JP5055674B2 - 有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL素子ということがある。)に関する。
【0002】
【従来の技術】
有機EL素子は、無機エレクトロルミネッセンス素子に比べて、低電圧駆動、高輝度に加えて多数の色の発光が容易に得られるという特徴があり、その素子構造やそれに用いる有機発光体、有機電荷輸送化合物等の材料について多くの試みが開示されている〔ジャパニーズ・ジャーナル・オブ・アプライド・フィジックス(Jpn.J.Appl.Phys.)第27巻、L269頁(1988年)、ジャーナル・オブ・アプライド・フィジックス(J.Appl.Phys.)第65巻、3610頁(1989年)、WO9013148号公開明細書、特開平3−244630号公報、アプライド・フィジックス・レターズ(Appl.Phys.Lett.)第58巻、1982頁(1991年)など〕。
【0003】
従来、有機EL素子の陰極の材料として、マグネシウムと銀とからなる合金であって、マグネシウム100体積部に対して銀が約10体積部程度である合金が汎用されていた(例えば、USP4,720,432)。しかしながら、該合金を用いた素子は、未だ寿命が十分でなく、有機EL素子の寿命の向上を目的として、陰極材料についての改良が種々検討されている。例えば、ジャーナル・オブ・アプライド・フィジックス(J.Appl.Phys.)第88巻、3618頁(2000年)には、有機発光体である(ポリ(p−フェニレンビニレン))を発光層に含有し、アルカリ土類金属であるバリウムからなる陰極を有する素子が、長寿命であることが開示されている。 しかしながら、上記公知の素子よりもさらに長寿命の有機EL素子が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、長寿命の有機EL素子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、少なくとも一方が透明または半透明である一対の陽極および陰極からなる電極間に、少なくとも1層の有機発光体を含む発光層を有する有機エレクトロルミネッセンス素子であって、陰極がアルカリ金属またはアルカリ土類金属と遷移金属との合金からなり、該合金はマグネシウムと銀との合金ではなく、アルカリ金属またはアルカリ土類金属100体積部に対する遷移金属の量が0.1体積部以上20体積部以下である有機EL素子が長寿命であること、該有機EL素子が、面状光源、セグメント表示装置、ドットマトリックス表示装置または液晶表示装置のバックライトとして用いることができることを見出し、本発明に至った。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の有機EL素子について詳細に説明する。
本発明の有機EL素子は、少なくとも一方が透明または半透明である一対の陽極および陰極からなる電極間に、少なくとも1層の有機発光体を含む発光層を有する有機エレクトロルミネッセンス素子であって、陰極がアルカリ金属またはアルカリ土類金属と遷移金属との合金からなり、該合金はマグネシウムと銀との合金ではなく、アルカリ金属またはアルカリ土類金属100体積部に対する遷移金属の量が0.1体積部以上20体積部以下であることを特徴とする。
ここにアルカリ金属としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムがあげられ、アルカリ土類金属としては、例えば、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムがあげられる。
これらの中で、取扱が容易という点でアルカリ土類金属が好ましく、より好ましくは、仕事関数が低いという点でカルシウム、ストロンチウム、バリウムである。
【0007】
また、遷移金属とは、長周期型周期表における3A〜7A族、8族または1B族元素からなる金属をいう。
3A族元素としてはスカンジウム、イットリウム、セリウム、サマリウム、ユーロピウム、テルビウム、イッテルビウム、4A族元素としてはチタン、ジルコニウム、5A族元素としてはバナジウム、ニオブ、6A族元素としてはクロム、7A族元素としてはマンガン、8族元素としては鉄、コバルト、ニッケル、白金、1B族元素としては銅、銀、金などがあげられる。
中でも1B族の銅、銀、金が好ましく、さらに好ましくは銀である。
【0008】
アルカリ金属またはアルカリ土類金属と遷移金属の組み合せとしては、長寿命化の効果という観点から、ルビジウム、セシウム、カルシウム、ストロンチウムまたはバリウムと銀との組み合わせが好ましい。
