JP5056323B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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本発明は、車体前部構造に関する。
下記特許文献1には、前面衝突時にラジエータサポート(壁体)に入力された衝突荷重を、ラジエータサポートとサブフレーム(車体構成部材)とを連結するロアメンバ(荷重伝達部材)を介してサブフレームに伝達する構造が開示されている。
ここで、ロアメンバの前後両側の結合部の高さが異なる場合には、ロアメンバに曲げモーメントが発生して曲げ変形が生じることにより効率的な荷重伝達が行われないため、その対策としてロアメンバの板厚増加等による高剛性化が必要となり、ロアメンバの重量が増加する。
特開2006−137326号公報
本発明は、上記事実を考慮し、前面衝突時における壁体から車体構成部材への荷重伝達性能を、荷重伝達部材の重量増加を伴わずに確保できる車体前部構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の車体前部構造は、車体前部の両サイドに車両前後方向を長手方向として配置された左右一対のフロントサイドメンバと、車体の前端部に車幅方向を長手方向として配置され、左右一対の前記フロントサイドメンバの前端部同士を連結するバンパリインフォースと、前記バンパリインフォースの車両後方側に近接して配置され、前面衝突時に衝突荷重が入力される壁体と、前記フロントサイドメンバの下方側に車両前後方向に沿って配置され、前端部を前記壁体に、当該前端部に対して車両上下方向の一方側にオフセットして配置された後端部が車体構成部材に結合されると共に、前後両端部間の長手方向の少なくとも一部が車両上下方向の他方側に膨らむ湾曲部とされているとともに、閉断面構造とされた荷重伝達部材と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の車体前部構造によれば、前面衝突時、フロントバンパリインフォースの車両後方側に近接して配置された壁体に車両後方側への衝突荷重が入力された場合には、荷重伝達部材が、フロントサイドメンバの車両下方側において車両前後方向に沿って延設され、前端部を壁体に後端部を車体構成部材に結合されていることにより、壁体に入力された衝突荷重が車体構成部材に伝達される。
ここで、荷重伝達部材の車体構成部材に結合された後端部が、壁体に結合された前端部に対して車両上下方向の一方側にオフセットされているため、荷重伝達部材を直線状に構成した場合には、荷重伝達部材の車両前後方向の各断面において、入力荷重のモーメントアーム長が前後両端部のオフセット量に応じて長くなり、曲げモーメントが大きくなる。
これに対して、本発明構造では、荷重伝達部材における前両端部間の少なくとも一部を、車両上下方向の他方側、即ち、前面衝突時に入力される衝突荷重のモーメントアーム長が短くなる側へ膨らむように曲げたことにより、前面衝突時に荷重伝達部材に生じる曲げモーメントを減少させている。
また、本発明構造では、荷重伝達部材を湾曲させることにより荷重伝達部材に対して連続的な形状変化を与えている。これにより、荷重伝達部材を屈曲させる等、荷重伝達部材に対して非連続な形状変化を与える場合と比して、前面衝突時に荷重伝達部材に生じる応力集中を緩和できる。
よって、該曲げモーメントの減少により荷重伝達部材の曲げ変形の抑制効果を増大させることができ、これにより、荷重伝達部材に要求される車両前後方向の剛性の要求度が下がるため、前面衝突時における壁体から車体構成部材への荷重伝達性能を、荷重伝達部材の重量増加を伴わずに確保することが可能となる。
請求項2に記載の車体前部構造は、請求項1に記載の車体前部構造であって、前記湾曲部の長手方向の少なくとも一部を、前面衝突時に入力される衝突荷重によって作用する曲げモーメントのモーメントアーム長を0とする軸力作用線と側面視にてオーバーラップさせたことを特徴とする。
請求項2に記載の車体前部構造では、荷重伝達部材に設けられた湾曲部の長手方向の少なくとも一部を、前面衝突時に入力される衝突荷重によって作用する曲げモーメントのモーメントアーム長を0とする軸力作用線と側面視にてオーバーラップさせている。これにより、前面衝突時に湾曲部の長手方向の少なくとも一部において生じる曲げモーメントをより一層減少でき、荷重伝達部材に生じる曲げ変形をより効果的に抑制できる。
請求項3に記載の車体前部構造は、請求項2に記載の車体前部構造であって、前記荷重伝達部材における前後両側の支持点間の中央部を、前記軸力作用線と側面視にてオーバーラップさせたことを特徴とする。
請求項3に記載の車体前部構造では、通常であれば曲げモーメントが最大となる荷重伝達部材の前後両側の支持点間の中央部を、上記軸力作用線と側面視にてオーバーラップさせることにより、当該部位において前面衝突時に生じる曲げモーメントを減少させ、前面衝突時に荷重伝達部材に生じる曲げ変形を効果的に抑制している。
