JP5052671B2 - 浸漬ノズルセンタリング装置 - Google Patents

浸漬ノズルセンタリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5052671B2
JP5052671B2 JP2010518133A JP2010518133A JP5052671B2 JP 5052671 B2 JP5052671 B2 JP 5052671B2 JP 2010518133 A JP2010518133 A JP 2010518133A JP 2010518133 A JP2010518133 A JP 2010518133A JP 5052671 B2 JP5052671 B2 JP 5052671B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
tundish
immersion nozzle
mold
beam generator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010518133A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010528878A (ja
Inventor
ムーン、ホンキル
リー、ケヤン
チョウイ、ジュテ
アン、ジェファン
クォン、ヒョジョーン
Original Assignee
ヒュンダイ スチール カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヒュンダイ スチール カンパニー filed Critical ヒュンダイ スチール カンパニー
Publication of JP2010528878A publication Critical patent/JP2010528878A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5052671B2 publication Critical patent/JP5052671B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D41/00Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
    • B22D41/50Pouring-nozzles
    • B22D41/56Means for supporting, manipulating or changing a pouring-nozzle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/04Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
    • B22D11/041Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds for vertical casting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/16Controlling or regulating processes or operations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/16Controlling or regulating processes or operations
    • B22D11/18Controlling or regulating processes or operations for pouring
    • B22D11/181Controlling or regulating processes or operations for pouring responsive to molten metal level or slag level
    • B22D11/185Controlling or regulating processes or operations for pouring responsive to molten metal level or slag level by using optical means

Description

本発明は浸漬ノズルセンタリング装置に関し、より詳しくは、溶鋼をタンディッシュからモールド内に供給するために使われる浸漬ノズルのセンタリング位置を正確に測定し管理することができる浸漬ノズルセンタリング装置に関する。
溶鋼をスラブに製造する連続鋳造工程は、ラドルに浸された溶鋼を連続鋳造機のタンディッシュに一時貯蔵した状態でモールドに連続して供給し、モールドを冷却させてスラブを生産する。
図1にはモールドの内部に下降進入する浸漬ノズルのセンタリング位置が誤った例の断面図が示されており、図2には浸漬ノズルのセンタリング位置に応じた正常または非正常的な溶鋼の偏流現象の数値解釈結果がグラフで示されている。
