JP5047552B2 - 結合金具の着脱装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、このように構成された結合金具を着脱するには、人間が一方の手で一方の結合金具本体1を持ち、他方の手で相手側の結合金具本体を持って操作するのが普通である。しかし、例えば、結合金具が放射線等の人体に有害な環境や高温度で、人体に悪影響を及ぼす雰囲気に設置されている場合、人間が結合金具を手に持って操作することはできない。
このような環境に設置した結合金具は、人間に代ってロボットや自動機器等によって結合金具を着脱することも考えられるが、高価になって実用化に適さないとともに、複雑な機械になると故障がつきものという問題がある。
本発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、結合金具を遠隔操作によって着脱操作でき、しかも安価で信頼性の高い結合金具の着脱装置を提供するものである。
前記結合金具は、一対の結合金具本体と、これら結合金具本体の周方向に配列され軸方向に突設した複数の嵌合凸部と、これら嵌合凸部の間に形成された嵌合凹部とを備え、前記一対の結合金具本体の嵌合凸部と嵌合凹部は互いに相手側の結合金具本体の嵌合凹部と嵌合凸部に軸方向に嵌合し、これら嵌合凸部には相手側の結合金具本体の嵌合凹部に周方向に係止して軸方向の移動を規制し、これら一対の結合金具本体を軸方向に係止する係止鉤部が形成され、
前記結合金具を構成する前記一方の結合金具本体を固定側部材に設け、前記結合金具を構成する前記相手側の結合金具本体を前記固定側部材に対して進退可能な可動側部材に設け、
さらに、前記固定側部材に対して前記可動側部材を前進させたとき、前記固定側部材側の一方の結合金具本体と前記可動側部材側の相手側の結合金具本体とを結合可能に位置決めする位置決め機構と、
前記可動側部材を前記固定側部材に対して進退方向にガイドするガイド機構と、
前記可動側部材に連結し、前記固定側部材に対して進退方向へ前記可動側部材を移動させる操作可能な遠隔操作ロッドと、
前記可動側部材に設けられ、前記可動側部材に設けられた前記結合金具本体をその軸心を中心として回転することで前記固定側部材の前記結合金具本体との結合を解除する回転機構と、
前記可動側部材に設けられ、前記結合金具本体をその軸心を中心として回転自在に支持するとともに、静止時においては前記固定側部材側の前記結合金具本体と結合可能な位相に位置決めされる位置決め手段と、
を備えていることを特徴とする。
さらに、図6に示すように、可動側部材12の垂直部12bにおける中間部12cにはベアリングを内蔵した軸受18が設けられ、この軸受18には回転機構としての回転体19が回転自在に軸支されている。回転体19の基端部には大径の円盤部20が一体に設けられ、この円盤部20には凹陥部21が形成されている。凹陥部21の開口部は蓋体22によって閉塞され、内部には円形の空間部23が形成されている。空間部23にはその軸心を中心として点対称的に一対のストッパーピン24が突設されている。さらに、蓋体22には一対のストッパーピン24の配置と交差する方向に長孔25が設けられ、この長孔25は空間部23と貫通している。
固定側部材11には一方の結合金具本体1が設けられ、この結合金具本体1の接続管体8にはホースまたは配管が接続されている。可動側部材12には相手側の結合金具本体2が設けられ、この結合金具本体2の接続管体9にはホースまたは配管が接続されている。固定側部材11に対して可動側部材12は離間対向しており、この可動側部材12はガイド機構33に支持されている。
遠隔操作ロッド36をさらに前進させると、係止部材38は挿入ガイド40にガイドされながら長孔25を介して回転体19の空間部23に挿入され、図7に示すように係止部材38は一対のストッパーピン24の間に進入して円盤部20に当接する。
この状態で、遠隔操作ロッド36によって可動側部材12を固定側部材11方向に押圧すると、キャスター31が床面を転動して前進し、摺動ガイド部材32がガイドレール35の摺動面35aを摺動する。ガイドレール35の間隔は手前側が広幅で、固定側部材11に接近するにしたがって狭幅になるように湾曲しているため、可動側部材12の左右方向が徐々に位置決めされる。
