JP5053684B2 - 鍵盤装置 - Google Patents

鍵盤装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5053684B2
JP5053684B2 JP2007097965A JP2007097965A JP5053684B2 JP 5053684 B2 JP5053684 B2 JP 5053684B2 JP 2007097965 A JP2007097965 A JP 2007097965A JP 2007097965 A JP2007097965 A JP 2007097965A JP 5053684 B2 JP5053684 B2 JP 5053684B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
speed
detected
acceleration
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007097965A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008256877A (ja
Inventor
昭一 児島
紀博 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Roland Corp filed Critical Roland Corp
Priority to JP2007097965A priority Critical patent/JP5053684B2/ja
Priority to US12/060,784 priority patent/US7893340B2/en
Publication of JP2008256877A publication Critical patent/JP2008256877A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5053684B2 publication Critical patent/JP5053684B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • G01P3/42Devices characterised by the use of electric or magnetic means
    • G01P3/50Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring linear speed
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/16Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by evaluating the time-derivative of a measured speed signal
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/32Constructional details
    • G10H1/34Switch arrangements, e.g. keyboards or mechanical switches specially adapted for electrophonic musical instruments
    • G10H1/344Structural association with individual keys
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2220/00Input/output interfacing specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2220/461Transducers, i.e. details, positioning or use of assemblies to detect and convert mechanical vibrations or mechanical strains into an electrical signal, e.g. audio, trigger or control signal
    • G10H2220/521Hall effect transducers or similar magnetic field sensing semiconductor devices, e.g. for string vibration sensing or key movement sensing

Description

本発明は、鍵盤装置に関し、特に鍵の操作を適切に判定することができる鍵盤装置に関する。
従来、鍵盤に備えられた複数の鍵のそれぞれの変位を検出し、押鍵であると判定した場合は、音源に対して楽音の発生の開始を指示し、離鍵であると判定した場合は、音源に対して楽音の発生の停止を指示する鍵盤装置が知られている。
特開2005−43553号公報(特許文献1)には、異なる押鍵深さに設けられた複数のスイッチの数が異なる場合に、正しく制御を行うことができる電子鍵盤楽器が開示されている。
また、特開2003−295863号公報(特許文献2)には、押鍵に伴う押鍵速度を順次検出し、押鍵深さが所定の値に至った時、検出された押鍵速度のうちの最大の押鍵速度を、音源に指示するベロシティ値として音源に発音の開始を指示する鍵盤装置が開示されている。