ここに示されていることによれば、タンディッシュ1の下部にはタンディッシュ1の溶鋼をモールド3内に供給する浸漬ノズル5が取り付けられる。浸漬ノズル5は、タンディッシュ1の底面を貫通して挿入されたウェルブロック7とその底面に設けられたノズル連結部9を貫通してタンディッシュ1の底面に露出するように取り付けられる。ノズル連結部9は浸漬ノズル5の上部をつかんで浸漬ノズル5のノズル直立度を維持させる役割を果たす。
浸漬ノズル5の下部には両側に貫通するように開口された溶鋼吐出口11が形成され、その上部には浸漬ノズル5を開閉することにより、適正量の溶鋼をモールド3に供給するためのストッパー13が位置している。
このような構成を有するタンディッシュ1は、内部に充填された溶鋼をモールド3に供給するために浸漬ノズル5をモールド3の内部に下降進入した後、浸漬ノズル5の下端をモールド3の内部に位置させることによって設置完了し、この過程で浸漬ノズル5のセンタリング作業が行われる。
浸漬ノズル5のセンタリング作業はシリンダーを利用してタンディッシュ1を移動することによって行われ、この時、溶鋼吐出口の形状、大きさ、および吐出口の位置(浸漬深さ)などの設計因子と、鋳造開始前の初期の設置位置と鋳造中に発生する位置変化などの操業因子が製品の品質に大きく影響を及ぼす。
すなわち、浸漬ノズル5が正確にセンタリングされた状態では、図2の(a)に示すように、モールド3の長辺、短辺方向に左、右対称的な流動パターンを形成して初期凝固の安定性を確保するため、良好なビレットまたは無欠陥ビレットの製造が可能となる。
しかし、タンディッシュ1は長期間の使用によってモールド3の長さ方向に熱変形が発生し易く、このような熱変形はタンディッシュ1を長さ方向の一側に偏心させる。タンディッシュ1の偏心は、浸漬ノズル5をタンディッシュ1の下部に直立するように設けてもモールド3内のセンタリング位置の正確度を減少させる。
このように、浸漬ノズル5が正確にセンタリングされていない状態でストッパー13が開放されて鋳造作業が進行されれば、図2の(b)、(c)に示すように、溶鋼がモールド3のいずれか一側に偏重して溶鋼の偏流が発生する。
溶鋼の偏流発生は浸漬ノズル5の設置位置誤差と非常に密接な関わりがあり、このような浸漬ノズル5の設置位置誤差は、実際、連続鋳造操業時に発生するオフセンタリング(Off−centering)によって主に生じる。オフセンタリングの例は次の通りである。
第1に、モールド3の長辺または短辺幅の中心から浸漬ノズル5の中心が図面上の水平方向左側に外れた場合(図1の(a))、第2に、同じ様相であるが、図面上の右側に外れた場合(図1の(b))、第3に、浸漬ノズル5の交換時、ノズル連結部9の不整合性によって浸漬ノズル9が一側に傾斜して設けられるか、あるいは浸漬ノズル5が軸方向に回転が発生した場合(図1の(c))などである。
上述したオフセンタリングによって発生するモールド3内における溶鋼(S)の偏流は、表面の揺動(Fluctuaion)増大または渦巻き(Vortex)現象などを生じさせるため、溶鋼(S)内にモールドパウダーを流入(Entrapment)させて凝固不均一を引き起こす。このような凝固不均一は不均一な凝固シェルを形成してスラブの品質を低下させ、激しい場合には鋳造中ビレットが破裂して溶鋼が流出するブレーキアウト(Break Out)現象を誘発する。
このようなブレーキアウト(Break Out)現象は、作業者の安全に係る事故のリスクを高め、設備の損傷をもたらす。また、設備の損傷は、全体操業を中断し作業設備を再セッティングしなければならないため、生産効率性が減少する問題点がある。
本発明は上記のような従来の問題点を解決するためのものであり、浸漬ノズルの設置位置誤差から発生する溶鋼の偏流を最小化できるように浸漬ノズルの設置位置を測定し、これを利用して浸漬ノズルを自動センタリングできる浸漬ノズルセンタリング装置を提供することを目的とする。
上記のような目的を達成するための本発明の特徴によれば、本発明は、連続鋳造用モールドの上部において、前記モールドの中心に向かってレーザビームを照射するように配置された複数のレーザビーム発生器と、前記モールドの上部にタンディッシュを移動させるタンディッシュ移動機器と、前記レーザビーム発生器と連携し、前記レーザビーム発生器から伝達された信号により、前記タンディッシュの下部に備えられた浸漬ノズルの設置位置をセンタリングするように前記タンディッシュ移動機器の作動を制御する制御手段とを含む。
前記レーザビーム発生器は、前記モールドの上部において上下方向に離隔するように配置され、前記モールドの中心を通る垂直軸に向かって平行したレーザビームを照射する第1レーザビーム発生器および第2レーザビーム発生器と、前記モールドの上部に配置され、前記第1レーザビーム発生器および第2レーザビーム発生器のうちのいずれか一つのレーザビーム発生器から照射されるレーザビームと会うレーザビームを照射する第3レーザビーム発生器とを備える。