【0009】
アルカリ金属またはアルカリ土類金属と遷移金属の合金の組成としては、アルカリ金属またはアルカリ土類金属100体積部に対して遷移金属の量が0.1体積部以上20体積部以下であり、好ましくは1体積部以上10体積部以下である。
遷移金属の量が過少であると、有機EL素子を長寿命化させる効果が小さく、過大であると、駆動電圧が高くなるなど有機EL素子の特性が低下する。
【0010】
陰極の膜厚は、通常0.5nm〜1000nm程度であり、好ましくは1nm〜100nmであり、より好ましくは5nm〜50nmである
アルカリ金属およびアルカリ土類金属は酸化されやすいので、上記合金から成る陰極の陽極と反対側に酸化されにくい金属層、例えばアルミニウム、銀などを10nm〜5000nmの厚みで形成することが好ましい。
【0011】
また、陰極と、有機発光体を含む発光層などの有機物層との間に、導電性高分子からなる層;アルカリ金属、アルカリ土類金属、金属酸化物や金属フッ化物、有機絶縁材料等からなる平均膜厚2nm以下の層を設けてもよく、陰極作製後、該有機EL素子を保護する保護層を装着していてもよい。該有機EL素子を長期安定的に用いるためには、素子を外部から保護するために、保護層および/または保護カバーを装着することが好ましい。
【0012】
該保護層の材質としては、高分子化合物、金属酸化物、金属フッ化物、金属ホウ化物などを用いることができる。また、保護カバーとしては、ガラス板、表面に低透水率処理を施したプラスチック板などを用いることができ、該カバーを熱効果樹脂や光硬化樹脂で素子基板と貼り合わせて密閉する方法が好適に用いられる。スペーサーを用いて空間を維持すれば、素子がキズつくのを防ぐことが容易である。該空間に窒素やアルゴンのような不活性なガスを封入すれば、陰極の酸化を防止することができ、さらに酸化バリウム等の乾燥剤を該空間内に設置することにより製造工程で吸着した水分が素子にタメージを与えるのを抑制することが容易となる。これらのうち、いずれか1つ以上の方策をとることが好ましい。
【0013】
本発明の有機EL素子は、上述の有機発光体を含む発光層、陽極、アルカリ金属またはアルカリ土類金属と遷移金属との合金からなる陰極等の他に、さらに、正孔輸送層、正孔注入層、電子注入層、電子輸送層などの層を有していてもよい。
【0014】
また、本発明においては、有機発光体を含む発光層、正孔輸送層、電子輸送層のいずれかの層を2層以上用いてもよい。
素子中、上記各層は、陰極から陽極に向かって、陰極、電子注入層、電子輸送層、発光層、正孔輸送層、正孔注入層、陽極の順に用いられるのが一般的である。また、それぞれの層を2層以上用いる場合は、第2の層を用いる位置に特に制限はなく、発光効率や素子寿命を勘案して適宜用いることができる。
【0015】
本発明における有機EL素子の有機発光体を含む発光層に使用する有機発光体には特に制限はなく、通常有機EL素子で使用される有機蛍光分子や高分子蛍光体が使用できる。
【0016】
有機蛍光分子としては、例えばベンゾオキサゾール誘導体、ベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、スチリルベンゼン誘導体、ポリフェニル誘導体、ジフェニルブタジエン誘導体、テトラフェニルブタジエン誘導体、ナフタルイミド誘導体、クマリン誘導体、ペリレン誘導体、ペリノン誘導体、オキサジアゾール誘導体、アルダジン誘導体、ピラリジン誘導体、シクロペンタジエン誘導体、ビススチリルアントラセン誘導体、キナクリドン誘導体、ピロロピリジン誘導体、チアジアゾロピリジン誘導体、シクロペンタジエン誘導体、スチリルアミン誘導体、芳香族ジメチリディン化合物、8−キノリノール誘導体の金属錯体や希土類錯体、IrやPt錯体に代表される各種金属錯体が例示される。より具体的には特開昭63−70257号公報、同63−175860号公報、特開平2−135359号公報、同2−135361号公報、同2−209988号公報、同3−37992号公報、同3−152184号公報に開示されているものが好適に使用される。
【0017】
