JP5049369B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ遊技機に関するものである。
パチンコ遊技機は、始動口に遊技球が入賞するという始動条件の成立に伴って特別図柄の抽選を行い、その抽選結果に基づいて、画像表示器に表示する装飾図柄を、例えば「777」などの三つ揃図柄にて停止させることで、特別遊技状態である大当たり状態に移行するように構成されている。
昨今のパチンコ遊技機は、一概に大当たりと言っても幾つかの種類が設けられており、例えば、一定期間大入賞口を開放状態とするか、或いは大入賞口に遊技球が規定数入賞されるまでを一回の開放動作(この一回の開放動作を1ラウンドという)として、この開放動作を所定回数繰り返す長当たりや、この長当たりと比較すると大入賞口の開放時間が極めて短い短当たりなどがある。
長当たりには、大当たり遊技終了後、特典遊技として、大当たりの当選確率が通常遊技(低確率遊技)よりも高い高確率遊技と、特別図柄の始動条件の成立確率を高めた時間短縮遊技(以下、「時短遊技」と称する)の両方を付与した高確率時短付き長当たりや、大当たりの当選確率は低確率のままで所定回数の時短遊技のみを付与した通常時短付き長当たりがある。
一方、短当たりには、大当たり遊技終了後、特典遊技として、高確率遊技と時短遊技の両方を付与した高確率時短付き短当たり、所定回数の時短遊技のみを付与した通常時短付き短当たり、或いは特典遊技を何ら付与しない通常時短無し短当たり等がある。
高確率時短付き短当たりは、大入賞口の開放時間が長当たりに比べて極端に短いため、大当たりによる出球は期待できないものの、大当たり終了後は、高確率時短付きの遊技状態、即ち確率変動遊技状態(確変遊技状態)に移行する。このため、高確率時短付き短当たりは、あたかも突然に確変遊技状態に移行したかのような感覚を遊技者に与えるため、「突確(突然確変)大当たり」と呼ばれている。
同様に、通常時短付き短当たりは、あたかも突然時短遊技状態に移行したかのような感覚を遊技者に与えるため、「突時(突然時短)大当たり」と呼ばれている。
また、近年のパチンコ遊技機の中には、短当たりとして、時短遊技を付与することなく高確率遊技のみを付与した高確率時短無し短当たりを備えたものがある。この高確率時短無し短当たりは、高確率遊技状態であることを遊技者に対して積極的に報知しないため、遊技者から見れば、高確率遊技状態であるか通常遊技状態であるか把握することができない状態、即ち高確率遊技が潜伏した状態にある。このため、高確率時短無し短当たりは、「潜伏確変大当たり」と呼ばれている。
さらに、ハズレの一種であり、短当たりと同様に大入賞口が作動するものの、大入賞口の開閉扉の開閉動作の前後で遊技状態が変化しない小当たりが知られている。このような小当たり機能は、上記した短当りと共に備えることで、遊技者が、短当たりであるか、或いは小当たりであるか判断し難くなり、その後の遊技状態を遊技者に推測させるという新たなゲーム性を実現している。
なお、特許文献1、2には突確大当たりに関する技術が開示されている。
特開2004−329876公報 特開2005−160740公報
ところで、上記したような潜伏確変大当たりと小当たりとを備えたパチンコ遊技機では、高確率遊技状態の期待度を示唆する複数の演出モード(ステージ)を備えた遊技機が提案されている。そして、この種の遊技機では、特別図柄の変動が停止している客待ち中に遊技者が操作ボタンを操作したときに現在及び過去のステージ履歴を表示することで、遊技者に現在の遊技状態を推測させるといったゲームを実現するようにしている。
しかしながら、客待ち中にステージ履歴を表示可能なパチンコ遊技機では、遊技台を探している遊技者が、ステージ履歴の表示を見て遊技台を選択することが可能になる。この結果、高確率遊技状態の期待度の高いステージで放置されている遊技台が選択される割合が相対的に高くなり、高確率遊技状態の期待度が低いステージで放置されている遊技台の稼働率が低下するおそれがあった。つまり、ステージ履歴の表示機能を備えたパチンコ遊技機では、ステージ履歴が遊技台を選択する際の目安になってしまい、ステージ履歴が遊技台の稼働率に影響を与えるおそれがあった。
本発明はこのような点を鑑みてなされたものであり、ステージ履歴による現在の遊技状態を推測するゲーム性を維持しつつ、ステージ履歴が遊技台の稼働率に影響を与えることがないように構成したパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
即ち、第1の形態のパチンコ遊技機は、遊技球が入球可能な始動口と、遊技球が入賞し難い閉状態から遊技球が入賞し易い開状態に変化可能な大入賞口と、前記始動口に遊技球が入球することにより当たりか否かの判定を行う当たり判定手段と、前記当たり判定手段により当たりと判定されたときに、前記大入賞口を所定期間、開状態に変化させる第1特別遊技、前記大入賞口を前記第1特別遊技より短い期間、開状態に変化させる第2特別遊技、又は前記大入賞口を前記第2特別遊技と略同一態様で変化させ且つ前記大入賞口の開閉動作の前後で遊技状態が変化しない第3特別遊技の何れかを実行する特別遊技実行手段と、少なくとも前記第2特別遊技終了後、前記当たり判定手段において当たりと判定される確率が低確率とされる低確率遊技状態から高確率とされる高確率遊技状態に変更する遊技状態変更手段と、特別図柄を変動表示する特別図柄変動表示手段と、演出画像を表示可能な画像表示手段と、遊技者が操作可能な操作手段と、前記画像表示手段に遊技状態を示唆する複数のステージ画像を表示するステージ画像表示手段と、前記特別図柄変動表示手段に表示される特別図柄の停止状態が所定期間以上継続して停止状態である客待ち状態中に前記画像表示手段に客待ち画像を表示する客待ち画像表示手段と、前記操作手段により所定の操作が行われたときに前記画像表示手段に前記ステージ画像の履歴画像を表示する履歴画像表示手段と、を備え、前記履歴画像表示手段は、前記客待ち状態中において所定条件を満たさない場合は、前記操作手段により所定の操作が行われた場合でも前記画像表示手段に前記ステージ履歴画像の表示を行わないことを特徴とする。
第2の形態のパチンコ遊技機は、遊技球が通過可能な通過領域と、遊技球が前記通過領域を通過したときに普通図柄を変動表示する普通図柄変動表示手段と、前記普通図柄変動表示手段が変動しているか否かを判定する普通図柄変動判定手段と、を備え、前記履歴画像表示手段は、前記客待ち状態中において前記普通図柄変動判定手段の判定結果によって普通図柄の変動が認められない場合は、前記画像表示手段に前記ステージ履歴画像の表示を行わないことを特徴とする。
第3の形態のパチンコ遊技機は、遊技盤への遊技球の発射を検知する発射検知手段と、を備え、前記履歴画像表示手段は、前記客待ち状態中において前記発射検知手段が遊技球の発射を検知しない場合は、前記画像表示手段に前記ステージ履歴画像の表示を行わないことを特徴とする。
第4の形態のパチンコ遊技機は、前記履歴画像表示手段は、前記客待ち状態開始時から予め定められた時間を経過した後は前記画像表示手段に前記ステージ履歴画像の表示を行わないことを特徴とする。
本発明によれば、客待ち状態中において所定条件を満たさない場合は、操作手段により所定の操作が行われた場合でも画像表示手段にステージ履歴画像の表示を行わないようにすることで、遊技者が実際に遊技を行っていない状態では、操作手段を操作しても画像表示手段にステージ履歴画像を表示しないように構成することが可能になる。つまり、遊技者が遊技を行っている可能性が高い客待ち状態中のときはステージ履歴画像を表示し、遊技者が遊技を行っている可能性が低い客待ち状態中のときはステージ履歴画像を表示しないようにしている。
