JP5047327B2 - テンションメータ - Google Patents
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張力検出器による張力の検出方法を図10に示す。張力検出を行う箇所に張力検出器51を設置してその張力検出器51の上部と両側に1本の検出ローラ52と2本のガイドローラ53を配置してその間に材料50を通すことで、材料50に張力をかけると張力検出器51に荷重がかかり、張力検出器51はこの荷重を電気信号として出力する。テンションメータはこの張力検出器51からの荷重信号を取り込んで荷重を張力に変換して張力の表示及び出力を行う。紙やフィルムのような幅広材料の場合には一般的に図10の様に検出ローラ52の左右両端位置に1台ずつの計2台の張力検出器51を配置する。また、糸やワイヤのような非幅広材料の場合には1台の張力検出器51を設置するが張力の検出方法は同じである。
更に、張力検出器入力手段と本体を分割することで、張力検出器入力手段の部分が故障したとしてもその部分のみ交換するだけで使用可能となるため、記憶手段を持つ本体が故障しない限りは張力校正の再実施を行う必要は無い。しかし、本体の故障時は本体の記憶手段に記憶されている各箇所の校正値データが失われるため、本体の交換の際は全ての箇所に対して張力校正の再実施を行う必要がある。
以下、この発明の実施の形態1を図面に基づいて説明する。まず、実施の形態1のテンションメータ単体について説明する。
図1は実施の形態1に係るこの発明のテンションメータ100の外形を示す正面図である。テンションメータ100の本体110と張力検出器入力手段120は分離可能で、図2は本体110の外形図で、それぞれ(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図となり、図3は張力検出器入力手段120の外形図で、それぞれ(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図となる。なお、図1では、テンションメータ100は張力検出器入力手段120の接続チャンネル数を4台としているが、この発明のテンションメータの接続可能なチャンネル数はこの限りではない。
多チャンネル入力機能を有するテンションメータを、張力検出器入力機能と張力校正演算機能を有する張力検出器入力手段120と、張力演算処理等その他の機能を有する本体110とに分割し、1台の本体110に対して複数台の張力検出器入力手段120を接続することが可能なユニットとし、且つ本体110の記憶手段112だけでなく、張力検出器入力手段120に記憶手段122を持たせ、さらに外部に取外し可能な記憶手段114を接続できるようにしている。各箇所の張力検出器入力手段120の記憶手段122に記憶された校正値データを本体110の記憶手段112にバックアップすることが可能で、本体110はこの校正値データと設定値データを記憶する。また、取外し可能な外部の記憶手段114には本体の記憶手段112に保存されている校正値データと設定値データを転送することが出来る。
更に、張力検出器入力手段120と本体110はそれぞれに調整又は設定を実施したことを判別することが可能で、この調整実施判別結果をそれぞれの記憶手段112、122に記憶する。この調整実施判別結果を用いて照合を行い、照合結果が未調整の場合には未調整ということを警告する警告機能を有する。
図5において、張力検出器入力手段120のマイクロコンピュータ13は張力検出器51からの出力信号のアナログ/デジタル変換の制御、張力校正の演算、メモリ管理などのプログラムを実行し、本体110のマイクロコンピュータ17は張力信号出力のデジタル/アナログ変換の制御、張力表示及び張力出力の演算、張力検出器入力手段120とのバス制御、プログラマブル表示器通信やネットワーク通信などの通信制御、7セグメント表示器への張力表示やキースイッチによる設定変更の操作の制御、メモリ管理などのプログラムを実行する。
まず、プログラマブル表示器からD16のセンサ入力タイプに張力検出器のセンサタイプを設定し、D17の張力フルスケールに張力検出を行う箇所のフルスケール張力値を設定する。ゼロ調整はM8のゼロ調整実行をオンとすることでゼロ調整を開始し、M3のゼロ調整実行中の信号がオンの間はゼロ調整中であり、オフになったらゼロ調整完了となる。スパン調整は張力検出を行う箇所に錘を吊るし、D18のスパン目標値に錘の重量を設定し、M9のスパン調整実行をオンするとスパン調整を実行し、M4のスパン調整実行中の信号がオンの間はスパン調整中であり、オフになったらスパン調整完了となる。ゼロ調整時、スパン調整時にエラーが発生した場合は、M5のエラー発生がオンとなり、エラー内容はD6〜13のアラーム履歴0〜7で確認出来る。チャンネル2〜4に対してもそれぞれのチャンネルに対応したデータデバイスで同様の処理を行うことで張力校正を行うことが出来る。
この発明に係るテンションメータを用いた複数箇所のテンションコントロールシステム例について図9を用いて説明する。
図9では張力検出を行う各箇所に設置された張力検出器51からの出力信号をテンションメータ100の張力検出器入力手段120に入力して本体110を通して各箇所の張力データ、校正値データ、設定値データなどをプログラマブルコントローラ130で集中管理する。
