JP5049587B2 - 干渉成分に関連する情報を報告する方法、装置、及び信号、信号の転送を制御する方法及び装置、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

干渉成分に関連する情報を報告する方法、装置、及び信号、信号の転送を制御する方法及び装置、並びにコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、包括的には通信システムに関し、特に通信装置が受信した干渉成分に関連する情報を別の通信装置に報告する方法及び装置に関する。
近年、空間領域及び周波数領域での効率的な伝送方式が、高データ速度ワイヤレス通信の増え続ける需要を満たすために研究されている。空間領域では、複数のアンテナを送信側及び受信側の両方で使用する多入力多出力(MIMO)システムが、スペクトル効率の潜在的な増大を利用するために注目を集めている。
MIMOシステムを使用する伝送方式は主に2つの異なるアプローチから研究されてきた。第1のアプローチは、通信装置が並列のデータストリームを同時に転送するケースであって、各データストリームに一つのアンテナが使用され、通信装置自体とデータストリームの転送先の通信装置との間に存在するチャネル状況についての知識を通信装置が何ら有しないケースに関連する。
第2のアプローチは、データストリームを送信する通信装置が、それ自体とデータストリームの転送先の通信装置との間に存在するチャネル状況の何らかの知識を有するものである。通信装置は、通信装置に転送される信号をチャネル状況に応じて向け(direct)、そうしてシステム全体のパフォーマンスを向上させる。
実際には、アップリンクチャネルとダウンリンクチャネルとの間のチャネル応答が、たとえば時分割多重化システムでのように相反的である場合、チャネル状況は以下の方法に従って取得される。すなわち、第1の通信装置がパイロット信号を第2の通信装置に転送し、第2の通信装置がパイロット信号を受信し、受信したパイロット信号から、チャネル応答を、例としてチャネル状況を表すチャネル行列の形で求め、求められた行列を使用して、パイロット信号を送信した第1の通信装置に、転送されるべき信号を向ける。
求められるチャネル行列の係数は、第2の通信装置のアンテナと第1の通信装置のアンテナとの間の複素伝搬利得である。
チャネル状況のこのような割り出しは、第1の通信装置が第2の通信装置により転送される信号と並列して空間的ホワイトノイズ信号のみを受信する場合に有効である。
空間的ホワイトノイズとは、第1の通信装置の各アンテナが受信するノイズが相関を有さず、等しい電力(power)を有することを意味する。
第1の通信装置が空間的に有色の干渉成分を受信する場合、第2の通信装置はこれらの干渉成分を認識せず、第1の通信装置に転送される信号を誤った方向に向けてしまう恐れがある。例として、第1の通信装置により受信され、第2の通信装置により転送される信号は、干渉成分と同じ方向を有し得る。
空間的有色ノイズとは、第1の通信装置の各アンテナが受信するノイズが相関し、且つ又は異なる電力を有することを意味する。
第1の通信装置が、受信する干渉成分を測定して第2の通信装置に報告することができる場合、上記問題を回避することが可能である。
現在まで、通信装置が、受信し測定した干渉成分を別の通信装置に、従来のデータ伝送に使用される帯域幅を著しく減じることなく報告することはむしろ不可能であった。
国際公開第2004/038985号パンフレット([0003]段落、[0013]段落、[0033]段落〜[0034]段落、[0045]段落、[0047]段落〜[0061]段落、[0064]段落〜[0066]段落) 国際公開第03/001761号パンフレット(要約、[1006]段落〜[1007]段落、[1015]段落〜[1021]段落、[1027]段落〜[1028]段落、[1031]段落〜[1045]段落、[1049]段落〜[1053]段落、[1058]段落〜[1068]段落) 米国特許第6584302号公報(要約、第1カラム1行目〜8行目、第1カラム65行目〜第2カラム25行目、第5カラム38行目〜第6カラム37行目、第8カラム60行目〜第10カラム10行目)
したがって、本発明の目的は、従来のデータ伝送に使用されるアップリンクチャネルの帯域幅を著しく低減することなく、通信装置が受信した干渉成分に関する情報を別の通信装置に報告できるようにする方法及び装置を提案することである。
この目的のために、本発明は、ワイヤレスネットワークを通して、M個のアンテナを備える第1の通信装置により受信される干渉成分に関連する情報を、N個のアンテナを備える第2の通信装置に報告する方法であって、
前記方法は、第1の通信装置により実行される複数のステップとして、
第1の通信装置により受信される干渉成分を測定するステップと、
測定された干渉成分から最大でM個の重み付けベクトルを求めるステップと、
最大でM個の求められた重み付けベクトルで最大でM個のパイロット信号を重み付けするステップと、
最大でM個の重み付けされたパイロット信号を第2の通信装置に転送するステップと
を含むことを特徴とする、干渉成分に関連する情報を報告する方法に関する。
本発明はまた、ワイヤレスネットワークを通して、M個のアンテナを備える第1の通信装置により受信される干渉成分に関連する情報を、N個のアンテナを備える第2の通信装置に報告する装置であって、
干渉成分に関連する情報を報告する装置は、第1の通信装置に含まれ、
干渉成分に関連する情報を報告する装置は、
第1の通信装置により受信される干渉成分を測定する手段と、
測定された干渉成分から最大でM個の重み付けベクトルを求める手段と、
最大でM個の求められた重み付けベクトルで最大でM個のパイロット信号を重み付けする手段と、
最大でM個の重み付けされたパイロット信号を第2の通信装置に転送する手段と
を備えることを特徴とする、干渉成分に関連する情報を報告する装置に関する。
したがって、第1の通信装置は、受信した干渉成分に関連する情報を第2の通信装置に、従来のデータ伝送に使用される帯域幅を著しく低減することなく報告することができる。