したがって、結合解除部材27とともにロッド26が、図3に示す矢印方向に旋回する。ロッド26の旋回に伴って連結索29とロッド16を介して結合金具本体2に同方向の回転力が伝達され、結合金具本体2が矢印方向に回転する。結合金具本体2が回転すると、結合金具本体1,2の嵌合凸部3の側面3bが付勢機構6のスプリングの付勢力に抗して鋼球7を没入させるため、嵌合凸部3の一方の側面3aは互いに離間し、係止鉤部5の係合が解除される。
この状態で、遠隔操作ロッド36を手前側に引張ると、図6に示すように、係止部材38が長孔25と位置的にずれているため蓋体22の内面に係止される。したがって、遠隔操作ロッド36の手前側への引張力が回転体19に伝達され、この回転体19を介して可動側部材12に伝達される。
遠隔操作ロッド36をさらに手前側に引張ると、可動側部材12はキャスター31が床面を転動して後退し、可動側部材12はガイドレール35にガイドされながら後退するため、位置決めガイド15が位置決めピン14から抜ける。そして、固定側部材11に対して可動側部材12が離間するため、一方の結合金具本体1の嵌合凸部3が相手側の結合金具本体2の嵌合凹部4から脱出し、また結合金具本体2の嵌合凸部3が相手側の結合金具本体1の嵌合凹部4から脱出して一対の結合金具本体1,2の結合が同時に解除される。このため、人間が結合金具本体1,2に直接手を触れることなく遠隔操作ロッド36によって結合金具本体1,2の結合を解除できる。
なお、前記実施形態においては、回転機構の回転をワイヤロープ等の連結索を介して結合金具本体に伝達する連動機構を採用したが、連動機構としては、タイミングベルト、歯車機構でもよい。さらに、ガイド機構は、湾曲したガイドレールに限定されず、リニアガイドでもよい。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
Claims (3)
- ホース相互または配管相互あるいはホースと配管または他の機器とを流体流通状態に結合する結合金具の着脱装置において、
前記結合金具は、一対の結合金具本体と、これら結合金具本体の周方向に配列され軸方向に突設した複数の嵌合凸部と、これら嵌合凸部の間に形成された嵌合凹部とを備え、前記一対の結合金具本体の嵌合凸部と嵌合凹部は互いに相手側の結合金具本体の嵌合凹部と嵌合凸部に軸方向に嵌合し、これら嵌合凸部には相手側の結合金具本体の嵌合凹部に周方向に係止して軸方向の移動を規制し、これら一対の結合金具本体を軸方向に係止する係止鉤部が形成され、
前記結合金具を構成する前記一方の結合金具本体を固定側部材に設け、前記結合金具を構成する前記相手側の結合金具本体を前記固定側部材に対して進退可能な可動側部材に設け、
さらに、前記固定側部材に対して前記可動側部材を前進させたとき、前記固定側部材側の一方の結合金具本体と前記可動側部材側の相手側の結合金具本体とを結合可能に位置決めする位置決め機構と、
前記可動側部材を前記固定側部材に対して進退方向にガイドするガイド機構と、
前記可動側部材に連結し、前記固定側部材に対して進退方向へ前記可動側部材を移動させる操作可能な遠隔操作ロッドと、
前記可動側部材に設けられ、前記可動側部材に設けられた前記結合金具本体をその軸心を中心として回転させることで前記固定側部材の前記結合金具本体との結合を解除する回転機構と、
前記可動側部材に設けられ、前記結合金具本体をその軸心を中心として回転自在に支持するとともに、静止時においては前記固定側部材側の前記結合金具本体と結合可能な位相に位置決めする位置決め手段と、
を備えていることを特徴とする結合金具の着脱装置。 - 前記回転機構は、前記遠隔操作ロッドによって操作可能であることを特徴とする請求項1に記載の結合金具の着脱装置。
- 前記固定側部材及び前記可動側部材には複数の結合金具本体が対をなして設けられ、複数の結合金具本体相互が同時に結合・結合解除されるように連動機構を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の結合金具の着脱装置。
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