JP5051104B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
また、上記特許文献1では、画面に表示する情報量が多い場合には、1画面内に全ての情報を表示し切れないことがある。その場合、ユーザが、ジョブスケジューリング画面の表示領域に収まらない情報を把握して、ジョブの実行前に用紙切れが発生することを認識できない恐れがある。
各トレイに収納される用紙の少なくとも残量に関するトレイ用紙情報を記憶する記憶部と、
第1軸が給紙トレイ情報、当該第1軸と直交する第2軸が用紙の使用予定枚数又は実行予定時間を示す二次元の表上に、予約された各ジョブの予約情報を表示したジョブスケジューリング画面を表示部に表示する制御部と、
を備え、
前記画像形成条件は、用紙の使用予定枚数に関する条件を含み、
前記制御部は、前記ジョブスケジューリング画面において、各ジョブの用紙の使用予定枚数又は実行予定時間に相当する第2軸の長さ分の予約情報を表示するとともに、予約された各ジョブの画像形成条件に含まれる用紙の使用予定枚数と前記トレイ用紙情報に含まれる用紙の残量とに基づいて、用紙不足となるトレイを検出し、予約された各ジョブの使用するトレイに対応する第1軸上の位置に、用紙不足となるトレイを識別する用紙切れ情報を表示することを特徴とする。
前記制御部は、予約された各ジョブの前記画像形成条件と前記トレイ用紙情報とに基づいて、各ジョブで使用するトレイを特定し、使用するトレイを識別する識別情報を、前記給紙トレイ情報と対応づけて、前記ジョブスケジューリング画面内に表示することを特徴とする。
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、本体部10と、これにオプション接続された大容量トレイユニット20及び後処理部30と、を備えて構成される。
例えば、何れかのポストインサータPI1、PI2に、用紙片の一部に突出したタブ部を有するタブ紙や異なる配色を施されたカラーシート、すでに画像形成された用紙等を載置し、ジョブの設定に従って給紙することにより、本体部10から搬送された複数の印字用の用紙間に、これらの用紙を挿入することができる。
さらに、後処理部30には、包み製本用の用紙を積載するトレイPB(図示省略)が設けられている。
スキャナ部200により読み取られた画像(アナログ画像信号)は、後述する状態管理部100に出力され、状態管理部100においてA/D変換され、各種画像処理が施された後、画像形成部600に出力される。そして、画像形成部600において、本体部10又は大容量トレイユニット20に備わる何れかの給紙トレイFT1〜FT9から給紙された用紙上に、ディジタル画像データに基づく画像が形成される。
画像形成された用紙は、画像形成部600内の搬送部610により後処理部30に搬送され、後処理部30の後処理機構により所定の後処理を施された後、排紙トレイET1、ET2の何れかに排紙される。
なお、本実施形態における以下の説明では、給紙を行う各種のトレイ、すなわち、上述した給紙トレイFT1〜9、ポストインサータPI1、PI2、包み製本用のトレイPBを「トレイ」と総称する。
また、給紙トレイFT1〜FT9、ポストインサータPI1、PI2、包み製本用のトレイPB、排紙トレイET1、ET2の形態は、図1に例示したものに限定されず、少なくとも給紙用のトレイと排紙用のトレイが備わる構成であれば良い。例えば、その数は図示したものより多くても少なくてもよい。
本体部10は、状態管理部100と、スキャナ部200と、ADF部300と、プリンタコントローラ400と、給紙トレイFT1〜FT3と、残量検出センサDと、操作表示部500と、画像形成部600と、を備えて構成される。
ここで、本実施形態の画像形成装置1は、複数のジョブを予約可能となっており、制御部101は、予約されたジョブに応じた画像形成処理を、ジョブの実行予約順に実行する。
具体的には、不揮発メモリ104は、ジョブ予約画面上でのユーザの操作により入力されたジョブの設定情報を記憶する。
また、不揮発メモリ104は、後述するトレイ用紙情報テーブル104aを備え、各トレイに収容する用紙に関するトレイ用紙情報を記憶する。
書き込み処理部106は、圧縮・伸長IC108から入力される画像データに基づくPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成し、画像形成部600へ出力する。