特開2005−43553号公報 特開2003−295863号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された鍵盤装置では、押鍵深さに対応してスイッチが備えられ、そのスイッチがオンまたはオフされることにより押鍵、離鍵が判定される。従って、押鍵があっても、その押鍵深さが所定の値になるまでは、押鍵の判定が行われず、その押鍵の判定が遅延される。同様に、離鍵の場合も押鍵深さがスイッチが切り替えられる所定の値に戻るまでは、離鍵の判定が行われず、離鍵の判定が遅延される。
また、特許文献2においても同様に、所定の押鍵深さに至った場合に、はじめて押鍵と判定されるので、押鍵深さが所定の値になるまでは、例え押鍵されていても押鍵であると判定されず、押鍵の判定が遅延されるという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、鍵操作を適切に判定することができる鍵盤装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の鍵盤装置は、複数の鍵を備え、その鍵の操作に応じて押鍵情報または離鍵情報を出力するものであり、前記複数の鍵のそれぞれの変位を連続して変化する電気信号に変換する変換手段と、その変換手段により変換された電気信号に基づいて鍵の変位量を時間経過に従って順次検出する押鍵深さ検出手段と、前記変換手段により変換された電気信号に基づいて鍵が変位する鍵速度を時間経過に従って順次検出する鍵速度検出手段と、前記押鍵深さ検出手段により検出された変位量に第1の係数を乗算した積と、前記鍵速度検出手段により検出された鍵速度に第2の係数を乗算した積との和に基づいて運動状態量を時間経過に従って順次求める演算手段と、前記押鍵深さ検出手段により検出された変位量と、前記鍵速度検出手段により検出された鍵速度とに基づいて押鍵されたと判定する押鍵判定手段と、その押鍵判定手段により押鍵されたと判定された場合に押鍵情報を出力する指示手段とを備え、前記押鍵判定手段は、前記演算手段により求められた運動状態量が、所定の値を超えた場合に押鍵されたと判定するものである。
請求項2記載の鍵盤装置は、請求項1記載の鍵盤装置において、前記指示手段は、前記押鍵判定手段により押鍵されたと判定された時に前記押鍵速度検出手段により検出された鍵速度を示す情報を出力するものである。
請求項3記載の鍵盤装置は、請求項1又は2に記載の鍵盤装置において、前記変換手段により変換された電気信号に基づいて鍵が変位する加速度を検出する鍵加速度検出手段を備え、前記押鍵判定手段は、前記押鍵深さ検出手段により検出された変位量と、前記鍵速度検出手段により検出された鍵速度と、前記鍵加速度検出手段により検出された鍵加速度とに応じて押鍵されたと判定するものである。
請求項4記載の鍵盤装置は、請求項3記載の鍵盤装置において、前記演算手段は、前記押鍵深さ検出手段により検出された変位量に第1の係数を乗算した積と、前記鍵速度検出手段により検出された鍵速度に第2の係数を乗算した積と、前記鍵加速度検出手段により検出された鍵加速度に第3の係数を乗算した積との和に基づいて運動状態量を時間経過に従って順次求めるものであり、前記押鍵判定手段は、その演算手段により求められた運動状態量が、所定の値を超えた場合に押鍵されたと判定するものである。
請求項5記載の鍵盤装置は、請求項1から4のいずれかに記載の鍵盤装置において、前記演算手段により求められた運動状態量が所定の値より小さくなった場合に離鍵されたと判定する離鍵判定手段を備え、前記指示手段は、その離鍵判定手段により離鍵されたと判定された場合に離鍵情報を出力するものである。
請求項1記載の鍵盤装置によれば、変換手段により複数の鍵のそれぞれの変位が連続して変化する電気信号に変換され、その変換された電気信号に基づいて鍵の変位量が押鍵深さ検出手段により、時間経過に従って順次検出される。また、変換手段により変換された電気信号に基づいて鍵が変位する鍵速度が鍵速度検出手段により時間経過に従って順次検出される。押鍵深さ検出手段により検出された変位量と、鍵速度検出手段により検出された鍵速度とに基づいて押鍵判定手段により押鍵されたと判定され、押鍵されたと判定された場合に指示手段により押鍵情報が出力される。従って、従来のように押鍵深さのみにより押鍵されたと判定され、押鍵情報が出力される場合に比べ、より適切に押鍵の操作に合わせて押鍵を判定し押鍵情報を出力することができる。よって、鍵操作をより適切に判定することができるという効果がある。例えば、従来は、所定の位置まで鍵が押下された場合にのみ、押鍵情報が出力されたため、押鍵情報の出力が遅延することがあったが、押鍵深さと鍵速度とに基づいて押鍵情報を出力することにより、押鍵のタイミングに合わせて押鍵情報を出力することができる。
また、請求項1記載の鍵盤装置によれば、押鍵深さ検出手段により検出された変位量に第1の係数を乗算した積と、鍵速度検出手段により検出された鍵速度に第2の係数を乗算した積との和に基づいて運動状態量を時間経過に従って順次求める演算手段を備え、その演算手段により求められた運動状態量が、所定の値を超えた場合に押鍵判定手段により押鍵されたと判定され、押鍵情報が出力されるので、鍵速度が速い場合には、早く押鍵情報を出力することができるという効果がある。また、演算手段は、簡単な演算により運動状態量を演算し、押鍵判定手段は、演算された運動状態量が所定の値を超えたかを判定するので、処理が容易であるという効果もある。
請求項2記載の鍵盤装置によれば、請求項1記載の鍵盤装置の奏する効果に加え、押鍵判定手段により押鍵されたと判定された時に押鍵速度検出手段により検出された鍵速度が指示手段により出力されるので、押鍵情報に伴って、鍵速度を示す情報が出力されることになる。よって、適切な鍵速度を指示することができるという効果がある。
