JP5053957B2 - ロッドホルダー - Google Patents

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Description

本発明は、防波堤でのいわゆる落とし込み釣り、鮎釣り、渓流釣り等に使用されるロッドホルダーの構造に関するものである。
たとえば防波堤から黒鯛を狙う釣りでは、「落とし込み釣り」と称される釣法が採用されることがある。この落とし込み釣りでは、釣人は、防波堤を徒歩で移動しながらヒットポイント(ターゲットがヒットする釣場)を模索する。したがって、釣人は、例えばタモ網(玉網ともいう。)及びタモの柄(玉の柄ともいう。)、餌箱や釣糸その他の小物等の釣道具などを常に携帯しなければならない。釣人にとって、特にタモ網及びタモの柄のような比較的大型の道具を携帯することは容易ではないが、タモ網は、ヒットした魚をすくうために必携である。
タモ網及びタモの柄は、実釣において迅速に取り出され、ヒットした魚を取り込んだ後には実釣の妨げにならないように迅速に収納されなければならない。このことは、柄付きのタモ網が使用される鮎釣りや渓流釣りにおいても要請されることである。そのため、従来では、タモ網を保持すると共に所要時に釣人が取り出すことができるホルダーが提供されている(例えば、特許文献1、特許文献2、非特許文献1参照)。
特開2003−235403号公報 特開2006−230308号公報 2008シマノフィッシングタックルカタログ(第258頁)
特に落とし込み釣り等では、全長が5m程度のタモの柄が一般に使用される。このため、タモの柄及びタモ網の重量が重くなり、従来のホルダーでは保持力に欠けるという問題がある。その結果、釣人は、実釣中にタモの柄を安定して携帯することができず、釣りに集中しにくくなるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、タモの柄等の竿体を確実に保持すると共に、釣人が容易に挿脱することができるロッドホルダーを提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係るロッドホルダーは、表面及び裏面を有すると共に可撓性及び少なくとも上下方向の伸縮性を備え、平面状に展開された第1姿勢と上記表面が外側面となり上記裏面が内側面となるように筒状に形成された第2姿勢との間で姿勢変化可能なベースシートと、ベースシートの上記表面に突設された保持ブロックとを有し、保持ブロックは、当該保持ブロックの上面から下面に貫通し、竿体が挿抜され得る保持溝を備えている。
このロッドホルダーは、たとえば釣人が使用するフィッシングベルトに装着されて使用されるのが好適である。フィッシングベルトは釣人の下腹部に横方向(上下方向に直交する方向)に巻き付けられるものであり、このフィッシングベルトに小物入れや鮎釣用曳舟アンカー等が装着される。上記ロッドホルダーもこのフィッシングベルトに装着される。具体的には、ベースシートは、第1姿勢に展開された状態で裏面がフィッシングベルトに当接するように重ねられ、当該フィッシングベルトに巻き付けられるように第2姿勢に変化される。つまり、ベースシートの裏面が内側面となりベースシートの表面が外側面となるように筒状に形成される。このとき、ベースシートが上下方向に弾性的に伸ばされながらフィッシングベルトに巻き付けられることにより、ベースシートの緊迫力によってロッドホルダーがフィッシングベルトに確実に固定される。
保持ブロックは、釣人が当該フィッシングベルトを装着した際にその表面が釣人の腰に当接する位置に配置される。保持ブロックは、ベースシートの表面に突設されているから、釣人がフィッシングベルトを装着した状態で、保持ブロックが釣人の腰に押圧される。この状態で竿体(典型的にはタモの柄)は保持溝に挿入される。この保持溝は、保持ブロックの上面から下面に貫通しているから、釣人は、竿体を簡単に保持溝に挿入することができる。また、保持ブロックが釣人の腰に当接されているから、保持溝に挿入された竿体は、保持溝を区画する壁面および釣人の身体(腰部)によって囲繞される。実釣においては、この竿体は、釣人の背中に配置され、保持ブロックに押さえつけられた状態で保持される。釣人は、この竿体をいつでも保持ブロックから取り出すことができる。具体的には、釣人は、実釣において魚がヒットした場合に、竿体を把持して保持溝から引き抜くことができる。
