JP5053321B2 - 車両用内装部材 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のボディパネルに取り付けられる内装部材に関する。
車室の内壁を構成するライニング(トリム)やインストルメントパネル等の内装部材をボディパネルに取り付ける方法として、内装部材の裏面に爪やストッパ等の係止手段を設けて、これをボディパネルに係止する方法が知られている(特許文献1参照)。なお、このような係止構造は、内装部材をボルト等によって固定する前の仮固定や位置決め手段としても有用である。
ところで、係止手段を内装部材の裏面に設ける場合には、内装部材の表面にヒケが発生して意匠性が損なわれないようにする必要がある。金型に射出された溶融樹脂はその表面が先に固化し、その後内部が収縮しながら固化する。そのため、厚肉部分ほど表面が大きく内部に引き込まれてヒケが生じる。ヒケの発生は係止手段を薄くすることによって抑制できるが、この場合には係止手段の強度が落ちるという別種の問題が生じる。そこで、「係着爪部を有する複数の係着板を互いに平行に配し、且つ隣り合う板材間を補強リブにより連結した一体構造のブロック体とすることで、係着板材肉厚を増やすことなく、係着部材の強度を向上させる」技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2004−314655号公報 特開平11−42981号公報
しかしながら、特許文献2に記載された方法は、内装部材の位置決めや仮固定には不向きであるとともに、修理時等に内装部材を取り外す場合に不便であった。
本発明は以上の問題を鑑みてなされたもので、ヒケによる意匠性の低下の問題を招くことなく、十分な強度を持って車体に取り付けることのできる車両用内装部材を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用内装部材(1)は、樹脂を素材として一体成形される車両用内装部材(1)であって、前記内装部材(1)の裏面(3)に所定の間隔をもって形成された少なくとも2つの脚部(11,31)と、前記各脚部(11,31)の先端側を連結する連結部(12,32)と、前記連結部(12,32)の一端側から延設されて、ボディパネル(2)への取り付けに供される爪部(13,33)と、前記各脚部(11,31)の一側縁、前記連結部(12,32)の一側縁および前記爪部(13,33)の一側縁を連結する壁部(14,34)とを備えたことを特徴とする。
特に、前記内装部材(1)の裏面(3)と前記各脚部(11,31)と前記連結部(12,32)とによって第1空間(15)が画成され、前記爪部(13,33)と前記各脚部(11,31)の中で最も爪部(13)側に位置する第1脚部(11b,31b)と前記内装部材(1)の裏面(3)とによって第2空間(16)が画成され、前記両空間(15,16)を画成する面が前記壁部(14,34)に略直交しているとよい。
さらに、壁部(34)と略平行なリブ(36)をさらに備え、前記リブ(36)は、各脚部(31)の中で最も爪部から離れた位置にある第2脚部(31a)と、連結部(32)と、爪部(33)との外面(37)に沿って形成されるとよい。
本発明によれば、内装部材の裏面と連結する各脚部を薄肉に形成できるため、ヒケの発生を抑制できるとともに、各脚部が連結部や壁部によって補強されているため、各脚部や爪部の強度、剛性を高めることができる。なお、第1空間および第2空間を画成する表面が壁部に略直交している場合には、射出成形時に必要となるスライド金型を増加させることなく、装置構成の複雑化を防止できる。また、第2脚部と連結部と爪部との外面に沿って壁部と平行なリブを設けた場合には、各脚部や爪部の強度や剛性をさらに高めることができる。
第1実施形態に係る車両用内装部材の取付構造の斜視図である。 第1実施形態に係る車両用内装部材の取付構造の他の角度から見た斜視図である。 第1実施形態に係る車両用内装部材をボディパネルに取り付けた状態の斜視図である。 第2実施形態に係る車両用内装部材の取付構造の斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。以下の説明において鉛直方向を上下方向とする。
≪第1実施形態≫
<構成>
図1および図2は第1の実施形態に係る斜視図である。図1および図2に示すように、内装部材1は、車室内側をその表面とし、ボディパネル2側をその裏面3とする。内装部材1の裏面3は、ボディパネル2に取り付けるための取付部10が一体に形成されている。取付部10は、上下2つの脚部11(上脚部11a、下脚部11b)と、連結部12と、爪部13と、壁部14とを有している。
上下脚部11a,11bは、それぞれ四角形を呈する薄肉平板状のものであり、裏面3から略水平に上下に突設されている。連結部12は、四角形を呈する平板状のものであり、上端が上脚部11aの先端と連結し、下端側が下脚部11bの先端と連結している。爪部13は、1つの屈曲線13aを備えた断面視折れ線を呈する平板状のものである。爪部13は、連結部12から下方に、その先端13bが裏面5から離れる方向に傾斜するように延設されており、さらに、屈曲線13aから先端13b側は裏面3から離れる方向への傾斜が大きくなっている。なお、連結部12および爪部13は、その肉厚は脚部11に比べて厚く設定されても良い。壁部14は、裏面3から突設された薄肉平板状のものであって、上下脚部11a,11b、連結部12および爪部13の図1中左側縁を連結している。壁部14は、上下脚部11a,11b、連結部12および爪部13と略直交しており、その下縁は下脚部11bおよび爪部13に沿った形状となっている。
