JP5049540B2 - 車載システム - Google Patents

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本発明は、車輌に搭載された複数の装置により構成される車載システムに関する。
従来、車載用ナビゲーション装置の盗難を検知する盗難防止装置があり、車輌に盗難防止装置を搭載することによって、車載用ナビゲーション装置の盗難を検知するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−136737号公報
ところで、車輌に複数の車載装置を搭載した場合に、これら複数の車載装置をそれぞれ盗難防止装置に接続することになるので、接続作業が煩雑であった。また、車輌側の盗難防止装置は、複数の車載装置の全てについて盗難を検知しなければならないので、車輌側の盗難防止装置の構成が複雑になってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、車輌に複数の車載装置を搭載した場合であっても盗難を容易に検知できるようにし、さらに、車載装置を容易に設置できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、複数の車載装置を備えて構成される車載システムにおいて、複数の前記車載装置は順次直列に接続され、前記車載装置の間には検出用ラインが配設されており、前記車載装置は、前記検出用ラインの電圧に基づいて、前記検出用ラインを介して接続された前記車載装置の接続状態の異常を検知する検知手段を備え、順次直列に接続された複数の前記車載装置のうち、一端の前記車載装置を除く全ての前記車載装置は、前記検出用ラインに対し所定電圧を印加する電圧供給手段を備えることを特徴とする車載システムを提供する。
本発明によれば、順次直列に接続された複数の車載装置が、それぞれ隣接する車載装置の接続状態の異常を検知し、検知結果を出力する。これにより、いずれかの車載装置が意図せず取り外された場合、すなわち盗難にあった場合に、速やかにこれを検知できるので、例えば検知結果に基づいて警報音を出力する等の警報動作を行える。そして、この車載システムを設置する場合には、車載装置を直列に接続すればよいので、設置作業が容易である。例えば、一つの主装置に対し一対多で複数の装置を接続する場合には、主装置から離れた位置にある装置へ配線等を引き回す必要がある上、主装置には複数の装置に延びる複数の配線等を接続しなければならないが、本発明の構成では、各々の車載装置を隣接する車載装置と接続する配線等のみがあればよいので、接続作業や配線等の取り回しに係る作業の負担が大幅に軽減される。従って、車輌に複数の車載装置を搭載した場合であっても盗難を容易に検知することができ、かつ、車載装置を容易に設置できる。
また、車載装置間に配設された検出用ラインの電圧を検出することで、極めて簡単な構成により、確実に接続状態の異常を検知できる。
さらに、車載装置の数が増えても、電圧供給手段を備えない一端の車載装置を起点として、車載装置の列を伸ばすように、順次直列に車載装置接続していけばよいので、多数の車載装置を容易に接続することが可能であり、さらに、構成変更が容易である。
また、本発明は、複数の前記車載装置は、制御装置と、この制御装置の制御に従って動作する複数の被制御装置と、盗難防止装置とで構成され、前記制御装置には前記盗難防止装置が接続され、前記盗難防止装置には、複数の前記被制御装置が順次直列に接続され、前記盗難防止装置及び各々の前記被制御装置は、前記検出用ラインを介して接続された前記被制御装置の接続状態の異常を検知する検知手段を備え、前記盗難防止装置は、自己が備える前記検知手段及び前記被制御装置が備える前記検知手段による検知結果に基づいて警報を出力する警報手段を備えることを特徴とする車載システムを提供する。
