JP5052166B2 - 埋設物検出装置、管理装置、および建設機械監視システムの埋設物探索方法 - Google Patents

埋設物検出装置、管理装置、および建設機械監視システムの埋設物探索方法 Download PDF

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本発明は、建設機械の周囲に存在する埋設物を検出する埋設物検出装置、この埋設物検出装置と通信接続され、埋設物の情報を記憶する管理装置、および埋設物検出装置と管理装置とを備えた建設機械監視システムが、建設機械の周囲に存在する埋設物を探索する建設機械監視システムの埋設物探索方法に関する。
地中に埋設された埋設物を処理したり、埋設物の近傍で建設工事等を行う際には、埋設物の位置を正確に把握することが不可欠であり、従来より様々な技術が知られている。例えば、下記特許文献1では、移動式作業機の周辺の埋設物の2次元位置を検索し、その移動式作業機が備える作業モニタに、検索した埋設物の位置情報を表示する技術が開示されている。
特開2005−114235号公報
しかしながら、上述した従来技術における2次元位置の検索だけでは、埋設物の平面的な位置を特定することはできても、埋設物の深さ等に関する情報までを正確に検知することはできなかった。このため、例えば市街地などのように、埋設物として水道管、電線、電話線等が複雑に入り組んだ場所での工事の際、掘削機能を有する油圧ショベル等の建設機械を使用する場合、掘削作業中に埋設物を破損してしまう恐れが少なからずあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、地中に埋設された埋設物の位置を正確に検知し、建設機械による掘削作業中の埋設物の破損を適確に防止することができる埋設物検出装置、管理装置、および建設機械監視システムの埋設物探索方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る埋設物検出装置は、掘削機能を有する作業機を備えた建設機械に搭載され、物体の位置を測位する測位手段から送信されてくる前記建設機械の位置情報を取得可能であるとともに、地中に埋設された埋設物情報を記憶する管理装置と通信接続され、前記建設機械の周囲に存在する埋設物を検出する埋設物検出装置であって、前記建設機械の周囲に存在する埋設物の確認要求に応じて前記作業機の3次元位置情報を計算する一方、前記管理装置から埋設物情報を受信後に前記作業機の3次元位置情報を計算する位置計算手段と、前記管理装置から受信した埋設物情報および前記埋設物情報を受信後に前記位置計算手段が計算した前記作業機の3次元位置情報をもとに前記作業機から所定範囲内に埋設物が存在するか否かを判定する埋設物有無判定手段と、前記埋設物有無判定手段が前記作業機から所定範囲内に埋設物が存在すると判定した場合、前記作業機の稼動を停止させる作業機停止指令を生成して出力する作業機停止指令生成手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る埋設物検出装置は、上記発明において、前記埋設物の確認要求の入力を、前記作業機が停止した状態でのみ受け付ける入力手段をさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る管理装置は、建設機械に搭載されて前記建設機械の周囲に存在する埋設物を探索する埋設物検出装置と通信接続された管理装置であって、埋設物の3次元的な位置を含む埋設物情報を記憶する記憶手段と、前記埋設物検出装置から送信されてくる前記建設機械の3次元位置情報に基づいて前記記憶手段で記憶する埋設物情報の検索を行う検索手段と、前記検索手段で検索した結果、前記建設機械から所定の範囲内に位置する埋設物がある場合、該当する埋設物情報を前記埋設物検出装置へ送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る建設機械監視システムの埋設物探索方法は、掘削機能を有する作業機を備えた建設機械に搭載され、物体の位置を測位する測位手段から送信されてくる前記建設機械の位置情報を取得可能であり、前記建設機械の周囲の地中に埋設された埋設物を検出する埋設物検出装置と、前記埋設物検出装置に通信接続され、埋設物の3次元的な位置を含む埋設物情報を