これにより、遊技者が遊技を継続的に行っているときは、ステージ履歴による現在の遊技状態を推測するゲーム性を楽しむことができる一方、遊技台が放置されているときは、遊技台を探している遊技者がステージ履歴を確認しながら遊技台を選択できなくなるので、ステージ履歴画像の表示が遊技台の稼働率に影響を与えるのを防止することができる。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。 図1に示したパチンコ遊技機の操作ボタンの構成を示した図である。 本実施形態のパチンコ遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。 第1の実施形態に係る変動入賞装置を備えたパチンコ遊技機においてか各種乱数が取得される乱数テーブルの説明図であり、(a)は大当たり乱数テーブル、(b)は大当たり図柄乱数テーブル、(c)はリーチ乱数テーブル、(d)は当たり乱数テーブルの一例をそれぞれ示した図である。 遊技状態とステージ滞在率との関係の一例を示した図である。 本実施形態のパチンコ遊技機におけるステージ履歴画面の表示態様の一例を示した図である。 遊技制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行するゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する停止中処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する客待ち設定処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する普通図柄処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。 大入賞装置のラウンド数/開放パターンの設定例を示した図である。 遊技制御基板のCPUが実行する遊技状態設定処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する電チュー処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行するコマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行する演出選択処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行する客待ちコマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行する他のコマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行する演出ボタン処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行する履歴表示処理の一例を示したフローチャートである。
図1は、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。
この図1に示すパチンコ遊技機100は、矩形形状の枠101を有し、この枠101の窓孔に対して遊技盤10が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤10の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤10の下部には、遊技球を貯留する受け皿部102と、この受け皿部102の遊技球を発射する発射レバー103等が設けられている。
受け皿部102の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する操作手段として演出ボタン104が設けられている。なお、演出ボタン104の詳細については後述する。
また、図示しないが受け皿部102の上面には、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部102内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。
遊技盤10の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が装着されている。遊技盤10における遊技領域10aの周囲には、外レールR1及び内レールR2が設けられている。これら外レールR1及び内レールR2は、発射レバー103を操作したときに発射装置から発射された遊技球を遊技領域10aの上部に案内したり、アウト口18に案内したりする。
遊技盤10のほぼ中央には、画像表示器11が配置されている。画像表示器11は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、通常動作状態の時は、特別図柄に応じた装飾図柄、例えば数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等の画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時は、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等も表示される。
画像表示器11の下方には、変動入賞装置12が配置されている。変動入賞装置12は、上始動口13と、左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)14とを備えて構成される。
上始動口13は、遊技球が入賞したときに第1特別図柄表示器21の第1特別図柄を変動表示させる権利を発生させる。また電チュー14は、遊技球が入賞したときに第2特別図柄表示器22の第2特別図柄を変動表示させる権利を発生させる。
このため、上始動口13の内部には、遊技球の入球を検出する第1始動口スイッチ(SW)13a(図3参照)が設けられている。また電チュー14の内部には、遊技球の入球を検出する第2始動口スイッチ(SW)14a(図3参照)が設けられている。
電チュー14は、普通図柄表示器23の普通図柄が所定態様で停止状態のときに所定時間、開成動作するように構成されている。
なお、本実施形態では、上始動口13及び電チュー14の内部にそれぞれ別々に始動口SWを設けるようにしているが、始動口SWは共有であってもよい。
画像表示器11の左側には、後述する普通図柄表示器23を作動させるためのゲート15が設けられている。ゲート15は、その内部にゲートスイッチ(SW)(図3参照)が設けられている。
また変動入賞装置12の下方には、特別遊技状態のときに開成状態になる大入賞装置の大入賞口16が配置されている。
さらに遊技盤10の遊技領域10aには、一般入賞口17が配置されていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
遊技盤10の右側下方の遊技領域外には、第1特別図柄の変動と表示を行う第1特別図柄表示器21、第2特別図柄の変動と表示を行う第2特別図柄表示器22、及び普通図柄の変動と表示を行う普通図柄表示器23が設けられている。
第1特別図柄表示器21及び第2特別図柄表示器22は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより特別図柄が当たりに当選したか否か表示する。
普通図柄表示器23は、遊技球がゲートSW15aを通過したときに、普通図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより普通図柄が当たりに当選したか否か表示する。
第1特別図柄保留ランプ24は、第1特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)の保留個数を表示する。第2特別図柄保留ランプ25は、第2特別図柄の変動表示を開始させる権利の保留個数を表示する。なお、本実施形態では、第1特別図柄の保留球と、第2特別図柄の保留球が保留されている場合は、第2特別図柄の保留球を優先的に消化するものとして説明するが、第1特別図柄と第2特別図柄の保留球を入賞順に消化するように構成してもよい
普通図柄保留ランプ26は、普通図柄が変動中に遊技球がゲート15を通過したときに、ゲート15の通過によって得られる普通図柄の変動表示を開始させる権利(最大4個)の保留個数を表示する。
なお、本実施形態では、第1、第2特別図柄表示器21、22、普通図柄表示器23、第1、第2特別図柄保留ランプ24、25、及び普通図柄保留ランプ26を、遊技盤10の遊技領域外に配置しているが、これはあくまでも一例であり、これらの表示器を遊技盤10の遊技領域10a内に配置することも勿論可能である。
図2は、図1に示したパチンコ遊技機の演出ボタンの構成を示した図である。
パチンコ遊技機1は、演出ボタン104として、チャンスボタン(図2においては「CHANCE」と表記)19、十字キー20を備えている。
チャンスボタン19は、遊技者が操作可能な凸状ボタンにより構成され、所定のタイミングで押下されたときに所定の遊技演出を実行する。
十字キー20は、画像表示器11に表示される文字や図形などを指し示す位置を変更するカーソルキー301〜304と、カーソルキー301〜304の操作によって選択された文字や図形などを確定する「ENTER」キー305とを備えている。なお、チャンスボタン19は、凸状ボタンの他、タッチパネル方式を採用した入力パッドなどであってもよい。
図3は、本実施形態のパチンコ遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