本発明によれば、制御装置と、この制御装置の制御に従って動作する複数の被制御装置と、盗難防止装置とを車輌に搭載して構成される車載システムにおいて、順次直列に接続された複数の被制御装置及び盗難防止装置が、それぞれ隣接する被制御装置の接続状態の異常を検知し、この検知結果をもとに盗難防止装置が警報を出力する。これにより、いずれかの被制御装置が意図せず取り外された場合、すなわち盗難にあった場合に、速やかにこれを検知して警報を出力できる。そして、この車載システムを設置する場合には、制御装置、盗難防止装置、及び複数の被制御装置を直列に接続すればよいので、設置作業が容易である。例えば、一つの主装置に対し一対多で複数の装置を接続する場合には、主装置から離れた位置にある装置へ配線等を引き回す必要がある上、主装置には複数の装置に延びる複数の配線等を接続しなければならないが、本発明の構成では、制御装置を起点として、盗難防止装置及び複数の被制御装置を直列に接続する配線等のみがあればよいので、接続作業や配線等の取り回しに係る作業の負担が大幅に軽減される。従って、多数の装置を含む場合であっても、容易に盗難を検知することができ、かつ、容易に設置可能な車載システムを実現できる。加えて、制御装置とは別の盗難防止装置を設け、この盗難防止装置が警報を出力するので、制御装置と被制御装置とがともに動作停止中であっても、確実に警報を出力できる。
本発明において、前記制御装置は、前記盗難防止装置の接続状態の異常を検知する検知手段と、この検知手段による検知結果に基づいて警報を出力する警報手段とを備える構成としてもよい。
この場合、制御装置において盗難防止装置の接続状態の異常、すなわち盗難等を検知して警報を出力することができ、盗難防止装置自体の盗難に対しても確実に対処できる。
本発明によれば、車輌に複数の車載装置を搭載した場合であっても盗難を容易に検知することができ、かつ、車載装置を容易に設置できる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した実施の形態に係る車載システム100の構成を示す図である。
この車載システム100は、車輌に搭載された制御装置としての音響機器本体1と、音響機器本体1の制御のもとに動作する被制御装置としての外部接続機器3、4との車載装置を備え、車室内で音楽を再生出力する音響システムである。また、車載システム100は、車載装置としての盗難防止装置2によって、車載システム100を構成する外部接続機器3、4等の各機器が取り外された場合に警報を出力する機能を具備している。
音響機器本体1は車載オーディオ装置の本体であり、チューナー等の内蔵音源(図示略)、或いは、外部接続機器3、4から入力される音声信号をもとに、スピーカ8から音声を出力させる。外部接続機器3、4は、CDチェンジャー装置やDVDプレーヤ等であり、音響機器本体1の制御のもとに動作して、音響機器本体1に対して音声信号を出力する。盗難防止装置2は、音響機器本体1の動作停止中に、外部接続機器3、4の接続状態に異常が生じた場合に、スピーカ9から警報音を出力する。
車載システム100を構成する各機器は、通信線を介して、いわゆるディジーチェーンを構成するように順次直列に接続されている。具体的には、音響機器本体1には、通信線5を介して盗難防止装置2が接続され、盗難防止装置2には、通信線6を介して外部接続機器3が接続され、さらに、外部接続機器3には通信線7を介して外部接続機器4が接続されている。この通信線6を介して、制御情報や音声信号等が送受信される。
また、車載システム100には、音響機器本体1から盗難防止装置2、外部接続機器3、4に跨る検出用ラインとしての起動指令信号線10が配設されている。
さらに、車載システム100を構成する音響機器本体1、盗難防止装置2、外部接続機器3、4の各機器には、電源ライン20を介して、上記車輌から約12〜14ボルトの直流電源が供給される。電源ライン20は、いわゆる常時電源ラインであり、上記車輌の動作状態に関わらず電源を供給する。
図2は、車載システム100の構成を、より詳細に示す図である。
音響機器本体1はマイクロプロセッサ11を内蔵し、このマイクロプロセッサ11の制御に従って、外部接続機器3、4の制御や音声信号に基づく音声再生等の動作を実行する。
音響機器本体1は、図示しない操作部を備え、この操作部において電源をオン/オフさせる操作が行われると、この操作に対応して、内蔵するスイッチ21をオン/オフさせる。スイッチ21は、起動指令信号線10に接続されたスイッチであり、スイッチ21がオン(導通状態)になることで起動指令信号線10から音響機器本体1へ電流が流れる。
また、音響機器本体1は、起動指令信号線10に接続されて起動指令信号線10の電圧を検出する電圧検出部15を備える。
盗難防止装置2はマイクロプロセッサ12を内蔵し、このマイクロプロセッサ12の制御に従って、音響機器本体1の停止時(非動作時)に外部接続機器3、4の接続状態を監視する。また、盗難防止装置2は、起動指令信号線10に接続されて起動指令信号線10の電圧を検出する電圧検出部16を備える。