仮に箇所Aで使用している張力検出器入力手段120が故障してしまった場合、張力検出器入力手段120の予備があれば新しい張力検出器入力手段120を接続すれば、本体110で記憶されている箇所Aの張力校正値データを転送することで張力校正を再実施することなく箇所Aの張力モニタを行うことが出来る。また、張力検出器入力手段120の予備が無い場合には、箇所B〜Dの中で箇所Aより張力モニタの重要度の低い箇所で使用している張力検出器入力手段120を箇所Aの張力検出器51と配線して本体110に接続すれば、本体110で記憶されている箇所Aの張力校正値データを別の箇所で使用していた張力検出器入力手段120に転送することで張力校正を再実施することなく箇所Aの張力モニタを行うことが出来る。
Claims (7)
- 張力検出器からの信号により長尺材の張力を表示して、長尺材の張力に比例した張力信号を出力するテンションメータにおいて、張力演算データ処理が行われる本体と分離可能な張力検出器の張力校正処理を行う複数の張力検出器入力手段を設け、上記張力検出器入力手段にはそれぞれの入力手段に接続される張力検出器の校正値を記憶する記憶手段を備えるとともに、張力演算データ処理が行われる本体にも接続されるすべての張力検出器入力手段の張力検出器の校正値を同時に記憶する記憶手段を備え、かつ、上記張力検出器入力手段と上記本体それぞれには張力校正や設定が実施されたことを判別する調整実施判別手段を備え、それぞれの調整実施判別手段の判別結果はそれぞれの記憶手段に記憶され、上記張力検出器入力手段に記憶された調整実施判別結果と上記本体に記憶された調整実施判別結果を照合する事により、それぞれの張力検出器入力手段または本体が未調整であることを警告するとともに、その警告によって上記張力検出器入力手段または上記本体のいずれかの調整実施後の記憶データを上記張力検出器入力手段と上記本体のいずれかの方向に選択して転送し、上記張力検出器入力手段と上記本体の記憶手段に記憶されたデータを一致させるようにしたものであって、上記本体に接続されている上記張力検出器入力手段の接続台数を確認して、上記本体に記憶されている接続台数と一致しているかどうかにより増設を判別し、増設された上記張力検出器入力手段に対し調整未実施の警告を出して調整実施を促すことを特徴とするテンションメータ。
- 上記張力検出器入力手段に記憶された記憶データと上記本体の記憶手段に記憶された記憶データとを照合実施指令により照合し、その照合結果によって上記張力検出器入力手段と上記本体の記憶手段のデータが不一致であることを警告する警告手段を設け、この警告手段の警告によって上記張力検出器入力手段または上記本体のいずれかの記憶データを上記張力検出器入力手段と上記本体のいずれかの方向に選択して転送し、上記張力検出器入力手段と上記本体の記憶手段に記憶されたデータを一致させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のテンションメータ。
- 上記本体と切離しが可能で、上記本体の記憶手段に記憶された記憶データからの書込みや上記本体の記憶手段への読出しを行うことが出来る他の記憶手段を備え、記憶手段同士の書込みや読出しを行う実行指令により、上記本体の記憶手段と上記他の記憶手段との間で書込みや読出しを行うようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のテンションメータ。
- 上記張力検出器入力手段や上記本体とは分離されており、上記張力検出器入力手段と上記本体の記憶手段に記憶されたデータや演算結果データを表示し、かつテンションメータの操作やそれぞれの記憶手段に対して設定が行える外部表示設定器を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテンションメータ。
- 上記本体にプログラマブルコントローラ通信模擬機能を備え、上記外部表示設定器としてプログラマブルコントローラ用表示設定パネルとの通信を行えるようにしたことを特徴とする請求項4記載のテンションメータ。
- プログラマブルコントローラやパソコンとの通信ネットワーク機能を備え、上記プログラマブルコントローラやパソコンからネットワークを通して上記張力検出器入力手段と上記本体それぞれの記憶手段の記憶値または上記本体の演算値を通信ネットワークを用いて上記プログラマブルコントローラやパソコンからモニタしたり、上記プログラマブルコントローラやパソコンから上記張力検出器入力手段と上記本体の記憶手段へ設定を書込んだり、通信ネットワークを通して上記張力検出器入力手段や上記本体の操作を行えたりするようにしたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のテンションメータ。
- 機械が運転中か停止中かの判断信号入力を備え、上記本体の操作手段からの操作や上記張力検出器入力手段や上記本体の記憶手段のそれぞれのデータの読出し、書込みの実行を、運転中と停止中のそれぞれの機械の状態に必要な実行項目だけに制限できるようにしたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のテンションメータ。
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