記憶する管理装置と、を備えた建設機械監視システムが、前記建設機械の周囲に存在する埋設物を探索する建設機械監視システムの埋設物探索方法であって、前記埋設物検出装置が、前記建設機械の周囲に存在する埋設物の確認要求に応じて前記作業機の3次元位置情報を計算し、この計算した前記作業機の3次元位置情報を前記管理装置へ送信し、前記管理装置が、前記埋設物検出装置から送信されてくる前記作業機の3次元位置情報に基づいて前記埋設物情報の検索を行い、検索した結果、前記作業機から所定の範囲内に埋設物が存在する場合、該当する埋設物情報を前記埋設物検出装置へ送信し、前記埋設物検出装置が、前記埋設物情報を前記管理装置から受信した場合、前記作業機の3次元位置情報を計算し、この計算した前記作業機の3次元位置情報および前記管理装置から受信した埋設物情報をもとに前記作業機から所定範囲内に埋設物が存在するか否かを判定し、前記作業機から所定範囲内に埋設物が存在すると判定した場合、前記作業機の稼動を停止する作業機停止指令を生成して出力することを特徴とする。
また、本発明に係る建設機械監視システムの埋設物探索方法は、上記発明において、前記埋設物の確認要求は、前記作業機が停止した状態でのみ受け付け可能であることを特徴とする。
本発明によれば、地中に埋設された埋設物の深さ位置も含む3次元的な位置を参照することによって建設機械の作業機と埋設物との距離を算出しているため、埋設物の位置を正確に検知し、建設機械による掘削作業中の埋設物の破損を適確に防止することができる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以後、「実施の形態」と称する)を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る建設機械監視システムの概略構成を示す図である。同図に示す建設機械監視システム100は、監視対象である複数の建設機械1と、建設機械1に通信接続され、建設機械1の状態を管理する管理装置2とを有する。
建設機械1は、地上の物体の位置を測位する測位手段であるGPS(Global Positioning System)を構成する複数のGPS衛星3から送信されてくる建設機械1の位置情報を受信可能であり、通信衛星4を介して地上局サーバ5と通信可能である。
管理装置2は、ネットワークNを介して、地上局サーバ5と通信接続されている。また、管理装置2は、ネットワークNを介して利用者端末6と通信接続されている。利用者端末6としては、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)などを適用することができる。なお、ここでいう「ネットワーク」とは、インターネット、イントラネット、固定電話網、携帯電話網、専用回線網等の適当な組み合わせによって構成される通信網である。
以下、建設機械1のより詳細な構成を説明する。建設機械1は、GPS衛星3から送信されてくる建設機械1の位置情報を受信するGPSセンサ10(測位手段の一部)と、GPSセンサ10が受信した建設機械1の位置情報を取得可能であるとともに、管理装置2と通信接続され、建設機械1の周囲に存在する埋設物を検出する埋設物検出装置11と、通信衛星4を介して地上局サーバ5と通信接続され、埋設物検出装置11から出力される情報を送信する通信端末12と、を備える。GPSセンサ10は、アンテナ10aを介して複数のGPS衛星3から送られてくる情報をもとに、建設機械1の位置情報を検出する。通信端末12は、アンテナ12a、通信衛星4、アンテナ5aを介して、地上局サーバ5との間で情報の送受信を行う。
建設機械1は、掘削機能を有しており、作業機として、アーム13、ブーム14、およびバケット15を備える。このような建設機械1として、例えば油圧ショベルを挙げることができる。
建設機械1の車体部分には、水平面に対する車体の角度を検出する角度センサ16、およびコンパスの機能を果たす地磁気センサ17が設けられている。また、アーム13およびブーム14には、所定の基準面に対する角度を検出する角度センサ18および19がそれぞれ設けられている。なお、バケット15に対して角度センサを設けることにより、バケット15のブーム14に対する角度をさらに参照可能な構成としてもよい。
