3実施形態の発光装置を模式的に示す斜視図である。 図1に示した発光装置と実装用基板とを接続するコネクタの一例を示す斜視図である。 図7に示したa−a線の断面矢視図である。 図1に示した発光装置と実装用基板とを接続するコネクタの他の例を示す斜視図である。 ヒートシンクの固定部の他の一例を示す平面図である。
符号の説明
100,101,102,103 発光装置
10 発光部
11 発光素子
12 封止部材
20 絶縁性基板
21 素子載置面
22a,22b 端子接続面
23 隔壁
24 キャビティ
30 ヒートシンク(放熱部材)
31,31A 固定部
40a,40b リード端子
41a,41b 接合端子部
42a,42b リード先端部
43a,43b 折曲部
44a,44b 引出し部
45a,45b 横折曲部
46a,46b 縦折曲部
47a,47b 下面
48a,48b 縦折曲部
49a,49b 縦折曲部
50a,50b 折曲部
60a,60b 折曲部
51 保護素子
52 モールド樹脂
200 平面
210 実装用基板
211 ねじ穴
300 コネクタ
310 金属部材
311,312 ねじ穴
320 非金属部材
321 本体用ホルダ
322 端子用ホルダ
400 コネクタ
410 差込口

Claims (7)

  1. 発光素子が配設された発光部と、前記発光部が上面に載置され、前記発光素子と電気的に接続される少なくとも一対の電極が配設された絶縁性基板と、前記絶縁性基板の直下に配置された放熱部材と、前記少なくとも一対の電極に接続された少なくとも一対のリード端子とを備える発光装置であって、
    前記絶縁性基板は、前記上面側に、
    前記発光素子が搭載される素子載置面と、
    前記絶縁性基板の一側にて前記素子載置面よりも低い段差部の上面に形成されて前記一対の電極のうちの一方を含む一方の端子接続面と、
    前記絶縁性基板の一側にて前記素子載置面よりも低い段差部の上面に形成されて前記一対の電極のうちの他方を含む他方の端子接続面と、
    前記絶縁性基板の一側にて前記一方の端子接続面と前記他方の端子接続面とを分離して電気的に絶縁する隔壁と、を備え、
    前記リード端子は、前記放熱部材の直上に配置された前記絶縁性基板の前記端子接続面に含まれる前記電極に接合される接合端子部と、外部配線回路と接続されるリード先端部、前記リード先端部と前記接合端子部との間を折曲して連絡する折曲部を有し、
    前記一対のリード端子のそれぞれの前記リード先端部は同じ向きに延設されていることを特徴とする発光装置。
  2. 前記折曲部が、前記接合端子部から前記絶縁性基板の外側に向けて前記上面と平行に延設された引出し部と、前記引出し部から上方または下方に折曲して前記リード先端部に連絡する縦折曲部とを有することを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記折曲部が、前記接合端子部から前記絶縁性基板の外側に向けて前記上面と平行に延設された引出し部と、前記引出し部から折曲して前記上面の面方向と平行に延設された横折曲部と、前記横折曲部から上方または下方に折曲して前記リード先端部に連絡する縦折曲部とを有することを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  4. 少なくとも一対の前記リード端子は、一方のリード端子の横折曲部と、他方のリード端子の横折曲部とが、相互に反対方向に離間するように延設されていることを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記放熱部材は、前記絶縁性基板の水平方向における一端側から延設された位置にネジまたはリベットが挿通して外部との固定が可能な固定部を有し、
    前記リード端子は、前記絶縁性基板の水平方向における他端側に配列されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の発光装置。
  6. 前記放熱部材の固定部は、前記放熱部材の下に配設される外部部材に対してネジまたはリベットで固定可能なU字形状の溝であることを特徴とする請求項5に記載の発光装置。
  7. 前記リード先端部の下面が、前記放熱部材の下面とほぼ同一平面上になるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の発光装置。
JP2007264147A 2007-10-10 2007-10-10 発光装置 Active JP5056327B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007264147A JP5056327B2 (ja) 2007-10-10 2007-10-10 発光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007264147A JP5056327B2 (ja) 2007-10-10 2007-10-10 発光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009094322A JP2009094322A (ja) 2009-04-30
JP5056327B2 true JP5056327B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=40666002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007264147A Active JP5056327B2 (ja) 2007-10-10 2007-10-10 発光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5056327B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6553901B2 (ja) * 2015-03-11 2019-07-31 株式会社小糸製作所 光源モジュール