外部接続機器3、4はそれぞれマイクロプロセッサ13、14を内蔵し、このマイクロプロセッサ13、14の制御に従って、CD再生、DVD再生等の動作を実行する。また、外部接続機器3、4は、それぞれ、起動指令信号線10に接続されて起動指令信号線10の電圧を検出する電圧検出部17、18を備える。
さらに、盗難防止装置2、外部接続機器3、4の各機器は、スイッチ22、23、24を内蔵する。
スイッチ22、23、24は、それぞれ、電源ライン20と起動指令信号線10とを接続するスイッチであり、音響機器本体1が内蔵するスイッチ21のオン/オフに連動する。すなわち、スイッチ21がオンに切り替わって起動指令信号線10から音響機器本体1に電流が流れると、スイッチ22、23、24はいずれもオンに切り替わり、スイッチ21がオフに切り替わると、スイッチ22、23、24はいずれもオフに切り替わる。
スイッチ22は盗難防止装置2の電源スイッチとして機能する。スイッチ22がオンの状態では、スイッチ22を介して電源ライン20から盗難防止装置2へ電源が供給される。盗難防止装置2は、音響機器本体1の停止時(非動作時)に外部接続機器3、4の接続状態を監視するものであるから、音響機器本体1の動作開始/停止、すなわちスイッチ22のオン/オフに伴って、監視動作を停止/開始する。
スイッチ23、24は外部接続機器3、4の電源スイッチとして機能し、スイッチ23、24のオン/オフに従って、外部接続機器3、4は動作を開始/停止する。
但し、これらスイッチ23、24は、各機器の通常動作(CD再生等)の起動/停止を切り替えるスイッチであるから、スイッチ23、24がオフであっても、マイクロプロセッサ13、14及び電圧検出部16、17は動作可能である。また、盗難防止装置2のマイクロプロセッサ12および電圧検出部15は、スイッチ22がオフの状態で上記の監視動作中であるため、動作可能となっている。
起動指令信号線10上において、スイッチ22とスイッチ23との間にはダイオード31が設けられ、スイッチ23とスイッチ24との間にはダイオード32が設けられる。ダイオード31はスイッチ22をカソード側とし、ダイオード32はスイッチ23をカソード側とする向きで配設される。また、外部接続機器4において、スイッチ24よりも遠端にはダイオード33が接続される。
そして、音響機器本体1が有する電圧検出部15はダイオード31のカソード側に接続され、盗難防止装置2の電圧検出部16はダイオード32のカソード側に接続され、外部接続機器3の電圧検出部17はダイオード33のカソード側に接続される。
このため、スイッチ22がオンの状態では、電源ライン20から、ダイオード31のカソード側に電流が流れる。同様に、スイッチ23がオンの状態ではダイオード32のカソード側に電流が流れ、スイッチ24がオンの状態では電源ライン20からダイオード33のカソード側に電流が流れる。
一方、スイッチ22がオフの状態では、ダイオード31のカソード側は、抵抗25を介して電源ライン20に接続される。このため、起動指令信号線10の電圧は、電源ライン20から抵抗25によって電圧降下された所定の電圧になる。
同様に、スイッチ23がオフの状態で、ダイオード32のカソード側は抵抗26を介して電源ライン20に接続され、スイッチ24がオフの状態では、ダイオード33のカソード側は抵抗27を介して電源ライン20に接続される。このため、スイッチ23、24がオフの状態で、起動指令信号線10の電圧は所定の電圧に保たれる。
音響機器本体1は、図示しない操作部の操作により動作停止が指示されると、スイッチ21をオフに切り替えて動作を停止する。ここで、スイッチ21に連動して、電圧供給手段としてのスイッチ22、23、24がオフになると、盗難防止装置2が監視動作を開始する一方、外部接続機器3、4が動作を停止する。これに伴い、起動指令信号線10が抵抗25、26、27を介して電源ライン20に接続される。このときの起動指令信号線10の電圧を、以下、高電圧と呼ぶ。
上述のように、スイッチ22はダイオード31のカソード側に接続されているため、スイッチ22がオフになっても、ダイオード31のアノード側(すなわち、外部接続機器3側)の電圧には影響せず、ダイオード31よりもカソード側においてのみ、起動指令信号線10の電圧が高電圧となる。同様に、スイッチ23はダイオード32のカソード側に接続されているため、スイッチ23がオフになっても、ダイオード32のアノード側(すなわち、外部接続機器4側)の電圧には影響せず、ダイオード32よりもカソード側において起動指令信号線10の電圧が高電圧となる。また、スイッチ24はダイオード33のカソード側に接続されているため、スイッチ24がオフになっても、ダイオード33のアノード側の電圧には影響せず、ダイオード33よりもカソード側においてのみ、起動指令信号線10の電圧が高電圧となる。