前記タンディッシュ移動機器は、前記タンディッシュが載置されるカーボディー部と、前記カーボディー部の両側に備えられ、前記タンディッシュを前記モールドの上部において水平方向に移動させるカー駆動部と、前記カーボディー部の上面に設けられ、前記タンディッシュの下部を支持しつつ、前記タンディッシュの載置傾斜を調節する複数のリフト部とを備える。
前記リフト部は、前記カーボディー部の上部に突出する載置凸部と、前記載置凸部の上部に上昇/下降可能に備えられ、上端が前記タンディッシュの下部を支持する調整凸部とを備える。
前記制御手段は、前記レーザビーム発生器から照射された複数のレーザビーム長さを測定し、測定結果に応じ、前記カー駆動部と前記リフト部のうちのいずれか一つを選択的に駆動させる。
前記制御手段は、前記レーザビーム発生器から照射された複数のレーザビーム長さを測定し、測定結果に応じ、前記カー駆動部と前記リフト部を駆動させる。
本発明によれば、浸漬ノズルセンタリング装置を連続鋳造工程に活用することにより、浸漬ノズルをセンタリング位置に正確で迅速に設けることができる。それにより、溶鋼偏流を低減することができ、初期凝固安全性の増大を通じたスラブの品質向上を期待することができる。
また、溶鋼の偏流現象の低減は、溶鋼のレベル変動を小さくするので、操業安定性を確保しつつ最大鋳造操業が可能であるため、生産効率を向上させることができる。
特に、本発明の浸漬ノズルセンタリング装置は、連続鋳造工程中にも浸漬ノズルの位置変動量を測定してリアルタイムでセンタリング作業を行うため、浸漬ノズルのセンタリングを常に一定に確保することができ、溶鋼の偏流現象を最小化する効果がある。
モールド内部に下降進入する浸漬ノズルの設置位置が誤った例を示す断面図である。 浸漬ノズルの設置位置に応じた正常または非正常的な溶鋼の偏流現象を数値解釈結果で示すグラフである。 本発明に係る浸漬ノズルセンタリング装置の好ましい実施形態の構成を示す斜視図である。 本発明に係る浸漬ノズルセンタリング装置を利用して浸漬ノズルをセンタリングした様子を示す作業状態図である。 本発明に係る浸漬ノズルセンタリング装置を利用して浸漬ノズルをセンタリングする方法を示すブロック図である。
以下、本発明に係る浸漬ノズルセンタリング装置の好ましい実施形態について添付図面を参照して詳しく説明する。
図3には本発明に係る浸漬ノズルセンタリング装置の好ましい実施形態の構成が斜視図で示されている。従来の構成と同じ構成に対しては図1の符号を援用して説明する。
説明の前に、タンディッシュ1の下部には浸漬ノズル5がノズル連結部9によって結合設置され、浸漬ノズル5はタンディッシュ1の溶鋼をモールド3に注入するためにタンディッシュ1の下部に備えられたモールド3の内部に進入する。また、浸漬ノズル5の下部には両側に開口された溶鋼吐出口11が備えられており、タンディッシュ1の溶鋼をモールド3の内部に供給する。この時、溶鋼の偏流現象を防止するために浸漬ノズル5のセンタリング作業が行われる。
以下、本発明の浸漬ノズルセンタリング装置の詳細な構成は次の通りである。
浸漬ノズルセンタリング装置(以下、「センタリング装置」という)は複数のレーザビーム発生器20とタンディッシュ移動機器および制御手段を備え、モジュール化した状態でセンタリング作業を行う。
レーザビーム発生器20はモールド3の上部に配置される。より詳しくは、レーザビーム発生器20は、モールド3の中心に向かってレーザビームを照射するように、モールド3の上部において、長辺と短辺方向の中央側と近接した位置に配置される。
レーザビーム発生器20は溶鋼の高熱に耐えられる材質からなり、より安全で正確な測定のために、モールド3の上部において、長辺または短辺から一定間隔離れた位置に設けられる。
レーザビーム発生器は、第1レーザビーム発生器21、第2レーザビーム発生器23、および第3レーザビーム発生器25を含む。
図3に示すように、第1レーザビーム発生器21および第2レーザビーム発生器23は、モールド3の中心を通る垂直軸に向かって平行したレーザビームを照射するように、モールド3の上部において、上下方向に離隔するように配置される。
また、第3レーザビーム発生器25は、第1レーザビーム発生器21および第2レーザビーム発生器23のうちのいずれか一つのレーザビーム発生器から照射されるレーザビームと会うレーザビームを照射するように、モールド3の上部に配置される。
より詳しくは、第1レーザビーム発生器21および第2レーザビーム発生器23は、モールド3の上部に短辺方向中央側と近接した位置に設けられ、浸漬ノズル5の短辺設置位置および浸漬ノズル5の直立度を測定する。
また、第3レーザビーム発生器25は、モールド3の上部に長辺方向中央側と近接した位置に設けられ、浸漬ノズル5の長辺センタリング位置を測定する。ここで、第1および第2レーザビーム発生器(21、23)はモールド3の短辺方向に上下に設けられる。