第1の有利な実施の形態によれば、第1の通信装置は、測定された干渉成分から少なくとも2つの行列を求め、第1の行列は干渉成分の空間的な方向を表し、第2の行列はノイズ成分の電力を表し、最大でM個の重み付けベクトルは第1の行列及び第2の行列から求められる。
したがって、第1の通信装置は、最大でM個の重み付けベクトルを求めるためには、第2の通信装置により転送されるいくつかのパイロット信号のような、いかなる情報も必要としない。
別の有利な実施の形態によれば、第1の行列及び第2の行列は、測定された干渉成分から取得される干渉相関行列RINの固有値分解(eigenvalue decomposition)を実行することによって求められる。
したがって、最大でM個の重み付けベクトルを求めることは実行が簡単であり、第1の通信装置が受信する干渉成分を正確に反映する。
別の有利な実施の形態によれば、M個の重み付けベクトルg〜gは以下の式
Figure 0005049587
に従って求められ、式中、xはxの共役を示し、Fは第1の行列であり、Фは第2の行列である。
別の有利な実施の形態によれば、第1の通信装置は、電力係数を求め、最大でM個のパイロット信号を求められた電力係数で重み付けし、第2の通信装置に、求められた電力係数に関連する電力情報を表す信号を転送する。
したがって、第1の通信装置が伝送電力を調整する場合、第2の通信装置はその電力調整を認識する。
さらに別の態様によれば、本発明は、ワイヤレスネットワークを通しての、第2の通信装置による、第1の通信装置への、データ群を表す信号の転送を制御する方法であって、第2の通信装置はN個のアンテナを有し、第1の通信装置はM個のアンテナを有し、方法は、第2の通信装置により実行される複数のステップとして、
第1の通信装置から最大でM個のパイロット信号を受信するステップと、
最大でM個の受信パイロット信号から、第1の通信装置により受信される干渉成分を表す情報を求めるステップと、
第1の通信装置への、データ群を表す信号の転送を、第1の通信装置により受信される干渉成分を表す、求められた情報に従って制御するステップと
を含むことを特徴とする、信号の転送を制御する方法に関する。
本発明はまた、ワイヤレスネットワークを通しての、第2の通信装置による、第1の通信装置への、データ群を表す信号の転送を制御する装置であって、第2の通信装置はN個のアンテナを有し、第1の通信装置はM個のアンテナを有し、信号の転送を制御する装置は第2の通信装置に含まれ、信号の転送を制御する装置は、
第1の通信装置から最大でM個のパイロット信号を受信する手段と、
最大でM個の受信パイロット信号から、第1の通信装置により受信される干渉成分を表す情報を求める手段と、
第1の通信装置へのデータ群を表す信号の転送を、第1の通信装置により受信される干渉成分を表す、求められた情報に従って制御する手段と
を備えることを特徴とする、信号の転送を制御する装置に関する。
したがって、第2の通信装置は、第1の通信装置が受信した干渉成分について、従来のデータ伝送に使用される帯域幅を著しく低減することなく通知され、第1の通信装置への信号の転送を制御して、転送されるデータ群を表す信号に対する干渉成分の影響を低減することができる。
別の有利な実施の形態によれば、第1の通信装置により受信される干渉成分を表す、求められる情報は重み付けベクトルであり、第1の通信装置へのデータ群を表す信号の転送を制御することは、第1の通信装置に転送されるデータ群を表す信号を、重み付けベクトルで重み付けすることによって行われる。
したがって、第2の通信装置は、第1の通信装置に転送される信号を、第1の通信装置が受信する干渉成分に関連する情報に従って向けることができる。
別の有利な実施の形態によれば、重み付けベクトルは、
最大でM個の受信されたパイロット信号から行列Jを計算することと、
固有ベクトル及び固有値を取得するために、計算された行列から取得される2つの行列の積の固有値分解を実行することと、
計算された行列から取得される2つの行列の積の、最大固有値に対応する固有ベクトルを選択することと
によって求められる。
したがって、重み付けベクトルを求めることは簡単である。
別の有利な実施の形態によれば、計算された行列から取得される2つの行列の積はJに等しく、ここでJはJの共役を示し、JはJの転置を示す。
別の有利な実施の形態によれば、少なくとも2つのデータ群が第1の通信装置に同時に転送され、固有ベクトルが、同時に転送されるデータ群のそれぞれについて選択され、選択された固有ベクトルは、計算された行列から取得される2つの行列の積の少なくとも2つの最大固有値(at least two largest eigenvalues)に対応する。
したがって、第2の通信装置は、第1の通信装置に転送される各データ群を表す信号を、第1の通信装置が受信する干渉成分に関連する情報に従って向けて、データ群を表す転送信号に対する干渉成分の影響を低減することができる。
別の有利な実施の形態によれば、第2の通信は、第1の通信装置から電力情報を表す信号を受信し、第1の通信装置により受信される干渉成分を表す情報は、最大でM個の受信されるパイロット信号及び電力情報から求められる。
したがって、第1の通信装置が伝送電力を調整する場合、第2の通信装置はその調整を認識する。
別の有利な実施の形態によれば、第1の通信装置へのデータ群を表す信号の転送を制御することは、第1の通信装置に少なくとも1つのデータ群を転送するために使用すべき伝送電力を求めることである。
したがって、第2の通信装置は第1の通信装置が受信する干渉成分の影響を低減することができる。
別の有利な実施の形態によれば、第1の通信装置へのデータ群を表す信号の転送を制御することは、第1の通信装置に、少なくとも、データ群を表す信号を転送するために使用すべき変調方式及び符号化方式を決定することである。
したがって、第1の通信装置と第2の通信装置との間の情報群を表す信号の転送は、第1の通信装置が受信する干渉成分に関連する情報に従って行われる。
別の有利な実施の形態によれば、複数の第1の通信装置が、パイロット信号及び電力情報を表す信号を転送し、第1の通信装置へのデータ群を表す信号の転送を制御することは、複数の第1の通信装置の中から、どの1つ又は複数の第1の通信装置に少なくとも1つのデータ群を表す信号を転送すべきかを決定することによって行われる。