請求項3記載の鍵盤装置によれば、請求項1又は2に記載の鍵盤装置の奏する効果に加え、変換手段により変換された電気信号に基づいて鍵が変位する加速度を検出する鍵加速度検出手段を備え、押鍵深さ検出手段により検出された変位量と、鍵速度検出手段により検出された鍵速度と、鍵加速度検出手段により検出された鍵加速度とに応じて押鍵判定手段により押鍵されたと判定されるので、従来のように押鍵の深さのみにより押鍵が判定される場合に比べ、より適切に押鍵情報を出力することができるという効果がある。加速度は、鍵に加えられる力に比例する値であり、押鍵深さと、鍵速度と、鍵加速度とにより発音指示を行うかを判定するので、より適切に速く判定を行って、押鍵情報を出力することができるのである。
請求項4記載の鍵盤装置によれば、請求項3記載の鍵盤装置の奏する効果に加え、押鍵深さ検出手段により検出された変位量に第1の係数を乗算した積と、鍵速度検出手段により検出された鍵速度に第2の係数を乗算した積と、鍵加速度検出手段により検出された鍵加速度に第3の係数を乗算した積との和に基づいて運動状態量を時間経過に従って順次求める演算手段を備え、その演算手段により求められた運動状態量が、所定の値を超えた場合に、押鍵判定手段により押鍵されたと判定されるので、鍵速度が速い場合や鍵加速度が大きい場合は、早く押鍵されたと判定することができるという効果がある。また、演算手段は、簡単な演算により運動状態量を演算し、押鍵判定手段は、演算された運動状態量が所定の値を超えたかを判定することにより押鍵の判定を行うので、処理が容易であるという効果もある。
請求項5記載の鍵盤装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載の鍵盤装置の奏する効果に加え、演算手段により求められた運動状態量が所定の値より小さくなった場合に離鍵判定手段により離鍵されたと判定され、離鍵されたと判定された場合に指示手段により離鍵情報が出力されるので、従来のように押鍵深さのみにより離鍵が判定される場合に比べ、より適切に離鍵を判定し、離鍵情報を出力することができるという効果がある。従来押鍵深さが浅い位置と、深い位置とをそれぞれ検出するセンサを備え、浅い位置のセンサが離鍵を検出した場合に、離鍵されたと判定して離鍵情報を出力していた。これに対し、請求項5によれば、押鍵深さだけではなく鍵速度または鍵加速度によっても離鍵が判定されるので、より適切に離鍵を判定し、離鍵情報を出力することができる。特に、同じ鍵が繰り返し押下される連打が行われた場合は、浅い位置のセンサが離鍵を検出する前に鍵が再度押下される場合があり、従来の装置では、適切に処理することができなかったが、押鍵深さと鍵速度または鍵加速度とに基づいて離鍵を判定することにより、適切に処理することができるのである。
以下、本発明の好ましい第1の実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態である鍵盤装置1の白鍵の側面断面図である。鍵盤装置1は、複数の白鍵11と図示しない複数の黒鍵とを備え、これらの鍵は、シャシ16に組み付けられ、そのシャシ16は、鍵盤装置1の図示しない筐体に固着される。図1は、そのシャシ16に組み付けられた状態の白鍵11を長手方向に切断した側面断面図である。図1に示すように、白鍵11は、上面が平らであり、その上面がほぼ水平に維持されている。
白鍵11の後部には、白鍵11が揺動可能なように軸受け18が形成され、シャシ16に固着されている軸19に揺動自在に嵌合されている。白鍵11は、押下されると停止位置(図1の状態)から押下位置までバネ20の付勢力に対抗して揺動する。バネ20は、引っ張りコイルバネで構成され、常態において白鍵11の一端を下方に付勢し、白鍵11を停止位置(図1の状態)に保持するものである。
白鍵11の後部には、バネ20の一端を係止するバネ座21が形成され、シャシ16には、そのバネ座21と対向する位置に、バネ20の他端を係止するバネ座が形成されている。白鍵11の長手方向のほぼ中央の下部には、磁石12が設けられ、この磁石12に対向する位置にホール素子7が、シャシ16の上に固着されたプリント基板28に配置されている。
磁石12の前方には、白鍵11のストロークを規制するコの字型のストローク規制部23が形成されている。このストローク規制部23の上部には、ストロークの下限を規制する下限規制面25が形成され、下部にはストロークの上限を規制する上限規制面26が形成されている。
シャシ16には、これらの規制面に当接する規制面当接部24が形成されている。この規制面当接部24の上面には、下限規制面25に当接する位置にフェルト27が貼付され、規制面当接部24の下面には、上限規制面26に当接する位置にフェルト29が貼付されている。
黒鍵については、図示を省略するが、ほぼ同様に構成され、紙面に垂直な方向に白鍵11と黒鍵とで合計61個の鍵がシャシ16に組み付けられている。
磁石12およびホール素子7は、各鍵にそれぞれ備えられ、ホール素子7の出力端子は、プリント基板28に配線されている。ホール素子7は、磁気(磁界)を検出するセンサであって、磁気の強度に応じたアナログ電圧値を出力する。このアナログ電圧値は、連続して変化する電気信号であり、白鍵11が停止位置に保持されている場合、磁石12とホール素子7との距離が最も大きく、このアナログ電圧値は、最も小さい。白鍵11が押下され、磁石12とホール素子7との距離が短くなるに従って、ホール素子7の出力電圧値は、徐々に大きくなり、白鍵11がストロークの下限に操作された場合に、ホール素子7の出力電圧値は、最大になる。
この出力電圧値は、プリント基板28に設けられた差動アンプ回路により増幅され、その増幅された電気信号は、所定時間間隔(例えば、1msec)でサンプリングされる。そのサンプリングされた電気信号は、A/D変換器6(図2参照)によりデジタル信号に変換される。