請求項4に記載の車体前部構造は、請求項2又は請求項3に記載の車体前部構造であって、前記湾曲部の長手方向の少なくとも一部における図心が、側面視にて前記軸力作用線上に位置するように構成したことを特徴とする。
請求項4に記載の車体前部構造では、湾曲部の長手方向の少なくとも一部における図心が、側面視にて上記軸力作用線上に位置することから、当該一致させた範囲においては曲げモーメントが発生しなくなる。これにより、前面衝突時に湾曲部の長手方向の少なくとも一部において生じる曲げモーメントをさらに減少させ、荷重伝達部材に生じる曲げ変形をさらに抑制させることが可能である。
以上説明したように、本発明によれば、前面衝突時における壁体から車体構成部材への荷重伝達性能を、荷重伝達部材の重量増加を伴わずに確保できる車体前部構造を提供できる。
次に、本発明の車体前部構造の一実施形態を図1〜図3に従って説明する。なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印UPは車両上方方向を示す。
図1には、本実施形態に係る車体前部構造の側面図が示されている。この図に示されるように、車体前部10の両サイドには、車両前後方向を長手方向として左右一対のフロントサイドメンバ12が配設されている。フロントサイドメンバ12は、車両前後方向に沿って直線状に延びる本体部12Aを備えており、この本体部12Aの後端部からは図示しないキックアップ部が斜め下方へ屈曲するように設定されている。このキックアップ部の後端部は、エンジンルーム14と図示しないキャビンとを隔成する図示しないダッシュパネルの下端側に結合されている。なお、フロントサイドメンバ12は、フロントサイドメンバアウタパネルとフロントサイドメンバインナパネルとを結合させることにより略筒状(閉断面構造)に形成されている。
上記左右一対のフロントサイドメンバ12の前端部には、所定値以上の衝突荷重が入力されることにより軸圧縮塑性変形する略筒体形状のクラッシュボックス18が、後述のラジエータサポート縦壁30Aを介してボルト締結等により結合されている。さらに、左右のクラッシュボックス18の前端部同士は、車幅方向を長手方向として配置された長尺状のフロントバンパリインフォース20によって相互に連結されている。これにより、前面衝突時にフロントバンパに入力された荷重が、左右のクラッシュボックス18及びフロントサイドメンバ12に効率良く伝達されるようになっている。なお、フロントサイドメンバ12及びクラッシュボックス18の双方を合わせた構造体が、本発明における「フロントサイドメンバ」に相当する。
なお、フロントバンパリインフォース20はフロントバンパの一部を構成する強度部材であり、その前方側には図示しないアブソーバ及びフロントバンパカバーが配設されている。
また、車体前部10の前端部(フロントバンパリインフォース20の車両後方側)には、ラジエータ22がフロントバンパリインフォース20に近接して配置されている。ラジエータ22はフロントバンパリインフォース20の長手方向に沿って配置された薄型構造体であり、正面視で略矩形状を成しており、車両水平面に対して略垂直に立設されている。
上記ラジエータ22はラジエータサポート30によって車体側に支持されている。このラジエータサポート30はラジエータ22の側部側を支持するラジエータ縦壁30Aと、車幅方向を長手方向として配置されラジエータ22の下縁側を支持するラジエータサポートロア30Bと、を含んで構成されている。また、ラジエータサポート縦壁30Aの下端側には、円柱状の第2メンバ46の後端部が結合されている。なお、ラジエータサポート30及びラジエータ22の双方を合わせた構造体が、本発明における「壁体」に相当する。
ここで、上述した左右一対のフロントサイドメンバ12の下方側には、略車両前後方向を長手方向とする荷重伝達部材としての長尺状のロアメンバ38がそれぞれ配設されている。ロアメンバ38は、閉断面構造とされている。ロアメンバ38の後端部38Aは、車体下部に配置された車体構成部材としてのサブフレーム(フロントサスペンションメンバ)40の前端部にブラケット42を介して結合されている。サブフレーム40の後端部は、フロントサイドメンバ12の後部に結合されている。また、サブフレーム40の車両前側には、ステアリングギアボックス44等が配設されている。なお、ロアメンバ38及びブラケット42の双方を合わせた構造体が、本発明における「荷重伝達部材」に相当する。
上記ロアメンバ38の前端部38Bは、ラジエータサポートロア30Bの下面における車幅方向外端部にボルト締結により結合されている。一方、ロアメンバ38の後端側では、側面視にてL字型のブラケット42が、サブフレーム40の前端部に形成された縦壁部40Aにボルト締結により結合され、縦壁部40Aから車両前方へ延出している。このブラケット42の正面視における断面形状は、下方側に開口したチャンネル形状とされており、ロアメンバ38の後端部38Aが、ブラケット42の前端部42Aの断面内部に嵌め込まれた状態で、これらが、溶接等により結合されている。