(2) 上記表面において少なくとも上記保持溝が存在する部位に、可撓性を備えた第2シートが設けられているのが好ましい。第2シートの上縁のうち上記保持溝の上端に対応する部位及び第2シートの下縁のうち上記保持溝の下端に対応する部位は、それぞれ、上向き及び下向きに延べ拡げられているのが好ましい。
竿体が保持溝に対して挿抜されるときは、釣人は、竿体をベースシートに沿ってスライドさせると挿抜作業がしやすい。ただし、竿体がベースシートに接触するから、ベースシートが損傷を受ける可能性がある。この発明では、第2シートが設けられることにより、ベースシートが第2シートによって被覆される。したがって、竿体が繰り返し挿抜されたとしても、ベースシートが損傷を受けることが回避される。しかも、第2シートの上縁及び下縁のうち前述の部位が延べ拡げられているから、釣人は、竿体の挿抜作業を円滑に行うことができる。すなわち、仮に第2シートの上記部位が延べ拡げられていないならば、竿体の挿抜の際に当該竿体が第2シートとベースシートとの境界に引っ掛かり、円滑な挿抜作業が困難になるおそれがあるが、この発明では、そのようなおそれはなく、竿体の円滑な挿抜が実現される。
(3) 上記保持溝は、上側に向かって漏斗状に拡がっているのが好ましい。
この構成では、竿体を保持溝に挿入する作業がより一層容易になる。
(4) 上記保持溝は、上下方向に対して傾斜しているのが好ましい。
この構成では、保持溝に挿入された竿体は上下方向に対して傾斜することになるから、当該竿体は、自重により保持溝の壁面に押し付けられる。したがって、竿体は、一層安定的に保持される。
(5) 上記保持ブロックは、硬度20〜60(SRIS0101)のウレタンフォームからなるコア部材を備えているのが好ましい。
竿体を保持溝に挿入する作業は、すなわち保持ブロックに竿体を突き刺す作業である。この発明では、保持ブロックが上記コア部材を備えているので、釣人は、竿体をより簡単に保持ブロックに突き刺すことができる。しかも、保持ブロックが上記硬度のコア部材を備えることにより、保持ブロックが釣人の腰に押圧されたとしても釣人にとって違和感がなく、むしろ心地よいマッサージ効果が得られる。なお、このコア部材は、釣人の血行を向上させるマグネットを内蔵していてもよい。
(6) 上記保持溝は上下方向に対して0°(degree)を超え45°以下の角度で傾斜しており、上記保持溝の溝幅は30mm〜40mmに設定されているのが好ましい。
保持溝が上記角度で傾斜されることにより、竿体はきわめて安定的に保持され得る。また、保持溝の溝幅が上記寸法に設定されることにより、一般に市販されているタモの柄が簡単かつ確実に保持され得る。
本発明によれば、釣人は、竿体を保持ブロックに突き刺すことによって簡単に竿体を保持携帯することができるし、竿体を保持ブロックから引き抜くことによって迅速に竿体を使用することができる。したがって、たとえば防波堤での落とし込み釣り等において、タモ網及びタモの柄を簡易に携帯することができる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
〈第1の実施形態〉
図1は、本発明の第1の実施形態に係るロッドホルダー30が装着されたフィッシングベルト10の斜視図である。
このフィッシングベルト10は、典型的には防波堤での落とし込み釣りや、鮎釣り、渓流釣りの際に釣人の腰に装着されるものである。釣人は、種々の釣道具が取り付けられたフィッシングベルト10を腰に着用することによって、実釣中及び釣場の移動中において釣道具を携帯することができる。本実施形態の特徴とするところは、フィッシングベルト10にロッドホルダー30が着脱可能に設けられており、このロッドホルダー30にタモ網が保持可能になっている点である。
図2は、フィッシングベルト10に取り付けられた状態におけるロッドホルダー30の拡大図である。
図1及び図2が示すように、フィッシングベルト10は、ベルト本体12と、このベルト本体12に設けられたソケット部材13及びスタッド部材14と、腰パッド15と、ロッドホルダー30とを備えている。
ベルト本体12は、細長の矩形状に形成されており、可撓性を有する。ベルト本体12を構成する材料は、例えば、ポリプロピレン(PP)、その他ポリエステル、ナイロン等が採用される。ソケット部材13は、ベルト本体12の一端に取り付けられており、スタッド部材14は、ベルト本体12の他端に取り付けられている。