具体的には、読み取り処理部105から入力されたディジタル画像データ、又はプリンタコントローラ400から入力された画像データを圧縮・伸長IC108により圧縮させ、圧縮された画像データを画像メモリ109の圧縮メモリ109aに書き込んで一時的に記憶させる。また、画像メモリ109に記憶されている画像データを圧縮・伸長IC108により伸長させ、書き込み処理部106に出力する。この際、制御部101から合成処理を施す旨の制御信号が出力された場合には、DRAM制御IC107は、画像データを圧縮・伸長IC108により伸長させてから、不揮発メモリ104内の固有の画像データを重ね書きして、書き込み処理部106に出力する。
また、DRAM制御IC107は、プリンタコントローラ400から入力された制御データを制御部101に出力する。
画像メモリ109は、例えば、DRAMで構成される圧縮メモリ109a、ページメモリ109bを有する。圧縮メモリ109aは、例えば、DRAM制御IC107から入力される制御信号に従って、圧縮・伸長IC108で圧縮されたジョブファイルを一時的に記憶する。ページメモリ109bは、例えば、印刷出力前にプリント出力対象の非圧縮のジョブファイルを一時的に記憶する。
ここで、各トレイは、予め設定された紙種・用紙サイズ・坪量の用紙を収容するようになっており、各トレイに収容される用紙に関する情報が、不揮発メモリ104内のトレイ用紙情報テーブル104aに、トレイ用紙情報として記憶されている。
各トレイにおける用紙の推定残量は、残量検出センサDにより検出された検出値(例えば、用紙積載高さ)と用紙の種類(例えば、紙種)とに基づいて制御部101により算出される。
図3に示すように、トレイ用紙情報テーブル104aは、各トレイに収容する用紙の紙種・用紙サイズ・坪量と、各トレイの用紙の推定残量(最小値・最大値・マージン値)と、をトレイ用紙情報として記憶している。
例えば、図3では、給紙トレイFT1の用紙の推定残量の最小値は「388」、最大値は「550」、マージン値は「162」とされ、給紙トレイFT2の用紙の推定残量の最小値は「388」、最大値は「550」、マージン値は「162」とされ、給紙トレイFT7の用紙の推定残量の最小値は「1092」、最大値は「1216」、マージン値は「124」とされている。
具体的には、プリンタコントローラ400は、予約部として、外部装置からジョブの画像形成条件を含むジョブの設定情報を受信し、当該データを本体部10へ送信する。プリンタコントローラ400から本体部10に送信されたジョブの設定情報は、不揮発メモリ104に実行予約順とともに格納されることとなる。
また、表示部501の画面上には、透明電極を格子状に配置した感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネル502が構成されており、手指やタッチペン等で操作された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として操作表示制御部503に出力する。
トレイ設定情報とは、ジョブが使用するトレイを設定する情報であり、具体的には、画像形成装置1に備わる各トレイのうちの何れか一又は複数のトレイをジョブが使用するトレイとして設定する情報である。また、使用するトレイを指定せずに、ジョブが使用する用紙の紙種、用紙サイズ、坪量を指定することも可能であり、ユーザにより、用紙の紙種、用紙サイズ、坪量が指定された場合には、トレイ用紙情報テーブル104aに基づいて、設定された用紙を収容するトレイが自動的に選択され、トレイ設定情報として設定されることとなる。
図5に示すように、画像形成条件を記憶するテーブル104bは、予約されたジョブ1〜ジョブ4のそれぞれについて、そのジョブが使用するトレイを設定するトレイ設定情報と、そのジョブが使用する用紙の使用予定枚数とを記憶している。
例えば、図5において、実行予約順が1番のジョブ1の使用するトレイは「給紙トレイFT1」、用紙の使用予定枚数は「200枚」、実行予約順が2番のジョブ2の使用するトレイは「給紙トレイFT4」、用紙の使用予定枚数は「1400枚」、実行予約順が3番のジョブ3の使用するトレイは「給紙トレイFT1」、用紙の使用予定枚数は「480枚」、実行予約順が4番のジョブ4の使用するトレイは「給紙トレイFT2」、用紙の使用予定枚数は「120枚」と記憶されている。
また、LD部620の搬送経路上には、図示しない複数のセンサが設けられている。これらのセンサは、用紙が通過する際に検出信号を発生し、これをプリンタ制御部630に出力する。
LD部620は、プリンタ制御部630からの指示に基づいて、LD部620の感光体ドラム622表面を帯電部623により帯電させ、書き込み処理部106から入力されたPWM信号に基づいてLD621により感光体ドラム622表面にレーザ光を照射することにより静電潜像を形成する。そして、現像部624において感光体ドラム622表面の静電潜像を含む領域にトナーを付着させ、転写部625により用紙にトナーを転写して画像を形成する。そして、転写された画像を定着部626で定着させた後、画像形成済みの用紙を排紙ローラ613により後処理部30へ搬送する。