建設機械1は、駆動源であるエンジン20と、エンジン20に接続された発電機(オルタネータ)21と、発電機21が駆動することによって充電されるバッテリー22と、エンジン始動信号を発生し、電装品の電源をオンにするキースイッチ23と、作業機やエンジン20を電子的に制御する電子制御装置24と、電子制御装置24に対して駆動制御指令が入力される操作入力部25と、を備える。電子制御装置24は、エンジン回転数、バッテリー電圧、通算稼働時間、運転時間などの情報に基づいて、作業機やエンジン20などの電子的な制御を行う。
本実施の形態に係る埋設物検出装置11は、オペレータによる埋設物確認要求の入力を受ける入力部110と、GPSセンサ10からの位置情報を受信する一方、通信端末12等を介して管理装置2との間で情報の送受信を行う送受信部120と、埋設物検出装置11の動作制御を行う制御部130と、建設機械1に関する情報を含む各種情報を記憶する記憶部140と、建設機械1に関する各種情報を出力する出力部150と、を備える。
入力部110は、建設機械1の作業機で新たな掘削を開始する場合などにおいて、オペレータによる埋設物確認要求の入力を受け付ける。入力部110は、作業機が停止した状態でのみ入力可能である。本実施の形態においては、作業機、特にバケット15の先端位置の精度を向上させる意味で、作業機が停止した状態として、バケット15を掘削する地面に付けた状態とすることが望ましい。
制御部130は、作業機の3次元的な位置情報を計算する位置計算部131と、位置計算部131における計算結果と管理装置2から受信した埋設物情報とをもとに作業機の先端部から所定範囲内に埋設物が存在するか否かを判定する埋設物有無判定部132と、埋設物有無判定部132による判定の結果、建設機械1から所定範囲内に埋設物が存在する場合、作業機の稼動を停止させる作業機停止指令を生成、出力する作業機停止指令生成部133と、を有する。制御部130は、作業機の稼動情報、エンジン回転数、発電機21の動作情報、バッテリー電圧、通算稼働時間、運転時間を含む建設機械1の駆動に関する各種情報を電子制御装置24から取得し、これらの情報を記憶部140に書き込んで記憶させる。
記憶部140は、管理装置2から受信した埋設物情報141を記憶する。埋設物情報141は、管理装置2から受信した最新の情報であり、新たな情報を受信するたびに更新される。また、記憶部140は、建設機械1の識別情報、作業機の稼動情報、エンジン回転数、発電機21の動作情報、バッテリー電圧、通算稼働時間、運転時間等の各種情報を記憶する。
出力部150は、建設機械1に関する各種情報を表示する表示部151と、埋設物が建設機械1から所定範囲内に存在する場合に警報を発生する警報発生部152と、を有する。なお、出力部150に、音声出力機能を具備させてもよい。
次に、本実施の形態に係る管理装置2の構成を説明する。管理装置2は、一または複数のコンピュータを用いて実現され、建設機械1から送信されてくる情報を受信する一方、建設機械1に対して情報を送信する送受信部30と、建設機械1から送信されてくる情報を含む各種情報を記憶する記憶部31と、管理装置2の動作制御を行う制御部32と、を備える。
記憶部31は、埋設物検出装置11から送信されてくる作業機の3次元位置情報(作業機位置情報)を記憶する作業機位置情報データベース311と、埋設物情報を記憶する埋設物情報データベース312と、を有する。埋設物情報データベース312が記憶する埋設物情報には、埋設物の所在に関する3次元的な位置情報(緯度、経度、地面からの深さ)、埋設物の種類、地図情報などが含まれる。
制御部32は、埋設物検出装置11から送信されてきた作業機位置情報に基づいて、その作業機の位置から所定範囲内に存在する埋設物の埋設物情報を、埋設物情報データベース312を参照して検索する検索部321を有する。
図2は、本実施の形態に係る建設機械監視システム100の埋設物探査方法の概要を示すシーケンス図である。図2において、オペレータが入力部110を介して埋設物探査要求を入力した場合(ステップS1,Yes)、埋設物検出装置11の位置計算部131は、入力された埋設物探査要求をトリガーとして、角度センサ16、18、19、地磁気センサ17から建設機械1の各種位置情報を取得し、この取得した情報を用いて作業機の3次元位置情報(作業機位置情報)を計算する(ステップS2)。ステップS1で入力部110から埋設物探査要求が入力されない場合(ステップS1,No)、埋設物検出装置11は、埋設物探査要求が入力されるまで待機する。