ソケット部材13及びスタッド部材14は既知の構成である。具体的には、スタッド部材14は、ベルト連結部16と2つの係合爪17とを備えている。ベルト連結部16は環状に形成されており、ここにベルト本体12の他端が巻回固定されている。スタッド部材14がソケット部材13に挿入されると、係合爪17がソケット部材13に係合する。一方、ソケット部材13は、ベルト連結部20とケース21とを備えている。ベルト連結部20は、スタッド部材14のベルト連結部16と同様に環状に形成されており、ここにベルト本体12の一端が巻回固定されている。ケース21の両サイドそれぞれに爪係止部23が設けられている。この爪係止部23に係合爪17が嵌入される。スタッド部材14がソケット部材13のケース21内に挿入されると、爪係止部23に係合爪17が嵌入して、爪係止部23と係合爪17とが係合する。これにより、ソケット部材13とスタッド部材14とが連結される。釣人は、係合爪17をケース21の内部側に押し込むように操作すると、各係合爪17と爪係止部23との係合が解除され、スタッド部材14がソケット部材13から離脱する。
腰パッド15は、フィッシングベルト10を装着した釣人の腰部を覆うものである。このため、腰パッド15は、縦寸法が20mm〜70mm、横寸法が80mm〜300mmに設定された横長の平板状に形成されている。腰パッド15は、ベルト本体12の長手方向に沿って配置されている。この腰パッド15は、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリアミド(PA)、熱可塑性ゴム(TPR)、サーモポリオレフィン(TPO)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、天然ゴム(NR)、ポリエチレン(PE)等から構成され、その肉厚寸法は、1.0mm〜10.0mmに設定されている。これにより、腰パッド15が十分な可撓性を有し、釣人の腰部にフィットする。
図1及び図2が示すように、腰パッド15はベルト挿通環27,28を備えている。これらベルト挿通環27,28は、ベルト本体12が挿通可能なサイズに形成されている。腰パッド15がベルト本体12に取り付けられる要領は、つぎの通りである。まず、ベルト本体12の他端部がベルト挿通環27に挿通される。このベルト本体12の他端部は、図1が示すようにベルト本体12の裏面25の中央部を通り、ベルト挿通環28に挿通される。そして、一旦、腰パッド15の外面へ引き出されて、スタッド部材14のベルト連結部16に掛け回される。これにより、腰パッド15がベルト本体12に取り付けられる。なお、ベルト本体12の他端部は、再び腰パッド15のベルト挿通環28に挿通され、裏面25の中央部に沿って配置される。
図3及び図4は、ロッドホルダー30の斜視図である。図3には、ロッドホルダー30の表面の外観が示されている。図4には、ロッドホルダー30の裏面の外観が示されている。図5は、ロッドホルダー30の表面外観を示す平面図である。図6は、図5における切断線VI−VIの断面図である。
図3及び図5が示すように、ロッドホルダー30は、ベースシート32(本発明のベースシートの一例)と、一対のブロック34,35(本発明の保持ブロックの一例)と、サポートシート37(本発明の第2シートの一例)と、保持溝39(本発明の保持溝の一例)とを有する。
ベースシート32は矩形状に形成されている。ベースシート32の横方向42の寸法(横寸法)は、腰パッド15の横寸法に合わせて、80mm〜300mに設定され得る。また、ベースシート32の縦方向41の寸法(縦寸法)は、腰パッド15を巻き付け可能な寸法に適宜設定され得る。また、ベースシート32の肉厚寸法は、1.0mm〜10.0mmの範囲で設定され得る。
ベースシート32は、弾性を有するシート状の部材(典型的には、クロロプレンゴム)からなる。したがって、ベースシート32は、可撓性を有している。そのため、ベースシート32は、平面状に展開された展開姿勢(第1姿勢、図3参照)と、腰パッド15に巻き付けられて筒状に形成された筒状姿勢(第2姿勢、図2参照)とに姿勢変化可能である。また、ベースシート32は、弾性を有するシート状の部材で構成されているため、少なくとも縦方向41の伸縮性を有する。なお、本実施形態では、ベースシート32は、縦方向41のみならず、横方向42、及び斜め方向にも伸縮可能である。
一対のブロック34,35は、ベースシート32の表面45に突設されている。この一対のブロック34,35は、表面45における縦方向41の中央付近において、横方向42へ所定距離D(図5参照)だけ隔てられている。これらのブロック34,35は、概ね台状に形成されている。
