JP5053108B2 - 鉄心材料の周長差調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アモルファスシート材料を複数枚重ね合せてなる鉄心材料を、円形状に巻回した状態から巻戻して供給する際に、前記各アモルファスシート材料間に生じる周長差を調整するための鉄心材料の周長差調整装置に関する。
近年、配電用変圧器等の巻鉄心には、方向性のけい素鋼板に代えて、アモルファスシート材料が徐々に使用されるようになってきているが、前記アモルファスシート材料は、製法上の理由から、数十ミクロン程度の厚さでしか製造することができないため、非常に脆弱で取扱いが難しいという問題がある。このため、前記アモルファスシート材料は、複数枚重ね合せた状態で巻鉄心を構成する鉄心材料として使用するのが一般的である。
前記アモルファスシート材料を使用して巻鉄心を製造するに当っては、アモルファスシート材料を複数枚重ね合わせてなる鉄心材料を、切断装置により所定の長さ寸法に切断して短冊状の複合シートを形成するとともに、前記複合シートを複数積層することにより単位積層体を形成し、つづいて、長さ寸法の異なる複数の単位積層体を、長手方向に所定寸法ずらした状態で積層することにより端部に段部を有する積層体ブロックを形成し、この後、前記積層体ブロックを巻枠に複数巻取ることにより巻鉄心を製造するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−79317号公報
然るに、特許文献1に記載されている技術においては、アモルファスシート材料を複数枚重ね合せてなる鉄心材料が円形状に巻回されており、巻鉄心を製造するに当っては、前記鉄心材料を順次巻戻して切断装置側へ供給するようにしている。そして、前記円形状に巻回した状態から巻戻した鉄心材料を切断装置により所定の長さ寸法に切断していくと、前記鉄心材料は、複数枚のアモルファスシート材料を重ね合わせた状態で円形状に巻回されている関係上、重ね合わされた各アモルファスシート材料間に周長差が生じ、この周長差が大きくなると重ね合わせたアモルファスシート材料がバラバラになってしまう。この結果、アモルファスシート材料毎に弛みや脈動等が発生し、前記アモルファスシート材料を重ね合わせた状態で供給することが困難になるという問題があった。
本発明は、前記の問題点に鑑み、アモルファスシート材料を複数枚重ね合せてなる鉄心材料を、円形状に巻回した状態から巻戻して供給する際に、前記各アモルファスシート材料間に生じる周長差を調整可能とした鉄心材料の周長差調整装置の提供を目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、アモルファスシート材料を複数枚重ね
合わせてなる鉄心材料を、円形状に巻回された状態から巻き戻して直線状に引き出した際、アモ
ルファスシート材料間の周長差を解消して切断装置へ供給することとした。具体的には、直線状
に引き出した鉄心材料を構成するアモルファスシート材料を、周長差調整装置を構成する一対の
給送ローラに掛け渡し、この給送ローラ間に配設して上下方向へ移動可能な複数のローラ部材の
下側に、鉄心材料の一番上に位置するアモルファスシート材料を除く残りのアモルファスシート
材料をそれぞれ巻き掛け、それぞれのアモルファスシート材料間の周長差が解消される位置まで
各々のローラ部材を移動させる。
請求項1記載の発明においては、鉄心材料を円形状に巻回した状態から巻戻して供給するに際し、該鉄心材料を構成する複数枚のアモルファスシート材料のうち、一番上側に位置するアモルファスシート材料を除く残りのアモルファスシート材料を、周長差調整装置を構成する上下方向へ移動可能な複数のローラ部材の下側にそれぞれ巻掛けた状態で供給するようにしたので、前記各アモルファスシート材料間に周長差が生じると、前記各ローラ部材はアモルファスシート材料の周長差に対応する高さ位置へ移動し、前記アモルファスシート材料に前記ローラ部材の重量に見合う荷重(テンション)をかけることが可能となり、この結果、鉄心材料は、該鉄心材料を構成するアモルファスシート材料の1枚1枚に弛みや脈動等が発生するのを良好に防ぎ、確実に重ね合わせた状態で供給することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図1ないし図5を参照しながら説明する。図1は本発明における鉄心材料の周長差調整装置を備えた巻鉄心製造設備の一部を示す概略構成図である。図1において、1はアモルファスシート材料を複数枚(例えば5枚)重ね合せてなる鉄心材料であり、円形状に巻回されている。2は前記円形状に巻回した状態から巻戻される鉄心材料1の供給経路に配置され、前記鉄心材料1を構成する複数枚のアモルファスシート材料間に生じる周長差を調整するための周長差調整装置である。3は前記周長差調整装置2が取付けられる取付架台、4は前記取付架台3に回転自在に取付けられ、円形状に巻回した状態から巻戻された鉄心材料1を周長差調整装置2側へ案内する案内ローラ、5,5は前記周長差調整装置2の前後位置において前記取付架台3に回転自在に取付けられ、鉄心材料1が掛け渡される一対の給送ローラである。
次に、周長差調整装置2の構成について、図1ないし図3を参照しながら説明する。図1ないし図3で示すように、前記周長差調整装置2は、取付架台3に回転自在に取付けられた一対の給送ローラ5,5間において、前記取付架台3の上下方向に沿って配設したガイドレール6と、前記ガイドレール6に、その上下方向に沿って移動可能に具備された複数個(例えば4個)の移動体7a〜7dと、前記各移動体7a〜7dに個別に固定された取付板8a〜8dと、前記各取付板8a〜8dに回転自在に取付けられたローラ部材9a〜9dとを備えて構成されている。