図3および図4は、位置計算部131が行う作業機位置情報の計算の概要を模式的に示す図である。本実施の形態においては、作業機位置情報としてバケット15の先端位置B(Xb,Yb,Zb)を計算する。このうち、バケット15の先端の水平面位置(Xb,Yb)は、GPSセンサ10がGPS衛星3から取得する基準点Pの水平位置(X0,Y0)、アーム13の長さL1、ブーム14の長さL2、アーム13の水平面に対する角度φ1,ブーム14の水平面に対する角度φ2,作業機のX軸方向(経度方向)に対する旋回角φ3を用いて、
Xb=X0+CONV_TO_LAT((L1cosφ1+L2cosφ2)・cosφ3) …(1)
Yb=Y0+CONV_TO_LON((L1cosφ1+L2cosφ2)・sinφ3) …(2)
と計算される。ここで、CONV_TO_LATは、長さの単位から経度の単位(度、分、秒)に変換する関数である。また、CONV_TO_LONは、長さの単位を緯度の単位(度、分、秒)に変換する関数である。
一方、バケット15の先端の鉛直方向の位置(深さ位置)Zbは、
Zb=0 …(3)
と定義される。これは、埋設物探査要求を行う際の位置が、バケット15を地面につけた状態での位置であるため、式(3)のように定義すれば、掘削を進めていった時に地面からの深さを求めることができるからである。
なお、式(1)〜(3)では、基準点にGPSセンサ10が設置された場合を想定しているが、基準点とGPSセンサ10の設置位置が異なる場合には、適当なオフセットが必要となる。
続いて、埋設物検出装置11は、位置計算部131で計算した作業機位置情報を送受信部120から通信端末12に出力し、通信衛星4,地上局サーバ5,ネットワークNを介して管理装置2へ送信する(ステップS3)。なお、埋設物検出装置11は、ステップS3において、作業機位置情報とともに、建設機械1の稼動状態に関する情報を送信してもよい。
管理装置2は、送受信部30が受信した作業機位置情報を受信し、この受信した作業機位置情報を作業機位置情報データベース311に書き込んで記憶する(ステップS4)。
この後、検索部321は、受信した作業機位置情報に応じた埋設物情報の検索を行う(ステップS5)。ここでは、受信した作業機位置から所定の範囲内に存在する埋設物の有無を、記憶部31の埋設物情報データベース312を参照して検索を行う。
次に、管理装置2は、検索部321が検索した結果を埋設物検出装置11へ送信する(ステップS6)。具体的には、検索部321が検索した結果、作業機から所定の範囲内に埋設物が存在している場合、管理装置2は、該当する埋設物の埋設物情報を埋設物検出装置11へ送信する。他方、検索部321が検索した結果、作業機から所定の範囲内に埋設物が存在していない場合、管理装置2は、埋設物が存在していないことを示す情報を埋設物検出装置11へ送信する。
図5は、埋設物情報の一例を示す図である。図5では、バケット15の先端位置Bを原点Oとする座標系(x,y,z)を用いており、所定の範囲として、原点Oから所定の半径を有する3次元領域S(図5では2次元的に表示)に含まれる埋設物情報を示している。領域Sには、直線状をなす埋設物201,202が存在している。埋設物201の座標(x1,y1,z1)は、適当な関数f1,f2を用いることにより、(x1,y1,z1)=(x1,f1(x1),f2(x1,y1))と表される。同様に、埋設物202の座標(x2,y2,z2)は、適当な関数g1,g2を用いることにより、(x2,y2,z2)=(x2,g1(x2),g2(x2,y2))と表される。
管理装置2は、埋設物情報として、上述した埋設物の座標値とともに、地図情報や埋設物の識別情報、バケット15の先端と埋設物との距離などもあわせて送信する。
その後、埋設物検出装置11は、管理装置2から受信した検索結果を表示部151で表示するとともに、記憶部140で記憶する埋設物情報141を最新の情報に更新する(ステップS7)。表示部151は、例えば図5に示すような画像を含む埋設物情報を表示する。なお、表示部151が埋設物情報を表示するのにあわせて警報発生部152が埋設物の存在を示す警報を発生してもよいし、出力部150に音声出力手段を具備させることによって埋設物が存在している旨のメッセージを出力するようにしてもよい。