したがって、ワイヤレスネットワークの無線資源を効率的に割り振ることが可能である。
さらに別の態様によれば、本発明は、プログラム可能な装置に直接ロード可能であることができるコンピュータプログラムであって、コンピュータプログラムがプログラム可能な装置で実行される場合、本発明による方法のステップを実施する命令又はコード部分を含むコンピュータプログラムに関する。
コンピュータプログラムに関連する特徴及び利点は、本発明による方法及び装置に関連して上述した特徴及び利点と同じであるため、ここでは繰り返さない。
さらに別の態様によれば、本発明は、第1の通信装置により、ワイヤレスネットワークを通して、第2に通信装置に、M個のアンテナを備える第1の通信装置により受信される干渉成分に関連する情報を、N個のアンテナを備える第2の通信装置に報告するために、転送される信号であって、信号は、第1の通信装置により受信される、測定された干渉成分から求められる最大でM個の重み付けベクトルで重み付けされる最大でM個のパイロット信号を含むことを特徴とする信号に関する。
信号に関連する特徴及び利点は、本発明による方法及び装置に関連して上述した特徴及び利点と同じであるため、ここでは繰り返さない。
本発明の特徴は、添付図面を参照して行われる例示的な実施の形態の以下の説明を読むことからより明瞭に理解されるであろう。
図1は、本発明によるシステムの構造を表す図である。
図1のシステムでは、少なくとも1つ、好ましくは複数の第1の通信装置20〜20が、ワイヤレスネットワーク15を通して、アップリンクチャネル及びダウンリンクチャネルを使用して第2の通信装置10にリンクされる。
好ましくは、非限定的に、第2の通信装置10はワイヤレスネットワーク15の基地局又はノードである。第1の通信装置20〜20は、携帯電話又はパーソナルコンピュータのような端末である。
通信ネットワーク15は、時分割複信方式(TDD)を使用するワイヤレス通信システムである。アップリンクチャネル及びダウンリンクチャネルで転送される信号は、同じ周波数帯域の異なる時間期間において二重化される。ワイヤレスネットワーク15内で転送される信号は同じ周波数スペクトルを共用する。通信ネットワーク15のアップリンクチャネルとダウンリンクチャネルとの間のチャネル応答は相反的である。
相反的とは、ダウンリンクチャネル状況がダウンリンク行列で表される場合、アップリンクチャネル状況はダウンリンク行列の転置であるアップリンク行列で表現できることを意味する。
第2の通信装置10は、ダウンリンクチャネルを通して最大でN個のデータ群を表す信号を第1の通信装置20〜20に同時に転送し、第1の通信装置20〜20は、アップリンクチャネルを通して信号を第2の通信装置10に転送する。
第1の通信装置20〜20により転送される信号は、データ群を表す信号及び/又は少なくとも、第1の通信装置20〜20により測定された干渉成分から求められる重みによって重み付けされたパイロット信号である。
データ群は例として、少なくとも、ヘッダフィールド及びペイロードフィールドで構成されるフレームである。ペイロードフィールドは、電話呼に関連するデータや映像転送等のような従来のデータを含む。
パイロット信号は、通信装置にとって既知の所定のシンボルシーケンスである。パイロット信号は、非限定的な例としてウォルシュアダマール(Walsh Hadamard)シーケンスである。
第2の通信装置10は、少なくとも1つのアンテナ、より好ましくはBSAnt1〜BSAntNと記されるN個のアンテナを有する。第2の通信装置10は、好ましくは、第1の通信装置20に転送される信号の空間的な方向を、以下開示するように、少なくとも第1の通信装置20により転送される信号に従って、制御する。
より正確には、第2の通信装置10がデータ群を表す信号を所与の第1の通信装置20に、ダウンリンクチャネルを通して送信する場合、信号はN回複製され、複製された各信号は、第2の通信装置10のダウンリンク重み付けベクトルwの要素で重み付け、すなわち乗算される。その結果として、第2の通信装置10はビーム形成を行う。すなわち、送信信号の空間的な方向を制御する。
図1にBF1と記される楕円は、第2の通信装置10により第1の通信装置20に転送される、アンテナBSAnt1〜BSAntNにより放射される信号のパターンを示す。
図1にBFKと記される楕円は、第2の通信装置10により第1の通信装置20に転送される、アンテナBSAnt1〜BSAntNにより放射される信号のパターンを示す。
第1の通信装置20〜20は、MS1Ant1〜MS1AntM及びMSKAnt1〜MSKAntMとそれぞれ記されるM個のアンテナを有する。ここで、アンテナの数Mは第1の通信装置20(但し、k=1〜K)のそれぞれに従って変化し得ることに留意されたい。第1の通信装置20〜20はそれぞれ、以下開示するように、第2の通信装置10に転送される信号の空間的な方向を制御する。
第1の通信装置20はそれぞれ、アンテナMSkAnt1〜MSkAntMを通して、第2の通信装置10に送信すべき信号を転送する。より正確には、第1の通信装置20がアップリンクチャネルを通して第2の通信装置10に信号を送信する場合、信号は最大でM回複製され、複製された各信号が、第1の通信装置20のアップリンク重み付けベクトルg(但し、m=1〜最大でM)の要素で重み付け、すなわち乗算される。その結果として、第1の通信装置20はビーム形成を行う。すなわち、送信信号の空間的な方向を制御する。
図1にBF1と記される楕円は、第1の通信装置20により第2の通信装置10に転送される、アンテナMS1Ant1〜MS1AntMにより放射される信号のパターンを示す。
図1にBFKと記される楕円は、第1の通信装置20により第2の通信装置10に転送される、アンテナMSKAnt1〜MSAntMにより放射される信号のパターンを示す。
図2は、本発明による第1の通信装置の構造を表す図である。