第1レーザビーム発生器21〜第3レーザビーム発生器25は、レーザビームが照射される少なくとも一つ以上のレーザビーム発生部(図示せず)を備える。これは、浸漬ノズル5の外周面に向かって照射されるレーザビームを利用して浸漬ノズル5の偏心有無を測定するためである。
第1レーザビーム発生器21では浸漬ノズル5の短辺方向設置位置を測定し、第2レーザビーム発生器23では浸漬ノズル5の直立度を測定する。また、第3レーザビーム発生器25では浸漬ノズル5の長辺方向設置位置を測定する。
浸漬ノズル5の設置位置は、第1レーザビーム発生器21〜第3レーザビーム発生器25から照射されたレーザビームの長さを既に設定された値と比較することによって確認される。また、浸漬ノズル5の設置位置がセンタリング位置から外れている程度はX、Y、Zの座標値で表示される。
参考に、浸漬ノズル5の短辺方向設置位置がセンタリング位置から外れた場合は、第1レーザビーム発生器21と浸漬ノズル5間のレーザビーム長さ(a)が既に設定された値と差を示す。また、浸漬ノズル5の長辺方向設置位置がセンタリング位置から外れた場合は、第3レーザビーム発生器25と浸漬ノズル5間のレーザビーム長さ(c)が既に設定された値と差を示す。ここで、既に設定された値とはモールド3のセンタリング中心値である。
また、浸漬ノズル5の設置位置がモールド3の長辺または短辺に対してセンタリング位置と一致しても浸漬ノズル5がいずれか一側に傾斜して位置するか、軸方向に回転が発生した場合は、第1レーザビーム発生器21から照射されたレーザビームの長さ(a)と第2レーザビーム発生器23から照射されたレーザビームの長さ(b)が差を示す。
タンディッシュ1をモールド3の上部に移動させるためのタンディッシュ移動機器が備えられる。タンディッシュ移動機器は、タンディッシュ1が載置されるカーボディー部15と、カー駆動部30、および複数のリフト部40を備える。
カー駆動部30は、タンディッシュ1の下部に備えられた浸漬ノズル5の短辺と長辺方向設置位置をセンタリングするためのものである。カー駆動部30は、タンディッシュ移動機器15の両側に設けられ、タンディッシュ1をモールド3の上部において水平方向に移動させる。
カー駆動部30は、タンディッシュ移動機器15を水平方向に移動させるための駆動部31と、駆動部31に動力を伝達する駆動ホイール33、および駆動ホイール33に動力を提供するカー駆動部作動部35を備える。
例えば、駆動部31は速度調節が可能な従動ギアであってもよい。従動ギアは図示されていないギアと噛み合い、タンディッシュ移動機器15を水平方向に移動させる。また、駆動部31は、浸漬ノズル5の微細なセンタリング偏差を調整できるほどの速度である低速への駆動が可能である。
リフト部40は、浸漬ノズル5の直立度(すなわち、浸漬ノズルがいずれか一側に偏心しないように合わせる)をセンタリングするための構成である。リフト部40はカーボディー部15の上面に設けられ、タンディッシュ1の載置傾斜を調節する。
リフト部40は、タンディッシュ1の底面の4つのコーナーと対応するタンディッシュ移動機器15の上面に提供される。リフト部40は、カーボディー部15の上部に突出する載置凸部41と、載置凸部41の上部に上昇/下降可能に備えられ、上端がタンディッシュ1の下部を支持する調整凸部43とを備える。
本実施形態において、リフト部40は4個が備えられ、この4個のリフト部41に備えられた調整凸部43が載置凸部41に対して選択的に上昇/下降して浸漬ノズル5のセンタリング位置を正確に調整する。前記リフト部40は、本実施形態では4個使われるが、必ずしもそれに限定されるものではない。この時、調整凸部43の上昇/下降は油圧または空気圧を利用する。参考に、図面符号45は、リフト部40の調整凸部43を上昇/下降させるように動力を提供するリフト部作動部である。
センタリング制御部50は、レーザビーム発生器20と連携し、前記レーザビーム発生器20から伝達された信号によりタンディッシュ移動機器15の作動を制御する。
より詳しくは、センタリング制御部50は、レーザビーム発生器20から照射された複数のレーザビーム長さを測定し、その測定結果に応じ、カー駆動部30とリフト部40のうちのいずれか一つを選択的に駆動させる。
あるいは、センタリング制御部50は、レーザビーム発生器20から照射された複数のレーザビーム長さを測定し、その測定結果に応じ、カー駆動部30とリフト部40を順次駆動させる。
すなわち、レーザビーム発生器20から照射されたレーザビームの長さ(a、b、c)を測定し、レーザビームの長さ(a、b、c)により、浸漬ノズル5の設置位置がセンタリング位置から外れた程度を計算して、その時点における補正量(X、Y、Z)を求める。また、カー駆動部30とリフト部40を補正量だけ作動させ、浸漬ノズル5の設置位置をセンタリングする。
例えば、第1、第2レーザ発生器(21、23)から照射されたレーザビーム長さ(a、b)の平均が既に設定されたモールド3の長辺中心値と一定値以上の偏差が発生すれば、センタリング制御部50は、モールド3の長辺中心値と測定値の偏差が最小になるようにカー駆動部30を移動させる。