これに対して、埋設物検出装置11が、埋設物情報を含まない検索結果を管理装置2から受信した場合には、出力部150は「埋設物なし」を示す情報を表示部151や上述した音声出力手段によって出力する。
以後の処理は、管理装置2の検索結果によって異なる。まず、管理装置2が検索した結果、埋設物が所定範囲内に存在していない場合(ステップS8,No)、埋設物検出装置11は、ステップS1に戻って処理を繰り返す。他方、管理装置2が検索した結果、埋設物が存在している場合(ステップS8,Yes)、埋設物検出装置11は、ステップS9以降の処理を行う。
ステップS9では、位置計算部131が、バケット15の先端位置を再び計算する。図6は、位置計算部131が行う作業機位置情報の計算の概要を模式的に示す図である。バケット15の先端位置B'(X'b,Y'b,Z'b)の計算の概要を示す図であり、ステップS1で埋設物探査要求がなされた後、建設機械1が掘削動作を行った結果、バケット15が地中に入っている状態での計算の概要を示す図である。図3に示す状態から図6に示す状態へ変化したことにより、アーム13の水平面に対する角度はφ1→α1と変化し、ブーム14の水平面に対する角度はφ2→α2と変化している(図6の1点鎖線は図3の状態を示している)。他方、建設機械1は掘削の過程で旋回動作を行うことはないため、作業機のX軸方向(経度方向)に対する角度はφ3のままである。したがって、この場合、バケット15の先端位置B'(X'b,Y'b,Z'b)は、
Xb'=X0+CONV_TO_LAT((L1cosα1+L2cosα2)・cosφ3)…(4)
Yb'=Y0+CONV_TO_LON((L1cosα1+L2cosα2)・sinφ3)…(5)
Zb'=(L2sinα2−L1sinα1)−(L2sinφ2−L1sinφ1) …(6)
と表される。
バケットの先端位置B'は、埋設物情報の座標系(x,y,z)で見ると、(Xb'−Xb,Yb'−Yb,Zb')となる。ここで、
Xb'−Xb=CONV_TO_LAT((L1cosα1+L2cosα2)・cosφ3)
−CONV_TO_LAT((L1cosφ1+L2cosφ2)・cosφ3)
…(7)
Yb'−Yb=CONV_TO_LAT((L1cosα1+L2cosα2)・cosφ3)
−CONV_TO_LON((L1cosφ1+L2cosφ2)・sinφ3)
…(8)
と表される。
埋設物有無判定部132は、位置計算部131で求められた変換後のバケット15の先端位置の座標(Xb'−Xb,Yb'−Yb,Zb')と埋設物201の座標(x1,y1,z1)および埋設物202の座標(x2,y2,z2)との距離を求め、この距離が所定値以下であるか否かに応じて埋設物の有無を判定する(ステップS10)。このステップS10の判定に適用される範囲は、管理装置2が埋設物情報を検索する際の領域Sよりも狭い領域であって、掘削〜ダンプの動作を数回続けて行った場合にバケット15と埋設物とが接触する可能性のある領域として予め設定されている。
埋設物有無判定部132が判定した結果、所定範囲内に埋設物が存在している場合(ステップS11,Yes)、作業機停止指令生成部133が作業機停止指令を生成し、電子制御装置24へ出力する(ステップS12)。作業機停止指令を受信した電子制御装置24は、作業機の動作を停止する制御を行う。なお、強制的に停止(ロック)された作業機は、オペレータが意図的に停止解除指示を入力しない限り、解除されないようにしておく。これにより、埋設物破損事故を一段と確実に防止することが可能となる。
他方、埋設物有無判定部132が判定した結果、所定範囲内に埋設物が存在していない場合(ステップS11,No)、ステップS15に進む。
埋設物検出装置11は、送受信部120から作業機停止情報を管理装置2に送信する(ステップS13)。ここで送信する作業機停止情報には、作業機停止位置、作業機停止時間、接近した埋設物に関する情報などが含まれる。
その後、埋設物検出装置11は、出力部150の表示部151から作業機停止に関する情報(埋設物情報も含む)を出力するとともに、警報発生部152から警報を発生する(ステップS14)。