この図3に示す遊技制御装置には、遊技の進行を制御する主制御基板として遊技制御基板111が設けられている、また副制御基板として、演出制御基板121、画像制御基板131、ランプ制御基板141、払出制御基板151等が設けられている。
遊技制御基板111は、CPU112、ROM113、及びRAM114等を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。
遊技制御基板111には、上始動口13内に設けられた第1始動口SW13a、電チュー14内に設けられた第2始動口SW14a、電チュー14を開閉動作させるための電チューソレノイド(SOL)14b、ゲート15内に設けられたゲートSW15a、大入賞口16に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW16aが接続されている。また大入賞口16の開閉扉を開閉動作させるための大入賞口ソレノイド(SOL)16b、普通入賞口SW17a、第1特別図柄表示器21、第2特別図柄表示器22、普通図柄表示器23、第1特別図柄保留ランプ24、第2特別図柄保留ランプ25、普通図柄保留ランプ26等が接続されている。
また遊技制御基板111には、演出制御基板121、及び払出制御基板151が接続されている。
演出制御基板121は、CPU122、ROM123、RAM124、RTC(リアルタイムクロック)125等を有し、遊技演出全体の制御を行う。
演出制御基板121には、画像及び音声の制御を行う画像制御基板131、各種ランプ及び可動役物の制御を行うランプ制御基板141、及び演出ボタン104が接続されている。
画像制御基板131は、CPU132、ROM133、RAM134等を有し、演出制御基板121の指示に基づいて、画像及び音声の制御を行う。画像制御基板131には、画像表示器11及びスピーカ105が接続されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144等を有し、枠ランプ145や盤ランプ146、演出役物147等の制御を行う。
払出制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154等を有し、遊技球払出装置の払出モータ155、払出球検出SW156、球有り検出SW157、満タン検出SW158等の制御を行う。
図4は、本実施形態のパチンコ遊技機において各種乱数が取得される乱数テーブルの説明図であり、(a)は大当たり乱数テーブル、(b)は大当たり図柄乱数テーブル、(c)はリーチ乱数テーブル、(d)は当たり乱数テーブルの一例をそれぞれ示した図である。
本実施形態における特別図柄乱数は、図4(a)に示す大当たり乱数と図4(b)に示す大当たり図柄乱数とにより構成される。また普通図柄の乱数は、図4(d)に示す当たり乱数により構成される。
図4(a)に示す大当たり乱数テーブルでは、始動口入賞時、例えば「0」〜「299」までの300個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。
図4(a)に示す大当たり乱数テーブルの場合、低確率遊技状態(通常遊技状態)では、大当たりの割合が、例えば1/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「3」のときに大当たりと判定される。
一方、高確率遊技状態では、大当たりの割合が低確率遊技状態の10倍の10/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「3」、「7」、「37」、「67」、「97」、「127」、「157」、「187」、「217」、「247」のときに大当たりと判定される。また、図4(a)に示す大当たり乱数テーブルでは、ハズレの一種である小当たりの抽選も行っている。ここでは、小当たりの割合が3/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「150」、「200」、「250」のときに小当たりと判定される。
次に、図4(b)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、「0」〜「249」までの250個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。そして、取得した大当たり図柄乱数に基づいて、複数種類の大当たりの中から何れか1つの大当たりを決定する。
本実施形態では、複数種類の大当たりとして、通常時短付き長当たり、通常時短付き短当たり、高確率時短付き長当たり、高確率時短付き短当たり、高確率時短無し短当たりの5つの大当たりが用意されている。
通常時短付き長当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が長く、よって大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後、特別図柄が所定回数(例えば100回)変動するまでの期間、時短遊技を付与する大当たりであり、従来の「通常大当たり」に相当する。
通常時短付き短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後、特別図柄が所定回数(例えば100回)変動するまでの期間、時短遊技を付与する大当たりであり、従来の「突時大当たり」に相当する。
高確率時短付き長当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が長く大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与する大当たりであり、従来の「確変大当たり」に相当する。
高確率時短付き短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与する大当たりであり、従来の「突確大当たり」に相当する。
高確率時短無し短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技を付与する大当たりであり、「潜伏確変大当たり」に相当する。
また、本実施形態のパチンコ遊技機では、上始動口13に遊技球が入球した場合と電チュー14に遊技球が入球した場合では、一部の種類の大当たりについては選択される割合が異なるように構成されている。
例えば、通常時短付き長当たりが選択される割合は、遊技球が上始動口13に入賞した場合と電チュー14に遊技球が入賞した場合のいずれも35/250で同一とされる。同様に通常時短付き短当たりが選択される割合は、上始動口13に遊技球が入賞した場合と電チュー14に遊技球が入賞した場合のいずれも15/250で同一とされる。
具体的には、図4(b)に示すように、第1始動口又は電チュー入賞時に取得された大当たり図柄乱数が「0」〜「34」であれば、通常時短付き長当たりが選択され、「35」〜「49」であれば、通常時短付き短当たりが選択される。
一方、高確率時短付き長当たり及び高確率時短付き短当たりが選択される割合は、遊技球が上始動口13に入賞した場合と、電チュー14に入賞した場合で異なり、例えば高確率時短付き長当たりが選択される割合は、上始動口13に遊技球が入賞した場合は25/250、電チュー14に遊技球が入賞した場合は175/250とされる。
また、高確率時短付き短当たりが選択される割合は、上始動口13に遊技球が入賞した場合は75/250、電チュー14に遊技球が入賞した場合は25/250とされる。
また、高確率時短無し短当たりが選択される割合は、上始動口13に遊技球が入賞した場合のみ100/250とされる。
具体的には、遊技球が上始動口入賞時に取得された大当たり図柄乱数が「50」〜「74」であれば、高確率時短付き長当たりが選択され、「75」〜「149」であれば、高確率時短付き短当たりが選択され、「150」〜「249」であれば、高確率時短無し短当たりが選択される。
これに対して、遊技球が電チュー入賞時に取得された大当たり図柄乱数が「50」〜「224」であれば、高確率時短付き長当たりが選択され、「225」〜「249」であれば、高確率時短付き短当たりが選択される。
ここで、上始動口入賞時と電チュー入賞時において選択される大当たり種類を比較すると、上始動口入賞時は、高確率時短付き長当たりの割合が25/250であるのに対して、電チュー入賞時は、高確率時短付き長当たりの割合が175/250であり、電チュー入賞時のほうが、高確率時短付き長当たりが選択される割合が高くなっている。このよう構成すると、第2始動口への遊技球の入賞率が高くなる遊技状態に移行したときは高確率時短付き長当たりに連続して当選する確率が高くなるため、多量の出球の獲得が期待できメリハリがある遊技を実現することができる。