第1の通信装置20、例としてkが1〜Kから成る第1の通信装置20kはたとえば、バス201によって共に接続される構成要素及び図6に開示するアルゴリズムに関連するプログラムによって制御されるプロセッサ200に基づく構造を有する。
ここで、第1の通信装置20は、一変形形態において、以下開示するようにプロセッサ200によって実行される動作と同じ動作を実行する1つ又はいくつかの専用集積回路の形で実施されることに留意されたい。
バス201は、プロセッサ200を読み取り専用メモリROM202、ランダムアクセスメモリRAM203、及びチャネルインタフェース205にリンクする。
読み取り専用メモリROM202は、第1の通信装置20が電源投入されるとランダムアクセスメモリRAM203に転送される、図6に開示するアルゴリズムに関連するプログラム命令を含む。
RAMメモリ203は、変数を受け取ることを意図されるレジスタ及び図6に開示するアルゴリズムに関連するプログラム命令を含む。
チャネルインタフェース205は、第1の通信装置20により測定される干渉及びノイズ成分を測定する手段、第2の通信装置10に転送すべき最大でM個のパイロット信号を電力係数√ηで重み付けする手段、第2の通信装置10に転送すべき重み付きパイロット信号を重み付けベクトルg(但し、m=1〜最大でM)で重み付けする手段、及び第2の通信装置10に、電力係数に関連する電力情報を転送する手段を備える。チャネルインタフェース205については図3を参照してより詳細に説明する。
本発明によれば、プロセッサ200は、第1の通信装置20により測定される干渉及びノイズ成分から、第2の通信装置10に転送すべき最大でM個のパイロット信号をそれぞれ重み付けするために使用すべき最大でM個のアップリンク重み付けベクトルg(但し、m=1〜最大でM)を求め、少なくとも、第2の通信装置10に転送すべき最大でM個のパイロット信号を重み付けするために使用すべき電力係数√ηを求める。
図3は、第1の通信装置のチャネルインタフェースの構造を表す図である。
チャネルインタフェース205は、第1の通信装置20により受信される干渉成分を測定する干渉測定モジュール300を備える。
干渉成分は、他の第1の通信装置により生成される電磁波形、任意の電子機器により放射される電磁波形、及び/又は第1の通信装置20により受信される他の任意のノイズである。
第2の通信装置10は、異なるダウンリンク重み付けベクトルw=[wn1,…,wnN(但し、n=1〜nmax、‖w‖=1)を使用してnmax個(但し、nmax≦N)のデータ群を表す信号を同時に転送する。
max個のデータ群を表す信号はそれぞれnmax個の第1の通信装置20に転送されるか、又は少なくとも2つのデータ群を表す信号が、1つ又はいくつかの第1の通信装置20に同時に転送される。
第1の通信装置20により受信されるn番目の重み付き信号s(p)が、電力
Figure 0005049587
及び
Figure 0005049587
を有するものと想定すると、第1の通信装置20により受信される信号のp番目のサンプルx(p)=[x(p),…,x(p)]は、
Figure 0005049587
に等しい。式中、xはxの転置を示し、zIN(p)=[zIN,1(p),…,zIN,M(p)]は第1の通信20の干渉及びノイズのベクトルであり、Hは、(m,n)番目の要素が第2の通信装置10のBSAntn番目のアンテナと第1の通信装置20のMSkAntm番目のアンテナとの間の複素伝搬利得であるM×NのMIMOチャネル行列である。
干渉測定モジュール300は、第1の通信装置20により受信される干渉成分を測定し、多数のサンプルにわたり
Figure 0005049587
を平均することにより干渉相関行列RINを求める。式中、xはxの複素共役転置を示す。
すると、
Figure 0005049587
であり、式中、E[x]はxの平均を示す。
チャネルインタフェース205は、第2の通信装置10に転送すべきパイロット信号を、電力係数√ηで重み付けするM個の手段を備える。第2の通信装置10に転送すべきパイロット信号を電力係数√ηで重み付けする、すなわちパイロット信号を乗算する手段は、図3においてMulc〜Mulcと記される。
チャネルインタフェース205は、第2の通信装置10に転送すべき重み付きパイロット信号を重み付けベクトルgで重み付けする手段を備える。第2の通信装置10に転送すべき重み付きパイロット信号を重み付けする手段は、Cp1U〜CPMUと記されるM個の複製モジュール、Mul11U〜MulMMUと記されるM×M個のアップリンク乗算モジュール、Sum1U〜SumMUと記されるM個のアップリンク合算モジュールで構成される。
信号R(t)〜R(t)は第2の通信装置10に転送すべきM個のパイロット信号である。信号R(t)〜R(t)は、乗算器Mulc〜Mulcにより電力係数√ηで乗算される。
重み付き、又は乗算されたパイロット信号は、各複製モジュールCp1U〜CPMUにより最大でM回複製される。複製された各信号は、プロセッサ200により求められるアップリンク重み付けベクトルgの要素で重み付けされる。アンテナMSkAnt1〜MSAntMにより第2の通信装置10に転送される各信号の組み合わせをビーム形成信号と呼ぶ。
次いで、各アップリンク重み付けベクトルgの第1の要素で重み付けされた信号が、加算器Sum1Uによって合算され、第1の通信装置20の第1のアンテナMSkAnt1を通して転送される。次いで、各アップリンク重み付けベクトルgの第2の要素で重み付けされた信号が合算され、第2のアンテナMSkAnt2を通して転送される。以下、重み付けベクトルgのM番目の要素まで同様である。
ここで、信号は、各アンテナMSkAnt1〜MSkAntMに転送される前に、従来のワイヤレス通信装置で行われるように、周波数アップコンバートやマッピング等されることに留意されたい。
ここで、M個より少ないパイロット信号、例としてM’個のパイロット信号(但し、M’≦M)を、以下開示するように第2の通信10に転送できることに留意されたい。チャネルインタフェース205は、第2の通信装置10に転送すべきパイロット信号を重み付けするM’個の手段を備え、第2の通信装置10に転送すべき重み付きパイロット信号を重み付けする手段は、M’個の複製モジュール、M×M’個のアップリンク乗算モジュール、及びM個のアップリンク合算モジュールで構成される。