このため、スイッチ22がオフの場合に、電圧検出部15によって高電圧が検出される。また、スイッチ23がオフの場合には電圧検出部16により高電圧が検出され、スイッチ24がオフの場合には電圧検出部17により高電圧が検出される。
また、スイッチ21がオンに切り替えられると、これに連動してスイッチ22、23、24がオンに切り替わり、起動指令信号線10の電圧は、スイッチ21が導通しているために上記高電圧よりも低い電圧となる。従って、スイッチ21がオンになっている間、電圧検出部15、16、17が検出する電圧値は、上記高電圧よりも低い。
このように、スイッチ21がオフに切り替わった状態では、電圧検出部15、16、17の全てにおいて高電圧が検出される。ここで電圧検出部15、16、17のいずれかにより上記高電圧よりも低い電圧値が検出された場合、盗難防止装置2、外部接続機器3、4との接続が切断されたことを意味する。従って、電圧検出部15、16、17により検出された電圧値をもとに、盗難防止装置2、外部接続機器3、4が接続されているか否かを検知できる。
なお、図1及び図2に示す車載システム100の構成では、外部接続機器4が末端に接続されている。このため、外部接続機器4が備える電圧検出部18は、ダイオード33のアノード側で起動指令信号線10の末端に接続されているので、高電圧を検出しない。
ここで、外部接続機器3、4と同様の構成を有する別の機器を、外部接続機器4に接続して、ディジーチェーンを伸ばすことも可能である。この場合、当該別の機器はダイオード33のアノード側で起動指令信号線10に接続され、電圧検出部18によって高電圧が検出されるか否かをもとに、当該別の機器の接続状態を検知できる。
また、図1及び図2に示す構成では、音響機器本体1が備えるマイクロプロセッサ11と、盗難防止装置2が備えるマイクロプロセッサ12とが通信線5を介して相互に通信可能に接続されている。同様に、盗難防止装置2が備えるマイクロプロセッサ12と外部接続機器3が備えるマイクロプロセッサ13とは通信線6を介して相互に通信可能に接続され、外部接続機器3が備えるマイクロプロセッサ13と外部接続機器4が備えるマイクロプロセッサ14とは通信線7を介して相互に通信可能に接続されている。
この構成により、マイクロプロセッサ11〜14は、通信線を介して接続されたマイクロプロセッサとの間で相互に制御情報や音声信号等を通信するとともに、離れた位置にあるマイクロプロセッサ間の制御情報や音声信号等を中継できる。例えば、マイクロプロセッサ14からマイクロプロセッサ11に対して制御情報や音声信号を送信する場合、マイクロプロセッサ14が出力した制御情報や音声信号は、マイクロプロセッサ13、12によって順次送受信され、マイクロプロセッサ11に入力される。
従って、外部接続機器3が備えるマイクロプロセッサ13は、電圧検出部17により検出した電圧をもとに外部接続機器4が接続されていないことを検知した場合、マイクロプロセッサ12に対して、外部接続機器4の接続状態の異常を通知できる。また、マイクロプロセッサ11は、電圧検出部15により検出された電圧をもとに、盗難防止装置2の接続状態の異常を検知し、マイクロプロセッサ12は電圧検出部16により検出された電圧値をもとに、外部接続機器3の接続状態の異常を検知する。このため、盗難防止装置2、外部接続機器3、4のいずれかの接続状態に異常が生じた場合、これをマイクロプロセッサ11、12において速やかに検知できる。
また、音響機器本体1と盗難防止装置2とに跨る通信線5、起動指令信号線10、及び電源ライン20を束ねて、見かけ上、一本のケーブルとすることができる。同様に、盗難防止装置2と外部接続機器3とに跨って配設される通信線6、起動指令信号線10及び電源ライン20、外部接続機器3と外部接続機器4とに跨る通信線7、起動指令信号線10及び電源ライン20を、それぞれ束ねて一本のケーブルとすることができる。
この場合、各機器を、一本のケーブルで接続しながら直列に接続することで車載システム100を構築することができ、上記車輌における設置作業は非常に容易である。
以下、車載システム100における動作について説明する。
