JP5052972B2 - 電気自動車の懸架装置 - Google Patents

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本発明は、電気自動車の懸架装置に関するものである。
駆動モータ用の電源である蓄電池を床下に収納する形式の電気自動車(下記特許文献1参照)においては、床面が電池の上に形成されるため、通常の自動車に比して蓄電池の分床面が高くなるという問題がある。そこで、床面を低くするため、前後輪をタンデムホイールとして車輪の径を小さくし、それによって車両の床面を低くする方式が提案されている。
特開2004−1737号公報
しかしながら、車輪の径を小さくすると、道路の凹凸或いは段差を乗り越える際の衝撃が大きく、或いは段差が大きい場合には乗り越え難いという問題があった。特に一人乗り等のミニサイズの電気自動車にタンデムホイールを採用した場合、床面が低くなると共に重心を低くできるので、安定性が増すという効果を得ることができる一方で、車輪径が小さくなるので段差が少し高くなると乗り越えが困難になるという問題があった。
本発明は、上記状況に鑑みて、タンデムホイールを採用して車輪の径を小さくすることによって床面を低くし、かつ、重心を低くして車両の走行安定性を向上させると共に、段差等に遭遇した場合にも、その段差等を容易に乗り越えることができる電気自動車の懸架装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕少なくとも前輪にタンデムホイールを備えた電気自動車の懸架装置において、前々輪を前部に前後輪を後部に軸支する剛性の連結部材と、車体に揺動可能に支持され、前記連結部材の中央部を回転可能に軸支する揺動部材とを備え、前記連結部材の前々輪軸支部と前記揺動部材の軸支部との中間部と、この中間部から前上方に位置する車体側とをリンク機構により連結するとともに、前記連結部材の揺動部材との軸支部を、前記前々輪の軸支部と前記前後輪の軸支部とを結ぶ線より下方に位置させ、前記リンク機構の車体側連結部と前記連結部材側連結部と、前記連結部材と前記揺動部材との軸支部をほぼ直線上に配置したことを特徴とする。
〕上記〔1〕記載の電気自動車の懸架装置において、前記前々輪にインホイールモータを設けたことを特徴とする。
すなわち、本発明によれば、タンデムホイールの前々輪を前部に前後輪を後部に軸支する剛性の連結部材と、車体に揺動可能に支持され、連結部材の中央部を回転可能に軸支する揺動部材とを備え、連結部材の前々輪軸支部と揺動部材の軸支部との中間部と、その中間部の前上方に位置する車体側とをリンク機構により連結するようにしているので、前々輪が段差等に当たり前々輪が後方に押されて移動すると、連結部材とリンク機構との連結部がリンク機構の車体側連結部を中心に回転運動して上方に移動し、連結部材が揺動部材との軸支部である回転部を中心に時計回り方向に回転して前々輪を上方に持ち上げるため、段差等を容易に乗り越えることができる。
また、本発明によれば、連結部材の揺動部材との軸支部を、前々輪の軸支部と前後輪の軸支部とを結ぶ線より下方に位置させているので、段差等から前々輪に働く力が連結部材を時計回り方向に回転させる力となり、前々輪を上方に持ち上げる効果を増大させることができる。また、リンク機構の車体側連結部と、連結部材側連結部と、連結部材の揺動部材との軸支部である回転軸をほぼ直線上に配置しているので、前々輪の後方への移動が全て連結部材の回転運動に変わり、前々輪を持ち上げる効果を更に増すことができる。
さらに、本発明によれば、前々輪にインホイールモータを設けるようにしているので、前々輪自らに段差等を乗り越えようと力を働かせることができる。
本発明によれば、上記したように、連結部材の前々輪支持軸と連結部材の回転軸との中間位置と、その中間位置から前上方に位置する車体側との間をリンク部材で連結し、段差から前々輪に加わる力を利用して、連結部材を時計回り方向に回転させ前々輪を持ち上げるようにしているので、段差を容易に乗り越えることができる。
また、連結部材の回転軸の位置を前々輪の車輪支持軸と前後輪の車輪支持軸とを結ぶ線より下の位置に設けるようにしているので、前々輪を持ち上げる効果をより大きくすることができ、更に、前々輪にインホイールモータにより駆動力を与えることができるので段差乗り越え力を大きくすることができる。
本発明の電気自動車の懸架装置は、少なくとも前輪にタンデムホイールを備えた電気自動車の懸架装置において、前々輪を前部に前後輪を後部に軸支する剛性の連結部材と、車体に揺動可能に支持され、前記連結部材の中央部を回転可能に軸支する揺動部材とを備え、前記連結部材の前々輪軸支部と前記揺動部材の軸支部との中間部と、この中間部から前上方に位置する車体側とをリンク機構により連結するとともに、前記連結部材の揺動部材との軸支部を、前記前々輪の軸支部と前記前後輪の軸支部とを結ぶ線より下方に位置させ、前記リンク機構の車体側連結部と前記連結部材側連結部と、前記連結部材と前記揺動部材との軸支部をほぼ直線上に配置した。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施例を示すタンデムホイールを備えた一人乗りミニサイズの電気自動車の全体図、図2は図1に示す電気自動車の前輪部のタンデムホイールの懸架装置を示す図、図3は図2のA−A線から見た側面図、図4は本発明の懸架装置により前輪部のタンデムホイールが段差を乗り越える際の動作の説明図である。