JP2018092847A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 株式会社小糸製作所 光源ユニット
JP6993097B2 (ja) * 2017-04-21 2022-02-04 スタンレー電気株式会社 車両用灯具用光源モジュール及びその製造方法、並びに車両用灯具
KR102551746B1 (ko) * 2018-06-05 2023-07-07 삼성전자주식회사 광원모듈
CN109068408B (zh) * 2018-08-07 2024-03-26 深圳市鑫台铭智能装备股份有限公司 红外发热元件、红外发热组件及红外发热模块
JP7228433B2 (ja) * 2019-03-25 2023-02-24 京セラ株式会社 照明装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03128613U (ja) * 1990-04-06 1991-12-25
JPH07161900A (ja) * 1993-12-03 1995-06-23 Fuji Facom Corp 表面実装形半導体パッケージ
JP2692656B2 (ja) * 1995-09-08 1997-12-17 日本電気株式会社 表面実装型半導体装置
US5866939A (en) * 1996-01-21 1999-02-02 Anam Semiconductor Inc. Lead end grid array semiconductor package
US5863805A (en) * 1996-07-08 1999-01-26 Industrial Technology Research Institute Method of packaging semiconductor chips based on lead-on-chip (LOC) architecture
JP3022393B2 (ja) * 1997-04-21 2000-03-21 日本電気株式会社 半導体装置およびリードフレームならびに半導体装置の製造方法
JP2002208649A (ja) * 2001-01-12 2002-07-26 Sumitomo Metal Electronics Devices Inc 半導体パッケージ
US7482638B2 (en) * 2003-08-29 2009-01-27 Philips Lumileds Lighting Company, Llc Package for a semiconductor light emitting device
JP4608294B2 (ja) * 2004-11-30 2011-01-12 日亜化学工業株式会社 樹脂成形体及び表面実装型発光装置並びにそれらの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009094322A (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4882439B2 (ja) 発光装置およびその製造方法
CN101916809B (zh) 半导体发光装置
JP4789671B2 (ja) 発光素子用配線基板ならびに発光装置
JP4192742B2 (ja) 発光装置
JP5200394B2 (ja) 発光装置および発光装置の製造方法
US20060022216A1 (en) Semiconductor light-emitting device and method of manufacturing the same
EP2413392A2 (en) Light-emitting diode package
JP4935514B2 (ja) 発光装置
JP2006128701A (ja) ユニバーサル結合パッド及び接続構造を備えた高出力ledパッケージ
CN101213675A (zh) 发光装置
JP5056327B2 (ja) 発光装置
JP4254470B2 (ja) 発光装置
JP4821343B2 (ja) サブマウント基板及びこれを備える発光装置
JP5200471B2 (ja) 発光装置およびその製造方法
JP2007258620A (ja) 発光装置
US20090200567A1 (en) Chip-type led package and light emitting apparatus having the same
JP5077282B2 (ja) 発光素子搭載用パッケージおよび発光装置
US20070246726A1 (en) Package structure of light emitting device
JP4670251B2 (ja) 発光装置
KR100849828B1 (ko) 발광 다이오드 패키지
KR100735371B1 (ko) 백색 발광소자 패키지
JP2009094172A (ja) 発光装置
JP5157357B2 (ja) 発光装置用パッケージの集合構造体およびその製造方法、ならびに発光装置の製造方法
JP6192377B2 (ja) Led光源モジュール
JP2011159825A (ja) Led照明用モジュール装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120716

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5056327

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250