次に、図2を参照して、プリント基板28に形成される電気回路と、その電気回路に接続される機器について説明する。図2は、鍵盤装置1の電気的構成と鍵盤装置1に接続される機器とを示したブロック図である。鍵盤装置1は、CPU2(中央処理装置)と、そのCPU2により実行される制御プログラム3a等を記憶したROM3(リード・オンリ・メモリ)と、CPU2が制御プログラム3aを実行する際の作業用のメモリエリア等を有するRAM4(ランダム・アクセス・メモリ)と、鍵盤装置1に指示を行う操作子や、その操作子により設定されたパラメータなどを表示する表示器が設けられた操作パネル5と、A/D変換器6と、各鍵に備えられたホール素子7と、MIDI規格に適合した演奏情報を出力するMIDIインターフェース(I/F)8とを主に備えている。
ROM3には、図5に示すフローチャートの鍵処理に対応する制御プログラム3aやベロシティカーブ3bや各種定数などが記憶される。ベロシティカーブ3bは、鍵速度が検出され、その検出された鍵速度をベロシティ値に変換するための曲線である。音源20に対して出力される楽音の発生の開始を指示する情報は、ノートオン情報であり、このノートオン情報には、押鍵速度を示すベロシティ値が含まれる。また、楽音の発生の停止を指示するノートオフ情報には、離鍵速度を示すベロシティ値が含まれる。これらのベロシティ値は、このベロシティカーブ3bにより鍵速度から変換された値である。
RAM4には、前回入力された演奏情報や今回入力された演奏情報やフラグなどを記憶するテンポラリメモリ4aが設けられている。このテンポラリメモリ4aに記憶される情報については、図3を参照して後述する。
各鍵に備えられたホール素子7は、上述の通り押鍵深さに応じたアナログ信号である電圧値を出力し、その電圧値は、所定時間間隔でサンプリングされ、A/D変換器6に供給される。このA/D変換器6は、各鍵に対応して備えても良いし、複数のホール素子7が出力する電圧値を、アナログスイッチを切り替えることにより、A/D変換器6に順次供給するようにしてもよい。A/D変換器6は、入力されるホール素子7の電圧値を順次デジタル値に変換し、そのデジタル値は、CPU2により読み取られる。
MIDIインターフェース8は、MIDI規格に適合した演奏情報を鍵盤の操作に応じて出力するインターフェースである。このMIDIインターフェース8には、音源20が接続され、音源20は、入力された演奏情報に応じた楽音信号を出力する。その出力された楽音信号は、アンプ21により増幅されスピーカ22により放音される。
鍵盤装置1からMIDIインターフェース8を介して音源20に出力される情報は、MIDI規格に準拠したフォーマットの情報であり、楽音の発生を指示する情報をノートオン情報、楽音の発生の停止を指示する情報をノートオフ情報と称する。ノートオン情報は、その情報がノートオン情報であることを示すステータスと、発音させる楽音の音高を指示するノートナンバと、押鍵速度を示すベロシティ値とを含むものである。また、ノートオフ情報は、その情報がノートオフ情報であることを示すステータスと、発音を停止させる楽音の音高を指示するノートナンバと、離鍵速度を示すベロシティ値とを含むものである。
次に、図3を参照してテンポラリメモリ4aに記憶される情報とその情報が記憶されるメモリの構成とについて説明する。図3は、テンポラリメモリ4aに記憶される情報を示すテーブルである。テンポラリメモリ4aには、各鍵に対応して、押鍵深さが記憶される押鍵深さメモリ4a1と、鍵速度が記憶される鍵速度メモリ4a2と、フラグが記憶されるフラグメモリ4a3とが形成される。
押鍵深さメモリ4a1には、各ホール素子7により変換された電圧値がA/D変換器6により変換され、更にばらつき補正された押鍵深さ(d1〜d61)が、各鍵のノートナンバに対応して記憶される。これらの記憶された押鍵深さ(d1〜d61)は、A/D変換器6により変換が行われる度に新たな押鍵深さが求められ、変化があった場合に書き換えられる。
また、鍵速度メモリ4a2には、今回求められた押鍵深さと押鍵深さメモリ4a1に記憶された押鍵深さ(d1〜d61)との差分を算出することにより求められる鍵速度(v1〜v61)が各鍵のノートナンバに対応して記憶される。これらの鍵速度メモリ4a2に記憶される鍵速度(v1〜v61)は、押鍵深さ(d1〜d61)が書き換えられときに算出されて書き換えられる。
例えば、ノートナンバがC3の鍵について新たに押鍵深さが求められた場合、まず、ばらつきが補正された押鍵深さと押鍵深さメモリ4a1に記憶された値d1とが比較され、変化があった場合は、押鍵深さメモリ4a1のノートナンバC3に対応して記憶された押鍵深さd1と今回ばらつきが補正された押鍵深さとの差分値が算出される。この差分値は、鍵速度である。上述の通り、押鍵深さは、所定時間間隔で検出されるので、この差分値は、所定時間の移動距離であるから鍵の速度を示す。このようにして鍵速度が求められると、今回求められた押鍵深さがd1として押鍵深さメモリ4a1のノートナンバC3に対応する記憶位置に上書きされる。
次に、鍵速度メモリ4a2にノートナンバC3に対応して記憶された鍵速度v1と今回算出された鍵速度との差分値が算出される。この差分値は、鍵加速度である。上述の通り、鍵速度は、所定時間間隔で検出されるので、この差分値は、所定時間の鍵速度の変化分であるから鍵の加速度を示す。このようにして鍵加速度が求められると、求められた鍵速度がv1として鍵速度メモリ4a2のノートナンバC3に対応する記憶位置に上書きされる。
フラグメモリ4a3は、各鍵のノートナンバに対応したフラグ(f1〜f61)を記憶するメモリであり、各鍵に対応してそれぞれ設けられる。このフラグは、各鍵について、それぞれ押鍵であると判断された場合に1に設定され、離鍵であると判断された場合に0に設定される。
次に、図4を参照して、押鍵または離鍵を判断する方法について説明する。図4は、時間経過に伴う押鍵深さ、鍵速度、鍵加速度、運動状態量の変化の一例を示すグラフであり、横軸を時間とし、縦軸を押鍵深さ、鍵速度、鍵加速度、運動状態量を示す値とする。