また、プリンタ制御部630は、各ジョブの実行中に、給紙ローラ611付近に設けられたセンサ(図示省略)から出力されるセンサ信号をカウントすることにより、給紙した用紙の枚数をカウントし、制御部101に出力する。
ジョブスケジューリング画面Gは、予約された各ジョブが使用するトレイに関する情報、予約された各ジョブの用紙の使用予定枚数に関する情報、用紙切れに関する情報等の各種情報を、互いに直交する2つの軸を有する二次元の表上に表示させた画面であり、縦軸表示部51と、横軸表示部52と、予約情報表示部53と、を有している。
例えば、縦軸表示部51の最上段である第1行は「給紙トレイFT1」に対応する行であり、この給紙トレイFT1に収容する用紙の紙種「普通紙」・用紙サイズ「A4」・坪量「62−71g/m2」が表示されている。
また、図6及び図7に示すように、縦軸表示部51における給紙トレイFT1〜FT9に対応する第1行〜第9行には、各給紙トレイFTにおける用紙の推定残量が概略表示されている。図6及び図7では、用紙の推定残量は線の数で表現されている。
また、ジョブスケジューリング画面Gの下部には、スケジューリング画面の第2軸の表示スケールを変更するための拡大釦B2及び縮小釦B3が設けられており、図6のジョブスケジューリング画面G上で拡大釦B3を操作すると、図7に示すように、ジョブスケジューリング画面Gの第2軸の表示スケールが拡大されたジョブスケジューリング画面Gが表示される。図7のジョブスケジューリング画面Gでは、第2軸の1目盛りが40枚分に対応している。
なお、図6及び図7のジョブスケジューリング画面Gでは、実行中のジョブも、実行予約順1番のジョブとして、その予約情報R1が表示されている。実行中のジョブについては、そのタイミングにおける用紙の残りの使用予定枚数が、用紙の使用予定枚数とされている。
このように、ジョブスケジューリング画面Gにおいて、各ジョブの予約情報Rが、使用するトレイに対応する第1軸上の位置、且つ、用紙の使用予定枚数に相当する長さの第2軸上の位置に表示されることにより、各ジョブ及びジョブ全体での、トレイ毎の用紙の使用予定枚数が把握可能となっている。
また、制御部101は、実行予約順1番のジョブ1の予約情報R1を、図7のジョブスケジューリング画面G上に表示する場合には、予約情報R1を、ジョブ1で使用する給紙トレイFT1に対応する第1行に表示するとともに、この予約情報R1の第2軸方向の長さを、用紙の使用予定枚数「200枚」に相当する5目盛りの長さとすることで、ジョブ1が、給紙トレイFT1の用紙を200枚使用することを認識可能としている。
次いで、制御部101は、ジョブ2の予約情報R2を、ジョブ1の使用予定枚数「200枚」を示す第2軸上の位置(すなわち、原点から5目盛り分進んだ位置)を始点として、始点から第2軸方向に、そのジョブの用紙の使用予定枚数「1400枚」に対応する35目盛り分進んだ位置(すなわち、原点から40目盛り分進んだ位置)を終点とする第2軸上の位置に表示する。
次いで、制御部101は、ジョブ3の予約情報R3を、実行予約順が前のジョブ1、2の使用予定枚数の積算値「1600枚」を示す第2軸上の位置(すなわち、原点から40目盛り分進んだ位置)を始点として、始点から第2軸方向に、そのジョブの用紙の使用予定枚数「480枚」に対応する12目盛り分進んだ位置(すなわち、原点から52目盛り分進んだ位置)を終点とする第2軸上の位置に表示する。
次いで、制御部101は、ジョブ4の予約情報R4を、実行予約順が前のジョブ1〜3の使用予定枚数の積算値「2080枚」を示す第2軸上の位置(すなわち、原点から52目盛り分進んだ位置)を始点として、始点から第2軸方向に、そのジョブの用紙の使用予定枚数「120枚」に対応する3目盛り分進んだ位置(すなわち、原点から55目盛り分進んだ位置)を終点とする第2軸上の位置に表示する。
また、制御部101は、ジョブの用紙の使用予定枚数が、第2軸方向の残りに対応する枚数以上である場合には、二次元の表の右端を終点として予約情報Rを表示する。
所定毎の用紙に対する画像形成処理が終了したときを更新タイミングと設定する場合には、さらに、何枚毎に更新を行うかを設定することができる。ユーザは、例えば、1枚、10枚、100枚毎に、ジョブスケジューリング画面Gの更新を行うように設定することができる。
一方、前回の更新タイミングから所定時間が経過したときを更新タイミングと設定する場合には、さらに、何秒/分/時間毎に更新を行うかを設定することができる。ユーザは、例えば、10秒、60秒、10分毎に、ジョブスケジューリング画面Gの更新を行うように設定することができる。