図1において、ミニサイズの電気自動車1は前輪部にタンデムホイールを構成する前々輪2a及び前後輪2bを、後輪部にタンデムホイールを構成する後前輪2c及び後々輪2dを備えている。3はステアリングホイール、4は運転者用の座席であり、5は車体である。
次に、前輪部の懸架装置について、図2及び図3を用いて説明する。
これらの図において、6は前々輪2aと前後輪2bを連結する剛体の連結部材であって、前部の車輪支持軸8aにはインホイールモータ7aを備えた前々輪2aが回転自在に装着される。また、後部の車輪支持軸8bにはインホイールモータ7bを備えた前後輪2bが回転自在に装着されている。
また、9は揺動部材であって、車体5に設けられたブラケット11a及び11bにピン12a及び12bにより、ピン12a及び12bの周りに揺動可能に支持されている。揺動部材9の外側に設けられた嵌合部13には、連結部材6の中央部に設けられた回転軸10が嵌合しており、連結部材6は揺動部材9に対して回転軸10を中心に回転可能になっている。なお、回転軸10の位置は図3から明らかなように、前々輪2aの車輪支持軸8aと前後輪2bの車輪支持軸8bを結ぶ線より下方の位置に設けられている。14はサスペンションスプリングを備えた緩衝装置で揺動部材9と車体5の適当な部位の間に配置されている。
15は連結部材6と車体5との間を連結するリンク部材で、下端は連結部材6で接続された前々輪2aの車輪支持軸8aと回転軸10との中間の位置にピン18で連結され、上端はピン16により車体5に連結されており、その連結位置は下端のピン18の位置より前方に位置している。また、リンク部材15のピン16と嵌合するピン孔17は長孔になっており、連結部材6の多少の上動運動を吸収するようにしている。また、前後方向の運動に対しては、ブラケット11a及び11bと揺動部材9の係合部との間にゴム製のクッション19a及び19bを介在させて、多少の前後動を吸収するようにしている。
なお、車体5とリンク部材15の上端とを連結するピン16の位置と、リンク部材15の下端と連結部材6とを連結するピン18の位置と、連結部材6の回転軸10の位置とは、ほぼ直線状になるようにしている。
次に、前々輪2aが路面の段差を乗り上げる際の作用について、図4を用いて説明する。
前々輪2aの前面が段差20に当たると、前々輪2aは段差20から車輪の中心に向かって矢印Fで示される力を受け、前々輪2aが後方に押される。すると、連結部材6の車輪支持軸8aが後方に移動しようとするため、リンク部材15が車体側のピン16を中心に反時計回り方向に回り、リンク部材15の下端のピン18が矢印Bの方向に移動し、連結部材6を時計回り方向に回転させて、車輪支持軸8aの位置を上方に持ち上げる。それと同時に、段差20から前々輪2aに働く力Fが回転軸10を中心として連結部材6を時計回り方向に回転させるモーメントを生じ、前々輪2aを上方に持ち上げる力が発生する。更に、インホイールモータ7aの駆動力により、前々輪2aが段差20を登ろうとする力が加わる。
従って、前々輪2aが段差20にさしかかった際、連結部材6が時計回り方向に回転して前々輪2aを持ち上げようとする力が働くので、タンデムホイールを用いて車輪の径を小さくしても容易に段差20を乗り越えることができる。
なお、後輪部のタンデムホイールである後前輪2c及び後々輪2dの懸架装置については図示していないが、前輪部と同一の懸架装置を用いてもよく、また、後前輪及び後後輪にそれぞれ独立した懸架装置を用いてもよい。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の電気自動車の懸架装置は、タンデムホイールを備えたミニサイズの電気自動車に利用可能である。
本発明の実施例を示すタンデムホイールを備えた一人乗りミニサイズの電気自動車の全体図である。 図1に示す電気自動車の前輪部のタンデムホイールの懸架装置を示す図である。 図2のA−A線からみた側面図である。 本発明の懸架装置により前輪部のタンデムホイールが段差を乗り越える際の動作の説明図である。
1 ミニサイズの電気自動車
2a 前々輪
2b 前後輪
2c 後前輪
2d 後々輪
3 ステアリングホイール
4 座席
5 車体
6 剛体の連結部材
7a,7b インホイールモータ
8a,8b 車輪支持軸
9 揺動部材
10 回転軸
11a,11b ブラケット
12a,12b,16,18 ピン
13 嵌合部
14 サスペンションスプリングを備えた緩衝装置
15 リンク部材
17 長孔
19a,19b ゴム製のクッション
20 段差

Claims (2)

  1. 少なくとも前輪にタンデムホイールを備えた電気自動車の懸架装置において、
    前々輪を前部に前後輪を後部に軸支する剛性の連結部材と、車体に揺動可能に支持され、前記連結部材の中央部を回転可能に軸支する揺動部材とを備え、前記連結部材の前々輪軸支部と前記揺動部材の軸支部との中間部と、該中間部から前上方に位置する車体側とをリンク機構により連結するとともに、前記連結部材の揺動部材との軸支部を、前記前々輪の軸支部と前記前後輪の軸支部とを結ぶ線より下方に位置させ、前記リンク機構の車体側連結部と前記連結部材側連結部と、前記連結部材と前記揺動部材との軸支部をほぼ直線上に配置したことを特徴とする請求項1記載の電気自動車の懸架装置。
  2. 前記前々輪にインホイールモータを設けたことを特徴とする請求項1記載の電気自動車の懸架装置。
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