上述の通り、所定時間間隔で、各鍵の押鍵深さと鍵速度とが求められる。更に、前回鍵速度メモリ4a2に記憶された鍵速度と、今回求められた鍵速度とに基づいて鍵加速度が求められる。この鍵加速度は、今回検出された鍵速度から鍵速度メモリ4a2に記憶された前回の鍵速度を引くことにより算出される。上述の通り、鍵速度は、所定時間間隔毎にサンプリングされた鍵の変位に基づいて算出された値であるので、今回求められた押鍵深さから前回求められた押鍵深さを引くと、その差分値は、鍵速度を表し、今回求められた鍵速度から前回求められた鍵速度を引くと、その差分値は、鍵加速度を表す。
今回求められた押鍵深さ、鍵速度、鍵加速度と、係数a,b,c,定数dとにより運動状態量が次に示す数式1により演算される。
運動状態量=押鍵深さ×a+鍵速度×b+鍵加速度×c+d・・・(1)
図4には、これらの運動状態量、押鍵深さ、鍵速度、鍵加速度の時間経過に従う変化の一例のグラフを示す。このグラフが示すように、太い実線で示す運動状態量は、押鍵時には、一点鎖線で示す押鍵深さより大きい値となり、離鍵時には、運動状態量は、押鍵深さより小さい値となる。
この運動状態量が、第1の所定の値Aを超えたとき(時刻t1)、押鍵されたと判断する。押鍵されたと判断した場合は、音源20にノートオン情報が出力される。このノートオン情報に含まれるベロシティ値は、押鍵されたと判断された時の鍵速度に基づいて、ベロシティカーブ3bを参照して求められる。
また、この運動状態量が第2の所定の値Bより小さくなったとき(時刻t2)、離鍵されたと判断する。離鍵されたと判断した場合は、音源20にノートオフ情報が出力される。このノートオフ情報に含まれるベロシティ値は、離鍵されたと判断された時の鍵速度に基づいて、ベロシティカーブ3bを参照して求められる。
次に、図5を参照して、CPU2により実行される鍵処理について説明する。図5は、鍵処理を示すフローチャートである。この鍵処理は、鍵盤装置1の電源が投入されることにより起動され、電源が遮断されるまで、繰り返し行われる処理である。Nは、鍵の総数であり、例えば61鍵の鍵盤であれば、Nは、61である。nは、N個の鍵を順次指定する変数であり、Nが61である場合は、nは、0から60まで繰り返し計数される。
まず、nを0に設定する(S1)。次に、A/D変換器6により変換されたデジタル値を読み込み(S2)、ばらつき補正を行う(S3)。このばらつき補正とは、磁石12とホール素子7との距離が、鍵毎に異なったりホール素子7の特性が鍵毎に異なるのを補正することであり、予め各鍵毎に補正値がROM3に記憶され、その補正値に基づいて補正が行われる。この補正された値は、鍵の押鍵深さに対応する値であり、前回検出された値が、押鍵深さメモリ4a1のn番目の鍵に対応して記憶されている。その記憶されている値を読み出し(S4)、今回検出された押鍵深さと比較して変化があるか否かを判断する(S5)。
押鍵深さに変化がある場合は(S5:Yes)、鍵速度を算出する(S6)。この鍵速度は、今回検出された押鍵深さから押鍵深さメモリ4a1に記憶された押鍵深さを引くことにより算出される。上述の通り、押鍵深さは、鍵の変位を所定時間間隔でサンプリングされて変換された値であるので、今回の押鍵深さと前回の押鍵深さとの差分値は、その所定時間に鍵が移動した距離であり、速度を表すものである。
次に、今回検出された押鍵深さを押鍵深さメモリ4a1のn番目の鍵に対応する記憶位置に記憶(上書き)する(S7)。次に、前回算出された鍵速度である鍵速度メモリ4a2のn番目の鍵に対応して記憶された鍵速度を読み出し(S8)、鍵加速度を算出する(S9)。この鍵加速度は、今回検出された鍵速度から鍵速度メモリ4a2に記憶された鍵速度を引くことにより算出される。上述の通り、鍵速度は、所定時間間隔毎にサンプリングされた鍵の変位に基づいて算出された値であるので、鍵速度の差分値は、鍵加速度を表すものである。次に、今回算出した鍵速度を鍵速度メモリ4a2のn番目の鍵に対応する記憶位置に記憶(上書き)し(S10)、今回検出された押鍵深さと、今回算出された鍵速度と、今回算出された鍵加速度とを数式1に代入し、運動状態量を算出する(S11)。
次に、フラグメモリ4a3のn番目の鍵に対応して記憶されているフラグが、0か否かを判断する(S12)。そのフラグが0である場合は、押鍵されていない状態であり、S11の処理において算出された運動状態量が、所定の値Aより大きいか否かを判断する(S13)。この値Aは、予め設定され、ROM3に記憶された値であって、運動状態量がこの値を超えた場合に、押鍵されたものと判断する。運動状態量が、所定の値Aより大きい場合は(S13:Yes)、フラグメモリ4a3のn番目の鍵に対応して記憶されているフラグを1に設定し(S14)、鍵速度メモリ4a2のn番目の鍵に対応して記憶されている鍵速度に基づいてベロシティカーブ3bを参照することによりベロシティ値を取得する(S15)。次に、n番目の鍵のノートナンバと、その取得したベロシティ値とを含むノートオン情報を形成してMIDIインターフェース8を介し音源20に出力する(S16)。
一方、S12の判断処理において、フラグが0でなく1である場合は、押鍵された状態であり、S11の処理において算出された運動状態量が、所定の値Bより小さいか否かを判断する(S21)。この値Bは、先に説明した値Aより小さい値であって、予め設定され、ROM3に記憶される。押鍵状態において、運動状態量がこの値を下回った場合に、離鍵されたものと判断する。
運動状態量が、所定の値Bより小さい場合は(S21:Yes)、フラグメモリ4a3のn番目の鍵に対応して記憶されているフラグを0に設定し(S22)、鍵速度メモリ4a2のn番目の鍵に対応して記憶されている鍵速度に基づいてベロシティカーブ3bを参照することによりベロシティ値を取得する(S23)。次に、n番目の鍵のノートナンバと、その取得したベロシティ値とを含むノートオフ情報を形成してMIDIインターフェース8を介し音源20に出力する(S24)。