このように、ジョブスケジューリング画面Gにおいて、ジョブ1の予約情報R1が全て青色で表示されることにより、ユーザは、ジョブ1の画像形成処理が用紙不足で停止することなく全て実行可能であることを容易に認識することができる。
そして、ジョブ2の予約情報R2の表示領域のうち、給紙トレイFT4の用紙の推定残量の最小値「1092枚」に相当する第2軸上の長さに相当する領域、すなわち、約27目盛り分の表示領域を青色で表示し、給紙トレイFT4の用紙の推定残量の最小値と最大値の差分値「124枚」に相当する第2軸上の長さに相当する領域、すなわち、約3目盛り分の表示領域を黄色で表示し、残りの領域を赤色で表示する。
また、予約情報Rのうち、黄色で表示された領域は、使用するトレイに用紙が無くなる可能性があることを示しており、黄色で表示された領域のタイミングでは、用紙不足によって画像形成処理が停止する可能性が有る。
また、予約情報Rのうち、赤色で表示された領域は、使用するトレイに用紙が無くなることを示しており、赤色で表示された領域のタイミングでは、用紙不足によって画像形成処理が停止する可能性が高い。
例えば、ジョブ1が給紙トレイFT1の用紙を200枚、ジョブ2が給紙トレイFT4の用紙を1400枚、ジョブ3が給紙トレイFT1の用紙を480枚、ジョブ4が給紙トレイFT2の用紙を120枚使用する場合、給紙トレイFT1の用紙の使用予定枚数の積算値は「680枚」、給紙トレイFT2の用紙の使用予定枚数の積算値は「120枚」、給紙トレイFT4の用紙の使用予定枚数の積算値は「1400枚」と算出される。
例えば、給紙トレイFT1の用紙の推定残量が388枚、給紙トレイFT2の用紙の推定残量が388枚、給紙トレイFT7の用紙の推定残量が最小値が1092枚である場合、用紙の推定残量が用紙の使用予定枚数に満たない給紙トレイFT1と給紙トレイFT4とが、用紙不足となるトレイであると特定される。
一方、第2軸の表示スケールが縮小された図6のジョブスケジューリング画面Gでは、ジョブ3の予約情報R3が表示可能範囲を外れて画面上に表示されない。そのため、ユーザは、図6のジョブスケジューリング画面G上では、給紙トレイFT1で用紙切れが発生することを認識することができない。
そこで、上述のように、ジョブスケジューリング画面G上に常時表示される領域に、給紙トレイFT1が用紙不足となることを示す用紙切れ情報Nを表示することで、ジョブスケジューリング画面Gの表示スケールやジョブの数に関らず、ユーザに用紙不足となる給紙トレイを確実且つ容易に認識させることを可能としている。
このとき、制御部101は、上述した用紙切れ情報Nと識別情報Mとが、一つのトレイに競合した場合、すなわち、用紙切れ情報Nによって識別されるトレイと識別情報Mによって識別されるトレイとが同一である場合には、識別情報Mは表示せず、用紙切れ情報Nのみを優先的に表示する。
すなわち、制御部101は、給紙トレイFT1、FT2、FT4を、使用するトレイとして特定すると、これらのトレイから用紙不足となる給紙トレイFT1、給紙トレイFT4を省いた残りの給紙トレイFT2を、ジョブで使用され、且つ、用紙不足とならないトレイとして特定する。給紙トレイFT2を、ジョブで使用され、且つ、用紙不足とならないトレイとして特定すると、さらに、制御部101は、図6及び図7に示すように、ジョブスケジューリング画面Gの縦軸表示部51において、給紙トレイFT2に対応する第2行に、「給紙予定」との識別情報Mを表示する。
一方、第2軸の表示スケールが縮小された図6のジョブスケジューリング画面Gでは、予約情報R4は表示可能範囲を外れて画面上に表示されない。そのため、ユーザは、図6のジョブスケジューリング画面G上では、給紙トレイFT2の用紙が使用されることを認識することができない。
そこで、上述のように、ジョブスケジューリング画面G上に常時表示される領域に、給紙トレイFT2が使用されることを示す識別情報Mを表示することで、ジョブスケジューリング画面Gの表示スケールやジョブの数に関らず、ユーザに使用される給紙トレイを確実且つ容易に認識させることを可能としている。
まず、制御部101は、ステップS101において、予約されたジョブが有るか否かを判断し、ジョブが有ると判断すると(ステップS101;Yes)、ステップS102に進む。
次いで、制御部101は、ステップS102において、予約された各ジョブについて、各トレイにおける用紙の推定残量と、各ジョブの画像形成条件としての用紙の使用予定枚数と使用するトレイとに基づいて、スケジューリング計算処理を実行する。
次いで、制御部101は、ステップS103において、予約された各ジョブの予約情報Rを、スケジューリング計算処理によって特定された、各ジョブで使用するトレイに対応する第1軸上の位置、且つ、用紙の使用予定枚数に相当する長さの第2軸上の位置から成る領域に表示する。