図3は、音響機器本体1の動作を示すフローチャートであり、特に、盗難防止に係る動作を示す。この図3に示す動作において、マイクロプロセッサ11は、電圧検出部15とともに検知手段として機能し、また、スピーカ8とともに警報手段として機能する。
音響機器本体1において図示しない操作部によるスイッチ操作が行われると(ステップS11)、マイクロプロセッサ11は、このスイッチ操作が電源オンを指示するものか、電源オフを指示するものかを判別する(ステップS12)。
ここで、電源オンが指示された場合(ステップS12;No)、マイクロプロセッサ11は、スイッチ21をオンに切り替える(ステップS13)。これに伴い、スイッチ22、23、24はオンに切り替わる。
続いて、マイクロプロセッサ11は、音響機器本体1に、隣接する機器(盗難防止装置2)が接続されているか否かを確認し(ステップS14)、接続されている場合には(ステップS15;Yes)、接続確認フラグの値を1に設定して記憶し(ステップS16)、ステップS11に戻る。また、盗難防止装置2が接続されていない場合(ステップS15;No)、マイクロプロセッサ11は、接続確認フラグの値を0に設定して記憶し(ステップS17)、ステップS11に戻る。
一方、操作部におけるスイッチ操作により電源オフが指示された場合(ステップS12;Yes)、マイクロプロセッサ11は、スイッチ21をオフに切り替えて(ステップS18)、電圧検出部15によって起動指令信号線10の電圧を検出させる(ステップS19)。上記の高電圧が検出された場合(ステップS20;Yes)、マイクロプロセッサ11はステップS19に戻って、起動指令信号線10の電圧の監視を続ける。
ここで、電圧検出部15により検出した電圧が高電圧でなかった場合(ステップS20;No)、マイクロプロセッサ11は、記憶している接続確認フラグの値が1であるか否かを判別する(ステップS21)。接続確認フラグの値が0であれば(ステップS21;No)、もともと盗難防止装置2が接続されていないから、マイクロプロセッサ11はステップS11に戻る。ここで接続確認フラグの値が1であれば、盗難防止装置2が接続されていたにも関わらず、現在は接続されていないことを示す。マイクロプロセッサ11は、盗難検出状態に移行して(ステップS22)、スピーカ8から警報音を出力する(ステップS23)。
このように、音響機器本体1は、電源がオンの状態で盗難防止装置2の有無を確認し、その有無に対応して接続確認フラグの値をセットする。そして、起動指令信号線10の電圧と接続確認フラグの値とをもとに、盗難防止装置2の接続状態の異常を検知し、警報を出力する。これにより、盗難防止装置2の接続状態の異常、すなわち盗難を確実に検知して、警報を出力できる。
図4は、外部接続機器3の動作を示すフローチャートであり、特に、盗難防止に係る動作を示す。この図4に示す動作において、マイクロプロセッサ13は、電圧検出部17とともに検知手段として機能し、また、出力手段として機能する。
外部接続機器3が備えるマイクロプロセッサ13は、スイッチ23がオンの場合(ステップS31;No)、隣接する機器(外部接続機器4)が接続されているか否かを確認する(ステップS32)。ここで、外部接続機器4が接続されている場合(ステップS33;Yes)、マイクロプロセッサ13は、接続確認フラグの値を1に設定して記憶し(ステップS34)、ステップS31に戻る。また、外部接続機器4が接続されていない場合(ステップS33;No)、マイクロプロセッサ13は、接続確認フラグの値を0に設定して記憶し(ステップS35)、ステップS31に戻る。
一方、スイッチ23がオフの場合(ステップS31;Yes)、マイクロプロセッサ13は、電圧検出部17によって起動指令信号線10の電圧を検出させる(ステップS36)。上記の高電圧が検出された場合(ステップS37;Yes)、マイクロプロセッサ13はステップS36に戻って、起動指令信号線10の電圧の監視を続ける。
電圧検出部17により検出した電圧が高電圧でなかった場合(ステップS37;No)、マイクロプロセッサ13は、記憶している接続確認フラグの値が1であるか否かを判別する(ステップS38)。接続確認フラグの値が0であれば(ステップS38;No)、マイクロプロセッサ13はステップS31に戻る。ここで接続確認フラグの値が1であれば、外部接続機器4が接続されていたにも関わらず、現在は接続されていないことを示す。このため、マイクロプロセッサ13は、盗難検出状態に移行して(ステップS39)、盗難防止装置2のマイクロプロセッサ12に対し、外部接続機器4の接続状態の異常を示す制御情報を出力する(ステップS40)。