S16またはS24の処理を終了した場合、またはS13の判断処理において運動状態量が、閾値Aより大きくない場合(S13:No)、またはS21の判断処理において運動状態量が、閾値Bより小さくない場合(S21:No)、またはS5の判断処理において、押鍵深さが変化しない場合は、nの値に1を加算し(S25)、その加算されたnの値が鍵の総数に対応する値Nと等しいかまたは大きいかを判断する(S26)。nの値がNに至らない場合は、S2の処理に戻り、nの値がNと等しいか大きい場合は、この鍵処理を終了する。
以上、実施形態に基づいて説明したように、ホール素子7により鍵の変位に応じた連続して変化する電圧値が出力され、その電圧値は、順次デジタル値に変換されて、CPU2により読み込まれる。この読み込まれたデジタル値に基づいて、押鍵深さ、鍵速度、鍵加速度が検出され、これらの値に基づいて、運動状態量が算出される。この運動状態量が、予め定められた所定の値Aを超えた場合に、押鍵されたと判断し、音源20に対して、ノートオン情報を出力する。よって、押鍵深さのみにより押鍵を判断する場合に比べ、押鍵深さに、鍵速度と鍵加速度とを組み合わせて判断を行うため、より適切な判断を行うことができる。特に、押鍵深さのみにより判断する場合は、押鍵深さが所定の値に至るまで、判断が行われないので、判断が遅くなる場合があるが、押鍵深さに、鍵速度と鍵加速度とを組み合わせて判断を行うため、速く押鍵を判断することができる。
また、押鍵されたと判断された後、運動状態量が、所定の値Bを下回った場合に、離鍵されたと判断し、ノートオフ情報を出力するので、押鍵深さのみにより離鍵を判断する場合に比べ、押鍵深さに、鍵速度と鍵加速度とを組み合わせて判断を行うため、より適切な判断を行うことができる。
同じ鍵が繰り返し押下される連打が行われる場合は、鍵が離鍵位置に到達する前に再び押下されることがあり、押鍵深さのみによる判断では、適切に離鍵を検出できないが、押鍵深さに、鍵速度と鍵加速度とを組み合わせて判断を行うため、より適切に離鍵を判断することができる。
なお、各請求項に記載の押鍵深さ検出手段は、図5に記載のフローチャートのS2およびS3の処理が該当し、鍵速度検出手段は、図5に記載のフローチャートのS6処理が該当し、押鍵判定手段は、図5に記載のフローチャートのS13処理が該当し、離鍵判定手段は、図5に記載のフローチャートのS21の処理が該当し、指示手段は、図5に記載のフローチャートのS16およびS24の処理が該当し、演算手段は、図5に記載のフローチャートのS11の処理が該当し、鍵加速度検出手段は、図5に記載のフローチャートのS9の処理が該当する。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、鍵盤装置1には、音源20がMIDIインターフェース8を介して接続されるようにしたが、鍵盤装置1に内蔵し、CPU2とバスにより接続されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、鍵の変位は、鍵に備えられた磁石12と、プリント基板28に配線されたホール素子7とにより形成されるセンサにより連続して変化する電圧値に変換されるものとしたが、これに変えて、受光素子と発光素子と鍵の変位に応じて受光素子が受光する光量が変化する遮光板を備え、鍵の変位に応じて受光素子が出力する電気信号が変化するものや、特許文献2に開示されているように、鍵の変位に応じて静電容量が変化するものでもよい。
また、上記実施形態では、押鍵深さと鍵速度と鍵加速度とに基づいて運動状態量を算出するものとしたが、押鍵深さと鍵速度とに基づいて運動状態量を算出するものとしたり、押鍵深さと鍵加速度とに基づいて運動状態量を算出するものとしてもよい。
また、上記実施形態では、ベロシティ値は、押鍵または離鍵と判断された時の鍵速度に基づいて取得されるものとしたが、押鍵または離鍵と判断された時の、運動状態量に基づいて取得したり、押鍵または離鍵と判断された時の押鍵深さと鍵速度とに基づいて取得したりしてもよい。
また、上記実施形態では、運動状態量を算出する際に、鍵速度、鍵加速度に基づいて演算を行うものとしたが、鍵速度を鍵速度の絶対値としたり、鍵加速度を鍵加速度の絶対値として演算を行うものとしてもよい。
また、上記実施形態では、運動状態量が所定の値を超えた場合に押鍵されたとみなしてノートオン情報を出力するものとしたが、運動状態量が所定の値を超えた時に、その時の鍵速度および/または鍵加速度を検出し、その鍵速度および/または鍵加速度により決定される時間後に、ノートオン情報を出力するようにしてもよい。同様に、ノートオフ情報を出力する場合に、運動状態量が所定の値を下回った時に、その時の鍵速度および/または鍵加速度を検出し、その鍵速度および/または鍵加速度により決定される時間後に、ノートオフ情報を出力するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、運動状態量が所定の値を超えた場合に押鍵されたとみなし、その所定の値は、ROM3などに記憶された固定値であるものとしたが、押鍵と離鍵の時間間隔や、連打であると検出された場合に、この所定値を変更するようにしてもよい。同様に、離鍵を検出する場合に、運動状態量が所定の値を下回った場合に、離鍵されたとみなし、その所定の値を、押鍵と離鍵の時間間隔や、連打であると検出された場合に、変更するようにしてもよい。例えば、連打であると検出された場合には、押鍵されたとみなす所定の値を小さくし、離鍵されたとみなす所定の値を大きくする。
本発明による実施形態における鍵盤装置の側面断面図である。 鍵盤装置の電気的構成を示すブロック図である。 テンポラリメモリの構成を示すテーブルである。 押鍵深さ、鍵速度、鍵加速度、運動状態量の変化の一例を示すグラフである。 鍵処理を示すフローチャートである。
1 鍵盤装置
