JP5044478B2 - オイル貯留装置 - Google Patents
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Description
本発明のオイル貯留装置は、被潤滑機構の潤滑用のオイルを貯留し得るように構成されている。このオイル貯留装置は、オイルパンと、オイルパンセパレーターと、一方向弁と、を備えている。
かかる構成においては、前記オイルパン内が前記オイルパンセパレーターによって前記第一室と前記第二室とに区画されている。また、前記一方向弁により、前記オイル排出口における、前記第二室から前記第一室への前記オイルの流れが制限(実質的に禁止)されている。よって、冷間時には前記第一室内の前記オイルが専ら前記被潤滑機構の潤滑に供される一方で温間時には前記第一室及び前記第二室内の前記オイルが前記被潤滑機構の潤滑に供される、という動作が、良好に行われ得る。
図1は、本発明の一実施形態が適用されたエンジン1の概略構成を示す側断面図である。図1を参照すると、エンジン1は、エンジンブロック2と、オイル貯留装置3と、を備えている。
以下、本実施形態のオイル貯留装置3の構成について、より詳細に説明する。このオイル貯留装置3は、オイルパン31と、オイルパンセパレーター32と、一方向弁33と、を備えている。このオイル貯留装置3は、エンジン1の暖機中においては専ら第一室3a内のオイルがエンジンブロック2に供給される一方、エンジン1の暖機後においては第一室3a及び第二室3b内のオイルがエンジンブロック2に供給されるように構成されている。
オイルパン31は、エンジンブロック2に向けて開口する凹部310を有するバスタブ状の部材であって、金属板のプレス加工によって一体に形成されている。オイルパン31は、この凹部310の内側にオイルが貯留されるように構成されている。凹部310の底面310aは、後述するように第一室3a及び第二室3bの底面を構成するものであって、エンジン1が車両に積載された際の凹部310の最低位置(オイルパン31内のオイルが重力の作用で淀みなくスムーズに到達する位置)に設けられたドレイン孔311からドレインプラグ312が取り外された際に、第一室3a及び第二室3bの底部のオイルが重力の作用でスムーズにドレイン孔311に向けて移動し得るようになっている。
オイルパンセパレーター32は、良好な強度及び耐熱性を有する合成樹脂(例えばガラス繊維強化ナイロン)によって一体に形成されている。このオイルパンセパレーター32は、筒状の側板321を備えている。すなわち、側板321の下端縁によって、図中下方に向けて開口する開口部が形成されている。
一方向弁33は、オイルパンセパレーター32における側板321に装着されている。この一方向弁33は、オイル排出口327におけるオイルの流れを実質的に一方向に制限するように構成されている。すなわち、この一方向弁33は、第一室3aの底部から第二室3bの底部に向かうオイルの流れを許容する一方で、第二室3bの底部から第一室3aの底部に向かうオイルの流れを実質的に禁止するように構成されている。
図2は、図1に示されている一方向弁33の開弁状態を示す側断面図である。以下、上述の構成による動作の概要について、図1及び図2を参照しつつ、(1)新品オイル注入時、(2)エンジン運転時、(3)オイル排出時、に分けて説明する。
エンジンブロック2の上端部に設けられた図示しないフィラーキャップが取り外されることで、図示しない注油口が開放される。この注油口から、新品オイルがエンジン1内に注入される。このとき、オイル貯留装置3内の古いオイルは排出済みであるとする。すなわち、オイル貯留装置3は、オイルが貯留されていない状態であるとする。
図1に示されているように一方向弁33が閉弁した状態で、エンジン1が始動される。エンジン1の始動により、オイルポンプ22が駆動され、第一室3a内のオイルがオイルストレーナー21を介して吸い出される。これにより、第一室3aの方が第二室3bよりもオイルレベルが低くなり、第一室3aと第二室3bとの間にオイルレベルの差が生じる。
エンジン1の停止後、オイル貯留装置3内の古いオイルを排出する際には、ドレインプラグ312がドレイン孔311から取り外されることで、ドレイン孔311が開放される。すると、第二室3b内のオイルが、ドレイン孔311を通って、外部に排出される。このようにして第二室3b内のオイルが排出されることで、第二室3b内のオイルレベルが下がる。