上述した浸漬ノズル5のセンタリングは、タンディッシュ1の溶鋼をモールド3内に注入する間にもなされる。この時、浸漬ノズル5のセンタリングのためのカー駆動部30とリフト部40の動作は低速でなされるため、浸漬ノズル5のセンタリングそのものが溶鋼の偏流現象に影響を及ぼさないことを明らかにしておく。
一方、モールド3の長辺中央には上部に突出した表示部51が備えられる。表示部51は、浸漬ノズル5をモールド3に初期取り付け時に浸漬ノズル5の設置位置を正確にセンタリングする基準になる。表示部51は、本実施形態では一つだけ備えられるが、必ずしもそれに限定されるものではない。
以下、上記のような構成を有する本発明に係る浸漬ノズルセンタリング装置の作用について詳しく説明する。
図4には本発明に係る浸漬ノズルセンタリング装置を利用して浸漬ノズルをセンタリングした様子が作業状態図で示されており、図5は本発明に係る浸漬ノズルセンタリング装置を利用して浸漬ノズルをセンタリングする方法がブロック図で示されている。
タンディッシュ1をモールド3の上部にセッティングする過程や、長期間の使用によってタンディッシュ1が熱変形した場合、浸漬ノズル5がいずれか一側に偏向し得る。すなわち、浸漬ノズル5の取り付けの不整合性や、タンディッシュ1の熱膨張と収縮などにより、浸漬ノズル5がモールド3の長辺中心または短辺中心からオフセンタリングされた場合、これを補正するために浸漬ノズル5のセンタリング作業が行われる。浸漬ノズル5のセンタリング作業は、浸漬ノズル5の初期取り付け時や溶鋼の注入中に行われてもよい。
浸漬ノズルのセンタリング作業が行われる過程は次の通りである。
先ず、レーザビーム発生器20がモールド3の中心に向かってレーザビームを照射すれば、レーザビームがモールド3の中心に設けられた浸漬ノズル5の外周面に照射される。そうすると、センタリング制御部50は、レーザビーム発生器20から照射されたデータの伝送を受け、レーザビームの長さ(a、b、c)を測定する。
そうすると、センタリング制御部50は、それぞれの伝送されたレーザビームの長さ(a、b、c)を既に設定されたデータと比較して、浸漬ノズル5の長辺、短辺の設置位置および偏向有無を計算する。
そして、センタリング制御部は、計算された値が既に設定された値と差を示せば、浸漬ノズル5がセンタリング位置から外れていると判断し、補正値を導き出す。そして、カー駆動部30とリフト部40を補正値だけ作動させ、浸漬ノズル5の設置位置が既に設定されたセンタリング位置と一致するようにする。
すなわち、第1、第2レーザ発生器(21、23)から照射されたレーザビーム長さの平均が既に設定されたモールド3の長辺中心値と一定値以上の偏差が発生すれば、センタリング制御部50は、カー駆動部30を水平方向に移動させ、浸漬ノズル5の設置位置を調整する。
そして、第3レーザ発生器25から照射されたレーザビームの長さが既に設定されたモールドの短辺中心値と一定値以上の偏差が発生すれば、センタリング制御部50は、リフト部40の調整凸部43を選択的に上昇/下降させ、中心値に近づくように浸漬ノズル5の設置位置を調整する。
例えば、図4の(a)に示すように、浸漬ノズル5がモールド3の長辺左側に偏向した場合、これを調整するためにリフト部40を動作させる。すなわち、図4の(b)に示すように、調整凸部43の2個が昇降するようにすることにより、浸漬ノズル5の設置位置がセンタリング位置と一致するようにする。
このような本発明の基本的な技術的思想の範疇内で、当業界の通常の知識を有する者であれば他の様々な変形が可能であることは勿論であり、本発明の権利範囲は添付した特許請求の範囲に基づいて解釈しなければならない。

Claims (5)

  1. 連続鋳造用モールドの上部において、前記モールドの中心に向かってレーザビームを照射するように配置された複数のレーザビーム発生器と、
    前記モールドの上部にタンディッシュを移動させるタンディッシュ移動機器と、
    前記レーザビーム発生器と連携し、前記レーザビーム発生器から伝達された信号により、前記タンディッシュの下部に備えられた浸漬ノズルの設置位置をセンタリングするように前記タンディッシュ移動機器の作動を制御する制御手段とを含み、
    前記レーザビーム発生器は、
    前記モールドの上部において上下方向に離隔するように配置され、前記モールドの中心を通る垂直軸に向かって平行したレーザビームを照射する第1レーザビーム発生器および第2レーザビーム発生器と、
    前記モールドの上部に配置され、前記第1レーザビーム発生器および第2レーザビーム発生器のうちのいずれか一つのレーザビーム発生器から照射されるレーザビームと交差するレーザビームを照射する第3レーザビーム発生器とを備えることを特徴とする浸漬ノズルセンタリング装置。
  2. 前記タンディッシュ移動機器は、
    前記タンディッシュが載置されるカーボディー部と、
    前記カーボディー部の両側に備えられ、前記タンディッシュを前記モールドの上部において水平方向に移動させるカー駆動部と、