次いで、制御部101は、ステップS104において、各ジョブの画像形成条件としての用紙の使用予定枚数と、各トレイの用紙の推定残量とに基づいて、用紙不足となるトレイを検出するとともに、各ジョブの画像形成条件としての使用するトレイに関する条件に基づいて、予約されたジョブで使用されるトレイを特定する。
次いで、制御部101は、ステップS105において、用紙不足となるトレイを識別する用紙切れ情報Nを、そのトレイに対応する縦軸表示部51上の行に表示し、さらに、用紙不足とならず、且つ、予約されたジョブで使用されるトレイを識別する識別情報Mを、そのトレイに対応する縦軸表示部51上の行に表示し、本処理を終了する。
また、表示部501に表示されるジョブスケジューリング画面Gにおいて、用紙不足となるトレイを識別する用紙切れ情報Nが、各ジョブの使用するトレイに対応する第1軸上の位置に表示される。したがって、表示スケールに関らず、常に用紙切れ情報Nが表示されることとなり、多数のジョブが予約されている場合や用紙の使用予定枚数が多い場合であっても、ジョブの実行前に用紙切れとなるトレイを確実に把握することができる。
第2軸が実行予定時間を示すジョブスケジューリング画面Gを表示する場合には、用紙の使用予定枚数や処理モード等を含むジョブの画像形成条件と、画像形成条件に応じて予め定められた用紙1枚あたりの処理時間との演算処理によって、各ジョブの実行予定時間が算出され、各ジョブの使用するトレイに対応する第1軸上の位置であって、実行予定時間に相当する第2軸上の位置に、各ジョブの予約情報Rが表示されることとなる。このようなジョブスケジューリング画面Gであっても、ジョブの実行前に、予約された複数のジョブの実行予定時間を、使用するトレイ毎に容易に認識できることとなるため、用紙を補充すべきトレイを把握して、事前に用紙を補充する作業をより容易に行うことができ、稼動効率の低下を防止することができる。
101 制御部
104a トレイ情報テーブル(記憶部)
502 タッチパネル(予約部)
600 画像形成部
FT1〜FT9 給紙トレイ(トレイ)
G ジョブスケジューリング画面
M 識別情報
N 用紙切れ情報
PB 包み製本用のトレイ(トレイ)
PI1、PI2 ポストインサータ(トレイ)
R1〜R4(R) 予約情報
Claims (4)
- 複数のジョブを予約可能な予約部と、当該予約部により予約されたジョブの画像形成条件に応じて、画像形成処理を実行する画像形成部と、を備える画像形成装置において、
各トレイに収納される用紙の少なくとも残量に関するトレイ用紙情報を記憶する記憶部と、
第1軸が給紙トレイ情報、当該第1軸と直交する第2軸が用紙の使用予定枚数又は実行予定時間を示す二次元の表上に、予約された各ジョブの予約情報を表示したジョブスケジューリング画面を表示部に表示する制御部と、
を備え、
前記画像形成条件は、用紙の使用予定枚数に関する条件を含み、
前記制御部は、前記ジョブスケジューリング画面において、各ジョブの用紙の使用予定枚数又は実行予定時間に相当する第2軸の長さ分の予約情報を表示するとともに、予約された各ジョブの画像形成条件に含まれる用紙の使用予定枚数と前記トレイ用紙情報に含まれる用紙の残量とに基づいて、用紙不足となるトレイを検出し、予約された各ジョブの使用するトレイに対応する第1軸上の位置に、用紙不足となるトレイを識別する用紙切れ情報を表示することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、前記予約情報の表示領域のうち、用紙の不足量に相当する前記第2軸方向の長さ分の表示領域の表示を、他の表示領域の表示と異ならせることにより、用紙の不足量を示すことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成条件は、使用するトレイに関する条件を含み、
前記制御部は、予約された各ジョブの前記画像形成条件と前記トレイ用紙情報とに基づいて、各ジョブで使用するトレイを特定し、使用するトレイを識別する識別情報を、前記給紙トレイ情報と対応づけて、前記ジョブスケジューリング画面内に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記用紙切れ情報によって識別される前記トレイと、前記識別情報によって識別される前記トレイとが同一である場合には、当該用紙切れ情報のみを表示することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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