なお、ロアメンバ38の後端部38A(ブラケット42と結合されている部分)は、前端部38B(ラジエータ22と結合されている部分)に対して車両下方側へオフセットされている。また、前端部38B及び後端部38Aは、ともに側面視にて直線状の直線部とされているのに対して、これらの間の中間部は、車両下方側(車両上下方向の一方側)に曲率中心を有する(車両上方側(車両上下方向の他方側)に膨らんだ)R状の湾曲部とされている。
ここで、ロアメンバ38の設計手法について、図2及び図3を参照して説明する。
まず、本実施形態におけるロアメンバ38に替えて、図2に示す直線状のロアメンバ39を用いた場合において、前面衝突時の衝突荷重がロアメンバ39に入力された際の、ロアメンバ39における力学的状態を考察する。この考察においては、まず、計算により、ロアメンバ39における長手方向(車両前後方向)の所定ピッチ毎の各断面に作用するY軸(車幅方向に沿った軸)回りのモーメントMyと、X方向(車両後方向)の力FxをFEM解析等により算出する。即ち、モーメントMyは、下記(1)式とは別の解析方法により算出する。
そして、算出されたモーメントMyを力Fxで除することにより、モーメントレバー(モーメントアーム)Lを算出し(My=Fx・L…(1))、各断面におけるモーメントレバーLがゼロになる仮想軸力作用点(図中正方形のプロットで示す点)を結ぶ仮想軸力作用線L0を設定する。この仮想軸力作用線L0は、ラジエータサポートロア30Bの下端後端部とブラケット42の前端部とを結ぶ直線と略一致する。
次に、図3に示すように、本実施形態におけるロアメンバ38における長手方向の各断面の図心(図中白抜き菱形で示す断面の中心点)のZ方向(車両上下方向)の位置を設定する。この図心の位置設定は、ロアメンバ38における各断面の図心(断面中心点)を結ぶ図心線(軸線)L1の少なくとも一部が、側面視にて仮想軸力作用線L0とオーバーラップするように行う。詳細には、ロアメンバ38の湾曲部38Cにおける長手方向中央部(前後両側の支持点間の中央部)が仮想軸力作用線L0の中央部とオーバーラップするように、図心の位置設定を行う。
なお、図心線L1の一部を仮想軸力作用線L0と側面視にてオーバーラップさせることは必須ではなく、ロアメンバ38の湾曲部38Cの長手方向の少なくとも一部が、側面視にて仮想軸力作用線L0とオーバーラップしていればよい。
次に、本実施形態における作用及び効果について説明する。
図1に示される状態が前面衝突前の車体前部10の状態である。この状態から相手車両等と前面衝突すると、前面衝突時の衝突荷重がフロントバンパリインフォース20に入力される。このため、フロントバンパリインフォース20の長手方向の両端部に結合された左右一対のクラッシュボックス18が車両前後方向に軸圧縮塑性変形し、所定のエネルギー吸収を行う。
クラッシュボックス18の変形量が所定量に達すると、フロントバンパリインフォース20の車両後方側に近接して配置されたラジエータ22に車両後方側への衝突荷重Fが入力される。衝突荷重Fの一部(以下、衝突荷重f1という)は、ラジエータサポートロア30Bからロアメンバ38に入力され、その後、ロアメンバ38からサブフレーム40へ伝達される。
ここで、ロアメンバ38のラジエータサポートロア30Bに結合された前端部38Bと、ロアメンバ38のブラケット42に結合された後端部38Aとは、衝突荷重f1の進行方向に対して交差する方向にオフセットされているため、ロアメンバ38の長手方向の各断面にはY軸回りのモーメントMyが発生する。
しかし、本実施形態では、ロアメンバ38の湾曲部38Cが車両下方側に曲率中心を持つR状の湾曲部とされることにより、図心線L1の一部(特に中央部)が上記仮想軸力作用線L0に沿わされ、さらには、側面視にてオーバーラップされている。これにより、ロアメンバ38の長手方向両端側から中央側へかけてモーメントレバーLが縮小化され、中央部においてはモーメントレバーLが0となるため、ロアメンバ38の湾曲部38Cの各断面、特に湾曲部38Cの長手方向中央部の断面に作用するY軸回りのモーメントMyを減少させることができる。
よって、衝突荷重f1によるロアメンバ38の車両上下方向の曲げ変形を抑制できることにより、ロアメンバ38による衝突荷重f1のサブフレーム40への荷重伝達性能を確保することが可能となる。従って、ロアメンバ38の車両前後方向に対する剛性の要求度が低くなり、以って、ロアメンバ38の薄肉化等による部品軽量化、コスト低減が可能となる。
ここで、図2に示す直線状のロアメンバ39(図心線L1´)の場合には、支持点(車両前後方向の両端部)からの距離が最大となる両支持点間の中央部においてY軸回りのモーメントMyが最大となる。これに対して、図3に示すように本実施形態では、ロアメンバ38の湾曲部38Cの長手方向中央部(前後両側の支持点間の中央部)におけるY軸回りのモーメントレバーLを0にすることで、ロアメンバ38に生じるY軸回りのモーメントMyを効果的に減少させている。なお、本実施形態では、ロアメンバ38の長手方向の各断面に生じる曲げモーメントの最大値を、図2に示す比較例と比して1/2程度まで減少させることが可能である。