<作用>
図3は、内装部材1をボディパネル2に取り付けた状態の斜視図である。図3に示すように、ボディパネル2の被取付部20には取付孔21が設けられている。取付作業者は、内装部材1の取付部10を取付孔21に爪部13の先端13bから差し入れ、爪部13、下脚部11bおよび裏面3によって画成される溝を、取付孔21の下縁部22に係合させる。これにより、内装部材1の位置決め、仮固定ができ、その後、取付作業者は図示しないボルト等によって内装部材1をボディパネル2に固定する。
<効果>
第1実施形態の内装部材1は、裏面3と連結している上下脚部11a,11bおよび壁部14の肉厚がそれぞれ薄くなっている。このため、上下脚部11a,11bおよび壁部14となる部分に射出された溶融樹脂が収縮固化する際の、内装部材1の表面におけるヒケの発生が抑制される。
一方、第1実施形態の内装部材1は、次のように取付部10の強度が高められている。第1に、脚部11が上下に2つ設けられ、それらが連結部12で連結されているため、脚部11を1つしか設けない場合に比べて荷重が分散し、各脚部11a,11bにかかる荷重が小さくなっている。第2に、壁部14が裏面3と連結しているため、取付部10に係る荷重の一部を壁部14が分担する。第3に、壁部14が上下脚部11a,11b、連結部12および爪部13に連結されていることにより、取付部10の剛性が高まっている。これらの取付部10の補強によって、脚部11を薄くしたことによる取付部10の強度の低下を防いでいる。
また、裏面3のうち取付部10に対応する部分、上下脚部11a,11b、連結部12および爪部13は、それぞれ壁部14に直交している。さらに、裏面3と上下脚部11a,11bと連結部12とによって画成される第1空間15、および、爪部13と下脚部11bと裏面3とによって画成される第2空間16は、壁部14の反対側が開放されている。よって、取付部10を射出成形によって形成する場合、第1空間15および第2空間16に対応するスライド金型は1つで足り、装置構成の複雑化を防ぐことができる。
≪第2実施形態≫
次に、本発明に係る第2実施形態を説明する。説明に当たって、第1の実施形態と共通する構成は、その説明を省略し同一の符号を付す。
<構成>
図4に示すように、内装部材1の裏面3には、内装部材1をボディパネル2に取り付けるための取付部30が一体に形成されている。取付部30は、上下2つの脚部31(上脚部31a、下脚部31b)と、連結部32と、爪部33と、壁部34と、リブ36とを有する。
上脚部31aは、裏面3から下方に傾斜して突設される薄肉平板状のものである。下脚部31b、連結部32は、爪部33および壁部34は、第1実施形態と概ね同様であるが、上脚部31a、連結部32および爪部33について、壁部34が連結された側と反対側の側縁側38が、外面37(すなわち、車外側を向いた面)側に厚肉となっている点で異なる。リブ36は、外面37に突設された薄肉平板であり、壁部34と略平行に延設されている。また、リブ36は裏面3と上脚部31aとの連結部位の上方で裏面3と連結している。図3では、リブ36は2つ形成されているが、リブ36の数は任意に設定することができる。
<作用・効果>
第1実施形態と同様に、取付作業者は内装部材1をボディパネル2に取り付けることができる。内装部材1の裏面3と連結している上下脚部31a,31b、壁部34およびリブ36は薄肉であるため、第1実施形態と同様に内装部材1の表面におけるヒケの発生が抑制される。また、リブ36が配置されていることおよび壁部34と反対側の側縁側38が厚肉であることによって、第1実施形態よりもさらに強度や剛性が高まっている。また、第1実施形態と同様に、第1空間15および第2空間16の表面が壁部34に略直交しているとともに、これらの壁部34と反対側の面が開放されているため、取付部30の射出成形において必要なスライド金型の増加を抑え、装置構成の複雑化を防ぐことができる。
1 内装部材
3 裏面
11a,31a 上脚部(第2脚部)
11b,31b 下脚部(第1脚部)
12,32 連結部
13,33 爪部
14,34 壁部
15 第1空間
16 第2空間
36 リブ

Claims (2)

  1. 樹脂を素材として一体成形される車両用内装部材であって、
    前記内装部材の裏面に所定の間隔をもって形成された少なくとも2つの脚部と、
    前記各脚部の先端側を連結する連結部と、
    前記連結部の一端側から延設されて、ボディパネルへの取り付けに供される爪部と、
    前記各脚部の一側縁、前記連結部の一側縁および前記爪部の一側縁を連結する壁部と
    を備え、
    前記内装部材の裏面と前記各脚部と前記連結部とによって第1空間が画成され、
    前記爪部と前記各脚部の中で最も爪部側に位置する第1脚部と前記内装部材の裏面とによって第2空間が画成され、
    前記両空間を画成する面が前記壁部に略直交していることを特徴とする車両用内装部材。
  2. 前記壁部と略平行なリブをさらに備え、
    前記リブは、前記各脚部の中で最も爪部から離れた位置にある第2脚部と、前記連結部と、前記爪部との外面に沿って形成されたことを特徴とする、請求項に記載の車両用内装部材。
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