以上説明したステップS9〜ステップS14の処理は、所定時間間隔で繰り返し行われる。この一連の処理の途中で埋設物確認要求が入力されれば(ステップS15,Yes)、ステップS2の作業機位置情報計算処理に戻って、新たにバケット15を停止した位置地面を新たな基準すなわち地面として処理を繰り返す。一方、埋設物確認要求が入力されなければ(ステップS15,No)、ステップS9の作業機位置計算処理に戻り、当初の基準に対するバケット15の先端位置を計算する。
本実施の形態において、埋設物確認要求は、一連の掘削動作が完了し、別な掘削動作を開始する時点で入力されることが望ましい。すなわち、一連の掘削操作が完了した後、ダンプ、旋回等の操作を経て別な掘削動作を開始する際、オペレータは初期動作としてバケット15を地面につけ、埋設物確認要求を入力部110から入力することが望ましい。
作業機停止情報を受信した管理装置2は、建設機械1から送信されてきた作業機停止情報を送受信部30から利用者端末6へ送信する(ステップS16)。送信対象となる利用者端末6は、建設機械1に対応付けられているものであり、例えば、建設機械1の現場管理者や機械管理者等の端末である。このステップS16では、作業機停止情報を電子メールによって送信してもよい。このようにして作業機停止情報を利用者端末6へ送信することにより、建設機械1の関係者に対して作業機の停止を迅速に伝達することができる。
なお、管理装置2の記憶部31に作業機停止情報を記憶可能な構成としてもよい。この場合、管理装置2は、埋設物検出装置11から受信した作業機停止情報を記憶部31に記録する処理を行う。
以上説明した本発明の一実施の形態によれば、地中に埋設された埋設物の深さ位置も含む3次元的な位置を参照することによって建設機械の作業機と埋設物との距離を算出しているため、埋設物の位置を正確に検知し、建設機械による掘削作業中の埋設物の破損を適確に防止することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、埋設物検出装置は、全ての埋設物情報を記憶しておく必要がなく、建設機械の現在位置の周辺の埋設物情報のみを移動体管理装置から受信して参照すればよいため、埋設物有無判定処理を行う際の負荷を低減することができる。
さらに、本実施の形態によれば、管理装置側で埋設物情報の登録、管理を行うため、広範囲の埋設物情報を記憶、管理することができ、建設機械が稼動する地域によらず同じサービスを提供することが可能となる。
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明を実施するための最良の形態を詳述してきたが、本発明は上述した一実施の形態によって限定されるべきものではない。例えば、管理者側の端末では、建設機械周辺の埋設物情報をWEB上で表示される地図を介して確認することができるようにしてもよい。
また、建設機械の作動現場で、デジタルカメラなどの撮像手段によって撮像したデータを埋設物検出装置に送信し、GPSデータを付与して管理装置へ送信するようにしてもよい。これにより、管理装置では、受信したデータを埋設物情報データベースに反映させることができ、埋設物情報の精度を一段と向上させることができる。
さらに、本発明に適用する測位手段はGPSに限られるわけではなく、他の測位手段を用いて建設機械の位置を測位してもよい。
また、建設機械に地上波通信を行う機能を具備させてもよい。具体的には、建設機械に地上波通信用の通信端末を設け、この通信端末と地上波通信の基地局サーバ(ネットワークを介して管理装置に接続される)との間で地上波通信を行うようにしてもよい。なお、建設機械に衛星通信用と地上波通信用の二つの通信端末を設けてもよいし、衛星通信用と地上波通信用の二つの通信端末のうちのいずれか一方のみを設けてもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
本発明の一実施の形態に係る建設機械監視システムの概略構成を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る建設機械監視システムの埋設物探査方法の概要を示すシーケンス図である。 作業機位置情報の計算の概要を模式的に示す図(その1)である。 作業機位置情報の計算の概要を模式的に示す図(その2)である。 埋設物情報の一例を示す図である。 バケットの先端位置計算の概要を模式的に示す図である。
符号の説明
1 建設機械
2 管理装置
3 GPS衛星
4 通信衛星
5 地上局サーバ
6 利用者端末
10 GPSセンサ