図4は、本発明による第2の通信装置の構造を表す図である。
第2の通信装置10はたとえば、バス401により共に接続される構成要素及び図7に開示するアルゴリズムに関連するプログラムにより制御されるプロセッサ400に基づく構造を有する。
ここで、第2の通信装置10は、一変形形態において、以下開示するようにプロセッサ400により実行される動作と同じ動作を実行する1つ又はいくつかの専用集積回路の形で実施されることに留意されたい。
バス401は、プロセッサ400を読み取り専用メモリROM402、ランダムアクセスメモリRAM403、及びチャネルインタフェース405にリンクする。
読み取り専用メモリROM402は、第2の通信10が電源投入されるとランダムアクセスメモリRAM403に転送される、図7に開示するアルゴリズムに関連するプログラム命令を含む。
RAMメモリ403は、変数を受け取ることを意図されるレジスタ及び図7に開示するアルゴリズムに関連するプログラム命令を含む。
本発明によれば、プロセッサ400は、第1の通信装置20〜20のそれぞれについて、少なくとも、第1の通信装置のそれぞれにより転送される信号から、第2の通信装置10が信号を第1の通信装置20〜20のそれぞれに転送するときに使用すべきダウンリンク重み付けベクトルwを求めることができる。プロセッサ400は、第1の通信装置20のそれぞれが使用すべき変調方式及び符号化方式を決定するこができ、且つ/又は、データ群を表す信号を、第1の通信装置20により転送される信号に従って、どの第1の通信装置20に送信すべきかを決定することもできる。プロセッサ400は、少なくとも予測されるSINRを所定のSINRに設定することによって伝送電力を調整することもできる。
チャネルインタフェース405は、重み付きパイロット信号を第1の通信装置20〜20のそれぞれから受信する手段と、第1の通信装置20〜20のそれぞれから、それぞれの電力情報を受信する手段とを備える。チャネルインタフェース405は、ダウンリンク重み付けベクトルwを使用して、第2の通信装置10により第1の通信装置20〜20のそれぞれに転送されるデータ群を表す信号を向ける手段を備える。チャネルインタフェース405については図5を参照してより詳細に説明する。
図5は、第2の通信装置のチャネルインタフェースの構造を表す図である。
第2の通信装置10のチャネルインタフェース405は、パイロット信号受信モジュール500、Cp〜CPと記されるN個の複製モジュール、Mul11D〜MulNNDと記されるN×N個のダウンリンク乗算モジュール、及びSum1D〜SumNDと記される最大でN個のダウンリンク合算モジュールを備える。
パイロット信号受信モジュール500は、パイロット信号を受信する手段及び第1の通信装置20〜20のそれぞれから電力情報を受信する手段を備える。
信号S(t)〜S(t)は、N個のデータ群をそれぞれ表し、第2の通信装置10にリンクされたK個の端末20〜20に同時に転送される信号である。各信号S(t)〜S(t)は、各複製モジュールCp〜CPによってN回複製される。複製された各信号は、n(但し、n=1〜N)と記され、端末20に転送されるデータ群に対応するダウンリンク重み付けベクトルwの要素で重み付けされる。アンテナBSAnt1〜BSAntNにより端末20に転送される信号の組み合わせをビーム形成信号と呼ぶ。
第2の通信装置10の各ダウンリンク重み付けベクトルwの第1の要素で重み付けされた信号は、加算器Sum1Dにより合算され、第2の通信装置10の第1のアンテナBSAnt1を通して転送される。各重み付けベクトルwの第2の要素で重み付けされた信号は合算され、第2の通信装置10の第2のアンテナBSAnt2を通して転送される。以下、第2の通信装置10の各重み付けベクトルwのN番目の要素まで同様である。
ここで、信号は、各アンテナBSAnt1〜BSAntNに転送される前に、従来のワイヤレス通信装置で行われるように、周波数アップコンバートやマッピング等されることに留意されたい。
ここで、N個より少ないデータ群を同時に転送してもよく、例としてN’個のパイロット信号(但し、N’≦N)を同時に転送してもよいことに留意されたい。データ群を表す信号を重み付けする手段は、N’個の複製モジュール、N×N’個のアップリンク乗算モジュール、及びN個のアップリンク合算モジュールで構成される。
図6は、本発明による第1の通信装置により実行されるアルゴリズムである。
本アルゴリズムはより正確には、第1の通信装置20〜20のそれぞれによって実行される。
ステップS600において、第1の通信装置20のプロセッサ200は、チャネルインタフェース205の干渉測定モジュール300から、第1の通信装置20の干渉相関行列RINを受け取る。干渉相関行列RINは、他の第1の通信装置及び/若しくは他の任意の電子装置によって生成される干渉成分、並びに/又は第1の通信装置20により受信される他の任意のノイズを表す。
次のステップS601において、プロセッサ200は、干渉相関行列RINの固有値分解(eigenvalue decomposition)を実行する。RIN=FФFであり、式中、Ф及びFはM×Mの対角及びユニタリ行列であり、xは行列xの複素共役転置を示す。
ここで、行列Fは受信したノイズ成分の空間的な方向を表し、行列Фは受信した干渉成分の電力に比例することに留意されたい。
次のステップS602において、プロセッサ200は電力係数√ηを求める。電力係数√ηは、すべての通信装置10及び20に既知の任意の値又は所定の値に設定することができる。
本発明の特定の実現形態では、ηは
Figure 0005049587
に等しく、式中、Pは第1の通信装置20のアンテナ1つ当たりの所定の伝送電力であり、tr{x}は行列xのトレース、すなわち行列xの対角要素の和である。
次のステップS603において、プロセッサ200は以下の式
Figure 0005049587
を使用してアップリンク重み付けベクトルg=[gm,1,…,gm,M(但し、m=1〜M)を計算する。式中、xはxの共役を示す。