2 CPU
3 ROM
4 RAM
4a テンポラリメモリ
7 ホール素子(変換手段)
20 音源

Claims (5)

  1. 複数の鍵を備え、その鍵の操作に応じて押鍵情報または離鍵情報を出力する鍵盤装置において、
    前記複数の鍵のそれぞれの変位を連続して変化する電気信号に変換する変換手段と、
    その変換手段により変換された電気信号に基づいて鍵の変位量を時間経過に従って順次検出する押鍵深さ検出手段と、
    前記変換手段により変換された電気信号に基づいて鍵が変位する鍵速度を時間経過に従って順次検出する鍵速度検出手段と、
    前記押鍵深さ検出手段により検出された変位量に第1の係数を乗算した積と、前記鍵速度検出手段により検出された鍵速度に第2の係数を乗算した積との和に基づいて運動状態量を時間経過に従って順次求める演算手段と、
    前記押鍵深さ検出手段により検出された変位量と、前記鍵速度検出手段により検出された鍵速度とに基づいて押鍵されたと判定する押鍵判定手段と、
    その押鍵判定手段により押鍵されたと判定された場合に押鍵情報を出力する指示手段とを備え、
    前記押鍵判定手段は、前記演算手段により求められた運動状態量が、所定の値を超えた場合に押鍵されたと判定するものであることを特徴とする鍵盤装置。
  2. 前記指示手段は、前記押鍵判定手段により押鍵されたと判定された時に前記押鍵速度検出手段により検出された鍵速度を示す情報を出力するものであることを特徴とする請求項1記載の鍵盤装置。
  3. 前記変換手段により変換された電気信号に基づいて鍵が変位する加速度を検出する鍵加速度検出手段を備え、
    前記押鍵判定手段は、前記押鍵深さ検出手段により検出された変位量と、前記鍵速度検出手段により検出された鍵速度と、前記鍵加速度検出手段により検出された鍵加速度とに応じて押鍵されたと判定するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の鍵盤装置。
  4. 前記演算手段は、前記押鍵深さ検出手段により検出された変位量に第1の係数を乗算した積と、前記鍵速度検出手段により検出された鍵速度に第2の係数を乗算した積と、前記鍵加速度検出手段により検出された鍵加速度に第3の係数を乗算した積との和に基づいて運動状態量を時間経過に従って順次求めるものであり、
    前記押鍵判定手段は、その演算手段により求められた運動状態量が、所定の値を超えた場合に押鍵されたと判定するものであることを特徴とする請求項3記載の鍵盤装置。
  5. 前記演算手段により求められた運動状態量が所定の値より小さくなった場合に離鍵されたと判定する離鍵判定手段を備え、
    前記指示手段は、その離鍵判定手段により離鍵されたと判定された場合に離鍵情報を出力するものであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鍵盤装置。
JP2007097965A 2007-04-04 2007-04-04 鍵盤装置 Active JP5053684B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007097965A JP5053684B2 (ja) 2007-04-04 2007-04-04 鍵盤装置
US12/060,784 US7893340B2 (en) 2007-04-04 2008-04-01 Keyboard processing system and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007097965A JP5053684B2 (ja) 2007-04-04 2007-04-04 鍵盤装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008256877A JP2008256877A (ja) 2008-10-23
JP5053684B2 true JP5053684B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=39825818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007097965A Active JP5053684B2 (ja) 2007-04-04 2007-04-04 鍵盤装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7893340B2 (ja)
JP (1) JP5053684B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5053684B2 (ja) * 2007-04-04 2012-10-17 ローランド株式会社 鍵盤装置
JP5365319B2 (ja) * 2009-04-10 2013-12-11 富士通株式会社 光伝送システム
US20110025606A1 (en) * 2009-07-29 2011-02-03 Stenograph, L.L.C. Method and apparatus for measuring keystroke
FR2986896B1 (fr) * 2012-02-11 2015-10-16 Guy Daurelle Clavier pour dispositif electronique et instrument de musique electronique comprenant un tel clavier
DE102013004468B4 (de) * 2013-03-14 2018-12-27 Jürgen Scriba Verfahren und Vorrichtung zur Erfassung einer Betätigung einer auslenkbaren Geberkomponente