11 埋設物検出装置
12 通信端末
13 アーム
14 ブーム
15 バケット
16,18,19 角度センサ
17 地磁気センサ
20 エンジン
24 電子制御装置
30,120 送受信部
31,140 記憶部
32,130 制御部
100 建設機械監視システム
110 入力部
131 位置計算部
132 埋設物有無判定部
133 作業機停止指令生成部
141 埋設物情報
150 出力部
151 表示部
152 警報発生部
201,202 埋設物
311 作業機位置情報データベース
312 埋設物情報データベース
321 検索部
N ネットワーク

Claims (4)

  1. 掘削機能を有する作業機を備えた建設機械に搭載され、物体の位置を測位する測位手段から送信されてくる前記建設機械の位置情報を取得可能であるとともに、地中に埋設された埋設物情報を記憶する管理装置と通信接続され、前記建設機械の周囲に存在する埋設物を検出する埋設物検出装置であって、
    前記建設機械の周囲に存在する埋設物の確認要求を入力する入力手段と、
    前記確認要求があった場合に前記作業機の3次元位置情報を前記管理装置に送信し、前記管理装置から、前記3次元位置情報が示す位置から第1の所定範囲内の埋設物情報を受信する送受信手段と、
    前記送受信手段が受信した前記第1の所定範囲内の埋設物情報を更新して記憶する検出側記憶手段と、
    前記確認要求に応じて前記作業機の3次元位置情報を計算する一方、前記管理装置から前記第1の所定範囲内の埋設物情報を受信後に前記作業機の3次元位置情報を計算する位置計算手段と、
    前記管理装置から受信した埋設物情報および前記埋設物情報を受信後に前記位置計算手段が計算した前記作業機の3次元位置情報をもとに、前記作業機を中心として前記第1の所定範囲内であって前記第1の所定範囲よりも狭い第2の所定範囲内に埋設物が存在するか否かを判定する埋設物有無判定手段と、
    前記埋設物有無判定手段が前記作業機から前記第2の所定範囲内に埋設物が存在すると判定した場合、前記作業機の稼動を停止させる作業機停止指令を生成して出力する作業機停止指令生成手段と、
    を備えたことを特徴とする埋設物検出装置。
  2. 前記入力手段は、前記埋設物の確認要求の入力を、前記作業機が停止した状態でのみ受け付けることを特徴とする請求項1記載の埋設物検出装置。
  3. 掘削機能を有する作業機を備えた建設機械に搭載され、物体の位置を測位する測位手段から送信されてくる前記建設機械の位置情報を取得可能であり、前記建設機械の周囲の地中に埋設された埋設物を検出する埋設物検出装置と、前記埋設物検出装置に通信接続され、埋設物の3次元的な位置を含む埋設物情報を記憶する管理装置と、を備えた建設機械監視システムが、前記建設機械の周囲に存在する埋設物を探索する建設機械監視システムの埋設物探索方法であって、
    前記埋設物検出装置が、
    前記建設機械の周囲に存在する埋設物の確認要求に応じて前記作業機の3次元位置情報を計算し、
    この計算した前記作業機の3次元位置情報を前記管理装置へ送信し、
    前記管理装置が、
    前記埋設物検出装置から送信されてくる前記作業機の3次元位置情報に基づいて前記埋設物情報の検索を行い、
    検索した結果、前記作業機から第1の所定範囲内に埋設物が存在する場合、該当する埋設物情報を前記埋設物検出装置へ送信し、
    前記埋設物検出装置が、
    前記埋設物情報を前記管理装置から受信した場合、前記作業機の3次元位置情報を計算し、
    この計算した前記作業機の3次元位置情報および前記管理装置から受信した前記第1の所定範囲内の埋設物情報をもとに、前記作業機を中心として前記第1の所定範囲内であって前記第1の所定範囲よりも狭い第2の所定範囲内に埋設物が存在するか否かを判定し、
    前記作業機から前記第2の所定範囲内に埋設物が存在すると判定した場合、前記作業機の稼動を停止する作業機停止指令を生成して出力すること
    を特徴とする建設機械監視システムの埋設物探索方法。
  4. 前記埋設物の確認要求は、前記作業機が停止した状態でのみ受け付け可能であることを特徴とする請求項記載の建設機械監視システムの埋設物探索方法。
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