次のステップS604において、プロセッサ200はアップリンク重み付けベクトルg=[gm,1,…,gm,M(但し、m=1〜M)をチャネルインタフェース205に転送する。
実現の一変形形態において、行列Фのいくつかの係数が所定のしきい値よりも低い場合、プロセッサ200は対応するアップリンク重み付けベクトルをチャネルインタフェース205に転送しない。このような場合、第2の通信装置10に転送する必要があるパイロット信号の数が低減される。
パイロットシンボルの数は、そのうちの少なくとも1つをヌル値に設定することによって低減することもできる。
ステップS605において、プロセッサ200は電力係数√ηをチャネルインタフェース205に転送する。電力係数√ηは、第2の通信装置10に転送されるパイロット信号の重み付けに使用される。
次のステップS606において、プロセッサ200は、最大でM個のパイロット信号をチャネルインタフェース205に転送する。m番目のアンテナから転送されるパイロット信号r(p)(但し、m=1〜最大でM)は、
Figure 0005049587
として相互に直交するp個のシンボルを有する。
次のステップS607において、最大でM個のパイロット信号はそれぞれ最大でM回複製される。複製された各パイロット信号は、アップリンク重み付けベクトルg=[gm,1,…,gm,M(但し、m=1〜最大でM)の要素で重み付けされ、第2の通信装置10に転送される。電力係数√ηに関連する電力情報ηも、同ステップにおいて第2の通信装置10に転送される。ここで、電力係数が所定の値に等しい場合、電力情報は転送されないことに留意されたい。
電力情報ηは、パイロット信号を重み付けするために第1の通信装置20によって使用される乗算係数を表す。
図7は、本発明による第2の通信装置によって実行されるアルゴリズムである。
ステップS700〜S705は、第1の通信装置20〜20のそれぞれから受信されるパイロット信号に対して並列に実行される。
ステップS700において、第1の通信20によりステップS606において転送された信号は、第2の通信装置10のチャネルインタフェース405のパイロット信号受信モジュール500により受信される。x(p)と記される、m=1〜Mのパイロット信号の受信信号のp番目のサンプルは、
Figure 0005049587
として表現され、式中、r(p)=[r(p),…,r(p)]は、第1の通信装置20のM個のアンテナのすべてを通して転送されるパイロット信号を示し、z(p)=[zA,1(p),…,zA,N(p)]は、第2の通信装置10の干渉及びノイズの成分であり、HはダウンリンクMIMOチャネル行列である。チャネルがダウンリンクチャネル及びアップリンクチャネルにおいて相反的であるため、アップリンクMIMOチャネル行列はHと表現される。
次のステップS701において、プロセッサ400は行列の積HGを推定する。
受信信号p=1,…,pは、
Figure 0005049587
として行列の形で完全に表現される。Mはm番目のパイロット信号を示し、1及び2はm番目のパイロット信号の連続した係数を示す。
次いで、プロセッサ400はHGを
Figure 0005049587
として推定する。Z=0の場合、
Figure 0005049587
が保たれる。
次のステップS702において、プロセッサ400はJの固有値分解を行う。
次のステップS703において、プロセッサ400は行列Jのρ<J>と記される最大固有値を求める。
ここで、少なくとも2つのデータ群を並列に第1の通信装置20に転送する必要がある場合、プロセッサ400は行列Jの少なくとも2つの最大固有値(at least two largest eigenvalues)を求めることに留意されたい。
次のステップS704において、プロセッサ400は、ステップS700において受信した信号を転送した第1の通信装置20に、n番目のデータ群を表す信号を転送するために使用すべきダウンリンク重み付けベクトルwを求める。
少なくとも2つのデータ群を並列に第1の通信装置に転送する必要がある場合、プロセッサ400は、ステップS700において受信した信号を転送した第1の通信装置20に、少なくとも2つのデータ群を表す信号を転送するために使用すべき、少なくとも2つのダウンリンク重み付けベクトルを求める。
プロセッサ400は、ダウンリンク重み付けベクトルwを、最大固有値ρ<J>に対応するe<J>と記される固有ベクトルとして求めるか。又は、少なくとも2つのデータ群を並列に第1の通信装置に転送する必要がある場合、プロセッサ400は、少なくとも2つの最大固有値に対応する固有ベクトルとして、少なくとも2つのダウンリンク重み付けベクトルを求める。
次のステップS705において、プロセッサ400は、ステップS700において受信した信号を転送した第1の通信装置20の信号対干渉雑音比(SINR)を推定する。
SINR
Figure 0005049587
は以下の式
Figure 0005049587
を使用して予測され、式中、nは転送すべきデータ群に関連する印(indicia)であり、
Figure 0005049587
は一定の伝送電力である。
Figure 0005049587
として、第2の通信装置10は電力情報を使用して、第1の通信装置20のSINRを予測する。
ここで、実現の一変形形態において、第2の通信装置10は、予測されるSINRを所定のSINRに設定することによって伝送電力
Figure 0005049587
を調整することに留意されたい。
ここで、第2の通信装置10は、第1の通信装置20に対する干渉の影響を考慮して、従来技術で通常のようにH及びRINの完全な知識を有することなく、ステップS700において受信した信号を転送した第1の通信装置20に、転送される信号を向けることができることにも留意されたい。
次のステップS706において、プロセッサ400は、求められたSINRを使用して、又はすべての第1の通信装置20〜20の求められたSINRを使用して、第1の通信装置20にデータ群を転送するために使用すべき変調方式及び符号化方式を決定し、データ群を表す信号をどの第1の通信装置20に送信すべきかを決定する。
ここで、ダウンリンク重み付けベクトルwは、行列Jがe<J>に対して影響のない係数で乗算されることにより、電力情報なしで取得できることに留意されたい。
図8は、第1の通信装置により受信される干渉成分を考慮したアップリンクチャネルのモデルを表す図である。
第1の通信装置20〜20のそれぞれと第2の通信装置10との間のアップリンクチャネルは、本発明により、2つの行列800及び810で表すことができる。
行列800の係数は、第1の通信装置20により受信される干渉成分を表す。行列810は、MIMOシステムの従来のチャネル応答行列Hであり、その係数は、第2の通信装置10のアンテナと第1の通信装置20のアンテナとの間の複素伝搬利得である。
行列800は白色化行列(whitening matrix)Dの転置に等しい。
本発明によれば、行列D=(FФ−1/2である。
行列Dは、
Figure 0005049587
として第1の通信装置20の干渉及びノイズ成分zIN(p)を白色化する空間的白色化行列に対応する。
したがって、空間的白色化プロセス後の受信信号x(p)’は、
Figure 0005049587
として表現される。
行列DとHとの積で表現される仮想チャネルを考慮して、ダウンリンク重み付けベクトルwは仮想チャネルDHを考慮して求められ、干渉及びノイズ成分
Figure 0005049587
を空間的に白色化する。
したがって、第2の通信装置10は、仮想チャネルDHの知識を用いてダウンリンク重み付けベクトルwを等価的に(equivalently)求める。
本発明はこの原理を適用し、第1の通信装置20は仮想チャネルを通してパイロット信号
Figure 0005049587
を等価的に送信する。
次いで、第1の通信装置20により転送される信号は
Figure 0005049587
として表現される。干渉及びノイズ成分は仮想チャネルでは白色化されるため、第1の通信装置20のアンテナ間の干渉及びノイズの相関係数をフィードバックする必要はない。したがって、提案する方法は、いかなる情報もフィードバックする必要がないか、又は電力係数に関連する電力情報のみをフィードバックする必要があるだけである。
当然、多くの変更を、本発明の範囲から逸脱することなく上述した本発明の実施形態に対して行うことができる。例として、第2の通信装置20は、少なくとも1つのデータ群を表す信号の転送に、N個のアンテナに代えてN’個のアンテナ(但し、N’<N)を使用してもよい。且つ/又は、少なくとも1つの第1の通信装置20は、重み付きパイロット信号の転送に、M個のアンテナに代えてM’個のアンテナ(但し、M’<M)を使用してよい。
本発明によるシステムの構造を表す図である。 本発明による第1の通信装置の構造を表す図である。 第1の通信装置のチャネルインタフェースの構造を表す図である。 本発明による第2の通信装置の構造を表す図である。 第2の通信装置のチャネルインタフェースの構造を表す図である。 本発明による第1の通信装置により実行されるアルゴリズムである。 本発明による第2の通信装置により実行されるアルゴリズムである。 第1の通信装置により受信される干渉成分を考慮したアップリンクチャネルのモデルを表す図である。

Claims (18)

  1. 時分割複信方式を使用するワイヤレスネットワークを通して、M個のアンテナを備える第1の通信装置により受信される干渉成分に関連する情報を、N個のアンテナを備える第2の通信装置に報告する方法であって、
    前記方法は、前記第1の通信装置により実行される複数のステップとして、
    前記第1の通信装置により受信される前記干渉成分を測定するステップと、
    前記測定された干渉成分から、最大でM個の重み付けベクトルを求めるステップと、
    前記最大でM個の求められた重み付けベクトルで、最大でM個のパイロット信号を重み付けするステップと、
    前記最大でM個の重み付けされたパイロット信号を、前記第2の通信装置に転送するステップと
    を含むことを特徴とする、干渉成分に関連する情報を報告する方法。
  2. 前記方法は、さらに、前記測定された干渉成分から少なくとも2つの行列を求めるステップを含み、
    第1の行列は前記干渉成分の空間的な方向を表し、
    第2の行列はノイズ成分の電力を表し、
    前記最大でM個の重み付けベクトルは、前記第1の行列及び前記第2の行列から求められる
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の行列及び前記第2の行列は、前記測定された干渉成分から取得される干渉相関行列RINの固有値分解を実行することによって求められることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記M個の重み付けベクトルg1〜gMは以下の式
    Figure 0005049587
    に従って求められ、式中、x*はxの共役を示し、Fは前記第1の行列であり、Фは前記第2の行列であることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 電力係数を求めるステップと、
    前記最大でM個のパイロット信号を前記電力係数で重み付けするステップと、
    前記第2の通信装置に、前記求められた電力係数に関連する電力情報を表す信号を転送するステップと
    をさらに含むことを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 時分割複信方式を使用するワイヤレスネットワークを通しての、第2の通信装置による、第1の通信装置への、データ群を表す信号の転送を制御する方法であって、
    前記第2の通信装置はN個のアンテナを有し、
    前記第1の通信装置はM個のアンテナを有し、
    前記方法は、前記第2の通信装置により実行される複数のステップとして、
    前記第1の通信装置から最大でM個のパイロット信号を受信するステップと、
    前記最大でM個の受信パイロット信号から、前記第1の通信装置により受信される干渉成分を表す情報を求めるステップと、
    前記第1の通信装置への前記データ群を表す前記信号の転送を、前記第1の通信装置により受信される干渉成分を表す、前記求められた情報に従って制御するステップと
    を含むことを特徴とする、信号の転送を制御する方法。
  7. 前記第1の通信装置により受信される干渉成分を表す、前記求められた情報は、重み付けベクトルであることを特徴とし、かつ、
    前記第1の通信装置へのデータ群を表す信号の転送を制御することは、データの前記第1の通信装置に転送される群を表す前記信号を、前記重み付けベクトルで重み付けすることによって行われることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 前記重み付けベクトルは、
    前記最大でM個の受信されたパイロット信号から行列Jを計算することと、
    固有ベクトル及び固有値を取得するために、前記計算された行列から取得される2つの行列の積の固有値分解を実行することと、
    前記計算された行列から取得される前記2つの行列の積の、最大固有値に対応する前記固有ベクトルを選択することと
    によって求められることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 前記計算された行列から取得される前記2つの行列の積はJ*Tに等しく、ここでJ*はJの共役を示し、JTはJの転置を示すことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 少なくとも2つのデータ群が前記第1の通信装置に同時に転送されることを特徴とし、かつ、
    固有ベクトルが、同時に転送されるデータ群のそれぞれについて選択され、前記選択された固有ベクトルは、前記計算された行列から取得される前記2つの行列の積の少なくとも2つの最大固有値に対応することを特徴とする、請求項8又は9に記載の方法。
  11. 前記方法は、さらに、前記第1の通信装置から電力情報を表す信号を受信するステップを含むことを特徴とし、かつ、
    前記第1の通信装置により受信される干渉成分を表す情報は、前記M個の受信されたパイロット信号及び前記電力情報から求められることを特徴とする、請求項6〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記第1の通信装置への、データ群を表す信号の転送を制御することは、前記第1の通信装置に少なくとも1つのデータ群を転送するために使用すべき伝送電力を求めることであることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1の通信装置への、データ群を表す信号の転送を制御することは、前記第1の通信装置に、少なくとも、データ群を表す信号を転送するために使用すべき変調方式及び符号化方式を決定することであることを特徴とする、請求項11又は12に記載の方法。
  14. 複数の第1の通信装置が、パイロット信号及び前記電力情報を表す信号を転送することを特徴とし、かつ、
    前記第1の通信装置への、データ群を表す信号の転送を制御することは、前記複数の第1の通信装置の中から、どの1つ又は複数の第1の通信装置に少なくとも1つのデータ群を表す信号を転送すべきかを決定することであることを特徴とする、請求項11〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 時分割複信方式を使用するワイヤレスネットワークを通して、M個のアンテナを備える第1の通信装置により受信される干渉成分に関連する情報を、N個のアンテナを備える第2の通信装置に報告する装置であって、
    前記干渉成分に関連する情報を報告する前記装置は、前記第1の通信装置に含まれ、
    前記干渉成分に関連する情報を報告する前記装置は、
    前記第1の通信装置により受信される前記干渉成分を測定する手段と、
    前記測定された干渉成分から最大でM個の重み付けベクトルを求める手段と、
    前記最大でM個の求められた重み付けベクトルで最大でM個のパイロット信号を重み付けする手段と、
    前記最大でM個の重み付けされたパイロット信号を前記第2の通信装置に転送する手段と
    を備えることを特徴とする、干渉成分に関連する情報を報告する装置。
  16. 時分割複信方式を使用するワイヤレスネットワークを通しての、第2の通信装置による、第1の通信装置への、データ群を表す信号の転送を制御する装置であって、
    前記第2の通信装置はN個のアンテナを有し、
    前記第1の通信装置はM個のアンテナを有し、
    信号の転送を制御する前記装置は、前記第2の通信装置に含まれ、
    信号の転送を制御する前記装置は、
    前記第1の通信装置から最大でM個のパイロット信号を受信する手段と、
    前記最大でM個の受信パイロット信号から、前記第1の通信装置により受信される干渉成分を表す情報を求める手段と、
    前記第1の通信装置への前記データ群を表す前記信号の転送を、前記第1の通信装置により受信される干渉成分を表す、前記求められた情報に従って制御する手段と
    を備えることを特徴とする信号の転送を制御する装置。
  17. プログラム可能な装置に直接ロード可能であることができるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムがプログラム可能な装置で実行される場合、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法のステップを実施する命令又はコード部分を含む、コンピュータプログラム。
  18. プログラム可能な装置に直接ロード可能であることができるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムがプログラム可能な装置で実行される場合、請求項6〜14のいずれか一項に記載の方法のステップを実施する命令又はコード部分を含む、コンピュータプログラム。
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