また、高分子蛍光体としては、ポリアリーレンやポリアリーレンビニレン等のπ電子系が分子鎖に沿って非極在化している分子構造を有しており、固体状態で蛍光を示し、ポリスチレン換算の数平均分子量が1×104〜1×107である高分子蛍光体が好ましく用いられる。具体的には特開平3−244630、特開平5−202355号、特開平6−73374公報、特開平7−278276号公報、特開平9−45478号、WO99/20675号公報、WO99/48160号公報、WO99/13692号公報、WO00/55927号公報、WO97/05184号公報、WO98/06773号公報、WO99/54385号公報、WO99/54943号公報、WO00/0665号公報、WO00/46321号公報、WO98/27136号公報、WO99/24526号公報、WO00/22026号公報、WO00/22027号公報、WO00/35987号公報、WO01/34722号公報、GB2340304A号公報、特開平10-324870号公報、特開平11−176576号公報、特開2000−34476号公報、特開2000−136379号公報、特開2000−104057号公報、特開2000−154334号公報、特開2000−169839号公報等に記載の材料が例示される。
【0018】
有機発光体を含む発光層の膜厚としては、用いる材料によって最適値が異なり、駆動電圧と発光効率が適度な値となるように選択すればよいが、例えば1nm〜1μmであり、好ましくは2nm〜500nmであり、さらに好ましくは5nm〜200nmである。
【0019】
本発明の有機EL素子が正孔輸送層を有する場合、該正孔輸送層に用いる正孔輸送材料としては、N,N-ジフェニル-N,N-ビス(3-メチルフェニル)-1,1-ビフェニル-4,4-ジアミン(TPD)等の芳香族アミン系化合物、ヒドラゾン化合物、金属フタロシアニン類、ポルフィリン類、スチリルアミン化合物、ポリビニルカルバゾール、ポリシラン(Appl.Phys.Lett.59,2760(1991))等が好ましく用いられる。
具体的には、該正孔輸送材料として、特開昭63−70257号公報、同63−175860号公報、特開平2−135359号公報、同2−135361号公報、同2−209988号公報、同2−311591号公報、同3−37992号公報、同3−152184号公報、同11−35687号公報、同11−217392号公報、特開2000−80167号公報に記載されているもの等が例示される。
【0020】
本発明の有機EL素子が電子輸送層を有する場合、該電子輸送層に用いる電子輸送材料としては、トリアゾール誘導体、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、フルオレノン誘導体、アントラキノジメタン誘導体、アントロン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、チオピランジオキシド誘導体、カルボジイミド誘導体、フルオレニリデンメタン誘導体、ジスチリルピラジン誘導体、ナフタレンペリレン等の複素環テトラカルボン酸無水物、フタロシアニン誘導体、8−キノリノール誘導体の金属錯体やメタルフタロシアニン、ベンゾオキサゾールやベンゾチアゾールを配位子とする金属錯体に代表される各種金属錯体、ベンゾキノンもしくはその誘導体、ナフトキノンもしくはその誘導体、アントラキノンもしくはその誘導体、ジフェニルジシアノエチレンもしくはその誘導体、ジフェノキノン誘導体、ポリキノリンもしくはその誘導体、ポリキノキサリンもしくはその誘導体、または、ポリフルオレンもしくはその誘導体等が例示される。
具体的には、特開昭63−70257号公報、同63−175860号公報、特開平2−135359号公報、同2−135361号公報、同2−209988号公報、同3−37992号公報、同3−152184号公報に記載されているもの等が例示される。
【0021】
次に本発明の有機EL素子の製造方法について説明する。
本発明において、アルカリ金属またはアルカリ土類金属と遷移金属の合金から成る陰極を作成する方法は特に限定されないが、例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属と遷移金属の合金を蒸着する方法、またはアルカリ金属またはアルカリ土類金属と遷移金属とを共蒸着する方法、アルカリ金属またはアルカリ土類金属のクロム酸塩を用いて遷移金属と共蒸着する方法、スパッター法による方法等があげられる。
【0022】
本発明に用いる有機発光体を含む発光層の成膜の方法としては、有機発光体が有機蛍光分子のときには例えば真空蒸着法、高分子蛍光体のときには溶液からの塗布が例示される。溶液からの塗布では、発光体の溶液を用いてもよいが、高分子バインダーとの混合溶液を用いてもよい。
【0023】