ブロック34は、図5において中央線43よりも左側に配置されている。このブロック34は、ベースシート32の表面45に接する底面51(図6参照)と、底面51に平行な上面52と、底面51から上面52に至る側面53〜56とを有する。側面53〜56のうち、ブロック35側の側面53、及び横方向42に延びる側面54,55は、表面45に対して概ね垂直である。一方、ブロック35側とは反対側の側面56は、底面51とのなす角が鋭角となっており、底面51から上面52に渡って傾斜している。また、側面53は、図5の平面図において、縦方向41に延びる中心線43に対して角度φ1で傾斜している。本実施形態では、角度φ1は、概ね45°(degree)に設定されている。なお、角度φ1の設定値は45°に限られず、0°を超えて45°以下の範囲(0°<φ1≦45°)で設定され得る。
図5が示すように、側面53と側面54とのコーナー部71は、所定の曲率R1で湾曲している。また、側面53と側面55とのコーナー部72は、上記曲率R1よりも大きい曲率R2で湾曲している。
図6が示すように、ブロック34は、コア部58(本発明のコア部材の一例)を有する。このコア部58の外面がサポートシート37によって被覆されることによって、ブロック34が形成されている。コア部58は、弾性を有する弾性部材を採用することができる。本実施形態では、コア部58として、硬度20〜60(SRIS0101)のウレタンフォームが採用されている。これにより、ブロック34は、適度な弾性を備える。なお、本実施形態における硬度は、日本ゴム協会標準規格(SRIS0101)のアスカーC硬度をいう。
ブロック35は、図5において中央線43よりも右側に配置されている。このブロック35は、ベースシート32の表面45に接する底面61(図6参照)と、底面61に平行な上面62と、底面61から上面62に至る側面63〜66とを有する。側面63〜66のうち、ブロック34側の側面63、及び横方向42に延びる側面64,65は、表面45に対して概ね垂直である。一方、ブロック34側とは反対側の側面66は、底面61とのなす角が鋭角となっており、底面61から上面62に渡って傾斜している。また、側面63は、図5の平面図において、縦方向41に延びる中心線43に対して角度φ2で傾斜している。本実施形態では、角度φ2は、上記角度φ1と同じ角度、つまり、概ね45°(Degree)に設定されている。したがって、ブロック34の側面53とブロック35の側面63とは、概ね平行である。なお、角度φ2の設定値は45°に限られず、0°を超えて45°以下の範囲(0°<φ2≦45°)で設定され得る。
図5が示すように、側面63と側面64とのコーナー部74は、上記曲率R2で湾曲している。また、側面63と側面65とのコーナー部75は、上記曲率R1で湾曲している。
図6が示すように、ブロック35は、コア部68(本発明のコア部材の一例)を有する。このコア部68の外面がサポートシート37によって被覆されることによって、ブロック35が形成されている。コア部68は、上記コア部58と同じ素材、つまり、硬度20〜60(SRIS0101)のウレタンフォームで構成されている。そのため、ブロック35は、上記ブロック34と同様に、適度な弾性を備える。
保持溝39は、ベースシート32の表面32の中央部に設けられている。この保持溝39に、落とし込み釣りや鮎釣り、渓流釣り等に使用されるタモの柄(本発明の竿体に相当)が挿通される。保持溝39は、上述の如くブロック34,35が表面32に設けられることによって、ブロック34とブロック35との間に形成される。具体的には、保持溝39は、ブロック34の側面53とブロック35の側面63とによって区画される。本実施形態では、上述したように、側面53及び側面63は、共に、中心線43に対して45°に傾斜している。そのため、保持溝39は、中心線43に対して45°に傾斜する方向へ延びている。
保持溝39の溝幅Dは、魚釣りに使用されるタモの柄が挿通可能な寸法に設定されている。本実施形態では、市場に流通している大多数のタモの柄が挿通できるように、溝幅Dは、30mm〜40mmの範囲内(30mm≦D≦40mm)に設定されている。
本実施形態では、コーナー部71及びコーナー部74が所定の曲率(R1,R2)で湾曲している。そのため、保持溝39は、図5における上側の端部が上方へ向けて漏斗状に拡がっている。また、コーナー部72及びコーナー部75が所定の曲率(R2,R1)で湾曲している。そのため、保持溝39は、図5における下側の端部が下方へ向けて漏斗状に拡がっている。即ち、保持溝39の縦方向41側の両端部は、漏斗状に拡がっている。