なお、取付板8a〜8dは、図2,3で示すように、例えば、一番上側及び一番下側に位置する取付板8a,8dが、それぞれ凸部8a1,8d1を突設することにより凸形状に形成されているとともに、前記凸形状の取付板8a,8dに挟まれる取付板8b,8cは、前記取付板8a,8dと対向する部位に凸部8a1,8d1が嵌合する凹部8b1,8c1を凹設することにより凹形状に形成されている。
また、ローラ部材9a〜9dは、給送ローラ5,5よりも小径に形成されており、図2,3で示すように、取付板8a,8dにおける凸部8a1,8d1の先端近傍位置及び取付板8b,8cにおける凹部8b1,8c1の底部近傍位置にそれぞれ回転自在に取付けられている。そして、図2で示すように、前記取付板8aと取付板8b、取付板8dと取付板8cを、それぞれ凸部8a1,8d1を凹部8b1,8c1に嵌合することにより当接させ、かつ、前記取付板8bと取付板8cとを、凹部8b,8cの開口部を有しない側の部位において当接させることにより、前記各ローラ部材9a〜9dを近接させた状態とすることができる。
次に、本発明の動作について図4,5を参照しながら説明する。まず、鉄心材料1を構成する各アモルファスシート材料間に周長差が生じていない(もしくは、周長差が小さい)場合について説明する。図4で示すように、円形状に巻回した状態から巻戻され、かつ、一対の給送ローラ5,5に、その幅方向端部に取付けたガイドリング5a,5a間を通過させた状態で掛け渡された鉄心材料1は、該鉄心材料1を構成する複数枚(5枚)のアモルファスシート材料のうち、一番上側のアモルファスシート材料を除く残りのアモルファスシート材料(4枚)が、それぞれ前記一対の給送ローラ5,5間に配置された周長差調整装置2を構成する各ローラ部材9a〜9dの下側へ巻掛けられている。なお、前記鉄心材料1を構成する各アモルファスシート材料間に周長差が生じていない(もしくは、周長差が小さい)場合、前記各ローラ部材9a〜9dは、図4で示すように、近接した状態でガイドレール6の上方(一対の給送ローラ5,5とほぼ同じ高さ)に位置し、その重量に見合う荷重(テンション)を前記各アモルファスシート材料に加えている。
つづいて、鉄心材料1を順次円形状に巻回した状態から巻戻して供給するに従い、前記鉄心材料1を構成する複数枚のアモルファスシート材料間に周長差が生じ、前記周長差が大きくなると、前記アモルファスシート材料が個別に巻掛けられたローラ部材9a〜9dは、その重量を利用して、図4で示す近接した位置から、図5で示すように、ガイドレール6に沿ってアモルファスシート材料の周長差(弛み)に対応する高さ位置へ移動し、その下側に巻掛けたアモルファスシート材料に前記ローラ部材9の重量に見合う荷重(テンション)を加えた状態とする。この結果、鉄心材料1は、該鉄心材料1を構成する複数枚のアモルファスシート材料間に生じた周長差が大きくなった場合でも、前記アモルファスシート材料の1枚1枚に弛みや脈動等が発生するのを良好に防ぎ、確実に重ね合わせた状態で供給することができる。
このように、本発明においては、鉄心材料1を構成する複数枚のアモルファスシート材料間に生じた周長差が大きくなった場合、前記アモルファスシート材料を下側に巻掛けた周長差調整装置2を構成する各ローラ部材9a〜9dが、その重量を利用して、ガイドレール6に沿って前記アモルファスシート材料の周長差(弛み)に対応する高さ位置まで移動し、アモルファスシート材料にローラ部材9a〜9dの重量に見合う荷重(テンション)を加えることが可能となり、この結果、前記鉄心材料1は、該鉄心材料1を構成するアモルファスシート材料1枚1枚に弛みや脈動等が発生するのを良好に防ぎ、確実に重ね合わせた状態で給送することができる。
なお、本発明においては、ガイドレール6に具備されている複数の移動体7a〜7dに固定した取付板8a〜8dに、ローラ部材9を回転自在に取付けた場合を一例として説明したが、前記ローラ部材9は、移動体7a〜7dに直接取付けるようにしてもよい。
本発明における鉄心材料の周長差調整装置を備えた巻鉄心製造設備の一部を示す概略構成図である。 周長差調整装置の要部を示す斜視図である。 周長差調整装置の要部の動作状態を示す斜視図である。 鉄心材料に周長差が発生する前の周長差調整装置を示す斜視図である。 鉄心材料に周長差が発生した状態の周長差調整装置を示す斜視図である。
符号の説明
1 鉄心材料
2 周長差調整装置
3 取付架台
4 案内ローラ
5 給送ローラ
6 ガイドレール
7a〜7d 移動体
8a〜8d 取付板
9a〜9d ローラ部材

Claims (1)

  1. アモルファスシート材料を複数枚重ね合せてなる鉄心材料を円形状に巻回した状態から巻戻し
    切断装置へ供給する際に、前記各アモルファスシート材料間に生じる周長差を調整するための
    周長差調整装置を前記切断装置の手前に配置し、前記周長差調整装置は、鉄心材料が掛け渡され
    る一対の給送ローラと、該給送ローラ間に上下方向へ移動可能な複数のローラ部材を備え、前記
    複数のローラ部材の下側に、鉄心材料を構成する複数枚のアモルファスシート材料のうち、一番
    上側に位置するアモルファスシート材料を除く残りのアモルファスシート材料をそれぞれ巻掛け
    た状態で、前記アモルファスシート材料の周長差が解消される高さ位置へ移動するように構成し
    たことを特徴とする鉄心材料の周長差調整装置。
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