なお、上述したように、外部接続機器4の先にさらに別の機器が接続されている場合、外部接続機器4は、外部接続機器3と同様に図4に示す動作を実行する。この場合、外部接続機器4のマイクロプロセッサ14がマイクロプロセッサ12に対して出力する制御情報は、マイクロプロセッサ13によって中継される。
このように、外部接続機器3は、電源がオンの状態で外部接続機器4の有無を確認し、その有無に対応して接続確認フラグの値をセットする。そして、起動指令信号線10の電圧と接続確認フラグの値とをもとに外部接続機器4の接続状態の異常を検知し、盗難防止装置2に対して、盗難を検知した旨を通知する。
図5は、盗難防止装置2の動作を示すフローチャートであり、特に、盗難防止に係る動作を示す。この図5に示す動作において、マイクロプロセッサ12は、電圧検出部16とともに検知手段として機能し、また、スピーカ9とともに警報手段として機能する。
盗難防止装置2が備えるマイクロプロセッサ12は、スイッチ22がオンの場合(ステップS51;No)、隣接する機器(外部接続機器3)が接続されているか否かを確認する(ステップS52)。ここで、外部接続機器3が接続されている場合(ステップS53;Yes)、マイクロプロセッサ12は、接続確認フラグの値を1に設定して記憶し(ステップS54)、ステップS51に戻る。また、外部接続機器3が接続されていない場合(ステップS53;No)、マイクロプロセッサ12は、接続確認フラグの値を0に設定して記憶し(ステップS55)、ステップS51に戻る。
一方、スイッチ22がオフの場合(ステップS51;Yes)、盗難防止装置2は監視動作を行う。
この監視動作中、マイクロプロセッサ12は、マイクロプロセッサ13から盗難を検知した旨の通知がされたか否かを判別する(ステップS56)。ここで通知がされた場合、マイクロプロセッサ12は、後述するステップS60に移行し、通知がされていない場合はステップS57に移行する。
ステップS57で、マイクロプロセッサ12は、電圧検出部16によって起動指令信号線10の電圧を検出させる(ステップS57)。上記の高電圧が検出された場合(ステップS58;Yes)、マイクロプロセッサ12はステップS56に戻って、通知の有無の判別及び起動指令信号線10の電圧の監視を続ける。
そして、電圧検出部16により検出した電圧が高電圧でなかった場合(ステップS58;No)、マイクロプロセッサ12は、記憶している接続確認フラグの値が1であるか否かを判別する(ステップS59)。この接続確認フラグの値が0であれば(ステップS59;No)、マイクロプロセッサ12はステップS51に戻る。ここで接続確認フラグの値が1であれば、外部接続機器3が接続されていたにも関わらず、現在は接続されていないことを示す。このため、マイクロプロセッサ12はステップS60に移行して、盗難検出状態となり、スピーカ9から警報を出力する(ステップS61)。
このように、盗難防止装置2は、電源がオンの状態で外部接続機器3の有無を確認し、その有無に対応して接続確認フラグの値をセットする。そして、起動指令信号線10の電圧と接続確認フラグの値とをもとに、外部接続機器3の接続状態の異常を検知し、警報を出力する。とともに、盗難防止装置2は、外部接続機器3において外部接続機器4の盗難を検知した場合に、この外部接続機器3からの通知に基づいて、警報を出力する。これにより、盗難防止装置2は、外部接続機器3及び外部接続機器4の盗難を確実に検知して警報を出力できる。
以上のように、本発明を適用した実施の形態に係る車載システム100では、音響機器本体1、盗難防止装置2、外部接続機器3、4を順次直列にディジーチェーン接続し、これらの機器が、隣接する機器の接続状態の異常を検知する構成としたので、いずれかの機器が意図せず取り外された場合、すなわち盗難にあった場合に、速やかにこれを検知でき、警報音を出力する等の警報動作を行える。加えて、音響機器本体1とは別に盗難防止装置2を設け、音響機器本体1の停止中には盗難防止装置2が外部接続機器3、4の接続状態を監視して、接続状態の異常が検出された場合は警報を出力する。これにより、音響機器本体1と外部接続機器3、4とがともに動作停止中であっても、確実に警報を出力できる。
また、車載システム100を車輌に設置する場合、音響機器本体1、盗難防止装置2、外部接続機器3、4を直列に接続すればよいので、設置作業が容易である。例えば、一つの主装置に対し一対多で複数の装置を接続する場合には、主装置から離れた位置にある装置へ配線等を引き回す必要がある上、主装置には複数の装置に延びる複数の配線等を接続しなければならないが、車載システム100においては、通信線5、6、7、起動指令信号線10、及び電源ライン20に相当する配線を、隣接する機器間に配設するだけでよいので、接続作業や配線等の取り回しに係る作業の負担が大幅に軽減される。
また、外部接続機器3、4と同様の外部接続機器を、外部接続機器4の端から順次直列に接続していくことにより、容易に車載システム100の構成を変更して、多数の外部接続機器を利用できる。この場合も、音響機器本体1や盗難防止装置2の構成が複雑化することがなく、コスト増を招くことなく多数の機器を用いた車載システムを構築できる。
さらに、車載システム100においては、外部接続機器3、4の接続状態の異常を検知した場合には盗難防止装置2によって警報を出力するとともに、音響機器本体1に対する盗難防止装置2の接続状態の異常を検知した場合は音響機器本体1によって警報を出力するので、全ての装置について盗難に対する警報を出力できる。
なお、上記実施の形態においては、二台の外部接続機器を含む車載システム100について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、より多数の外部接続機器を接続した構成とすることも可能である。また、音響機器本体1が備えるスピーカ8を、盗難防止装置2が備えるスピーカ9と共通のものとしてもよい。さらに、音響機器本体1及び盗難防止装置2は、スピーカ8、9から警報音を出力する構成としたが、電球等の光源を備え、警報音とともに発光する構成としてもよいし、無線通信回線等を通じて所定の通信先へ異常を報知する情報を送信してもよい。その他の細部構成についても、任意に変更可能であることは勿論である。
本発明を適用した実施の形態に係る車載システムの構成を示す図である。 車載システムの構成をより詳細に示す図である。 音響機器本体の動作を示すフローチャートである。 外部接続機器の動作を示すフローチャートである。 盗難防止装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 音響機器本体(車載装置、制御装置)
2 盗難防止装置(車載装置)
3、4 外部接続機器(車載装置、被制御装置)
5、6、7 通信線
8、9 スピーカ(警報手段)
10 起動指令信号線(検出用ライン)
11、12 マイクロプロセッサ(検知手段、警報手段)
13、14 マイクロプロセッサ(検知手段、出力手段)
15、16、17、18 電圧検出部(検知手段)
20 電源ライン
21 スイッチ
22、23、24 スイッチ(電圧供給手段)
31、32、33 ダイオード
100 車載システム

Claims (3)

  1. 複数の車載装置を備えて構成される車載システムにおいて、
    複数の前記車載装置は順次直列に接続され、
    前記車載装置の間には検出用ラインが配設されており、
    前記車載装置は、前記検出用ラインの電圧に基づいて、前記検出用ラインを介して接続された前記車載装置の接続状態の異常を検知する検知手段を備え、
    順次直列に接続された複数の前記車載装置のうち、一端の前記車載装置を除く全ての前記車載装置は、前記検出用ラインに対し所定電圧を印加する電圧供給手段を備えること、
    を特徴とする車載システム。
  2. 複数の前記車載装置は、制御装置と、この制御装置の制御に従って動作する複数の被制御装置と、盗難防止装置とで構成され、
    前記制御装置には前記盗難防止装置が接続され、前記盗難防止装置には、複数の前記被制御装置が順次直列に接続され、
    前記盗難防止装置及び各々の前記被制御装置は、前記検出用ラインを介して接続された前記被制御装置の接続状態の異常を検知する検知手段を備え、
    前記盗難防止装置は、自己が備える前記検知手段及び前記被制御装置が備える前記検知手段による検知結果に基づいて警報を出力する警報手段を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の車載システム。
  3. 前記制御装置は、前記盗難防止装置の接続状態の異常を検知する検知手段と、この検知手段による検知結果に基づいて警報を出力する警報手段とを備えること、
    を特徴とする請求項記載の車載システム。
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