図5が示すように、サポートシート37は、ベースシート32の表面45に設けられている。このサポートシート37は、縦方向41の中央において横方向42へ延設されている。サポートシート37は、コア部58,68の外面と、保持溝39の内面とを覆っている。サポートシート37の縦方向41の縁部のうち、上記保持溝39において縦方向41の両端(本発明の保持溝の上端又は下端に相当)に対応する部位82,83は、縦方向41の外向き(図5において上向き及び下向き)に延べ拡げられている。
サポートシート37は、ナイロン、ポリエステル等からなる薄肉のシート部材からなる。したがって、保持溝39にタモの柄が挿通されたときの滑りがよい。また、薄肉に形成されているため、サポートシート37は、ベースシート32と同様に、可撓性を有する。また、サポートシート37がナイロン、ポリエステル等で構成されているため、タモの柄が挿通された際に保持溝39の内面の摩耗や、釣人の腰に当接されるブロック34,35の上面52,62の摩耗が防止される。
図3及び図4が示すように、ベースシート32は、ループシート78とフックシート79とからなる面ファスナーを備える。ループシート78は、ベースシート32の表面45に取り付けられている(図3参照)。また、フックシート79は、ベースシート32の裏面46に取り付けられている(図4参照)。ベースシート32は、可撓性を有するから、その展開姿勢(図3及び図4参照)から、表面45が外側面、裏面46が内側面となるように筒状に湾曲させることにより、図2が示す筒状姿勢に変化する。
本実施形態では、ベースシート32の裏面46が腰パッド15の裏面25に対面された状態で、ベースシート32が腰パッド15に巻き付けられて筒状姿勢にされた後に、ループシート78とフックシート79とが重ね合わされて互いに係合される。これにより、図2が示すように、ベースシート32が筒状姿勢を保持した状態でロッドホルダー30がフィッシングベルト10の腰パッド15に取り付けられる。このとき、腰パッド15の裏面25側にブロック34,35が配置される。釣人は、実釣の際に、上述の如くロッドホルダー30が取り付けられたフィッシングベルト10を腰回りに装着する。フィッシングベルト10が腰回りに装着された状態で、縦方向41が釣人の立ち姿勢において上下方向に一致される。なお、釣人は、ロッドホルダー30を腰パッド15に沿ってスライドさせて、より良いポジションに移動させることが可能である。
防波堤から行われる落とし込み釣りや鮎釣り、渓流釣りの実釣においては、釣人は、フィッシングベルト10を腰回りに装着する。このとき、ロッドホルダー30のブロック34,35が腰に当接する位置に配置される。ブロック34,35は、ベースシート32の表面45に突設されているから、釣人がフィッシングベルト10を装着した状態で、ブロック34,35が釣人の腰を押圧する。
釣人は、落とし込み釣りや鮎釣り、渓流釣りにおいてタモ網を使用する。フィッシングベルト10を装着した釣人は、身体とロッドホルダー30との間に形成された隙間、具体的には、身体と保持溝39との間に形成された上下方向に貫通する筒状の隙間にタモの柄を挿入することによって、タモ網を釣人の背中側で保持携帯することができる。
特に、落とし込み釣りに使用されるタモの柄は、タモ網を海面まで届かせるために、複数のロッドが伸縮可能に構成された非常に長い(全長が5m程度)ものであり、その重量も重い。このようなタモの柄であっても、釣人の身体と保持溝39との間に挿入されると、ブロック34の側面53とブロック35の側面63とによってタモの柄が確実に保持される。したがって、長尺で重量の重いタモの柄であっても、釣人は、実釣中に安定して保持しながら携行することができる。これにより、釣人は、タモの柄を邪魔に感じることなく、釣りに集中することができる。なお、釣人の腰丈よりもタモの柄が長い場合は、保持溝39の溝幅Dよりも大きいストッパーがタモの柄の適宜位置に取り付けられる。これにより、タモの柄は、地面から離れた位置で保持される。
また、保持溝39を形成するブロック34,35がウレタンフォームからなるコア部58,68で構成されているため、保持溝39の溝幅Dよりも大きい径を有するタモの柄が保持溝39に挿入されると、ブロック34,35が保持溝39を広げる方向へ弾性変形する。これにより、当該弾性力によってタモの柄が押さえつけられた状態で確実に保持される。