また、本実施形態では、ロアメンバ38の中間部をR状に湾曲させることにより当該中間部に対して連続的な形状変化を与えている。これにより、ロアメンバ38の中間部を屈曲させる等、当該中間部に対して非連続な形状変化を与える場合と比して、当該中間部における応力集中を緩和でき、ロアメンバ38の曲げ変形を抑制できる。
以上、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、本実施形態では、ロアメンバ38の後端部38Aをロアメンバ38の前端部38Bに対して車両下側に配置し、ロアメンバ38の中間部に車両上側に膨らんだ湾曲部38Cを形成したが、ロアメンバ38の後端部38Aをロアメンバ38の前端部38Bに対して車両上側に配置した場合には、ロアメンバ38の中間部に車両下側に膨らんだ湾曲部38Cを形成することによって本実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
また、本実施形態では、壁体をラジエータサポート30及びラジエータ22により構成したが、コンデンササポートやコンデンサ等の他の構成物に替えることも可能である。また、ラジエータサポート30及びラジエータ22等の壁体により垂直面が構成されていることは必須ではなく、該壁体が車両上下方向に対して傾斜して配設されていてもよい。
また、本実施形態では、荷重伝達部材としてのロアメンバ38の前端部38Bをラジエータサポートロア30Bの下面にボルト締結したが、ラジエータサポート30の側部や背部等、ラジエータサポート30の他部位に取り付けてもよく、また、ブラケットを介してラジエータサポート30に取り付けてもよい。また、ロアメンバ38の後端部38Aについては、ブラケット42を介さずにサブフレーム40に直接取り付けてもよく、サブフレーム40における縦壁部40A以外の部位に取り付けてもよい。
また、本実施形態では、ロアメンバ38を閉断面構造に構成したが、例えば、コ字型断面やハット型断面等の開断面構造に構成してもよい。
さらに、本実施形態では、ロアメンバ38の前端部38B及び後端部38Aを除く広範囲を湾曲部38Cとして構成したが、ロアメンバ38の長手方向の少なくとも一部が湾曲部とされていればよく、前端部38B及び後端部38Aを含む全体が湾曲部とされていてもよい。
本発明の一実施形態に係る車体前部構造を示す側面図である。 比較例に係る車体前部構造を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る車体前部構造を示す側面図である。
符号の説明
10 車体前部
12 フロントサイドメンバ
18 クラッシュボックス(フロントサイドメンバ)
20 フロントバンパリインフォース
22 ラジエータ(壁体)
38 ロアメンバ(荷重伝達部材)
38A 湾曲部
40 サブフレーム(車体構成部材)
42 ブラケット(荷重伝達部材)

Claims (4)

  1. 車体前部の両サイドに車両前後方向を長手方向として配置された左右一対のフロントサイドメンバと、
    車体の前端部に車幅方向を長手方向として配置され、左右一対の前記フロントサイドメンバの前端部同士を連結するバンパリインフォースと、
    前記バンパリインフォースの車両後方側に近接して配置され、前面衝突時に衝突荷重が入力される壁体と、
    前記フロントサイドメンバの下方側に車両前後方向に沿って配置され、前端部を前記壁体に、当該前端部に対して車両上下方向の一方側にオフセットして配置された後端部が車体構成部材に結合されると共に、前後両端部間の長手方向の少なくとも一部が車両上下方向の他方側に膨らむ湾曲部とされ、且つ閉断面構造とされた荷重伝達部材と、
    を有することを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記湾曲部の長手方向の少なくとも一部を、前面衝突時に入力される衝突荷重によって作用する曲げモーメントのモーメントアーム長を0とする軸力作用線と側面視にてオーバーラップさせたことを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 前記荷重伝達部材における前後両側の支持点間の中央部を、前記軸力作用線と側面視にてオーバーラップさせたことを特徴とする請求項2に記載の車体前部構造。
  4. 前記湾曲部の長手方向の少なくとも一部における図心が、側面視にて前記軸力作用線上に位置するように構成したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車体前部構造。
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