また上始動口入賞時は、高確率時短無し短当たりの割合が100/250であるのに対して、電チュー入賞時は、高確率時短無し短当たりが選択されないようになっている。これは、第2始動口に遊技球が入賞するのは、遊技状態が遊技者とって有利な遊技状態である。この遊技状態のときに高確率時短無し短当たりが選択された場合は、時短遊技が終了してしまうことから遊技者にとって不利な遊技状態に移行してしまうことになる。つまり、大当たりに当選したにも関わらず、遊技者にとって不利益となる遊技状態に移行してしまうことになる。このため、本実施形態では、電チュー入賞時は、高確率時短無し短当たりを選択しないように構成することで、遊技者に不利な遊技状態に移行するのを防止している。
また図4(c)に示すリーチ乱数テーブルでは、始動入賞時、「0」〜「249」までの250個の乱数の中から一つの乱数値を取得し、取得したリーチ乱数値が「0」〜「21」のときにリーチ有り、取得したリーチ乱数値が「22」〜「249」のときにリーチ無しと判定する。
また図4(d)に示す普通図柄の当たり乱数を抽選する当たり乱数テーブルでは、ゲート通過時、「0」〜「9」までの10個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。
そして、時短フラグと高確フラグが共にOFFとなる低確率遊技状態又は時短フラグがOFFで高確フラグがONとなる高確率時短無し遊技状態のときは取得した当たり乱数が「7」のときのみ当たりと判定する。
一方、時短フラグがON、高確フラグがOFFとなる低確率時短遊技状態、又は時短フラグと高確フラグが共にONとなる高確率時短遊技状態のときは、取得した当たり乱数が「0」〜「9」のときに当たりと判定する。
このように構成される本実施形態のパチンコ遊技機100においては、上始動口13又は電チュー14への遊技球が入賞を契機に、遊技制御基板111が大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数等の抽選を行い、当たりに当選したと判定した場合は、第1又は第2特別図柄表示器21、22の特別図柄を特定の大当たり図柄で停止することにより、長当たり遊技(第1特別遊技)、短当たり遊技(第2特別遊技)、或いは小当たり遊技(第3特別遊技)の何れかの当り遊技を実行する。
一方、演出制御基板121は、遊技制御基板111から送信されてくる演出実行コマンドに基づいて各種演出制御を実行する。また遊技者が所定のタイミングで演出ボタン104を操作した場合は、その操作に基づいた各種演出制御を実行するように構成されている。
また、本実施形態の演出制御基板121は、遊技演出として現在の遊技状態が高確率遊技状態である期待度を示唆する遊技演出モード(ステージ演出)機能を備えている。ステージ演出機能は、例えば高確率遊技状態の期待度が異なる複数のステージ画像を用意しておき、高確率時短無し短当たり、小当たり、或いは任意のタイミングでステージ画像を切り替えることで遊技者に現在の遊技状態が推測させるというゲーム性を実現している。
ここで、例えばステージ画像として、高確率遊技状態の期待度が最も高い「ゴールドステージ」、高確率遊技状態の期待度が2番目に高い「シルバーステージ」、高確率遊技状態の期待度が最も低い「ブロンズステージ」がある場合を例に挙げて説明する。
図5は、遊技状態とステージ滞在率との関係の一例を示した図である。
本実施形態のパチンコ遊技機では、図5に示すように、低確率(通常)遊技状態では、「ブロンズステージ」に滞在する期間の割合を50%、「シルバーステージ」に滞在する期間の割合を30%、「ゴールドステージ」に滞在する期間の割合を20%にそれぞれ設定するようにしている。一方、高確率遊技状態では、「ゴールドステージ」に滞在する期間の割合を50%、「シルバーステージ」に滞在する期間の割合を30%、「ブロンズステージ」に滞在する期間の割合を20%にそれぞれ設定するようにしている。つまり、低確率(通常)遊技状態では、「ブロンズステージ」に滞在する期間が最も長くなるように設定しておく一方、高確率遊技状態では、「ゴールドステージ」に滞在する期間が最も長くなるように設定している。これにより、遊技者は、現在滞在しているステージ等から遊技状態を推測するようにしている。
更に、ステージ演出機能を備えているパチンコ遊技機では、例えば画像表示器11に客待ち画面が表示されているときに、例えば遊技者が演出ボタン104に設けられている十字キー20のエンターキー305を操作(押下)した場合、画像表示器11の表示画面が客待ちデモ画面からステージ履歴画面に切り替わるように構成されている。
客待ちデモ画面は、例えば第1又は第2特別図柄表示器21、22に表示される特別図柄の変動停止直後、或いは変動が停止してから所定時間経過後に表示される。
図6は、本実施形態のパチンコ遊技機におけるステージ履歴画面の表示態様の一例を示した図である。
この図6に示すステージ履歴画面30には、例えば「現在」、「1回前」・・・「5回前」といった履歴回数を表示する領域31、各ステージの滞在回転数を表示する領域32、滞在ステージを表示する領域33等が設けられている。なお、この図6に示す例では、現在の遊技状態が低確率遊技状態であると推測することができる。
さてステージ履歴表示機能を備えた従来のパチンコ遊技機では、例えば画像表示器11に客待ち画面が表示されているときは、演出ボタン104のエンターキー305を操作すれば、いつでもステージ履歴画面が表示されるように構成されているため、一部の遊技者の間では、ステージ履歴が遊技台を選択する際の目安になっていた。この結果、ステージ履歴が遊技台の稼働率に影響を与えるおそれがあった。
そこで、本実施形態のパチンコ遊技機100では、演出制御基板121は、後述するように、第1又は第2特別図柄表示器21、22に表示される特別図柄の停止状態が所定期間以上継続して停止状態である客待ち状態中において、後述する所定条件を満たさない場合は、演出ボタン104に設けられている十字キー20のエンターキー305が操作された場合でも、画像表示器11にステージ履歴画面30を表示しないようにした点に特徴がある。
以下、本実施形態のパチンコ遊技機100の演出制御基板121の特徴的な処理について詳細に説明するが、演出制御基板121の処理を説明するにあって、まず遊技制御基板111が実行する各種処理について説明する。なお、以下に説明する遊技制御基板111の処理は、CPU112がROM113に格納されているプログラムを実行することにより実現される。
[タイマ割込処理]
図7は、遊技制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、タイマ割込処理として、乱数更新処理(S10)、スイッチ処理(S20)、図柄処理(S30)、電動役物処理(S40)、賞球処理(S50)、出力処理(S60)等を実行する。
次に、上記タイマ割込処理として実行される各種処理について説明する。
[始動口SW処理]
図8は、遊技制御基板のCPUが実行する始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。この場合、CPU112は、上始動口13の第1始動口SW13aがオンであるか否かの判別を行い(S201)、第1始動口SW13aがオンであると判別した場合は、第1始動口SW13aの保留個数U1が「4」より少ないか否かの判別を行う(S202)。
ここで、保留個数U1が「4」より少ないと判別した場合は、保留個数U1に「1」を加算する(S203)。この後、特別図柄用の大当たり乱数、大当たり図柄乱数、及びリーチ乱数等を取得してRAM114に格納する(S204)。次いで、第1特別図柄保留ランプ24の保留数を増加するために第1保留数増加コマンドをセットする(S205)。なお、ステップS202において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U1が最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、ステップS203〜S205の処理をスキップしてステップS206に進む。