JP6349627B2 (ja) * 2013-05-29 2018-07-04 アイシン精機株式会社 直動機構の変位検知装置、及び該装置を備えた車両の後輪操舵装置
TWI489323B (zh) * 2014-01-17 2015-06-21 Darfon Electronics Corp 鍵盤、依使用者調整操作之鍵盤及依使用者調整操作導通力量之方法
US9495940B2 (en) * 2014-03-20 2016-11-15 Casio Computer Co., Ltd. Keyboard device and keyboard instrument
CN105070274A (zh) * 2015-08-14 2015-11-18 森鹤乐器股份有限公司 一种键盘键杆高度调整方法
TWI682316B (zh) * 2018-06-27 2020-01-11 精元電腦股份有限公司 類衝量感應按鍵之系統及方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2734511B2 (ja) * 1987-12-04 1998-03-30 カシオ計算機株式会社 電子鍵盤楽器
JP2536708B2 (ja) * 1992-07-17 1996-09-18 ヤマハ株式会社 電子楽器
JP3612742B2 (ja) * 1994-07-29 2005-01-19 ヤマハ株式会社 電子楽器
JP2699966B2 (ja) * 1996-05-24 1998-01-19 ヤマハ株式会社 押鍵情報出力装置
JP2891248B2 (ja) 1997-08-28 1999-05-17 ヤマハ株式会社 電子鍵盤楽器
JP4140112B2 (ja) * 1999-01-29 2008-08-27 ヤマハ株式会社 演奏操作子の操作状態検出装置、演奏操作子の操作状態検出方法、および演奏操作子を有する演奏装置
JP4069557B2 (ja) * 1999-12-16 2008-04-02 ヤマハ株式会社 ハンマ検出装置および演奏情報取得装置
JP4071027B2 (ja) * 2002-04-03 2008-04-02 株式会社河合楽器製作所 鍵盤楽器の押鍵情報検出装置
JP3922225B2 (ja) * 2003-07-25 2007-05-30 ヤマハ株式会社 発音制御プログラム及びそれを用いた電子鍵盤楽器
JP4626241B2 (ja) * 2003-12-24 2011-02-02 ヤマハ株式会社 楽器及び発音指示情報を生成するための方法及び該方法をコンピュータで実行するためのプログラム。
EP1575026A2 (en) * 2004-03-12 2005-09-14 Yamaha Corporation Automatic player musical instrument, for exactly controlling the keys
JP5053684B2 (ja) * 2007-04-04 2012-10-17 ローランド株式会社 鍵盤装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008256877A (ja) 2008-10-23
US7893340B2 (en) 2011-02-22
US20080245216A1 (en) 2008-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5053684B2 (ja) 鍵盤装置
JP4539590B2 (ja) 鍵盤楽器
WO2010055921A1 (ja) 電子鍵盤楽器の楽音制御装置
CN110431617B (zh) 信号供给装置、键盘装置及程序
US9697816B2 (en) Keyboard unit
JP2010008515A (ja) 電子鍵盤楽器のペダルの力覚制御装置
JP2016062068A (ja) 楽音制御装置、楽音制御方法、プログラムおよび電子楽器
JP4140112B2 (ja) 演奏操作子の操作状態検出装置、演奏操作子の操作状態検出方法、および演奏操作子を有する演奏装置
JP5422969B2 (ja) 電子鍵盤楽器
JP2014010175A (ja) 電子鍵盤楽器、方法及びプログラム
JP6822578B2 (ja) 電子楽器
JP2006243584A (ja) 鍵盤装置及び電子楽器
JP5315883B2 (ja) 電子楽器及び楽音生成のプログラム
JP2018054685A (ja) 電子打楽器
JP6724438B2 (ja) 楽音発生指示装置、楽音発生指示方法、楽音発生指示装置用のプログラム及び楽音発生指示装置を有する電子楽器
JP5320786B2 (ja) 電子楽器
JP2020154334A (ja) 楽音発生指示装置、楽音発生指示方法、楽音発生指示装置用のプログラム及び楽音発生指示装置を有する電子楽器
JP4442531B2 (ja) 電子鍵盤楽器
JP5516764B2 (ja) 電子楽器
JP2003295863A (ja) 鍵盤楽器の押鍵情報検出装置
JP2009025503A (ja) 電子楽器
JP2009150936A (ja) 電子鍵盤楽器
JP2009145431A (ja) 電子鍵盤楽器
JP2004294837A (ja) 電子ピアノ
JP2556370Y2 (ja) 電子鍵盤楽器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100402

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5053684

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803

Year of fee payment: 3