    前記カーボディー部の上面に設けられ、前記タンディッシュの下部を支持しつつ、前記タンディッシュの載置傾斜を調節する複数のリフト部とを備えることを特徴とする、請求項に記載の浸漬ノズルセンタリング装置。
  3. 前記リフト部は、
    前記カーボディー部の上部に突出する載置凸部と、
    前記載置凸部の上部に上昇/下降可能に備えられ、上端が前記タンディッシュの下部を支持する調整凸部とを備えることを特徴とする、請求項に記載の浸漬ノズルセンタリング装置。
  4. 前記制御手段は、前記レーザビーム発生器から照射された複数のレーザビーム長さを測定し、測定結果に応じ、前記カー駆動部と前記リフト部のうちのいずれか一つを選択的に駆動させることを特徴とする、請求項またはに記載の浸漬ノズルセンタリング装置。
  5. 前記制御手段は、前記レーザビーム発生器から照射された複数のレーザビーム長さを測定し、測定結果に応じ、前記カー駆動部と前記リフト部を駆動させることを特徴とする、請求項またはに記載の浸漬ノズルセンタリング装置。
JP2010518133A 2008-06-26 2009-02-20 浸漬ノズルセンタリング装置 Expired - Fee Related JP5052671B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020080061199A KR100997365B1 (ko) 2008-06-26 2008-06-26 침지노즐 센터링 장치
KR10-2008-0061199 2008-06-26
PCT/KR2009/000802 WO2009157638A1 (ko) 2008-06-26 2009-02-20 침지노즐 센터링 장치

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010528878A JP2010528878A (ja) 2010-08-26
JP5052671B2 true JP5052671B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=41444691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010518133A Expired - Fee Related JP5052671B2 (ja) 2008-06-26 2009-02-20 浸漬ノズルセンタリング装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8051894B2 (ja)
EP (1) EP2243577B1 (ja)
JP (1) JP5052671B2 (ja)
KR (1) KR100997365B1 (ja)
CN (1) CN101687252B (ja)
WO (1) WO2009157638A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106647599B (zh) * 2016-12-05 2019-06-04 湖南千盟工业智能系统股份有限公司 一种中间包对中检测及控制系统与方法
BE1026740B1 (fr) * 2019-06-21 2020-05-28 Ebds Eng Sprl Procédé pour équilibrer un écoulement d'acier liquide dans une lingotière et système de coulée continue d'acier liquide
CN112139487A (zh) * 2019-06-28 2020-12-29 张家港宏昌钢板有限公司 一种中间包定径水口红外光束定位安装装置及其安装方法
CN114799151A (zh) * 2022-06-01 2022-07-29 山东莱钢永锋钢铁有限公司 一种能够实现中包快速对中的工艺方法
CN115026272B (zh) * 2022-07-01 2023-04-25 新余钢铁股份有限公司 连铸浸入式水口对中报警系统及方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01313158A (ja) * 1988-06-10 1989-12-18 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 連続鋳造設備における注湯ノズル芯出し装置
JPH0399759A (ja) * 1989-09-13 1991-04-24 Kawasaki Steel Corp 単ロール法におけるノズルの位置ずれなどの検出および修正方法
US5151595A (en) 1990-10-16 1992-09-29 Simon Marketing, Inc. Imaging device and method for developing, duplicating and printing graphic media