次に、CPU112は、電チュー14の第2始動口SW14aがオンであるか否かの判別を行い(S206)、第2始動口SW14aがオンであると判別した場合は、第2始動口SW14aの保留個数U2が「4」より少ないか否かの判別を行う(S207)。ここで、保留個数U2が「4」より少ないと判別した場合は、保留個数U2に「1」を加算する(S208)。この後、特別図柄用の大当たり乱数、大当たり図柄乱数、及びリーチ乱数等を取得してRAM114に格納する(S209)。次いで、第2特別図柄保留ランプ25の保留数を増加するために第2保留数増加コマンドをセットして(S210)、始動口SW処理を終了する。
なお、ステップS207において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U2が最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、始動口SW処理を終了する。
[ゲートSW処理]
図9は、遊技制御基板のCPUが実行するゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、ゲート15のゲートSW15aがオンであるか否かの判別を行い(S221)、ゲートSW15aがオンであると判別した場合は、ゲートSW15aのゲート通過回数Gが「4」より少ないか否かの判別を行う(S222)。ゲート通過回数Gが「4」より少ないと判別した場合は、ゲート通過回数Gに「1」を加算し(S223)、普通図柄用の当たり乱数を取得してRAM114に格納して(S224)、ゲートSW処理を終了する。
なお、ステップS221において、ゲートSW15aがオンでないと判別した場合、或いはステップS222において、否定結果が得られた場合、つまりゲート通過回数Gが最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、ゲートSW処理を終了する。
[特別図柄処理]
図10は、遊技制御基板のCPUが実行する特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり遊技フラグがONであるか否か、つまり大当たり遊技中であるか否かの判別を行い(S311)、大当たり遊技中でないと判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22の特別図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S312)。特別図柄が変動中でないと判別した場合は、次に優先的に消化する第2始動口SW14aの保留個数U2が「1」より多いか否かの判別を行い(S313)、保留個数U2が「1」より多いと判別した場合は、保留個数U2を「1」減算する(S314)。
一方、ステップS313において、保留個数U2が≧1でないと判別した場合、つまり保留個数U2が「0」である場合は、次に第1始動口SW13aの保留個数U1が「1」より多いか否かの判別を行い(S315)、保留個数U1が「1」より多いと判別した場合は、保留個数U1を「1」減算する(S316)。
次に、CPU112は、客待ちフラグがONであればOFFにした後(S317)、後述する大当たり判定処理を実行する(S318)。大当たり判定処理実行後は、後述する変動パターン選択処理を実行する(S319)。変動パターン選択処理実行後は、対応する第1特別図柄表示器21、又は第2特別図柄表示器22の図柄変動を開始すると共に、演出制御基板121に送信する変動開始コマンド及び遊技状態コマンドをセットする(S320、S321)。変動開始コマンドには、特別図柄が大当たりか否かの情報、リーチの有無の情報、及び変動時間の情報等が含まれている。また、遊技状態コマンドには、遊技状態に関する情報が含まれている。
次に、CPU112は、第1又は第2特別図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行い(S322)、所定の変動時間を経過したと判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22の変動を停止して所定特別図柄を表示させる(S323)。この後、変動停止コマンドをセットし(S324)、後述する停止中処理(S325)を実行して特別図柄処理を終了する。
なお、ステップS311において当たり遊技フラグがONであると判別した場合、或いはステップS322において、特別図柄の変動時間が所定の変動時間に達していないと判別した場合は、特別図柄処理を終了する。
また、ステップS312において、特別図柄が変動中であると判別した場合は、ステップS322に進み、特別図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行う。
また、ステップS316において、保留個数U1が≧1でないと判別した場合、つまり保留個数U1、U2の保留が無いと判別した場合は、後述する客待ち設定処理に実行して(S326)、特別図柄処理を終了する。
[大当たり判定処理]
図11は、遊技制御基板のCPUが実行する大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。なお、この処理により当たり判定手段の機能が実現される。
CPU112は、RAM114に記憶された大当たり乱数の判定を行い(S331)、続くステップS332において大当たりであるか否かの判別を行う。ここで、大当たりと判別した場合は、RAM114に記憶された大当たり図柄乱数の判定を行い(S333)、その判定結果に基づいて、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットする大当たり図柄を設定して(S334)、大当たり判定処理を終了する。
一方、ステップS332において、大当たりでないと判別した場合は、次に大当たり乱数に基づいて小当たりであるか否かの判別を行う(S335)。ここで、小当たりと判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットする小当たり図柄を設定して(S336)、大当たり判定処理を終了する。また、ステップS335において、小当たりでない判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットするハズレ図柄を設定して(S337)、大当たり判定処理を終了する。
[変動パターン選択処理]
図12は、遊技制御基板のCPUが実行する変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり図柄に基づいて大当たりであるか否かの判別を行い(S341)、大当たりであると判別した場合は、大当たり用テーブルをRAM114にセットする(S342)。
一方、ステップS341において、大当たりでないと判別した場合は、次にリーチ乱数の判定を行い(S343)、リーチであるか否かの判別を行う(S344)。ここで、リーチと判別した場合は、リーチ用テーブルをRAM114にセットする(S345)。また、ステップS344において、リーチでないと判別した場合は、ハズレ用テーブルをRAM114にセットする(S346)。
次に、CPU112は、先に取得した変動パターン乱数の判定を行い(S347)、その変動パターン乱数に応じた変動パターンを設定して(S348)、変動パターン選択処理を終了する。
[停止中処理]
図13は、遊技制御基板のCPUが実行する停止中処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、時短フラグがONであるか否かの判別を行い(S351)、時短フラグがONであると判別した場合は、RAM114に記憶されている時短ゲームの残ゲーム回数Jから「1」を減算する(S352)。
次に、CPU112は、残ゲーム回数Jが「0」であるか否かの判別を行い(S353)、残ゲーム回数Jが「0」であれば、時短ゲームにおいて特別図柄の変動表示が所定回数(例えば100回)行われたことを意味するので時短フラグをOFFにする(S354)。なお、ステップS351において時短フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS353において、残ゲーム回数Jが「0」でないと判別した場合は、ステップS355に移行する。
次に、CPU112は、高確フラグがONであるか否かの判別を行い(S355)、高確フラグがONであると判別した場合は、RAM114に記憶されている高確率ゲームの残ゲーム回数Xから「1」を減算する(S356)。
次に、CPU112は、残ゲーム回数Xが「0」であるか否かの判別を行い(S357)、残ゲーム回数Xが「0」であれば、高確率ゲームにおいて特別図柄の変動表示が所定回数(例えば10000回)行われたことを意味するので高確フラグをOFFにする(S358)。なお、ステップS355において、高確フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS357において、残ゲーム回数Xが「0」でないと判別した場合は、ステップS359に移行する。