溶液からの成膜に用いる溶媒としては、発光体を溶解させるものであれば特に制限はない。該溶媒として、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン等の塩素系溶媒;テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒;酢酸エチル、酢酸ブチル、エチルセルソルブアセテート等のエステル系溶媒が例示される。
【0024】
溶液からの成膜方法としては、溶液からのスピンコート法、キャスティング法、マイクログラビアコート法、グラビアコート法、バーコート法、ロールコート法、ワイアーバーコート法、ディップコート法、スプレーコート法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、オフセット印刷法、インクジェットプリント法等の塗布法を用いることができる。
【0025】
混合する高分子バインダーとしては、発光性を極度に阻害しないものが好ましく、また可視光に対する吸収が強くないものが好適に用いられる。該高分子バインダーとして、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリシロキサン等が例示される。さらに、高分子バインダーとして、ポリビニルカルバゾールもしくはその誘導体、ポリシランもしくはその誘導体、側鎖もしくは主鎖に芳香族アミン化合物基を有するポリシロキサン誘導体、ポリアニリンもしくはその誘導体、ポリチオフェンもしくはその誘導体、ポリ(p−フェニレンビニレン)もしくはその誘導体、またはポリ(2,5−チエニレンビニレン)もしくはその誘導体等の高分子正孔輸送材料を用いてもよい。
発光層の膜厚としては、用いる材料によって最適値が異なり、駆動電圧と発光効率が適度な値となるように選択すればよいが、少なくともピンホールが発生しないような厚さが必要であり、あまり厚いと、素子の駆動電圧が高くなり好ましくない。従って、該発光層の膜厚としては、例えば1nmから1μmであり、好ましくは2nm〜500nmであり、さらに好ましくは5nm〜200nmである。
【0026】
本発明の有機EL素子が正孔輸送層を有する場合について該層の形成方法について説明する。低分子の正孔輸送材料を用いる場合には、真空蒸着や溶液から塗布による成膜等が挙げられる。溶液からの塗布では、正孔輸送材料の溶液を用いてもよいが、高分子バインダーとの混合溶液を用いてもよい。
【0027】
溶液からの成膜に用いる溶媒としては、正孔輸送材料を溶解させるものであれば特に制限はない。該溶媒として、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン等の塩素系溶媒、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒;酢酸エチル、酢酸ブチル、エチルセルソルブアセテート等のエステル系溶媒が例示される。
【0028】
溶液からの成膜方法としては、溶液からのスピンコート法、キャスティング法、マイクログラビアコート法、グラビアコート法、バーコート法、ロールコート法、ワイアーバーコート法、ディップコート法、スプレーコート法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、オフセット印刷法、インクジェットプリント法等の塗布法を用いることができる。
【0029】
混合する高分子バインダーとしては、電荷輸送を極度に阻害しないものが好ましく、また可視光に対する吸収が強くないものが好適に用いられる。該高分子バインダーとして、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリシロキサン等が例示される。さらに、高分子バインダーとして、ポリビニルカルバゾールもしくはその誘導体、ポリシランもしくはその誘導体、側鎖もしくは主鎖に芳香族アミン化合物基を有するポリシロキサン誘導体、ポリアニリンもしくはその誘導体、ポリチオフェンもしくはその誘導体、ポリ(p−フェニレンビニレン)もしくはその誘導体、またはポリ(2,5−チエニレンビニレン)もしくはその誘導体等の高分子正孔輸送材料を用いてもよい。
【0030】
正孔輸送層の膜厚としては、用いる材料によって最適値が異なり、駆動電圧と発光効率が適度な値となるように選択すればよいが、少なくともピンホールが発生しないような厚さが必要であり、あまり厚いと、素子の駆動電圧が高くなり好ましくない。従って、該正孔輸送層の膜厚としては、例えば1nmから1μmであり、好ましくは2nm〜500nmであり、さらに好ましくは5nm〜200nmである。
【0031】