JP2915553B2 (ja) * 1990-11-20 1999-07-05 三菱重工業株式会社 連続鋳造機の鋳込みノズルの偏芯量測定装置と偏芯修正装置
JPH06285605A (ja) * 1993-04-07 1994-10-11 Nippon Steel Corp 連続鋳造における鋳型内溶鋼流動制御方法
KR200152852Y1 (ko) 1995-10-16 1999-08-02 이구택 쉬라우드 노즐의 수직도 조정장치
KR20010001713U (ko) * 1999-06-30 2001-01-26 이구택 쉬라우드 롱 노즐의 수직도 교정장치
JP2001087844A (ja) * 1999-09-20 2001-04-03 Sumitomo Metal Ind Ltd 連続鋳造用浸漬ノズルの位置調整装置および金属の連続鋳造方法
KR101038555B1 (ko) 2004-03-19 2011-06-02 주식회사 포스코 턴디시 침지노즐의 스토퍼 센터링 장치
KR100653533B1 (ko) 2005-07-21 2006-12-05 주식회사 포스코 턴디쉬의 침지노즐 센터링 가이드와 턴디쉬의 침지노즐이동방법

Also Published As

Publication number Publication date
US8051894B2 (en) 2011-11-08
US20110127002A1 (en) 2011-06-02
EP2243577B1 (en) 2012-08-15
CN101687252A (zh) 2010-03-31
WO2009157638A1 (ko) 2009-12-30
CN101687252B (zh) 2013-03-06
EP2243577A4 (en) 2011-03-09
JP2010528878A (ja) 2010-08-26
KR20100001337A (ko) 2010-01-06
EP2243577A1 (en) 2010-10-27
KR100997365B1 (ko) 2010-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5052671B2 (ja) 浸漬ノズルセンタリング装置
TWI466740B (zh) 自動注入方法及裝置
JP5957152B1 (ja) 注湯装置および注湯方法
US9289825B2 (en) Pouring equipment having melting furnace
CN105599297A (zh) 制造三维物体的槽、系统及方法
CN110773730A (zh) 一种自动浇注机械手及浇注方法
TWI462790B (zh) Mold surface control system for metal casting process and its control method
KR101185201B1 (ko) 슬라브용 스카핑 장치 및 그 제어 방법
KR20200052926A (ko) 주조 작업 중 금속 분배를 위한 동적으로 위치되는 디퓨저
JPH09164474A (ja) 注湯装置の溶湯レベル制御方法
KR100954934B1 (ko) 침지노즐 센터링 장치
JP6050173B2 (ja) プラズマ加熱制御装置とプラズマ加熱制御方法
KR101767184B1 (ko) 원심주조용 주입공정개선 자동화 시스템
RU2784033C1 (ru) Форма для непрерывного литья слитков для прокатки из алюминия и алюминиевых сплавов
KR101400222B1 (ko) 레이들 리프팅 제어 시스템
CN116274883B (zh) 一种用于车辆履带的合金钢铸造方法
JPH0639504A (ja) タンディッシュ内溶鋼プラズマ加熱制御装置
RU2789050C2 (ru) Диффузор с динамическим позиционированием для распределения металла во время операции литья
KR101261425B1 (ko) 용기의 높이 조절장치 및 그 높이 조절방법
KR200454605Y1 (ko) 압탕 가열장치
JP2012024807A (ja) タイヤ成型用金型の製造装置及びその製造方法
JPH05104230A (ja) 加圧鋳造における加圧ストローク制御方法
JP2020049503A (ja) 溶湯供給量に基づいたダイカストマシンの射出条件補正方法
KR20040042323A (ko) 래들 롱 노즐의 침적깊이 검출방법
KR20010017290A (ko) 탕면레벨 조정장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120724

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees