JP5052294B2 - 携帯型動力吸引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、動力駆動される携帯型の吸引装置に関するものである。
動力駆動される遠心送風機の吸引圧を利用して、落葉や塵芥等の被吸引物を吸引して送風先に取り付けた袋等に集める携帯型動力吸引装置が知られている。図1は、従来の携帯型動力吸引装置の一例を示した説明図である(下記特許文献1参照;同図(a)は外観図、同図(b)はファンケースの正面図)。
この従来例は、本体1が、ファン10を駆動させる原動機11,始動用のリコイルスタータ12,燃料タンク13,ファンケース14等で一体構成されており、ファンケース14の吸気口部14Aにサクションパイプ2が着脱可能に連結され、ファンケース14の吹き出し口部14Bには吹き出しパイプ3が着脱可能に連結されている。そして、吹き出しパイプ3の吹き出し端には、適宜の通気性を有するダストバッグ4が取り付けられている。図示の例は、携帯型であって、作業者が把持するハンドル15,16が本体1に設けられている。また、ファンケース14の吸気口部14A内には、ファン10の駆動軸に装着されて、ファン10と共に回転するカッター5が備えられている。
このような携帯型動力式吸引装置によると、原動機11の始動によってファン10が駆動され、ファン10の送風による吸引圧で、落葉や木片,塵芥等の被吸引物がサクションパイプ2を介してファンケース14の吸気口部14A内に吸い込まれる。そこで、ファン10と共に回転するカッター5によって、吸い込まれた被吸引物が粉砕され、粉砕された被吸引物がファンケース14内の吸気経路を通って吹き出し口部14Bに送られ、吹き出しパイプ3を介してダストバッグ4内に集塵される。
特開2000−179497号公報
従来の携帯型動力吸引装置では、サクションパイプ2の先端から吸気口部14A内に吸い込まれた被吸引物は、カッター5によって粉砕されることになるが、全ての被吸引物がカッター5による粉砕作用を受けた後にファン10の羽根間を通過するとは限らず、被吸引物がカッター5の刃を避けて直接ファン10に到達することもある。特に、細長くて硬い枝や木片等を吸い込んだときには、カッター5の粉砕作用を受ける前に直接ファン10に枝や木片等の先端が衝突することがあり、激しく衝突した場合にはファン10の羽根が損傷又は破損することの懸念があった。
これに対して、ファン10の損傷や破損を防止するには、ファン10の羽根強度を高くすればよいが、携帯型の動力吸引装置においては、操作性を向上するために重量を低減することが必要であり、ファン10を軽くせざるを得ず、ファン10自体に十分な強度を担保させることができない事情がある。また、小型の原動機11から得られる低トルクで効率よく所望の吸引力を得ようとすると、軽量化したファン10の羽根数を密にしてファン10による吸引性能を高めることが必要になるが、これを実現すると、ファン10の羽根が密になる分だけ、被吸引物の衝突による羽根の破損確率が高くなるという不都合が生じる。
また、柔らかくて長い草や紐等を吸い込んだ場合には、従来技術のように吸気口部14A内にカッター5を設けていると、長い草や紐等がカッター5に絡み付き、原動機11に大きな負荷を与えることになって、原動機11の出力低下や停止といった不具合が生じることも懸念される。また、カッター5が無い場合には、長い草や紐等が直接ファン10に絡み付く不具合が生じることがある。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、携帯型動力吸引装置において、被吸引物によるファンの羽根の損傷或いは破損を防止しながら、軽量化したファンで高い吸引性能を確保することができること、長い草や紐等が絡み付くことなく、被吸引物に対して効果的な粉砕処理が可能であること等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明による携帯型動力吸引装置は、以下の特徴を少なくとも具備するものである。
携帯型のファンケースに、ファンの駆動軸に沿った吸気口部を形成すると共に、前記ファンの遠心方向に沿った吹き出し口部を形成し、前記吸気口部に取り付けたサクションパイプの先端から被吸引物を吸引する携帯型動力吸引装置において、前記吸気口部内に、前記駆動軸と一体回転するように取り付けられて前記ファンの吸気方向上流側で回転するファン保護部材を設け、該ファン保護部材は、円形開口の前記吸気口部に対して楕円形状の外形を有し、前記吸気口部の吸気方向に垂直な衝突受け面を有することを特徴とする。
このような特徴によると、吸気口部内に駆動軸と一体回転するように取り付けられてファンの吸気方向上流側で回転するファン保護部材を設けたので、被吸引物によるファンの羽根の損傷或いは破損を防止しながら、軽量化したファンで高い吸引性能を確保することができる。また、ファン保護部材が吸気口部の吸気方向に垂直な衝突受け面を有するので、衝突受け面に衝突した被吸引物を吸引時の衝撃エネルギーで効果的に粉砕することができる。また、直接長い草や紐等がファンに向かうのを、衝突受け面を有するファン保護部材が遮蔽するので、長い草や紐等がファンに絡み付く不具合を回避することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する(なお、従来と同一の部分には同一の符号を付して一部重複した説明は省略する。)。本発明の実施形態に係る携帯型動力吸引装置は、カッター5を除いた基本構成は図1に示した従来技術と同様であり、携帯型のファンケース14に、ファン10の駆動軸20に沿った吸気口部14Aを形成すると共に、ファン10の遠心方向に沿った吹き出し口部14Bを形成し、吸気口部14Aに取り付けたサクションパイプ2の先端から吸気口部14Aを介してファンケース14内に吸引した被吸引物を、ファンケース14内の吸引流路を通して吹き出し口部14Bから吹き出すものである(図1参照)。
図2及び図3は、本発明の一つの実施形態を示す説明図である(図2は、吸気口部14A周辺におけるファンケース14の部分断面図、図3は、ファン保護部材30の斜視図(同図(a)が一例で、同図(b)はその変形例))。この実施形態では、吸気口部14A内に、駆動軸20と一体回転するように取り付けられてファン10の吸気方向上流側で回転するファン保護部材30を設けており、このファン保護部材30が吸気口部14Aの吸気方向に垂直な衝突受け面30aを有する。
この構成によると、ファン10の上流側を部分的に覆うように設けられたファン保護部材30によって、ファン10の回転駆動によりサクションパイプ2の先端から吸い込まれた被吸引物が一旦受け止められることになるので、被吸引物が直接ファン10の羽根10Aに衝突するのを防ぐことができる。ファン保護部材30としては、ファン10の上流側を効果的に覆いながら、ファン10の吸引力を大きく低下させないように、吸気口部14A内で十分に空気流通が可能であることが必要である。一方、ファン保護部材30も回転物に他ならないので、サクションパイプ2の先端側開口からはできるだけ遠くにあることが望ましく、また、サクションパイプ2を吸気口部14Aから取り外したときにファン保護部材30が床や壁に当たって損傷することのないように、ファン保護部材30は吸気口部14A内に設けられていることが必要である。
また、ファン10の回転駆動に伴ってファン10の吸気方向上流側で回転するファン保護部材30は、吸気口部14Aの吸気方向に垂直な衝突受け面30aを有するので、回転する衝突受け面30aに被吸引物が衝突すると、その衝撃で被吸引物に効果的な粉砕作用を与えることができ、これによって、ある程度の大きさに砕かれた被吸引物がファン保護部材30を越えて矢印で示すファン10の羽根10A間からファンケース内の吸引流路14Mに導かれることになる。
この際、ファン保護部材30の衝突受け面30aの粉砕作用を最も効果的に発揮させるには、ファン保護部材30をファン10の上流側で吸引口部14A内に設けることが有効である。これによると、サクションパイプ2内に吸い込まれた被吸引物はサクションパイプ2の長さに応じて旋回を加えながら十分に加速され、衝突受け面30aに流速を増した周囲の旋回流と略同速度で衝突することになる。仮に、ファン保護部材30がサクションパイプ2の中間部に位置しているとすると、同じ吸引力で被吸引物を加速しても衝突受け面30aに到達時の衝突速度が周囲の気流速度にも到達せず、十分な粉砕作用を得ることができない。
ファンケース14の吸気口部14Aとファン保護部材30の構造を更に詳しく説明する。吸気口部14Aは、ファンケース14において駆動軸20に沿って外側に突出したサクションパイプ接続部14Jの内側に形成されており、このサクションパイプ接続部14Jにサクションパイプ2の基端部2Aが接続されている。図示のように、ファン保護部材30は、ファン10の吸気方向上流側でサクションパイプ接続部14Jの内側に衝突受け部31Xが位置するように配置され、支持部31Yが固着手段31Zによって駆動軸20に連結されている。ファン10に衝突受け部31Xが近づき過ぎると、衝突受け部31Xとファン10との間隙が狭くなって粉砕物の目詰まりが生じる懸念があるので、衝撃受け部31Xは、ファン10から若干離した上流側でサクションパイプ接続部14J内に設けることが好ましい。
ファン保護部材30を設けた場合であっても所望の吸引力を得るためには、ファン保護部材30を介して十分な空気流通が確保できることが必要であるから、ファン保護部材30は、図3(a)に示すように、衝突受け面30aを有する衝突受け部31Xに、吸気方向に沿って貫通する開口部31pを設けるか、或いは、円形開口の吸気口部14Aに対して衝突受け部31Xの外形を楕円形状にする等の工夫が必要になる。
ファン保護部材30の衝突受け部31Xに複数の開口部31pを貫通させたものでは、衝突受け部31Xの外周を吸気口部14Aの内壁に近づけて、吸気口部14Aの内壁に沿って吸い込まれる被吸引物を効果的にブロックしながら、十分な吸引力を得ることができる。また、円形開口の吸気口部14Aに対して衝突受け部31Xの外形を楕円形状にした場合には、吸気口部14Aの中心付近に沿って吸い込まれる被吸引物を効果的にブロックしながら、十分な吸引力を得ることができる。
図3(b)は、同図(a)に示したファン保護部材30の変形例を示している(共通部分には同一符号を付して説明を一部省略する)。この変形例では、ファン保護部材30における衝突受け部31Xの外周に、衝突受け面30aより吸気方向上流側に突出する粉砕部32が設けられており、また、衝突受け面30aに粉砕部33を形成している。図示の例では、粉砕部32,33の両方を設けたものを示しているが、それらの一方を備えるものであってもよい。粉砕部32は、図示の例では対向する位置に一対設けているが、さらに多数設けてもよいし、一つだけでもよい。更に、粉砕部33は、図示の例では衝突受け面30aに多数形成されているが、その形成状態の疎密は如何様であってもよい。
このような例では、回転駆動される衝突受け面30aに対して、粉砕部32,33が設けられるので、吸引方向上流側に突出した粉砕部32,33の引き裂き又は鑢作用によって、更にファン保護部材30の粉砕機能を高めることができる。特に、粉砕部32は、衝突受け部31Xの回転によってその外周に沿って回転するので、衝撃受け面30aに当たって遠心力で放射方向に移動する被吸引物を効果的に粉砕処理することができる。
図4及び図5は、本発明の他の実施形態を示す説明図である(図4は、吸気口部14A周辺におけるファンケース14の部分断面図、図5は、他の実施形態におけるファン保護部材30の斜視図(同図(a)が一例で、同図(b)はその変形例)、なお、図2,3と共通する部分は同一符号を付して一部説明を省略する)。この実施形態でも、吸気口部14A内に、駆動軸20に取り付けられてファン10の吸気方向上流側で回転するファン保護部材30を設け、このファン保護部材30が吸気口部14Aの吸気方向に垂直な衝突受け面30aを有することは、前述した実施形態と同様である。
この実施形態では、ファン保護部材30は、衝突受け面30aを有する衝突受け部34と衝突受け部34の外周部を少なくとも支持して駆動軸20に固着される支持部35とを備え、衝突受け部34の中央に開口部34aを有するものである。より具体的には、衝突受け面30aを有する衝突受け部34の中央部に開口部34pが形成されており、衝突受け部34の外周部と開口部34pの周縁を支持する4本の支持脚を有する支持部35が駆動軸20に固着手段36でファン10と共に取り付けられている。
この実施形態におけるファン保護部材30は、図5(a)に示す例では、支持部35における衝突受け部34の外周を支持する支持脚が衝突受け面30aより吸気方向上流側に突出して、粉砕部35Aを形成している。また、図5(b)に示す例では、前述した粉砕部35Aに加えて、開口部34pの周縁を支持する支持脚が衝突受け面30aより吸気方向上流側に突出して、粉砕部35Bを形成している。また、図5(b)に示す例では、衝突受け面30aに粉砕部37が形成されている。図5(b)に示す例では、粉砕部35A,35Bを両方突出させているが、何れか一方を突出させたものであってもよい。
このような実施形態によると、前述した実施形態と同様に、ファン10の上流側を部分的に覆うように設けられたファン保護部材30によって、ファン10の回転駆動によってサクションパイプ2の先端から吸い込まれた被吸引物が直接ファン10の羽根10Aに衝突するのを防ぐことができ、また、ファン10の回転駆動に伴ってファン10の吸気方向上流側で回転するファン保護部材30が吸気口部14Aの吸気方向に垂直な衝突受け面30aを有するので、回転する衝突受け面30aに被吸引物が衝突すると、その衝撃で被吸引物に効果的な粉砕作用を与え、これによって、ある程度の大きさに砕かれた被吸引物がファン保護部材30を越えて矢印で示すファン10の羽根10A間からファンケース内の吸引流路14Mに導かれることになる。
この実施形態では、ファン10の羽根10Aが存在しない吸気口部14Aの中心周りに開口部34pが形成されているので、仮にこの開口部34pに被吸引物が直接侵入することがあっても、これによってファン10の羽根10Aが損傷することはない。開口部34pは、羽根10Aの存在しないスペースを利用して比較的大きく開口できるので、これによって、ファン10駆動時には、十分な空気の流通を確保することができ、所望の吸引力を得ることができる。
図5(a)に示す例では、中心部に比較的大きな開口部34pを形成した状態で衝突受け部34の外縁部に粉砕部35Aを突出させることができる。粉砕部35Aは、衝突受け部34の回転によってその外周に沿って回転するので、衝撃受け面30aに当たって遠心力で放射方向に移動する被吸引物を効果的に粉砕処理することができる。
図5(b)に示す例では、更に、吸気口部14Aの中心付近で回転する粉砕部35Bと衝突受け面30aに形成された粉砕部37を有するので、同図(a)に示した例に対して粉砕機能を更に高めることができる。
なお、図4に示した実施形態では、ファンケース14の内壁とファン10の羽根10Aの頂部との間隙に侵入規制部材40が取り付けられている。図示の例では、ファンケース14の外側からファンケース14の内側に貫通する固着手段41によって、ファンケース14の内壁に侵入規制部材40が取り付けられている。
この侵入規制部40は、それ自体が木片等の被吸引物を切断又は粉砕するものではなく、前述した間隙に侵入しようとする被吸引物を跳ね返して吸気口部14A内に戻す機能を有する。この侵入規制部40は、吸気口部14A周囲の一箇所に形成するだけで十分な機能が得られるが、ファン10の吸引性能を低下させない範囲で、吸気口部14A周囲の複数箇所に形成してもよい。吸気口部14A周囲の一箇所に侵入規制部40を形成すると、前述した間隙に侵入しようとする木片等の被吸引物はファン10の回転に伴って吸気口部14A周囲を移動しながら前述した間隙に侵入しようとするので、その移動中に侵入規制部40に当たって吸気口部14A内に跳ね返されることになる。前述した間隙に侵入しようとした被吸引物が吸気口部14A内に跳ね返されると、別の吸引経路を通過しようとするので、これを繰り返す間にファン10の羽根10A間の吸引経路を通ってファンケース14内に引き込まれることになり、木片等が前述した間隙に挟まる現象を回避することができる。
図6に示した実施形態は、ファン保護部材30を従来技術のカッター5と組み合わせた例である。この例は、図3(a)に示したファン保護部材30とカッター5を組み合わせたものであり、衝突受け部31Xと支持部31Yからなるファン保護部材30をカッター5の中心部に装着したものである。
この実施形態では、ファン保護部材30は、ファン10の羽根10Aを保護する機能と衝突受け面30aによる衝撃による被吸引物の粉砕機能を担って、更なる粉砕機能はカッター5に任せるようにしたものである。この例では、ファン保護部材30とカッター5とを別部材で形成できるので、一方が破損した場合などは部分的な交換が可能になり、修理コストを低減することができる。
図6に示す例では、衝突受け部31Xは、円形又は楕円形状にして、開口部31pを複数個形成しているが、図3(b)に示すように、衝撃受け部31Xに粉砕部32,33の一方又は両方を付加しても良い。
以上に示したファン保護部材30を備えた携帯型動力吸引装置の作用を更に説明する。ファン10を駆動し、本体1を作業者が携帯してサクションパイプ2の先端から路上にある枯葉等を吸引した場合、枯葉等の被吸引物は、サクションパイプ2内を通って吸気口部14Aに運ばれてくるが、ファン10の吸気方向上流側の吸気口部14A内にファン保護部材30が存在するので、サクションパイプ2内を通って運ばれてきた被吸引物の大半は先ずファン保護部材30の衝突受け面30aに当たることになる。
ファン保護部材30の衝突受け面30aに当たった被吸引物は、衝突受け面30aに当たって跳ね返された後も引き続きファン10による吸引力を受けるので、ファン保護部材30の上流側で滞留した状態になって繰り返し衝突受け面30aに衝突して、その衝撃による粉砕作用を受けることになる。これによって効果的に粉砕されて細分化した被吸引物は、ファン保護部材30を越えてファン10の羽根10A間を通ってファンケース内の吸引流路14Mに導かれることになる。
このように、本発明の実施形態に係る携帯型動力吸引装置は、サクションパイプ2の先端から吸い込まれた被吸引物が直接ファン10の羽根10Aに当たってファン10の損傷等を引き起こす不具合を回避することができると共に、衝突受け面30aの機能によって、効果的に被吸引物を粉砕処理してファンケース14内に吸い込むことができる。これによって、本発明の実施形態に係る携帯型動力吸引装置は、ファン10自体を高強度にする必要がなくなるので、ファン10の軽量化を図ることができ、ファン保護部材30の追加による重量増加は問題にならない。
また、ファン保護部材30は、吸気口部14Aの吸気方向に垂直な衝突受け面30aで被吸引物を受け止めるので、長い草や紐等を吸い込んだ場合にもこれらが絡み付き難く、このような柔らかい被吸引物に対しても、衝突受け面30aに当たるときの衝撃エネルギーで効果的な粉砕処理を施すことができる。したがって、長い草や紐等を吸い込んだ場合にも、これらが絡み付いて作動不能に陥るような不具合は生じない。
従来技術及び本発明の実施形態の基本構成を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る携帯型動力吸引装置を説明する説明図(ファンケース断面図)である。 本発明の実施形態におけるファン保護部材を示す説明図(斜視図)である。 本発明の実施形態に係る携帯型動力吸引装置を説明する説明図(ファンケース断面図)である。 本発明の実施形態におけるファン保護部材を示す説明図(斜視図)である。 本発明の実施形態におけるファン保護部材を示す説明図(斜視図)である。
符号の説明
1:本体,2:サクションパイプ,3:吹き出しパイプ,4:ダストバッグ,
10:ファン,10A:羽根,11:原動機,12:リコイルスタータ,
13:燃料タンク,
14:ファンケース,14A:吸気口部,14B:吹き出し口部,
20:駆動軸,
30:ファン保護部材,30a:衝突受け面,
31p,34p:開口部,
32,33,35A,35B,37;粉砕部

Claims (8)

  1. 携帯型のファンケース(14)に、ファン(10)の駆動軸(20)に沿った吸気口部(14A)を形成すると共に、前記ファン(10)の遠心方向に沿った吹き出し口部(14B)を形成し、前記吸気口部(14A)に取り付けたサクションパイプ(2)の先端から被吸引物を吸引する携帯型動力吸引装置において、
    前記吸気口部(14A)内に、前記駆動軸(20)と一体回転するように取り付けられて前記ファン(10)の吸気方向上流側で回転するファン保護部材(30)を設け、
    該ファン保護部材(30)は、円形開口の前記吸気口部(14A)に対して楕円形状の外形を有し、前記吸気口部(14A)の吸気方向に垂直な衝突受け面(30a)を有することを特徴とする携帯型動力吸引装置。
  2. 前記ファン保護部材(30)は、吸気方向に沿って貫通する開口部(31p)を有することを特徴とする請求項1に記載の携帯型動力吸引装置。
  3. 前記ファン保護部材(30)は、前記衝突受け面(30a)より吸気方向上流側に突出する粉砕部(32)を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯型動力吸引装置。
  4. 前記ファン保護部材(30)は、前記衝突受け面(30a)を有する衝突受け部(34)と該衝突受け部の外周部を少なくとも支持して前記駆動軸(20)に固着される支持部(35)とを備え、前記衝突受け部(34)の中央に開口部(34a)を有することを特徴とする請求項1に記載の携帯型動力吸引装置。
  5. 前記支持部(35)は、前記衝突受け部(34)の外周部を支持する支持脚を有し、該支持脚を前記衝突受け面(30a)より吸気方向上流側に突出させて粉砕部(35A)を形成することを特徴とする請求項4に記載の携帯型動力吸引装置。
  6. 前記支持部(35)は、前記開口部(34a)の周縁を支持する支持脚を有し、該支持脚を前記衝突受け面(30a)より吸気方向上流側に突出させて粉砕部(35B)を形成することを特徴とする請求項4又は5に記載の携帯型動力吸引装置。
  7. 前記ファン保護部材(30)は、前記衝撃受け面(30a)を有する衝撃受け部(31X)と該衝突受け部を支持して前記駆動軸(20)に固着される支持部(31Y)とを備え、前記衝撃受け部(31X)と前記支持部(31Y)とがカッターの中心部に装着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯型動力吸引装置。
  8. 前記ファン保護部材(30)は、前記衝突受け面(30a)に粉砕部(33,37)を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の携帯型動力吸引装置。
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