・本実施形態の構成においては、オイルパン31内が、オイルパンセパレーター32によって、第一室3aと第二室3bとに区画されている。また、一方向弁33により、オイル排出口327における、第二室3bから第一室3aへのオイルの流れが実質的に禁止されている。よって、暖機の進行が良好に促進される。
なお、上述の実施形態は、上述した通り、出願人が取り敢えず本願の出願時点において最良であると考えた本発明の実施形態等を単に例示したものにすぎないのであって、本発明はもとより上述の実施形態に何ら限定されるものではない。よって、当然に、上述の実施形態に示された構成に対しては、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、さらに種々の変形が施され得る。
2…エンジンブロック 21…オイルストレーナー 22…オイルポンプ
3…オイル貯留装置 3a…第一室 3b…第二室
31…オイルパン 310…凹部 310a…底面
311…ドレイン孔 312…ドレインプラグ 313…底板
32…オイルパンセパレーター 321…側板 322…天板
323…連通孔 324…開閉弁 325…連通孔
326…切欠部 327…オイル排出口 328…支持部
33…一方向弁 331…揺動板 331a…ピン
331b…自由端部 332…ストッパー
Claims (7)
- 被潤滑機構の潤滑用のオイルを貯留し得るように構成された、オイル貯留装置において、
前記被潤滑機構に向けて開口する凹部の内側に前記オイルを貯留可能に構成されているとともに、前記オイルを排出するための貫通孔であるドレイン孔が底部に形成された、オイルパンと、
前記被潤滑機構に向けて開口するとともに当該被潤滑機構に向けて前記オイルを供給するためのオイルポンプと接続されたオイル吸入口が配置される第一室の側方に、前記ドレイン孔が配置される第二室を形成するように、前記凹部の底面に当接して配置されていて、前記第一室の底部から前記第二室の底部に向けて前記オイルを排出するためのオイル排出口が形成された、オイルパンセパレーターと、
前記オイル排出口における、前記第一室の底部から前記第二室の底部に向かう前記オイルの流れを許容する一方で前記第二室の底部から前記第一室の底部に向かう前記オイルの流れを抑制するように構成された、一方向弁と、
を備え、
前記第一室の底面と前記第二室の底面とが連続することで、前記オイルが重力の作用で前記オイル排出口を通って前記第一室の底部から前記第二室の底部に移動し得るように構成されたことを特徴とする、オイル貯留装置。 - 請求項1に記載の、オイル貯留装置であって、
前記オイル排出口は、前記ドレイン孔に近接する位置に設けられていることを特徴とする、オイル貯留装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の、オイル貯留装置であって、
前記オイルパンセパレーターは、
筒状の側板を備え、
この側板の下端が前記凹部の前記底面に当接するように配置されていることを特徴とする、オイル貯留装置。 - 請求項3に記載の、オイル貯留装置であって、
前記側板の前記下端には、前記凹部の前記底面に向けて開口する切欠部が設けられ、
前記オイル排出口は、前記側板が前記凹部の前記底面に当接することで前記切欠部よって形成される貫通孔からなることを特徴とする、オイル貯留装置。 - 請求項1〜請求項4のうちのいずれか1項に記載の、オイル貯留装置であって、
前記一方向弁は、前記オイルパンセパレーターに装着されていることを特徴とする、オイル貯留装置。 - 請求項5に記載の、オイル貯留装置であって、
前記一方向弁は、
前記オイルパンセパレーターによって揺動自在に支持された板状部材である揺動板を備え、
前記揺動板の自由端部が前記第一室から前記第二室に向かって揺動することで前記オイル排出口を開放する動作が許容される一方で、前記自由端部が前記第二室から前記第一室に向かって揺動することで前記オイル排出口を開放する動作が制限されるように構成されたことを特徴とする、オイル貯留装置。 - 請求項1〜請求項6のうちのいずれか1項に記載の、オイル貯留装置であって、
前記被潤滑機構の暖機中においては専ら前記第一室内の前記オイルが当該被潤滑機構に供給される一方、前記被潤滑機構の暖機後においては前記第一室及び前記第二室内の前記オイルが当該被潤滑機構に供給されるように構成されたことを特徴とする、オイル貯留装置。
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