本発明の有機EL素子が電子輸送層を有する場合に、電子輸送層の成膜法としては特に制限はないが、低分子電子輸送材料では、粉末からの真空蒸着法、または溶液もしくは溶融状態からの成膜による方法が、高分子電子輸送材料では溶液または溶融状態からの成膜による方法がそれぞれ例示される。溶液または溶融状態からの成膜時には、高分子バインダーを併用してもよい。
【0032】
溶液からの成膜に用いる溶媒としては、電子輸送材料および/または高分子バインダーを溶解させるものであれば特に制限はない。該溶媒として、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン等の塩素系溶媒、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチルセルソルブアセテート等のエステル系溶媒が例示される。
【0033】
溶液または溶融状態からの成膜方法としては、スピンコート法、キャスティング法、マイクログラビアコート法、グラビアコート法、バーコート法、ロールコート法、ワイアーバーコート法、ディップコート法、スプレーコート法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、オフセット印刷法、インクジェットプリント法等の塗布法を用いることができる。
【0034】
混合する高分子バインダーとしては、電荷輸送を極度に阻害しないものが好ましく、また、可視光に対する吸収が強くないものが好適に用いられる。該高分子バインダーとして、ポリ(N−ビニルカルバゾール)、ポリアニリンもしくはその誘導体、ポリチオフェンもしくはその誘導体、ポリ(p−フェニレンビニレン)もしくはその誘導体、ポリ(2,5−チエニレンビニレン)もしくはその誘導体、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、またはポリシロキサンなどが例示される。
【0035】
電子輸送層の膜厚としては、用いる材料によって最適値が異なり、駆動電圧と発光効率が適度な値となるように選択すればよいが、少なくともピンホールが発生しないような厚さが必要であり、あまり厚いと、素子の駆動電圧が高くなり好ましくない。従って、該電子輸送層の膜厚としては、例えば1nmから1μmであり、好ましくは2nm〜500nmであり、さらに好ましくは5nm〜200nmである。
【0036】
電子注入層は、接している電極から電荷を受け取り、電極とは反対側に面に接している層に電荷を渡す機能を有する。電極から電荷を受け取りやすく、接している層に電荷を渡しやすい層を使うことが好ましい。
【0037】
本発明の有機EL素子を形成する基板は、電極を形成し、有機物の層を形成する際に変化しないものであればよく、例えばガラス、プラスチック、高分子フィルム、シリコン基板などが例示される。不透明な基板の場合には、反対の電極が透明または半透明であることが好ましい。
【0038】
本発明において、陽極が透明または半透明であることが好ましい。該陽極の材料としては、導電性の金属酸化物膜、半透明の金属薄膜等が用いられる。具体的には、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ、およびそれらの複合体であるインジウム・スズ・オキサイド(ITO)、インジウム・亜鉛・オキサイド等からなる導電性ガラスを用いて作成された膜(NESAなど)や、金、白金、銀、銅等が用いられ、ITO、インジウム・亜鉛・オキサイド、酸化スズが好ましい。作製方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、メッキ法等があげられる。また、該陽極として、ポリアニリンもしくはその誘導体、ポリチオフェンもしくはその誘導体などの有機の透明導電膜を用いてもよい。
【0039】
陽極の膜厚は、光の透過性と電気伝導度とを考慮して、適宜選択することができるが、例えば10nm〜10μmであり、好ましくは20nm〜1μmであり、さらに好ましくは50nm〜500nmである。
【0040】
本発明の有機EL素子を用いて面状の発光を得るためには、面状の陽極と陰極が重なり合うように配置すればよい。また、パターン状の発光を得るためには、前記面状の発光素子の表面にパターン状の窓を設けたマスクを設置する方法、非発光部の有機物層を極端に厚く形成し実質的に非発光とする方法、陽極または陰極のいずれか一方、または両方の電極をパターン状に形成する方法がある。これらのいずれかの方法でパターンを形成し、いくつかの電極を独立にOn/OFFできるように配置することにより、数字や文字、簡単な記号などを表示できるセグメントタイプの表示素子が得られる。更に、ドットマトリックス素子とするためには、陽極と陰極をともにストライプ状に形成して直交するように配置すればよい。複数の種類の発光色の異なる高分子蛍光体を塗り分ける方法や、カラーフィルタまたは蛍光変換フィルタを用いる方法により、部分カラー表示、マルチカラー表示が可能となる。ドットマトリックス素子は、パッシブ駆動も可能であるし、TFTなどと組み合わせてアクティブ駆動してもよい。これらの表示素子は、コンピュータ、テレビ、携帯端末、携帯電話、カーナビゲーション、ビデオカメラのビューファインダーなどの表示装置として用いることができる。
【0041】
さらに、前記面状の発光素子は、自発光薄型であり、液晶表示装置のバックライト用の面状光源、あるいは面状の照明用光源として好適に用いることができる。また、フレキシブルな基板を用いれば、曲面状の光源や表示装置としても使用できる。
【0042】
【実施例】
以下、本発明をさらに詳細に説明するために実施例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0043】
参考合成例1
<高分子蛍光体1の合成>
9,9−ジオクチル−2,7−ジブロモフルオレン3.3gと9,9−ジイソアミル−2,7−ジブロモフルオレン0.7gと2,2’―ビピリジル2.75gとを反応容器に仕込んだ後、反応系内をアルゴンガスで置換した。これに、あらかじめアルゴンガスでバブリングして、脱気したテトラヒドロフラン(脱水溶媒)200mlを加えた。次に、この混合溶液に、ビス(1,5−シクロオクタジエン)ニッケル(0)を5.0gを加え、室温で10分間攪拌した後、60℃で5時間反応した。なお、反応は、アルゴンガス雰囲気中で行った。反応後、この溶液を冷却した後、25%アンモニア水25ml/メタノール150ml/イオン交換水150ml混合溶液中にそそぎ込み、約1時間攪拌した。次に、生成した沈殿を濾過し、回収した。この沈殿を乾燥した後、トルエンに溶解した。この溶液を濾過し、不溶物を除去した後、この溶液を1N HCl水で洗浄した後,2%NH3水で洗浄した。これをさらにイオン交換水で洗浄した後、この溶液をメタノール中にそそぎ込み、再沈して、生成した沈殿を回収した。この沈殿を減圧乾燥して、重合体1.6gを得た(高分子蛍光体1)。
この重合体のポリスチレン換算重量平均分子量は、2.6×105であり、数平均分子量は、1.0×105であった。
【0044】
参考合成例2
<高分子蛍光体2の合成>
1,4−ジブロモ−2,5−ビス(3,7−ジメチルオクチルオキシ)ベンゼン0.57gとN,N’―ジフェニル−N,N’―ジ(3−メチルー4−ブロムフェニル)ベンジジン0.30gと2,2’―ビピリジル0.55gとを反応容器に仕込んだ後、反応系内をアルゴンガスで置換した。これに、あらかじめアルゴンガスでバブリングして、脱気したテトラヒドロフラン(脱水)40mlを加えた。次に、この混合溶液に、ビス(1,5−シクロオクタジエン)ニッケル(0)を0.96g加え、室温で10分間攪拌した後、60℃で8時間反応した。なお、反応は、アルゴンガス雰囲気中で行った。反応後、この溶液を冷却した後、25%アンモニア水10ml/メタノール100ml/イオン交換水150ml混合溶液中にそそぎ込み、約1時間攪拌した。次に、生成した沈殿を濾過し、回収した。この沈殿を乾燥した後、クロロホルムに溶解した。この溶液を濾過し、不溶物を除去した後、この溶液をメタノール中にそそぎ込み、再沈して、生成した沈殿を回収した。この沈殿を減圧乾燥して、重合体0.2gを得た(高分子蛍光体2)。この重合体のポリスチレン換算数平均分子量は、1.4×104であった。
【0045】
参考合成例3
<高分子蛍光体3の合成>
9,9−ジオクチル−2,7−ジブロモフルオレン1.10gと3,3’― ジ(3、7−ジメチルオクチルオキシ)−4,4’― ジブロモスチルベン1.3gと2,2’― ビピリジル2.75gとを反応容器に仕込んだ後、反応系内をアルゴンガスで置換した。これに、あらかじめアルゴンガスでバブリングして、脱気したテトラヒドロフラン(脱水)200mlを加えた。次に、この混合溶液に、ビス(1,5−シクロオクタジエン)ニッケル(0)を5.0g加え、室温で10分間攪拌した後、60℃で8時間反応した。なお、反応は、アルゴンガス雰囲気中で行った。反応後、この溶液を冷却した後、25%アンモニア水50ml/メタノール500ml/イオン交換水200ml混合溶液中にそそぎ込み、約1時間攪拌した。次に、生成した沈殿を濾過し、回収した。この沈殿を乾燥した後、クロロホルムに溶解した。この溶液を濾過し、不溶物を除去した後、この溶液をメタノール中にそそぎ込み、再沈して、生成した沈殿を回収した。この沈殿をアセトンで洗浄した後これを減圧乾燥して、重合体1.2gを得た(高分子蛍光体3)。
この重合体のポリスチレン換算数平均分子量は、3.5×104であった。
【0046】
実施例1
上記高分子蛍光体1から3を用い、それぞれの1.5重量%トルエン溶液を調整した。それぞれのトルエン溶液を用い、高分子蛍光体1:高分子蛍光体2:高分子蛍光体3=66:28:6になるよう混合し塗布液を調整した。
スパッタ法により150nmの厚みでITO膜を付けたガラス基板に、ポリ(3,4)エチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルフォン酸(Bayer製、Bytron P TP AI 4083)の懸濁液を、スピンコートにより50nmの厚みで成膜し、ホットプレート上で200゜C、10分間乾燥した。その上に、上記塗布液を用いてスピンコートにより80nmの厚みで発光層を成膜した。さらに、これを減圧下80℃で1時間乾燥した後、陰極として、バリウムを0.2nm/sの堆積速度、銀を0.0025nm/sの堆積速度で40nmの膜厚に共蒸着し、さらにアルミニウムからなる金属層を70nm蒸着して、有機EL素子を作製した。蒸着のときの真空度は、すべて8×10-6Torr以下であった。この陰極のバリウム100体積部に対する銀の量は約1.3体積部に相当する。
蒸着装置から素子を取り出してすぐに窒素雰囲気のグローブボックス中に移し、UV硬化樹脂(共立化学産業株式会社製、World Rock 8723K3)を周辺に塗布したガラス基板と張り合わせた後、UV光を1分間照射し、素子を封止した。
得られた素子に電流密度16mA/cm2の一定電流を流し続けたところ、初期輝度100cd/m2が10時間で半減した。
【0047】
比較例1
陰極として、バリウムだけを0.2nm/sの堆積速度で40nmの膜厚に蒸着し、さらにアルミニウムからなる金属層を70nm蒸着した以外は実施例1と同様にして封止した素子を作製した。
得られた素子に電流密度16mA/cm2の一定電流を流し続けたところ、初期輝度100cd/m2が4時間で半減した。
【0048】
比較例2
陰極として、マグネシウムを0.1nm/sの堆積速度、銀を0.01nm/sの堆積速度で40nmの膜厚に共蒸着し、さらにアルミニウムからなる金属層を70nm蒸着した以外は実施例1と同様にして、有機EL素子を作製した。この陰極のマグネシウムに対する銀の含有量は約10体積部に相当する。
得られた素子に電流密度31mA/cm2の一定電流を流し続けたところ、初期輝度90cd/m2が2時間で半減した。
【0049】
【発明の効果】
本発明の有機EL素子は、長寿命である。したがって、バックライトとしての面状光源,フラットパネルディスプレイ等の装置として好ましく使用できる。

Claims (7)

  1. 少なくとも一方が透明または半透明である一対の陽極および陰極からなる電極間に、少なくとも1層の有機発光体を含む発光層を有する有機エレクトロルミネッセンス素子であって、陰極がバリウムと遷移金属との合金からなり、該合金はマグネシウムと銀との合金ではなく、バリウム100体積部に対する遷移金属の量が0.1体積部以上20体積部以下であり、
    前記遷移金属が銀であることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
  2. 有機発光体が高分子蛍光体であることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  3. 有機発光体が高分子発光体であることを特徴とする請求項1または2に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を用いたことを特徴とする面状光源。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を用いたことを特徴とするセグメント表示装置。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を用いたことを特徴とするドットマトリックス表示装置。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス素子をバックライトとすることを特徴とする液晶表示装置。
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