次に、CPU112は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされた特別図柄により大当たりであるか否かの判別を行い(S359)、大当たりでないと判別した場合は、次にセットされている特別図柄が「小当たり」であるか否かの判別を行う(S360)、ここで、小当たりであると判別した場合は、小当たり遊技フラグをONにする(S361)。この後、大当たりのオープニングを開始すると共に、大当たりオープニングコマンドをセットして(S362、S363)、停止中処理を終了する。
一方、ステップS360において、小当たりでないと判別した場合は、小当たり遊技フラグをONにすることなく変動停止中処理を終了する。
また、ステップ359において、大当たりであると判別した場合は、次に大当たりが長当たりであるか否かの判別を行い(S364)、長当たりであると判別した場合は、名が当たり遊技フラグをONにし(S365)、そうでなければ短当たりフラグをONにして(S366)する。この後、時短ゲームの残ゲーム回数J、及び高確率ゲームの残回数Xをそれぞれ「0」をセットして、残ゲーム回数J/Xをリセットした後(S367)、時短フラグと高確フラグをOFFにする(S368)。この後、ステップS362に進む。
[客待ち設定処理]
図14は、遊技制御基板のCPUが実行する客待ち設定処理の一例を示したフローチャートである。なお、この処理により客待ちコマンド設定手段の機能が実現される。
CPU112は、客待ちフラグがONであるか否かの判別を行い(S371)、待ちフラグがONであると判別した場合は、客待ち設定処理を終了する。
一方、ステップS371において、待ちフラグがONでないと判別した場合は、客待ちコマンドをセットすると共に、客待ちフラグをONにしてから(S372、S373)、客待ち設定処理を終了する。
[普通図柄処理]
図15は、遊技制御基板のCPUが実行する普通図柄処理の一例を示したフローチャートである。なお、この処理により普通図柄変動コマンド設定手段の機能が実現される。
CPU112は、補助遊技フラグがONであるか否の判別を行い(S381)、補助遊技フラグがONであると判別した場合は普通図柄処理を終了する。
一方、ステップS381において、補助遊技フラグがONでないと判別した場合は、普通図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S382)。ここで、普通図柄が変動中でないと判別した場合は、ゲートSW15aのゲート通過回数Gが「1」より多いか否かの判別を行い(S383)、ゲート通過回数Gが「1」より多い場合は、ゲート通過回数Gを「1」減算し(S384)、ゲート通過回数Gが「1」より多くないと判別した場合、つまり「0」の場合は、普通図柄処理を終了する。
次に、CPU112は、普通図柄の当たり乱数の判定を行い(S385)、普通図柄表示器23に停止表示する停止図柄と変動時間を設定する(S386、S387)。ここで、変動時間は、例えば時短フラグがOFFであれば4.0秒、時短フラグがONであれば、1.5秒に設定することが考えられる。
この後、普通図柄の変動を開始すると共に、普図変動開始コマンドをセットする(S388、S389)。
次に、CPU112は、普通図柄の変動時間が所定時間経過したか否かの判別を行い(S390)、所定の変動時間を経過したと判別した場合は変動を停止すると共に、普図変動停止コマンドをセットする(S391、S392)。なお、ステップS390において、普通図柄の変動時間が所定時間経過していないと判別した場合は、普通図柄処理を終了する。
次に、CPU112は、普通図柄が当たり図柄であるか否かの判別を行い(S393)、普通図柄が当たり図柄である場合は、補助遊技フラグをONにして(S394)、普通図柄処理を終了する。なお、ステップS393において、停止図柄が当たり図柄でない場合は、補助遊技フラグをONにすることなく、普通図柄処理を終了する。
また、ステップS382において、普通図柄が変動中であると判別した場合は、ステップS390に進み、普通図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行う。
[大入賞口処理]
図16は、遊技制御基板のCPUが実行する大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。なお、この処理により特別遊技実行手段の機能が実現される。
CPU112は、大当たり遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S411)、大当たり遊技フラグがONであると判別した場合は、オープニング中であるか否かの判別を行う(S412)。大当たりのオープニング中であると判別した場合は、次にオープニング時間を経過したか否かの判別を行う(S413)。オープニング時間を経過したと判別した場合は、ラウンド回数(R数)/作動パターンの設定を行う(S414)。
図17は、ラウンド回数/作動パターンの設定例を示した図であり、大当たりが長当たりであった場合は、ラウンド数(R数)を15R、1R中の作動パターンが29.5秒開放×1回に設定する。また大当たりが短当たりであった場合は、ラウンド数(R数)を15R、1R中の作動パターンが0.1秒開放×1回に設定する、更に、小当たりであった場合は、上記短当たりと同様、ラウンド数(R数)を15R、1R中の作動パターンが0.1秒開放×1回に設定する。
次に、CPU112は、大入賞口16への1ラウンドあたりの入賞個数を示す個数カウンタC1に「0」をセットすると共に、ラウンド回数Rの値に「1」を加算する(S415、S416)。この後、大入賞口16の作動を開始する。つまり、大入賞口16を閉状態から開状態にする(S417)。
次にCPU112は、大入賞口16の作動時間が所定の作動時間を経過したか否かの判別を行い(S418)、作動時間が所定時間を経過していないと判別した場合は、次に個数カウンタCの値が規定個数に達したか否かの判別を行う(S419)。
ここで、個数カウンタCの値が規定個数Cであると判別した場合は、大入賞口16の作動を終了する。つまり、大入賞口16を開状態から閉状態にする(S420)。
一方、個数カウンタCの値が規定個数に達していないと判別した場合は、大入賞口処理を終了する。
また、ステップS418において、大入賞口16の作動時間が所定の作動時間を経過していた場合は、ステップS419の処理をスキップして、個数カウンタCの個数をチェックすることなく大入賞口16の作動を終了する(S420)。
次に、CPU112は、大当たりラウンド回数が最大ラウンド回数Rであるか否かの判別を行う。つまり、大当たりラウンドが最終ラウンドであるか否かの判別を行う(S421)。
ここで、大当たりラウンドが最終ラウンドであると判別した場合は、エンディングを開始すると共に、エンディングコマンドをセットする(S422、S423)。
次いで、CPU112は、ラウンド回数Rの値を「0」にセットする(S424)。この後、エンディング時間が経過したか否かの判別を行い(S425)、エンディング時間を経過したと判別した場合は、後述する遊技状態設定処理を実行し(S426)、大当たりフラグをOFFにして(S427)、大入賞口処理を終了する。
また、ステップS412において、大当たりのオープニング中でないと判別した場合は、エンディング中であるか否かの判別を行い(S428)、エンディング中であると判別した場合は、ステップS425に進み、エンディング中でないと判別した場合は、大入賞口が作動中であるか否かの判別を行う(S429)。
ここで、大入賞口16が作動中であると判別した場合は、ステップS418に移行し、大入賞口16が作動中でないと判別した場合はステップS415に移行する。
また、ステップS413において、オープニング時間を経過していないと判別した場合、ステップS419において、個数カウンタC1の値が規定個数に達していないと判別した場合、ステップS421において、大当たりラウンドが最終ラウンドでないと判別した場合、或いはステップS425において、エンディング時間を経過していないと判別した場合は、大入賞口処理を終了する。
[遊技状態設定処理]
図18は、遊技制御基板のCPUが実行する遊技状態設定処理の一例を示したフローチャートである。なお、この処理により遊技状態変更手段の機能が実現される。
CPU112は、先ず、小当たりであるか否かの判別を行い(S431)、小当たりであると判別した場合は遊技状態設定処理を終了する。
一方、小当たりでないと判別した場合は、次に通常長当たり(低確率時短付き長当たり)であるか否かの判別を行い(S432)、通常長当たりであると判別した場合は、時短フラグをONにすると共に、時短ゲームの残ゲーム回数Jに例えば「100」をセットして(S433、S434)、遊技状態設定処理を終了する。
一方、ステップS432において、通常長当たりでないと判別した場合は、高確率遊技を付与する大当たりであるので、高確フラグをONにすると共に、高確ゲームの残ゲーム回数Xに例えば「10000」をセットする(S435、S436)。
次に、当たりが時短付き当たりであるか否かの判別を行い(S437)、時短付き当たりであると判別した場合は、時短フラグをONにすると共に、時短ゲームの残ゲーム回数Jに例えば「10000」をセットして(S438、S439)、遊技状態設定処理を終了する。一方、ステップS437において、時短付き当たりでないと判別した場合、時短フラグをOFFにすると共に、時短ゲームの残ゲーム回数Jをリセットして(S440、S441)、遊技状態設定処理を終了する。
[電チュー処理]
図19は、遊技制御基板のCPUが実行する電チュー処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、補助遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S511)、補助遊技フラグがONであると判別した場合は、次に電チュー14が作動中であるか否かの判定を行う(S512)。ここで、電チュー14が作動中でなければ、遊技状態に応じて、電チュー14の作動パターンを設定し(S513)、電チュー14の作動を開始する(S514)。
次に、CPU112は、電チュー14の作動時間が所定の作動時間を経過したか否かの判別を行い(S515)、電チュー14の作動時間が経過したと判別した場合は、補助遊技フラグをOFFにして(S516)、電チュー処理を終了する。
ここで、設定する電チュー14の作動時間は、例えば時短フラグがOFFであれば、0.15秒開放×1回、時短フラグがONであれば、1.80秒開放×3回に設定することが考えられる。
なお、ステップS512において、電チュー14が作動中であると判別した場合は、ステップS515に移行する。また、ステップS511において、補助遊技フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS515において、電チュー14の作動時間が経過していないと判別した場合、電チュー処理を終了する。
以下、本実施形態のパチンコ遊技機の演出制御基板121が実行する特徴的な処理について説明する。
[タイマ割込処理]
図20は、演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込み処理の一例を示したフローチャートである。なお、図20に示すタイマ割込み処理は、演出制御基板121のCPU122がROM123に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
この場合、演出制御基板121のCPU122は、タイマ割込処理として、コマンド受信処理(S610)、演出ボタン処理(S620)、履歴表示処理(S630)、コマンド送信処理(S640)等を実行する。
[コマンド受信処理]
図21は、コマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、保留数増加コマンドを受信したか否かの判別を行い(S701)、保留数増加コマンドを受信したと判別した場合は、RAM124に記憶した保留球の保留数の加算を行う(S702)。そして保留数加算後、保留数コマンドをセットする(S703)。
次に、CPU122は、変動開始コマンドを受信したか否かの判別を行い(S704)、変動開始コマンドを受信したと判別した場合は、演出選択処理を実行する(S705)。
そして、演出選択処理終了後、次に変動停止コマンドを受信したか否かの判別を行う(S706)。なお、ステップS704において、変動開始コマンドを受信していないと判別した場合は、演出選択処理を実行することなくステップS706に進む。
次に、CPU122は、ステップS706において、変動停止コマンドを受信したと判別した場合は、変動演出終了中処理を実行する(S707)。なお、変動演出終了中処理の詳細な説明は省略する。
そして、変動演出終了中処理終了後、次にオープニングコマンドを受信したか否かの判別を行う(S708)。なお、ステップS706において、変動停止コマンドを受信していないと判別した場合は、変動演出終了中処理を実行することなく、ステップS708に進む。
次に、ステップS708において、オープニングコマンドを受信したと判別した場合は、当たり演出選択処理を実行する(S709)。なお、当たり演出選択処理の詳細な説明は省略する。そして、当たり演出選択処理終了後、次にエンディングコマンドを受信したか否かの判別を行う(S710)。なお、ステップS708において、オープニングコマンドを受信していないと判別した場合は、当たり演出選択処理を実行することなくステップS710に進む。
次に、ステップS710において、エンディングコマンドを受信したと判別した場合は、エンディング演出選択処理を実行する(S711)。なお、エンディング演出選択処理の詳細な説明は省略する。
エンディング演出選択処理終了後は、客待ちコマンド受信処理を実行する(S712)。なお、ステップS710において、エンディングコマンドを受信していないと判別した場合は、エンディング演出選択処理を実行することなく客待ちコマンド受信処理を実行する。
そして、客待ちコマンド受信処理終了後は、他のコマンド受信処理を実行して(S713)、コマンド受信処理を終了する。
[演出選択処理]
図22は、演出選択処理の一例を示したフローチャートである。なお、この処理によりステージ画像表示手段の機能が実現される。
この場合、CPU122は、先ず、変動開始コマンドの解析、及び遊技状態コマンドの解析を行う(S721、S722)。次に、遊技状態コマンドの解析結果に基づいて演出ステージの選択を行うと共に、変動開始コマンドの解析結果に基づいて変動演出パターンの選択を行う(S723、S724)。この後、変動演出開始コマンドをセットし(S725)、RAM124に記憶されている保留球の保留数を減算して(S726)、演出選択処理を終了する。
[客待ちコマンド受信処理]
図23は、客待ちコマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。なお、この処理により客待ち画像表示手段の機能が実現される。
この場合、CPU122は、客待ちコマンドを受信したか否かの判別を行い(S731)、客待ちコマンドを受信したと判別した場合は、計測を開始すると共に計測フラグをONにして(S732、S733)、ステップS735に進む。
一方、ステップS731において、客待ちコマンドを受信していないと判別した場合は、計測フラグがONであるか否かの判別を行い(S734)、計測フラグがONであれば、ステップS735に進み、計測フラグがONでなければ、客待ちコマンド受信処理を終了する。
次に、CPU122は、ステップS735において、タイムアップか否かの判別を行い、タイムアップであれば、計測フラグをOFFにする(S736)。この後、客待ち演出コマンドをセットして(S737)、客待ちコマンド受信処理を終了する。なお、ステップS735において、タイムアップでないと判別した場合は、客待ちコマンド受信処理を終了する。
[他のコマンド受信処理]
図24は、他のコマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、普図変動開始コマンドを受信したか否かの判別を行い(S741)、普図変動開始コマンドを受信したと判別した場合は、普図フラグをONにする(S742)。なお、ステップS741において、普図変動開始コマンドを受信していないと判別した場合は、普図フラグをONにすることなくステップS743に進む。
次に、ステップS743において、普図変動停止コマンドを受信したか否かの判別を行い、普図変動停止コマンドを受信したと判別した場合は、普図フラグをOFFにして(S744)、他のコマンド処理を終了する。なお、ステップS743において、普図変動停止コマンドを受信していないと判別した場合は、普図フラグをOFFにすることなく他のコマンド受信処理を終了する。
[演出ボタン処理]
図25は、演出ボタン処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、チャンスボタン19がONであるか否かの判別を行い(S811)、チャンスボタン19がONであると判別した場合は、チャンスボタンコマンドをセットして(S812)、次のステップS813に進む。一方、ステップS811において、チャンスボタン19がONでないと判別した場合は、チャンスボタンコマンドをセットすることなくステップS813に進む。
次に、ステップS813において、十字キー20のエンターキー305がONであるか否かの判別を行い、エンターキー305がONであると判別した場合は、エンターキーコマンドをセットして(S814)、次のステップS815に進む。一方、ステップS813において、エンターキー305がONでないと判別した場合は、エンターキーコマンドをセットすることなくステップS815に進む。
次に、ステップS815において、十字キー20のカーソルキー301〜304がONであるか否かの判別を行い、カーソルキー301〜304がONであると判別した場合は、各カーソルキー301〜304のコマンドをセットして(S816)、演出ボタン処理を終了する。一方、ステップS815において、カーソルキー301〜304がONでないと判別した場合は、カーソルキー301〜304のコマンドをセットすることなく演出ボタン処理を終了する。
[履歴表示処理]
図26は、履歴表示処理の一例を示したフローチャートである。なお、この処理により履歴画像表示手段の機能が実現される。
この場合、CPU122は、客待ちコマンドを受信したか否かの判別を行い(S911)、客待ちコマンドを受信したと判別した場合は、次にエンターキーコマンドを受信したか否かの判別を行う(S912)。
ステップS912において、エンターキーコマンドを受信したと判別した場合は、次に普図フラグがONであるか否かの判別を行い(S913)、普図フラグがONであると判別した場合は履歴表示コマンドをセットして(S914)、履歴表示処理を終了する。
一方、ステップS913において、普図フラグがONでないと判別した場合は、履歴表示コマンドをセットすることなく、履歴表示処理を終了する。
このように本実施形態のパチンコ遊技機では、演出制御基板122が実行する履歴表示処理において、客待ちコマンドとエンターキーコマンドを受信したときは、エンターキーコマンドを受信したときに客待ちコマンド以外のコマンドに相当する普図フラグがONのときのみ、履歴表示コマンドをセットするようにした。つまり、客待ちデモ画面中に履歴表示操作が行われた場合でも、普通図柄表示器23に表示される普通図柄の変動が認められない場合は、遊技者が実際に遊技を行っていないと判断して画像表示器11にステージ履歴画面を表示しないようにした。
このように構成すると、遊技者が実際に遊技を行っていないときに履歴表示操作が行われた場合は、画像表示器11にステージ履歴画面を表示しないように構成することができるので、遊技台を探している遊技者がステージ履歴を確認しながら遊技台を選択することができなくなるので、ステージ履歴が遊技台の稼働率に影響を与えることがない。つまり、ステージ履歴によって遊技台の稼働率が低下するのを防止することができる。
一方、遊技者が実際に遊技を行っているときは、特別図柄の変動表示が停止して客待ちデモ画面に移行した場合であっても、普通図柄表示器23に表示される普通図柄が変動中のときは、画像表示器11にステージ履歴画面を表示するようにしているので、遊技者が遊技を継続的に行っているときは、ステージ履歴による現在の遊技状態を推測するゲーム性を楽しむことができる。
なお、本実施形態では、普通図柄表示器23の普通図柄が変動中であるときは、遊技者が継続して遊技を行っている状態と判断し、ステージ履歴画面の表示操作が行われたときには画像表示器11にステージ履歴画面を表示するようにしているが、これはあくまでも一例であり、遊技者が継続して遊技を行っているか否かの判別方法は各種考えられるものである。
例えば、遊技盤の遊技領域への遊技球の発射を検知する発射検知センサー(発射検知手段)を設け、この発射検知センサーにより遊技盤への遊技球の発射が検知されたときは、遊技者が継続して遊技を行っていると判断することも考えられる。この場合、遊技制御基板111が発射検知センサーにより遊技球の発射を検知したときに発射コマンドをセットし、この発射コマンドを上記した客待ちコマンド以外のコマンドとして利用して履歴表示コマンドをセットするようにした。つまり、客待ち状態中に発射検知センサーが遊技球の発射を検知しない場合は、遊技者が実際に遊技を行っていないと判断して画像表示器11にステージ履歴画面を表示しないようにする。このように構成した場合も、上記同様の効果を得ることが可能である。
更に本実施形態のパチンコ遊技機では、演出制御基板122が実行する履歴表示処理において、客待ちコマンドを受信して客待ち状態を開始してから予め定められた時間経過後、画像表示器11に客待ちデモ画面の画像を表示するまでの期間を猶予期間として設定することで、画像表示器11にステージ履歴画面を表示しないように構成することも可能である。この場合も、上記同様の効果を得ることが可能である。
100…パチンコ遊技機、13…上始動口、14…電チュー、111…遊技制御基板、112 122…CPU、113 123…ROM、114 124…RAM、121…演出制御基板

Claims (4)

  1. 遊技球が入球可能な始動口と、
    遊技球が入賞し難い閉状態から遊技球が入賞し易い開状態に変化可能な大入賞口と、
    前記始動口に遊技球が入球することにより当たりか否かの判定を行う当たり判定手段と、
    前記当たり判定手段により当たりと判定されたときに、前記大入賞口を所定期間、開状態に変化させる第1特別遊技、前記大入賞口を前記第1特別遊技より短い期間、開状態に変化させる第2特別遊技、又は前記大入賞口を前記第2特別遊技と略同一態様で変化させ且つ前記大入賞口の開閉動作の前後で遊技状態が変化しない第3特別遊技の何れかを実行する特別遊技実行手段と、
    少なくとも前記第2特別遊技終了後、前記当たり判定手段において当たりと判定される確率が低確率とされる低確率遊技状態から高確率とされる高確率遊技状態に変更する遊技状態変更手段と、
    特別図柄を変動表示する特別図柄変動表示手段と、
    演出画像を表示可能な画像表示手段と、
    遊技者が操作可能な操作手段と、
    前記画像表示手段に遊技状態を示唆する複数のステージ画像を表示するステージ画像表示手段と、
    前記特別図柄変動表示手段に表示される特別図柄の停止状態が所定期間以上継続して停止状態である客待ち状態中に前記画像表示手段に客待ち画像を表示する客待ち画像表示手段と、
    前記操作手段により所定の操作が行われたときに前記画像表示手段に前記ステージ画像の履歴画像を表示する履歴画像表示手段と、を備え、
    前記履歴画像表示手段は、前記客待ち状態中において所定条件を満たさない場合は、前記操作手段により所定の操作が行われた場合でも前記画像表示手段に前記ステージ履歴画像の表示を行わないことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 遊技球が通過可能な通過領域と、
    遊技球が前記通過領域を通過したときに普通図柄を変動表示する普通図柄変動表示手段と、
    前記普通図柄変動表示手段が変動しているか否かを判定する普通図柄変動判定手段と、を備え、
    前記履歴画像表示手段は、前記客待ち状態中において前記普通図柄変動判定手段の判定結果によって普通図柄の変動が認められない場合は、前記画像表示手段に前記ステージ履歴画像の表示を行わないことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 遊技盤への遊技球の発射を検知する発射検知手段と、を備え、
    前記履歴画像表示手段は、前記客待ち状態中において前記発射検知手段が遊技球の発射を検知しない場合は、前記画像表示手段に前記ステージ履歴画像の表示を行わないことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記履歴画像表示手段は、前記客待ち状態開始時から予め定められた時間を経過した後は前記画像表示手段に前記ステージ履歴画像の表示を行わないことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のパチンコ遊技機。
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