また、フィッシングベルト10が釣人の腰回りに装着されると、ブロック34,35が釣人の腰に押し付けられて弾性変形する。これにより、釣人の腰がブロック34,35の弾性力で押圧される。釣人は、ブロック34,35によって腰が押圧されても違和感はなく、むしろ、押圧されることにより、心地よいマッサージ効果が得られる。なお、ブロック34,35のコア部58,68にマグネットが内蔵されていると、釣人の血行が向上するため、より好ましい。また、釣人の腰がブロック34,35によって押圧されるため、実釣中において腰が伸ばされる。そのため、釣人は、腰が伸ばされた健康的な姿勢で釣りをすることができる。
釣人は、ヒットした魚を取り込む場合には、タモの柄をロッドホルダー30から引き抜いて、タモ網を操作する。本実施形態のロッドホルダー30は、タモの柄を安定した姿勢で確実に保持しているため、釣人は、タモの柄が背中側に保持されていたとしても、それを目で探すことなく手探りで容易につかみ取ることができる。
また、ベースシート32の表面45にサポートシート37が設けられているため、タモの柄が繰り返し挿抜されたとしても、ベースシート32が損傷を受けることが回避される。しかも、サポートシート37は、保持溝39の縦方向41側(上下方向側)の縁部に対応する部位82,83が外側へ延べ拡げられているから、釣人は、タモの柄の挿抜作業を円滑に行うことができる。
本実施形態では、保持溝39が、中心線43に対して45°に傾斜する方向へ延びている。そのため、ロッドホルダー30に挿入されたタモの柄は、その自重によってブロック34の側面53に押し付けられる。したがって、タモの柄は、一層安定的に保持される。
〈第2の実施形態〉
次に、本発明の第2の実施形態について説明される。図7は、本発明の第2の実施形態に係るロッドホルダー100の表面外観を示す平面図である。
本実施形態に係るロッドホルダー100が上記第1の実施形態に係るロッドホルダー30と異なるところは、上記ロッドホルダー30に設けられたブロック34,35に代えてブロック104,105が設けられている点である。なお、ロッドホルダー100のその他の構成は、上記ロッドホルダー30と同様である。したがって、上記ロッドホルダー30と同様の構成については、その説明が省略される。
一対のブロック104,105は、上記第1の実施形態のブロック34,35と同様に、ベースシート32の表面45に突設されており、表面45における縦方向41の中央付近において、横方向へ所定距離Dだけ隔てられている。これらブロック104,105は、中心線43を基準にして左右対称な形状に形成されており、しかも、左右対称に配置されている。また、各ブロック104,105の内部には、上記第1の実施形態のブロック34,35と同様に、コア部68,69が設けられている。
ブロック104は、中央線43よりも左側に配置されている。このブロック104は、平面視で概ね三角形状に形成されており、上面107と、3つの側面108〜110とを有する。また、ブロック105は、中央線43よりも右側に配置されている。このブロック105は、平面視で概ね三角形状に形成されており、上面111と、3つの側面112〜114とを有する。これらブロック104,105は、頂部を互いに向き合わせるようにして配置されている。これらブロック104,105の間に保持溝116が形成されている。
ブロック104の側面108,109は、図7の平面図において、中心線43に対して角度φ3で傾斜している。また、ブロック105の側面112,113は、図7の平面図において、中心線43に対して角度φ4で傾斜している。本実施形態では、角度φ3,φ4は、概ね45°(degree)に設定されているが、0°を超えて45°以下の範囲(0°<φ3,φ4≦45°)で設定され得る。このように側面108,109、及び側面112,113が中心線43に対して傾斜しているため、保持溝116の縦方向41側の両端部は、漏斗状に拡がっている。
このようなブロック104,105がベースシート32の表面45に設けられているため、本実施形態に係るロッドホルダー100が取り付けられたフィッシングベルト10を装着した釣人は、保持溝116からタモの柄を容易に挿抜することができる。また、ブロック104,105は、頂部を向き合わせたように配置されており、中心線43に対して左右対称な形状であるため、釣人は、タモの柄を左右どちらの方向からも容易に挿抜することができる。
〈第3の実施形態〉
次に、本発明の第3の実施形態について説明される。図8は、本発明の第3の実施形態に係るロッドホルダー120の表面外観を示す平面図である。
本実施形態に係るロッドホルダー120が上記第2の実施形態に係るロッドホルダー100と異なるところは、上記ロッドホルダー120の保持溝116に沿って保護シート123が設けられている点である。なお、ロッドホルダー120のその他の構成は、上記ロッドホルダー100と同様である。したがって、上記ロッドホルダー100と同様の構成については、その説明が省略される。
本実施形態のロッドホルダー120においては、ベースシート32の表面45に保護シート123が設けられている。この保護シート123は、ポリエステル、ナイロンなどのように、耐摩耗性を有する素材で構成されている。保護シート123は、ベースシート32の中央部において縦方向41へ延設されている。つまり、保護シート123は、保持溝116を被覆している。保護シート123の縦方向41の両端部125,126は、保持溝116の溝幅よりも大きく、円弧状に延べ拡げられてる。
このような保護シート123がベースシート32の表面45において保持溝116を被覆しているため、釣人がタモの柄を繰り返し挿抜したとしても、ベースシート32が摩耗或いは損傷することがない。
本発明は、魚釣りに使用されるタモ網を保持するロッドホルダー、特に、所謂落とし込み釣りに使用されるタモの柄を保持するためのロッドホルダーに適用され得る。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るロッドホルダー30が装着されたフィッシングベルト10の斜視図である。 図2は、フィッシングベルト10に取り付けられた状態におけるロッドホルダー30の拡大図である。 図3は、ロッドホルダー30の斜視図であり、ロッドホルダー30の表面の外観が示されている。 図4は、ロッドホルダー30の斜視図であり、ロッドホルダー30の裏面の外観が示されている。 図5は、ロッドホルダー30の表面外観を示す平面図である。 図6は、図5における切断線VI−VIの断面図である。 図7は、本発明の第2の実施形態に係るロッドホルダー100の表面外観を示す平面図である。 図8は、本発明の第3の実施形態に係るロッドホルダー120の表面外観を示す平面図である。
符号の説明
10・・・フィッシングベルト
12・・・ベルト本体
13・・・ソケット部材
14・・・スタッド部材
15・・・腰パッド
30・・・ロッドホルダー
32・・・ベースシート
34,35・・・ブロック
37・・・サポートシート
39・・・保持溝
45・・・表面
46・・・裏面
58,68・・・コア部
78・・・ループシートと
79・・・フックシート
82,89・・・部位
100・・・ロッドホルダー
104,105・・・ブロック
116・・・保持溝
120・・・ロッドホルダー
123・・・保護シート

Claims (6)

  1. 表面及び裏面を有すると共に可撓性及び少なくとも上下方向の伸縮性を備え、平面状に展開された第1姿勢と上記表面が外側面となり上記裏面が内側面となるように筒状に形成された第2姿勢との間で姿勢変化可能なベースシートと、
    ベースシートの上記表面に突設された保持ブロックとを有し、
    保持ブロックは、当該保持ブロックの上面から下面に貫通し、竿体が挿抜され得る保持溝を備えているロッドホルダー。
  2. 上記表面において少なくとも上記保持溝が存在する部位に可撓性を備えた第2シートが設けられており、
    第2シートの上縁のうち上記保持溝の上端に対応する部位及び第2シートの下縁のうち上記保持溝の下端に対応する部位は、それぞれ、上向き及び下向きに延べ拡げられている請求項1に記載のロッドホルダー。
  3. 上記保持溝は、上側に向かって漏斗状に拡がっている請求項1又は2に記載のロッドホルダー。
  4. 上記保持溝は、上下方向に対して傾斜している請求項1から3のいずれかに記載のロッドホルダー。
  5. 上記保持ブロックは、硬度20〜60(SRIS0101)のウレタンフォームからなるコア部材を備えている請求項1から4のいずれかに記載のロッドホルダー。
  6. 上記保持溝は上下方向に対して0°(degree)を超え45°以下の角度で傾斜しており、上記保持溝の溝幅は30mm〜40mmに設定されている請求項1から5のいずれかに記載のロッドホルダー。
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